Music PC II
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Schumannはお好き (2018.05.28)
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その昔、Schumannの作品は良く聴いた。交響曲/Piano協奏曲/Cello協奏曲/室内楽等々。それから○○年、最近はすっかり馴染みの薄い作曲家の一人になった。最も大きな理由は聴く曲種が増えたことにあるが、それだけではない。SchumannのCDは音質が好みに合わない例が多かったからである。同交響曲全集は四種所有しているがどれも音質は優れず聴く気が削がれるのだ。演奏自体は優秀であり、LP時代は気持ち良く聴けたのにどうしたことか。
・元々優秀な録音とは言えない。
・CDはLPに較べて音の濁りが目立ちやすい。
本Siteでしばしば取り上げる音の良いCDは小編成の演奏が多い。細部の音が鮮明に聞こえ、楽譜の文様がそのまま音になる様は心地良い。ところが大編成の曲は今一つ迫力がない。「春の祭典」や「神々の黄昏」など、本来弩迫力の曲は肩すかしを食らう。素人判断に依れば、
・CDはLPに較べて中音部が薄く聞こえる。
・特に和音の響きや残響音など身体を包み込む会場音が省略気味に聞こえる。
・従って、たとえ音量を上げても迫力不足に感じられる。
・音の重なりの多い曲の場合、LPに較べて濁り気味に聞こえる。
Schumannの交響曲は、そうしたCDの欠点が特に目立つ。
・他の交響曲に較べて音の重なりが多く色彩感が乏しい。
・音の重なりが多い場合、演奏者個々の注意力が薄れ完全協和音になりにくい。
・その結果、各楽器間で唸りが生じ混濁する。
・それでもLPの場合はHall Toneが充分に再現されるので、Masking効果により
音の濁りが目立たずに聞こえる。
ならば、演奏形態を変更したらどうか。
① 小編成のOrchestraで演奏する → 室内管弦楽団の演奏で聴く。
② Orchestrationを変更する → Mahlerの編曲による演奏を聴く。
注文したCDは本日到着予定・・・
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Brucknerはお好き (2018.06.02)
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前節で述べたSchumannの件、CDは届いたが未開封のまま放置されている。そこで今回は別の作曲家について述べることにした。従って、お急ぎの方は通過を。
さて、今から50数年前、Record Catalogに見えるBrucknerやMahlerのLPは僅かだった。そうした時代から親しんできた者にとって、最近の同Album数は目を見張る。大家若手/有名無名を問わず指揮者なら誰でも Bruckner/Mahler に手を染めている。確かに二人の作品は聴く者を陶酔させる傾向があるので判らなくはないが、長大で然も大仰な表現に付き合える人がこれ程までに多いとは意外である。身近な音楽仲間○人の内、BrucknerやMahlerを日常的に聴く者は僅かである。どうも年寄り世代より若い世代に人気がありそう。その理由として、二人の作品は他の交響曲に較べて管楽器や打楽器が活躍することから、中高時代に吹奏楽を経験した者なら違和感なく親しめるのではないか、或いは後期Roman派の影響を強く受けたとされるHollywoodの映画音楽が好みなら、案外同時代の音楽として捉えることができるのではないか、と考えるのは見当外れだろうか。
その昔中学3年の夏休み、NHK-FM実験放送 (受信機は自作した)で金管楽器が活躍する格好いい曲が流れた。誰の何という作品か気になるもなかかなか終わらずじっと聞き続けた。待つこと80分、Bruckner 交響曲第8番 Karajan指揮 Berlin Phil.の演奏だった。これがBruckner初体験。LPが1枚2K円以上する時代、貧乏中学生に2枚組のAlbumを購入する能力はなかった。運良くその翌年、近所の中古Record店で同LPを見付けた。確か1.2K円で求めた。手持ちのLPが20枚もない時代のこと、何回かけたか数え切れないほど聴き込んだ。当時、NHK-FMの番組編成委員の中にBrucknerの愛好家がいたのだろうか、その後繰返し取り上げられた記憶がある。更に、Karajan & Berlin Phil.が来日する度にBrucknerが演奏され着々とFunが増えた。その頃は「巨人大鵬卵焼」の時代、「Mahlerの巨人」もまた広く聴かれるようになった。
では、Bruckner 交響曲第4番「Romantic」について一くさり。Brucknerは1824年Austria生まれ。Organistでもあったことから、随所にOrganの響きを思わせるPhraseがある。そして、無骨とも言える楽曲の中に時折現れるRomanticなMelodyは印象的。もしやBrucknerはLoliconではないかと思わせる程に大甘である。 案の定Web上で検索すると 「そこまで言って委員会」状態・・・。では、甘さを控えず金管楽器全開で演奏したらどうなるか。それが案外嫌いではないのだ。精神的に再起動がかかるようで爽快感がある。けれども毎度毎度High Tensionの演奏では飽きがくる。もう少しSmartに演奏したらどうか。先日そうした希望に添う演奏に出会った。
全体に金管楽器をやや抑えた演奏。Hornは100%、Trumpetは80~90%、TromboneとTubaは70~80%程度か。聴き始めは少し物足りなさを感じたが、曲が進むに連れてAndris Nelsonsの術中に嵌まって行く。終始透明感のある響き、各楽器のBalanceが良く細部まで見通せるSmartな演奏と言えよう。また、Tempoの揺らし方やCrescendo/Diminuendoは滑らか且つ合理的で大時代的な印象は全くない。 最後までTromboneが炸裂する場面はなくとも、第4楽章は大きな盛り上がりをみせて大団円、鑑賞後の満足感は上々。
Andris Nelsonsは、昨年行われたBerlin Phil.の次期常任指揮者選考の際、その候補の一人と目された実力者である。 惜しくも選には漏れたが、1978年 Latvia生まれの39歳、いずれ三大Orchestraの顔になる日もやって来るのでは・・・
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IMSLP= International Music Score Library Project (国際楽譜ライブラリープロジェクト) なる組織があり、著作権の切れた楽譜を無料で入手できることは前から聞いていたが、実際に利用したのは今回が初めてある。
Schumannの演奏を聴き比べるなら楽譜を見たい。Orchestraの総譜はかなり所有しているが、Schumannは交響曲第3番だけである。それも現在は行方不明。Schumannの楽譜を探す内、IMSLPのSiteに行き着いた。著作権の保護期間は国によって異なるが、Schumannの作品は Public Domain(パブリックドメイン)
= 著作物や発明などの知的創作物について、知的財産権が発生していない状態
または消滅した状態のことをいう。日本語訳として公有という語が使われる。
とされることから、安心してDownloadできる。提供されるFileはPDF形式。用紙を選べば好みの寸法に仕上がり、目の不自由な者にとっては元の版より見易いScoreが出来上がる。
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Schumannの交響曲全曲を印刷した。4曲合計416頁。もし元版を2頁毎にCopyすれば2,080円。IMSLPから得られたPDF Fileを両面印刷すれば経費はその半分程度。市販の楽譜は4曲合冊の大判が 6,246円。個別に求めれば凡そ10K円。有り難い時代になったものだ。
今回はB5版で印刷した。
できれば簡易製本したい。
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突然どうしたことか、今回は「6月」の話題です。
6月を水無月と呼ぶのは旧暦に基づいていますので、「水無月 → 現在の7月」となります。では、なぜ水無月とされたたのでしょうか。よ く「暑さで水が涸れるところから水無月とされた」 とまことしやかに言われますが、実際は 「田植えに多くの水を必要とする月の意」 と考える方が相応しく思われます。
つまり、「みなづき」の「な」は「無」ではなく「奈 → 乃 = の」であり、「水奈月」と書き表すべきと考えます。同様に「神無月」も本来は「神奈月」であり、「神様の月」として、その月は多くの神事が営まれます。従って、「出雲大社に全国の神様が集まって一年の事を話し合うため、出雲以外には神様がいなくなるという説は、中世以降の後付けで、出雲大社の御師が全国に広めた語源俗解である」 とされます。
今から30年以上前、国語辞典を「あ」から「ん」まで読んだことがあります。他にすることがなく暇だったからではありません。日本語五十音の意味を調べようと思い立ったからです。例えば、自動車の登録番号標に使われない平仮名があります。
【お】 「あ/す/む」と見間違える可能性があるほか、「を」と発音が同じため。
【し】 死を連想させ縁起がよくない。
【へ】 屁を連想させ印象がよくない。
【ん】 発音しづらい。
我が国では昔から言葉そのものに「吉凶」があるとされ、「し/へ」は「凶」の音とされてきました。では「吉」の音はどうでしょうか。「あ」から始めて「ん」に至るまで、平仮名一音では多くの場合吉凶は不明ながら、「お」と「み」は明らかに「吉」と考えられます。さらに細かく見れば「み」が「好字」である用例に数多く出会います。
【神】 神様 【霊】 霊魂 【御】 美称 【身】 身体 【水】 必要不可欠
【実】 米や麦も実 【見】 ものを見る 【妻】 大切な人
【子】 新しい生命は尊い 【海】 海はすべての源 【美】 美しきもの
【味】 美味しいものを食べたい 【箕】 収穫物を集める時に使う
【三】 三種の神器、三位一体など、洋の東西を問わず吉数とされる
つまり 「み」 とは人間存在そのもの、人間にとって大切なもの、と言えましょう。そして、本SiteのFaviconは「Mi」であります。なお「M:i」はMission:Impossibleのこと。とまあ、PC的には 「 みのない話」 で申し訳ありませんでした。
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Midsummer Night's Dream (2018.07.27)
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猛暑の時季にかける曲は限られる。暑苦しい曲やHigh Tensionの演奏は願い下げたい。定番の「Water Music」や「Music for the Royal Fireworks」の次に何を聴くか。無難なところで「Mendelssohn Midsummer Night's Dream」をかけた。従来「Midsummer Night」は「真夏の夜」と訳されてきたが、Midsummerは主に夏至の頃を指すとのことで、最近は「夏の夜」とされる例が増えた。同序曲はMendelssohn 17歳の作品、劇付随音楽12曲はその16-17年後に作曲された。中でもお気に入りは「序曲」である。美しい旋律と和音、斬新で非凡な管弦楽法、そしてShakespeareの原作に相応しい構成力等、同じく神童と呼ばれたMozartに決して負けていない。
同曲のCDは3枚所有している。
① 指揮:Andre Previn、管弦楽:Vienna Philharmonic Orchestra
Vienna Phil.にしては平凡な演奏。弦楽器管楽器とも冴えず。
② 指揮:Claudio Abbad、管弦楽:London Symphony Orchestra
軽妙さと鈍重さが渾然一体となった不満の多い演奏。
③ 指揮:Otto Klemperer、管弦楽:The Philharmonia Orchestra
名演の誉れ高いが、全体にTempoが遅く原作のImageにそぐわない。
Midsummer Night's Dreamは名曲でありながら、長い間好みの演奏に出会えずにいた。ところが数年前、NHK BS Premiumで放映された Ballets de Monte-Carlo (モナコ公国モンテカルロ・バレエ団)の公演に度肝を抜かれた。同Ballet団の実力、取り分けJean-Christophe Maillo (ジャン=クリストフ・マイヨー)の振付による前衛的な舞台は定評がある、との件はさておき、殊のほか素晴らしかった管弦楽について述べたい。
④ 指揮:Philippe Herreweghe (フィリップ・ヘレヴェッヘ)、
管弦楽:Orchestre des Champs-Elysees (シャンゼリゼ管弦楽団)
同管弦楽団は所謂「古楽器合奏団」である。Midsummer Night's Dreamを比較的編成の小さな古楽器合奏団で演奏したら、それはもう別世界の音楽。細部の見通しはよく、妖精達が舞う場面の軽妙さは大編成のOrchestraでは味わえない楽しさがある。最後までじっくり聴けば、Mendelssohnが偉大な作曲家であることに改めて納得させられる。但し、Balletの舞台は極めてHot&Eroticであり決して涼しくない。涼を求めるなら演奏だけの方が良い。斯くして同演奏のCDを入手した。添え書きに
したたる美音、はじける管楽器
Period Orchestraの風雲児の軌跡を今一度!
とある。ふとCD Caseの裏面をみたら 1994年2月録音。NHK BS Premiumで観た映像は 2008年12月12日収録。その差は14年。
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作曲:Felix Mendelssohn Bartholdy
曲目:Midsummer Night's Dream
指揮:Philippe Herreweghe
演奏:Orchestre des Champs-Elysees
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期待は裏切られなかった。2008年版の方が小気味よくPunchの効いた演奏ではあるが、その差は僅かであり、同時に聴き比べなければ判らない程度。指揮者の解釈や合奏団の優れた技量は言うまでもないが、古楽器の響き自体が曲想によくMatchしているように思われた。Midsummer Night's Dreamの一押しAlubumかも・・・
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Dobrinka Tabakova (2018.10.17)
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Webで「女流作曲家」を検索すると、相当数の名前が上がる。けれども、実際に曲を聴いたことのある例は少なく、Schumann夫人のClara Schumann、Mozartの姉Maria Anna Mozart、「乙女の祈り」を作曲したTekla Badarzewska-Baranowska (テクラ・バダジェフスカ 1834生),そして手持ちのCDがあるLouise Farrenc (ルイーズ・ファランク 1804年生)くらいである。何故そうなのかは他に譲り、偶々巡り会えた女流作曲家のCDを紹介したい。
Dobrinka Tabakova String Paths (ドブリンカ・タバコワ 弦楽の小道?)
このCDは2014年に求め、これまでに何回か聴いてはいるものの、作曲家について調べるまでには至らず「なかなか良い曲だなあ~」くらいに思っていた。当時、ECMから発売されるCDの内、評価の高いAlbumは試聴もせずに求めていたので、知らない作曲家や演奏家に出会う機会が多かった。
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Dobrinka Tabakovaは1980年Bulgariaの古都Plovdiv生まれ。14歳の時にViennaで開かれた国際音楽Competitionで作曲賞を受賞し、その後、Alleyn's School LondonやRoyal Academy of Musicで学び、Guildhall School of Music and Dramaを卒業し博士号を授与された。彼女の作品は英国を中心に各国の音楽祭で演奏され、数多くの作曲賞を得ている。
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Dobrinka Tabakovaの作品を一言で説明するのは難しい。古典的な体裁をとりながらも、Baroque音楽/Roman派音楽/近代音楽/民族音楽/Fusion等の要素を取り入れた、変幻自在な音楽が繰り広げられる。もし、CD中の任意の場所をかけたら、その度に全く異なる音楽が聞こえてくるので、玩具箱を引っ繰り返した様な種々雑多な印象を抱くかも知れない。ところが、初めから順に聴けば決してそうではなく、極自然な推移に思われるところは、将に彼女の非凡さであろう。
とかく馴染みの薄い音楽に出会ったとき、これまでに聴いたことのある作品との共通点を探し、誰の影響を受けたのかを判断する傾向がある。気付いたままに列記すれば、
古くは、Telemann / Corelli / Rameau
少し下がって、Schubert / Schumann / Tchaikovsky / Dvorak / Janack
更に下がって、Bartok / Schonberg / Satie / Sibelius / Prokofiev
Fusionから、Miroslav Vitous / Ketil Bjornsta / Terje Rypdal
その他、Roma音楽、Bulgarian Voice、FranceのChanson等々。
だからと言って決して「ぱくり」や「継ぎ接ぎ」音楽ではない。似ていると思えるのは、ほんの束の間のこと、誰だか思い出そうとする内に次々と曲想は変化し、自分の浅学な音楽知識では到底追いつかない。「君の音楽体験はどの程度か」と試されているようでもある。既に20回以上かけたが、その度に新たな発見がある。恐らく彼女は、昔から積み上げられてきた作曲に関する約束事を排除し、脳内に鳴り響く音を心の赴くままに記譜したのではないかと思えるのだが、果たしてどうだろうか。
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本CDには5曲収められている。(収録時間72分)
① Insight (string trio)
② Concerto for Cello & Strings I.II,III
③ Frozen River Flows
(violin, accordion & double bass)
④ Suite in Old Style I,II,III
(solo viola, harpsichord & strings)
⑤ Such different paths (string septet)
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いずれも民族音楽を主体に様々なStyleで演奏される。調性音楽ではあるが不協和音や十二音技法を取り入れた現代的な音楽である。旋律は短調或いは短調気味で哀愁を帯び、どこか北欧の音楽に近いものを感じさせる。特にSibeliusの交響曲第7番に通じる響きが度々現れる。演奏は極上で、Cello/Viola/ViolinのSoloが冴え渡る。
そして、"Insight"に始り"Such different paths"に終わる本CDを繰り返し聴くうちにBulgariaの苦悩の歴史に思い至る。古くはBulgaria帝国として隆盛を極めながら、騎馬遊牧民に蹂躙された時代、Osman帝国に併合された時代、そして、旧Soviet連邦の圧政に打ち拉がれた時代を経て、2007年に欧州連合に加盟したものの経済状態は苦しく、若者や知識層が高収入の道を求めて西欧へ流出するとのこと。けれども、
・紀元前4000年頃のものと思われる金製品が多数出土する遺跡群が確認され、
「Europe最古の文明発祥地」とも言われる。
・Roma時代以降の遺跡がBulgaria各地によく残されている。
・Bulgaria Yogurtは勿論、薔薇の香料は世界最大 (占有率70%)の産地とされる。
・Bulgaria各地の温泉は昔から有名。
・黒海に面した地域は保養地として定評がある。
・教育水準は高く賃金は安い。
・Bulgarianの性格は穏やかで辛抱強く、しかも勤勉と言われる。
・Bulgariaの女性は仕事に対する情熱が強く、3K仕事も厭わないと言われる。
・明治乳業以外にも日本からの投資は年々増加している。
など、大Bulgaria再興の素地は充分にある。そう考えると、Dobrinka Tabakovaの音楽はBulgarianのIdentityを確率するための愛国音楽にも聞こえてくる。
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自分の住む横浜市保土ケ谷区は、2007年の区制80周年を記念して、BulgariaのSophiaとPartner都市協定を結び、様々な形で交流を続けている。一時そのVolunteerに参加していたので、Bulgaria語を囓り、歴史/地理/文化について調べたことがある。その件については、いつかまた別の機会に・・・
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Amazonの音楽聴き放題Site 「Amazon Music Unlimited = AMU」 に入会してからかなり経つのに、これまでは大して利用してこなかった。購入したCDを聴くのが忙しくとてもその余裕がなかったからである。PCに取り込んだだけで実際には聞いていない曲は数知れず、そのために暫くCDの購入を控えていたのだか、生来の重度音楽中毒者としては、そうそう温和しくしている訳がない。
そこで先月からAMUを見直し、購入候補だったCDを聴き始め50Titleほど登録した。
ところが 「何これ 音が悪いじゃん」
その音質を確認するために同一のCD音源を以下の通り条件を変えて聴き比べた。
① 光Driveで直接再生する。
② 無損失File形式で取り込んだFileを再生する。
③ MP3形式に圧縮して取り込んだFileを再生する。
④ AMU(Streaming音質"高"に設定)から聴く。
結果は①②③④の順に聴き劣りした。
聴き放題月額780円であることを考えれば、当然と言えば当然であろう。実際に購入したCDと同じ音質なら誰もCDを買わなくなるので、恐らく何らかの劣化処理を施しているものと考えられる。けれども問題はその程度にある。
よく 「鳥肌が立つ音」 と言われるが、自分の経験では、
・濁りのない清澄な高音
・締まりの良いやや暴力的な低音
・包み込まれるような心地良い音場感
などの再生音に接した時に感じることがある。
CDを取り込む際、圧縮率を上げて行くとFile Sizeが小さくなること以外に
・歪みが増す。
・周波数Rangeが狭くなる。
・音場感が損なわれる。
・大編成の管弦楽が室内楽の様に聞こえてくる。
・鳥肌が立つことは殆どなくなる。
要するに 「旨味」 が損なわれる訳だが、それは丁度 「出汁」 の取り方に似ている。
①の場合 → 本物の鰹節をその都度必要なだけ削って使う。
②の場合 → 比較的良質な袋詰めの削り鰹を使う。
③の場合 → 開封してから大分時間がたった袋詰めの削り鰹を使う。
④の場合 → 適当な化学調味料で間に合わせる。
つまり、④の聴き方では 「豊かな音場感」 は期待薄となり 「音は聞こえても音楽は聞こえ難くなる」 との印象を抱く。
AMUで聴いて気に入ったCDを購入すれば、Amazonとしては万々歳なのだろうが、自分は少々違う。上で述べた通り、音楽の 「旨味成分」 が毀損されるため 「何だこの程度の演奏か」 と失望し、結局CDの購入には至らずStreaming再生だけで終わってしまう。まさかこれがAMUの狙いとは考えられない。せめて③程度の音質であれば、更に良い音を求めてCDを購入する切っ掛けになると思うのだが・・・
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Luxman LXV-OT7 (2019.01.04)
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明けましておめでとうございます。本年もまた取り留めのないRepoに終始するものと思いますが、何卒御見限りなく宜しくお願いいたします。
さて、年頭のPC道楽は何から始めるか。幾つかある候補の中から
ONTOMO MOOK付録 Luxman Hybrid Vacuum Amplifier LXV-OT7
を選んだ。このKitは12月の中旬に求めながら、年末年始の所用に紛れ放置されていた。Kitとは言っても組立は部品をCaseに固定するだけ。Driver一丁でOK。但し、Tappingが少し硬く柔なDriverでは作業が捗らないので要注意。それでも部品の確認から取り付けまで10分程度で完了した。
このLXV-OT7は 定格出力 3W+3W(8Ω)/ 5W+5W(4Ω)と小出力AMPなので、なるべく効率の良いSPに繋ぎたい。けれども最近の小型SPは出力音圧Levelの低い製品が多く選ぶのに苦労する。手持ちの"Cambridge Audio Sirocco S30"は90dbあり、比較的良好な部類なので、取り敢えず繋ぐことにした。
LXV-OT7は真空管12AU7を使ったPri Amp部とSolid State仕様のA/B級Analog Amp部からなるHybrid構成である。入力2系統、出力1系統、電源はAC Adaptor。真空管やCondenserを交換すれば好みの音に改変可能とのこと。管球式Ampの味と低消費電力を兼ね備えたこの形式は40年以上前から採用例があり懐かしい。
では、音はどうか。組立早々音質を評価するのは適切でないが、第一印象を述べよう。
・低出力Ampなので大音量の再生は無理。主に小音量再生用として割り切ることに。
・高中低各音域のBalanceは比較的良好。
・中音域の充実感は認められるが、まだ滑らかとは言えずやや肌理が粗い。
・高音域の透明感は暫くAgingしてから判断したい。現時点では少しざらつく。
・Piano/Violin/Vocalなど無難に再生する。
・Classic/Jazz/Fusion/Popsなど特に不得手な分野はなさそう。
・MSI H170I + G4600T + LXV-OT7 + AC Adapter x2 による音楽再生時消費電力
は13W。従って、LXV-OT7自体の消費電力は3~4W。
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【Luxman LXV-OT7】
定格出力:3W+3W(8Ω)/ 5W+5W(4Ω)
寸法:W138xH120xD88 約 1.46 liter
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Telefunken ECC82 (2019.01.16)
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Luxman LXV-OT7の運用から12日経った。Audio機器の音質は導入時のAgingによって微妙に変化すると昔から言われてきたが今回はどうか。
矢張りPower不足は明らかなので低音域の快感は得られずとも、中小音量で聴く限りGrade的には上位にある「Teac Amp + Dali SP」や「Olasonic Amp + JBL SP」より「Luxman LXV-OT7 + Cambridge Audio Sirocco S30」 の方が好ましく聞こえる場面が多い。 特にClassicやFusion系の場合はHall Toneなど間接音の再生に優り、つい長聴きしてしまう。
今回使用したSP "Cambridge Audio Sirocco S30"は、JBLやTannoyに較べて寒色系のSoundと認識していたが、Luxman LXV-OT7で鳴らすと幾分暖かく感じられ、思いがけず見直していることろ。使い込めば更に聴き易くなるかも知れない。では、総合的にみてLuxman LXV-OT7はどうか。定価\16,200なら人に奨められても、現在の市場価格は大幅に値上がりし、そうも言えなくなった。
ところで、Luxman LXV-OT7に附属する真空管12AU7 (= ECC82)は聞いたことのないMaker (中国)製なので、昔から定評のあるTelefunken製ECC82を探すことにした。屋根裏部屋のどこかに仕舞い込んであるはず。確かECC81/82/83併せて20本超。いずれも1960-70年代に購入したもの。現在、Auction上ではとんでもない値段が付いている。
最近、屋根裏部屋には用がなく入口は小型のChestで塞がれている。重い腰を上げてChestを退かし懐中電灯を片手に探し回った。 (映画のTreasure hunting sceneみたい)何と
ECC81 2本 / ECC82 5本 / ECC83 13本。全てTelefunken製。
が出てきた。その他Ampに据えたままの球が6本あるので一財産間違いなし。もし全て未使用品なら夫婦二人で海外旅行にいけそうだが、どれも使い込んだ品なので箱根か草津あたりが関の山か。
球もまた要Aging。「各部の分子配列が適正化されるまで」 待たなくてはならない。
従って結果は次回に・・・
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【音吉時代の名残】
Telefunken製
ECC81 2本/ECC82 5本/ECC83 13本
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左:中国 暁光電子管 12AU7
右:Telefunken ECC82
よく見れば内部の仕様が異なる。
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Head Above Water (2019.02.13)
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最近我が家では、PCの用途は仕事を除けば映画と音楽の鑑賞が主である。その映画も観たい作品が減り益々音楽重視になった。****枚のCDをSSDやHDDに取り込み、PC/Amp/SPを取っ替え引っ替え聴いている。さて、組み合わせた装置の音質を確認するために何枚かのReference CDがある。録音の優れた比較的新しいCDを選んでいるが、○○回も聴き込めば流石に飽きが来る。従って、時々見直しを行い新たなCDと交替する。最近よくかけるCDは、
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Aaron Parks Little Big
Aaron Parks, piano and keyboards
Greg Tuohey, guitar
David Ginyard, bass
Tommy Crane, drums
演奏録音とも優秀。低音域のDynamic rangeが広く与太な装置では再生しきれない。
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演奏者のAaron Parksは寡作家で、Jazz Sceneに登場以来、Albumは10枚に満たない。彼の経歴については ↓ に詳しく述べられている。
https://untitledmedley.com/2017/11/07/aaron-parks/
兎に角Pianoの音が美しい。けれども決してSalon Music風ではなく、微妙で複雑な変化に富んでいる。或る時は Modern Jazz、また或る時は Fusion & Rock、そして時にClassicなSoundを奏で、もしDebussyやRavelが現代に現れたらこんな風に作曲するかも知れないとの印象を抱かせる。世の中にはGenre分けの好きな人とそうでない人がいるが、後者には無類の満足感を与えてくれるであろう。「現代音楽」ではない「現代の音楽」のComposerとして今後の活躍が期待される。
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ONKYO SE-300PCIE (2019.07.16)
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最近のPC-Audioは、USB-DACやBluetoothが主流になり、Sound Cardの出番はめっきり減った。ところが先日、Win10上でも動作するCard CREATIVE Sound Blaster X-Fi Titanium HDを聴いたら、USB-DACの様な繊細感はなくとも中低音の確りした迫力のあるSoundが響き、まだまだ充分使えるとの確証を得た。
では、ONKYO SE-300PCIE はどうか。現在このCardはPT3と共にWin7上で用い、予備の録再PCであるため滅多に起動せず、部屋の片隅で暇を持て余している。それでもWindowsの月例更新時には火が入り、動作の確認だけは行っている。
さて、今年の7月は昨年とは大違いの涼しさである。梅雨が長引き30℃を超える日もない。けれども湿度は高く日差しのない日々は快適とは言えない。おっと、例外があった。我が家の廉価Speaker群は、どちらかと言えば湿度の低い冬場より、湿度の高い夏場の方が聴き易い音がするのだが、それがSound Cardにとって好都合なのだ。つまり、中高域の音の濁りがMaskingされ荒さが目立たず心地良く聞こえるからである。 こうした傾向は今に始まった訳ではなく、Audioに目覚めた中二の頃から少しも変わっていない。
よって、ONKYO SE-300PCIEを活かすなら、高温多湿なこの季節こそ最適期であると言えよう。そして、同Cardに搭載されたX-Fi Crystalizerの効果を微量 (5-8%程度)効かせて、輪郭のくっきりしたSoundで聴くのも悪くない。と言うことで、お気に入りのCountry Music Album 「Lady Antebellum "Heart Break"」をかけた。
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Lady Antebellum "Heart Break"
Vocal : Hillary Scott
Vocal : Charles Kelley
Guitar/Piano : Dave Haywood
Hillary Scott & Charles KelleyのDuoが
美しく素直なVocalを聴かせてくれる
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CD Ripping 37 (2019.07.31)
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久し振りにCDのRippingを行った。その数37枚。今回は枚数が多かったので記録に留めて置こう。Ripping-PCは以下の通り。
【M/B】 MSI H110I Pro
【CPU】 Skylake i3 6300T
【Storage】 120GB mSATA + 960GB SSD + 2TB 2.5"HDD
【Case】 Chopin
【BD Drive】 Pioneer BDR-S09J (外付け)
【OS】 Win10 Pro 18362.267
CDの内訳は以下の通り。
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表 題
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演奏
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録音
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お気に入り度
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枚数
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①
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Sigiswald Kuiken The Chember Music
Couprin/Rameau/Corelli/Bach/Haydn/Mozart
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Sigiswald Kuiken
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良
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★★★★
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20
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②
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Haydn The Complate Piano Sonatas
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Rudolf Buchbinder
|
良
|
★★★
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10
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③
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Elusive Affinity
Alfred Schunittke/Arvo Part/etc.
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Anna Gourari
|
優
|
★★★★★
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1
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④
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Schubert/Tchaikovsky/Bruch
Arpegione Sonata他
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Maxim Rysanov
|
優
|
★★★★★
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1
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⑤
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Korngold String Quartets complate
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The Flesch Quartet
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良
|
★★★★
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2
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⑥
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Prokofiev String Quartets
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Aurora Quartet
|
良
|
★★★★
|
1
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⑦
|
Shostakovich Piano Concertos
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Alexander Melnikov
|
優
|
★★★★★
|
1
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⑧
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Oregon in Performance
|
Oregon
|
良
|
★★★★
|
1
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①Bach以前からMozartまで比較的親しみ易い曲が多い。20枚組の廉価Box版。
演奏も録音もそう悪くはないが、我が家のAudio装置で聴くと弦楽器の響きが
硬質でSpeakerを選ぶ。このAlbumはTannoyに任せたい。
②問題の多い演奏。Piano Touchが滑らかではなく、平易な曲が難曲に聞こえる。
③今回Rippingした中では最も気に入っている。Anna Gourariの流れるような
Piano Touchと美しい音色は、初めて聴く曲でもうっとり。
④これもまた秀逸。Arpegione用の曲をViolaと弦楽合奏のために編曲された演奏。
編曲者は知る人ぞ知る今世紀屈指の女性作曲家 Dobrinka Tabakova。
⑤まだ充分に聴き込んでいないが曲も演奏も地味。Korngoldとしては甘さ控えめ。
⑥思いがけず楽しい弦楽四重奏曲。Aurora Quartetは東京芸大卒の女性4人組。
⑦MelnikovのPianoは素晴らしいが管弦楽もまた出色。目下売り出し中の指揮者
Teodor Currentzisは只者ではない。Pianoの合間を縫って才気が溢れ出ている。
⑧1979年のLive録音盤。Jazz/Fusion/現代音楽/民族音楽を掛け合わせたOregon
の面目躍如。
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Alina Ibragimova (2019.08.14)
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本Siteには女性Violinistが度々登場する。別にFeministではなく、気に入ったCDの演奏者が偶々女性であったと言うだけなのだが、一度惚れると後追いをするので、発売済みのCDを買い揃えることになる。
Hilary Hahn / Julia Fischer / Virde Frang
そして最近、Russia出身のAlina Ibragimova (アリーナ・イブラギモヴァ)が加わった。
経歴は → http://www.toppanhall.com/concert/artist/IBRAGIMOVA_Alina.html
最初にMozartのViolin Sonataを入手した。この曲の正式名称は、
「PianoとViolinのためのSonata」
或いは「Violin伴奏付のClavecinまたはPiano Forteのための6つのSonata」
つまり、Pianoが主、Violinは従とされる。 従って、Violinが前に出すぎるとBalanceを欠くことになり、PianoとViolinの兼ね合いが難しい。その点、
Piano:Cedric Tiberghien (セドリック・ティベルギアン)
Violin:Alina Ibragimova (アリーナ・イブラギモヴァ)
二人による演奏は良く息が合い少しの過不足もない「PianoとViolinのための音楽」として極上の音楽空間に浸ることができる。
上記三人と同様、Alina Ibragimovaもまた心地良い美音Violinistである。有名曲無名曲を問わず、Violinの音を聴いているだけで充分満足感を味わえる。過剰な表情付けもなく、総てに無理がなく自然に推移する演奏は、実は最近の風潮かも知れない。
・古楽器の復活により、Non Vibrate奏法が見直された。
・音の立ち上がりが柔らかく滑らかなViolinistが増えた。
・水が流れるようなPiano Touchにしばしば出会う。
・Violin/Cello/Piano等、最近の演奏家は旧世代に較べて音が清澄で響きが豊か。
・Vibrateは控えめながら、それでも朗々と声量豊かに歌い上げる歌手が現れた。
その昔「何も足さない、何も引かない」と言うCMがあった。一度聴いただけで、そうした充足感が味わえる若手の演奏家を見付けては嬉々とする、何とも恵まれた時代に・・・
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と言うことで、
Alina Ibragimovaの最新Album
Brahms Violin Sonatas を注文した。
Violin:Alina Ibragimova
Piano:Cedric Tiberghien
← Clickすると拡大します
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David Darling (2019.12.07)
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David Darling (デヴィッド・ダーリング)は米国出身のCellist/作曲家である。1941年生。Norway出身のKetil Bjørnstad (ケティル・ビヨルンスタ)やTerje Rypdal (テリエ・リピダル)、米国出身のRalph Towner (ラルフ・タウナー)との共演が多く、Jazz/Fusion/現代音楽等、幅広く活躍している。
Ketil BjørnstadやTerje Rypdalと同様、作風を一言で説明するのは難しい。或る時はJazz/Fusion、或る時は宇宙的な拡がりを感じさせる現代音楽や電子音楽、そしてまた或る時は童謡のような優しいMelodyを叙情的に歌い上げる変幻自在ぶりである。
それでも共通点はある。
・Celloの音が美しい。過剰なVibrateは避けながらも表情豊かな演奏である。
・Synthesizerが活躍する曲の場合、長く持続する美しい和音が基調音となり、
断片的なMelodyが見え隠れする様はまさに宇宙的。
・全体にDarkなSoundではあるが、決して出口のない暗闇ではなく、
遥か遠くに希望の光が見えるような印象を抱かせる。
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表題:Homage to Kindness
作曲:David Darling
演奏:David Darling
使用楽器:Cello / Piano
NS 8-Strings Electric Cello
Kurzweil PC88 (Synthesizer)
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RATOC RP-EC5-U3AI (2020.03.26)
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"RATOC RP-EC5-U3AI" はCD Ripping用制振強化 5"Drive Caseである。
世間ではBD/DVD Driveは不要とする発言にしばしば出会うが、我が家では重要な現役部品である。
・Web上から得られるMP3音源では不満が多い。
・High Resolution音源に自分の求める楽曲は少ない。
・Web上から得られる動画は解像度の点で不満が多い。
・動画はPowerDVDで観たい。
従って、
・CDは月平均○○枚求める。
・BD/DVDは月平均○枚求める。
・毎日ではないがBD Driveの出番は多い。
これまで、Ripping用のBD Driveは2台運用してきた。先日 1台の動作が不調になり後釜を検討した。実は、2017.10.5に入手したBD Drive"Pioneer BDR-S11J-X"が、制振強化Caseを自作するつもりで今尚そのままにある。この際適当な市販Caseを調達する方が話は早い。候補は一つ、RATOC RP-EC5-U3AI。少々値は張るが致し方ない。RATOC RP-EC5-U3AIの問題点は、内蔵された40mm FanのNoiseにある。Fanの回転数を落とすか、或いはFanを交換することになりそう。
届いたRATOC RP-EC5-U3AIを確認したところ、40mm Fanは簡単に外せるので試運転もせずにFanを交換することにした。ところが、Fan Connectorが特殊で、Cableを切断するか、別の接続方法を考えるか迷うところ。Cableを切断すると返品不可になる恐れがあるので、動作を確認するまでは控えたい。そうなると、Fan Connectorに適当なPin Cableを挿して代用する他はない。幸いM/B用の2P Header Pin Cableが刺さり一安心。
選んだFanは Scythe MINI-KAZE SY124010L 40x10mm Fan。手持ちの中から最も静かな品を選び、100Ωの減速抵抗を挿入し凡そ2000rpmで試した。ところが、裸で回せば充分静かなのに、Caseに収めると途端に五月蝿くなった。これはCaseが密閉型に近いため、Fanの羽根に負荷がかかり唸り気味になるものと考えられる。RATOC RP-EC5-U3AIの背面には、予備のI/O Device用と思われる12.5x75mmのBracket取付穴が空けられている。そこで、めくら板を外しFilterを貼り付けた。結果は○。充分静かになった。
RATOC RP-EC5-U3AI 導入によるCD Rippingの音質向上はどれ程か・・・
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Mozart Serenade No,4 K204 (2020.04.10)
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近頃「音楽好きの猫」の話題をよく耳にする。ならば、我が輩も猫自慢を。
以下は 「 モーツァルトはお好き? 」と題して 2015/08/14に掲載した拙文の再掲です。
昭和50年代の後半、ある人から 「猫の価値は何で決まるか」 と問われた事がある。事情通でなければ、おそらく誰でも 「 姿形・毛並み・表情 」 などと答えるのではないだろうか。勿論、そうした点も評価基準になるが、猫の価値は 「子猫時代の可愛らしさが幾つになっても変わらないかどうかによって決まる 」 のだと教えられた。どんな猫でも子猫の頃はよくじゃれて可愛いものだが、年を取ると物臭になって、ドテーと横たわってばかりの猫が少なくない。ところが、ペルシャ猫・シャム猫・ヒマラヤンなどの高級(高価)な猫は、幾つになっても良くじゃれるのだとか。
では、その話を聞く前の昭和40年代末、余りにもやせ細っていたので、つい餌をやったら、そのまま居着いてしまった捨て猫 (三毛猫)についての顛末を述べよう。
やせ細っていたのは、足を怪我して自力では餌を探せなかったためで、三日ほど牛乳を与えたら直ぐに元気になった。このまま飼うべきかどうか思案していたところ、前の猫が死んだ時 「もう二度と飼わない」 と親に宣言した手前、「誰が餌をやるの!」 と言われてシュン。ならば、少し遠い所へ追い遣ることにしよう、と思ってシゲシゲと顔を眺めたら、なかなかの美猫(雌猫)、結局飼うことになった。以来、猫の自動温度調節機能のお蔭で蒲団の中はいつも適温に保たれ、暖房費は大幅な節約になった。それから数年間 「この猫 知恵遅れでは」 と思うくらい幾つになっても良くじゃれて、障子や襖は破れ放題だった。
当時はオーディオ三昧に明け暮れていた時代。ある時「モーツァルトのセレナード4番」のレコードをかけたら、一瞬その猫がスピーカーの前で飛び跳ねたかのように見えた。少しして同じメロディーのところまできたら、またまたピョンピョン。跳ね疲れるとスピーカーに耳を寄せてうっとり。
以来その曲をかけると、何時何処にいても必ず飛んで帰ってくるようになった。
その後、いろいろな曲で試した。
◎ モーツァルト
○ ヘンデル、ドビッシー、ラヴェル
△ バッハ、ハイドン、ブラームス、メンデルスゾーン、ショパン
× ベートーベン、ワグナー、チャイコフスキー、ブルックナー、マーラー
どうも、軽やかで諧謔的なメロディーが好みのようで、重厚長大な曲をかけると知らぬ間にいなくなった。
幾つになってもじゃれ回るのは、知恵遅れだったからではなく、価値ある猫の証しだと知ったのはその後のこと。時既に遅く猫は一生を終え庭の片隅に・・・
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Adam Baldych (2020.08.25)
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CDを○枚纏めて取り込んだ。その中で最も気に入ったAlbumは
Adam Baldych (アダム・バウディフ) "Sacrum Profanum"
Adam Baldychは1986年Poland生まれのJazz Violinist。BaseやDrumsが入るので一応Jazzに分類されるが、Classic度60%を超えるFusion Soundを奏でる。Bach以前の音楽に触発されたと思われる作品や新古典主義音楽/新Roman主義音楽などの影響が見え隠れする作品など、斬新な演奏Styleにより、無調性の現代音楽ではない新たな境地を切り拓いた正に「現代の音楽」と言えようか。
PolandはChopin (1810~1849)を生んだ国。20世紀は Lutoslawski (ルトスワフスキ 1913~1994) や Penderecki (ペンデレツキ 1933~2020) が活躍した。Adam Baldychはその後を継ぐ作曲家として音楽史に残る存在に思われる。 日本ではNorwayのPianist Helge Lienとともに根強い人気がある。
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表題:Sacrum Profanum
演奏:Adam Baldych Quartet
Adam Baldych / violin & renaissance violin
Krzysztof Dys / piano & prepared upright piano
Michal Baranski / double bass
Dawid Fortuna / drums, crotales & gran cassa
曲目:
1.Spem in Alium
2.O virga ac Diadema
3.Profundis
4.Concerto for Viola and Orchestra
5.Bogurodzica
6.Miserere
7.Repetition
8.Longing
9.Miracle of '87
10.Jardin
収録:2018年11月 満足度:★★★★★+
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RATOC RP-EC5-U3AI II (2020.08.26)
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CD Ripping用制振強化5"Drive Case"RATOC RP-EC5-U3AI"の導入から5ヶ月経った。BD Caseで3Kgは充分な重さとは言え、その利点は今一つ判りにくい。
・Ripping Errorは一度もなく、常に安定した動作が得られた。
・BD/DVD/CD取込時の動作音は思ったより大きい。
これまで使ってきた 「OPTICAL-CASE525SATA + Pioneer BDR-S07J-KR」と今回の 「RATOC RP-EC5-U3AI + Pioneer BDR-S11J-X」を較べて、今のところ、CD Ripping時の音質向上は特に感じられない。その理由はUSB Cableにありそう。前者はUSB2.0仕様の高品位Cableが使え、並Cableとの差を実感できるが、後者の場合、USB3.0 Cableに手頃な高品位製品はなく、RATOC RP-EC5-U3AI附属のCableで間に合わせている所為かも知れない。いずれUSB3.0高品位Cableで試すまでは結論を保留しよう。
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上:OPTICAL-CASE525SATA
+ Pioneer BDR-S07J-KR
下:RATOC RP-EC5-U3AI
+ Pioneer BDR-S11J-X
RATOC RP-EC5-U3AIは前面にSWがあるので便利。評価はUSB3.0高品位Cable待ち。
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Dobrinka Tabakova II (2020.09.17)
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表題
Dobrinka Tabakova : Kynance Cove,
on the South Downs and Works for Choir
作曲
Dobrinka Tabakova
曲目
1 Alma Redemptoris Mater
2 Jubilate Deo
3 Truro Canticles I. Magnificat
4 Truro Canticles II. Nunc Dimittis
5 Diptych for Solo Organ I. Pastoral Prelude
6 Diptych for Solo Organ II. Chorale
7 Praise
8 Of a Rose Sing We
9 Kynance Cove
10 On the South Downs I
11 On the South Downs II
12 On the South Downs III
演奏
Truro Cathedral Choir
BBC Concert Orchestra
Natalie Clein : Cello
Joseph Wicks : Organ
Christopher Gray : Director
Kynance Cove (カイナンス・コーブ)はEngland南西端に位置する景勝地。荒々しい岩場と美しく澄んだ紺碧の海のContrastが美しい。
South Downs (サウス ダウンズ)はEngland南部の景勝地。壮麗な白亜 (石灰岩)の崖が見所。
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Dobrinka Tabakova
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Album Art : Kynance Cove
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The South Downs
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Natalie Clein (ナタリー・クライン)は、「Jacqueline du Pre (ジャクリーヌ・デュ・プレ)の再来か」とも言われた英国出身のCellist。このAlbumでは 10.11.12番のOn the South DownsでFeatureされる。兎に角、音もお姿も美しい。
本Albumは演奏時間約70分。CDとBDを纏めてRippingするつもりで、先ずこのAlbumを取り込んだ。早速試し聴きをしたら最早それまで。 昨夜は連続5回今朝は3回、立て続けに聴き込んでいる。BDの取込は延期に。
これほどまでに美しい音楽を次から次へと紡ぎ出すDobrinka Tabakovaの底知れぬ才能に唯々脱帽。
満足度:★★★★★++
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Cello : Natalie Clein
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2020/11/11現在、我が家の最低速PCは以下の通り。用途は音楽再生専用である。
【M/B】 Intel D2700DC
【CPU】 Atom N2700 (Onboard)
【MEM】 DDR3-1066 2GBx2
【SSD】 SanDisk 480GB SSD
【HDD】 Seagate 2.5" 2TB HDD
【Sound】 Olasonic USB-DAC + Noise Filter
【PSU】 picoPSU-120-WI + 12V 90W AC Adaptor
【Case】 自作 (W210 x H56 x D220 = 2.59 liter、2014年から)
【OS】 Windows Storage Server 2012 Workgroup (2014年から)
Windows Storage Server 2016 Workgroup (2016年から)
【SP】 Tannoy Reveal 402 (AMP内蔵)
【Idle時消費電力】 13W
【音楽再生時消費電力】 14W
【Superπ104万桁】 71sec.
このPCは処理速度が遅く、月例更新/Disk Cleanup/自動Maintenance時に苛々させられる。けれども音質に関しては我が家のNo.1。この6年間、その座を守り抜いている。考えられる理由は、
・M/Bの機能が最小限。OSも軽い。
・M/B発売当初から64bit版のGraphics Driverがなく、Windows Storage Server
上では、Microsoft基本Display Driverで間に合わせている。
・恐らく、相対的に音楽再生に対するResourceの割当が多くなり、好結果を生んで
いるものと考えられる。
・2020年11月の定期更新は、どうにか無事に完了した。
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このPC以上に音質の良いPCに巡り合えるまでは、激遅を我慢しながら使い続けることに。
この自作Caseの特徴は天板に通気口がないこと。普段、その上にTest-PCが置かれる。
従って、実質的な専有空間は極めて小さい。如何に小型のCaseでも重ね置きできなければ場所塞ぎになる。
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Piano 4Hands (2020.12.08)
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久し振りにCDのRippingを行った。9種27枚。
さて、最近はOrchestraのStudio収録CDがめっきり減った。新譜はLive録音ばかり。これは世界的にCDの販売数が激減し、Studio収録する経費が賄えないからとは思うが、何とも寂しい限り。Live収録は緊迫感があって好ましいと思う反面、演奏Missが目立つ例も珍しくない。
更には大編成物より小編成物が増えている。これも予算の都合か。かつて、2管編成のSymphonyを4管編成で演奏するのが当たり前だった時代が懐かしい。そして、究極の小編成演奏、つまりBeethoven/Bruckner/TchaikovskyのSymphonyをPianoで演奏するCDが次々に発売されたのだ。珍しもの好きとしては捨て置けない。その内、BrucknerとTchaikovskyのPiano 4Hands版を入手した。
Tchaikovsky Complete Symphonies for piano 4handsの紹介記事を読んでいたら、今年のEuropeはCoronaの影響で移動が制限され演奏活動そのものが低調になったことから、何か面白い企画はないものかと探す内に 「Piano 4Hands」 が持ち上がったとのこと。では先ず Tchaiko から。
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【表題】Tchaikovsky Complete Symphonies
for piano 4hands
【曲目】 Tchaikovsky Symphony
No.1~No,6 & Manfred
【演奏】 Piano duo
Anastasia & Liubov Gromoglasova
(アナスタシア&リウボフ・グロモグラソヴァ)
【収録】 Martina Franca, Apulia,
Southern Italy, 2020
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Symphonyに限らず色彩感豊かなTchaikovskyの管弦楽をPianoでどう表現するかが聴き所となる。早速、収録順に聴き始めた。
■ Disk 1
【Symphony 1】 違和感はないが強弱緩急とも控えめな表現に終始する。ならば単調で退屈な演奏かと言えば、決してそうではない。聴き進める内に元々そう言う曲に思えてくるから不思議。これはTchaikovskyの親しみ易いMelodyと耳当たりの良い和声により、色彩感を排除しても尚、充分魅力的なSoundであることの証しか。
【Symphony 4】 本来、金管楽器が格好良く鳴り響く冒頭のFanfareに肩透かしを食らった点を除けば、大いに好感の持てる演奏。
■ Disk 2
【Symphony 2】 TchaikovskyのSymphonyと言えば、その昔は4/5/6番のLPばかりで1/2/3番は冷遇されていた。 ところが最近は1/2/3番のLineupも充実し、聴く機会が大幅に増えた。
1番「Winter Dreams」
2番「Little Russian」 (最近は「Ukraina」と題する例もある)
3番「Polish」
と愛称つきの所為もあり親しみが増す。演奏は多少地味ながら心地良い。
【Symphony 3】 聴き進むうちに耳も慣れ、演奏Styleから先読みもできるようになった。そして、何と言ってもPianoの音が良い。低音域から高音域まで高雅で張りのあるSteinwayの音色を充分楽しむことができる。もし前知識なしに聴いたらduo演奏であることに気付かないかも知れない。そのくらい息の合った姉妹の演奏。録音は極上。
残りの5/6番及びManfredの3枚は日を改めて・・・
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Piano 4Hands II (2020.12.10)
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では、前節の続きを。
■ Disk 3
【Manfred Symphony】 この曲はTchaikovskyのSymphonyの中では、最も聴く機会が少なかった。Hollywoodの映画音楽風に聞こえる場面や大甘の旋律が散りばめられている割には、鑑賞後に口ずさめるような馴染みはなく、つい敬遠してきた。ところが、Piano duoによる演奏は、そうした違和感を覚えることなく実に爽快である。解説書によればTchaikovsky自身の編曲とのことで大いに納得させられた次第である。
■ Disk 4
【Symphony 5】 この曲はその昔大学Orchestraで演奏したことがあり、当時は全曲を諳んじていた。今でも半分くらいは覚えているので管弦楽版との比較がし易い。やや遅めの演奏に聞こえるが、実際の所要時間はOrchestraによる標準的な演奏と大差ない。緩急強弱の差が小さい所為と思われるがもたつきは感じられない。もう少し鍵盤を強く叩いて欲しいと思われる場面もあるが、Pianoの連弾では手を大きく振り上げることも難しく思われるので仕方ないか。
■ Disk 5
【Symphony 6 Pathetique】 聴き馴染んだ曲は、音の切り方や延ばし方に対して、知らず知らずの内に好みが固定され、僅かな差異でも違和感を覚えることがある。有名曲ほどそうした傾向が強い。従って、もし本Albumをこの「Pathetique」から聴き始めたら「なにこれ ?」となるかも知れない。けれども、何事も慣れれば解決するもの。繰り返し聴けば、Anastasia&Liubov Gromoglasova姉妹によるPiano duoの世界に嵌まること間違いなし。
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Beethoven Piano Sonatas (2021.03.01)
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我がMusic-PCに収録した楽曲は、Gregorian chant (グレゴリア聖歌) から最前衛の曲まで、満遍なく網羅されているものと思っていたら、或る人に「BeethovenのPiano Sonataが少ないじゃん」と言われてしまった。確かに該当するAlbumは2枚しかない。その理由は、歳を取り激しい表現の曲を遠ざけ、比較的穏やかな曲を好んで聴くようになった所為と言えようか。
けれども、Bach / Handel / Haydn / Mozartの鍵盤曲は、ほぼ全曲揃えてあるのにBeethovenが手薄では申し訳ない。そこで、
Maurizio Pollini (マウリツィオ・ポリーニ) Beethoven Complete Piano Sonatas (8枚組)
Andras Schiff (アンドラーシュ・シフ) Beethoven Complete Piano Sonatas (10枚組)
2種類の全集を求めた。両者とも評価の高いAlbumである。
CDをRippingしながらDiscographyを眺めていたら、近頃よく聴くPianistは、Beethovenの作品をあまり録音していないことに気付いた。
Anna Gourari (アンナ・ゴウラリ : ロシア)
Khatia Buniatishvili (カティア・ブニアティシヴィリ: ジョージア)
Martha Argerich (マルタ・アルゲリッチ: アルゼンチン)
Maria Joao Pires (マリア・ジョアン・ピレシュ: ポルトガル)
Olga Scheps (オルガ・シェプス: ロシア)
Vanentina Lisitsa (ヴァレンティナ・リシッツァ: ウクライナ)
等々、全員女性である。何故そうなのか、偶々なのか、どうもよく判らない。その理由を探るためにも、PolliniやSchiffのAlbumをじっくり聴かなくてはならない。まあ 「美人Pianist」 なるCopyに相当毒されているのは確かではあるが・・・
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Dobrinka Tabakova III (2021.08.09)
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Dobrinka Tabakovaの新たなCDを入手した。
【表題】 Travel Diaries
【演奏】 Goldmund Quartet
弦楽四重奏曲の現代曲が5曲収録され最新のCD。その中に
【作曲】 Dobrinka Tabakova
【曲名】 The Smile of The Flamboyant Wings
が収められている。
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【The Smile
of The Flamboyant Wings】
Spainの画家Joan Miro
(1893/4/20-1983/12/25)が
1953年に描いた作品。
Tabakovaの同名作品は、この絵に触発されて作曲されたものと思われる。
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TabakovaのThe Smile of The Flamboyant Wingsは、静動/重軽/濃淡/温冷/天地等、対比される要素が各所に散りばめられた "Music Poem" とも言うべき作品。どの旋律も短く束の間の如く過ぎて行くが、Tempoは一定し、目に見えない巨大な掌の上で生起するかのように聞こえる。所々に12音技法や不協和音は使われているが、決して耳障りな部分はなく、暖かく穏やかなSoundに包まれる。この印象は本頁"Dobrinka Tabakova II"の節で紹介した"On the South Downs"に通じる。
Album中の他の作品が典型的な現代音楽であるのに対して、Tabakovaの作品だけが「心地良い現代の音楽」 として異彩を放っている。 そしてこの曲もまた、9分足らずで終わらず長くいつまでも聴いていたい、と願わずにはいられない・・・
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Audacious Win (2021.10.10)
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Ubuntu Studio上の音楽再生Softは"Audacious"を常用している。
Audaciousは音が良くAlbum Artが大きく表示できるので、気に入ったAlbumがより一層楽しめる。
では、AudaciousのWindows版はどうか。DL SiteからProgramを得て試した。
→ https://audacious.jp.uptodown.com/windows
・DLしたFileを実行しInstallする。
・Desk Top上のAudacious IconをClickする。
・Menu→出力→Audioの設定を開き、好み合わせてCustomizeする。 (しなくともよい)
・Menu→Service→Plug-in→Album Art と進みCheckを入れる。
・Album ArtがAudacious画面の左側に表示されるよう配置。 (これは好み次第)
・Music Fileを選択して演奏を開始する。
・WMPで取り込んだFileの情報は、Audaciousでも問題なく表示される。
・Album Art表示領域の仕切線を動かせば、絵の大きさは自在に伸縮する。
↓ Windows Media Player (24"Monitor 1920x1200)の時
Album Artの大きさは 62x62mm表示が最大。
↓ Audacious Win (24"Monitor 1920x1200)の時
Album Artの大きさは 165x165mm
Fileに依っては 最大 290x290mm表示可能
AudaciousはAlbum Artをずらーと並べることが出来ないので、WMPと使い分けることになろう。音質は両者互角。
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Aldo Ciccolini (2022.02.10)
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その昔、LP Recordが普及し始めた頃、中学生の身では年に数枚しか購入できず同じRecordを繰返し聴いた。日に1-2回、年に500回は超えた。するとどうなるか。強弱/緩急/Articulation (音の切り方や延ばし方)等、楽曲の細部まで確り記憶され、曲に対する固定観念が出来上がってしまった。その結果、他の演奏家のRecordに違和感を抱くようになり、その呪縛から解放されるまでに相当長い年月を要した。代表的な例は、
Tchaikovsky Piano Concerto 1 (Piano Aldo Ciccolini)
Rachmaninov Piano Concerto 2 (Piano Aldo Ciccolini)
Mendelssohn Violin Concerto (Violin Isaac Stern)
Bruckner Symphony 8 (Herbert von Karajan)
さて、最近よく聴く曲は Debussyの作品である。昔から慣れ親しんできたが、頻繁にかけるようになったのは今年に入ってからのこと。
Arabesques / Suite Bergamasque / Pour le piano / Estampes /
Images 1&2 / Children's Corner / Preludes 1&2 / 12 Etudes etc.
抑もの切っ掛けは、上に述べたAldo Ciccolini のDebussy作品集 (6枚組 \1,911)である。Ciccoliniは1925年Italy生まれ。中2の頃に聴いたTchaikovskyは1957年の録音。1969年 Franceに帰化しParis音楽院で教鞭を執り、France近代音楽の解釈者擁護者として著名であったと伝えられる。従って、彼のDebussyは得意中の得意となるのだが、実際に聴いたのは今回が初めてである。
DebussyのPiano作品集は、既に8種のCDを集めていた。
Alexei Lubimov / Arturo Benedetti Michelangeli / Jacques Rouvier /
Maurizio Pollini / Michel Beroff / Monique Hass / Pierre Laurent Aimard /
Vikingur Olafsson
そこにAldo Ciccoliniが加わった。彼は超絶技巧の持主と言われるが、Debussyの演奏からはそうした派手さは少しも感じられず、強弱緩急とも全てが滑らかで自然体に聞こえる。一見特徴のない演奏に思われるが、決してそうではない。美しく夢見心地なSoundは印象派の特徴を十二分に引き出している。そして、時折見せる左手最低音の打鍵が強めで迫力のある点は、思いがけず魅力的。
では何故、今更印象派なのか。実は最近、最前衛のJazz/Fusionや現代作曲家の作品にDebussyやRavelとの共通性を感じるからである。響きの美しい音楽を求めれば、自ずと印象派的な作風に近付くのかも知れない、との見解は見当違いだろうか・・
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【表題】 Debussy Complete Piano Works
【演奏】 Piano Aldo Ciccolini (アルド・チッコリーニ)
【収録】 主に1991年
【録音】 優秀
【満足度】 ★★★★★
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Avril Lavigneの新Album "Love Sux" が発売された。前作 "Head Above Water" から3年振り。予約注文により2月25日の発売日に届いた。
・Punk調の曲が多いのだが、どれも特徴が薄く二番煎じ三番煎じの感あり。
・Albumに13曲収められ、演奏時間は合計36分。
3分を超える曲は4曲のみで、過去のAlbumに較べて1曲あたり1分近く短い。
彼女の持続力が減退しかのよう。
・好ましい点を上げるなら、高音部の発声が安定したことか。
けれども、その分変化に乏しく単調。彼女の美声が活かされていない。
・Album中に男性SingerとのDuoが3曲混じっている。
Gun Kerry / Blackbear / Mark Hoppus 3人とも歌唱力に疑問符。
彼女は3分間集中できずに穴埋めしたかのよう。
・Sockerの応援歌でよく耳にする 「WaoWao~」調のMelodyが度々現れるが、
どこか場違いな感あり。
・前作 "Head Above Water" の満足度を80点とすると、 "Love Sux"は60点に
満たないかも知れない。否、繰返し聴き込めば親しみが湧いて評価が変わる
可能性も・・・
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Avril Lavigne
"Love Sux"
Cannonball / Bois Lie / Bite Me
Love It When You Hate Me / Love Sux
Kiss Me Like The World Is Ending / Avalanche
Deja vu / F. U. / All I Wanted feat. Mark Hoppus
Dare To Love Me / Break Of A Heartache / Bite Me
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CD Ripping 17 (2022.04.10)
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久し振りにCDのRippingを行った。Ripping-PCは以下の通り。
【M/B】 MSI H110I Pro
【CPU】 Skylake i3 6300T
【Storage】 120GB mSATA + 960GB SSD + 2TB 2.5"HDD
【Case】 Chopin
【BD Drive】 Pioneer BDR-S09J (外付け)
【OS】 Win10 Pro 19044.1620
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作曲
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表題
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演奏者
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録音
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お気に入り度
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枚数
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①
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Bach |
Brandenburg Concertos |
Akademie Fur Alte Musik Berlin |
優
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★★★+
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2
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②
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Mozart |
Violin Konzerte Nr.1-5 |
Gil Shaham |
優
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★★★★
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2
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③
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Mozart |
Complete Piano Sonatas |
Elisabeth Leonskaja |
優
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★★★★
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6
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④
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Mendelssohn |
Violin Sonatas |
Alina Ibragimova |
優
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★★★★+
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1
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⑤
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Brahms |
Piono Concertos |
Andras Schiff |
優+
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★★★★
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2
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⑥
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Bruckner |
Symphonies Nos. 1 & 5 |
Amdris Nelsons |
優
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★★★★
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2
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⑦
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Mathias Eick |
When we leave |
Mathias Eick |
優+
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★★★★+
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1
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⑧
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Eberhard Weber |
Once Upon A Time |
Eberhard Weber |
優+
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★★★★+
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1
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① 超快速演奏。Articulation(音の延ばし方や切り方など)に癖があり、慣れるまで時間が
かかりそう。
② Gil Hashamは好きなViolinistではあるが、この演奏は地味で面白味がない。
近現代作品の方がしっくりする。
③ 一見、教科書的な演奏に聞こえるが、暫くする内に心地良く聞き惚れてしまう。
Elisabeth LeonskajaはGeorgia出身。
④ MendelssohnのViolin Sonatasは、これまであまり聴かなかった。
Alina Ibragimovaの魅力溢れる演奏は、曲に対する認識を改め、繰返し
聴き込むことに。
⑤ 音楽之友社主催の2021年Record Academy大賞受賞Album。Pianoforteと
小編成のOrchestraによる演奏。BrahmsのPiano Concertosは名盤が多く、
そこに割り込めるかどうか。評価は保留。
⑥ Amdris NelsonsのBrucknerは1~9番まで揃えた。聴き始めは 「もう一押し、
もう一工夫欲しい」 との印象を抱かせるが、聴き終えた時の満足感は高く,
すっかり彼の術中に嵌まるところが憎い。現役の指揮者では一押しか。
⑦ Mathias EickはNorwayのTrumpeter 1979年生。近年、NorwayはJazz/Fusionが
盛んで優れたMusicianを数多く輩出している。Classicも含めて21世紀の
音楽界はNorwayが中心かも。
⑧ Eberhard WeberはGermany出身のBassist 1940年生。"Once Upon A Time"
はSolo ConcertのLive収録盤。Soloとは思えぬ複雑な演奏。舞台上で事前に
録音した音源とMixingしているのだろうか。
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Once Upon A Time
Base Eberhard Weber
1.Pendulum
2.Trio for Basoon and Bass
3.Ready Out There
4.Silent For a While
5.Delirium
6.My Favorite Things
7.Air
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本Siteで "WSS2021" と言えば "Windows Storage Sever 2021" となる筈だが、
そうではない。"West Side Story 2021" なのだ。
前作のWest Side Storyが公開されたのは1961年。Natalie Woodが光輝いていた頃。大枚を叩いて封切館へ行った。その後、高校の吹奏楽部で同曲を演奏し悦に入った記憶がある。それだけではない。1982年にCDが発売開始された後、真っ先に求めたCDがWest Side Storyだった。 そのCDは今でも時々再生するが、最初期のCDにも関わらず音が良く、Audio装置の音質を確認するReference-CDとして活躍した。
そしてWest Side Story 2021。音質は極上、歪みは極めて少ない。旧版のOpera歌手によるClassic演奏会形式に聴き慣れた所為か、新版の歌やOrchestraに一瞬違和感を覚えたが、両版にHayley Westenra版を加えてWSSの代表曲を聴き比べたところ、それぞれに良さがあり俄に優劣は付け難い。
中でもMaria役のRachel Zegler (レイチェル・ゼグラー)は、声が若々しくて好感が持てる。高音部まで安定した歌声は魅力的。Tony役のAnsel Elgort (アンセル・エルゴート)は、映画 Baby Driver (ベイビー・ドライバー)で主演を務め馴染みがある。歌唱力に疑問符は付くが、兄ちゃん風の歌い方は役に似合って悪くない。全曲で79分。CD3種全体の聴き込みはまだ。BDは5月18日発売予定。勿論予約済み。
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Maria : Rachel Zegler
Tony : Ansel Elgort
Conductor : Gustavo Dudamel
Recording : 2021
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Maria : Hayley Westenra
Tony : Vittorio Grigolo
Conductor : Nick Ingham
Recording : 2007
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Maria : Kiri Te Kanawa
Tony : Josep Carreras
Conductor : Leonard Bernstein
Recording : 1984
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CD Ripping 16 (2022.09.09)
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長年Classic音楽を聴き続けてきたが、それでも未聴の曲は多い。できる限りRepertoryを拡げるつもりながら、昔と違って滅多に演奏されない曲のCDが次々に発売されてなかなか追いつかない。
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作曲
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表題
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演奏者
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録音
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お気に入り度
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枚数
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① |
Arvo Part |
Symphony No,4 |
I Musici de Montreal |
優
|
★★★★
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1
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② |
Cesar Franck |
Complate Camber Music |
Various Artist |
優
|
★★★★
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4
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③ |
D'Indy |
Poem de Rivages |
Georges Pretra |
優
|
★★★★
|
1
|
④ |
Grofe |
Grofe Orchestre Works |
William T.Stromberg |
優
|
★★★★
|
1
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⑤ |
Kazakh Composer |
Kazakh Classical Music |
Kazakh State Quartet |
優
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★★★★+
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1
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⑥ |
Mendelssohn |
String Quartets |
Melos Quartett |
優
|
★★★★
|
3
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⑦ |
Rakhmaninov |
Cello Sonata |
Natalie Clein |
優
|
★★★★
|
1
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⑧ |
Sofia Gubaidulina |
Sofia Gubaidulina Works |
Andris Nelsons |
優
|
★★★★+
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1
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⑨ |
Various Composer |
Slavic Roots / Piano Works |
Mariana Staneva |
優
|
★★★★
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1
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⑩ |
Terje Rypdal |
Terje Rypdal |
Terje Rypdal |
優
|
★★★★+
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1
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⑪ |
Jacob Young |
Sideway |
Jacob Young |
優
|
★★★★
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1
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① Arvo Part(1935-)はEstoniaの作曲家。Symphony No,4は2008年に作曲された。
現代音楽と言うより新古典派音楽のよう。
② Franck(1822-1890)はFranceの作曲家。Violin Sonata以外の室内楽は初めて
聴いた。
③ D'Indy(1851-1931)はFranceの作曲家。耳当たりが良く親しみ易い。
④ Grofe(1892-1972)はAmericaの作曲家。吹奏楽曲に似たSound。
⑤ Kazakhatanの作品は初めて。Rossia5人組の継承風作品や新ウィーン楽派の
ような作品など、充分聞き応えがある。
⑥ Mendelssohnの弦楽四重奏曲全曲版。全曲聴くのは初めて。
⑦ RakhmaninovのCello Sonataは初めて聴いた。Natalie CleinはEngland出身の
女性Cellist。
⑧ Sofia Gubaidulina(1931-)RussiaのTatarstan共和国生まれの女性作曲家。
⑨ Mariana StanevaはBulgaria出身の女性Pianist。
⑩ Terje Rypdal(1947-)はNorway出身のGuitarist。本Site常連。
⑪ Jacob Young (1970-)はNorway出身のGuitarist。Slow Balladeが多い。
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以上11種16枚のCD中、最も注目されるのは、
【表題】 Kazakh Classical Music
【演奏】 Kazakh State Quartet
Web上の紹介記事は以下の通り。
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カザフスタン独立25周年の記念日である2016年12月26日にあわせて発表されたアルバム。収録されているのは、カザフスタン初の女性作曲家として認められたジュバノヴァ・ハジザの2曲の弦楽四重奏曲を中心に、19世紀からカザフスタンの音楽の歴史を作ってきた作曲家たちの作品(弦楽四重奏用に編曲)を配し、将来を嘱望されている若き作曲家、シャイユム・アルマンの弦楽四重奏曲まで。あまり耳にすることのないこの地の音楽を素晴らしい演奏と音で堪能することができます。演奏しているのは、1988年設立、国際コンクールで多くの賞を獲得しているカザフ・ステート弦楽四重奏団。
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Andrea Eklund (2022.12.25)
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Sweden
Andrea Eklund
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