GA-MA790FX-DQ6 + PhenomII X4 905e 最終更新日 : 2018/05/02
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本機の元となったPCは、BD&地デジ用として2008年5月に組み上げた (本サイトには未掲載)。
先日から地デカードの調子が悪く、点検を兼ねて模様替えをした。 (2009.11.14)
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省電力化作戦 (2009.11.14)
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元になったPCの問題点は、何はともあれアイドル時消費電力165Wにある。
主要部品の構成は、
【CPU】Phenom X4 9850 BE
【M/B】GIGABYTE GA-MA790FX-DQ6
【VGA】SAPPHIRE HD4850
【HDD】SEAGATE 3.5" 500GB 7200rpm
【光ドライブ】BDドライブとDVDドライブの2台
【電源】Abee AS Power Silentist S-550EB
この一年、何台ものMini-ITXを手がけてきた。 アイドル時消費電力は最低20W、高くても60W程度。それでもBDや地デジの視聴に不都合はない。組み上げたMini-ITX PCは、台所・居間・寝室・家人の作業場などに設置し本機が自分用。TVは滅多に観ないがBDやCDはよくかける。そのために165WのPCでは如何せん昨今の風潮に反する。 温室効果ガス排出量削減対策に協力しよう。そこで、
・CPUを省電力タイプに替える。
・VGAカードも省電力タイプに替える。
・光ドライブは1台にする。
・HDDを2.5"に替える。
・電源を80PLUS仕様に替える。
等々、手段は色々ありそうだ。ということで省電力化作戦に着手した。
今日 (2009/11/14)現在、アイドル時消費電力は165Wから83Wまで下げられた。にも拘わらず、ベンチ結果は前より良好。電源はそのままなので、80PLUS仕様に替えれば更に減らすことができそうだ。
では、その顛末を紹介しよう。
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プロセスルール (2009.11.14)
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省電力化を試みるなら、先ずプロセスルールについての知識が必要だ。 NTTPC 用語解説辞典を見てみよう。
では、元のPCと今回使用したCPUとVGAのデータを比較してみよう。
モデル名
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CPUクロック
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ソケット
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L2キャッシュ
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L3キャッシュ
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TDP
|
プロセス
ルール
|
Phenom 9850 BE
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2500 MHz
|
AM2+
|
512KB×4
|
2MB
|
125W
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65nm
|
Phenom II X4 905e
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2500 MHz
|
AM3
|
512KB×4
|
6MB
|
65W
|
45nm
|
モデル名
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登載チップ
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GPUクロック
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メモリ
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アイドル時
消費電力
|
TDP
|
プロセス
ルール
|
HD4850
|
RV770
|
625MHz
|
512MB
GDDR3 256bit
|
41W
|
110W
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55nm
|
HD5750
|
RV840
|
700MHz
|
1024MB
GDDR5 128bit
|
21W
|
86W
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40nm
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以下、部品を少しずつ取り替えながら消費電力の変化を記した。
PC略名 |
CPU |
VGA |
HDD |
電源 |
光
ドライブ |
アイドル時
消費電力 |
起動時
ピーク
消費電力 |
高負荷時
消費電力 |
OS |
元PC_00 |
Phenom 9850BE |
HD4850 |
3.5"500GB
7200rpm |
無印
550W |
2台 |
165W |
253W |
300W超 |
Vista
HP32 |
改PC_01 |
Phenom 9850BE |
HD5750 |
3.5"500GB
7200rpm |
無印
550W |
2台 |
131W |
239W |
269W |
Vista
HP32 |
改PC_02 |
Phenom II
X4 905e |
HD5750 |
3.5"500GB
7200rpm |
80PLUS 425W |
1台 |
87W |
133W |
175W |
Vista
HP32 |
改PC_03 |
Phenom II
X4 905e |
HD5750 |
2.5"500GB
7200rpm |
無印
550W |
1台 |
83W |
130W |
172W |
Win7
RC64 |
改PC_04 |
Phenom II
X4 905e |
HD5750 |
2.5"500GB
7200rpm |
80PLUS 425W |
1台 |
76W |
119W |
162W |
Win7
RC64 |
改PC_01
|
VGAカードをHD4850からHD5750に替えたら、凡そ30W減じた。
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改PC_02
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CPUを9850BEから905eに、電源を無印から80PLUS仕様の製品に替え、 更に光ドライブを1台減らしたら、凡そ45W減じた。
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改PC_03
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電源を無印品に戻し、2.5"のHDDに替えたら、数W減じた。
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改PC_04
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電源を80PLUS仕様の製品に替えたら、6~7W減じた。
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以上の結果から、[改PC_04]で決まりか、と言うとそうは行かない。別の問題が生じた。 現在[改PC_03]に戻し、解決策について思案中。
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VGAクーラーを工夫する (2009.11.16)
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電源の問題は一時先送りにして、VGAカードHD5750について述べよう。ずばり五月蝿い。前回好成績だったHD4670と同じHIS社のカードを選んだのだが、今回は期待外れ。クーラーを取り替えなくてはならない。ところがこのカードはDVI・HDMIともダブル仕様で、2スロット両方に端子が付いている。つまり、従来の大型VGAクーラーは取り付け不可。各社の仕様を見てもHD5750に対応する製品はまだ見当たらない。中型のクーラーから選ぶ外はない。手持ちの中で使えるのはZALMANのVF900-Cuのみ。
早速VF900-Cuで試した。オリジナルクーラーよりは静かだが、3年程使ったせいかファンのノイズはかなり増している。ファンだけ交換できれば好都合、 とは行かない。 ならば、ファンを外し代わりのファンをヒートシンクに抱かせればよいだろう。
そこで、以前作ったファンアダプタを使って試した。載せたファンは80×25mm。結果は吉。アイドル時のGPU温度は35℃ (室温22℃)、高負荷時でも50℃は超えない。回転数を1000rpmくらいに絞ったため十分静か。よし、これで決りだ。
だが、元々別のカード用に作ったアダプタなのでファンの位置が合わない。作り直すか、それとも別の工夫をするか、それが問題だ。
さて、ベンチ結果は以下の通り。
VGA
|
CPU
|
Win7 Aero・Game
|
3DMark06
|
Yume1024×768最高
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HD4850
|
905e
|
6.5 6.5
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11,966
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67,631
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HD5750
|
905e
|
6.4 6.4
|
12,952
|
71,737
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HD5750はHD4850に較べてWin7スコアは些かに劣るが、3DMark値は8.2%増、YumeBenchは6.1%増、全体ではHD5750の方が上。画質や発色も悪くない。VGAクーラーの問題さえ解決すれば、かなり良いカードと言えそうだ。
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HIS社のHD5750から外したVGAクーラー。
これが曲者。 (保護シールはそのまま)
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HD5750にZALMANのVF900-Cuを取り付けた。
写真左下のDVI端子はダブル仕様。
また、これまでのVGAカードに較べてGPUチップの位置が左に寄っている。そのため、旧来の大型VGAクーラーは取り付けが難しい。
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ZALMANのVF900-Cuからファンを外した。
なかなか良い作りだ。 ここから工夫が始まる。
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以前作った拡張スロット留め80mmファン用保持具。このままでも十分使えるが、ファンの位置がVF900-Cuのやや右方向にずれるため思案中。
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VGAクーラーをカニ化する (2009.11.17)
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あれこれ検討の結果、またまたJapanValue社のPF-Leval Armを使うことにした。 幸い適当な場所にビス穴がある。 中央部に黒く見えるネジでカードに取り付ける。どう見てもカニだ。
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今回も焼き鳥の串が活躍した。取り付け方は、ファンのヒートシンクに近い穴を使い、
・10mmビス
・1mmのプラワッシャ
・ファンの穴
・2mmのポリワッシャ
・15mmのスペーサー
・4mmの中空スペーサー
・Leval Armのネジ穴の順に取り付けた。
今回はNoctua社の92×25mmファンを使った。
(VF900-Cuのヒートシンクは径95mm)
これぞ正しく 「笊蟹合戦」 だ !
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無事HD5750に収まった。 一つだけ問題がある。25mm厚のファンを使った場合、4スロット分占有し、使えるPCIスロットは2本。20mmにすれば3スロット占有で済むが、何れにしても大袈裟な仕掛けだ。
結果は極めて良好。アイドル時のGPU温度は30℃(室温21℃)。ファンのノイズは殆ど聞こえない。
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ファンレス電源にファンを取り付ける (2009.11.17)
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電源がなかなか決まらない。Abee AS Power Silentist S-550EBのアイドル時消費電力は某社の80PLUS電源より6~7W高い。それだけなら許せるのだが、もう一つ問題がある。この電源は50℃を超えてからファンが回り出す仕様なので至って静かではあるが、電源全体がかなり熱くなる。どうも温度センサーの位置が不適切に思える。この電源をケース上部に取り付けた時、電源の上部と下部では相当な温度差がある。電源下部の排気温度は40℃台半ば、上部の排気温度は60℃に達する。これでは折角CPUやVGAを省電力&低発熱化した意味が損なわれてしまう。
一方、某社の80PLUS電源は、今時珍しい「唸る電源」だ。唸りそのものは酷いレベルではないものの、特定の周波数に偏った持続音のため気になりだしたらダメ。出来損ないのオーディオアンプのようで、とても耐えられない。Web上では高い評価を得ている電源なので外れ品を引いたのだろう。但し、前記の通り効率は良く発熱も低く、アイドル時の排気温度は40℃を超えない。
そこで、考えられる対策とその結果は、
① S-550EBに補助ファンを取り付ける。
→ 電源の外部に92mmファンをぶら下げてみた。最高温度は45℃程度まで下がった。
② 某社の80PLUS電源内蔵のPWMファンを交換する。
→ この電源は新品なので、ファンの交換は避けたい。
③ システム全体の消費電力が半減したので、手持ちのファンレス電源に交換する。
→ この電源の公称値は400Wとあるが、実際にはもう少し低いようだ。
905e+HD4850でベンチソフトを回したら電源が落ちた。905e+HD5750なら大丈夫そうだが
不安は残る。 消費電力はS-550EBより数W良好。勿論無音。最高50℃程度の発熱。
さて、どれを選ぶか。二晩思案の末、③で行くことに決めた。
ファンレス電源は静かだ。2.5"のHDDを消音ボックスに入れ、CPU・VGAともファンは低回転なので、我家のPC中、静かさは上位に位置する。だが、電源上部=天板付近の温度は50℃近く無視出来ない。そこで、上記①の方法を取り入れ、これまたNoctua社の92×25mmファンをビニタイで仮留めした。 結果は◎。 天板の発熱は一気に治まり、排気温度は30℃以下になった。現在の室温20℃。CPU温度23℃。GPU温度29℃。極静音状態。
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では、ファンレス電源にファンをどう取り付けるか。ケースは未定なので(写真のケースは仮)、取り敢えず電源取り付けビスを使ってPF-Leval Armで間に合わせ、ケースが決まったらアルミ板でハウジングを作ることにしよう。
(Leval Armをケースの外部で使用することは避けたい)
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「何これカッコわる~い 取って付けたみたい」
と家人の一言でファンの外付けは却下された。
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ではどうするか。後がダメなら前にすれば良い。そこで自在アームを使って80×25mmファンを上の写真のように取り付けてみた。このファンレス電源は、五面がメッシュ、上面がヒートシンク構造。電源カバー周辺の最高温度は35℃、ケース天板の温度は27℃ (室温21℃)。冷却能力は後付けに較べて劣るが、このくらいなら不満はない。80mmファンを92mmに替えれば更に良い結果が期待できる。 だが、92mm対応の自在アームは少し邪魔だ。取り付け金具を作ろう。BDドライブとファンとの間隔は60mmあり細工は難しくない。
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作るまでもなく市販のL金具で間に合った。ファンを80mmから92mmに替えたことにより、 電源回りの最高温度は30℃、ケース天板の温度は25℃(室温20℃)に下がった。これで良しとしよう。
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ケースはまだ思案中。現在の仮ケースは工作精度が?。拡張スロットのネジは合わず、5"ベイのドライブは傷だらけ。早く何とかしたい。このPCのために奮発したBDR-S05Jが出番を待っている。
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HD5750は良さそうだ (2009.11.21)
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Win7Pro64 DSP版を入れた。入れて驚いた。RC版とはベンチ結果がかなり違う。
OS
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Win7 Aero・Game
|
3DMark06
|
3DMark Vantage
|
Yume1024×768最高
|
Win7RC64
|
6.4 6.4
|
12,952
|
- NG -
|
71,737
|
WinPro64
|
7.2 7.2
|
13.048
|
7,323
|
81,535
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それだけではない。 RC版では動かなかった3DMark Vantage が無事完走するようになった。更にまた、動画の画質が向上し精細感が増したように思える。 このHD5750は消費電力も低く予想以上に優秀だ。
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地デジカードを入れる (2009.11.21)
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では次に地デジカードを導入しよう。前に使っていたPIXELAのPIX-DT012-PP0は調子が悪いだけではなくWin7に対応しない。同社のWeb情報によれば対応予定もないとか。ならば「BSが観れなきゃやだ」と言われて引き下がったIODATAのGV-MVP/HS2が遊んでいる。試しに入れてみよう。
ところが問題発生。 このカードは半年前に購入し付属ソフトはWin7に未対応。そこで、最新のアップデート版を入れた。否、入らない。このカードは、一旦購入版をインストールした後、アンインストールしてからアップデート版を入れる手順になっているのだが、購入版付属のドライバはWin7Pro64bit版にインストールできない。散々試行錯誤の末、以下の手順で開通した。
・先ず、アップデート版のドライバのみインストールする。
・次に、購入版のTVキャプチャソフト「mAgicTV Digital」を入れる。
・再起動の後、入れたばかりの「mAgicTV Digital」をアンインストールする。
・再起動の後、アップデート版の「mAgicTV Digital」をインストールする。
・またまた再起動の後「どこでも地デジ」ソフトをインストールする。
・「DiXiM Digital TV」をインストールし再起動する。
・デスクトップ上にある「初期設定」アイコンをクリックする。
これで漸くチャンネル設定にたどり着いた。結局丸一日かかった。苦労の甲斐あって、HD4850の時に較べて画質・発色とも好ましく見える !?
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ファンレス電源は快適だ (2009.11.21)
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今回使用したファンレス電源は、3年前に購入した岡谷エレクトロニクス社の音無II OTN-FL-400W2。PentiumM-PCで暫く使っていた。 名前に400W2とあることから最大容量400Wと思いがちだが、仕様書を良く見ると定格出力は350W程度と読み取れる。 12V系の容量などを考えれば、ワットチェッカーでの消費電力測定値を200W程度に留めるのが安全であろう。
そのファンレス電源の排熱対策のために92mmファンをゆるゆる回してみたが、これが極めて静か&効果抜群。恐らく、どのファン付き電源にも負けない (と思っている)。となれば慾がでる。80PLUS仕様のファンレス電源があるではないか。このPCの後には?台かのATXやMicroATXが控えている。そのPCもファンレス電源にしよう。 (またまた散財だ)
11/19 SilverStoneのSST-ST40NFが届いた。しっかりしたヒートシンクが載りずっしりと重い。如何にも冷えそうだ。早速試した。結果は◎。某社の80PLUS仕様電源より効率が良く消費電力は数W減少した。アイドル時、電源回りの温度は30℃台。ベンチマークソフトを走らせても50℃には達しない。CPUファンの風がそのヒートシンクにあたり、リアファンで排熱される。余程風通しの悪いケースに入れない限り補助ファン無しでも行けそうだ。
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ケースをどうするか。あれこれ迷った末、手持ちのデスクトップ型ケースSilverStoneのSST-LC20Sに決めた。このケースは数年前に購入したものの部品構成が決まらず棚の飾りになっていた。
現在、机回りに?台のタワー型PCが置かれ部屋の出入りに障りがある。横向きでないと通れない。家人から「何とかして」と責められていた。よい機会だ、棚に収めよう。
ところが、またまた問題発生。デスクトップ型ケースにファンレス電源は不向きであることが判った。SST-LC20Sの場合、電源はM/Bの左側に置くのだが、近くにケースファンがなく追加も難しい。その上、天板に通気口はない。ファンレス電源はエアフローの確保が前提条件。案の定、タワー型ケースの時に較べてかなり熱くなる。
結局、80PLUS仕様のENERMAX LIBERTY ECO ELT620AWTを選んだ。と言っても別のPCからの流用品。結果は○。効率・発熱・ノイズとも不満無し。 高負荷時消費電力170WのPCには容量過多だが、まあ良いだろう。
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■部品構成
品 目
|
メーカー
|
型 番
|
備 考
|
CPU
|
AMD
|
PhenomII X4 905e
|
TDP65W
|
CPUクーラー
|
Noctua |
NH-U9B |
横風仕様 取り付け易い |
マザーボード
|
GIGABYTE
|
GA-MA790FX-DQ6
|
型番に違和感あり
|
メモリ
|
Kingstone
|
DDR2-800 2GB×2
|
不都合なし
|
VGAカード
|
HIS
|
HD5750 1GB GDDR5
|
画質良好&省電力
|
VGAヒードシンク
|
ZALMAN |
VF900-Cu |
ヒートシンクだけ使った |
VGAカードファン
|
Noctua
|
NF-B9
|
ノイズの質が耳障りでない
|
HDD |
SEAGATE |
ST9320423ASG |
比較的低発熱低ノイズ |
HDDケース |
Scythe |
QUIET DRIVE2.5 |
放出品 ?個まとめ買いした |
BDドライブ
|
BUFFALO
|
BR-PI816FBS-BK
|
1年前に購入した
|
地デジカード |
IODATA |
GV-MVP/HS2 |
取り敢えず入れた |
ケース
|
SilverStone |
SST-LC20S |
3年前に購入した |
電源
|
ENERMAX |
LIBERTY ECO ELT620AWT
|
80PLUS仕様
|
その他、カードリーダー及びファンコン有り ケースファン:前92mm×2、後80mm×2
|
OS
|
Windows7 Pro 64bit DSP版
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・以上、改造前からの使用部品はM/Bだけになった。
・このPCのために用意したBDドライブPioneer BDR-S05J (ピアノ黒)はケースに似合わず取り
付けを見合わせた。静かで良いドライブなのだが。
■測定結果
【Win7 スコア】 7.1 7.1 7.2 7.2 5.9
【Superπ104万桁】 27秒
【Yume1024x768最高】 81603
【3DMark06】 13064
【3DMark Vantage】 7313
【アイドル時消費電力】 87W
【起動時ピーク消費電力】 131W
【ベンチ時ピーク消費電力】 167W
【BD再生時CPU使用率】 平均12% BD:RED CLIFF 1
【BD再生時消費電力】 平均105W
【DVDアプコン再生時CPU使用率】 平均24% DVD:平原綾香 Path of Independence
【DVDアプコン再生時消費電力】 平均125W
【CPU温度・GPU温度・HDD温度】 全体に低めで全く問題なし。
・前回測定時と較べて、メモリ2GB増、地デジカード及びカードリーダーの追加、ケースファン
2個増設等により、消費電力は7~8W増加した。
・ベンチ結果にはあまり変化はない。
・ファンレス電源をノーマル電源に替え、ファンを増設したため、ノイズレベルは少し増したが、
十分静かなPCに仕上がった。
以上の構成で暫く様子を見よう。
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【次回の予告】
またまたATX。我家のメインPCを静音化しよう。最近、静かなPCばかり組み立ててきたので、フルタワーPCのノイズが目立つようになった。 (実は既に改造済み) Mini-ITXは次々回の予定。
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本ページは、これにて一先ずおしまい。
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