Skylake/Kabylake

本Siteの頁名を再考したい。「New Hardware」に載せたRepoは半年もすれば鮮度は落ち、「Old Hardware」に移すべきかどうか迷う。そうならないために今回Kabylakeを取り上げるに際し、「Skylake/Kabylake」頁を起こした。(2018/11/10)

SSD切替器 (2018.11.10)

我が家では、旧OSはVMwareやVirtualBox上で運用しているが、新OSの検証は主に以下のPCで行っている。
【M/B】 MSI H170I Pro AC
【CPU】 Kabylake Pentium G4600T
【MEM】 DDR4-2400 4GBx2
【PSU】 picoPSU-160-XT
現在Test中のOSは、Win10 Pro IP版 / Win10 Pro Skip Ahead版 / Win10 Pro for Worstations / Ubuntu Studio 18.10の4種であり、その都度SSDを繋ぎ直している。それではSSDの接点を痛める恐れがあり、できればSSDを固定したい。そうかと言ってOSそれぞれPC1台では場所をとる。ならば、SWによる切替方式はどうか。SATA Cableは繋いだままでもSATA電源をON/OFFすればOSの切替は可能ではないか。SATA電源Cableは4本仕様と5本仕様の2種類見かけるが、SSDは5Vのみ使うので2回路4接点のSWがあれば良い。Rotary Switch一つにするか、Toggle Switchを4個並べるか、これは絵を描いて決めることになろう。計画倒れに終わるかどうかはSW次第・・・

SSD切替器 II (2018.11.12)

2回路2接点のToggle Switchを4個入手した。
写真中青色Mold部分の寸法は
 W12.54 x H12.96 x D9.40mm
動作はON/ON、SW Leverの位置により必ずどちらかがONになる。
では、この4個のSWをどう使うか。
4個のSWを5V Lineと並列に繋ぐと複数台のSSDをONにできてしまう。
それでは不都合なので、必ず1台のSSDをONにしたい。
 ・SW1がONの時、SW2.3.4はOFF
 ・SW2がONの時、SW1.3.4はOFF
 ・SW3がONの時、SW1.2.4はOFF
 ・SW4がONの時、SW1.2.3はOFF
とするためには、
 ・SW1のLeverが上位置の時、SW1はONになる。
 ・SW1のLeverが下位置の時、SW2に配電される。
  この時、SW2のLeverを上位置にすればSW2はONになる。
 ・SW1/SW2のLeverが下位置の時、SW3に配電される。
  この時、SW3のLeverを上位置にすればSW3はONになる。
 ・SW1/SW2/SW3のLeverが下位置の時、SW4に配電される。
  この時、SW4のLeverを上位置にすればSW4はONになる。
これで、1台のみONになる。

では、仮に複数個のSW Leverを上位置にしたらどうなるか。
 ・最も左にあるSWのみONになる。
 ・従って、SW1がONの時、他のSWを操作しても何等影響はないが、
  SW2がONの時、SW1のLeverを上位置にするとSW2はOFFになる。

何だか偉くややこしい表現になったが、
 ・PCが動作中にSWを弄らないこと。
 ・必ず1つのSWをONにする。
を守れば、4台のSSD切替器として問題なく使えるはずである。

切替Switchの件は見通しが立った。ではSSD 4台をどう配置するか。
できればMini-ITX M/Bの下に収めたい。SSDの寸法は100x70mmなので4台を平並べするのは無理。2段仕立てにする他はない。
思案すること丸1日、左の通りに落ち着いた。これなら市販の金具だけで間に合い、4個所の螺子留めで済む。
Supermicro Win7 USB問題 (2018.11.14)

AMD V頁で「Biostar B350GTN + Athlon 200GE」のTroubleが解決したのを受けて、New Hardware VI頁「Supermicro投げ売りM/B + Win7」の節で挫折した件を再試行することにした。

前に試した時と同様、C7B250-CB-ML+i5 6500 にPS/2 Keyboard/Mouse及びWin7Proを入れたSSDをそのまま繋いでSW-ON。どうせまた駄目だろうと思っていたら、いつの間にかUSBが認識され、以後PS/2 Keyboard/Mouseを使わずに済むようになった。前回試したのは9月24日、その後のWin7 Updateにより解決したのだろうか。う~ん、どうも腑に落ちない。ならば再度Win7をClean Installしてみよう。

そこで先ず、M/BのBIOS画面を開き、
 ・XHCI hand-off : Enabled
 ・Install Windows 7 USB : Support Enabled
であることを確認し、再々度 C7B250-CB-ML+i5 6500 にPS/2 Keyboard/Mouse及びSATA接続のDVD Driveを繋ぎ、Win7のInstallを開始した。DVDからのInstallは直ぐに終え、長いUpdateを経て取り敢えず完了した。ところが矢張り駄目。USBは認識されず、M/B附属のDriverもWindows Updateも弾かれた。ここでUSBが開通したSSDに交換したらこちらは問題なし。一体全体どこが違うのか。再びSSDを戻し、考えられるあらゆる手立てを尽くしても問題は解決せず。こうしたときは一寝入りするに限る。そうは言っても気になることがあると寝付が悪い。早々に起き出して再挑戦した。
 「そうだ、IntelのDownload SiteからUSB Driverを入手しよう」
これが目覚めの案。得たDriverは、

 Intel(R)_USB_3.0_eXtensible_Host_Controller_Driver_5.0.4.43_v2

結果は◎。このFileの公開日は 2018/09/28、頓挫したのは09/24。
今度こそ一件落着。誠に以て目出度し !

知らぬ間にUSBが開通したのは、そのSSDを別のM/Bで試した時に導入された模様。よって、Supermicro廉価M/BのWin7 USB問題を解決するには、
 ・M/B附属のUSB3.0 Driverは不適切。
 ・Windows UpdateやDevice Manegerから必要なDriverは得られない。
 ・IntelのDownload Siteから上記の最新Driverを得る。
これで良さそう・・・

Supermicro Win7 USB問題 II (2018.11.15)

C7B250-CB-ML 1台の検証では全面解決かどうかは判らない。もう1台 C7Z270-CG-L でも確かめよう。けれどもWin7のClean Installは時間がかかる。C7B250-CB-MLで得たWin7 SSDのClone Diskをつくり横着をした。
 ・Windows Updateを実行した。
 ・C7Z270-CG-L用のChipset Driver及びME DriverをInstallした。
 ・Intel(R)_USB_3.0_eXtensible_Host_Controller_Driver_5.0.4.43_v2 を入れた。
 ・M/B附属のDVDからAsmedia USB 3.1 Driverを入れた。
 ・再度Windows Updateを実行したら11月の月例更新が降りてきた。

以上、Win7のInstall & Updateを終えEvent Viewerを確認したところ特に不都合はなさそう。よって、Supermicro廉価M/B 2台の検証は無事に済み、USBに関する問題は解決したものと言えよう。他にC7Q270-CB-MLとC7H270-CG-MLの手持ちはあるが、それぞれ身の振り方は決まっているので、Win7の動作確認は省略した。

そして、Supermicroの廉価M/B(4枚の購入価格 < 20K円)は、一度決まれば動作は安定し、比較的消費電力は低く、USB-DACを繋いだ時の音質も良好であることから、Supermicro未体験の方に広くお奨めしたい。但し、同M/BのうちMicro-ATX仕様の C7B250-CB-ML / C7H270-CG-ML / C7Q270-CB-MLの3枚はTDP 65Wの制限があるので要注意。ATX仕様のC7Z270-CG-LはTDP 120WまでOK。
では、一連のWin7導入作業にあたり、
大いに役だった部品を紹介しよう。
PS/2 Keyboard/Mouse 分岐Cable
 「カモン PS/2 分岐ケーブル
一家に一丁あれば何かと心強い。
Biostar H110MHV3 (2018.11.16)

CPUの高値には参る。特にIntelは旧製品まで○割増しになり、どうにも手が出ない。Memoryも然り、近頃雀の涙ほど値下がりしたもののまだまだ購入には至らない。そうなると手持ちの部品を生かして遊ぶ外はない。

選んだ遊び相手は "Biostar H110MHV3" このM/Bの特徴は、
 ・拡張Slot 2本仕様。 PCIE x16とPCIE x1が1本ずつ。
 ・寸法は 190 x 170mm。
 ・DDR3L Memory 専用。
 ・M.2 はなし。
 ・他は平均的な仕様。
ところが、手元の空CPUを確認したら Kabylake Celeron G3930 しかない。これではWin7の導入は無理。ならば、Win10 Home x64を入れてみよう。この版は ECS Liva 以来久し振りである。部品構成は以下の通り。
 【M/B】 Biostar H110MHV3 (\5,918)
 【CPU】 Celeron G3930
 【CPU Cooler Heatsink】 Silverstone SST-AR05
 【CPU Cooling Fan】 Noctua NF-A9x14 PWM
 【MEM】 DDR3L-1600 4GBx2
 【SSD】 Samsung 830 Series 120GB
 【PSU】 picoPSU-120-WI + 12V 120W AC Adaptor
 【OS】 Win10 Home x64

Win10 Home x64のInstallはすんなり終えた。ところがどうしたことか、
 「WindowsはLicense認証されています」 とでた。
下ろし立てのM/BにProduct-keyを入れていないのに、何とまあ有りがたいこと。こうした経験は初めてではない。一応出戻り品の疑いはあるが、偶々通りがかった商店街で買い物をしたら大売り出しの福引きに当たったようなものと捉え、動作に不都合がなければ深く追求するのはやめよう。そして、その後のUpdateにより Build 17763.134 を得た。DDR3L Memoryの余りを持つ人はそれほど多いとは思えないが、もしあれば当座の虫押さえにはなるであろう。

さて、新しいM/Bを入手したら、するべきことはもう一つある。例の「うまい話」である。
 ・SSDを交換し、Win10 Pro Insider Preview Build 16278 をInstallした。
  Installの途中でBuild 16278は期限切れであると警告された。
  それでもInstallを進め、再度の警告を横目にInstall自体は完了した。
 ・Install後、Win10 Pro for Workstations認証の汎用Product-keyを入力した。
  Command Promptを管理者Modeで開き、
   Slmgr /ipk ****-****-****-****-****
   Slmgr /ato
  至極当たり前に認証された。
 ・Win10 Ver.1809のISO FileをMountしUpdateした。
 ・月例更新によりWin10 Pro for Workstations Build 17763.134に達した。

よって「うまい話」は未だに継続中であることを確認した。これで Win10 HomeとWin10 Pro for WorkstationsのLicense認証を無料で得たことになる。
Biostar H110MHV3 + Celeron G3930
 + Win10 Pro for Workstations

M/BとSSD Patriot Blastは廉価品仲間。
黄色がよく似合う。
Biostar H110MHV3 II (2018.11.22)

その後 Biostar H110MHV3 はTroubleなく動いている。では今時数少ないDDR3L対応M/Bでどう遊ぶか。このM/Bの拡張Slotは2本。できれば2本とも生かしたい。
 ・1本はPT3にしよう。我が家では最後の1枚である。
 ・もう1本はUSB-DAC使用時の音質を改善するためにUSB増設Cardではどうか。

先ず、Install済みSSD2丁のうちWin10 Pro for Workstationsを入れた方を選び、PT3導入前の儀式を済ませた。 一端電源を落としPT3とUSB増設Cardを挿して SW-ON。いとも簡単にTVTestから絵がでた。試聴録画再生とも問題なし。CPUはKabylake最低SpecのCeleron G3930ではあるが、PT3-PCとして使う分には然程不満はない。USB増設Cardのお陰でUSB-DAC経由時の音質はかなり改善された。 2枚の拡張Cardを挿して Idle時消費電力 12W ならまあまあ。
Biostar H110MHV3
 + PT3 + USB拡張Card

動作に問題はなくとも使い途が・・・
現在、PT3-PC 3台とPC2-PC 1台がある。その内、PT3-PC/PT2-PC各1台を常用し、再放送の見込みがない番組を二重録画している。Card2枚でBSが4系統あれば不足になることはない。 もう1台のPT3-PCは予備であり、出番はWindows Update時くらい。更にもう1台のPT3-PCは常用録画PCの不調時や保守時に使われる程度である。そこにもう1台増やしてどうするか。

ならば、USB増設CardではなくSound Cardを挿してTV代わりはどうか。このところUSB-DACばかりでSound Cardの音を忘れていた。けれども手持ちのSound CardはどれもWin10に正式対応せず、音は出ても機能は制約されCardの能力を充分に発揮することはできない。その点Win7なら今でも問題なく動作するはず。ところが、Biostar H110MHV3 + Kabylake はWin7非対応であり、Skylake CPUを探さなくてはならない。手持ちはすべて使い切っているので、どこかから引き抜いてくることになる。調達できるまで代わりのPCで ONKYO SE-300PCIE を試すことにしよう・・・

ONKYO SE-300PCIE (2018.11.23)

Biostar H110MHV3 顛末記
 ① DDR3L Memoryが使えるM/B Biostar H110MHV3 を入手した。
 ② 拡張Slot 2本を生かしたい。
 ③ 1本はPT3で決まり、もう1本で悩む。
 ④ 暫く振りにSound Card ONKYO SE-300PCIE を引っ張り出した。
 ⑤ ところが、このCardはWin10では能力を発揮できない。
 ⑥ Win7を入れるなら、CPUをSkylakeから選ばなくてはならない。
 ⑦ 空のSkylakeはなく、Tradeには時間がかかりそう。
 ⑧ ならば別のPCで Win7 + ONKYO SE-300PCIE を試そう。
前節ではここまで進み仮のWin7-PCを見繕うことになった。使用部品は以下の通り。
【M/B】 ASUS H87I-Plus
【CPU】 Haswell i5 4570
【CPU Cooler】 be quiet! PURE ROCK
【MEM】 DDR3-1600 4GBx2
【SSD】 Samsung 840 EVO 250GB
【Sound Card】 ONKYO SE-300PCIE
【PSU】 IN WIN IP-P300HF7-2
【OS】 Win7 Pro
SSDは他のM/Bで試したWin7入りのものをそのまま流用したので、幾つかのDriverを当てただけでOK。ONKYO SE-300PCIEの導入も然り。小一時間でWin7仮PCが出来上がった。

では、SE-300PCIEの具合はどうか。試聴SPは TANNOY Reveal 402。
日頃聴き慣れたOlasonicのUSB-DACと較べて、
 ・高域の透明感や清澄感はUSB-DACに一歩譲る印象。
 ・低域の量感や強奏時の迫力はSE-300PCIEの方が勝る。
 ・SE-300PCIEの音質はやや軟調で暖かい響きがする。

と言ったところか。総じて "悪くないじゃん" SE-300PCIE復活と言えるかも。
但し、同Cardの消費電力は凡そ9W。その点を許容できるかどうかが問題・・・

Biostar H110MHV3 III (2018.11.24)

Skylake CPUを調達する件、手持ちの多くはCaseに収まり引き抜きは難しい。唯一Obon組PCで使われているのは i5 6600K。それでは似合わないので CeleronかPentiumを求めようと思ったらG4500 が\11,286もするご時世。何と市場のSkylakeは絶滅寸前であった。仕方なく中古の i3 6100 を入手した。

Biostar H110MHV3に i3 6100を載せ、前にInstallしたWin10 Pro for Workstationsで動作を確認した後、SSDを交換しWin7 ProをClean Installした。途中で一寝入りし正確な所用時間は不明ながら、目覚めたら最初の173個分のUpdateは終わっていた。更にUpdateを進め、Graphics Driver / ESET Security / 各種Utility Soft等を入れDesktopを整えた。ここまでTroubleなし。

次にPT3導入前の儀式を行い一端電源をOFF。PT3を挿しAntenna Cableを繋ぎSW-ON。TVTestの絵は無事にでた。試聴録画再生とも問題なし。

再度電源を落としONKYO SE-300PCIEを挿してSW-ON。SE-300PCIE附属のCDからDriverをInstallし再起動。SE-300PCIEのConsole Launcherを起動し細部の設定及びControl PanelのSound設定を確認した。結果は◎。前に試したASUS H87I-Plusの時とほぼ同じSoundが得られた。SE-300PCIEはUSB-DACとは異なり、M/Bの違いによる音質の差は殆ど感じられなかった。"上々じゃん"

さて、M/B+SSDx1+PT3+SE-300PCIEのStorage最小構成時消費電力は以下の通りである。
 【Prime95実行時】 Max 90W
 【CinebenchR15 all core実行時】 Max 58W
 【PowerDVD17Ultra 1920x1080動画鑑賞時】 30~38W
 【録画時】 25W
 【音楽鑑賞時】 20W
 【Idle時】 19W
この程度ならpicoPSU-160-XTで間に合うが、Case FanとStorageの追加分を考えると「Idle時 25W 高負荷時 100W」程度まで増加する可能性がある。このPCはTV代わりにする予定なので、長時間連続視聴時にWindows Updateが重なる場面を考慮すればSFX電源の方が安心であろう。

そうなると問題はCase選び。標準高の拡張CardとSFX電源が収まる製品を探すと、
 【SST-SG13WB-Q】 W222 x H181 x D285 mm 約11.45 liter
 【RAIJINTEK Metis Plus】 W190 x H254 x D277 mm 約13.36 liter
あたりが候補となる。何だか毎度毎度代わり映えせず少々残念ではあるが、他のCaseは更に大きくなる。う~ん、10月に仕上げたMetisをもう1台追加して2台並べるのはどうか。その場合、同色にするか色違いにするか、それが問題だ・・・

Chopin近況 (2018.12.24)

Chopinを購入したのは 2016/06/24。それから2.5年経った。 当初、2.5"HDDの取付方法を改善した点を除けば最近まで故障知らずであった。それが先月から急に不具合が出始めた。

先ず、拡張Slotに挿した「物臭様御用達電源開閉器 = SilverStone Wireless Switch SST-ES01-PCIE」の動作が不調になった。電池を交換しても接続Cableを点検しても直らず、現在はCaseのMain SWで用を足している。同開閉器は終息しているので交換はできない。別になくとも困らないので部品一式を取り外した。

そして昨日、附属電源から何やら異音が聞こえてきた。 そろそろFanを交換する頃合なので40x10mm Fanを用意したら、こちらの顔色を覗っているかの様に異音は鳴き止んだ。Fanの交換は見合わせたが、いずれ根本的な対策を考えることになりそう。

さて、このPCはBD DriveをUSB接続しCD/DVD/BDなど光物のRippingに使っている。世間では光Driveは要らない人もいるそうだが、我が家ではまだまだ重要な機器である。毎日ではないが週に何回か出番はある。そう言えば、一年以上前にBD Driverを内蔵したRipping-PCを構想しながらCaseの自作で頓挫し、その時購入したPioneerのDriveが未使用のまま放置されている。Intel 9000 Seriesの低消費電力版が発売されたら具体化したい。そうなるとChopin-PCは用済みになるので今が最後のお勤めか。Chopin自体も中身のMSI H110I Pro + i3 6300T もまだまだ充分に使えるので別の道を探すことになろう。例えば、
 ・ChopinはAM4-PCに仕立てる。
 ・MSI H110 Pro+i3 6300TはWin7を入れ、AuzentechのSound Cardを復活する。
あたりか・・・

TV-PC (2018.12.25)

Biostar H110MHV3を使ったTV-PCを収めるCaseの件、「・・・Metisをもう1台追加して2台並べるのはどうか。その場合、同色にするか色違いにするか、それが問題だ・・・」と悩んだ挙句、Metisより体積が1.9 liter小さいSilverstone SST-SG13WB-Qを選んだ。小型PCは部品が収まるなら少しでも小さい方が良いとの判断である。 よって、部品構成は以下の通り。
 【M/B】 Biostar H110MHV3
 【CPU】 Skylake i3 6100
 【CPU Cooler Heatsink】 Silverstone SST-AR05
 【CPU Cooling Fan】 Noctua NF-A9x14 PWM
 【MEM】 DDR3L-1600 4GBx2
 【SSD】 Samsung 860 EVO 500GB
 【HDD】 Seagate 2.5"2TB
 【TV Tuner】 PT3
 【Sound Card】 ONKYO SE-300PCIE
 【PSU】 Silverstone SST-ST30SF V2
 【Case】 Silverstone SST-SG13WB-Q
 【OS】 Win7 Pro x64

電源は Silverstone SST-ST30SF V2 を選んだ。我が家では二台目の購入である。前例に倣い内蔵の92mm Fanを交換するつもりでいたら、予想外に静かで今のところその必要性を感じない。これは当たりのよう。最近のSFX電源は92mm Fan搭載製品が増えた。もし外れに当たってもNoctuaの92x14mm Fanに交換すれば見違えるように静かになるので、これからの主流になるよう願いたい。

さて、ONKYO SE-300PCIEはその後どうか。OlasonicのUSB-DACと較べた時、
 ・小編成の曲はUSB-DACの方が好ましく聞こえるが、大編成の曲はSE-300PCIE
  にやや分がある。
 ・SE-300PCIEは中音部が充実し音場感の再現に優れる。
 ・但し、長時間聴き込む内に歪みが増すことがある。そうした時はSE-300PCIE
  のConsole Launcherを再起動すると直る。この症状は、同じX-Fi Crystalizerを
  搭載したAuzentechのCardにも現れる。結構厄介ではあるが、USB-DACとは
  異なる傾向の音質を求めるなら対応せざるを得ない。

Silverstone SST-SG13WB-Qは本日到着予定。

Silverstone SST-SG13WB-Q (2018.12.28)

Silverstone SST-SG13WB-Qが届いた。
 ・部品一式不足はない。
 ・SST-SG13WB-Qeは前Fanが附属せず、廃棄する手間が省けて好ましい。
  前Fanは我が家の定番であるCoolink SWiF2-1200を選んだ。
 ・左右上三面Coverはやや薄く、何か補強材が欲しい。
 ・このCaseは2台目だが、前回に比べてStorage固定金具の仕様が異なり、
  消音Box入り2.5"HDDの取り付けに一工夫要る。
先ず、消音Box入り2.5"HDD取付金具を調製した。市販の金具と30mmのSpacerを用い、どうにか収まりがついた。取付金具を自作すれば、3.5"HDD 2台収納可。
天板裏部分に1.5mm厚の"静かSheet"を貼り付けた。効果覿面"ぺこぽこ音"は止んだ。
M/B Biostar H110MHV3を宛がったところ、やや下方に偏り、I/O PanelがHDMI単子に被るため、M/B固定穴の下に1mm厚のWasherを噛ませた。それでもぎりぎり。
予定の部品は無事に収まった。このSST-SG13WB-QeはSST-SG05の後継機であり、寸法はやや大振りながら、見た目は逆に一回り小さく感じる。拡張Slot 2本/Storage 2-3台構成のPCには使い易い。
市販のCaseでいつも問題になるFront LEDが明るすぎる件、毎回 5-20KΩの抵抗を挿入して減光するが、今回はその必要はなかった。但し、紫がかった青色は好みでない。これで"TV-PC"は無事に完成した。修理に出したMonitorが戻ってくれば、24型TVとして活躍の場はあろう。恐らく家人の作業場行きに・・・

SSD切替器 III (2019.01.15)

上の方で述べたSSD切替器自作の件、部品は揃えたのに進展がない。
 ・昨年11月末以来、或る事情からAlumi細工を見合わせていた。
 ・実は前回構想した中に一つ不足するものがあった。

SATA Port x4に4丁のSSDを繋ぎ4種のOSを切り替えて使うのはよいが、SSDはどれも120GBの低容量製品である。できれば、共通Driveを追加しData置場にしたい。今回使用するM/B MSI H170i Proは、基板裏にPCI-Express仕様のM.2 Slotがある。ならば、M.2 SSDを加えData Driveとしよう。基板裏に据えるのでなるべく低発熱製品がよい。そこで、Intel 512GB 廉価M.2 SSD 660P SSDPEKNW512G8XTを選んだ。従って、SATA 6Gbps SSDをSystem Drive、PCI-Express M.2 SSDをData Driveに割り当て、何とも変則的な構成になった。

早速、OSをWin10 Pro IP Build 18312.1001とし、接続Testを行った。結果は○。
試しに約150GBのMusic FileをCopyしたところ、
 【M.2 Heatsink】 monofive MF-RADI-A1B
 【室温】 20℃
 【M.2温度】 Max45℃
 【転送所用時間】 約24分
となり、温度に関する限り心配はなさそう。

こうして置けば、Windows及びLinuxからLocal Diskとして認識され、各種OSをTestする上で好都合である。VMware仮想Disk / Music File / Movie File等を512GBの容量でやり繰りする予定である。

Supermicro 4298 II (2019.06.16)

昨年の7月に捨値で求めた Supermicro C7B250-CB-ML (\4,298)は、
 ・動作は安定しTroubleは皆無。
 ・消費電力は低い。
 ・USB-DACを接続した時の音は上々。
 ・Storageは SATA6Gb/s x6 + M.2 Slot x1 あり不足はない。
それから11ヶ月 Obonに据えたまま進展がない。その理由は一つ、M/Bの寸法にある。Micro-ATX M/Bの形状は様々で、
 ・最小のMicro-ATX M/B → 190 x 170mm(拡張Slot 2本)
 ・標準的なMicro-ATX M/B → 244 x 244mm
小型のMicro-ATX M/Bなら、Mini-ITX Caseに収まる例が多く、20 liter未満に抑えることができるのだが、244 x 244mmある場合はそうも行かずCaseは大型化する。現在の机周りの事情を考えれば、これ以上の増設は難しい。もし、10 liter 未満に纏めることができれば、どうにか置き場所は確保できる。

さて、現在計画中のSwitching-PCは何台かある。その内、VMware/Virtualbox切替PCはCaseの自作を待つばかりである。もう一つのSSD切替PCはM/Bの候補が何枚かあり、それぞれ一長一短である。例えば、
 【MSI H170i】 SATA6Gb/s x4 + M.2 Slot x1 では少々物足りない。
 【MSI B360M PRO-VH 】 SATA6Gb/s x6 + M.2 Slot x1は良いがWin7非対応。
 【ASRock H370M-ITX】 SATA6Gb/s x6 + M.2 Slot x1は良いがWin7非対応。

つまり、OSとしてWin10数種の版にWin7やUbuntu Studioを加えるなら、CPUはSkylakeを選ぶのが無難である。更に、SSDを切り替えた時にBIOS画面が現れないことを条件とすれば、Supermicro C7B250-CB-MLが第一候補となる。そこで、
 Win10 Pro Build 18362.175
 Win10 Pro for Workstations Build 18362.175
 Win10 Enterprise Build 18362.175
 Win7 Pro
 Ubuntu Studio 1904
以上5種のOSをそれぞれのSSDにInstallした。いずれも動作は良好であり、今のところ問題点は見当たらず、SSD切替時にBIOS画面が現れることもない。Idle時消費電力は Ubuntu Studioの7W以外は6Wを示した。全般に音は良く絵も綺麗。さてどうしよう・・
【 M/B】 SuperMicro C7B250-CB-ML
【CPU】 Skylake i5 6500
【CPU Cooler】 Reeven Steropes
     + Noctua NF-A12x25
【MEM】 DDR4-2133 4GBx2
【SSD】 各種5丁
【PSU】 picoPSU-160-XT
    + 12V 150W AC Adapter

(M.2 NVMeをData置場にする予定)
余剰部品救済PC (2019.06.17)

その後、前節のPCにOSを追加した。
 Windows 10 Education Build 18362.175
Education版を久し振りにInstallしたら 「Office 365 Education」 が同梱されていた。生憎自分は学生や教育者ではないので対象外だが、学校のMail Addressを入力すれば無料で使えるとのこと。父親は70歳を過ぎてから某大学の通信教育を受けていたので、一念発起すればその仲間に入れる日がやって来るかも知れない。

これで Win10 x4 + Win7 x1 + Ubuntu Studio x1 となり、SATA 6 portは埋まった。
 Win10 Pro Build 18362.175
 Win10 Pro for Workstations Build 18362.175
 Win10 Enterprise Build 18362.175
 Win10 Education Build 18362.175
 Win7 Pro
 Ubuntu Studio 1904
いずれも64bit版、32bit版は別の仮想PCにInstall済み。

さて、今回用いたSSDは全て容量120GBのものばかりである。最近小容量SSDの出番が少なくどうしたものかと思案していたが、これでどうにか身の振り方が決まって何よりのこと。OS 6種の共通Data Diskとして、M.2 Slotに Intelの廉価NVMe 660P 512GBを据える予定。

では、SSD切替PCをどう使うか。Windows各版の相違点を確認する他には専ら玩具になりそう。要するに本PCは余剰部品救済PCでもあるのだ。もし 「思わぬIdeaは遊びの中から生まれる」 となれば御の字・・・

玩具PC (2019.07.24)

我が家のPCは、仕事用を除けば大部分は道楽PCである。中でもOS6種SSD切替PCは最も「玩具度」が高く、他に用向きがあれば部屋の片隅に放置されるのが常である。そうは言っても一月以上Updateなしは不味い。Update間隔が開きすぎると面倒を起こす例が偶にあるからだ。
 【M/B】 SuperMicro C7B250-CB-ML
 【CPU】 Skylake i5 6500
 【CPU Cooler】 Reeven Steropes + Noctua NF-A12x25
 【MEM】 DDR4-2133 4GBx2
 【SSD】 SATA 6Gb/s x6
 【PSU】 picoPSU-160-XT + 12V 150W AC Adaptor

以下の順に2019/06/17以来のUpdateを進めた。
 ・Ubuntu Studio 1904 → 問題なし
 ・Win7 Pro → 問題なし
 ・Win10 ProをBuild 18362.239へ → 問題なし
 ・Win10 EducationをBuild 18362.239へ → 問題なし
 ・Win10 EnterpriseをBuild 18362.239へ → 問題なし
 ・Win10 Pro for WorkstationsをBuild 18362.239へ → 問題なし
先日、Win10 1903はUSB Storageに関する問題が解決し、これで漸く真っ当な版に仕上がったものと捉えて良さそう。

けれども、そうでない例もある。通常版ではなく Insider Preview版の場合、今月19日にUpされた Build 18941は、凡そ15ヶ月振りに難渋している。三通りの設定で試みたが未だに成功せず。つまり 「大丈夫は常ならず Troubleは忘れた頃にやって来る」 と心したい・・・

Win10総合診断PC (2019.08.17)

Win10の月例更新は手持ちのPCに順次当て、最後に「玩具PC」の番が回ってくる。
 ・Win10 Pro for WorkstationsをBuild 18362.295へ → 問題なし
 ・Win10 EducationをBuild 18362.295へ → 問題なし
 ・Win10 EnterpriseをBuild 18362.295へ → 問題なし
 ・Win10 ProをBuild 18362.2959へ → 問題なし
そして、
 ・Win7 Pro → 問題なし
 ・Ubuntu Studio 1904 → 問題なし。
先月と同様、今月もまた6種のOS UpdateはTroubleなく終えた。我が家の使い方では、先月のWin10 1903 July ISO発表以来、特に不都合なく動作は安定している。

その間、PCだけではなく、某社のPrinter/Fax/Scanner複合機は、Firmware及びDriverとも何度もVersion Upを余儀なくされた。その件もどうやら解決し、Error表示は現れなくなった。その他、気付いた点を上げれば、
 ・Win10に加えた 「Open Shell」 の動作は問題なし。
 ・Networkの繋がりも良好。
 ・Network監視Soft 「NetEnum5」 の動作は軽やかで使い易くなった。
 ・防犯監視Systemは、総てのPCからMonitor可能。今のところTroubleなし。
 ・WMPによる音楽再生品質が向上し、Ubuntu Studioとの差は縮まった。
 ・Intel iGPU及びNVIDIAの最新Driverによる動画再生は、一段と絵が綺麗に。

もし、今でもWin10の動作が不安定なPCがあるとすれば、行儀の悪いH/Wや対応の遅いSecurity Softの所為と考えられる。Win10の発表から丸4年を経て、漸く安定期に入ったものと見られる。

と言うことで「玩具PC」は「Win10総合診断PC」として結構重宝している。この際、名前を改めることに・・・・

明るい悩み (2019.10.31)

74日振りに 「Win10総合診断PC」 を引っ張り出した。PCの構成は前と変わらず。
 【M/B】 SuperMicro C7B250-CB-ML
 【CPU】 Skylake i5 6500
 【CPU Cooler】 Reeven Steropes + Noctua NF-A12x25
 【MEM】 DDR4-2133 4GBx2
 【SSD】 SATA 6Gb/s SSD x6
 【PSU】 picoPSU-160-XT + 12V 150W AC Adaptor

もう1日したら 「人の噂も75日」 で忘れ去られるところ。このPCのWindows Updateはいつも後回しにされる。
 ・Win10 Pro 1903 Build 18362.295 → 1909 Build 18363.449
 ・Win10 Pro for WS 1903 Build 18362.295 → 1909 Build 18363.449
 ・Win10 Education 1903 Build 18362.295 → 1909 Build 18363.449
 ・Win10 Enterprise 1903 Build 18362.295 → 1909 Build 18363.449
前回と同様、今回もまた4種のWin10 UpdateはTroubleなく終えた。
 ・Idle時消費電力は4種の版とも 6W。
 ・Open Shellの動作は問題なし。
 ・Networkの繋がりも良好。
 ・WMPによる音楽再生品質は幾分向上した。
 ・Intel iGPUによる動画再生品質も良好。
 ・総じて、Win10 Ver.1903よりVer.1909の方が好ましく思われる。
また、
 ・Win7 ProのUpdate中にSupport期限について警告されたこと以外は問題なし。
 ・Ubuntu Studio 19.04のUpdateは行わなかった。

と言うことで 「Win10総合診断PC」 の結果は良好であり、特筆するべき事項はない。 けれども、毎度 「問題なし」 では寂しい限り。 「挫折とその克服」 を何よりの楽しみとする者にとっては物足りない → 明るい悩み・・・

ASUS H110M-C2/CSM (2019.11.24)

師走が近付くと、身辺整理ならぬ部品整理を始めるのが常である。 どこかでけじめを付けないと「汚部屋」への道まっしぐらになるからである。そこで、現行部品/使用予定部品/保留部品/廃棄部品等に分別し、少しでも身軽にする努力をするのである。毎年「大山鳴動鼠一匹」になるのは判っていても年中行事化しているので遣り過ごす訳には行かない。まあ、仕分けするだけでも充分意味はあろう。

その仕分けはM/Bから始める。今季の第一号は ASUS H110M-C2/CSM である。
 「CSM」は「ASUS Corporate Stable Model(CSM)」Program対応製品となり、
  中小企業向けのPC管理Software「ASUS Control Center」が付属する・・・
とされるが、未だその"CSM機能"を試したことはない。この先試す可能性は低い。
ならば、当たり前のM/Bとして使ったらどうか。昨年9月、
  ASUS H110M-C2/CSM + Pentium G4600
なる構成で試した時「・・・MSIやSupermicroのM/Bに比べてIdle時の消費電力が2-3W高い点を除けば、全体にまあまあの成績と言えよう・・・」となったが、USB-DACを繋いだ時の音質が優れず、USB増設Cardを挿して凌いだ経緯がある。それから14ヶ月、変化は見られるだろうか。

Testに先立ち、
 ・ASUS H110M-C2/CSMのBIOSを最新版 4212にUpdateした。
 ・USB2.0/3.0とも内部Pin HeaderのUSBをBIOS上で無効化した。
 ・Win10を最新版 1909 Build 18363.476 へUpdateした。
部品構成は以下の通り。
 【M/B】 ASUS H110M-C2/CSM (BIOS 4212)
 【CPU】 Kabylake Pentium G4600 (2C4T 3.6GHz TDP51W)
 【CPU Cooler】 Intel Regular Cooler
 【Memory】 DDR4 2400 4GBx2
 【M.2 SSD】 Crucial m4 SSD 256GB
 【Sound】 USB-DAC + Noise Filter
 【AC-DC】 picoPSU-120-WI + 12V 150W AC Adapter
 【OS】 Win10 Pro 1909 Build 18363.476
結果は、
 【Cinebench R15 OpenGL】 51.11 fps / Max 45W
 【Cinebench R15 CPU all core】 378 cb / Max 39W
 【Cinebench R15 CPU single core】 151 cb / Max 25W
 【Superπ104万桁】 10sec.
 【Prime95実行時消費電力】 Max 47W
 【Idle時消費電力】 8W
 【WMP音楽再生時消費電力】 11W
 【PowerDVD18Ultra動画再生時消費電力 Uocon_off】 15W
 【PowerDVD18Ultra動画再生時消費電力 Upcon_on】 19W
依って、
 ・2C4TのCPUとしては上々か。Cinebenchの値を同じKabylakeの i3 と較べると
   i3 7100T < G4600 < i3 7100
 ・ASUSのM/Bとしては、Idleから軽負荷にかけての消費電力は好成績。
 ・USBの一部を動作停止にした所為か、USB-DACを繋いだ時の音質はかなり
  改善された。
【ASUS H110M-C2/CSM】

緑色基板は信頼性を感じさせる。PCI Slot がありPT2や旧Sound Cardが使える。今回のTestにより、「保留部品」から「使用予定部品」に昇格した。
SuperMicro X11SSV-Q (2020.02.18)

年頭からHaswellで大分遊んだ。今度はSky/Kaby世代に移ろう。

SuperMicro X11SSV-Qを入手したのは 2015/11/23 。それから4.2年経った。
手持ちのM/Bの中では最高価格に近い一枚なのに、長い間出番がなかった。
 ・購入以来何かにつけて御難続きだった。
 ・基板から微かな異音が聞こえてくる。
特に初期BIOSからUpdateして以来、頻繁に起動不可を繰り返し、その原因が掴めず難渋した挙句、部品棚の奥に追い遣られた。

今年に入り、Ivy/Haswellなどの古物CPUで遊ぶ内、X11SSV-Qの行く末が気になり出した。高価なM/Bを捨て置くのは忍びない。再々挑戦しよう。そこで、
 ・M/B全体をCleanupした。
  Memory/電源のSocket、後面のConnector類は念入りに仕上げた。
 ・S.O.DIMM MemoryはDeskminiから借用した。
 ・BIOSをClearし、SW-ON。
 ・Fanは回るが絵が出ない。矢張り駄目かと諦めかけたら、のそのそとBIOSが
  現れた。生きてるじゃん。

そして、BIOSの細部を調節した後、Win10 Proを2.5"SSDにInstallした。
 ・最新のISO Fileを用いたので、Win10 Build 18363.592が得られた後、
  同657にUpdateされた。
 ・特に問題はなさそう。けれどもBIOSが古くSkylake世代のもの。

少し気は重いがBIOSをUpdateした。
 ・必要なFileをDOS起動USB Memoryに仕込み、所定のBAT Fileを実行した。
  ところが、BIOS Update Modeに入った筈なのにWin10が起動した。
 ・再度DOSを起動したら、BAT Fileの内容が実行され、Updateが始まった。
  結果はOK。無事 Ver. 3.0に達した。
 ・Win10の動作は問題なし。
 ・次に、以前うまく動作しなかったMemoryに交換してSW-ON。
  結果は〇、と思ったのも束の間、動画の再生中に青画面出現。
 ・Memoryを元に戻して、今度こそOK。
 ・次に、以前失敗したM.2 NMVeへのInstallを実行した。特に問題なし。
 ・今日はM/Bからの異音は聞こえず。
そうなると、不調の原因はMemoryの不良、或いは相性問題にあったと言えそう。
兎に角、X11SSV-Qが生き返って何よりのこと。

当初このM/Bは、次期Main Serverに予定していたのだが、2014年作の現Server "Intel DH67GD + Xeon E3-1245" が不調知らずで退役せず、なかなか出番が回ってこなかったのである。目下進行中の次期Main Sever候補は SuperMicro C7Q270-CB-MLであり、X11SSV-Q(Q170仕様)とは一世代の差。

従って、次期Main Sever "Windows Server 2019 Essentials" は、
 ・SuperMicro X11SSV-Q + i7 6700T
 ・SuperMicro C7Q270-CB-ML + i7 6700T
の何れかになりそう。

ところで、X11SSV-Qの試運転に、NHK BS Premiumから収録した "Berlin Fil. Silvester Concert 2019-20" を観ていたら、"West Side Story" の演奏中に妙齢の打楽器奏者を見付けた。ほんの一瞬なので正面からのお姿はまだ。今後に期待を。
Berlin Fil.の新Member ?

写真をClickすると全体が見えます。
SuperMicro X11SSV-Q II (2020.02.19)

再度、不調Memoryを試した。
 ・起動はするが暫くすると青画面。
 ・Deskmini A300に挿した時も同じ症状が現れた。
よって、Memoryの動作不良は明らか。 決して廉価Memoryではない。恐らく外れ品を引いたのであろう。それにしても4年間の無駄骨は悔しい。これまでMemoryの不調に出会ったことがなく、別の原因ばかり追求していた。安くない勉強代になった。仕方なく新しいMemoryを入手した。
  CFD販売 Crucial by Micron S.O.DIMM DDR4-2400 8GBx2
これは全く異常なし。

このM/Bに載せるCPUは i7 6700T を予定しているが、現在 SuperMicro C7Q270-CB-MLで使用中なので、取り敢えず、Kabylake Pentium G4560 を載せた。このCPUは、Pentiumが初めて2C4T仕様になった優れもので、限りなく Core i3 に近い。

さて、CPU Coolerはどうするか。X11SSV-Q搭載のChipset Heatsinkは高さが30mmもあり、大型のCPU Coolerでは当たる可能性がある。そこで、Intel Regular Coolerと同型のHeatsinkを部品箱から探し出して取り付けた。
型番不明のHeatsink
 銅芯仕様で高さは30mm。
Cooling Fanは
 be quiet! 92mm PWM Fan
冷却能力/静粛性とも文句なし。

← をClickすると全体写真がでます。
また、X11SSV-Qの電源Socketは通常とは逆向きのため、picoPSUとMemoryが当たるので、電源延長Cableを挿入した。picoPSUの台座は以前自作した品。
ところで、このX11SSV-QはUSB-DACを繋いだ時の音質が優れている。もし、次期Main Serverの選考に外れた場合は、Music File Serverに仕立てる可能性がある。 現在運用中の Intel D2700DCは、音は良くともCPUの能力が追いつかず、Windows Updateや自動Maintenanceの際、気の遠くなる遅さで我慢の限界に達している。

SuperMicro X11SSV-Q III (2020.02.20)

X11SSV-QにWindows Server 2019 Essentials (以下WS2019E) をInstallした。
 ・Installは全く問題なし。Intel NICでもWindows Server非対応の例もあるが、
  X11SSV-Q内蔵の "i219LM" はOK。
 ・Pentium G4560でもPerformanceは良好。

このままX11SSV-QをWS2019E-PCに仕立てても良いが、一応 SuperMicro C7Q270-CB-ML と較べてみよう。
 ・C7Q270-CB-MLもまた問題点は見当たらない。
 ・Idle時消費電力は
   X11SSV-Q + G4560 + SSD x1 → 8W
   C7Q270-CB-ML + i7 6700T + SSD x2 + 2.5"HDD x1 → 7W
 ・搭載可能Storage数は、
   X11SSV-Q → M.2 or mSATA x1 + SATA3 x5
   C7Q270-CB-ML → M.2 + SATA3 x6
 ・Caseに関しては、
   C7Q270-CB-MLなら、Micro-ATX Caseの空がある。
   X11SSV-Qに3.5"HDD x2を載せるなら、新たなCaseを探すことになる。
う~ん、暫く悩んだ上で決めることになりそう。
【SuperMicro C7Q270-CB-ML】

このM/Bは購入以来3年間、Windows Server各版のTestに用いてきた。そろそろ身の振り方が決まりそう。
SuperMicro X11SSV-Q IV (2020.09.21)

Supermicro X11SSV-Qを入手したのは 2015.11.23。それから5年。未だ実機として運用したことがない。当時、購入価格最高額のM/Bであったため大事にし過ぎてしまったのだ。M.2/mSATA/SATAIII x5、Intel NIC x2と充実した構成が、返って行き遅れになった理由かもしれない。

当初、Windows Serverを入れる予定が、後に発売されたSupermicro C7Q270-CB-MLにその座を譲り、以来各種OSのTest M/Bに甘んじてきた。けれども、当時と現在とでは事情が異なる。自分の使い方ではWindows Serverの用途が大幅に減退した。各PCのSystem BackupやData Fileの共有は通常のWin10で充分であり、扱いが面倒なServer OSに頼る必要性を認めにくくなったからである。

仕事用/職員用PC ○台のSystem及びDataのBackupに必要な容量は700GBもあれば間に合い、道楽PCは別途対応させればよい。従って最小限のH/W構成で可。
  ① System/DataのBackup → 1TB SSD
  ② ①のBackup → 2.5" 2TB HDD

そこで先ず、以下の構成で試した。
 【M/B】 Supermicro X11SSV-Q
 【CPU】 Skylake i7 6700T
 【CPU Cooler Heatsink】 型番不明のHeatsink (H30mm)
 【CPU Cooling Fan】 Noctua NF-A9x14 PWM
 【MEM】 DDR4-2133 4GBx2
 【M.2】 WD Blue M.2 1TB SATA SSD
 【PSU】 picoPSU-160-XT + 12V 150W AC Adaptor
 【OS】 Win10 2004 Build 19041.508
結果は
 【Cinebench R20 CPU multi】 1608 pts / Max 55W
 【Cinebench R20 CPU single】 373 pts / Max 28W
 【Cinebench R15 CPU all】 689 cd / Max 55W
 【Cinebench R15 CPU single】 155 cb / Max 27W
 【Prime95実行時消費電力】 Max 60W
 【Prime95実行時CPU温度】 Max 56.0℃(室温25.5℃)
 【Super PI 104万桁】 10sec.
 【Idle時消費電力】 8W
 【WMP音楽再生時消費電力】 10W
 【PowerDVD18Ultra動画再生時消費電力 TTHD_OFF】 12W
 【PowerDVD18Ultra動画再生時消費電力 TTHD_ON】 16W

消費電力は低く、絵も音も綺麗。Backup用途には勿体ない。

Silverstone SST-ML10B (2020.09.21)

久し振りにMini-ITX Caseらしい製品が発売された。 ここ数年、Mini-ITX界隈は重厚長大路線に奔り、小型のCaseはすっかりお見限りの様相を呈していた。

2020/08/21に入手した"Silverstone SST-ML10B"は、Sizeの変更が可能である。
 W196 x H63 x D227mm = 2.8 liter
 W196 x H84 x D227mm = 3.7 liter
何れの寸法で使うか迷うが、小型のMini-ITX Caseであることに変わりはない。ならば 3.7 literでよし。その分CPU Coolerの高さに余裕が生まれる。抑もこのCaseを求めた理由は、Supermicro X11SSV-Qを収めるためである。
【Silverstone SST-ML10B】

前節の部品一式をSST-ML10Bに据えた。見栄えは悪くない。何と言っても前面PanelにLogoがないところがGood。

(目を凝らしてよく見たら黒のletteringでLogo入りだった)
高さ45mmのCPU Coolerを据えた時、Cooling Fan上端から天板までの透間は15.5mm。

問題は2.5"HDDの固定方法にある。そのためには専用の金具をつくる必要がある。HDDは2TB 7mm厚にするか4TB 15mm厚にするか。また、もう一丁SSDを加えるかどうか迷う。
省電力PCの王者 (2020.11.10)

省電力PCを追求する者にとって消費電力の目安は、
  【Idle時】 5~8W
  【音楽再生時】 8~10W
  【動画Upcon再生時】 12~15W
Intel Skylake以降のCPUを載せ、SSD1丁、picoPSU電源なら然程難しくはない。
これなら映画や音楽を鑑賞しながら寝入っても心配はない。

そうした条件を満たすPCは既に○台ほどあるが、Intel i3 以上のCPUを載せたPCの中でも取り分け消費電力の低い例を探すと、
 Supermicro X11SSV-Q + Skylake i7 6700T (最近BIOSの設定を見直した)
  【Idle時】 6W
  【音楽再生時】 8W
  【動画Upcon再生時】 13W
Gemini LakeやCeleronを載せたPCでは更に低い例もあるが、Windows Updateや自動Maintenance実行時の緩慢さから同列に捉えることはできない。従って、我が家に於ける省電力PCの王者は 「SupermicroX11SSV-Q + Skylake i7 6700T」 となる。 特にPowerDVD19UltaraによるUpcon再生時 13W は際立つ。ならば、Supermicroが常に最良か、となるとそうはならない。Coffeelake用のM/BはGame志向に傾き決して省電力ではない。Cometlakeに至ってはATX M/Bのみ。

さて、このPCのStorageを増強する件、主たる用途がBackupであることから、2TB or 4TBの2.5"HDDを追加するとの方針を改め、2TBのM.2 SATA SSDを選ぶ事にした。これなら消費電力は +1W 以内に収まり、当分 「省電力PCの王座」を他に譲ることはないであろう・・・

省電力PCの王者 II (2020.11.13

Storage追加の件、WD Blue M.2 SATA 2TB SSDを増設した。このM.2はBackup-DataのBackup用なので通常は休止状態にあり消費電力は60mW程度。従って、
  【Idle時】 6W
  【音楽再生時】 8W
  【動画Upcon再生時】 13W
で変化なし。
2TBのSATA M.2に市販のHeatsinkを抱かせた。元々低発熱なのでこれで充分。

取付金具は市販のAlumi材(幅10mm、厚2mm)から切り出した。
SST-ML10BのLogo。
よく見なければ気付かない。
Silverstone SST-ML10Bは、高さを63mmと84mmに換えられる。今回は84mm高を選んだが、CPU Coolerの選択肢が広く冷却と静音性の面で好都合。
室温24℃ Idle時、CPU温度:26℃、CPU Cooling Fan回転数:760rpm程度。

このPCは道楽用を除く○台のBackup-PCではあるが、絵が綺麗で音が良いのでどうなりますか・・・

 PCG3