ASUS CUSL2 + Pentium3_1GHz + G450 + WinNT4

WindowsNTはVer.3.1~3.5~4.0まで我家のメインOS。 Win2000・WinXP・Vista は発売と同時に取り入れてきたが、未だにNTを手放せない。(その理由は下に) (2007.5.9)

NTの長所と短所

【長所】
 ・プログラムがコンパクトなのでPentium3でも実用になる。
 ・NTはとにかく速い。NT > Win2000 > WinXP > Vista
 ・メモリーは256MBあれば十分、128MBでも動く。
 ・何故かどこからも攻撃を受けない。ハッカー達の眼中にないのかも。

【短所】
 ・インストールが面倒。(昨年最終版を入手して、インストールが大分楽になった)
 
・USBやPCI-Expressに対応しない。
 ・マイクロソフト社のサポート終了。
 ・ハードウェア各社のサポートも殆ど終了。

組み立ててから6年 オーバーホールは3年ぶり

五月蠅くなったCPUファンを交換するためにケースを開けたら埃だらけだったので、3年ぶりにオーバーホールした。最近購入したエアーコンプレッサーが大活躍、カードスロットの内部まで塵一つなく綺麗になった。ついでにケースファンや電源を交換し、使わなくなったスキャナ用のSCSIカードやサウンドカードを外した。

再組立-電源ON-無事起動。前より心持ち速く感じたが、Superπのベンチ結果に変化なし。但し、断然静か。まだまだ当分使えそうだ。 NOD32のサポートが続く限りは。

パーツ一覧 (オーバーホール後)

品  目
メーカー
型  番
使用感等
CPU
Intel
Pentim3_1GHz
まだまだ頑張ってる
CPUクーラー
無印ヒートシンク + 70-80口径変換アダプタ+ 80mm ファン
ファンコンで回転数調節
マザーボード
Asus
CUSL2
不都合なし
メモリ
無印
SDRAM 256+128 MB
不都合なし
ビデオカード
Matrox
Millennium G450
発色・フォーカスとも ◎
SCSI-Card
Adaptec
29160
6年間無問題
SCSI-HDD
Seagate
ST336737LW (36.9G 7200 U160)
ST318437LW (18.4G 7200 U160)
6年間無問題
HDDケース
GUP
Smart Drive 2002 × 2
我家の定番
CD-R
NEC
ND-2500A
流石にそろそろ
LANカード
BUFFALO
LGY-PCI-GT
1000BASE-T
電源
Seasonic
SS-300SFD
300Wで十分
ケース
Scythe
C950-CL (アクリル製)
剛性に問題有り
OS
WinNT4 & Win2000 (Win2000はNT不調時の待避OS。SP6以後は使わず仕舞い)
*ケースファンは フロント:120mm リア:80mm 各1



NTを使い続ける理由

我家の主ソフトは、Win2.1以来 ExcelとPageMaker。PageMakerは、NT・Win2000・XPのどれでも問題なく動くが、Excelには込み入った事情がある。

これまで、表計算ソフトはMultiplan・Lotus123・Excelを使ってきた。MultiplanからExcel4に至る5~6年の間に、会計処理・税務処理・Databaseなど表計算作業の大部分を ExcelのCommand Macroで運用するようプログラムを作り上げた。ところがExcel95当たりから風向きが変わった。Internetの普及とともにComputer Virus による被害が拡がり始め、中でもCommand Macroによる攻撃が少なくなかったことから、MicrosoftはExcelのCommand Macroを使わずVisual Basicへ移行するよう強く推し進めた。ところが、作り上げたMacroの量が余りにも膨大だったため、今日まで移行することができずに使い続けている。

警告なしでCommand Macroが使えるのはExcel95まで。そのExcel95は、Win2000でもWinXpでも問題なく使える。ならば、NTにしがみつく理由はないはず。ところがそうではない。郵便番号変換はExcel2000以降の版、データのやり取りもExcel95では開けないことがしばしば。つまり、新旧のExcelがなくては仕事にならないのだ。もちろんWin2000やXPに複数のExcelを入れることは可能だが、問題は新旧両版の優先順位にある。Excelファイルをクリックしたとき、NTの場合は新旧どちらも優先可能だが、Win2000やXPの場合は、旧版を優先することができない。かといってExcelを開いてからファイルオープンでは仕事が捗らない。よって、Visual Basicへの移行が済むまでは・・・

Superπ104万桁:2分12秒 ← それでも十分実用になる NTなら    (2007.5.9)

WinNT4 近況 (2016.11.26)

近頃「NT4」関連の閲覧が多い。一日数件、月当り100件超。これまでは「NT4 & USB」の検索が多く、古いNT4-PCでUSB-Memoryを使うためのHintを探す内、当Siteに辿り着いたものと理解していた。ところが、最近は様子が違う。NT4に対応するM/BやVideo Card、及びDriverに関する情報を求めているように見受けられる。今時、新規にNT4-PCを組む人が居るとは思えないので、現役のNT4-PCを延命するため、或いは休眠から復活させるためではないかと想像している。

1980年代の後半からWindowsを使ってきた人の中には、
  Windows 2.1 → Windows 386 → Windows 3.0 → Windows 3.1
の後、Windows 95ではなく、Windows NTに移行した人は決しては少なくなかった。

実は、当時自分の身の回りの人達にNT4.0を強く進めたことから、Windows 95/98/MEを使う知人は殆ど居なかった。我家の場合、1994年のNT3.1以後、NT3.5~NT4.0~Windows2000~Windows XPに至る間、Main-PCのOSとしては最も長く使った。また、業務用としてWindows NT4.0 Serverを導入した会社の中には、未だに使い続けているところもあると言われる。Office SoftやAdobe Softに限らず、特定業務用のSoftは、NT4.0でも充分間に合う例が多いので、新規のOSへ移行する時期を見計らっている内に、Win 2000/XP/Vista を遣り過ごし、Windows 7への切替を検討したものの、一部旧H/Wへの対応が遅れ、Driverが出揃った頃には Windows 8 が発表されてTimingを失し、今度はWindows 10の不安定さに悩まされ、
  「 こんなことなら Internetを遮断し、NT4.0を使う方が遥かにましだ 」
と考える人が現れても何等不思議ではない。

そこで試しに8年以上火を入れたことのない上記 「 旧々NT4-PC 」 を引っ張り出した。
主な部品構成は以下の通り。
 【M/B】 ASUS CUSL2
 【CPU】 Pentim3 (1GHz)
 【MEM】 SDRAM 256GB + 128GB
 【VGA】 Matrox Millennium G450
 【SCSI-Card】 Adaptec 29160
 【SCSI-HDD】 Seagate ST336737LW + ST318437LW
 【OS】 WinNT4.0 & Win2000 (Dual Boot System)

各部を入念に確認し恐る恐る SW-ON。NT4.0は無事に起動し、Install済みの Office95/Office2000/Adobe Soft等は当たり前に動作した。Internetに繋がず孤立PCとしてなら今でも充分実用になる。然しながら、SCSI-HDDがどうにも煩い。Smart Driveから出したので尚更のこと。Noiseは小型掃除機並みで完全に我慢の限界を超えている。もし、このPCを運用するなら、SSDをSCSIに変換することになるが、今更Pentium3で遊ぶ気にはなれない。

それにしても15年前に組んだPCが今でも動作することに少々驚かされた。当時の部品はCPUに限らず何もかも高価であり、上表一式では 300k円超。但し、初期不良に出会うことは極希で今日とは大違い、と古き良き自作PC時代の思い出に耽った後、全分解した。従って、我家のNT4-PCは Pentium4 仕立ての 「 旧NT4-PC 」 1台きりになった。

今日NT4-PCを求めるなら、H/WやDriverに心配無用の VMwareやVirtualBox上で実現するのが手っ取り早い。問題は、NT4.0のService Packが全て揃うかどうかであろう・・・

 PCG3