9300ITX+MeOrb
MeOrbはそのままでは9300ITXに取付不可。そこで、MeOrbのメモリスロット側22枚のフィンを約60°ヒートシンク方向へ曲げた。フィンの間隔は2mm位。極細先曲りのラジオペンチを使った。ペンチの先端部は厚1.1×幅2.0mm。細かい作業は先曲りタイプが使い易い。
フィンとメモリの透間は0.2mm位。
フィンの間隔を揃えるのが面倒。
念のためメモリチップに絶縁テープを貼った。その余裕はある。
写真ではMeOrbのファンとヒートシンクが当たっているように見えるが、ファンはヒートシンクの2mm上方を回るので問題なし。 MeOrbの風はヒートシンクにも当たる。
[まな板組]
9300ITX+MeOrb+Q8200s+Mem2GBに、2.5inch-HDD+スリムBDドライブを繋いでテストした。
MeOrbのファンは回転数約1000rpmに固定。スリムドライブは内部USB接続した。電源はJPS社のACアダプタ電源SRD2D120を使った。
[動作報告]
テスト結果は上々。起動1時間後、CPU#1温度35℃ MCP温度43℃ GPU温度38℃ 室温23℃ アイドル時消費電力34W。この数値は手裏剣やリテールクーラーを使った時より良好だ。周囲へ良く風が回るのでチップセットにファンを載せなくとも十分か。MeOrbの軸音は少し気になるものの音が低いので致命的ではない。他のCPUクーラーを使った場合、チップセットにファンを載せることを考えれば、MeOrbの方が優位になるかも知れない。高さ制限の厳しいケースで重宝すると思う。MeOrbのファンを高回転にすると五月蝿いが、これは他のクーラーも同じ。Intelの省電力CPUを使う限り問題ないと思う。Mini-ITXでOCする人には向かないが。 (2009.4.19)