Mini-ITX

ZOTAC GF9300-D-E + C2Q Q8200s   最終更新日 : 2020/05/23

このページは「ZOTAC GF9300-D-E + Xeon L3110」の続きである。GF9300ITXが気に入ったのでもう一台作ることにした。 (近い将来、職員用のPCをすべてMiniかNanoにする予定である)
ケースはSG05の前に購入したSST-PT09B-120W。 (2009.4.9)

スリムオフセットドライバー (2009.4.9

9300ITXに手裏剣を取り付ける際、付属のプッシュピンならば到って簡単だ。 ところが以前E6600を導入した時、二又あるピン先の片方が外れ、危うくCPUをお釈迦にするところだった。それ以来、775型CPUクーラーはネジ込み式かバックプレートBS-775を使うようになった。

手裏剣は高さが低い。BS-775を使った時、普通の+ドライバーを受け付けない。前回はラジオペンチを使って少しずつ回して1時間程でどうにか固定したのだが、とにかく痛い。ラジオペンチに掌の皮を挟まれること数度。二度と同じ思いはしたくない。しかしながら、Mini-ITXに手裏剣はお似合いだ。何とかネジを回す方法を考えなくてはなるまい。

昔、何かの付属品に+ドライバーの先を20mmほど直角に曲げた工具があった。あちこち探したが見当たらない。 そこでWeb上で検索したらAnex社のスリムオフセットドライバーなるものがあった。 ドライバーの先端部は高さ10mm幅11mmである。これならBS-775の+ネジを回せるだろう。 そこで、「+1、+2、-」の三点セットを購入した。1200円也、結果は上々。

NC-U6 (2009.4.9

前回はチップセットに40×20mmファンを載せ、MCP温度は5~7℃程度下がった。その後「Mini-ITXスレ」にアイドル時のMCP温度90℃の報告があった。恐らくヒートシンクの取り付け不良と思われるが人事ではない。我家の9300ITX(二枚目)のヒートシンクも少しグラグラする。外してみたらグリスはベチャベチャ。良質のグリスに塗りかえたが、何事も序でだ、適当なチップセットクーラーを探そう。

あれこれ検討の結果、Noctua社のNC-U6を購入した。寸法は85×33×70㎜。9300ITXに載りそうだ。ところが手裏剣を使うとダメ。ヒートシンク同志があたる。双方を強引に削れば何とかなるが、そこまでは・・・。 ジャンク箱を漁ったらE6600用のリテールクーラーが転がっていた。Q8200s用のヒートシンクに較べて大分大きいが、これならNC-U6と共存できそうだ。

NC-U6は60mmファンが載せられるので、XINRUILIAN社のRDL6020SBK 60×20mmファンを抱かせた。NC-U6本体の取り付けは、プッシュピンを外し絶縁ワッシャを介して3×20mmのビスナットで留めた。結局、E6600用のクーラーは、BIOSを調整して約900rpmに固定。60mmファンは100Ωの抵抗を挿入して1200rpmくらいに減速した。結果は良好、MCP温度は35℃まで下がり、CPU温度も1~2℃下がった。十分なエアフローの確保が難しいMini-ITXの場合、チップセットファンの効果は大きいようだ。

USB内部ピンヘッダ接続 (2009.4.9

9300ITXのSATA端子は2個、1個を光ドライブに使うと残りは1個、HDDのコピーもできない。ならば光ドライブをUSB内部ピンヘッダに接続しよう。ところが適当な部品が見当たらない。スリムドライブから直接USB接続できそうにない。
結局、スリムBDドライブ+SATA変換アダプタ+USB変換アダプタ+USB内部ピンヘッダ接続用アダプタと、三種のアダプタを介してOKになった。今のところ特に問題はない。

eSATA接続 (2009.4.9

光ドライブをSATA接続した時、AHCIモードでVistaのインストールは巧く行かなかったが、上記の通りUSB接続にしたら、問題なくAHCIモードでインストールできた。その結果、eSATAが使えるようになった。 Seagate ST3500320NSをCorega社のHDDケースに入れ動作を確認した。ホットスワップは不可だが、IDEモードで使用したHDDを問題なく認識する。これで、SATA×2、eSATA×1、都合3台のHDDが使え、地デジPCとして十分な構成になった。

地デジカード (2009.4.9

9300ITXにはPCI-Ex16スロットがある。何を挿すか思案の為所だ。120WのACアダプタ電源を使用するので、VGAカードは不適。S/PDIF接続すればサウンドカードは特に必要としない。
やはり地デジカードが無難だ。さてここで問題。PCI-Ex1のカードがPCI-Ex16スロットで正常に動作するだろうか。仕様的にはOKな筈だが、時々不調のレポを見かける。試す他はない。

別のPCでPIXCEL社の製品を使っているので、今回はIO-DATA社のGV-MVP/HS2に決めた。S/PDIF出力に対応している点が好ましい。ところが、このカードのインストールには梃摺った。

 ・ソフトのインストールを間違えた。
 ・B-CASカードの挿し間違い。(箱の絵は紛らわしい)
 ・アンテナケーブルの接続不良。
 ・地デジカードの差し込み不良。(PCI-Ex1は心許ない)
 ・そして、五度目の正直でやっと開通した。

もう一つ問題が。地デジカードを挿すと、NC-U6に抱かせたファンとの間隔は15mmほどになりエアフローの妨げになる。 案の定MCP温度は 2~3℃上昇した。 ファンの回転数を上げれば良いのだが、そうするとノイズが増す。適当な所で妥協する他はないようだ。

IO-DATA社の資料から
実際の取り付け方
まな板組 (2009.4.9

現在はまな板組である。しげしげと眺めたら流用したE6600用クーラーが気に入らない。もう少しCPUクーラーを探してみよう。自作PCは内部の姿にも気を配りたい。昔、オーディオアンプを自作していた頃、音だけではなく配線の美しさも競い合ったものだ。

SST-PT09B-120Wに収める前に何かするべきことはないか、深く反省中。

SST-PT09B-120Wに付属のACアダプタ電源 (2009.4.10)

抑も、SST-PT09BBの評判は思わしくない。特に付属のACアダプタ電源は「泣虫」とのレポをしばしば見かける。まな板組ではその電源を使っているが、ジーともピーとも未だ一度も泣かない。当たり品だったのだろうか。さて、この電源はプラグイン方式である。光ドライブ1・HDD1ならSATA接続ケーブルは外せる。スリムドライブは小4ピン、HDDは4ピン大→SATA変換パーツを使えばよい。また、ケースに付属のIEEE1394ケーブルも外せる。ケーブル類が減ったことで大分すっきりした。すっきり序でにケーブル類にも一工夫しておこう。何事も結束は大事だ。

ピン配列変換ケーブルとコネクタ簡単脱着ケーブル (2009.4.12)

SST-PT09BBのフロントパネルケーブルの内、LEDコネクタが9300ITXのピン配列と合わない。よくあることだ。こうした時のためにAinex社の「ピンヘッダ配列変換ケーブル EX-002」を用意してあった。「コネクタ簡単脱着ケーブル EX-004」と併せて使えば、ワンタッチでM/Bとの接続ができる。「コネクタ簡単脱着ケーブル」は、仮にピン配列を変換しない場合でも内部が狭いITXケースには必須だ。

SST-PT09B-120Wに収めてみたが・・・ (2009.4.13)

4月12日、SST-PT09B-120Wに収めた。写真の通りスッキリ仕上がった。よしよし。HDDは、防振ワッシャをダブルに使ってスリムドライブの下に取り付けた。SATA-USB変換コネクタは光ドライブの上に両面テープを使って貼り付けた。他の配線も難なく収まった。

電源ON。流用したE6600用クーラーが五月蝿い。まな板組の時と較べてノイズレベルが上りボクの基準値を超えた。ケースに収めたことによりノイズが響くようだ。だが、ファンの回転数を下げればCPU温度が上昇するので不可。それだけではない。今まで泣かなかった電源だかM/Bだかが泣き出した。(今のところどちらとも特定できない) これは不味い。

気温が下がった深夜になって再度確認した。今度は泣かない。どうも室温24~25℃当たりを境に泣き出すようだ。確かに、ACアダプタ電源の基盤付近は空気の流れが全くない。更に、SST-PT09B-120WのメッシュはSG05に較べて目が細かく、外気の取り入れが思わしくない。

組み上げを中止し、
 ・CPUクーラーを再検討する。
 ・ACアダプタ電源の基盤にファンを取り付ける。
  場合によっては、底板に吸入口を開ける
 ・天板にファンを取り付ける。
ケースが小さくなればなるほど、排熱処理や静音化は難しい。

(ご注意)
このページは、ほぼリアルタイムで掲載しています。未だ部品構成が決まらず、試行錯誤を続けています。 このページを参考に部品を購入されませぬようご注意下さい。まさか、そういう人はいないとは思いますが、念のために。 そんな好い加減なレポなら掲載するな、と言われそう。 ゴメンなさい。


ACアダプタ電源にファンを載せる (2009.4.16)

電源基盤には40mm角のヒートシンクが付いている。アイドル時は問題ないが、BDを長時間再生すると結構熱くなる。夏場が心配だ。手元に長尾製作所 40→60mmファン口径変換アダプタN-4060FSがあったのでT&T社の6010TL12S
60×10mmファンを載せることにした。この時、N-4060FSの向きを誤ると主電源コネクタが挿さらないので要注意。 「ファン付きACアダプタ電源」の出来上がりだ。

天板にファンを取り付ける (2009.4.16)

できれば拡張スロットのある側面に取り付けたかったのだが、地デジカードを挿したため不可。寸法を測ると天板部分に収まるファンは90mmファンが限界。120mmファンは光ドライブに当たるので不可。ではどう取り付けるか。天板に穴は開けたくない。ねじ穴は背面にしたい。ところが適当な部品は販売されていない。ならば自作だ。アルミ板で作れば良いのだが今回は木材を使った。この方法はこれまで何度も取り入れてきた。ではファンの取り付けに木材を使った時の利点をあげてみよう。

 ・工作が簡単。
 ・取り付け位置の変更が簡単。
 ・木材は鉄やアルミより振動を伝えにくい。
 ・木ネジの穴が緩くなったら、楊枝状の同材
  を挿せばよい。
 ・但し、木材なら何でも良いとはいえない。
  ネジ穴の痛みを最小限にするためには、
  サクラ・胡桃・タモ・ブビンガなどが良い。
  (今回はサクラ材を使った)

補助木の寸法は95×25×17mm。ファンと木材との連結は市販の金具を使った。手元にある90mmファンはリブ無し。面倒だが両面独立にネジ止めした。通し止めにするとファンが歪むことがある。木部の固定は通し止めにした。ケースへの取り付けは3×12mmの木ネジを使った。もう少し太目の方が良いと思うが手元に無かった。排気か吸気かそれが問題だ。

手裏剣再登場 (2009.4.16)

CPUクーラーを色々検討した。やはり手裏剣が良さそうだ。チップセットクーラーNC-U6と当たるなら削っても良い。所が何と今度は当たらないのだ。暫くの間に手裏剣が縮んだ筈はない。 よく確認したらヒートシンクの出が、左右で1mmほど違っていた。前回とは180°回して取り付けたため、そのことに気付いたのだ。偶々なのか仕様なのかは不明。いずれにしてもフィンを削ることなく収まった。両者の透間は0.5mm。やれやれだ。

問題解決ぜず (2009.4.18)

以上の小細工を弄しケースに収めた。結果は[×]。泣虫は止まない。 電源投入時は大人しくしているが、1時間程すると泣き出す。さて、どうしたものか。ACアダプタ電源を手持ちのJPS社SRD2D120に交換するか。その場合、ケースの底面に穴を開けなくてはならない、と思っていたら、picoPSU-150-XTが発売になった。コネクタが24pin仕様なので使い易そう。遠からずポチることになるであろう。

さて、前回同様2.5inch-HDDが五月蝿い。内部が狭く開放部が広いケースの場合、HDDのノイズがやけに気になる。やはりスマドラに入れよう。ところが2.5inch用は3.5inch用より高い。何と変換ケーブル込みで\8,980。だが仕方ない、乗りかかった船だ、今更後には引けない、と云うことで2.5inch用スマドラが届いた。前回使ったQUIET DRIVE2.5より幾分静かになった。だが3倍の価格差は痛い。問題は取り付け方法。補助金具を作らなければ SST-PT09Bに収まらない。
週末はアルミ工作だ。「Mini-ITX=泣虫+金食い虫+時間食い虫」を実感している。

Mini-ITX症候群 (2009.4.27)

アップが滞っている。一応、SST-PT09B+9300ITX+Q8200s+手裏剣+JPS/SRD2D120で組み上げる予定だが、道草ばかりして中々進まない。例えば、
 ・9300ITX+MeOrb ・Geode-PCの改装 ・Pentium4-PCのオーバーホール
など、組立&調整途中のPCがずらりと並んでしまった。

それだけではない。SocketP Mini-ITXにも手を出してしまった。SG05やPT09Bより小型のケースといえばAOpenのS110がある。このケースはAtom登載のM/B以外では排熱対策が難しいと伝えられるが、価格の割には作りが良い。そこで敢えて挑戦することにした。 実際手に取って見ると、やはりそのままでは夏を越せそうにない。問題解決のためには手間隙かかりそうだ。

先月発病したMini-ITX症候群が一段と悪化した。特に右手の人差指は重症だ。勝手にポチることがある。T9550を自分の意志で購入するはずはない。いつの間にかMC3-Strikerも届いている。怖い話だ。

ようやく泣き止んだ (2009.5.1)

SST-PT09B+9300ITX+Q8200s+手裏剣+NC-U6 +JPS/SRD2D120で組み上げた。
電源投入2時間後、

 CPU#1温度38℃、MCP温度45℃、GPU温度40℃、(室温22℃、Everest5.01読み)

かなり静か。今のところ泣きは入らない。一晩連続運転をしてからレポしよう。

虫封じ (2009.5.2)

「夜眠らず泣き続ける すぐ機嫌が悪くなる 」 昔から、そうした子供のことを「疳(かん)の虫がついた・虫気が起こる」と呼んで、「虫封じ(むしふうじ)」が行われてきました。

と或る本に見える。人間ならばお祓いやまじないで直ることはあっても、PCは無理だと思う。
そこでPCに具体的な虫封じ策を講じよう。
JSP/SRD2D120のDC-DC変換基板取り付け穴はSST-PT09B付属の変換基板とは位置が違う。6ヶ所穴を開けた。図面を起こさないとヤスリのお世話になる。正確な穴開けは結構難しい。鉄板に穴を開ける時、充電式ドリルでは直ぐに電池切れになるので、ACタイプのドリルを使った。一ヶ所だけヤスリで調節した。これもまた40×20mmファンを載せた。
リアパネルの穴開け。 90mm補助ファン用(上部の2穴)とACアダプタのコネクタ用ねじの4穴。慎重に開けたのでヤスリのお世話にならず。
SST-PT09Bは3.5inchのHDDは取り付け可だが、スマドラ入りHDDは一工夫しないと取り付けできない。そこで写真のような補助金具を作った。アルミ1mm。切断は「糸鋸盤」、折り曲げは「板金折り曲げ機」を使った。詳しくは、
PCG3 Aluminium_Craft を参照。
スリムドライブの上に25mmの余裕あり。適当な金具を作ればSSDが収まる。
(写真のSSDは別用途)
左はSATA→USB変換アダプタ。
Noctua社のチップセットクーラーNC-U6に60×20mmファンを載せた。
天板下に取り付けるファンをNoctua社の92×25mmファンに替えた。最近、Noctua社の製品を使うようになった。サクラ材と良く似合う。
ここまで来るのに一月近くかかった。少し疲れた。特に右手が。ドライバーたこができたようだ。
なめた話 (2009.5.2)

今回のSST-PT09B+9300ITX+Q8200sは何度も組み直した。特にスリムオフセットドライバーを使った手裏剣の取り付け&取り外しは10回を超えた。その他の部品も同様だった。時には注意を怠りビスの頭を痛める(なめる)ことがあった。

そこで、スクリュードライバーの正しい使い方について薀蓄を一席。かつて木工三昧だった頃に得た知識を纏めてみよう。

 ①プラスドライバーには幾つかのタイプがある。ビスに見合ったドライバーを使おう。
 ②ドライバーを斜めに回すとビスの頭を痛める。長短数種のドライバーを使い分けよう。

これらのことは誰でも知っている。所が多くの人が勘違いしている重要な注意点がある。自分も10年前までは知らなかった。

 ③問題はスクリュードライバーの回し方だ。

よくビスの頭をなめる人がいる。そうした人は決まってドライバーの使い方が悪い。どう悪いか、答えは一つ。回す時の力の入れ具合が適正でないからだ。証明は省略して結論を述べると、

 スクリュードライバーにかける適正な力配分=押す力【7】 :回す力【3】

なのだ。多くの人は5:5くらいではないだろうか。ビスナットの場合、回し始めは回転力だけでも問題ないが、最終段階では押す力が大切。木ネジやタッピングの場合は始めから最後まで7:3の力配分で締めよう。このことを身につければ、もう誰からも「なめられる」ことはない。

臨時伝言板 (2009.5.2)

2ch Mini-ITX Nano-ITX Pico-ITX 総合 -19- スレ の >>328さんへ
 PC爺さんのページは
 どこがトップページなのかよくわからなくてブックマークに困る

と指摘されました。確かに「どこでもトップページ」状態ですね。6月頃までにトップページを作ります。そもそも毎日100アクセス以上あることを予想していなかったので対応が遅れてしまいました。実は現在「流れアク禁中」なので、ここでお返事します。

測定結果 (2009.5.2 16:30)

【測定条件】
・マザーボードは定格動作
・室温25℃
・使用BD:アイアンマン
・使用DVD:千と千尋の神隠し
・温度測定ソフト:EVEREST Ultimate Edition 5.01
・外部温度測定:Scythe SCKTW-1000BK ワイヤレスどこでも温度計
・電力測定:ワットチェッカー (ACライン:100.6V)

負荷状態
CPU#1温度
MCP温度
GPU温度
CPU使用率
消費電力
アイドル時
39℃
45℃
40℃
0%
39W
BD再生時
44℃
49℃
44℃
平均 9%
平均54W
地デジ再生時
45℃
48℃
43℃
平均13%
平均48W
DVDアプコン再生時
48℃
50℃
45℃
平均28%
平均64W
Superπベンチ時
44℃
50℃
45℃
ピーク値25%
ピーク値61W
Yumeベンチ時
44℃
50℃
45℃
-
ピーク値53W
3DMark06ベンチ時
ピーク値55℃
ピーク値51℃
ピーク値46℃
ピーク値100%
ピーク値82W
*起動時ピーク消費電力:84W ACアダプタ外部表面温度:44℃
*BDの再生はPowerDVD9Ultra、DVDのアプコン再生は同ソフトのTTHDを使用した

Superπ104万桁
Yumeベンチ
1024×768最高
3DMark06スコア
Vistaスコア
24秒
9829
1872
5.9 5.2 4.6 5.1 5.7

連続運転 (2009.5.1 21:00~ 5/3 8:00)

アイドル時の各部温度及び消費電力
 *温度測定:EVEREST Ultimate Edition 5.01
 *外部温度測定:Scythe SCKTW-1000BK ワイヤレスどこでも温度計
 *消費電力:ワットチェッカー

月日
時刻
CPU#1温度
MCP温度
GPU温度
室温
消費電力
ACアダプタの
外部表面温度
5/1
23:00
38℃
45℃
40℃
22℃
40W
5/2
7:00
35℃
41℃
36℃
20℃
39W
10:00
36℃
43℃
38℃
22℃
39W
41℃
15:00
39℃
45℃
40℃
24℃
40W
43℃
21:00
37℃
44℃
39℃
23℃
39W
42℃
5/3
1:00
37℃
43℃
38℃
23℃
39W
42℃
8:00
36℃
42℃
37℃
21℃
39W
41℃

35時間連続運転した。まだ一度も泣かない。これで良さそうだ。

愚痴&感想 (2009.5.3)

【1】何の工夫もせず9300ITX+Q8200sをSST-PT09B-120Wに入れた場合、ファンはCPUファン一個だけとなる。室温20℃程度でもMCP温度は60℃オーバーになる。E5200でもさほど事情は変わらない。ハッキリ言ってやめた方が賢明。チップセットヒートシンクに適当なファンを載せれば、MCP温度は5~7℃くらい下がるが、それでも十分とは思えない。4月に入ってからJ&WスレにMINIX逝去のレポが幾つか見える。Mini-ITXはチップセットやその回りのコンデンサの温度が要注意だ。となれば、SST-PT09B-120Wに高性能なM/BやCPUを組み込む場合、ファンの追加は必須となる。

【2】自分は天板の下に90×25mm、チップセットに60×20mm、DC-DC変換基板に40×20mmの合計3個のファンを追加した。それぞれ50~100Ωの抵抗を介して減速した。静音性は合格点ギリギリ。室温25℃程度なら全く問題なし。天板のメッシュに手を翳すと冷たい空気の流れ込みを、側面のメッシュに手を翳すと生暖かい空気の排出を確認できる。排出ファンはないが冷却機能は果たしているようだ。更に室温が高くなればファンの回転数を上げるか、或いは底面に吸気ファンを取り付けるかも知れない。 天板を外して簾を掛け、傍らに小型扇風機を置くのも風情があって良さそうだ。

【3】やはり泣虫の原因はSST-PT09B-120W付属のACアダプタ電源だった。よくコイル鳴きと言われるが、DC-DC変換基盤を見ると廉価な電解コンデンサが11個並んでいる。良質なコンデンサに替えれば解決できそうに思えるがどうだろうか。それともやはりインダクタンスコイルの問題だろうか。折を見て試してみよう。

【4】今回、いったい幾つのファンを購入しただろうか。40mm・60mm・80mm・90mmそれぞれ3個としても12個だ。合計金額はM/Bの価格と良い勝負。お蔭でファンに対する認識を新たにした。
 ・高速回転時に静かなファンは、必ずしも低速回転時に静かとは限らない。逆もまた真なり。
 ・ノイズレベルが同等でも、耳障りになるかどうかはノイズの質による。
 ・同一製品でもノイズレベルに差がある。
 ・今回使用したファンの中ではNoctua社の製品が最も好ましかった。
  40mmや60mmの小口径ファンの発売が待ち望まれる。

【5】地デジカードは思いの外熱くなる。天板を開けて手を翳すと地デジカード付近が最も熱い。 これも要注意だ。

【6】最近2.5inch-HDDを3種類使った。W社・H社・S社とも7200rpmのせいかどうかハッキリしないがノイズレベルは予想以上。こんなものなのだろうか。結局3台とも消音ボックスに入れた。

【7】スリムBDドライブは運転音が五月蝿い。もう少し静かな製品はないのだろうか。Pioneerの「DVR-KD08TBT」あたりが気になる。

スリムBDドライブの交換 (2009.5.3 16:00~5.4 7:00)

スリムBDドライブをソニーNECオプティアーク社BC-5500Aからパナソニック社UJ-120(特価品)に替えてみた。購入価格はBC-5500A=12,980円、UJ-120=5,980円だった。 ところが何と、以下の通りになった。

 *温度測定:EVEREST Ultimate Edition 5.01
 *消費電力:ワットチェッカー

月日
時刻
BDドライブ
CPU温度
MCP温度
GPU温度
室温
消費電力
運転音
5/3
15:00
BC-5500A
39℃
45℃
40℃
25℃
40W
五月蝿い
16:00
UJ-120
37℃
42℃
37℃
25℃
38W
少し五月蝿いが
許容範囲
5/4
7:00
UJ-120
35℃
40℃
35℃
22℃
38W

HDDを交換して内部温度が下がったという話を聞いたことはあっても、スリムドライブを交換して温度が下がったという話は一度も聞いたことがない。これには驚いた。確かにBC-5500Aから取り出したメディアはかなり熱かった。念のために一晩連続運転した。

パーツ一覧 (2009.5.4現在)

品  目
メーカー
型  番
使用感等
CPU
Intel
C2Q Q8200s TDP65W
Q8200の省電力版
CPUクーラー
Scythe
手裏剣
今回は少し五月蝿い
取付高さ調節用銅板
自作
手裏剣の向きによっては僅かにM/Bのレギュレーターに触れる
念のために30mm角0.2mm厚の銅板を挿んだ なくとも可
リテンション
Ainex
BS-775(旧版)
スリムオフセットドライバーで留めた
マザーボード
ZOTAC
GF9300-D-E
2枚目
メモリ
SanMax
DDR2-800 1GB×2 
2GBで十分のようだ
チップセットクーラー
Noctua
NC-U6
優れ物 現在どこも品切れ
チップセットクーラーファン
XINRUILIAN
RDL6020SBK 60×20mm
100Ωの抵抗を挿入した
HDD
HGST
HTS723232L9A360 7200RPM
HGST製品は初めて 少し五月蝿い
HDD消音ボックス
GUP
SMART DRIVE Proof25
変換ケーブル込みで8,980円は高杉
スリム BDドライブ
Panasonic
UJ-120
BDは再生のみ 放出品5,980円
Slimdrive-SATA変換
Dirac
DIR-SSOA01
結構する 2,980円
SATA-USB変換
EVER GREEN
EG-SARA
付属のACアダプタは無用
USBピンヘッダ-USB変換
世田谷電器
奥沢1丁目
名前は変だが 動作は成城
ケース
Silverstone
SST-PT09B-120W
ケースファンなし
付属のACアダプタ電源は泣虫
ACアダプタ電源
JSP
SRD2D120SATA 120W
20→24Pin変換ケーブル使用
DC-DC基板用ファン
T&T
4020LL12S 40×20mm
100Ωの抵抗を挿入した
天板下吸気ファン
Noctua
NF-B9 92×25mm
気に入っている
地デジ カード
I-O DATA
GM-MVP/HS2
カードの発熱に要注意
地デジ リモコン
GV-RCKIT3
リモコンは便利だ
HDDケーブル
親和産業
SS-SASC-SS02L (20cm)
配線すっきり
Mini-ITX必須アイテムか
BDドライブケーブル
SS-SASC-SS03L(30cm)
OS
Vista HomePremium SP1
5本目

お姿 (2009.5.4)



左から、SG05B:10.8リットル、PT08B:6.0リットル、S110B:3.2リットル。

Keyboard Mouse Speaker (2009.5.5)

出来上がったPCは予定を変更して寝室に置くことにした。アナログTVは御払い箱だ。DisplayはNanaoのFlexScan EV2303W-TBKにする予定(5月末発売)。問題はオーディオ。寝室に本格的なAVampは似合わない。取り敢えず家人がノートPCで使っている「JBL on tour」を流用することにした。KeyboardとMouseはBluetooth接続。

品 目
メーカー
型  番
備 考
Keyboard Sanwa Supply SKB-BT11BK 幅225mm 別に違和感はない
Mouse FILCO BTLS800 動きは滑らか L社製より好みに合う
Bluetooth
USB Adapter
PLANEX BT-MicroEDR2X 東芝製チップ使用 極小なので紛失に注意
Speaker JBL on tour 旅行用としては一押しだが販売終了になった



これにて一先ず一件落着としよう・・・

と思ったらWindows7 RCが発表された。本ページもまだまだ続きそうだが、大分長くなったのでパートⅡを起こすことにした。 (2009.5.7)