JETWAY NF93-LF + C2D T9550 最終更新日 : 2018/05/02
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3月に9300ITX+L3110+SG05B、4月に9300ITX+Q8200s+PT09B、そして5月はNF93-LF+
T9550+S110BK。 殆ど病気 (=Mini-ITX症候群)だ。 だが、それには理由がある。
・先ずケース選びに悩む。Mini-ITXに手を出すと、とかくM/Bよりケースの方が多くなる。
・Mini-ITXはATXやMicroATXと違って組立即完成とはならない。
・CPUファンやケースファンをあれこれ取り替えたくなる。
・排熱処理を工夫しないとチップセット回りがかなり熱くなる。
その対応策に木工や金工の出番となる。
・拡張スロットをどう使うか、これもまた悩ましい。
・そして再びケース選びに悩む。或いはケースの改造を考える。
と、完成するまでに悩みは尽きない。ところがこの種の悩みは何故か快感なのだ。 (2009.5.13)
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SocketPの取り付けは要注意 (2009.5.13)
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実はNF93-LF+T9550+S110BKが揃ったのは4月25日だった。早速まな板で組み立てたが動作せず。電源やメモリとの相性か、或いはM/Bの初期故障か。あれこれ部品を交換したがダメ。ひょっとしてCPUかもしれない。T9550はSocketPタイプでは最も新しい製品なのでBIOSが未対応なのだろうか。やがてP8600が届いた。今度はOK。やはりCPUか。だが腑に落ちない。再度T9550を取り付けたら、何とOKだ。前回とどう違うのか。
難しい原因ではなかった。SocketPはレバーを使った取り付けではなく、ドライバーでビスを回して固定するのだが、そのビスの回転量が足りずCPUが接触不良だったのだ。そうしたタイプのCPUは以前にも使ったことはあるが、今回はビスを回した時のシャッキリ感が全くなかった。 適正回転量は90°+α。 このα分は要注意だ。
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GM45のWin7ドライバはHDCPに対応せず (2009.5.13)
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Windows7RCをインストールした。9300ITXの時と同様問題なく・・・、否、問題が出た。GM45のWin7ドライバは、今のところHDCPに未対応のようだ。BDをかけるとその旨の表示が出る。ならばVistaにしよう。
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S110BKのACアダプタ電源 (2009.5.13)
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次にVistaをインストールしたが、いつもと違ってぎこちなかった。やがて原因が判った。このNF93-LFは一旦電源を抜くとBIOSが初期値に戻り、とんでもない日付になるのだ。仕方ない、Vistaを再インストールしよう。今度は大丈夫。HDCPの認識もOKだ。アイドル時の消費電力は24W。これは良い、と思ったが、噂通りS110BK付属のACアダプタ電源はじゃじゃ馬だ。このDC-DC変換基板は20pinの電源コネクタに直接差し込むタイプだが、その発熱は半端でない。3個あるレギュレーターの内2個は60℃台、もう1個は70℃オーバー。これではケースに収めた時、更に温度は上昇するであろう。万が一にも発煙PCは願い下げだ。適当なACアダプタ電源を探すことにしよう。
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Mini-BOX picoPSU-120 (2009.5.13)
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5月12日、Mini-BOX picoPSU-120が届いた。流石に定評のあるACアダプタ電源だ。 レギュレーターの温度は40℃台、今のところ50℃は超えない。アイドル時消費電力22W。
ところがこれで良しとはならない。例によってチップセットヒートシンクはかなり熱くなるのだが、S110BKを使った時、M/Bの基盤面から天板まで43mm (これは勘違い。実際は46mm)。 これではヒートシンクにファンを乗せられない。ならば奥の手を使うことにしよう。
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T9550&P8600 (2009.5.16)
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NF93-LF + T9550 + Mem2GB + 2.5"HDD + スリムBDドライブ +picoPSU-120で、アイドル時消費電力22W。これまで組んだPCの中では最良値だ。T9550のTDP値は35W、P8600は25W、CPUを取り替えたらアイドル時の消費電力は20Wを切れるかもし知れない。
ところが結果は、
CPU
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クロック
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L2
Cache
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TDP
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アイドル時
消費電力
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CPU#1
温度
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CPU#2
温度
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Superπ
104万桁
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購入価格
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T9550
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2.66GHz
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6MB
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35W
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22W
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32℃
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33℃
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18秒
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\31,980
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P8600
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2.4GHz
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3MB
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25W
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24W
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40℃
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41℃
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24秒
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\21,980
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*Vistaスコアは両者同一値で、5.5 5.8 3.8 3.7 5.8
*Vistaの電源プランは初期値のまま。
*両者とも低負荷時にクロックダウンしていない。
*温度測定:Everest5.01、電力測定:ワットチェッカー、室温22℃。
*まな板組状態で、まだケースに収めていない。
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完全に勝負ありだが、それにしてもSocketPシリーズは高杉だ。
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HDDからSSDへ換装 (2009.5.17)
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HDD:Seagate ST9320421ASG 320GB 7200rpmから、
SSD:PhotoFast G-MONSTER PF25S64GSSD 64GB へ換装した。
結果はアイドル時消費電力21W。HDDの時より1Wの減少に留まった。もう少し低消費電力のSSDを使えば20Wを切れそうだ。今回のST9320421ASGは前回購入した製品より少し静かなので、消音ボックスに入れなくとも良いかもしれない。予定のケースS110BKは、工夫をすれば2.5"のHDDとSSD併せて2台収めることができる。目下思案中ではあるが、そのためにはアルミ工作をしなくてはならない。最近、我が木工房は金工房に変わりつつある。
「パソコンも良いけど包丁も研いでね」と声がする。
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奥の手 (2009.5.20)
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S110BKの体積は約3.2L。ケースファンは一つもない。ATOM登載のM/Bでも排熱に苦労するとか。SocktP仕様のM/Bなら尚更だ。仮にアイドル時のCPU温度が30℃台でも、負荷をかけると直ぐに60℃をオーバーする。やはりファンの追加は避けられない。
ではS110BKのどこにファンを取り付けるか。M/Bのベースが抽斗式のため、ケースに直接取り付けることはできない。ならば「奥の手」だ。と言っても決して奇異な方法ではない。一般的には極当たり前の解決策だと思う。金工を伴うため少し面倒なだけかと。
Mini-ITXのM/Bは4ヶ所のビスで固定する。そのビスから柱を立てれば、ファンやSSDなど軽い物なら取り付け可能の筈だ。この手法は、これまで何度も構想したが一度も試したことがない。最近「板金折り曲げ機」を購入したので、どうにか実現できそうだ。
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M/B固定スペーサーの活用 (2009.5.20)
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そこで、MicroGrafix Designerを使って実寸図を起こし、スプレー糊でアルミ板に張り付け、糸鋸盤で切断し、折り曲げ機で90°曲げ、サンドペーパーで仕上げた。長さが170mmあるので、剛性を確保するため1.5mmのアルミ板を用いた。 |
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如何に軽い部品とはいえ、2点留めでは安定しない。丁度良いところにネジ穴がある。チップセットヒートシンクの取り付け穴だ。プッシュピンを外してビスナットに替えた。また、ICH9Mチップセットに銅製のヒートシンクを取り付けた。
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先ず、M/B取り付けビスの替わりに高さ10mmのスペーサーで固定する。次に3×30mmビスを使って今回製作した補助金具を取り付ける。ナットは4ヵ所、ワッシャは適宜に。 |
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これまで3mmビスには3.2mmの穴を開けてきたが、今回は取り付け誤差を考えて3.5mmにした。これは正解、ヤスリを使わず一発で決まった。取り付けたファンはScythe社S-FLEX SFF80A1000rpm。
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第1回組立 (2009.5.20)
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以上の策を弄しS110BKに収めた。結果は【×】。アイドル時のCPU温度は、まな板組の時に較べて8~10℃上昇し40℃を超えた (室温24℃)。そればかりではない。時間の経過とともにCPU温度が少しずつ上昇する。排気能力が不足しているようだ。これでは夏を越せないであろう。
ならば次の手を考えよう。
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43mmではなく46mmだった (2009.5.20)
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M/Bの基盤面から天板までの間隔は46mmだった。前記の通りS110BKのM/Bベースは抽斗式だがケースには何本か溝があり、試作中に間違って差し込んでいた。当然スリムドライブは収まらない。本組立するまで気付かなかった。 最近勘違いが多い。視力が衰えたせいか、年のせいか。
46mmとなれば、チップセットのヒートシンクにファンが載せられる。と言ってもNF93-LFのヒートシンクはファンを載せ難い。40mm角のヒートシンクならば、今はなき「高速電脳のKD-taNB40」が使い易い。予備がなかったので別のPCから引き剥がした。40×10mmファンはT&T社の製品を使った。
再度組み立てたところ、内部温度は1~2℃下がったが、時間の経過とともに少しずつCPU温度が上昇する傾向は改善されなかった。そこで、
・CPUファンをT&T社4020LL12S 40×20mm 3000rpmに替える。
・天板下に設けた80×25mmファンをNoctua社のNF-R8に替える。
・排気ファンを取り付ける。工夫すれば40×10mmファンが2個取り付け可能。
Noctua社のNF-R8は1800rpmなので多少改善はされたが根本的な解決とはならなかった。ならば40×10mmの排気ファンか。だが、そのための工作はかなり面倒だ。思案すること四半時。そうだ、NF-R8を吸気ではなく排気にしてみよう。
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第2回組立 (2009.5.20)
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経過報告1 (2009.5.29)
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前節で「室温30℃以下なら使えそうだ」と述べたが、そう甘くはなかった。室温25℃程度までならBDを鑑賞する上で特に問題は起こらないが、室温27℃以上になるとBD鑑賞時のCPU温度は46~47℃になり、3個のファンは自動的に回転数が上がる。 (ファン回転数自動制御の場合)
これが結構五月蝿いのだ。まだまだCPUクーラーの冷却能力が不足しているようだ。できることならCPUクーラーを取り替えたい。だがSocketP用クーラーはどこにも見当たらない。
そこでファンの風量増加を狙って幾つかの40mmファンで試した。その結果、T&T社4020L12S(40×20mm 4000rpm 4.73CFM)を選んだ。このあたりの判断は人によって分かれるかもしれない。CPU温度とノイズを天秤にかけ、そのバランスで決めた。これでBDやDVDアプコン再生時のノイズ問題は概ね解決した。
但し、この状態でPrime95は無理。10分程度で70℃近くなる。M/BのCPU温度上限値を70℃に設定してあるため (設定しなくともよい)、Prime95の連続運転を中止した。だが諦めるのは早い。ファンを40mmから60mmに替えてみよう。但し、取付には例の如く一工夫しなくてはならない。
さて、天板下に据えた80mmファンは排気か吸気か、これもまた難しい問題だ。今のところ排気の方が好成績ではあるが、室温が30℃を超えたらどうなるかは不明。現在の排気設定のまま回転数を上げると、かえってCPU温度が上昇する。天板メッシュ面の向かって右側は吸気、左側は排気を受け持つのだが、バランスが崩れると逆効果になるようだ。ケースの内部に仕切り板を設けても改善されなかった。
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VistaSP2 (2009.5.29)
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5月26日、VistaSP2が発表された。即DLしインストールした。所要時間は両者併せて40分程。問題なくアップデートした。見た目の変化はないが、ほんの少し軽くなった気がする。だが、ウイルスソフト以外のソフトを起動しない時でも、メモリ使用量は700MB以上あり、Win7やXPより200~250MB多い。如何にメモリが安くなったとは言え少し気に入らない。やはりWin7が本命であろう。インストール後3日経ったが特に問題なし。IE8やBDの再生も快調だ。
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電源を抜くとBIOSが初期値に戻る件、この問題は未だ解決しない。日付が2009.1.1になるため、そのままVistaを起動すると、背景が黒画面になり「このWIndows Vistaは正規品ではありません」とでる。再起動してBIOSの日付を正しただけでは済まない。OSやウイルスソフトの更新記録に矛盾が起こるため、何かとトラブルの原因になる。インストールディスクを使って過去の設定に戻れれば良い方、最悪の場合OSを再インストールすることになる。二度とそうならないために「電波時計」を購入した。傍らに時計があればBIOSの日付確認は怠らないであろう。
(室温と湿度もデジタル表示されるので重宝している) ところが、電源を抜いてもBIOSが初期値に戻らない事もあって話はややこしい。色々試してみたが、その条件が掴めない。 どなたかエスパーして貰えないだろうか。
JETWAY NF93-LF のマニュアル (586KB)
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「Mini-ITX Nano-ITX Pico-ITX 総合 -20- 」スレのみなさんありがとう (2009.5.31)
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実はまた流れアク禁になってしまいました。最近は酷い状態です。月の半分くらいしか書き込めません。そこで、本ページで御礼を申し述べます。
>>297
紹介ありがとう。
>>298
その可能性も考えていました。予備に購入したP8600で試してみます。エスパーありがとう。
>>299
はい努力します。が、6月は野暮用が目白押しです。今暫くお待ち下さい。
>>300
激励ありがとう。
>>306
モリタポの件、検討します。
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Everest最新版 (2009.6.7)
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涼しい日が続いている。お蔭でNF93-LF + S110BKは快調だ。
温度測定ソフト |
CPU#1温度 |
CPU#2温度 |
室温 |
アイドル時消費電力 |
Everest5.02
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35℃
|
37℃
|
24℃
|
22W
|
SpeedFan4.38
|
30℃
|
32℃
|
24℃
|
22W
|
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Everestの最新版Ver.5.02の読みは、SpeedFanの読みに較べて5℃高い数値を示す。この種の温度測定は余り厳密な値ではないと聞くが、M/BのBIOS読みはEverest5.02に近い。最近は専らEverestのお世話になっている。最新のCPUやM/Bへの対応も早い。
T9550 ( 2.66GHz L2:6MB ) を載せてアイドル時消費電力22W。 追加のファンを外せば21W。
なかなか良い感じだ。
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ION-ITX (2009.6.7)
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ZotacのION-ITXが4種発売になった。M/B+CPU+SSD+スリムドライブの標準的な構成の時、CPUの能力から考えてアイドル時の消費電力は20Wを切れるかと期待したのだが、4種ともNF93-LFをかなり上回るようだ。詳しいデータが待ち望まれる。もし20Wを切れないようならION-ITXはパスするだろう。Totalで少し値は張るがSocketP仕様のM/Bの方が魅力的だ。GM45ではなくがGF9400なら文句なしなのだが。
そうだ、T9550の予備に求めたP8600が遊んでいる。可愛そうなのでAopenのi45GMt-HDあたりを宛がうことにしよう。ケースはAntecのISK300-65ではどうだろうか。写真で見ると少し不細工だが、手にとって見るとそうでもない。 1時間もすれば見慣れてくる。体積約7リットル、奥行328mmの割にはデカさは感じない。と言うことは次回作の準備が整ってしまったのだ。あれこれ食い散らかしはいけない。NF93-LFを何とか仕上げよう。
と、一人悦に入っていたら・・・
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SSDが急逝した (2009.6.7)
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使用中、突然リセットがかかり、それっきり。Vistaのインストールディスクを入れると延々黒画面が続く。SSDを外し元のHDDに替えたら無事起動したのでM/Bのトラブルではない。起動ディスクをHDDにしてSSDを繋ぐとOSは起動しない。明らかにSSDの故障だ。まだ100時間も使っていない。早速販売元へ送ることにした。
これまでPC自作歴17年間で、HDDのクラッシュは数度あった。何れも物理フォーマットすれば直る類のトラブルで完全死は今回が初めてだ。思い返せばこのSSDの発熱はどの2.5"HDDにも負けなかった。上記EverestではSSDの温度は表示されないが、手に触った感じではかなりの熱さだった。それにしてもSSDの発熱は製品によって随分差がある。もう一台のTranscend TS128GSSD25S-Mは殆ど熱くならない。だが、発熱が原因かどうかは不明だ。
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DVDのアプコン再生Ⅰ (2009.6.8)
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SSDを販売元へ送ってしまったので暫し休憩を。その間に年寄りの戯言を一席。
ホームユースのPCには何が求められるか、ハードなゲームはしないとの条件で考えてみよう。
PC本体に関しては、
・居間・寝室・台所などに置くなら小型のケースが良い → Mini-ITX
・キーボード・マウス・LANは無線化したい
その他、紐付き機能はなるべく避けたい → ACアダプタ電源は許容する
・なるべく静かなPCが良い → SSDを使う
・防塵対策を施す → 小型ケースの場合はなかなか難しい 忠実に掃除する他はない
以上の条件を満たすPCの製作はそれほど難しくはない。
使用ソフトについては、
インターネット&メール、ワープロ&表計算、デジカメ写真の編集&スライドショー、
BD&地デジ、そしてDVDのアプコン再生、
あたりとするなら、最後の「DVDのアプコン再生」以外は容易だ。Mini-ITXの場合、GM45・780G・GF9300・GF9400等を載せたM/Bなら、Full-HDでのBD再生や地デジは全く問題ない。
問題はDVDのアプコン再生だ。最近BDが普及したとは云えアルバム数はDVDの比ではない。特に名作映画はDVDが圧倒的。ところがDVDを24"以上のディスプレイで見ると荒さが目立つ。そうした時、DVDのアプコン機能が役立つ。PowerDVD9Ultra・WinDVD9plus・TMT3などに登載されたアプコン機能は必ずしも満足の行くものではないが、ないよりはずっとまし、好みに合わせて調節すれば結構使える。
さて、このアプコン機能はVGAではなくCPUの能力に依存するようで、1コアCPUでは先ず無理、2コアCPUでも非力な場合はカクカク、やはり高性能な2コアか、或いは4コアのCPUが望ましい。とすると、ION-ITXでDVDのアプコン再生はできるのだろうか。未だその情報は見当たらない。では、このPCはどうだろうか。
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DVDのアプコン再生Ⅱ (2009.6.10)
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SSDの修理待ちの間にDVDのアプコン再生テストをした。
(一部測定に不手際があったので再測定した。 6/11)
【再生ソフト】 PowerDVD9Ultra 1719
【使用DVD】 R・シュトラウス「バラの騎士」C・クライバー
【使用BD】 小澤征爾「ベルリン・フィル」 (我家のBD中最も高画質)
【再生解像度】 1920×1080
【CPU使用率測定】 タスクマネージャー
【温度測定】 Everest5.02
【電力測定】 ワットチェッカー
【室温】 26℃
【通風】 空気清浄機のみ
*TTHD=TrueTeatre HD *TTL=TrueTeatre Lighting *TTM=TrueTeatre Motion
*ICV=Intel Clear Video (インテルのハードウェアアクセラレーション)
測定項目
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Idle時
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DVD
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BD
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付加機能
=全OFF
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ICV=ON
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ICV=OFF
TTHD=5
TTL=5
TTM=OFF
|
ICV=OFF
TTHD=5
TTL=5
TTM=弱
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ICV=OFF
TTHD=5
TTL=5
TTM=強
|
ICV=ON
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CPU使用率
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0%
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3~20%
平均10%
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2~18%
平均8%
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34~46%
平均40%
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47~74%
平均60%
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50~80%
平均63%
|
2~20%
平均8%
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消費電力
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23W
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35~37W
平均36W
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36~38W
平均37W
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41~43W
平均40W
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50~52W
平均51W
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50~52W
平均51W
|
35~37W
平均36W
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CPU温度#1
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37℃
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46℃
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45℃
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51℃
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60℃
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61℃
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46℃
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CPU温度#2
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39℃
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45℃
|
45℃
|
50℃
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59℃
|
60℃
|
46℃
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画質
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-
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荒い
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少し荒い
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うーん
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やや良い
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やや良い
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優秀
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CPUファン
のノイズ
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静か
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静か
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静か
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まあ静か
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少し気になる
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少し気になる
|
静か
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TTHDとTTLは0~10まで目盛があり規定値は「5」。TTMは「強・弱」の選択となる。自分の好みで言えば 「TTHD=3 TTL=0 TTM=弱」 あたりが最も見易かった。
DVDのアプコン再生時、T9550 ( 2.66GHz L2:6MB 、Superπ104万桁:18秒) でもCPU使用率は80%に達することがある。やはり非力なCPUでは苦しいと思われるが、実際にはどうだろうか。
動画再生ソフトはバージョンによってCPU使用率が様々なので過去のデータは余り役立たないが、昨年組み上げた MINIX+4850e によるDVDのアプコン再生はかなり苦しかった。また、本サイトにはアップしていないシングルコアの Turion64 MT40 + HD3850AGP は全くダメだった。
ところが、このAGP-PCはBD再生時の画像の滑らかさと発色は棄てがたく、なかなか退役できない。動画の再生品質は必ずしもスペックに比例しないところが悩ましい。
DVDのノーマル再生ならMatroxが良いとか、BDならX1950proの発色が一番とか。
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SSDの修理Ⅰ (2009.6.19)
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6/07 SSDを販売元へ送った。 6/15 販売元から電話があった。「動作不良を確認した。修理に数週間かかる」 6/16 販売元からメールがあった。「修理に4週間かかる」
つまり修理上がりは最短で7/14。そんなに待てない。
修理依頼は我がPCライフで二度目。一度目は今から22年前、PC9801DXのFDD修理だった。その時は2週間で手元に戻った。そして今回は6週間。さてどうするか。
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SSDの修理Ⅱ (2009.7.17)
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7月16日、販売元から以下の趣旨のメールが届いた。 (長文なので少し文章を改めた)
「6月9日着にてお預かりいたしました修理品のPF25S64GSSDは、現在台湾の製造工場にて
修理に入っております。しかしながら弊社に返送される期日が明確となっていないため、お客
様にご返却が遅れておりました。また、通常ですと交換品にて対応いたしておりますが、現在
交換品のストックも切らしております。すでに1ヶ月お時間をいただきまして誠に申し訳ござい
ません。そこでご提案なのですが、同機種の128GBモデルに交換するということでは如何で
しょうか。こちらですと在庫もあり、近日中にはお手元にお届けできます」
そこで、同機種128GBモデルへの交換を承諾し、併せて代金の差額分を支払う旨の返信をしたところ、
「PF25S128GSSDに交換ということでお応え申し上げたく存じます。なお、今回の件につき
ましては弊社に落ち度がございますので、差額につきましては頂くわけにはまいりません。
お時間をかけてしまい、なおかつご迷惑をおかけしてしまいましたので無償にて承ります。
何卒ご了解下さいますようお願い申し上げます」
との返信を受けた。13,800円の64GB-SSDが33,893円の128GB-SSDに交換の上、差額なし。ラッキー! だが、はたしてそうであろうか。価格差は兎も角、故障の原因が判らず仕舞いでは今一つ腑に落ちない。 販売元は最大限の好意的な対応であったと思う。その点は大いに評価したいのだが・・・
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CPUクーラーをつくろう (2009.7.19)
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7月18日、販売元から代替品のSSDが届いた。添え書きによれば動作確認済みとのこと。
よし、どうにかして完成させよう。
本機の最大の問題点はCPUクーラーの貧弱さにある。S110ではなく、もう少し大きなケースに替えれば解決策は俄然簡単になるのだが、このPCは、D200xW190xH83mmのS110を前提にしたものであり、SocketP用のCPUクーラーが市販されていないからと言って諦めるのは早い。
そこで、CPUクーラーを自作することにした。先ずヒートシンクをどうするか。手持ちの電動工具を総動員すれば、アルミ材または銅板を使って作ることは可能だが、この時期、木工房に立て籠もるのはご免だ。幸い手頃な大きさのヒートシンクが市販されている。 求める寸法の製品はないが、少し加工すれば使えそうだ。
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左の写真はアルファ社のUBC60-20B。上は上面、下は裏面、寸法は59.5mm角20mm高。
NF93-LFに取り付けるためには、59.5×52.0mmに切断する必要がある。これは糸鋸盤で可能だ。
問題はM/Bへの取り付け穴の精度が確保できるかどうかだ。ファンの取り付けは難しくない。このヒートシンクを使えば60×20mmファンが載せられる。
夏休みの工作にピッタリだ。
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期待以上の結果が得られた。 (以下、室温は27℃)
① 先ず、CPUクーラー以外は前回と同じ部品構成、つまり320GBの2.5"HDD+VistaSP2の時のアイドル時CPU温度は、
ケースなしの時:CPU#1及びCPU#2とも30℃
ケースに収めた時:CPU#1及びCPU#2とも34℃
②メモリを2GBから4GBに増量した時、
アイドル時の消費電力は23Wから24Wに上昇した。CPU温度に変化なし。
①及び②の時、HDDの温度(Everest5.02読み)は、時間の経過と共に上昇し、2時間くらいで40℃を超えた。
③そこで、前記代替品のSSDに付け替えWin7RC64bit版を入れてみた。インストールは問題なく、GM45のドライバもHDCP対応になったが、SSDの発熱は無視できない。Everestでは読めないが「どこでも温度計」の計測によれば40℃近い。
④最近安くなったIntelの80GB-SSDに替えてみた。OSはWin7RC64bit版。このSSDの発熱は低い。32~33℃。よし、これで行こう。
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排気ファンを取り付ける (2009.8.28)
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しばらく連続運転した。CPU温度は34℃で安定し、以前の様に時間の経過と共に上昇することはなかった。今回自作したCPUクーラーが適正に動作しているようだ。
ケースのあちこちを手で触って発熱状態を確認した。ケース手前右側、つまりメモリ上部が最も熱く40℃を超えている。
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そこで、メモリの脇に40×10mmの排気ファンを取り付けた。これまた効果は著しく発熱は止んだ。ケースに手を翳し排気を確認した。
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以上の結果、取り付けたファンはCPUファンを含めて都合4個となった。BIOSのファンコントロール任せでも不都合はない。十分に静かだ。
次に PowerDVD9Ultra1719で、最新BD「オーストラリア」と「ワルキューレ」をかけた。
CPU#1温度:39~41℃ 平均40℃
CPU#2温度:38~40℃ 平均39℃
消費電力:37~39W 平均38W
同じく PowerDVD9Ultra1719でDVD「崖の上のポニョ」をかけた。
上の表と同じ設定 ICV=OFF、TTHD=5、TTL=5、TTM=弱 の時、
*ICV=Intel Clear Video (インテルのハードウェアアクセラレーション)
*TTHD=TrueTeatre HD *TTL=TrueTeatre Lighting *TTM=TrueTeatre Motion
CPU#1温度:49~51℃ 平均50℃
CPU#2温度:48~50℃ 平均49℃
消費電力:45~47W 平均46W
つまり、CPUクーラーを替えたことにより、DVDアプコン再生時のCPU温度は10℃ほど下がったことになる。
よって「夏休みの工作」の評価は◎となった。
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インシュレーターをつくる (2009.8.28)
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S110に付属のインシュレーターは三角状のゴム棒を底板の溝に挿入する仕様。接地面から5mmの透間ができる。そのため二方が塞がれ風通しは思わしくない。底板に吸入口を開けたので、適当なインシュレーターを探そう。ケースが小さく低いので径18mm高さ12mmくらいが望ましい。だが求める寸法の製品は見当たらない。そうした時は自作に限る。
さてそこで問題。木材を丸く仕上げるのは簡単だが、ゴム材を丸く切り出すのはかなり難しい。あれこれ手法を考えた結果、丸棒削り出しカッターを使うことにした。
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S110に付属のインシュレーター。
接地面から5mmの透間ができる。
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左の写真は丸棒削り出しカッター"Tenon,Dowel&
Plug Cutters" 右から2番目の刃を使った。仕上り径は3/4"(19.2mm)
カッターをボール盤に取り付け、5mm厚のゴム材&6.4mm厚の黒檀材から切り出した。このカッターは無駄な削り分が多い。刃の発熱を考えれば止むを得ないのであろう。
ゴムと黒檀の丸材を両面テープで貼り付け11.5mm高となった。ケースへの取り付けも両面テープを使った。 見た目はバランスの良い収まりとなったが、効果は気休め程度。
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このM/Bには二つのSO-DIMMソケットがあり、基盤の上下に一つづつある。基盤上のメモリは近くに40mmファンを取り付けたので問題ないが、基盤下のメモリはかなり熱くなる。この熱がスリムBDドライブに伝わりメディアも熱くなる。風通しのない所なので長時間の運転に不安が残る。そこで、メモリを2GB×2から1GB×2に減量した。発熱はかなり治まった。これで低負荷から中負荷時の発熱に関する問題は全て解決した。CPU使用率100%で連続運転すれば60℃に達することもあるが、そうした使い方をするPCではないので良しとしよう。
【ベンチ結果】
Superπ
104万桁
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Yumeベンチ
1024×768最高
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3DMark06スコア
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Win7スコア
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18秒
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5032
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987
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6.3 5.5 4.1 4.9 7.4
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このPCの部品を揃えたのは4月25日、第一回組み立ては5月13日、その後何度も組替えをして8月28日にようやく完成の運びとなった。その間4ヶ月。長い道程だった。
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みなさんありがとう (2009.8.29)
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どうにか完成まで漕ぎ着けた最大の理由は、2ch「Mini-ITX Nano-ITX Pico-ITX」スレの皆さんのお蔭です。途中で何度も挫折したのですが、多くの皆さんに励まされて初心を貫徹することができました。もしそうでなかったら、S110を諦め、もっと大きなケースに替えてお茶を濁していたことでしょう。
本ページのアクセス数は、アップ以来110日間で5500回を超えています。長期間に亘り拙いサイトにお付き合い頂き心から感謝申し上げます。皆さんありがとうございました。
さて、次回は何を・・・ 候補が山ほどあって決めかねています。
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このPCは家人の仕事部屋に設置した際、 電源を抜くとBIOSが初期化されるのでコードを抜かないように良く言い聞かせてあった。そのため幸にもトラブルなく動いていた。それから8ヶ月、久し振りにメンテすることにした。案の定、電源を抜いて移動したら日付は2009.1.1に・・・
さて、前回入れたBIOSは2009/9/16付のNF93A04、最新BIOSは2010/3/19にアップされた2010/2/3付のNF93A05。USB-FDDからDOSを起動して新BIOSを入れた。その結果、電源を抜いてもBIOSはクリアされなくなった。5回ほど抜き差しして確認したので間違いはない。
このT9550+NF93のアイドル時消費電力は21~22W、H55&H57+LGA1156の場合はCPUにもよるが20~24W、SocketPシリーズは価格を考えれば最早過去の代物。直ったとはいえ、遅きに失した感がある。
否、そんなことはない。PCIスロットのある数少ない貴重なMini-ITXだ。手元に未使用のPT2が1枚ある。Silver Stone SST-LC19S-Rも口を開けて待っている。Linux + PT2に挑戦するか、無難なところでWin + PT2にするか、しばし悩まなくてはならない・・・
2ch Mini-ITXスレでは、Gigaの新M/B GAーH55NーUSB3の話題で盛り上がっています。その中に、対応するCPUクーラーの検証について自分宛のリクエストがありました。残念ながら、今回は見送る予定です。期待に添えず申し訳ありません。
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つづく・・・
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