省電力化を考えながらもなかなか手が着かず、そのまま使い続けていたところ、4月に本機のケースC10を他のPC用に明け渡し、箱無し状態になってしまった。ところが、思いがけず出番が回ってきた。
5/24夕刻、Lian Li のPITSTOP T1R
(Mini-ITX Spider Test Bench)が届いた。全てを後回しにして一気に組み立てた。可笑しな赤蜘蛛ベンチが出来上がった。だが、結構場所を取る。M/Bなしの状態で最小に縮めてもW380×D360×H280mm占める。素材は1.5mm厚のアルミ合金
(赤アルマイト仕上げ?) 3.5"HDD1台、スリムドライブ1台、ATX電源登載可、CPUクーラーの高さ制限なし、蜘蛛の目に見立てたLED2個、足は4本。少し華奢だが作りは良い。
縦横斜めからしげしげと眺めた。 この赤蜘蛛は「まな板」として使うべきものなのか考え込んでしまう。ATX電源を載せる仕様だが、ケーブル類の取り回しをする度にひっくり返さなくてはならない。狭い机の上では苦労しそうだ。寧ろ、まな板ではなく、遊び心十分なPCケースとして捉えた方が相応しいように思える。
現在、箱無しMini-ITXは?台ある。その中からMINIXを選んだ。このM/Bは、発熱・消費電力・パフォーマンスとも最新の製品に較べて見劣りする。 先行きそう長くはない。赤蜘蛛に載せて最後の一花を咲かせてやろう。
MINIXを赤蜘蛛に載せた状態で完成品とするためには、ケーブル類の処理に十分気を配らなくてはならない。いつものまな板組とは勝手が違い結構手間取った。組み上がってみると当たり前のCPUファンでは似合わない。よし、オレンジ色の170mmファンでM/Bをそっくり覆ってみよう。
では、オレンジファンの到着を待つ間、これまでに気付いた点を書き留めておこう。
・赤アルマイト仕上げは、黒やシルバーに較べて指紋が目立ず扱いやすい。
・HDDはスリムドライブとM/Bに挟まれるため、風通しが悪く温度が上昇し易い。
場合によってはHDD用にファンを取り付けるかもしれない。
・メインスイッチやLED類のケーブル4本は四ツ編みが似合う。
・今回はACアダプタ電源を使ったが、ATX電源
(できれば赤く塗装したい)の方が蜘蛛の腹部のよう
に見えて面白そうだ。
・ドライバ1本だけでは組み立てに手間取る。焼き鳥の串は是非欲しい。どこでどう使うかは
組み立て始めれば直ぐに気付くと思う。
5/25夕刻、170mmのオレンジファンが届いた。予想より地味な色合だ。例によってM/B取付穴にスペーサーを立て、PF-Leval Armを使って取り付けた。 ノイズレベルが判らないのでファンコンに繋ぎ、800rpmのところを700rpmに減速した。結果は良好。決して煩くない。
これまで自分が組み立てたMini-ITXの多くは、PF-Leval Armを使ってCPUファンを固定してきたが、今回ばかりは感心しない。赤蜘蛛に見合った取付金具を考えることにしよう。
では、赤蜘蛛をPCケースとして使う条件とは如何に。
|
|
|
↑写真をクリックすると拡大します
|
先ず、次の人にはお奨めできない。
・電磁波が気になる。
・チョロチョロする子供がいる。
・部屋で犬や猫を飼っている。
それ以外の人ならお奨めできる。
利点を上げれば、
・部品の交換が簡単。
・掃除が簡単。
・見せびらかしに最適。
・蚊や蝿を駆除してくれかもしれない。