Mini-ITX

ASUS F1A75-I + A8-3820   最終更新日 : 2018/05/02

3/14朝、職員からパソコンが起動しないとの申し出があった。早速調べたら、メモリの接触不良によるもので、接点をクリーンアップして直ぐに復旧した。 このPCは 2009/10/16に組み上げたAlbatron KI690-AM2+Athlon64X2 4850e、トラブルは今回が初めてである。OSはWin7HP32ながら、M/BもCPUも当時既に旧型品であり、今日から見れば化石のような代物だ。消費電力・発熱・パフォーマンス、どれを取っても見るべきものはないのだが、PCIスロット付きの貴重なMini-ITX M/Bの為、PT2-PC用に需要があるのだろうか、未だに販売(28,574円)されている。(2012.3.15)

A8-3820 I (2012.3.15)

この際だ、新たなPCを1台仕立てることにしよう。然しながら、最も使用頻度の高いソフトはPageMakerなので64bit版は×。前回と同じくWin7HP32で行こう。ケースは置き場の都合でWindy MC3 Strikerをそのまま流用し、他は手持ちの部品を主体に以下の構成とした。
 【CPU】 AMD A8-3820
 【CPU Cooler】 XIGMATEK Praeton LD964
 【M/B】 ASUS F1A75-I DELUXE
 【MEM】 DDR3-1333 2GB×2
 【SSD】 Crucial m4 128GB
 【HDD】 WD 1TB 2.5" HDD
 【PSU】 SilverStone SG06 流用品
 【Case】 Windy MC3 Striker
 【OS】 Win7HP32

定評のある部品を市販のケースに収める作業は面白くも可笑しくもない。手順通りに進めれば簡単に一丁上がりだ。そこで、遊び心から最新のCPU「AMD A8-3820」を選んだ次第である。FM1シリーズ4Core-65W版の実力はどうだろうか。

テスト機では、上記とは幾つか異なる部品を使用した。
 【MEM】 DDR3-1866 2GB×2
 【PSU】 Huntkey HK400-71PP
 【Case】 Obon
比較のために、ECS A75F-M2 + A8-3850 のデータを添えた

計測日
2012/3/15
2011/9/5
M/B
ASUS F1A75-I DELUXE
(Mini-ITX)
ECS A75F-M2
(Micro-ATX)
CPU
A8-3820 (TDP 65W)
A8-3850 (TDP 100W)
PSU
Huntkey HK400-71PP
M4-ATX +
192W AC-Adapter
OS / CCC
Win7HP32 / CCC12.2
Win7HP64 / CCC11.8
Memory
Kingstone DDR3-1866 2GBx2
Kingstone DDR3-1866 4GBx2
GPU
HD6550D (CPU内蔵)
GPU Memory Clock
933MHz
Windows Experience Index
7.2 7.5 6.7 6.7 7.9
7.3 7.5 6.7 6.7 7.9
3DMark06
Score:7386
SM2 :2583
SM3 :3068
CPU :3989
Score:7109
SM2 :2453
SM3 :2954
CPU :4022
3DMark Vantage
Score:4449
GPU :3802
CPU :9086
Score:4300
GPU :3625
CPU :9758
FF14
High: 944
Low:1820
High: 929
Low:1775
Superπ104万桁
26秒
25秒
Yume1024×768最高
37263
36300
Windows Experience Index
実行時ピーク消費電力
96W
116W
3DMark06
実行時ピーク消費電力
87W
111W
Prime95
実行時ピーク消費電力
105W
137W
アイドル時消費電力
22W
21W
*メモリクロック以外は全て定格動作。

悪くないジャン・・・

A8-3820 II (2012.3.16)

上に述べた「Albatron KI690-AM2+Athlon64X2 4850e」は、昨日もまたメモリの接触不良により起動せず。本機の完成を急がなくてはならない。

【左側面】
CPUクーラー XIGMATEK Praeton LD964のヒートシンクにEnermaxの92x25mmファンを載せた。ドライブベイとの間隔は数ミリ。
【右側面】
ケースが大振りなので、組立は楽々。
SATAケーブルの緑色テープは1番、
白色は4番を示す。

日本の伝統に従い「1緑、2黄、3赤、4白、5黒」に決めておくと間違いが少ない。
1TB 2.5"HDDは「氷室mini」に入れた。

フロントパネルの通気口にファン用フィルターを張り付けた。
【お姿】
通常の光ドライブよりスリム版の方が似合う。
実物より写真の方が良く見える。

A8-3820について気付いた点を纏めておこう。
 ・A8-3850のpico化は厳しかったが、A8-3820ならOK。
 ・上の表を見ると、グラフィック能力はA8-3850よりA8-3820の方が上回っているが、
  これはCCCのバージョンが異なるためと思われる。
 ・CPUクーラーは薄型のXIGMATEK Praeton LD964で十分間に合う。
 ・F1A75-I DELUXEは付加機能満載のため、他のA75-M/Bに較べて消費電力は高め。
 ・このCPUが半年早く発売されていればと惜しまれる。

3/16午前9時、早々に納品した。よって、この続きがあるとすれば本機が故障した時か。

今回はこれだけでお終い・・・