File Server

File Serverの新設にあたり、独立した頁を起こした。(2018/08/10)

File Server 4号機 (2018.08.10)

現在3台あるFile Serverが手狭になった。前に増量したHDDは既に満杯状態にあり、行場のないHDDがごろごろしている。中身の整理に務めてはいるが新規Fileの増加に追いつかない。HDDを総て8TB以上の大容量製品に置き換えればよいが、それには時間も費用もかかり気が進まない。寧ろ新たなFile Serverを拵えた方が速い。幸い以前予備に求めたFractal Design NOD304が空いている。このCaseは3.5"HDDが6丁収まるので当面の容量不足は解消する。

ところが、最近のMini-ITX M/Bは SATA Port数が少なめで、自分が多用するMSI製品には希望に適うM/Bがない。Intel 300 Seriesで「SATA Port x6 + M.2 x1」が使える製品を探すと、ASRock社の3枚が候補となる。
 H370M-ITX/ac、Z370M-ITX/ac、Fatal1ty Z370 Gaming-ITX/ac
予定するCPUは Pentium G5500Tなので、今回はH370M-ITX/acを選んだ。このM/BはPCI-Express仕様のM.2 SSDを用いれば、SATA Portは6個丸々使えるので、SATA増設Cardを使わずに済む。実は最近、そのSATA増設Cardは御難続きだった。原因は特定出来ないが、認識の不具合や速度低下などの症状が現れ、その都度面倒な思いをしてきたので、今回はM/BのSATA Portのみで賄いたいと考えていた。昨年、別のFile Serverに用いたASRock H270M-ITX/acは、H370M-ITX/acと同様のStorage構成であり、その後不調知らずで動作している。

例によって 「H370M-ITX/ac」の無線LAN Cardを外し「H370M-ITX」とした。
Test機の部品構成は以下の通り。
 【M/B】 ASRock H370M-ITX
 【CPU】Pentium G5500T
 【CPU Cooler】 Intel Retail Cooler
 【MEM】 DDR4 2400 4GBx2
 【SSD】 Samsung PM961 MZVLW256HEHP-00000
 【Sound】 USB-DAC + Noise Filter
 【PSU】 picoPSU160-XT + 12V 150W AC Adaptor
 【OS】 Win10 Pro Build 17134.191
Win10 ProのInstall及びUpdateとも問題はなかったが、Idle時の消費電力が少し高い。このM/Bは前述の通りSATA Portが充実し、更にDual LAN構成なので仕方ないか。
ところで、これまで使ってきたWatt Checker「TAP-TST5」が古くなってきたので、
 SANWA-Watt Checker「TAP-TST7」
 RATOC-Watt Checker「REX-BTWATTCH1」
の2種を求めた。この件については後日に・・・

ASRock H370M-ITX (2018.08.12)

ASRock H370M-ITXの導入から3日経った。
 ・安定性は良好。今のところ不可思議な動作は一度もない。
 ・やはりIdle時の消費電力が高い。Watt Checker TAP-TST5では 11W。
 ・SATA 6Gb/s仕様のM.2に換えIRSTを効かせても変わりなし。
 ・Win10 ProとWin10 ProWSで試したところ、
  MSIのM/Bで見られたような消費電力の差は生じなかった。
 ・M.2 Slotが拡張Slotの直ぐ隣にあるのでCPU Coolerの風が回り好都合。
 ・USB-DACを繋いだ時の音質はまあまあか。

以上の通り、ASRock H370M-ITXはFile Server用M/Bとして、概ね満足の行く結果が得られよう。但し、WS2016/WSS2016等のServer OSを使う場合、Dual NIC Intel i219V/i211ATとも初期値では認識せず、INF FileをCustomizeする必要がある。
【ASRock H370M-ITX + G5500T】
245x190mmのJewelry Trayに載せた。
CPU Cooler/PSUは未定。
M.2の冷却に
AINEX M.2 SSD用Heatsink HM-21
及び同Pad HT-13を用いた。
電源Trouble (2018.08.18)

「MSI H87I + i5 4590T + DS380」を組み合わせたFile Server 3号機が不調に見舞われ、6台積んだ3.5"HDDのうち半分の3台が認識されなくなった。始めSATA増設Cardの動作不良ではないかと疑ったが、同Cardに取り付けたmSATA SSDは問題なく、何か別の理由と考えられる。
 ① M/BのSATA Portに問題あり。
 ② SATA電源CableのConnectorに問題あり。
 ③ SATA電源Cable自体に問題あり。
 ④ 電源のPlug-in Connector部分に問題あり。
 ⑤ 電源自体に問題あり。

問題が発生したのは8月13日、File Server4号機を見繕い始めて間もなくのこと。何とも絶妙なTimingだった。もし、どこかの接触不良ならCaseを叩けば直るかも知れないと前世紀的な措置を施したが駄目。仕方なくFile Server 3号機を解体した。
 ・M/Bは正常に動作するので①はなし。
 ・SATA電源Cableを交換しても変化ないことから、②と③はなし。
 ・別の電源に換えたら総てのHDDは認識されたので原因は④か⑤。
この電源はPlug-in方式のSFX電源である。Plug-in Connector部分を確認し再び元の電源に戻したところ、何事もなかったかのように通電した。従って、原因は④だった。

このFile Serverは2014年2月に完成し、2017年11月にM/Bを交換して以来8ヶ月間は無事に動作し、9ヶ月目でTroubleが発生したことになる。その間、常時稼働ではなく必要に応じて起動してきたので実働時間は至って短い。そうなると7~8月の猛暑でPlug-in Connector部分が微妙に変形し、接触不良に至ったのではないかと考えられる。

Plug-in方式の電源は余分なCableを繋がずに済み大いに重宝するが、Connector部分の接触不良は以前から気にしていた。特にSFX電源の場合、その部分のPanel強度が頼りなく少しぐらつく例が多いことから、いつかTroubleが起きるのではないかと心配していた。

3.5"HDDを6台積んだFile Serverは結構重い。CaseのRemovable機能に難があることから、現在はHDDを完全固定方式に改めたため、運用中の着脱はできず尚更のこと。この暑い最中、大汗をかきながらの作業であった。

ところが、再び総ての部品をCaseに戻したら元の木阿弥、同じ3台のHDDが認識不可。これはCaseに収める際、Cableを曲げたことによりConnector部分の接触不良が再発した模様。 その部分を指先でまさぐりながら扱けば一時的に直るが、何時また不良になるやも知れず、そうかと言ってPlug-in Connectorの代替部品は入手できず素人の修理は無理難題。 仕方ない、SFX電源を交換しよう・・・
SFX電源は Corsair SF600 CP-9020105-JP を取り付けた。容量的に過分ではあるが、まあ良いか。PCを机上のRackに戻してSW-ON。CPU温度、Fan回転数、HDDの動作と温度とも問題なし。今日は幾分気温が下がり、一汗かかずに作業を終えた。

WSUS Server (2018.11.20)

Windowsの月例更新は悩みの種。早朝の回線が空いた時間帯なら10分程度で終るのに、午前7時を過ぎた頃から所用時間はじわじわと伸び、最悪3~4時間かかることもある。その対策に年中夏時間的生活に移行してはみたものの、そうそう毎日早寝早起をすることもできず、別の手立てを考えることになった。従って、上の方で進めていたFile Server 4号機は暫くお預けに。

最近Web上で見かける WSUS(Windows Server Update Services)はどうだろうか。Updateに必要なFileを然るべきServerに一端Downloadし、他のPCのUpdateはそのServerを参照して行うとのこと。Windows Updateの配信は、深夜から早朝にかけて行われる例が多いので、WSUSを常時稼働していれば充分対応できそう。

では、WSUSを実現するにはどうすれば良いか。
 ・WS2012R2 / WS2016 / WS2019等、Server OSに備わったWSUS機能を
 活用する。
 ・自分は未経験なので、WS2016の評価版を使ってTestする。
 ・WS2016評価版用のPCは手持ちの部品で纏め上げる。
との方針により、以下のTest-PCを組んだ。
 【M/B】 ASRock H310M-HDV/M.2
 【CPU】 Coffeelake i3 8100
 【CPU Cooler】 Intel Retail Cooler
 【MEM】 DDR4-2400 4GBx2
 【SSD】 Samsung 850 EVO mSATA 250GB (mSATA-SATA変換Case入り)
 【LAN Card】 Intel Gigabit CT Desktop Adapter EXPI9301CT
 【PSU】 picoPSU-160-XT + 12V 150W AC Adaptor
 【OS】 Windows Server 2016 評価版

WS2016評価版のInstallは速やかに終えたのに、その後のUpdateは大変。受信速度が低速に落ち込んでなかなか進まず、結局1.5時間程かけて Windows Server 2016 Standard Evaluation Ver.1607 Build 14393.2608 に到達した。そして、Web上の導入Guideを参考にWSUS Serverの設定を行い、現在同期中。さて、どうなりますか・・

WSUS Server II (2018.11.20)

前節で起こしたWSUS Server Test機は、一寝入りしている間にMicrosoft Updateとの同期を終えた。試したClient PCは未だ1台きりだが正常に動作している模様。

さて、WS2016評価版のInstallにあたり、Intel Gigabit CT Desktop Adapter EXPI9301CTを挿したのは訳がある。今回使用したM/B ASRock H310M-HDV/M.2には Intel I219Vが搭載されているが、このNICはWS2016では使えないからである。だからと言って引き下がるのは早い。その使えないはずの Intel I219V をWS2016上で使えるようにする方法について教えてくれる人がいる。更にまた大変判り易く日本語に翻訳したSiteがある。

①Windows Server 2016にネットワークドライバをインストールする
  http://pc-hack-life.hatenablog.com/entry/windows-server-2016-net
②Windows10にデジタル署名のないドライバをインストールするための3ステップ
  https://kokoore.com/windows10-signature

そこで、上の①に従ってI219Vのinf fileを書き換え、②の手順に従ってDriverをInstallした。少しの問題もなく導入は成功し、以後、Intel Gigabit CT Desktop Adapterを外している。

然しながら少々腑に落ちない。Intel I219V は最近広く使われている。それが何故Server OSに非対応なのか、あれこれ勘ぐってしまう。
 ・Server OSにはIntelのLAN Cardを使って欲しいから
   → 営業政策上の問題
 ・Intel I219Vは一般User用であり、Professionalな用途に向かない
   → 技術的な問題
我が家のNetwork管理Levelは、初心者に毛の生えた程度なので、たとえ後者の理由であっても不都合はない。

Intel Onboard NICがWS2016で真っ当に使えるとなればM/Bは自由に選べる。できればMini-ITXにしたい。とあれこれ見回したら MSI Z370I GAMING PRO CARBON AC が呼んでいるような気がした。このところ廉価M/Bでばかり遊び Z-Seriesを疎遠にしていた所為であろう。早速、部品を付け替え SW-ON。このM/BのNICもまた Intel I219V。上で改竄したDriverがそのまま動き All OK。この状態で暫く運用し、具合が良ければWS2016の正規版を入れることになろう。

聴診器 (2019.07.09)

Ryzen 7 3700Xが届くまで少し間があるので「聴診器」を持ち出した。
FOCAL Super Scope FC-201S¥1,720

一体全体何に使うのか。
 ・胎動を聴く → No
 ・赤子の心音を聴く → No
 ・健康管理のため → No
では何だ。
 ・HDDの動作音を聴く → Yes

実は先日から、3台あるFile Serverのうち1台が偉く賑やかになった。Case Fanは正常に回っているので原因はHDDのTroubleか或いは電源Fanと考えられる。けれども、6台積んだ3.5"HDDのどれかを見極めるのは手間がかかる。我が家のHDDは全て静音化処理を施しているので、場合によっては一端全HDDの電源を切り、1台ずつの確認作業になる。それでは面倒極まりない。あれこれ思案の末、聴診器を当ててみたらどうかとの結論に達した。この方法ならCase Coverを外すだけで用は足りる。届いた聴診器の取説を読み、自分の身体で試した。音は聞こえるがその意味が理解できない。まあ、HDDの音の違いが判ればよい。

件のFile ServerをRackから引きずり出し SW-ON。場所を変えたらどうも音が違う。HDDではなくFanの劣化音にも聞こえる。
 ・先ず、2丁の前Fanを止めた → 全く変化なし。
 ・3.5"HDD 6台に聴診器を当ててみた → 違いはなさそう。
 ・そこで、3.5"HDD 6台の電源を落とした → それでも変化なし。
 ・そうなると原因は電源Fanと言うことになる。
このPCの電源 Silverstone SST-ST45SF(2010年春購入)は、FanをXINRUILIAN RDL8015Sに交換し、それから9年経っている。寿命が来ても許せる年月なので、この際、新型の電源に換えるか、或いはFanを交換するか。先ずはFanを換えてみよう。結果は○。途端に温和しくなった。

それから一寝入りした後、再度SWを入れたら電源Fan全開。元の木阿弥ではないか。原因は電源Fan回転制御素子のTroubleと考えられる。仕方なく電源をSilverstone SST-ST30SF V2 に交換した。今度は大丈夫。結局、聴診器は無駄になった・・・

SilverStone SST-LC19 (2019.08.09)

PCの自作に手を染めて以来買い込んだPC-Caseの中で、今でも満足度の高い製品は以下の3機種。
 【SilverStone SST-LC19】 薄型(H68mm)のMicro-ATX Case
 【Abee AS Enclosure M0】 総Aluminum製 ATX Case
 【星野金属工業 ALTIUM X】 総Aluminum製 Micro-ATX Case
いずれもFront PanelはAluminum Hairline仕上げで経年劣化が少なく綺麗。

その中のSilverStone SST-LC19が空くことになった。中身のWindows Home Server 2011を引退させることになったからである。使われていたM/Bは MSI H81M-P33。MSIのM/BはUSB-DACを繋いだ時の音が良いことで、我が家限定ながら定評がある。少なくとも H87I 以降のM/Bは概ね良好であるが、H81M-P33はその少し前の製品、果たしてどうだろうか。
 【M/B】 MSI H81M-P33
 【CPU】 Haswell i3 4350T
 【CPU Cooler】 Intel Regular Cooler
 【MEM】 DDR3-1600 4GB x2
 【SSD】 Intel 510 Series 120GB
 【Sound】 USB-DAC + Noise Filter
 【PSU】 picoPSU-160-XT + 12V 150W AC Adaptor
 【OS】 Win10 Pro 18362.267

 ・BIOSが古かったので、2018/07/17付のVersionにUpdateした。OK
 ・Win10 Build 18362.239 ISO Fileを用いInstallした。OK
  Windows Update後、Build 18362.267に達した。OK
 ・今のところ動作に不都合なし。
 ・Intel RST導入後、Idle時消費電力 11W。Haswellとしてはまあまあ。

早速、WMPで試聴した。
 ・悪くはないが、取り立てて優秀とも思えない。
 ・抑も、蝉の鳴き声が五月蝿くて細かいことは良く判らない。

少し聴き込んだ上で、
 MSI H81M-P33、MSI AM1I、 MSI B360M Pro VH、MSI B365M Pro-VH
のどれかを選び、新たなMusic File Serverに仕立てよう。SilverStone SST-LC19は机上の一等席に収まるので、じっくり考えたい。

SilverStone SST-LC19 II (2019.08.10)

前節で紹介したHaswell PCのTest結果は以下の通りである。比較の為に MSI H365M Pro-VH + G5500TのDataを添えた。
i3 4350T vs G5500T
Date / 室温
2019/08/10 (29.2℃)
M/B
MSI H81M-P33
MSI H365M Pro-VH
CPU
Haswell i3 4350T
TDP 35W
2C4T 3.1GHz 22nm
Coffeelake G5500T
TDP 35W
2C4T 3.2GHz 14nm
CPU Cooler
Intel Regular Cooler
Memory
DDR3-1600 4GB x2
DDR4-2666 4GB x2
SSD
Intel 510 Series 120GB
WD 500GB M.2 SATA
Sound
Olasonic USB-DAC + Noise Filter
PSU
picoPSU-120-WI + 12V 150W AC Adaptor
Win10 Pro
Build 18362.267
Power Plan
Win10 Balance
Cinebench
R15
OpenGL
27.22fps
Max 45W
52.75fps
Max 41W
CPU all core
309cb
Max 37W
334cb
Max 30W
CPU single core
126cb
Max 26W
134cb
Max 20W
Prime95実行時消費電力
Max 50W
Max 37W
Idle時消費電力
11W
6W
WMPによる音楽再生時消費電力
13W
10W
PowerDVD18Ultra体験版
動画再生時消費電力 TTHD_OFF
平均 15W
CPU使用率 4%
平均 13W
CPU使用率 4%
PowerDVD18Ultra体験版
動画再生時消費電力 TTHD_ON
平均 21W
CPU使用率 21%
平均 17W
CPU使用率 18%
WMPによる音楽再生時の満足度
★★★★++
★★★★+
動画再生時の満足度
★★★★+
★★★★
  *以上の消費電力値はTAP-TST5で測定した。BTWATTCH1の場合は + 0.4~0.7Wとなる。
  *使用動画はWOWOW収録 "Song of the Sea" 1920x1080 TS_File
上の表から、
 ・能力は明らかに Coffeelake G550T > Haswell i3 4350T ではあるが、
  その差は予想外に小さい。
 ・Idle時消費電力の差は、Process Ruleの差と言えよう。
 ・音楽再生時の満足度は音場再現等 Haswellに分がある。
 ・動画再生時の満足度も僅かにHaswellが優る。
そうなると、総合的な評価は Haswell > Coffeelake となるが、
  H81M-P33のSATA Portは SATA3 x2 + SATA2 x2
  MSI H365M Pro-VHは SATA3 x6
Music File Serverと雖も、H81M-P33のSATA3 x2は寂しい。TBを超えるDataはCopyするだけでも相当な時間がかかり、万一OS Update時にTroubleがあった際、被害を最小限に留める為にもSystemとDataを別のStorageに収めたい。そうなるとMSI H365M Pro-VHが優位になるが、H81M-P33の音の良さは捨て難い。では何故、H81M-P33はMSI H365M Pro-VHに較べて音が良いのか。素人判断によれば、
 ・H81M-P33の方が機能は貧弱である。
 ・H81M-P33にはPS/2があり、Keyboard/MouseはUSBを使わずに済む。
 ・従って、H81M-P33は音楽再生に割り当てるProcessor能力が相対的に大きく
  なり、好結果を生む。
けれども真相は不明・・・

Micron 2TB SSD (2019.08.11)

その後、以下の組合せで試した。
 ・MAI AM1I + Athlon 5370
 ・H365M Pro-VH + Coffeelake i3 8100

前者は、音質は優秀ながらAPUの能力(Cinebench CPU Single値 47cb)がどうにも見劣りし、今尚秀麗なSilverStone SST-LC19に収めるのは不釣り合いである。後者は、CPUをG5500Tからi3 8100に換えたら、音質に変化はなくとも動画の画質は大分向上した。 ところが高負荷時の消費電力が高く、吸排気Fanの貧弱な薄型Caseに収めるのはやや問題あり。

擦った揉んだの挙句、第一候補の MSI H81M-P33 + Haswell i3 4350T で手を打つことにした。そしてStorageは大奮発し、1TBと2TBのSSDに決めた。合計3TBあれば当分間に合うであろう。Music File置場は、HDDよりSSDの方が配信時の展開が速やかで待ち時間が短縮され都合が良い。結局、部品構成は、
 【M/B】 MSI H81M-P33
 【CPU】 Haswell i3 4350T
 【CPU Cooler】 Noctua NH-L9i
 【MEM】 DDR3-1600 4GB x2
 【SSD 1】 Samsung 840 EVO 1TB mSATA (2.5"SSD Case入り)
 【SSD 2】 Micron 1100 MTFDDAK2T0TBN 2TB
 【Sound】 USB-DAC + Noise Filter
 【PSU】 picoPSU-160-XT + 12V 150W AC Adaptor
 【OS】 Win10 Pro 18362.267
 【Case】 SilverStone SST-LC19
となった。もし気に入らなければ、後日他のM/B & CPUに交換すれば良い。Case内には充分な余剰空間があるので、模様替えは簡単である。

さて、2TB SSD Micron 1100 MTFDDAK2T0TBNは、我が家では最も値の張るSSDである。けれども大容量Fileの書込速度は期待に反して良好ではない。そこで、どの程度遅いかTestした。
SSD/HDD Network転送速度計測
送り手側Storage
受け手側Storage
Movie File容量
所用時間
平均転送速度
HDD_01
Micron SSD
51.7GB
11'25"
77MB/s
HDD_01
HDD_02
11'36"
76MB/s
Micron SSD
HDD_02
8'06"
106MB/s
 【Micron SSD】 Micron 1100 MTFDDAK2T0TBN 2TB
 【HDD_01】 Seagate ST2000LM003 2.5"2TB
 【HDD_02】 Seagate ST2000LM007 2.5"2TB

 ・HDD_01 → Micron SSD、HDD_01 → HDD_02 の転送速度は僅差。
 ・Micron SSD → HDD_02 の転送速度 106MB/s は充分納得できる値。

つまり大容量Fileの場合、HDDからSSDへの書込速度はHDDと大差ないことになる。一方、SSDからにHDDへの書込速度はGigabit LANの上限が128MB/s であることを考えれば上々と言えよう。

ところが、廉価SSDの中には大容量Fileの書込速度が 25~30MB/sに落ち込む例があり、SSDをMovie File置場にする場合は要注意である。残念ながら、そうした大容量Fileの書込速度はSpecやCrystalDiskMarkのDataから推し量ることはできず、「評価の低いUser Review」 などから読み取る他はない。 All SSD仕立てのFile Serverは、高性能SSDの値下がり待ちか。

追)昨日丸一日運用していたら、2TBのSSDを追加したにも拘わらず、Idle 11W から 9Wに下がった。
 【Idle時消費電力】 11W → 9W
 【音楽再生時消費電力】 13W → 11W
 【動画再生時消費電力 TTHD_OFF】 15W → 14W
 【動画再生時消費電力 TTHD_ON】 21W → 20W
これは裏作業が一段落した結果、或いはUpdateの賜物と考えられ、Music & Music-Movie File Serverとして大いに結構なこと。

SilverStone SST-LC19 III (2019.08.12)

前節でまとめたMusic File ServerをSilverStone SST-LC19に収めよう。このCaseには、排気用に 50x10mm Fanが2丁取り付けてある。1丁はCPU Coolerの脇、もう1丁は3.5"HDD用地の後方である。今回3.5"HDDは用いないので、後者は使わず前者Onlyとした。その結果、Idle時消費電力は 1W増して 10W。

取付に問題はない。2丁のSSDは市販の金具で重ね留めし、本来DC-DC Converterの置場に据えた。従って、その気になれば、2.5"Storage x2 + 3.5"HDDが追加可能である。けれでも、SATA2 Portは使いたくないので、いつかM/Bを交換した時の拡張要素として保留しておこう。
左の通り、全体の半分以上は空地となった。CPU CoolerとしてNoctua NH-L9iを取り付けた時、天板までの余裕は 6mm。排気Fanはその右隣り。
SilverStone SST-LC19は購入から10年以上経ている。側面に一つ傷はあるが、その他は綺麗そのもの。その当時のSilverStone社製Caseは造りが堅牢であり、Front Panelは厚手のAluminun板を用いたHireling仕上げにAlumite加工が施され、いつまでも劣化せず、それこそ一生物。
さて、このPCを所定の場所に収め、Music File Serveとして運用するためには、高品位USB-Cabeが必要となる。我が家では、Zonotone/AIM/SAEC SUPRA/Wire World/Audio quest/Oyaide等の製品を使ってきた。今回はその中から実績のある SAEC SUPRA を選んだ。果たして期待に添うかどうか・・・

Haswell優勢 (2019.08.13)

現在、机周りにあるIntel-PCをCPUの世代別に集計すると、
 【Sandy Bridge】 2台、【Ivy Bridge】 3台、【Haswell】 5台
 【Skylake】○台、【Kabylake】 ○台、【Coffeelake】 ○台

何故、今でもHaswellが優勢なのか。
 ・他の世代に較べて手持ちのCPUが多い。
 ・LGA1150からLGA1151に変わる時、投げ売りのM/Bを買い漁った。
 ・Haswell世代のM/Bは、Mini-ITXでもSATA Port数が多くFile Server向き。
 ・Win10 32bit版は、Skylake以降のCPUより有効Memoryが広く使える。
 ・消費電力はSkylake以降のCPUに較べて幾分高めではあるが許せる範囲。
 ・Win7やXPなど旧OSも運用可。
この状態がいつまで続くか判らないが、OSがHaswellに対応する間は追い立てを食らうことはなさそう。

CPUの処理能力を最優先するなら、新しいCPUに順次乗り換えることになるが、自分はそうした使い方はしていない。
 ・機能は必要最小限で良い。
 ・File Server用途には SATA Port数が気になる。
 ・仮想PCの場合は Core/Thread数が多いほど良い。
 ・我が家では K付CPUよりT付CPUの方が出番は多い。
 ・USB-DACを繋いだ時の音質が優れていること。
 ・動画再生時の画質や使い勝手が良いこと。
従ってCPUは、LGA1155 / 1150 / 1151世代総て分け隔てなく候補となるので、古いからと言って中古市場に流すことなく貯まる一方である。

それにつけても今回仕上げた Music File Server 「 MSI H81M-P33 + i3 4350T + SSD 1+2TB 」 は優れもの。 音が良くて絵が綺麗、姿も秀麗、しかも静かで低発熱。 満足度は★★★★★+ ・・・

2nd AM1I-PC (2019.09.23)

我が家のMusic File Serverは以下の2台である。
 ① MSI AM1I + Athlon 5370
 ② MSI H81M-P33 + Haswell i3 4350T

②は先月仕上げた許り。 ①は音質に関しては充分満足できるが一つだけ難点ある。 前にも述べた通り「周期的にぷちぷちNoiseが混じる」件は中々解決できず、2台目のAM1I-PCにIntelのLAN Cardを挿してどうにか治まっている。 LAN Adapterの所為と断定できなくとも当面問題は現れず気持ち良く聴けるので、Caseに収めて常用したい。

問題はCaseにある。Mini-ITXにLAN Cardを加え、なるべく小型のCaseで纏めたいのだが、残念ながら希望に適うCaseは見当たらない。
 ・3 liter未満のCaseにLAN Cardの取付は難しい。
  Riser Cardを用いLAN Cardを収めると2.5"Storageが2丁入らない。
 ・LAN Cardが取付可能なCaseは一気に大型化する。
そこで目を付けたのは PT3予備PCである。このPCは市販のCase ANTEC ISK 300-65 を改造し、SSD x1 + 2.5"HDD x2 + 3.5"HDDを収めた力作ではあるが、先日、新たなPT2-PCを仕上げたために必要性は薄れてしまった。この拡張Slot 1本仕様のCaseなら、MSI AM1I + LAN Cardの取付に問題はない。
 【ANTEC ISK 300-65改造Case】 W217 x H96 x D312mm 約6.50 liter

早速、改造Caseの中身を取り出し、MSI AM1I + Athlon 5370を収めた。3.5"HDD取付金具及び排気Fan 80x15mm x2はそのまま残し、
 1TB SATA SSD + 2.5"2TB HDD
を据えた。内部に余裕があるので取付は楽々・・・

2nd AM1I-PC II (2019.09.24)

前頁で述べた通り、Storage2丁は難なく収まったが、Fanの回転数調節は手子摺った。AM1IのFan Conは相当古い形式、回転数の連続可変ができず大雑把な%で段階調節する。更には、CPU用は3P仕様、System用は4P仕様であり、なかなか希望する回転数が得られず、試行錯誤すること○時間。結局、CPU Cooling FanはSystem用4P Connectorへ、Case FanはCPU Fan用3P Connectorに繋ぎ、減速抵抗を挿入しどうにか纏まりがついた。
 【CPU Cooling Fan】 be quiet! 92x25mm → Idle時 約970rpm
 【Case Fan】 XINRUILIAN RDL8015S 80x15mm x2 → Idle時 約880rpm
決して無音ではないが、充分に静か。

現在の部品構成は、
 【M/B】 MSI AM1I (購入価格 \2,980)
 【CPU】 AMD Athlon 5370 (4C4T 2.2GHz TDP 25W)
 【CPU Cooler Heatsink】 AM3 Heatsink
 【CPU Cooling Fan】 be quiet! BL038 92x25mm
 【MEM】 DDR3-1600 4GBx2
 【SSD】 Samsung 860 EVO 1TB
 【HDD】 Seagate ST2000LM007 2.5" 2TB
 【LAN】 Intel Gigabit CT Desktop Adapter
 【Sound】 USB-DAC + Noise Filter
 【PSU】 picoPSU-120-WI + 19V 65W AC Adaptor
 【Case Fan】 XINRUILIAN RDL8015S 80x15mm x2
 【Case】 ANTEC ISK 300-65改造Case (W217 x H96 x D312mm 約6.50 liter)
 【OS】 Win10 Pro 18362.356
結果は、
 【Cinebench R15 OpenGL】 14.60 fps / Max 29W
 【Cinebench R15 CPU all core】 176 cb / Max 28W
 【Cinebench R15 CPU single core】 48 cb / Max 19W
 【Prime95 15分間実行時消費電力】 Max 36W
 【Superπ104万桁】 29 sec.
 【Idle時消費電力】 11W
 【WMP 音楽再生時消費電力】 13W
 【PowerDVD18Ultra Full-HD動画Upcon-OFF再生時消費電力】 平均 19W
 【PowerDVD18Ultra Full-HD動画Upcon-ON再生時消費電力】 平均 28W

何とも寂しい結果ながら音が良いので許そう。それにしても、\2,980のMSI AM1I が音質に関する限り、未だに手持ちの全M/B中最上位にあるとはどうしたことか、技術の進歩に疑問を抱かせる。

2nd AM1I-PC III (2019.09.25)

では、2nd AM1I-PCの写真を。
まだまだStorageは入る。3.5"HDDなら2丁、2.5"Stiorageなら4丁追加可能。但し、AM1IのSATA Portは2個だけ。
業者に任せた Aluminum Hairline Alumite 加工仕上げはいつまでも劣化せずに綺麗。Maintenanceは薄い中性洗剤を染み込ませた布で一拭きするだけ。
このCaseは吸気口が不足しているため、高TDPのCPUは使い難い。IntelならT Series、AMDならTDP 45W以下に抑えたい。
最近我が家のFanは、Noctuiaとbe quiet!の出番が拮抗している。
 ・同じ回転数なら、冷却能力はNoctuiaの方が極僅かに勝る。
 ・同じ回転数なら、静音性はbe quiet!の方が僅かに勝る。
 ・販売店によるが、be quiet!の方が幾分低価格。
 ・その時の気分で、be quiet!の黒かNoctuiaの茶を選んでいる。
 ・一時世話になったCoolink社製のFanが各店とも欠品状態で残念。
  Noctuiaやbe quiet!の半値以下。然も静かな良品で重宝したのだが。

File Server 4号機 II (2020.10.02)

現在、Movie File Serverは以下の3台を運用中である。
File Server (2020/10/02)
PC
M/B
CPU
HDD
Case
FS-01
MSI H87I
Haswell
i5 4590T
4TB x2
+3TB x4
20TB
Silverstone
DS 380
FS-02
ASUS Z87I-Pro
Haswell
i3 4370T
4TB x6
24TB
Fractal Design
NOD 304
FS-03
ASRock
H270M-ITX
Kabylake
i3 7100T
8TB x3
+ 6TB x3
42TB
Jisaku Case
File Serverに入りきらず、裸のHDDに収めた分は
 2TB HDD 7台 + 3TB HDD 2台 = 20TB
FS-01とFS-02のHDDを3-4TBから8TBに移し替えれば容量は52TBの増強が可能ではあるが、その作業には膨大な時間がかかる。 1TBの転送 → 凡そ3時間

手元に3.5"HDD Removable Caseを2台設けたPCがあるので、少しずつ作業を進めれば大きな負担にはならない。また、File Server向きのCase "Fractal Design NOD304"の空が1台ある。新たなFile Serverを仕立てた方が早道である。

そこで、以下の部品構成のPCを算段した。
 【M/B】 ASRock H370M-ITX/ac (M.2 x1 + SATAIII Port x6)
 【CPU】 Coffeelake i3 8300T
 【CPU Cooler】 Intel Regular Cooler
 【MEM】 DDR4 2400 8GBx2
 【M.2】 Intel 660P NMVe 512GB
 【Sound】 USB-DAC + Noise Filter
 【PSU】 picoPSU160-XT + 12V 150W AC Adaptor
 【OS】 Win10 Pro 20H2 Build 19042.546
このASRock H370M-ITX/acを使ったFile Serverは 2018.08.10に構想し、2年を経て漸く実現の見通しが立った次第である。問題は予定のCase "Fractal Design NOD304"の附属品が散逸していないかどうか・・・

File Server 4号機 III (2020.10.23)

NVIDIAやSupermicroに時間を取られ、File Server 4号機は暫く留守にした。
別頁で「・・進行中のFile Server 4号機は、予定のCase"Fractal Design NOD304"の附属品を散逸し、どうも不足分は自作することになりそう・・」と述べた件、
 ・散逸した部品の一つは探し出した。
 ・未だ見付からない HDD Holder x1の自作は先送りにした。
予定のCase "Fractal Design NOD304"に3.5"HDDを6台載せると、総重量は10Kgを超える恐れがある。腰痛持ちとしては、PCの重量は10Kg未満を目標としているので、どうも具合が悪い。そこで、8TB HDD x4 = 32TB で手を打つことにした。矢張り、3.5"HDD多段構成のPCはHDD Removable Caseを活用したい。となれば話は早い。小一時間ほどで組み上がった。

 【M/B】 ASRock H370M-ITX/ac
 【CPU】 Coffeelake i3 8300T
 【CPU Cooler Heatsink】 Prolima Tech Panther
 【CPU Cooling Fan】 be quiet 120x25mm PWM Fan
 【MEM】 DDR4 2400 8GBx2
 【M.2】 Intel 660P NMVe 512GB
 【HDD】 WD 3.5" 8TB x4
 【Sound】 USB-DAC + Noise Filter
 【PSU】 Corsair SF450 80+ Gold
 【Front Case Fan】 be quiet 90x25mm PWM Fan x2
 【Rear Case Fan】 be quiet 120x25mm PWM Fan x1
 【Case】 Fractal Design NOD304
 【OS】 Win10 Pro 20H2 Build 19042.572

 【Idle時消費電力】 27W
 【HDD休止時消費電力】 14W

File Server 4号機 IV (2020.10.27)

Fractal Design NOD304に収めたFile Server 4号機は、その後順調に動作している。けれども幾つかの不満がある。
 ・Test時の電源picoPSU-160-XTからCorsair SF450 80+ Goldに換えたら、
  Idle時の消費電力は大分増した。高効率SFX電源は市場に見当たらず
  大いに不満。
 ・3.5"HDDの表面にGel Sheetを貼り付けたが、それでもNoiseは漏れ聞こえる。
  HDDが休止すれば温和しくなるが、それまでの20分間が長く感じられる。
 ・3.5"HDDを数多く積んだPCは、耳元からできるだけ遠ざけるか、あるいは
  確りした静音化処理を施したい。
 ・このPCはTS-Fileの倉庫として用い、常時稼働ではなく随時稼働になるので
  我慢することに。
CPU Cooler HeatsinkはProlima Tech Pantherを用いた。Coffeelake i3 8300Tには明らかに過剰なCooler。
Cooling FanはHeatsinkの後方に据え、SATA Cableの着脱に配慮した。
HDD Holderは3丁の内2丁を据えた。HDDの固定位置は既定とは異なり、間隔を広く開けるように取り付けた。
All Black仕様のNOD304は、
飽きは来ないが面白味のないDesign。

このCaseは螺子穴の精度が甘く、締付時に充分気を付ける必要がある。
File Server 4台の行く末 (2021.07.04)

現在運用中のFile Serverは4台。総てWin10のままである。
 ① ASUS Z87I Pro + Haswell i5 4570T (2015.5.8~)
 ② MSI H87I + Haswell i5 4590T (2017.11.30~)
 ③ ASRock H270M-ITX Coffee Lake i3 7100T (2017.1.19~)
 ④ ASRock H370M-ITX + Coffee Lake i3 8300T (2020.10.23~)

①②③は2021/07/04現在、「Win11最小System要件」 に満たず対応が迫られる。
その要件が緩和され③が合格する可能性はあるが、①と②は見込みが薄い。
そこで、代替候補としたM/B + CPUの組合せは次の通りである。
 ① → ⑤ MSI H510I Pro + Comet Lake i5 10400
 ② → ⑥ ASRock B560M-ITX + Comet Lake i3 10105

⑤は既に試運転中であり動作に問題はなくとも、Case Fan構成が貧弱なSilverStone DS380に収めた時の吸排気能力がやや心配される。場合によってはPT1/PT2を下げることになるかも知れない。

そして⑥。できればT付CPUを載せたいのだが、適当なCPUは入手できず、Comet Lake i3 10105 を選んだ。これもまたCase Fractal Design NODE 304に収めた時のCase内温度が心配される。 Comet Lake i3 10105 は我が家初登場になるので以下に紹介しよう。部品構成は、
 【M/B】 ASRock B560M-ITX (BIOS P1.60、PL1:65W、PL2:90W)
 【CPU】 Comet Lake i3 10105 (4C8T 3.70/4.40GHz 14nm TDP65W)
 【CPU Cooler】 Intel Black Regular Cooler
 【MEM】 DDR4-3200 8GB x2
 【SSD】 Samsung 850 EVO 250GB
 【Sound】 USB-DAC + Noise Filter
 【PSU】 In Win IP-P300KF7-2 Platinum
 【OS】 Win11 Pro 21H2 Build 22000.51
結果は、
 【Cinebench R20 CPU Multi core】 2161 pts / Max 71W
 【Cinebench R20 CPU single core】 423 pts / Max 34W
 【Cinebench R15 CPU all core】 896 cb / Max 67W
 【Cinebench R15 CPU single core】 186 cb / Max 28W
 【Prime95実行時消費電力】 Max 84W
 【Super PI 104万桁】 8sec.
 【Idle時】 6W
 【WMP音楽再生時】 8W
 【PowerDVD19Ultra動画再生時 TTHD_OFF】 平均 12W
 【PowerDVD19Ultra動画再生時 TTHD_ON】 平均 15W

 ・Memoryは自動的にDDR4-3200動作となった。
 ・Win11 Pro 21H2 Build 22000.51の導入は全く問題なし。
  Win11最小System要件は総て合格。
 ・Prime95実行時消費電力 Max 84W は予想より高め。
  NODE 304を静音File Serverとして運用する上でぎりぎりの値か。
 ・CineR15 Single 186cb、Super PI 104万桁 8sec. 運用上Stressはない。
 ・Intel Black Regular Coolerは個体差が大きく、中にはそのまま使える場合も
  あるが、i3 10105附属Coolerは元気過ぎて不合格。
 ・Intel UHD Graphics 630 Driverは、最新版の 30.0.100.9667 を入れた。
  絵は綺麗。特に問題はなさそう。

3.5" 14TB HDD (2021.07.08)

現在、Win11への対応を順次進めている。けれども、常用PCについてはそう簡単には行かない。中でも 「多目的File Server」 として運用中のPCは悩みの種である。
 【M/B】 MSI C236M Workstation
 【CPU】 Xeon E1245 v6 (Kaby Lake i7 7700 相当)
 【CPU Cooler Heatsink】 RAIJINTEK PALLAS
 【CPU Cooling Fan】 be quiet 140x25mm PWM Fan
 【MEM】 DDR4-2400 8GB x2
 【SSD】 Samsung 850 EVO 250GB
 【Fixed HDD】 4TB 3.5"HDD x2
 【Removable HDD】 手持ちの3.5"HDDを使い回す
 【2.5G LAN Card】 SD-PE25GLAN-1L
 【PSU】 Super Flower SF-550P14PE
 【Case】 Fractal Design Arc Mini
 【OS】 Win10 Pro x64 21H1 Build 19043.1083

Xeon E1245 v6はKaby Lake i7 7700相当であり 「Win11最小System要件」 に満たない。 M/BとCPUをそっくり替えるか、Kaby Lakeが同要件に仲間入りする可能性に期待をかけるか迷う。Xeon E1245 v6はComet i3 程度の性能であり、今更固執するまでもないのだが、MSI C236M Workstationとの相性がよく、極めて安定した動作を続けてきた。ここですっぱり排除するのは忍びない。そこで、

 【①案】 Kaby LakeがWin11最小System要件に追加される可能性に期待する。
 【②案】 Storage構成を拡充し、Win10のまま使い続ける。

一晩思案の末、②案を選んだ。M/BとCPUの交換はいつでもできる。ならば、大容量3.5"HDDのTestを行うことにしよう。 3.5"16TB HDDは未だ価格が熟れず、今回は 3.5"14TB HDDを選んだ。

  Seagate IronWolf Pro 3.5" Data復旧3年付 14TB HDD(CMR)
  5年保証24時間稼動PC NAS 用 RV Sensor ST14000NE0008

消費電力とNoise Levelが納得できれば、

  Western Digital HDD 14TB WD Red Plus NAS RAID (CMR)
  3.5" WD140EFGX-EC

も試す予定。どうなりますか。

3.5" 14TB HDD II (2021.07.12)

3.5" 14TB HDD (Seagate IronWolf Pro 3.5" Data復旧3年付14TB HDD)が届いたので早速試した。

先ず「MSI C236M Workstation + Xeon E1245 v6」に4TBと14TBの3.5"HDDを繋いだ。4TB HDD:5400rpm、14TB HDD:7200rp。 動作音は予想より大夫静か。静音化対策を施さなくとも60cmも離れればNoiseは殆ど気にならい。

次に4TB HDDの内容を14TB HDDにCopyした。
  【転送速度】 Max 176MB/s
  【連続転送時HDD温度】 47℃。
3.5"HDDとしては満足の行く値。14TB HDDだけの動作時消費電力は計測できないが、決して篦棒な数値ではない。仕様書には Idle時:5W、連続Data転送時:Max 7.6W。

これなら我が家の多目的File Server用途に適う。ならばもう一丁と考えたら、ここ数日で値上がりし、手が出し難くなった。Western Digital HDD 14TB WD Red Plusは更に著しい値上がりがあり、遥か遠くへ行ってしまった。

そうなると、当面このPCのHDD構成は、
  【Fixed HDD】 3.5" 14TB + 3.5" 8TB
  【Removable HDD】 3.5" 8TB x2
となる。HDDの交換は簡単なので、値段が熟れた時にまた考えればよい。

また、MSI C236M Workstation + Xeon E1245 v6 は、
  【Cinebench R15 single】 179cb、【Super PI 104万桁】 9sec.
まだまだ引退は早い。Kaby Lake Xeon E1245 v6が"Win11の要件"に加えられるよう期待しつつ、もう暫く使うことにしよう。

そこで、いつでもWin11へのUpdateに対応できるよう、System SSDを一新し、Quick Launchを使わずにDesktop及びTaskbar上のIconを整えた。
左:Seagate 14TB HDD
右:Seagate 8TB HDD

Seagate 14TB HDDは本体の半分をAlumiの蓋で覆っている。同8TB HDDはAlumi板を充てただけ。Seagate 14TB HDDが高回転型にも関わらず比較的低Noseな理由の一つか。
Rocket Lake i5 11600 (2021.08.04)

多目的File Serverとして運用中の
 MSI C236M Workstation + Xeon E1245 v6 (Kaby Lake i7 7700 相当)
をどうするか悩む。Kaby LakeはWin11に対応する可能性が僅かに残されているが、もし駄目だった場合の事を考えると、この際、部品構成を一新した方が良さそう。 Case Fractal Design Arc Miniは、名前に反して結構重く、何度も動かすのは御免蒙りたい。先月3.5"14TB HDDを購入し、先日2個目まで確保したからには猶更のこと。

では、CPUをどうするか。候補は Rocket Lake i7 11700 / 同 i5 11600。i7 11700は高負荷時の消費電力が高いとの噂が気になる。一方、i5 11600は殆ど情報なし。別頁で仕上げた"8OS切替PC"に載せたRocket Lake i5 11500 は、少しの不満もなく快調に動作している。ならば、一つ上の i5 11600 で良かろう。けれども、国内販売は限られ平行輸入品となる。よって、部品構成は以下の通り。
 【M/B】 Gigabyte B560M Aorus Pro AX (BIOS F6)
 【CPU】 Rocket Lake i5 11600 (6C12T 2.80GHz/4.80GHz TDP 65W)
 【CPU Cooler Heatsink】 Thermalright Ultra-120 eXtreme
 【CPU Cooling Fan】 be quiet 120x25mm PWM Fan x1
 【MEM】 DDR4-3200 8GB x2
 【M.2】 WD Blue 500GB NMVe
 【Fixed HDD】 14TB 3.5"HDD x2 (Test時は未装着)
 【Removable HDD】 8TB 3.5"HDD x2 (Test時は未装着)
 【PSU】 未定 (Test時はIn Win IP-P300KF7-2 Platinum)
 【Case】 Fractal Design Arc Mini (Test時はObon)
 【OS】 Win11 Pro 21H2 Build 22000.100
結果は、
 【WhyNotWin11の判定】 All OK
 【Cinebench R20 CPU multi core】 4038 pts / Max 123W
 【Cinebench R20 CPU single core】 584 pts / Max 57W
 【Cinebench R15 CPU all core】 1631 cb / Max 123W
 【Cinebench R15 CPU single core】 238 cb / Max 54W
 【Prime95実行時】 Max 130W
 【Prime95実行時CPU温度】 Max 63℃ (室温26.8℃)
 【Prime95実行時CPU Fan回転数】 Max 1066rpm
 【Super PI 104万桁】 6sec.
 【Idle時】 9W
 【WMP音楽再生時】 15W
 【PowerDVD19Ultra動画再生時 TTHD_OFF】 平均 22W
 【PowerDVD19Ultra動画再生時 TTHD_ON】 平均 27W

 ・このM/Bは Intel 2.5G LAN + 無線LAN仕様なので、Idle時消費電力はやや高め。
 ・Cinebenchの成績は、AMD R5 5600Xを数%下回るが、8/6発売予定のR5 5600Gと
  同等かやや上に思われる。値段を考えたら i5 11600 の方が優位。
 ・OCせずに Super PI 104万桁 6sec.は素晴らしい。
 ・けれども、動画再生時の消費電力が高い点は気に入らない。目下検証中。

Rocket Lake i5 11600 II (2021.08.18)

前節の多目的File Serverを仕上げた。 M/Bは"Gigabyte B560M Aorus Pro AX"で進めていたが、動画再生時の消費電力が高く気に入らず、"MSI B560M Bazooka"に交換した。けれども大した差はなく、無駄遣いの感あり。また、電源は軽量化のために CorsairのSFX電源 SF450 Platinumを選んだ。結局、部品構成は以下の通り。
 【M/B】 MSI B560M Bazooka (BIOS A.20)
 【CPU】 Rocket Lake i5 11600 (6C12T 2.80GHz/4.80GHz TDP 65W)
 【CPU Cooler Heatsink】 Thermalright Ultra-120 eXtreme
 【CPU Cooling Fan】 be quiet 120x25mm PWM Fan x1
 【MEM】 DDR4-3200 8GB x2
 【M.2】 WD Blue 500GB NMVe
 【Fixed HDD】 Seagatee IronWolf 14TB 3.5"HDD x2
 【Removable HDD】 Seagate BarraCuda 8TB 3.5"HDD x2
 【PSU】 Corsair SF450 Platinum (FanをNoctua NF-A9 PWM chromax.blackに交換)
 【Case】 Fractal Design Arc Mini (W210 x H405 x D484 mm、9Kg)
 【Case Fan】 be quiet 120x25mm PWM Fan x3
 【OS】 Win11 Pro 21H2 Build 22000.132

気付いた点を上げれば、
 ・Intel 500 SeriesのMicro-ATX M/Bは、Mini-ITX M/Bに較べて、
  Idleから軽負荷時にかけての消費電力が大夫高い。
 ・高負荷時の消費電力は、PL1/PL2の値によって相当変化するので、
  使い途によって決めることになる。今回は PL1:135W / PL2:180W とした。
 ・Cinebench R15 Single:235、Super PI 104万桁:6sec. なら不満はない。

Idle時消費電力は、
 ・Storage M.2 x1、電源 In Win IP-P300KF7-2 Platinum の時 9W
 ・電源をCorsair SF450 Platinumに替えて +3W → 12W
 ・Caseに収め、120x25mm Case Fan x3 + 3.5"14TB HDDを追加した時 24W
 ・HDD休止時 14W となった。

3.5"14TB HDDのNoiseは、
 ・最初に購入したHDDは充分に静かだったが、2個目はDiskの回転音が幾分
  聞こえる。それでも BarraCuda 3.5"8TB HDDに較べたら充分に静か。
  これからは"Seagate IronWolf"我が家の定番になりそう。

Win11の動作は、
 ・現在、Build 22000.132。動作上の問題は特になし。
 ・右Click時の違和感は、Specの低いCPUほど強く感じるが、i5 11600 なら
  どうにか我慢出来そう。

尚、本File Serverは 「HDD 4丁の値段 > その他の部品一式の値段」 である。

大容量HDDの固定 (2021.12.04)

Seagate 14TB HDDを底面で固定する場合、中低容量HDDとは取付位置が違う。
今回用いたCase "Fractal Design Arc Mini" のHDD取付金具は、大容量HDDに対応せず、仮留めのまま対応策を思案中であった。
 ① Fractal DesignのOption金具を試す。
 ② Fractal Design Arc Mini附属の金具を改造する。
 ③ 新規にHDD Holderを拵える。

先ず、①を入手し試したが、Fractal Design Arc Miniには対応せず。
③の方法が最も確かではあるが、もし、②で間に合うなら大夫手間が省ける。
そこで、以下の通り、俄仕立ての金具を切り出した。
構想/採寸/製図に凡そ2時間。
1.5mm厚のAluminum板からの
切り出しと穴開けに1.5時間。
左の金具を2枚作った。
特製補助金具をCase附属のHDD取付金具に固定した。

(指紋が見苦しくて御免なさい)

HDD裏面4個所の螺子穴に確り固定した。

HDDの表面にλGel Sheetを貼り付けて用いる。

前の仮設状態に比べて、HDDの運転音は大夫減衰したが無音ではない。大容量HDDは中低容量HDDより振動が大きく、今回の方法では充分ではなかった。 そうなると、③の新規HDD Holderを自作することになりそうだが、年内は難しい・・・

新たなMini-File Server (2022.04.04)

別頁「H/W Trouble」の「NIC Trouble」の節で述べた通り、M/BのNIC不調の件、あれこれ思案の末、Alder Lake-PCに置き換えることにした。
 【M/B】 Giga H610I D4 (BIOS F4)
 【CPU】 Alder Lake Pentium G7400T (2C4T 3.1GHz TDP 35W)
 【CPU Cooler Heatsink】 LGA1700 Regular Cooler Heatsink
 【CPU Cooling Fan】 be quiet! 92x25mm PWM Fan
 【MEM】 DDR4-3200 8GB x2
 【M.2】 WD Blue SN570 500GB + 自作Heatsink
 【HDD】 2.5" 4TB HDD x3
 【Sound】 USB-DAC + Noise Filter
 【PSU】 picoPSU-160-XT
 【OS】 Win11 21H2 Build 22000.539

 ・Pentium G7400をPT2-PCに横取りされたので、Pentium G7400Tを求めた。
 ・前のMini-File Serverより2.5"4TB HDDを1台増設し、3台構成となった。

結果は、
 【Cinebench R20 CPU multi core】 1266 pts / Max 35W
 【Cinebench R20 CPU single core】 463 pts / Max 25W
 【Cinebench R15 CPU all core】457 cb / Max 34W
 【Cinebench R15 CPU single core】 173 cb / Max 25W
 【Prime95実行時消費電力】 Max 46W
 【Prime95実行時CPU温度】 Max 51℃ (室温 24.5℃)
 【Prime95実行時CPU Fan回転数】 Max 1259rpm
 【Super PI 104万桁】 11sec.
 【Idle時】 9W
 【Idle時CPU温度】 28℃
 【Idle時CPU Fan回転数】 703rpm
 【WMP音楽再生時】 15W
 【PowerDVD15Ultra Upcon再生時】 24W

 ・Cinebenchの結果は、G7400に較べて低調だが、Mini-File Server用途なら
  不足はない。 但し、Super PI 104万桁 11sec. は少々残念。
 ・2.5"4TB HDDを3台載せて Idle 9Wなら上々。(このPCは常時稼働)
 ・Giga H610I D4はASUSやASRockに較べて、USB-DACを繋いだ時の音質が
  やや聴き劣りするので、不要なUSB Connectorを無効化しようとBIOSの細部を
  探し回ったが、該当する項目は見つからず。

写真は次回に・・・

新たなMini-File Server II (2022.04.05)

では、新たなMini-File Serverの写真を。
Intel Regular Cooler Heatsinkと自作M.2 Heatsinkの組合せは我が家の定番。
静かでよく冷える。

我が家の冷却Fanは 7:3で
be quiet!がNoctuaより優勢。
2.5"4TB HDD3台はλGel Sheetを介し3段構成となった。Noiseは殆ど聞こえず。
動作時の温度上昇は問題なし。
このPCはMonitorの背後に設置するため、SWとLEDはM/Bの背面に据えた。
このPCの上にBonCasLlink-Serverを置く。二面構成横着Caseは何とも不細工。普段は見えないので我慢しよう。
Main-File Server模様替え (2023.04.20)

我が家のMain File Serverは、2012/12/14に完成した自作のCaseに収めて以来、M/Bを2回交換した。
 ・初代 : 2012/12/14
   Jetway NF81-T56N-LF、Win8.0 後にWin8.1
 ・二代 : 2014/08/26
   ASRock AM1H-ITX + Athlon 5350、Win8.1 後にWin10
 ・三代 : 2017/07/25
   ASRock H270M-ITX + i3 7100T、Win10

三代目は完成以来一度もTroubleなく、HDDを8TB x6に増量しただけで運用してきたが、そろそろWin11への乗り換えを考えたい。(ASRock H270M-ITXはWin11に対応せず)

そこで、LGA1700 M/Bで何枚か試した。ところが、SATA Portが6個あるMini-ITX M/Bはなく、SATA増設Cardを挿したところ、そのCardに繋いだSATA StorageはIRSTが効かず、消費電力は予想外に上昇し、SSDを1丁加えただけで 7-8Wも増加したのだ。4種の増設Cardで試したが、結果は同じ。どのCardもVMDに未対応のよう。

そこで、Win11に対応しSATA Port 6個の条件を満たすM/Bを探したら "ASRock H370M-ITX/ac" が見つかった。このM/Bは別の4th File Serverに用い、HDDを4台載せている。ならば、そのM/BをMain File Serverに用い、4th File Server用にはH610搭載のMini-ITX M/Bに交換したらどうか。
  ASRock H370M-ITX/ac + Coffee Lake i3 8300T
なら、もう暫く使えるであろう。ところが ASRock H370M-ITX/acのTPMは別途TPM Moduleを挿す仕様であり、これまた面倒。

現在、ASRock H370M-ITX/ac対応TPM Moduleの到着待ち。
2012/12/14完成の自作Case

3.5" Removable x6仕様の
PC-CaseはNAS以外にない
元気があればもう1台作るのだが
Main-File Server模様替え II (2023.04.21)

前節で述べたTPM Moduleが届いた。
  TPM 2.0暗号化セキュリティモジュール ASRock 18pin SPI TPM 2.0

TPM Moduleは種類が多く何時も選択に迷う。M/B Maker指定の製品を選べば安心だが、値の張るものが多くできれば同等品を探したい。Pin数は
  8P / 10P / 12P / 14P / 16P / 20P
と6種ある。Pin数を間違わなければどうにか使えそう。

早速、所定の位置にTPM Moduleを挿したら、直ちにTPM有効となりWin11対応Check Softの判定はAll OKとなった。ところが、Win11 22H2が中々降りてこないので、2023/04/18付の最新ISO Fileを用い、Win11 22H2 Build 22621.1555へ手動Updateした。特に問題なし。これでASRock H370M-ITX/acはWin11正式対応となった。

Intel 300 SeriesのM/BはTPM対応/未対応製品が混在する。今更同Seriesを新たに購入する人は居ないと思うが、旧M/Bを活用するなら要注意。

4th File Server模様替え (2023.04.23)

Main File Serverの模様替えをするために、4th File ServerのM/Bを取り出し、以下の構成で仮組した。
 【M/B】 ASRock H370M-ITX/ac (BIOS 4.30)
 【CPU】 Coffee Lake i3 8300T (4C4T 3.7/4.4GHz 14nm TDP35W)
 【CPU Cooler Heatsink】 Intel Regular Cooler Heatsink
 【CPU Cooling Fan】 Noctua NF-A9 PWM
 【MEM】 DDR4-2400 8GB x2
 【M.2】 WD Blue SN550 500GB
 【Sound】 USB-DAC + Noise Filter
 【PSU】 picoPSU-160-XT + 12V 150W AC Adaptor
 【OS】 Win11 Pro 22H2 Build 22621.1555

 ・動作は特に問題なし。
 ・M/BのBatteryが少し古いので、念の為に交換した。

このままMain File Serverの組立を進めると2台のPCが分解状態になり、小物部品が散逸する恐れがある。先ず、4th File Serverを仕上げよう。M/Bは第一候補のH610ではなく、2nd File Serverに予定のASRock H570M-ITX/acを用いることにした。
 【M/B】 ASRock H570M-ITX/ac (BIOS P1.70)
 【CPU】 Comet Lake i3 10105 (4C8T 3.7/4.4GHz 14nm TDP65W)
 【CPU Cooler Heatsink】 Prolima Tech Panther
 【CPU Cooling Fan】 be quiet 120x25mm PWM Fan
 【MEM】 DDR4-2660 8GB x2
 【M.2】 WD Blue SN550 500GB
 【Sound】 USB-DAC + Noise Filter
 【PSU】 picoPSU-160-XT + 12V 150W AC Adaptor
 【OS】 Win11 Pro Beta 22H2 Build 22624.1616

 ・Comet Lake i3 10105にCPU Cooler Heatsink Prolima Tech Pantherは、
  明らかに過剰ではあるが、Case内の風通しを考えて選んだ。
 ・取付や動作に問題なし。
 ・ASRock H570M-ITX/acはRealtek 2.5G LAN仕様。File Server用途に好都合。
 ・このM.2にはWin11のBeta版が入っている。そのまま使うかNormal版を再Install
  するか思案中。

結果は、
 【CineR15 CPU multi】 874cb / Max 82W / Max 55℃
 【CineR15 CPU single】 183 cb / Max 29W
 【Super PI 104万桁】 8sec.
 【Idle時】 6W
 【WMP音楽再生時】 11W
 【動画Upcon再生時】 18W
Comet Lake i3 としては上々の成績と言えよう。

4th File Server模様替え II (2023.04.25)

4th File Serverの部品一式をCaseに収めた。M/BとCPU以外は、前回組立時 2020/10/27 と同じ。

 【M/B】 ASRock H570M-ITX/ac (BIOS P1.70)
 【CPU】 Comet Lake i3 10105 (4C8T 3.7/4.4GHz 14nm TDP65W)
 【CPU Cooler Heatsink】 Prolima Tech Panther
 【CPU Cooling Fan】 be quiet 120x25mm PWM Fan
 【MEM】 DDR4-2660 8GB x2
 【M.2】 WD Blue SN550 500GB
 【HDD】 3.5" 8TB HDD x4
 【Sound】 USB-DAC + Noise Filter
 【PSU】 Corsair SF450 80+ Gold
 【Front Case Fan】 be quiet 90x25mm PWM Fan x2
 【Rear Case Fan】 be quiet 120x25mm PWM Fan x1
 【Case】 Fractal Design NOD304
 【OS】 Win11 Pro Beta 22H2 Build 22624.1616
Fractal Design NOD304は、
3.5"HDD接続Cableの着脱が
手狭な場所になるので、
CPU FanはHeatsinkの後方に取り付けた。

また、このCaseは前Fanの直ぐ
後に3.5"HDDが並ぶため
風通しに難がある。
そこでM.2に35mm高の自作Heatsinkを載せた。

Fractal Design NOD304は
3.5"HDD 6台収納可能では
あるが、腰の事情から総重量
を抑えるため4台に留めた。
(WD 8TB HDDの重量 750g)

それでも
【3.5"HDD4台搭載時総重量】
 9.9Kg
どうにか10Kg未満の目標を
達成した。

そして、消費電力は
【起動10分後】 31W
【HDD休止時】 11W
2nd File Server模様替え (2023.04.30)

現在運用中のTS File Serverは4台ある。
その内、4th TS File Serverの模様替え (= Win11化) は前節で済んだ。
Main TS File Serverである 3rd TS File ServerのM/BとCPUは目鼻がついた。

次は 2nd TS File Serverの番である。現在の部品構成は以下の通り。
 【M/B】 MSI H87I (BIOS V2.8)
 【CPU】 Haswell i5 4590T (2.0/3.0GHz 22nm TDP35W)
 【CPU Cooler Heatsink】 Thermolab LP53
 【CPU Cooler Fan】 ENERMAX UCCL9
 【MEM】 DDR3-1600L 4GBx2
 【SATA Card】 Kurosiko SATA3RI3 + mSATA-PCIE
 【SSD】 Samsung 840EVO 120GB
 【HDD】 Seagate 3.5"4TB x2 + WD 3.5"3TB x4
 【PSU】 SilverStone SST-ST45SF-G
 【Case】 SilverStone SST-DS380

 ・M/B MSI H87I はWin11非対応。
  SATA Port数が足りず、SATA増設Card Kurosiko SATA3RI3+mSATA-PCIE
  を使ってきたが、IRSTに対応せず不本意であった。
 ・3.5"HDD 1台当たりの容量をUpすれば4台構成でも間に合う。

そこで、以下の構成でTestした。
 【M/B】 MSI Z370I Gaming Pro Carbon (BIOS 1.B1)
 【CPU】 Coffee Lake i3 8300 (4C4T 3.7GHz 14nm TDP62W)
 【CPU Cooler】 be quiet! Shadow Rock LP
 【MEM】 DDR4 2400 4GB x2
 【M.2】 Intel 600p Series 256GB NVMe
 【Sound】 USB-DAC + Noise Filter
 【PSU】 picoPSU-160-XT + 150W AC Adaptor
 【OS】 Win11 Pro 22H2 Build 22621.1635
結果は
 【CineR15 CPU multi】 584cb / Max 48W / Max 45℃
 【CineR15 CPU single】 156cb / Max 23W
 【Super PI 104万桁】 10sec.
 【Idle時】 8W
 【WMP音楽再生時】 11W
 【動画Upcon再生時】 16W

 ・Win11の動作は全く問題なし。
 ・4台の3.5"HDDはM/BのSATA Portに繋ぐ予定なので、
  IRSTを効かせることができる。
 ・Bench結果は貧弱だが、File Server用途なら問題なし。
  快適な動作とは言えないが緩慢でもない。
 ・CPU Cooler be quiet! Shadow Rock LPが収まるかどうか心配される。
  その時は Noctua NH-L9i の出番になるかも知れない。
 ・実は最大の問題点はFileの転送にある。
  現在、2nd TS File Serverに収録のFile容量は、
   BD 319本 + Opera/Ballet/Concert等 198本 → 合計 16TB
   平均転送速度を 130MB/s とすると所要時間は → 凡そ 36時間
   平均転送速度を 150MB/s とすると所要時間は → 凡そ 31時間
   平均転送速度を 180MB/s とすると所要時間は → 凡そ 26時間

Main File Server模様替え III (2023.05.23)

「 PT3_4OS切替PC 」 が決着したところで、遣り散らかしの 「Main File Server 模様替え 」 に戻ろう。部品構成は以下の通り。

 【M/B】 ASRock H370M-ITX/ac (BIOS P4.30)
 【CPU】 Coffee Lake i3 8300T (4C4T 2.50/3.20GHz TDP 35W)
 【CPU Cooler】 Noctua NH-L9i
 【MEM】 DDR4-2400 8GB x2
 【M.2】 WD Blue SN570 500GB
 【HDD】 3.5" 8TB HDD x6 (現在は5台)
 【Sound】 USB-DAC + Noise Filter
 【PSU】 Huntkey HK400-71PP
 【OS】 Win11 22H2 Build 22621.1702
 【Side Fan】 Noctua NF-A12x15 FLX
 【Top Fan】 Coolink 80x25mm Fan
 【Rear Fan】 Coolink 120x25mm Fan x2
 【Case】 5"Bay 6段構成 自作Case W266 x H305 x D254mm = 20.54 liter
Caseの容積は20 literあるが、 M/B部分はぎりぎりの寸法。
Storageや自作Fan ConのCabel類が何本も走り、配線はやや面倒だった。
背面の見栄えはまあまあ。
我ながらよく作ったものだと
感心する。構想/製図/工作等、所要時間は100時間余り。
できれば、もう1台作りたい。
Caseは10年経過。
未だPanelに傷はない。

HDDなしの時 重量 8.46Kg
3.5"HDDx5搭載時 11.55Kg
 PCG3