Intel DH61AG + G620T 最終更新日 : 2020/05/23
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Intel DH61AG を入手した。このM/Bには2枚のI/Oパネルが付属している。
・1枚は通常のサイズで幅44mm
・もう1枚は幅25mm
つまり、ロープロ仕様のM/Bである。 (2011.7.2)
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ロープロCPUクーラー (2011.7.2)
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ロープロI/Oパネルを活かすためには背の低いCPUクーラーを載せたい。1155シリーズはTDPに応じたCPUクーラーが付属し、中でも35Wタイプの2100TやG620T用は高さ29.5mmである。これをそのまま使えば十分薄手のケースに収まるが、如何せんファンが賑やか過ぎる。そこで、
・高さ30mm以下のCPUクーラーを探す
・リテールクーラーを改造しファンを交換する。
・CPUクーラーを自作する。
先ず、市販のクーラーから検討した。
① AKASA AK-CCE-7106HP 高さ29.5mm
② GELID Slim Silence i-Plus 高さ28mm
③ ASETEK NT-ZT100AL 高さ27mm
④ short-circuit.com low profile cooler 高さ28mm
何れも情報が少なくノイズや冷え具合がよく判らない。
写真を見る限り①~③はファンの交換が難しそう。④はどうだろうか。
どれにするか思案の末、ファン交換ができそうな④を選んだ。但し入手まで5~6日かかる。その間に手持ちのヒートシンクを使って自作してみよう・・・
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高さ27mmのCPUクーラーをつくる (2011.7.2)
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手元に80x80x15mmのヒートシンクがある。これに100x100x12mmファンを載せれば、高さ27mmのCPUクーラーが出来上がる。果たして上手く行くだろうか。
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先ず、80mm角ヒートシンクの四隅に取付穴を開けた。寸法はギリギリ。
DH61AGはCPUソケット周りに5個の固体コンデンサが並んでいる。80mm角のヒートシンクそのままでは完全に当たる。 いつもならコア高調節板を挿入するのだが、今回は1mmでも背を低くしたい。
ならばヒートシンクの一部を切り欠くことにしよう。
右下のビス穴が少しずれて見えるが、これは開け損じではなく、
型紙を貼る時0.5mmほどずれたため。失敗にかわりはないが。
ヒートシンクベースは5mm厚のアルミ製。糸鋸盤で簡単に切れた。切り口の処理は必要なし。
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目論見通り収まった。
コンデンサとの隙間は0.5mmくらい。
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直径240mmの丸盆に置いた。
これで一切合切。
100mmファンは手裏剣から流用した。
各種の測定データは次回に・・・
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自作CPUクーラーの実力はどうだろうか。ファン付きとしては極薄の部類に属する。余り期待はできないが、兎に角Prime95を走らせてみよう。念のためにリテールクーラーのデータも録っておこう。
項目
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自作クーラー
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リテールクーラー
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室温 (エアコン OFF)
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29.8℃
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30.0℃
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アイドル時
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消費電力 (注)
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18W (16W)
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18W (16W)
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CPU温度
(CPU#0 / CPU#1)
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40℃ / 39℃
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39℃ / 38℃
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Prime95
(20分間)
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消費電力 (注)
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42W (40W)
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42W (40W)
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CPU温度最高値
(CPU#0 / CPU#1)
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60℃ / 59℃
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59℃ / 58℃
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ファン回転数最高値
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1360rpm
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1454rpm
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クーラーの高さ
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27.0mm
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29.5mm
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ファンのサイズ
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100x12mm
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80x15mm相当
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ノイズの印象
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静か
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思いがけず静か
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・自作クーラーよりリテールクーラーの方がほんの僅か冷却能力が高い。
・ノイズレベルは両者とも良好。 これほど静かなリテールクーラーは初めてだ。
・高さは自作クーラーの方が2.5mm低い。
・チップセットH61の温度は自作クーラーの方が低め。
つまり、
・苦労してクーラーを自作しなくともリテールクーラーで十分かも知れない。
・リテールクーラーは賑やかだ、などとよく確認もせずに言ってはならない。
と言う結果になった。
現在の部品構成は、
【M/B】 Intel DH61AG
【CPU】 Intel Pentium G620T
【MEM】 DDR3-1333 SODIMM 2GBx2
【SSD】 Intel mSATA SSD 40GB
【PSU】 DC-DCコンバータはM/B内蔵
【Case】 直径240mmの丸盆
【OS】 Win7HP32sp1
さて、このM/Bは19VのACアダプタ出力を直接繋ぐ仕様だが、ACアダプタのコネクタは様々なので要注意。今回のテストの為に、
16種類の変換コネクタが付属する「Universal AC Adaputa LS-PAB120AA」
を用意した。動作に問題はないが、消費電力が少し高いように思われる。
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先日注文した「short-circuit.com low profile cooler」の到着を待たずにCPUクーラーの目途は立った。ならば、ケースについて考えよう。
① 現在の部品構成のまま、何も足さずに極小PCを目指す。
② PT2・サウンドカード・HDDを追加して極小AV-PCに仕立てる。
DH61AGに高さ30mm以下のCPUクーラーを載せれば、1U仕様=高さ45mmのケースに収まる。①なら180x180x45mm=1.46L、②なら300x225x45=3.04L位か。②の方針に添ったPCは「Giada MI-H67 + i3 2100T」で進行中。DH61AGなら更に小型化できる。大いに迷うところではあるが、今回は①の方針で行くことにしよう。
細部を煮詰めれば更に小型化できるだろうか。手持ちの板金折り曲げ機には制約があり、四方折り曲げの場合は1辺を180mmにせざるを得ない。1mm厚のアルミ板を使い各面の接合にL型アングルを用いれば、もう少し縮められるが別の問題が生ずる。
ケースを小さくし過ぎた場合の問題点、
・ビスナットの締付に難渋する。
・1mm厚のアルミ板ではタップ立ては難しい
・カレイナットを用いると、出っ張りが邪魔になる。
以上の点を考慮し W176xD180xH42=1.33L を第一案とした。
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6/30に注文した「short-circuit.com low profile cooler」が4日で届いた。 梱包を開けてビックリ。中身は「Dynatron T357」だった。この型番ではWeb上に見当たらないないので特別仕様品と思われる。
早速取り付けた。残念ながら付属のファンが煩くて×。回転数を落としても×。
そこでXINRUILIANの80x15mmファンに替えた。
ファンコンで1400rpmに設定した時 (室温は昨日の測定時とほぼ同じ30.4℃)
・ファンのノイズは激減
・アイドル時CPU温度 CPU#0:40℃、CPU#1:39℃
・Prime95ベンチ時最高温度 CPU#0:61℃、CPU#1:60℃
自作のCPUクーラーよりやや劣る成績。それもその筈、ヒートシンクの高さは9mmしかない。
如何に純銅製のヒートシンクとは言え、ボリュームが足りないようだ。 抑もこのクーラーは高速回転のファンを前提にしたものであり、決して静音指向ではない。
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【Dynatron T357】
ファンは70x15mm PWM高速回転仕様
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9mm厚の純銅製ヒートシンク
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XINRUILIANの80x15mmファンに替えた
約1400rpmに設定 かなり静か
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さて、どうするか。リテールクーラーなら無難ではあるが面白みがない。
① Dynatron T357のプラプッシュピンを取り除き、80mmファンを斜めではなくヒートシンク
と平行に取り付ける。 100mmファンでも試す。
② 90x90x15mmのヒートシンクを使って作り直す。
前作の80mmヒートシンクに較べ、切り欠き部分を考慮すればボリュームは30%増し。
リテールクーラーを上回る冷却性能が得られるかも知れない。
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高さ24mmのCPUクーラー (2011.7.5)
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では、前節①の対策を実行してみよう。そのためには、プラプッシュピンを外さなくてはならない。ピンを痛めぬように外す方法はあるのだが、いつも途中で失敗する。今回もまた2本は再使用不能になった。
T357をビスナットで固定し、80x15mmファンを縦横平行に置いた。心なしかCPU温度は下がった。ヒートシンクのフィンを通り抜ける風量が、僅かながら増したためと考えられる。 (室温は29.8℃ 前回とほぼ同じ条件)
次に100x12mmファンに替えた。回転数は約1400rpm。
・アイドル時CPU温度 CPU#0:38℃、CPU#1:37℃
・Prime95ベンチ時最高温度 CPU#0:58℃、CPU#1:57℃
80x15mmファンの成績を上回る許りか、今回試したCPUクーラーの中では最も良い結果が得られた。この時、CPUクーラーの高さは24mm。
90mm角のヒートシンクで再度自作するまでもなく、これで決りか。
【ケースの寸法 第二案】 W176xD180xH38=1.20L
実際にケースをつくる段になれば、各面の接合方法によっては多少大きくなるかも知れないが、1.5L以下に収まる目途は立った。
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再使用不能になったプラプッシュピン
(むしり取ったため)
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100mmファンならヒートシンク全体に風が当たる
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高さ24mmのCPUクーラー
見て呉れ良し
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本機に取り付けたSSDは Intel 40GB miniSATA SSD SSDMAEMC040G2C1である。
miniPCIeスロットで使える数少ないSSDだ。
・読込速度:最大170MB/sec
・書込速度:最大35MB/sec
場所を取らずケーブルも必要なく、極小PCにもってこいの仕様だが、40GBでは少々物足りない。本機にHDDを載せる予定はなく、これ一つでは直ぐに容量不足になる。そこで少しでも空き領域を確保するためにWin7HP32bit版をインストールした。 OSの外に幾つかのベンチソフトやユーティリティーソフトを入れ、残りは19GB。やはり寂し過ぎる。
もう少し容量の大きいmSATA SSDはないものか探した。Web上には 64~128GBの製品が見える。その中から国内通販で入手可能な64GB SSDを選んだ。
MyDigital SSD 64GB 50mm Bullet Proof mSATA SSD-MDMS-5064
・読込速度:最大270MB/sec
・書込速度:最大200MB/sec
カタログデータは悪くない。
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Intel 40GB mSATA SSD →
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MyDigital 64GB mSATA SSD →
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CrystalDiskMark3.0の結果を見ると、
・Intel SSDはカタログ値を上回る結果が得られた。 (Win7HP32を入れた)
・MyDigital SSDのパフォーマンスはカタログ値の凡そ半分。 (Win7Pro64を入れた)
Windows Experience Index HDD値は、Intel 7.7、MyDigital 7.0。
体感速度に差はないが、少々腑に落ちない。
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ではベンチ結果を纏めておこう
(室温28.0℃ Win7Pro64 メモリ8GB)
【Win7 Score】
6.1 7.4 5.1 5.9 7.0
【3DMark06】
Score:2870
SM2:967
SM3:1145
CPU 2258
【3DMark Vantage】
Score:1007
GPU:792
CPU:5430
【Superπ104万桁】
17秒
【Yume1024×768最高】
11144
【アイドル時消費電力】
16W
【アイドル時CPU温度】
35/34℃
【Prime95ベンチ時消費電力】
40W
【Priome95ベンチ時CPU最高温度】
58/57℃
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MyDigital 64GB SSDのパフォーマンスが思わしくない件、その後も解決しない。
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【7/7の測定値】
本SSDに使われているPHISONコントローラーの
評判は散々だ。地雷認定する人もいる。
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【7/8の測定値 1】
AHCIよりIDEモードの方が少しはマシだとの情報があったので、Win7をIDEモードで再インストールした。結果は×、更に悪化した。
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【7/8の測定値 2】
再びWin7Pro64をAHCIモードで入れた。
インストールを繰り返す度にパフォーマンスは低下する。 念のためにAIDA64のストレージタブから「SSD Feature」を確認した。
「TRIM Command サポート済み」とある。
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【7/9の測定値】
目下のところ手詰まり状態である。日々右肩下がりとは言え、まだまだHDDよりは速い。
何れ各社からmSATA SSDが発売されることを期待しつつ、暫くこのまま行ってみよう。
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Windows Experience Index HDD値 (Win7Pro64 AHCIモード)
7月7日・・7.0 7月8日・・6.9 7月9日・・6.8
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「ケースの寸法 第二案 W176xD180xH38=1.20L 」 などと目標を立ててしまったが、どうも実現は難しそうだ。
天板
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1.0mm
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ファンガード用パンチングメタル
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0.5mm
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CPUクーラーファン(天板に取り付ける)
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12.0mm
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M/Bの基板裏からCPUクーラーのヒートシンク上端まで
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20.0mm
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M/Bを固定するスペーサーの高さ
(裏面のCPUソケット固定金具から突き出たビス部分は底板を刳り抜く)
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3.5mm
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底板
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1.0mm
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以上合計38.0mm。 M/Bが反らなければ問題ないのだが、そうは行かない。
M/BはCPUクーラーやM/B自体の取付具合によっては反ることがある。 M/B下の空間をもう少し空ける必要がある。またファンの取付にスポンジワッシャを使いたい。
もう一つ制約がある。アルミ板を「板金折り曲げ機」で曲げる際の最小幅は6mmとある。
以前、無理をして5mm幅で曲げたら角はガタガタになった。できれば6mm以上の曲げ幅を確保したい。この場合の曲げ幅とは穴開け部分を除かねばならず、特にI/Oパネルの取付位置に影響が出やすい。
ところが、I/Oパネル部分の曲げ幅を6mm確保するとケース高は軽く40mmを超える。
I/Oパネルを使わず、後板にコネクタ類の穴を直接開ければ2mm程度の余裕が生まれる。 (ややこしい話で申し訳ありません)
天板
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1.0mm
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ファンガード用パンチングメタル
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0.5mm
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CPUクーラーファン(天板に取り付ける)
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12.0mm
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防振用スポンジワッシャ
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1.0mm
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M/Bの基板裏からCPUクーラーのヒートシンク上端まで
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20.0mm
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M/Bを固定するスペーサーの高さ
(裏面のCPUソケット固定金具から突き出たビス部分は底板を刳り抜く)
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4.5mm
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底板
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1.0mm
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ピンク地表示は上表から変更した数値
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以上合計40.0mm。この高さが最小か・・・
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上の写真は、プラプッシュピンを使ってCPUヒートシンクを固定した場合
1.5mm厚の基板が下方向に反っている (基準線として黄色線を入れた)
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上の写真は、ビスナットを使ってCPUヒートシンクを固定した場合
基板の反りは極僅か (基準線として黄色線を入れた)
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Micrografx Designer 4.1J (2011.7.13)
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本サイトには、しばしば「簡易CAD」なるものが登場する。今回はその紹介をしよう。
このソフトは1995年に発売されたWindows3.1用のドローソフト
Micrografx Designer 4.1Jである。Win2.1用から始まり
4.1J版を最後にMicrografx社から他社に引き継がれた。
以来16年間、乗り換えることなく使い続けている。当初何かと不満はあったが、手が馴染み今では然程不都合は感じなくなった。 このソフトを使い木工や金工の他、自宅の設計なども行った。但し、Win7_64bit版では動かず、そろそろ潮時かもしれない。
そこで、Micrografx Designer 4.1Jによる「極小PCケース」の図面を載せることにした。
・実寸図なので寸法は入れず。
・ドリルで開ける穴は、実寸の○印と十字線を併用している。
・図面の目盛は1/10mm
・元の図面は極細線で描かれているが、Web上では見にくいので線幅を太めにした。
・この図面をアルミ板に貼り付けてから加工する。
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Micrografx Designer 4.1Jによる「極小PCケース」の展開図
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暑い日が続いている。エアコンの温度を控え目に設定しているので結構堪える。
PCケースの図面は出来上がったもののエアコンのない工房 (元は車庫)への出入りは憚られ、なかなか着手できない。強力な扇風機を回せば凌げるが、精密加工に障りがでる。
と言うことで、今回は怪しげな戯れ言でお茶を濁す事にした。そんな暑苦しい話は御免だ、と思われる方は、どうかスルーしてください。
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本サイトに掲載したPCには共通点がある。ズバリ「静かなること」である。
友人や知人が訪ねて来た時、我がPCルームを見て驚くことが三つある。
・PCが10台以上ある。
・部屋中に積み上げられた部品類は半端な数ではではなく、限りなくPCショップに近い。
・そして、殆ど動作音が聞こえないこと。 (少ない時で2台、多い時は5台以上のPCに火が入っている)
その昔、DOS~Win2.1の時代は「不揮発性RAM Disk」を導入し、静音&快速PCを自慢の種にしていた。当時CPUやVGAにファンはなく、電源ファンとFDDが主たるノイズ源だった。その内FDDを実質的に使わなくなったら相当静かになった。その後、プログラムの肥大化と共にHDDを導入した時、SCSIケーブルを延ばしてドライブを隣室に設置し「PCは比較的静か」であることを保持した。CPUにファンが載るようになり静寂が打ち破られると、サードパーティー製のCPUクーラーを求め、再び静かなPCに戻った。 ビデオカードも同様にVGAクーラーを使って対応した。その間、知り合いのPCを数多くメンテしたが、持ち込まれた市販品はどれもこれも煩く耐え難かった。自分の聴力が並外れているのだろうか。
そんなことはない。
音楽を聴く時、イヤホンかスピーカーか、その辺りに訳があるように思われる。オーディオ全盛の時代、住宅地を歩けば必ず何処からかステレオの音が聞こえてきたものだ。今から思えば信じ難いほどの大音量だった。近年、そうした光景は滅多に見られない。だからと言って音楽が聴かれなくなった筈はない。音量を絞るようになったか、或いはイヤホンで聴くようになったか、恐らく両者であろう。 抑もイヤホンを掛けていればPCのノイズは聞こえ難くなる。しかしながら自分は大のイヤホン嫌い。小学生時代に作ったトランジスタラジオ以来お世話になったことはない。これからもないであろう。 (あるとすれば補聴器か)
つまり、外界の音を遮断する手立てのある人はPCのノイズに対して寛容になるが、そうでない人は過敏になる。とは言えないだろうか。また、暗騒音値が高いところでPCを使う人はノイズに対して甘くなり、静かな環境で使う人は厳しくなるのは当然のことと言えよう。
つまらぬ御託を並べてしまったが、要するに自分は強度のノイズ過敏症であり、喩え高性能なPCであっても静かでなければ無価値同然になる。 そうならないために日々ノイズの低減に励んでいるのである。
では、ノイズの低減策は、
① CPU・VGA・HDDなど、発熱・消費電力とも少ない部品を選ぶ
② 静かなファンを選ぶ
③ HDDは消音ボックスに入れる
④ ファンの風切り音対策
以上4点は誰でも行う当たり前の対策であり、改めて述べるまでもない。
実はもう一つ重要な対策がある。
⑤ ファンの数を増やす
である。
ファンのノイズを低減するためには、可能な限り口径の大きいファンを低回転で回す方法が最も効果的と言えよう。ところが静かになるまで回転数を落とすと冷却能力が落ち、必要十分な風量を得られないことがある。 そうした時、ファンの回転数を上げるかファンを増設するか選択を迫られる。 どちらがより良いかは一概に言えないが、ファンを増設する方が好ましい場合が多い。
合奏や合唱の経験のある人なら直ぐに理解できるのではないだろうか。楽曲を「pp」で演奏する時、10人でも100人でも実現可能である。つまり、「pp」を何倍しても決して「f」にはならない。ところが、一人でも「p」や「mp」で演奏すれば、全体の「pp」は保たれない。
ファンの場合も同じではないだろうか。煩いファン1個より、静かなファン3個の方がずっと静かである。このことは経験上からも明らかである。
ところが 「ファンのノイズ低減=ファンの数を減らすこと」 と考える人は少なくない。
自分の組み立てるPCのファンが標準的な構成に較べて1~2個多いのはそのためである。
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ベルイマンの「ファニーとアレクサンデル」を観た。上映時間312分。とかく長編映画は途中で眠くなる。 例えば「アラビアのロレンス」は何度挑戦しても白川夜船。 どこまで観たかも覚えていない。「ファニーとアレクサンデル」もまた眠気との戦いになるかと心配されたが、ところがどっこい、18:30開演、23:45終演、途中で投げ出すことなく一気に観た。
とても寝られるような映画ではなかった。先ず映像の美しさに引き込まれ、スウェーデンの富裕家の絢爛豪華な邸宅と調度類に唖然とし、ホームパーティーの盛大さに驚き、やがて哲学的とも言える台詞に圧倒された。ホームドラマの体裁を取りながらも、生と死、聖と俗、正と邪、真と偽、静と動、喜と悲、愛と憎等々、人間のあらゆる姿を描き出したベルイマンの傑作映画としての評判に偽りはなかった。
PT2導入から1年経った。その間に録った映画は凡そ6TB。「ファニーとアレクサンデル」はその中で最も印象深い作品と言えよう。しかしながら、もしPT2がなければこの映画を観ることはなかったであろう。54GBもある映画をPT2以外のチューナーで録画する気にはなれない。8K円も散財してBDを購入することも、WOWOWで放送された深夜から早朝にかけての時間帯に観ることも考えられない。
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【ガラス製のランプスタンド】
数ある小道具の内、最も気に入った品である
Kosta Bodaか (開始から44'38"のシーン)
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戯れ言が2回も続いてしまった。心配された台風の影響もなかったので、そろそろ極小PCのケースづくりに取りかかろう・・・
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1.3Lの極小PCケースをつくる I (2011.8.4)
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先月、このPCケースの図面を描いている頃は暑かった。それから3週間、例年になく凌ぎやすい日々が続いている。本格的な夏がやって来る前に工房作業を進めよう。
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・上の節で紹介した図面を1mm厚のアルミ板に貼り
付け糸鋸盤で裁断した。
・同じく糸鋸盤を使って後板のI/Oパネルに代わる
穴を開けた。
・合計129個の穴を開けた。始めに2mmの穴を開け、
ヤスリで中心誤差を修整した後、必要な径に拡大
した。径6mmの穴は3/4/5/6mmの順に拡げた。
(図面中の赤マークは中心誤差修整個所と修整方向を示す)
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板金折り曲げ機を使って四方を曲げた。
計算に誤りはなかった。
両側面の通気穴102個は径5mmの予定だったが、
実際に穴を開けてみたら予想より確りしていたので6mmに拡大した。
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M/Bを当てたら、ピッタリ収まった。
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右はMini-Box M350 約2.5L。
今回の極小PCケースは約1.3Lの予定。
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1.3Lの極小PCケースをつくる II (2011.8.6)
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次に前板を作ろう。天板や側板との接合に用いるビスが見えないよう前板は二重にした。
化粧前板は3mm厚、補助前板は1.5mm厚のアルミ板を使った。
前節で四辺折り曲げの時、補助前板部分も同時に仕上げられたのだが、皿ネジを面位置に埋め込むためには1mmでは厚みが足りず、別に誂えた次第である。
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何の変哲もない顔である。
自作1号機のデザインを踏襲した。
ケースが小さいのでSWが大きく見える。
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1.3Lの極小PCケースをつくる III (2011.8.7)
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今日は天板をつくった。先ず、天板を固定するL型アングルの細工から始めた。
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糸鋸盤でL型アングルを45度に切断した。少し慣れたので仕上げに要する時間は大分短縮された。
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L型アングルを取り付けた。アングルが薄いので、天板はカレイナットを使って留めることにした。
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天板に100x12mmファンを取り付けた。
ファンガードはアルミパンチングメタル。
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やっと全体の姿が見えた。
塗装については思案中。
アルミ地のままか黒くするか・・・
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1.3Lの極小PCケースをつくる IV (2011.8.10)
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出来上がったケースに部品を組み込みSW-ON。動作に問題はないがアイドル時のファンが静かではない。ケース内の温度が上がり易く、排気が追いつかないようだ。思案の末、排気ファンを増設することにした。
それでも高負荷時はCPUファン全開となり少し煩いが、WebやFull-HDコンテンツの再生時は良好なノイズレベルとなった。
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2個のファンはM/B取付穴を使って固定した。
100x12mmファンは吸気。50x10mmファンは排気。
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2個のファン穴は、○や□ではなく5角形にした。
天板はアルミ板ではなく、テスト用の厚紙。
ファン高回転時、パンチングメタルの風切り音が
気になる。別の製品でも試してみたい。
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Win7のパッケージが大きく見える
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Mac mini より小さいのだ (2011.8.10)
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アルミ板で天板をつくり直し、どうにか見られる姿になった。パンチングメタルは交換する可能性があるので、スポンジを挟んで押さえつけた。ぐらつきはなく、このままでも大丈夫そうだ。
人の作品にケチを付けるのは簡単だが、いざ自分の作品となると公平には評価しにくい。ずばり、自作1号機に較べて出来映えは今一つ。当然と言えば当然のこと。かけた時間は1/5くらい。仕上げもクリアスプレーの間に合わせである。
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このPCの仕上り寸法は
W182xD182xH40mm=1.325L
最近発売されたMac miniは
W197xD197xH36mm=1.397L
Mac mini より72mmL 小さいのだ。
「だからどうした・・・」との声が聞こえてくる。
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さて、このケースには二つの欠点がある。
一つは防塵対策が十分ではないこと。
今回使用したパンチングメタルは、穴の直径3mm、ピッチ4mm、千鳥配列。開孔率を計算すると、凡そ50%となる。外部から入り込む埃はパンチングメタルで多少は引っかかるが、通常のファンフィルターに較べたらその効果は知れたもの、小忠実に内部をクリーンアップする他はない。
もう一つはお零し問題である。
飲み物を零さぬように気を付けるだけではダメ。笑い転げて吹き出さぬように十分な配慮が必要である。つまり 「このPCを使うなら飲むな 飲むなら使うな」 か。
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Sharkoon SHA-FDAD-32G (2011.8.13)
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その後順調に動いている。室温約30℃の時、アイドル時CPU温度36~37℃。100mmファン1100rpm、50mmファン1200rpm。ケース外部最高温度は35℃程度。超小型静音省電力低発熱、ご時世にピッタリのPCと言えよう。
さて、64GBのSSD1台では何かと不便である。このところ2台あるファイルサーバーは常時稼働ではない。ISOやTSファイルなど必要に応じてローカルディスクにコピーしている。
本PCはシステムドライブの空領域ではなく、USB3.0対応メモリにコピーすることにした。
ところが昨年購入した16GBのUSB3.0対応メモリは少々不都合がある。
・16GBでは収まらないTSファイルが少なくない。
・メモリの厚みが11.4mmあり、隣接コネクタが使えなくなる。
USB3.0対応の延長ケーブルは避けたい。
・もう少し速い製品はないか。
そこで、最新のUSB3.0対応メモリ 「Sharkoon SHA-FDAD-32G」 を求めた。公称値は、
読込速度 :110MB/s (最大値) 書込速度 : 70MB/s (最大値)
これまで使ってきたメモリは 「A-DATA N005 AN005-16G-CGY」である。公称値は
読込速度 : 85MB/s (最大値) 書込速度 : 55MB/s (最大値)
序でに手持ちのCF 「Transcend CompactFlash 32GB」 をUSB3.0対応カードリーダーに挿してみた。このCFの公称値は、
転送速度: 40MB/s (最大値)
以下、CrystalDiskMark3.0のデータ、及びSSDに置いた4.18GBのISOファイルを実際に
コピーした時の所要時間を載せた。
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左上 : Sharkoon SHA-FDAD-32G
左下 : A-DATA N005 AN005-16G-CGY
右 : Transcend CompactFlash 32GB
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Sharkoon SHA-FDAD-32G
4.18GB ISOファイル書込所要時間 : 1'00"
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A-DATA N005 AN005-16G-CGY
4.18GB ISOファイル 書込所要時間 : 2'39"
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Transcend CompactFlash 32GB
4.18GB ISOファイル 書込所要時間 : 4'58"
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以上の通り、CrystalDiskMark3.0x64 Sequential Write値と実際の書込時間とが
ほぼ反比例した。Sharkoon SHA-FDAD-32Gならストレスなく使えそうだ。
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補遺) Dynatron T357 のヒートシンク (2011.8.18)
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DynatronT357のヒートシンクは取り付けが難しい。少しでも誤差があるとCPU温度は直ぐに上昇する。そこで、樹脂製の中空スペーサーを挿入し、誤差を最小限に押さえ込んだ。
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Dynatron T357のヒートシンクは、中央部分が三段に切り欠かれ、フィンと直角方向にも風が抜ける構造になっている。
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Intel 80GB mSATA SSD (2011.8.25)
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注文してあった Intel 80GB mSATA SSD が届いた。3週間かかった。早速Win7HP64を入れた。 (前はWin7Pro64だったがライセンスの都合でHP64に変更した) PHISONコントローラー仕様のMyDigital 64GB SSDに較べてInstallもUpdateも大分速く感じた。正確な時間は測り損ねたが体感では3割り増しくらいか。
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CrystalDiskMark3.0の結果は左の通り。
Windows Experience Index HDD値は
・Intel mSATA SSD 80GB・・7.7
・MyDigital SSD 64GB・・6.8
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Win7HP64にベンチソフトやユーティリティーソフト等を入れてSSDの空領域は42GB余り。動画ファイルを置かなければ十分間に合うであろう。
やはり 「小さいことは良いことだ」 とつくづく思う。我家にはこれより能力の劣るPCがゴロゴロしている。何故か低スペックPCほどデカい。勿論旧型だから致し方ないこととは言え、体積が10~50倍もあってはどうにかしたくなる。何れ順次小型化を進めることになろう。
現在、このPCの使用率が最も高い。HD2000の絵は底々綺麗。Realtek ALC892も小型2ch-SPで聴く限り我慢できる。NICはIntel 82579Vなので安定している。
難点があるとすれば、BDドライブをUSB接続した時、メディアが空の場合にBIOSが立ち上がらないIntel M/Bに共通する不具合だけである。 (08/02/2011付の最新BIOSでも改善せず)
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これにて一先ずおしまい
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