Music PC
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近頃我家では、純Audio装置を起動する機会はめっきり減り、専らPC上で Music Life に浸っている。 この傾向は更に進み、Audio System = PC となる日は直ぐそこか。そこで、Music-PC 頁を起こした。本頁はWindows附属の Windows Media Player (WMP) を中心に検証を進める予定である。 (2016/10/8)
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WMPを究める 準備編 (2016.10.8)
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音楽再生Softについて、別頁で 「近頃WMPに対する評判は芳しくない。"foobar2000"を始め音の良い Free Soft は数多く存在し、WMPを使うこと自体憚られる風潮すらある。 確かに音だけを比べればWMPの出番はない。然しながら、音楽再生Softの要件の一つである "選曲のし易さ" に関する限り WMPの右に出るものはない・・・」と述べた。
ところが、WMPの使いこなしは難しくはないが案外面倒であり、通り一辺の方法では満足の行く結果は得られない。特にClassicの旧版や廉価版を取り込む際、正しいAlbum情報が得られず、曲名を手動で入力し、Album Artを自前で用意することになるが、Folder名を変更したり、他のPCへ配信したりすると、その努力は水泡に帰し、一からやり直しを迫られることがある。登録枚数が少なければどうにか対応できるが、数が多くなると失望感は計り知れず 「時間を返せ !」 と叫びたくなる。
では 「叫ばずに済む」 方法を考えよう。その前に CDをRippingするために必要な機材を考えよう。
【CD Drive】 なるべく高品位な製品を選びたい。Pioneerの最上位機種が望ましい。
【USB Cable】 これも中級以上の製品を選びたい。3k円/m~10k円/m 辺りか。
【CD/DVD Cleaner】 汚れたCDは必ずClean Upする。
【CD/DVD Lens Cleaner】 定期的に読取りLensを清める必要がある。
広い世間には CD DriveやUSB Cableの品質に無頓着な人も少なくないそうだが、それでも数多くRippingする内に気になり出すのは 「お決まりCourse」 なので、一応心積もりだけは必要かと。
最近、BD/DVD DriveをPC Case内に取り込まず、外付けで運用する人が増えている。
自分もその一人である。高価なDriveをUSB接続で各PCから切り替えて使う方が合理的と言えよう。では、USB接続をする場合の注意点を述べよう。
・USB2.0/USB3.0/USB3.1のどこに繋いだら良いか。これは実際に試す外はない。
・USB Socketが緩い場合、接触抵抗値が増し音質劣化の原因になる可能性がある。
・普段使わないUSB Socketは汚れがこびり付いている可能性があるので、事前に
Clean Upする。
次に、PC選びについて述べよう。
再生音の善し悪しは何で決まるか。低音の質感・中音の豊かさ・高音の伸び等大いに気になるが、小型のSPで聴くことを前提にすれば、歪みの少なさを第一に考えたい。その場合、
・低機能なM/Bの方が、概ね良い結果が得られる。
・Skylake世代の場合は、H110搭載のM/Bがお奨め。
・最近購入したM/Bの中では、MSI社製品が一歩抜きんでている。
これはIntelだけではなくAMDも然り。但し、CPUによる音の違いは感じられない。
・Music Dataはどこに置くか。SSDの方が良く聞こえる場合もあれば、HDDの方が
好ましい場合もあり、未だ結論は出ていない。
・Remote Disk上より、Local Disk上に置いた時の方が歪みは小さい傾向にある。
・AC Adaptor電源より、ATX/SFX/TFX電源の方が安定したSoundが得られる、
ような気がする。
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もし、WMPの設定を初期値のままにAlbum情報を手動で入力するとどうなるか。
・暫くするとWeb上の誤情報に書き換えられる。
・折角選んだ Album Art が別の絵に置き換わる。
など、甚だしく不都合な事態になる。
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←
他のPCで取り込んだ
正しいAlbum情報
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←
暫くすると Web上の誤情報に置き換わる
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そこで、WMPの「整理」→「オプション」→「ライブラリ」と進み、以下のように変更する。
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WMPの「整理」→「オプション」→「ライブラリ」と進むと左の画面となる。
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下から3行目にCheckを入れ、他のCheckは全て外す。
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次に「オプション」→「プライバシー」と進み、「インターネットからメディア情報を取得する」のCheckを外す。
(左の赤線部分)
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WMPの「整理」→「オプション」→
「音楽の取り込み」と進み、取り込み設定欄の形式は無損失を選ぶ。
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WMPの「整理」→「オプション」→
「書き込み」と進み、
書き込み速度は低速を選ぶ。
「オプション」の他の項目は必要に応じて見直す。
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以上の設定変更後、CDを挿入した時に下のような情報表示となれば OK である。
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WMPのCD情報は
表題 / 曲名 / 演奏者名 / 作曲者名 / 演奏時間 / 分類 / 年
などから構成される。
・この中で作曲者名及び年情報は取り込んだFileを他のPCへ配信したり、Folder名を
変更したりすると無表示になるので、然程重要ではない。
・演奏時間は自動的に付加されるので自分で入力することはない。
・分類は自分流に設定したい。
従って、表題 / 曲名 / 演奏者 / 分類の情報を実際に入力することになる。ならば、CDに添付された冊子通りに入れれば良いのだろうか。
WMPでCDを取り込むと、演奏者名によって1次Folder名が決り、そのFolderの中に表題名の2次Folderが生成され、各曲毎のFileが収められる。
【演奏者名 : Artist情報】 1次Folder名となる
【表題 : Album情報】 1次Folder中の2次Folder名となる。
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では「Mozart Violin Concerto No.1 & No.5」を例に考えてみよう。仮に全情報を入力するなら、
【作曲者名】 Wolfgang Amadeus Mozart
【曲名】 Violin Concerto No.1 in B Flat K207
Violin Concerto No.5 in A K219
【演奏者】 Violin:Vilde Frang
Conductor:Jonathan Cohen
Orchestra:Arcangelo
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求める情報は人によって様々ではあるが、自分は最小限で良とするので、
【作曲者名】 Mozart
【曲名】 Violin Concerto No.1/No.5
【演奏者】 Vilde Frang
だけで間に合う。
ところが、Music Fileを他のPCに配信すると作曲者情報は反映されないので、
【曲名】 作曲者名 + 曲名
とすると後々判り易い。従って、
【曲名】 Mozart Violin Concerto No.1 / No.5
もう少し短くしたい。
【曲名】 Mozart V.con 1/5
ではどうか。そしてAlbumの表題も、
【表題】 Mozart V.con 1/5
で良かろう。
ところが、それでは不都合が生じる例がある。同じ曲が複数種あったらどうなるか。
WMPは表題で分類するので、複数種の同名曲が一括りにされることがある。そこで、
【表題】 Mozart V.con 1/5 Vilde Frang
を縮めて
【表題】 Mozart V.con 1/5 vf
としよう。
なお、自分流の曲名短縮表記は、
Violin Concerto → V.con
Piano Concerto → P.con
String Quartet → SQ.
Symphony → Sym.
Orchestra → Orche.
などであり、曲名の入力は大幅に簡略化できる。
曲名に調性を入れる場合は、
変ロ長調 → B flat major → /B♭
嬰ハ短調 → C sharp minor → /c#
と略称する。つまり大文字は長調、小文字は短調である。
そして、作曲者名は Bach/Handel/Mozart/Haydn・・・、指揮者名も同様とする。
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では、CDの内容を実際に取り込んでみよう。
・CD Driveを起動する。
・CDの盤面を確認する。汚れがある場合はCleaningする。
・必要があれば Lens Cleanerで読取りLensを清める。
・CDを挿入する。
ここで、Web上のAlbum情報を取得する。
・CDの絵部分を右Clickして現れるMenuから 「Album情報の更新」を選びClickする。
・Web上にCD情報があれば、直ちに反映される。
得られた情報が正しければそのままでも良いが、多くの場合、曲名に作曲者情報が含まれず、前節で述べた通り、取り込んだFileを他のPCへ配信したり、Folder名を変更したりすると無表示になるので、ここで一手間かけることになる。枚数が少なく時間も充分にある場合は、完全なる情報を入力すれば良いが、こうした作業を実行する人の多くは、既に相当な枚数を所有しているものと思われるので、前節の様な「略式入力法」の考案をお奨めしたい。入力が済んだら取込を実行する。
「無損失File + 低速取込」 の設定を選んだので、WMPの初期値に較べて 2~4倍の時間がかかる。この点は受け入れざるを得ない。また、取込中に Album Art が取得されることもあれば、そうでないこともある。 或いは全く別の絵が現れることもある。 もし、Albumに相応しい絵が取り込めなかった場合は、別途探さなくてはならない。Web上には CDの Album Art が数多く登録されているのでその中から選ぶか、或いは気に入った絵がなければ、Scanner を駆使して画像Fileを用意することになる。
次に、用意した画像FileのSizeを決めなくてはならない。標準的には 200x200 pixelだが、他の音楽再生SoftやUbuntu Studioなどで、大きめの画像表示が可能な場合に備えて、
300x300~400x400pixel程度の大きさに保存したい。その保存したFileをWMP上の画像にDropすれば自動的に登録される。
以上、各編で述べた手順は誰でも一度は実行するのでないかと思われる。ところが、ここで終わってしまうと期待した成果は得られず 「 やっぱり WMP は芋だ 」 となりかねない。その打開策については、次回/次々回にご期待を・・・
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何事も慣れれば旨く行くとは限らない。抑もCDのRippingを毎日行う人が居るとは考えられない。購入の都度、或いはある程度貯まってから纏めて行うのが一般的ではないだろうか。つまり、相当な期間を空けて実行するとなれば、上に述べた手順を忘れ各所に遺漏が現れるのは、寧ろ当たり前と言えよう。従って、一度取り込んだCD情報の手直しを迫られることがある。
・入力した情報の単純な誤りを訂正する。
・既に取り込んだ情報との矛盾を見付けた時、
例えば「チャイコフスキー」のAlphabet表記は、
Tchaikovsky、Tchaikovski、Tschaikovski、Tschaikovsky
など国によって微妙に異なるためにいつも迷う。
・表記言語を英語に統一するか、或いは 日本語/独語/仏語/伊語/露語などとの
混用を認めるか。
入力情報の訂正 = 再 Ripping となるので、表記に関する約束事は、なるべく早い段階で決めて置きたい。
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← 表題の文字数が多くなると
演奏者名は省略される。
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更に留意点がある。WMPでAlbumを一覧した時、絵の下に【表題】と【演奏者名】が二段に分かれて表示される。ところが、表題の文字数が多くなると演奏者名は省略される。そのままで良とするか、或いは統一させるか。もし、両者を必ず表示させるなら、表題の文字数を制限しなければならない。ところが、その文字数は使用するFontの種類や拡大率、画面の解像度などによって変化するだけではなく、Proportional Fontの場合、文字毎に文字幅が異なるため一定しない。自分は 25~28byte を目安にしている。
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文章だけでは判りにくいので、実例を上げて説明しよう。
今日は7種9枚のCDを取り込んだ。何れも販売枚数の少ないものばかりで、
・全く情報のないCD : 2種 2枚
・Album Art情報のないCD : 2種3枚
・Album Art情報はあるが絵が適当でないCD : 2種3枚
・情報に過不足のないCD : 1種1枚
だった。では、その中の1枚
【曲名】 Korngold Sextet for Strings 【演奏者】 Aron Quintet
の例をみてみよう。
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↑ CDをDriveに挿入した直後の画面。
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↑ CDの絵部分を右Clickして現れるMenuから 「Album情報の更新」を選びClickした時。
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↑ CD情報を手直しした。自分にとってはこの方が判り易い。
曲名欄をよく見れば、曲名は2種類であり、1.II.II.IVの枝番を付加したに過ぎない。
従って、入力の手間は然程でない。
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↑ Web上から自動的に Album Art が得られなかったので、自前で用意した。
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↑ 曲目欄は35行あるが驚くには当たらない。曲数は5曲であり、枝番はCopy Paste。
ここまで来れば根気あるのみ。ひたすら単純作業に努める他はない。
ところが、これで完結ではない。試しにCD Folderを別の場所にCopyしたらどうなるか。
Album Artが消えているではないか。 ↓
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その解決策は、次回の「完結編」へ・・・
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WMPを究める 完結編 (2016.10. 11)
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CDをRippingしたFolderを移動したり他のPCへ配信したりすると、Album Artが表示されないことがある。数が少なければ再度画像FileをDropすれば解決するが、CDの枚数が多い場合は絶望的な思いをする。それでも300枚くらいまでならどうにか堪えて実行するが、1000枚を超えたらどうするか。恐らくPC-Audioとは縁を切りたくなるであろう。そうならないために、あれこれ工夫を重ねた。
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ある日、Album Artが表示されないCDと、されるCDとの違いを探った。Folder内のFileに違いは見当たらない。我家では通常、ExplororのFolder Optionは、「隠しFile、隠しFolder、及び隠しDriveを表示する」をONにしている。
ところが、隠しFileはそれだけではない。Exploror Folder Optionの最下段にある 「保護されたOperating System Fileを表示しない (推奨)」 のCheckを外したら、CD File Folder内に見慣れぬFileが出現した。
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CD File Folderを移動してもAlbum Artが表示される場合
→ 見慣れぬFileは存在しない。
CD File Folderを移動するとAlbum Artが表示されない場合
→ 見慣れぬFileが存在する。
よし、その見慣れぬFileを削除しよう。
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結果は特大の ◎。 これまでの苦労が嘘のように全面解決した。 念の為に、
・CD File Folderを移動した
→ Album Artは正しく表示された。
・修正済みのCD File FolderをMusic File Serverに置いた
→ 全てのPCに正しく配信された。
これからは、1000枚を超えるCDを常にWMP上に表示する必要はない。適当に分類したCD File Folderを気分に応じて登録すればよい。その方が求める曲は見付け易い。
以上の作業を終えたら「保護されたOperating System Fileを表示しない (推奨)」のCheckを入れておこう。
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これを以て、7回に亘って連載した 「WMPを究める」Series はお終いです。
「 こうした方法は既に当たり前のこと 」 と言われそうですが、
多少なりとも Audio-PC愛好家の役に立てば幸いです。 (PCG3)
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日本酒や洋酒の品質を語る時、
まろやかで滑らか、角が立たず口当たりが良い、こくがあって豊穣
等々、表現する言葉は数多くある。実は、Audio-PCの再生音も同じではないだろうか。
しっとり滑らか、角が立たず耳当たりが良い、響きが豊か
本Siteでは、USB-DACを接続した時のM/Bによる音質の違いについて、度重ねて述べてきた。もし、上の表現に相応しいM/Bを 「 Hi-Fi M/B 」 と呼ぶなら、その番付を決めたくなる。これまで試した○○枚のM/Bについて、Hi-Fi 指数をMaker別に四段階評価すると、
【優】 MSI、Intel
【良】 SuperMicro、ASRock
【可】 上の4社以外
【不可】 該当なし
自分の耳にはそう聞こえる。
ならば、我家で評価の高いMSI社の製品は、どれもこれも音が良いかとなると、俄に断定できない。Chipsetの相違 = 機能の相違から、少なからず差を感じるからである。Skylake世代に限って言えば、
H110 > B150
との印象を抱きながらも、二種類だけで判断するのは早計である。そこで、MSI社のH170仕様Mini-ITX M/Bを入手した。結果は、
H110 > B150 > H170
となった。つまり、音に関する限り低機能Chipsetを搭載した廉価M/Bの方が良い印象を受けたのである。勿論、音楽の種類/AmpやSpeaker/再生する部屋、そして温度や湿度等によって再生音は変化し、確な評価とは言えないまでも、大凡の傾向として受け止めることができよう。
Audio雑誌でしばしば見かける目の飛び出るような値段のついた上級Mania向けCable類より、廉価M/Bを取っ替え引っ替え試す方が、遥かに安上がりなのだと弁解しつつ、今日もまた Music-PC 三昧に明け暮れそう・・・
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我が輩は廉価M/B愛好家である。その理由は幾つかある。
① PCの組立自体が好きなので、数多く楽しむために廉価M/Bを使うことが多い。
② 静かなPCを目差し、CPU Cooling Fanの回転数を少しでも低く設定したい。
そうなると、CPUは必要最小限の能力で間に合わせることになり、
上位のChipsetを使う必要性が薄れ、下位Chipset = 廉価M/Bを選ぶことになる。
③ 経験上、低機能M/Bの方が何故か音が良い傾向にあることから、
敢えて I/O Panel の寂しい製品を選ぶようになった。
①と②については兎も角、③の証明は難しい。そこで、高機能M/Bはすべて音が悪いのかどうか、前節で印象の思わしくなったASUS社のM/Bを再度試すことにした。
【Z170M Plus + Win10】 音の濁りは少ないが全体に硬質な響きがする。
【H110M-E D3 + Win10】 Z170M Plusに比べて多少柔らかめ。
【P8Z77I Deluxe + Win10】 音が濁り気味。
【H81T + Win10】 音が歪み勝ち。この板で音楽を聴く気にはなれない。
【A88XM Plus + Win10】 この板も音が硬い。
ここまで聴き比べたところで、ASUSのM/Bは音楽鑑賞向きではないとの印象を強くした。ところが、
【 Z97I Plus + Win8.1】 音の濁りは少なく滑らかな響きが得られた。
つまり、同じASUSのM/BであってもM/B毎に相当な開きがあり、簡単に駄目出しする訳には行かないとの結論に至った。一応OSの差も考えられるが、他社のM/BではWin10もWin8.1も音の濁り (=歪み)に関しては大差ないことから、M/Bのつくりそのものに原因があるように思われる。けれども、Z97I Plusの機能は比較的豊富であり、USB端子の数も多く、音の良い条件を掴むことができない。もし、基板内部の配線/半田付け/USBへの給電等が音の差の原因とするなら、Specや外観からは判断できない。
以上の検証はあくまでも音楽再生に限った話である。我家のMain-PC/File-Sercer/PT3-PC等はASUSやGigabyteのM/Bが優勢であり、全体では各社満遍なく使っていることを付け加えておきたい。その上で、2016/11/8現在、USB-DACを接続した時に比較的音の良いM/Bを並べてみよう。
・MSI AM1I + Windows 10 Pro
・MSI H110M Pro-VH + Windows 10 Pro
・MSI H110I Pro + Windows 10 Pro
・Intel D2700DC + Windows Storage Server 2012R2 Workgroup
・Intel NUC DCP847SKE + Ubuntu Studio 16.04 LTS
・Intel DH61AG + Ubuntu Studio 16.10
・Supermicro X11SSV-Q + Windows Server 2016評価版
・ASRock DeskMini 110 + Windows 10 Pro
・ECS H110S-2P + Windows 10 Pro
・NEC Mate Junk + Windows 10 Home
・ASUS Z97I Plus + Windows 8.1 Enterprise
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子供の頃から映画音楽は大好きだった。Black Orpheus/On the Beach/Rio Bravo/
Ben-Hur/Plein soleil/South Pacific/West Side Story/Sound of Music・・・、
1950~60年代に掛けての作品は特に思い出深い。その後、Super Man/Star warsなど、Hollywoodの大作は交響楽的な音楽が多用され、映画を離れても良く聴いた。では何故、Hollywoodでは後期Roman派の名残を留める音楽が人気を博したのだろうか。どうもその答えの一つに巡り会ったようだ。
ClassicのBox版 (10~100枚組)を購入すると、これまで聴いたことのない作品に出会う。
Korngold (コルンゴルト) Violin Concerto
初めて聴いた時の印象は 「なんと甘美な作品だろうか」 である。古今東西数あるViolin Concertoの中でも際立つ甘さ、Love Romanceの超大作映画にぴったりの作品に思われた。それもその筈、彼が作曲した映画音楽のThemeを織り込んだ作品とのこと。
Erich Wolfgang Korngoldは1897年Austria生まれ。幼い頃から作曲の才能を発揮し、WolfgangがMozartと同じであることから「Mozartの再来」と呼ばれ、15歳の頃には作曲家として確かな地位を得るまでになった。その後、管弦楽曲/室内楽曲/歌曲等数多くの作品を書き上げた。1934年、縁あってHollywoodに赴き映画音楽を作曲し大好評を博したことから、暫くAustriaとHollywoodを往復する生活を送った。1938年、JewsであるKorngoldはAustriaからAmericaに逃れ、映画音楽を作曲しながら亡命生活を続けた。
1935年 Captain Blood
1936年 Anthony Adverse (Academy賞受賞)
1938年 The Adventures of Robin Hood (Academy賞受賞)
等の成果を上げた。Korngoldは元々後期Roman派を継承する作曲家であることから、
その作風が後のHollywood映画に多大な影響を与えることになった。
そして終戦後の1945年、Violin Concertoを作曲したが、前衛音楽が盛んな時代にそぐわない曲想から必ずしも評価は思わしくなかった。ところが最近、若手の人気Violinist達がKorngoldの作品を数多く取り上げるようになってから評価は一変し、20世紀新Roman主義音楽の代表的なViolin Concertoとして認められるようになった。
斯くして、Korngold Violin Concerto のAlbumを漁ることになったのである。
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Gil Shaham
甘味度 5
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Anne-Sophie Mutter
甘味度 4
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Vilde Frang
甘味度 4
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Itzhak Perlman
甘味度 3
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Ulf Hoelscher
甘味度 3
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以上5枚のAlbumはどれも素晴らしい演奏ではあるが、Love Romance的な甘さを求めるなら Gil Shahamが一番か。 Anne-Sophie Mutterは説得力のある演奏、Vilde Frangは愛らしい演奏、Itzhak Perlmanは甘さ控えめ、Ulf HoelscherはPlatonic Love・・・
尚、Jaws/Super Man/Star Wars等で知られるJohn Williamsの作品は、Korngoldの影響が強く感じられる。
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12月8日、Greg Lakeの訃報がWeb上を駆け巡った。享年69歳。
今年の3月10日に亡くなったKeith Emersonに続いてEL&Pの二人が同年に召された。
EL&PとKing Crimsonsは、最もよく聴いたProgressive RockのGroupである。Greg Lakeは両Bandに在籍した経歴があり、取り分け馴染みが深い。張りのある美声とでも言うべきか、説得力ある歌唱に浸り何度も繰り返し聴き込んだ時代が懐かしい。
そこで、数あるEL&PのAlbumの中から1992年に発表された"Black Moon"をかけた。このAlbumは終始Greg Lakeの歌が前面に出て、Keith EmersonやCarl Palmerが控えめなため、根っからのEL&P Fanには今一つ人気のないAlbumではあったが、Greg Lakeを偲ぶには最適ではないだろうか。
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1. Black Moon
2. Paper Blood
3. Affairs of the Heart
4. Romeo and Juliet
5. Farewell to Arms
6. Changing States
7. Burning Bridges
8. Close to Home
9. Better Days
10. Footprints in the Snow
11. A Blade of Grass
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以上11曲中、1/2/3/5/7/9/10はGreg Lakeの歌が入る。4/6はInstrumental、8/11はKeith EmersonのPiano Solo。中でも 3/10 のSlow Balladは、Works Vol.1の
C'estv La Vie と並ぶ泣かせ処。 そして何故か、8/11のPiano Soloが葬送曲に聞こえてくる・・・
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BABYMETAL II (2016.12.19)
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2016/12/18にWowowで放送された 「BABYMETAL World Tour 2016 Legend -Metal Resistance- Red Night (2016/9/19公演)」を観た。
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先ず、
Saitama Super Arena
Makuhari Messe
Yokohama Arena
での2015年公演が紹介された。
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Tokyo Domeの観客に向かって、Concertの趣旨と公演中の心得、そして観客全員に配られたCrystal Corsetの取り扱いについてRobotさんから説明があった。
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やがて、どこかで聴いたことのあるような旋律が流れた。Carl OlffのCarmina Burana(カルミナ・ブラーナ)を取り入れたのであろう。
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そして、天空舞台から
YUIMETAL/SU-METAL/MOAMETAL
の三人が降臨した。
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大層大掛かりな仕掛け。特設の舞台は10階建ての建物に相当する高さと伝えられる。 27~30mか。
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最初の曲は Road of Resistance
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今回の収録映像は動きの激しいDanceに加えて場面転換が速く、Screen Shotを取るの苦労する。 この続きは次回に・・・
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BABYMETAL III (2016.12.20)
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では、前節の続きを。
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主舞台は回転する。結構速い。
三方向に袖舞台が伸びている。
今回の公演は、
Trio、Triangle、Trilogy、Trinity
など 「三尽くし」 に感じられる。
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Guitterは絶好調。
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Drumsは「出の遅れ」も感じられず
よく健闘している。
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SU-METALのSolo。
天空舞台で「Amore」を歌う。
その映像に鳳凰の翼を付けて
巨大Screenに写し出された。
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Seiya Soiya 戦うんだ ♪~
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KARATEの後半部分。Vibratoのかけ方を相当練習したみたい。今公演の白眉。
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舞台の照明を切り、観客全員に配られたCrystal Corsetの光による演出。
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三方に突き出た袖舞台の円形Stageは可動式。 Endingは The ONE
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実質1時間足らずの公演ながら内容は充実し、翌2016/9/20の 「Black Night」 に期待が膨らむ。その映像は元日に放送されるとのこと。
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Melodic Warrior (2017.4.11)
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「Melodic Warrior」とは何ぞや。最近入手したNorwayのGuitarist Terje Rypdal (テリエ リピダル)と英国の男声Quartet The Hilliard Ensemble (ヒリアード・アンサンブル)にFull Orchestraを加えて演奏された、表向きは Fusion に分類されながら、実際は 「西洋音楽史総覧」とでも表現したくなる壮麗な作品の題名である。Jazz/Fusion/Rock/前衛音楽/電子音楽/現代音楽/印象派/浪漫派/古典派/Baroque/ Renaissance/Gregorian Chant 等々、 西洋音楽史上のあらゆる要素を取り入れた、将に「Melodic Warrior」に相応しいAlbumと言えよう。
日頃、電気楽器や電子楽器に馴染みの薄い人にとって、Electric Guitarの音は歪みの塊みたいなものであり、とても心地良い響きには聞こえないであろう。ところが、耳を澄ませて Terje Rypdal の演奏を聴けば、歪んだ音の中にも美しく聞こえる要素があることに気付かされる。彼の奏法では、敢えて歪みを強調した場面もありながら、それがまた「美しく安らぎのある歪み」に聞こえるのはどうしたことか。素人判断に依れば、
・使用しているGuitar&Ampの品位が極めて高い。
・歪みの制御が優れている。
・Vibrateの掛け方が巧みである。
・Crescendo/Decrescendoする時、指数関数的に変化させている。
・そして、低音の分散和音は鳥肌もの。
など思いつくも、この件に関してはもう少し聴き込まなくてはならない。とかく半可通は結論を急ぐ傾向があるので注意しよう。
では、Terje RypdalのAlbumから、お気に入りの5枚を並べておこう。
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Melodic Warrior
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Rypdal/Vitous/Dejohnette
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Vossabrygg
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Odyssey
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Life in Leipzig
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さて、今晩10時、Ryzen 5 Seriesが発売になる。まだどれにするか決めていない・・・
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Elfidelity AXF-104ULTRA (2017.9.10)
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人によっては 「Occult Goods」 として一刀両断に唾棄される恐れのある、PC-Noise低減部品 「Elfidelity AXF-104ULTRA」 を入手した。同時に発売された
「Elfidelity AXF-94ULTRA」 Drive Connecterに取り付けるNoise Filter Board
「Elfidelity AXF-75」 Memory Slotに挿すNoise Filter Card
の2種はまだ求めていない。
USB Lineに挿入するNoise Filterはかなり前から出回り、既に2種の製品を使っている。その効果は明かで、音の歪みは低減し、より鮮明な再生音が得られることから、我家のAudio-PCは総て装着済みである。
「Elfidelity AXF-104ULTRA」 はPCIeまたはPCI Slot (上下反転仕様)に挿して使うCardである。 基板上には大量のCondenserが積載され、DC Lineに含まれるRipple Noise分を平滑化する機能から多少の電力損失が見込まれ、消費電力が増すのではと心配された。ところが、AXF-104ULTRA装着後の消費電力変化分は、Watt-Checkerでは検出できず。
では、音の変化はどうか。上に述べた通り、USB Noise Filterとの併用になるため、効果の程は見極めが難しい。何枚かのCDで確かめたところ、
・ViolinやGuitarの高音域が多少滑らかになった。
・Pianoの強打音が多少聴き易くなった。
等々、僅かな音質向上は認められても、USB Noise Filterを取り付けた時の劇的な変化には程遠く効果は限定的か。但し、この手の素子はAging前後で大きく変化する可能性があるので、結論は急がず、じっくり聴き比べることに・・・
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今回は、Win10Pro及びUbuntu Studio17.10 Beta版の2種のOSで試した。
AXF-94ULTRAの効果は、前者より後者の方が判り易かった、ような気がする・・・
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MSI H110M PRO-VH Plus (2017.10.27)
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本Siteの各所で述べている通り、USB-DACを繋いだ時の音質は、Intel及びMSIのM/Bが好みに合う。つまり、音場感が損なわれず歪みが少なく聞こえるのだ。但し、IntelのM/BはHaswell止まりなので、SkylakeやKabylakeならMSIを選ぶことになる。 と言っても全て良しではない。手持ちの同社製M/Bの内、音質に関して優位性があるのは、
H87I / H110I Pro / H110M Pro-VH
の3枚であり、他のChipsetを載せた製品は今一つ気に入らない。
さて、別頁 Windows 10 III 「うまい話」の節で、Win10 Pro Workstationsが無料でInstall可能であることを証明するために真っ新なM/Bを求めた。その際、最廉価品 MSI H110M PRO-VH Plus を選んだ。 では、旧版のH110M PRO-VH と何処が違うか。
・H110M PRO-VHは 2015-09-28 発売。
・H110M PRO-VH Plus は 2017-07-08 発売。
・H110M PRO-VH Plusは信頼性を向上させたと謳っている。
・両者の相違点は、Back Panelに見える。
新版のH110M PRO-VH PlusはPS/2 Mouse,Keyboard 2個のConnectorあり。
旧版は併用Connector。従って、Back Panel面のUSB Connector数に相違あり。
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旧版 MSI H110M PRO-VH
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新版 MSI H110M PRO-VH Plus
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経験上、USB ConnectorにUSB-DAC以外の機器を接続しない方が、音質は良好であることから、H110M PRO-VHよりH110M PRO-VH Plusの方がMusic-PC向きと考えられる。
では、結果はどうか。予想通り新版 H110M PRO-VH Plus の方が、より清澄に聞こえた。これは、Win10 1709でもUbuntu Studio 17.10でも同じ傾向にあることから、上に述べた優位性が明らかになったと言えよう。 つまり、LGA1151世代の手持ちのM/B ○○枚中、USB-DACを繋いだ時の音質が最も優れているのは H110M PRO-VH Plus となる。
しつこい程に同じことを何度も述べているようで心苦しく思えるが、非Gamerにとっては、PC = Music & Movie再生装置であり 致し方ないのだ。
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今回試聴したCDは、
左上 December Avenue
Tomasz Stanko (トーマス・スタンコ) Trumpet
Poland
左下 Far Into the Stars
Markus Stockhausen (マルクス・シュトックハウゼン) Trumpet
Deutschland
2枚とも一応Jazz/Fusionに分類されるが、演奏内容はClassic度60%超の現代音楽に近い。 甘美で叙情的な旋律や宇宙的なSound、そしてMiles Davis張りの熱演があり聞き応えは充分。録音も優秀。
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今年は、1917年12月6日にFinland議会が独立を宣言してから100周年とのこと。Finlandに関する行事や催し物があちこちで開かれていたのはその所為であったのかと今頃気が付いた。Finlandと言えば、作曲家のSibelius、一世を風靡した携帯電話のNokia、映画監督のAki Kaurismaki、食器の iittala ARABIAなど比較的身近に感じられる。
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実は偶々なのだが、先週から Kalevala (カレワラ)に親しんでいる。Kalevalaは古くからFinlandに伝わる民族叙事詩。wikiによれば、
・・19世紀に医師エリアス・リョンロート(Elias Lonnrot 1802~84)によって民間説話からまとめられた。フィンランド語の文学のうち最も重要なものの一つで、フィンランドを最終的に1917年のロシア帝国からの独立に導くのに多大な刺激を与えたとされている。名称は「英雄の地」の意。リョンロートによる「カレワラ」は、1835年に2巻32章からなる叙事詩として出版され、当時の知識人階級に大きな衝撃を与えた。その後、それを増補し、1849年には全50章からなる最終版として出版した・・ |
何だか偉く難しそうな内容に思われるが、実はその正反対。「血湧き肉躍る怪奇幻想冒険活劇譚」である。とんでもない魔術師や超能力老婆が登場し、最初から最後まで波瀾万丈、息つく暇もなく読み終えることになる。
Kalevalaを読んだお陰で、Sibeliusの作品に付けられた題名の意味を知ることになった。
・クレルヴォ交響曲 作品7
・カレリア組曲 作品11
・レンミンカイネン組曲(4つの伝説曲) 作品22
レンミンカイネンと島の乙女たち 作品22の1
トゥオネラのレンミンカイネン 作品22の2
トゥオネラの白鳥 作品22の3
レンミンカイネンの帰郷 作品22の4
・交響的幻想曲 ポホヨラの娘 作品49
クレルヴォ/レンミンカイネンは人名、カレリア/トゥオネラ/ポホヨラは地名。そうした固有名詞の意味を知ったからと言って、作品に対する評価が変化した訳ではないが、これまでとは違った印象に聞こえるのは確かである。
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ばらばらになったレンミンカイネンの身体を繋ぎ合わせて生き返らせた母の力は偉大。
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さて、自分が読んだ Kalevala は2冊。
① カレワラ物語 - フィンランドの国民叙事詩
著:キルスティ マキネン、訳:荒牧和子
② カレワラ タリナ (1000点世界文学大系 北欧篇4) フィンランド
著:マルッティ・ハーヴィオ、訳: 横山民司
①と②は殆ど同じ内容ではあるが、②は過激な表現を避けていることから、子供から大人まで安心して奨めることができる。①は映画で言うなら"PG15+"か。
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Finland独立100周年記念映画とされる、Kalevalaを題材とした超大作 「Iron Danger」 の公開が期待される。
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現在、机周りにあるPC ○○台の内、音が出るのは××台である。これまで使っていた 7.1ch AV-Ampを取り止めることにしたため、音声出力の接続先が足りなくなった。PC用Amp入力端子の空きは COAX のみである。そこで、Web上をあれこれ見回したら、"OPT to COAX Converter" なる便利部品を見付けた。
「 Fosmon 光デジタル⇔同軸デジタル 双方向 オーディオ変換器 \2,090 」
手頃な値段なので試すことにした。
全く問題なし。 音質の劣化も感じられない。最近のM/BはCOAX端子のない製品が多く、これは重宝しそう。
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同Converterには小型のAC Adaptorが附属しUSB給電する仕様ではあるが、PCのUSB端子に繋いでもOK。
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試聴したPCは以下の2台。
【旧AV-PC】 Intel DH77DF + Ivy Bridge i5 3570T
【多目的File Server】 MSI C236M Workstation + Xeon E1245 v6 (i7 7700相当)
前者のAudio素子は Realtek ALC898、後者はRealtek ALC892。いずれもS/PDIF出力をCOAXに変換し Olasonic NANO-UA1 + JBL 4312M II に繋いだところ、底々真っ当なSoundが得られた。何故かS/PDIF出力を直接繋ぐより好ましく思えたのは気の所為だけだろうか・・・
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Las Cantigas de Santa Maria (2017.12.29)
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Las Cantigas de Santa Maria 「聖母マリア頌歌集」 12・13世紀 賢王アルフォンソ十世による
なる題名を聞いて直ぐに思い出せる人は相当年配の元Audio Maniaに違いない。1971年、管球式Ampの自作が盛んだった頃、音吉の間で話題になった超優秀録音盤である。
CDをPC上で聴くようになって以来、我が家の純Audio装置は最早形ばかり。すっかりRecord Playerから遠ざかってしまった。前から"Las Cantigas de Santa Maria"のCDを探していたが出目価格が付いて手が出せずにいたところ、比較的真っ当な中古品 (\3,700)を見付けて入手した。このAlbumの特徴は音が極めて清澄であること、収録に使われた教会の余韻や外から聞こえる鳥の鳴き声など、それは美しい響きを醸し出していた。
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そこで、
・BD Driveの読取りLensをCleanupした。
・CDの盤面を拭い清めて入念に点検した後、
最低速で取り込んだ。
・WMPではAlbum情報が得られず、
全24曲の曲名を入力した。
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残念ながら Hall toneや鳥の鳴き声は充分に再現されず、並みの優秀録音程度となった。やはりRecord Playerを復活させるべきか考え込んでしまう。けれども、そうすると管球式Ampへの郷愁が一気に甦り、屋根裏部屋に収めた部品類を広げ、足の踏み場がなくなること必至。どう考えてもPC自作erとAmp自作erとの両立は無理。 仕方ない、不足気味の会場音は想像力で補うことに・・・
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本Siteで"Denmark"が登場するのは2度目である。 Win10へのUpgradeを促す"田印"のことをそう呼んで以来であり、Denmark本来の意味では初めてである。
Denmarkと言えば何と言っても童話作家 Hans Christian Andersen (アンデルセン)が思い浮かぶ。原作を読んだ記憶はないが、映画やTVで接する機会は多く、幾つか作品の題名を上げることができる。「人魚姫」「親指姫」「裸の王様」「赤い靴」「マッチ売りの少女」等々。Denmarkの作家では、寧ろ哲学者の Soren Aabye Kierkegaard (キェルケゴール)の方が馴染み深い。学生時代「あれかこれか」や「死に至る病」を読み耽った記憶がある。 (秀麗な女子大生と親しくするための必読書だった) それから幾年月、内容は全て Out of Memory。
その他、
・17世紀の作曲家 Dieterich Buxtehude (ディートリヒ・ブクステフーデ)
・20世紀の作曲家 Carl Nielsen (カール・ニールセン)
・量子力学の祖とされる Niels Bohr (ニールス・ボーア)
・陶磁器のRoyal Copenhagen (ロイヤルコペンハーゲン)
など思い出されるが、北欧4カ国の中では比較的馴染みの薄い国かも知れない。BuxtehudeやNielsenは地味な作品が多く、大学卒業後は量子力学とは無縁の人生を歩み、Royal CopenhagenはSwedenやFinlandの陶磁器に較べて値が張りなかなか手が出せなかったからである。
ところが最近、Denmarkの話題に接する機会が多くなった。映画「Babette's Feast (バベットの晩餐会)」に引き込まれ、同じく映画「En Kongelig Affere (ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮)を観てDenmarkの歴史に興味を持ち、世界最高のRestaurantと讃えられる「Noma (ノーマ)」はCopenhagenにあり、そして Danish String Quartet (デンマーク弦楽四重奏団 以下Danish SQ)の演奏に打ちのめされたのである。Denmarkが「高齢者福祉や児童福祉が充実しており、国民の所得格差が世界で最も小さい世界最高水準の福祉国家・・」 であることより、Danish SQの方が、今の自分にとっては一大関心事である。
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Danish SQのMenberは、
Frederik Oland, violin
Rune Tonsgaard Sorensen, violin
Asbjorn Norgaard, viola
Fredrik Schoyen Sjolin, cello
入手したCDは2枚。
① Ades / Norgard / Abrahamsen
Thomas Ades : Arcadiana
Per Norgard : Quartetto Breve
Hans Abrahamsen : 10 Preludes
Thomas Adesは英国の現代作曲家 (1971年生)
P er NorgardはDenmarkの現代作曲家 (1932年生)
Hans AbrahamsenはDenmarkの現代作曲家 ( 1952年生)
② Last Leaf
Denmark民謡など16曲収録
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とにかく音が良い。録音が優れているだけではなく、弦楽器の音自体が飛び切り美しい。Youtubeで見ると、Vibratoのかけ方が極めて控えめであり、時にNon Vibratoで演奏する姿は印象的である。Vibratoをかけない方が響きが美しいとはこれ如何に。思い当たる節は幾つかあるが、素人の即断は慎み今後の研究課題としよう。
Danish SQは、現在世界中で最も注目される若手の弦楽四重奏団、Youtubeの閲覧数も群を抜いているとか。
・音色と奏法がよく揃い、美しい音響空間に包み込まれる。
・演奏技術に優れ、First Violinが突出することなくBalanceがよい。
・現代的な演奏と言うべきか、のりがよく力強い推進力を感じさせる。
・控えめな感情表現ながら決して薄味ではなく、聴かせどころや泣かせどころは、
聴き手の心を確り掴みそう。
・2枚目のAlbum「Last Leaf」には、England民謡 Greensleevesに似た旋律や
IrelandのFiddle奏法を思わせる曲もあり彩りを添えている。
等々、誰でもお気に召すこと間違いなし・・・
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Music File Server (2018.02.05)
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現在、音楽を聴くためのPCは□台ある。そのうちCase入りは以下の4台である。
① Intel D2700DC + Windows Storage Server 2012R2 Workgroup
② Intel NUC DCP847SKE + Ubuntu Studio 16.04 LTS
③ Intel DH61AG + Ubuntu Studio 17.10
④ MSI AM1I + Windows 10 Pro
中でも④はMusic File Server兼BonCasLink Serverとして常時稼働している。①~④以外のPCは、このPCのMusic-Fileを参照し、頻繁に聴く曲はCopyし、偶に聴く曲はLinkを張っている。従って、④で直接聴くことは少ないが、時には音質の優れたMSI AM1I で聴きたくなることがある。ところが、このPCにBonCasLink Server機能を加えてから、周期的に「ぷちNoise」が混じるようになった。その機能を止めればNoiseは消えるので原因は明らかながら、常時稼働PCの増設を渋りそのまま放置してきた。
別頁「PT2/PT3-PC」で述べた通り、録画したFileにDropが頻発するようになったことから、あれこれ解決策を考えるうちに、BonCasLink Serverを独立し、OSをWin10からWim7へ変更することにした。そのため、MSI AM1I-PCは完全なるMusic-PCとなったのである。
結果は極めて良好。 BonCasLink機能を削除したら、音の透明度が増し一層耳当たりがよくなった。このPCは、
【AMP】 Olasonic UA1 【SP】 JBL 4312M II
を繋いでいるので少し古めかしいSoundではあるが、歪みは少なく中音部が充実し、Classic/Jazz/Fusion/Rockなど無難にこなす点は好ましい。
実は、別頁で紹介した"GA-H110MSTX-HD3-ZK"を新たなMusic File Serverと考えていたのだが、どう工夫を重ねても音質に不満が残り頓挫してしまった。従って、MSI AM1I を用いた本PCのStorageを増強すれば、当分その座を譲ることはなさそう。但し、AM1IのSATA Portは2個だけなので、
【変更前】 256GB SSD + 2.5"2TB HDD
【変更後】 1TB SSD + 2.5"2TB HDD
あたりで手を打つことに・・・
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Music File Server II (2018.03.30)
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近頃、これまでにないPaceでCDを買い込んでいる。もし 「今時CDを購入するなど時代遅れも甚だしい」 と思われるなら、寧ろ最近の音楽事情に疎い人と言わざるを得ない。
・Web上で得られるMP3仕様のMusic Fileは音質の面で不満足。
・High Resolution仕様のMusic Fileはまだまだ出揃っていない。
・抑も自分の求める曲はCD以外に入手は困難。
古希を過ぎてから、聴く曲に対して以下の方針を立てた。
・生まれてこの方、まだ聴いていない曲のCDを中心に蒐集する。
・Bach以前の作曲家の作品を積極的に聴く。
・現代音楽や前衛音楽に親しむ。
・評価の定まっていない若手や新人の演奏を聴く。
・Genreを全面的に無視し、Classic/Jazz/Fusion/Rock/Pops等、幅広く聴く。
と言うことで、毎月○○枚のPaceで増殖するCDをせっせとSSD/HDDに取り込んでいる。従って、前節で述べたMusic File ServerのSSDを増量しなければ、どうにも収まりが付かなくなった。
この際だ、新たなPCを設えよう。M/BはUSB-DACを接続した時の音質が優れているMSI H110M PRO-VH Plusか、或いは来る4月3日に発売が予定されるMSI H310M-PRO-VH。2枚とも機能最小のM/Bであり、M.2すらないところが味噌。CPUはKaby Lake G3930Tか、或いはCoffee Lake G4900Tの予定。何れもSeries最低Specの石。Storage構成は豪華版。
【System SSD】 Samsung 850 EVO 120GB SSD
【Data SSD1】 Samsung 850 EVO 500GB SSD
【Data SSD2】 Micron 2TB SSD 1100 MTFDDAK2T0TBN-1AR1ZABYY
【Data HDD】 WD 2.5" 2TB HDD
SystemとDataは別のSSDに入れたい。その方がOSやH/Wの変更時に楽。SSD1は新規登録及び頻繁に聴く曲の置場、SSD2は全Music Fileの保管、HDDはSSD2のBackup用。
問題はOS。できればStore AppliのないWindows Storage Server 2016 (WSS2016)を入れたいのだが、そうするとBluetooth仕様の9台切替式Keyboardが使えず、新たにもう1枚追加しなくてはならない。既に7枚あるKeyboardで四苦八苦している机周りにもう1枚増えたらどうなるか答えは明らかながら、それでもWSS2016を選びたい・・・
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Music File Server III (2018.04.01)
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次期Music File Serverの件、候補となる2台のPCを組み立てた。
Music File Server
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Test PC 1
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Test PC 2
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M/B
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MSI H110M PRO-VH Plus
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MSI AM1I
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CPU/APU
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KabyLake Celeron G3930T
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Athlon 5370
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CPU Cooler Heatsink
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CPU附属Heatsink
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APU附属Heatsink
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CPU Cooling Fan
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Noctua NF-A9x14 PWM
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Memory
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DDR4-2133 4GBx2
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DDR3-1600 4GBx2
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SSD 1
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Samsung 850 EVO 120GB
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Silicon Power 960GB
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SSD 2
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Samsung 850 EVO 500GB
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-
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SSD 3
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Micron 2TB SSD
|
-
|
HDD
|
-
|
WD 2.5" 2TB HDD
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PSU
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picoPSU-150-XT
+ 120W AC Adaptor
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picoPSU-120-WI
+ 90W AC Adaptor
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OS
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WSS 2016
Build 14393.2155
|
Win 10 Pro
Build 16299.334
|
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Idle時消費電力
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8W
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8W
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音楽再生時消費電力
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10~11W
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11~12W
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音楽再生時CPU使用率
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2~5%
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3~6%
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USB-DAC
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Olasonic USB-DAC + Noise Filter
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Amplifier
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TEAC AI-501DA Line入力
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Speaker
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DALI IKON1 MK2 BK
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高音域
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清澄でよく伸びるがやや硬質
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清澄かつやや軟質
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中音域
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少し薄い
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過不足はない
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低音域
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比較的良好 両者互角
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Hall Tone
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やや省略気味
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比較的よく再現される
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Dynamic Range
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小型Speakerとしてはまあまあ 両者互角
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一晩かけて聴き比べた範囲では、PC2の方にやや分がある。特に弦楽器の高音域の繊細さは鳥肌もの。但し、部屋の温度や絶対湿度の変化によって、印象はかなり変化するので即断は禁物。後日、H310仕様のM/Bを加えて再度確認することに・・・
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MSI H310M PRO-VH (2018.04.04)
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昨日4月3日、Coffee Lake Seriesの低価格版及びT付版が合計17種発売された。同時にM/Bも大量に発表された。但し今回はATXやMicro-ATX M/Bが主であり、Mini-ITX M/Bは今月の中旬から下旬にかけて出揃うとのこと。
では、何を選べば良いか。既に i3 8100 / i5 8400 / i7 8700K を運用しているので、狙い目は、i7 8700T / Celeron G4900T 辺りか。Pentium G Seriesは i3 8100と値段が近く、今一つ気乗りがしない。そこで、
【M/B】 MSI H310M PRO-VH (¥8,078)
【CPU】 Celeron G4900T (¥5,470)
を注文した。どちらもSeries 最廉価品。
本Siteの各所で 「低機能M/Bの方がUSB-DACを繋いだときの音が良い」 と述べている通り、MSI H310M PRO-VHを選んだ。但し、今回もまた同様の結果が得られるかどうかは不明。また、AV (Audio & Visual)PCとして運用するなら2C2TのCeleronでも用をなす。
ところで、最近のIntel内蔵Graphicsは2種類用意される。
【Skylake】 Intel HD Graphics 510 / 530
【Kaby Lake】 Intel HD Graphics 610 / 630
【Coffee Lake】 Intel UHD Graphics 610 / 630
ここ数年の経験から、PowerDVD15/16/17UltraでTTHDを効かせてTS Fileを再生した時の画質は、
HD510 > HD530、HD610 > HD630
つまり、低価格CPUの方が好ましい結果を得ている。Coffee Lake内蔵のUHD630は比較的良好な画質であることから、UHD610も同様かどうか未知数ながら一応試してみたい。差し当たり、
【M/B】 MSI H310M PRO-VH
【CPU】 Celeron G4900T
【CPU Cooler】 Intel Retail Cooler
【MEM】 DDR4-2400 4GBx2
【Storage】 未定
【PSU】 picoPSU-120-WI + 19V 90W AC Adaptor
【OS】 Win 10 Pro 1803
なる組合せではどうか。品物は本日到着予定・・・
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MSI H310M PRO-VH II (2018.04.05)
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MSI H310M PRO-VH & G4900Tが届いた。早速以下の通り、Windows 10 Pro for Workstations 1803 (Win10ProWS1803)をInstallした。
① 先ず、MS Accountで Win10 Pro IP 16278 をInstallした。
② Win10ProWSの汎用認証Keyを入力した。
③ 「MS Accountの管理」の「本人確認」を実行した。
④ Build 17127.1へUpdateした。
⑤ Disk Cleanupを実行後、Build 17133.1へUpdateした。
⑥ 「Insider Preview Buildの停止」を選び再起動した。
⑦ Win10ProWS IPからWin10ProWSに変更された。
以上、Win10の正規Product-keyを使わず、無料でWin10ProWS 1803のLicense認証を得ることができた。つまり、本Siteで度々述べている「うまい話」はまだまだ有効であった。先ずは目出度し !
ところが、結果は目出度くない。
・ H310はIRSTをSupportせず、Idle時の消費電力はH110に較べて2-3W高い。
・CinebenchR15 OpenGLの結果は全く振るわず。
BIOSをver.1.1からver.1.2へUpdateしても、Graphics Driverを4911及び4962で試しても大した変化なし。Z370 + i3 8100 の時、CinebenchR15 OpenGLは真っ当な結果が得られるので、UHD610用のDriverが熟れていない所為かとも思われるが詳細は不明。
MSI H310M PRO-VH + G4900T
|
Date
|
2018.04.05
|
2017.02.07
|
M/B
|
Micro-ATX
|
Mini-STX
|
MSI
H310M PRO-VH
|
ASUS
H110S1
|
CPU
|
Caffee Lake
|
Kabylake
|
Celeron G4900T
TDP 35W
|
Celeron G3930T
TDP 35W
|
BaseClock 2.9GHz
|
BaseClock 2.7GHz
|
CPU
Cooler
|
Heatsink
|
SilverStone SST-AR05
|
Dynatron K199
|
Cooling Fan
|
Noctua NF-A9x14 PWM
|
Memory
|
DDR4-2400
4GB x2
|
DDR4-2133
4GB x2
|
SSD
|
Samsung 850 EVO
120GB
|
ADATA Premier
SP550 480GB
(M.2 SATA 6Gb/s)
|
Sound
|
USB-DAC + Noise Filter
|
PSU
|
DC-DC
|
picoPSU-120-WI
|
Built-in M/B
|
AC-DC
|
19V 65W AC Adapter
|
Graphics
|
iGPU
|
Intel
UHD Graphics 610
|
Intel
HD Graphics 610
|
Driver
|
23.20.16.4911
|
21.20.16.4534
|
OS
|
Win10 Pro WS 1803
Build 17133.1
|
Win10 Pro 1703
Build 14393.693
|
Cinebench
R15
|
OpenGL
|
11.55 fps
(Max 23W)
|
28.45 fps
(Max 26W)
|
CPU
all core
|
230 cb
(Max 25W)
|
218 cb
(Max 21W)
|
CPU
single core
|
119 cb
(Max 20W)
|
113 cb
(Max 17W)
|
Superπ 104万桁
|
13 sec.
|
14 sec.
|
Idle
|
9W
|
7W
|
従って、Coffee Lakeで省電力を目差すなら、今のところIRSTが効く Z370/H370 の方が良い結果が得られであろう。けれども、音質 と画質は悪くない。さてどうするか・・・
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MSI H310M PRO-VH III (2018.04.05)
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前節で「MSI H310M PRO-VHはIRSTをSupportしない」と述べた件は誤りでした。
Web上に「Z370/H370はIRSTをSupportするが、B360/H310はSuppertせず」と見え、MSIのDL SiteにもIRSTが見当たらないことから、そのまま鵜呑みにしていたところ、5CH【LGA1151 Coffee】Z370/H370/B360/H310マザボ総合2 の459さんに指摘を受け、ASRock H310M-HDV/M.2のDL Siteから得たIRST 16.0をMSI H310M PRO-VHにInstallした。結果は○。無事に動作し、Idle時消費電力は9Wから8Wに下がった。
要するに
IRST 15.80 / 15.90 → NG
IRST 16.0.1 → OK
との結論を得た。恐らくMSIも追ってSiteupするものと思われる。
誤情報をまき散らして御免なさい。
消費電力の件が解決したところで、CinebenchR15 OpenGLの結果が思わしくない件をどうするか。CPUをG4900Tからi3 8100に差し替えてみよう。結果は以下の通り。
MSI H310M PRO-VH + i3 8100
|
M/B
|
MSI H310M PRO-VH
|
CPU
|
Core i3 8100
TDP 65W
|
Celeron G4900T
TDP 35W
|
BaseClock 3.6GHz
|
BaseClock 2.9GHz
|
CPU Cooler
|
Noctua NH-U9B
|
SilverStone SST-AR05
+ Noctua NF-A9x14 PWM
|
Memory
|
DDR4-2400 4GB x2
|
SSD
|
Samsung 850 EVO 120GB
|
IRST
|
IRST 16.0.1
|
-
|
Sound
|
USB-DAC + Noise Filter
|
PSU
|
DC-DC
|
picoPSU-120-WI
|
picoPSU-120-WI
|
AC-DC
|
12V 150W AC Adapter
|
19V 65W AC Adapter
|
Graphics
|
iGPU
|
Intel
UHD Graphics 630
|
Intel
UHD Graphics 610
|
Driver
|
23.20.16.4982
|
23.20.16.4911
|
OS
|
Win10 Pro WS 1803 Build 17133.1
|
Cinebench
R15
|
OpenGL
|
54.60 fps
(Max 48W)
|
11.55 fps
(Max 23W)
|
CPU
all core
|
590 cb
(Max 52W)
|
230 cb
(Max 25W)
|
CPU
single core
|
158 cb
(Max 23W)
|
119 cb
(Max 20W)
|
Prime95 15分間実行
|
Max 76W
|
Max 31W
|
Superπ 104万桁
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10 sec.
|
13 sec.
|
Idle
|
8W
|
9W
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矢張りUHD 630ではCinebenchR15 OpenGLの値は真っ当だった。だからと言って、UHD 610用のDriverが未成熟とは断言できず、暫く様子を見る他はない・・・
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MSI H310M PRO-VH IV (2018.04.06)
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H310にIRST 16.0.1が対応し、Idle時消費電力は8Wまで下がった。まだ少し物足りないが取り敢えず良しとしよう。では、音質はどうか。USB-DACを繋いだ時のMSI H310M PRO-VH + G4900Tの音質は極めて良好。前に試した、MSI H110M PRO-VH Plus + G3930T や MSI AM1I + Athlon 5370 に較べて、歪みは少なく音場感も損なわれず気持ちよくMusic Lifeに浸ることができる。自分の好みでは、
H310M PRO-VH + G4900T > H110M PRO-VH Plus + G3930T
更には、
H310M PRO-VH + G4900T > Z370I Gaming Pro + i3 8100
であり、MSIの低機能M/Bの音質が如何に優れているか改めて確認することになった。
ところが、画質に関しては期待外れ。前に得た
HD510 > HD530、HD610 > HD630
なる法則は成り立たず、
UHD630 > UHD610
となった。つまり、G4900Tよりi3 8100の方が緻密で発色が良く、多くの動画Fileを無難にこなす。その差は決して小さくない。日頃から画質に無頓着な人でも気づく筈。
よって、
【音楽/動画再生PC】 Core i3 8100
【音楽再生専用PC】 Celeron G4900T
となろうか。従って、H310M PRO-VHに載せるCPUについては、もう暫く悩むことに・・・
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Z370 + G4900T (2018.04.08)
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前々節の結果から、
【MSI H310M PRO-VH + i3 8100】 CinebenchR15 OpenGL 54.60 fps
と至極当たり前の値ながら、
【MSI H310M PRO-VH + G4900T】 CinebenchR15 OpenGL 11.55 fps
この値はG3900TやG3930Tの半分以下であり、どうにも腑に落ちない。Graphics Driverを数種試しても変化なし。BIOSの細部を見直しても好転せず。そこで、手持ちのZ370搭載M/Bで試した。
Z370 + G4900T
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M/B
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MSI
Z370M MORTAR
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ASRock
Z370M Pro4
|
CPU
|
Celeron G4900T
|
CPU Cooler
|
Intel Retail Cooler
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Memory
|
DDR4-2400 4GB x2
|
SSD
|
Samsung 850 EVO 120GB
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IRST
|
IRST 16.0.1
|
Graphics
|
Intel UHD Graphics 610
|
Sound
|
USB-DAC + Noise Filter
|
PSU
|
pcoPSU-160-XT + 12V 150W AC Adaptor
|
OS
|
Win10 Pro 1709 Build 16299.334
|
Cinebench
R15
|
OpenGL
|
31.78 fps
(Max 34W)
|
31.79 fps
(Max 35W)
|
CPU
all core
|
226 cb
(Max 25W)
|
227 cb
(Max 28W)
|
CPU
single core
|
116 cb
(Max 20W)
|
117 cb
(Max 24W)
|
Prime95 15分間実行
|
Max 31W
|
Max 34W
|
Idle
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7W
|
9W
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上の表から、
【MSI Z370M MORTAR + G4900T】 CinebenchR15 OpenGL 31.78 fps
【ASRock Z370M Pro4 + G4900T】 CinebenchR15 OpenGL 31.79 fps
よって【MSI H310M PRO-VH + G4900T】の時のみ問題ありとの結果となった。そうなると、MSI H310M PRO-VHのUEFIがG4900TのiGPU情報を正しく読み込んでいない可能性がある。そのことを確かめるためには別のH310搭載M/Bを用意しなくてはならない。年度始めから安物買い路線まっしぐらになりそう・・・
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ASRock H310M-HDV/M.2 (2018.04.08)
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MSI H310M PRO-VH とは別のH310仕様M/Bとして、ASRock H310M-HDV/M.2 を入手した。早速、以下の手順でWin10をInstallした。
① CMOSをClearし、更に念の為に電池を外し暫く放置した。
② 必要な部品を取り付け、Win10 ProをInstallした。
③ Intel NIC I219VのDriverが自動的にInstallされず、附属のDVDから入れた。
④ IRST 16.0.1は、同DVDに含まれていた。
⑤ Win10をUpdateし、Build 16299.334 に達した。
ここまで問題なし。結果は予想通り、
【ASRock H310M-HDV/M.2 + G4900T】 CinebenchR15 OpenGL 31.32fps
となり、MSI H310M PRO-VHの問題点が明らかになった。
ところで、MSI H310M PRO-VHのDL Siteには3種のBIOSが公表されているが、その並び方が少々不自然である。
【7B27v10】 公開日 2018-03-27
【7B33v12】 公開日 2018-03-02
【7B33v11】 公開日 2018-02-24
どうもBIOSの更新が順調ではないことを窺わせ、そう遠くない時期に新版が発表されるものと期待したい。
ここまで、Music PCとして何枚かのM/BでTestを行った。その結果を纏めると、
・最も音の良いM/BはMSI H310M PRO-VHだった。
・Music File Serverとして常時稼働させるなら、CPU使用率100%の時、消費電力が
25-26W程度に収まる Celeron G4900T は魅力的。
・Idle時消費電力は、H310よりZ370搭載M/Bの方がやや低い傾向にあった。
・Windows Storage Server 2016 運用時の音質は期待外れだった。
寧ろ、Windowsの最新版 1803の方が好ましかった。
など総合的に判断し、BIOSの難点を承知の上でMSI H310M PRO-VHを選ぶ事にした。
さて、今回のMusic-PC選びに際し、すっかり馴染みになったCDを紹介したい。兎に角Violinの音が良い。濁りは皆無。高音もよく伸びているのに硬さがなく、滑らかで透明な響きは極上の絹織物のよう。収められた曲は小品ながら比較的有名なものばかり。音が良いのは録音の所為だけではなく、演奏そのものが超美音。これからはViolinのReference CDとして座右の一枚に。 ↓ 本人もすっかりその気で座り込んでいる。
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表題 : Homage
演奏 : Violin Vilde Frang
Piano Jose Gallardo
録音 : 2017年
このAlbumに限らず、最近の北欧産CDは
押し並べて音が良い。
← 美しいのはViolinだけではありません
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MSI H310M PRO-VH 一件落着 (2018.04.18)
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上の方で、「・・・そう遠くない時期にBIOSの新版が発表されるものと期待したい・・・」
と述べた件、MSI H310M PRO-VHのBIOS Ver.1.30が公開された。
新【7B33v13】 2018-04-09、旧【7B33v12】 2018-03-02
早速BIOSをUpdateしたところ、
MSI H310M PRO-VH 一件落着
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M/B
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MSI H310M PRO-VH
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BIOS ver.1.3
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BIOS ver.1.2
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CPU
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Coffee Lake Celeron G4900T
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CPU Cooler
|
SilverStone SST-AR05 + Noctua NF-A9x14 PWM
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Memory
|
Crusial DDR4-2400 4GB x2
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SSD
|
Samsung 850 EVO 120GB + 同500GB
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Sound
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Olasonic USB-DAC + Noise Filter
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PSU
|
picoPSU-160-XT + 12V 150W AC Adapter
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Graphics
|
Intel UHD Graphics 610 (Driver 23.20.16.4982)
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OS
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Win10 Pro Build 16299.371
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Cinebench
R15
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OpenGL
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31.60 fps
(Max 33W)
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11.55 fps
(Max 23W)
|
CPU
all core
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232 cb
(Max 25W)
|
230 cb
(Max 25W)
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CPU
single core
|
119 cb
(Max 20W)
|
119 cb
(Max 20W)
|
Prime95 15分間実行
|
Max 30W
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Max 31W
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Superπ 104万桁
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13 sec.
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13 sec.
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Idle
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8W
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9W
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となり、Cinebench R15 OpenGL値が著しく低調だった件は修正された。これで、MSI H310M PRO-VHを 「最優秀音質M/B」 の一枚として、広く奨めることができそう。
先ずは目出度し !
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前節でCinebench R15 OpenGL値の件は解決した。けれどもIdle時消費電力 8Wは少々不満あり。SSDを1丁減らしUSB-DACを外しても8Wは変わらず。BIOSの細部を見直しても好転せず。
そこでOSをWin10Pro WS 1803に替えて遊ぶことにした。ところがどうしたことか、OS以外は全く同じ構成にも拘わらず、Idle時消費電力は一気に3W減じ 5W を示した。
前に試した時はOSによるIdle時消費電力の差はなかった。これはBIOSをver.12からver.13へUpdateした賜物の一つ。 考えられる理由は、Win10 Pro WS 1803と新BIOSの省電力機能がよく調和していることくらい。詳細は不明。
思い返せば、Idle時消費電力5Wは凡そ2年振り。
【M/B】MSI H110I Pro 【CPU】Core i5 6600K
【MEM】DDR4-2133 4GBx2 【SSD】Patriot Memory Blast 120GB
【PSU】picoPSU120-WI + 12V 150W AC Adaptor 【OS】Win10 Pro 14257
の時以来である。それもSSDが "Patriot Memory Blast 120GB" 限定の値であり、以後再びIdle 5Wが表れることはなく精々6W止まりだった。そして今回、久方ぶりの5Wである。自分にとって6Wも5Wも大差なしではなく、かなり重い意味を持っている。その昔、20W切りや10W切りを目差し、あれこれ工夫を重ねていた時代の記憶が甦る。
さて、Idle 5WとはTAP-TST5による計測値である。この機器は小数点以下四捨五入されるので、
TAP-TST5による 5W → 実消費電力 4.5W~5.4W
と考えられる。従って、SSDを1丁減らしUSB-DACを外しても5Wであることから、最小構成時の実消費電力は 5W を切っている可能性が高い。超Mini-PCである"ECS LIVA"のIdle 3Wを例外とすれば、我が家一番の省電力PCである・・・
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OSの違いにより、Idle時消費電力に3Wも差があるのは釈然としない。そこで、Win10Pro 1709とWin10ProWS1803のInstall状況を確認した。OS各部の諸設定及び削除Appliともほぼ同じであり、相違点は、
Win10 Pro 1709 Build 16299.371
Win10 Pro for Workstations 1803 Build 17133.1
前者は現行版、後者は次期候補版の違いのみである。Win10 Pro WS は昨年の10月に発表されて以来、凡そ半年間付き合ってきた。自分の使い方ではWin10 Proと殆ど変わりなく、当初から無料でLicense認証が受けられることから、専ら新規購入M/Bの動作Testに重宝してきた。従って、今回の省電力振りには吃驚仰天。 これからは、Win10 Pro WSの仕様をじっくり調べる必要がありそう。では、手始めにCPUを替えて再計測しよう。
【M/B】 MSI H310M PRO-VH (BIOS v1.3、各部電圧は初期値のまま)
【CPU】 Pentium Gold G5500T
【CPU Cooler】 SilverStone SST-AR05 + Noctua NF-A9x14 PWM
【MEM】 Crusial DDR4-2400 4GB x2
【SSD】 Samsung 850 EVO 120GB + 同500GB (IRST 16.0.1)
【Sound】 Olasonic USB-DAC + Noise Filter
【PSU】 picoPSU-160-XT + 12V 150W AC Adapter
【OS】 Win10 Pro for Workstations 1803 (まだ無料でLicense認証取得可)
【Cinebench R15 OpenGL】 50.69fps Max 38W
【Cinebench R15 CPU all】 343cb Max 29W
【Cinebench R15 CPU single】 134cb Max 21W
【Prime95】 Max 34W
【Idle】 5W
【その他接続機器】 Keyboard/Mouse/LAN/Monitor
【測定機器】 TAP-TST5
結果は、
・SSDを1台減らしUSB-DACを外しても Idle 5W は変わらず。
・Win10 Pro 1709入りのSSDに交換すると Idle 8W。
・全体にCPUの能力差以外は前と同じ傾向だった。
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尚、Win10 Pro for WorkstationsのInstall方法については、本Site 「うまい話 I/II/III」及び「うまい話 その後」の節をご覧ください。但し4月20日現在、Win10 Pro Insider Preview Build 16278 のISO FileはMS社のDL Siteに見当たらず、探すのに苦労するかも知れません。
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現在運用中のPC○○台の内、Idle 5Wを実現するのは、前節の部品構成にWin10 Pro for Workstationsを入れた1台だけである。そのPCには外にWin10 ProとWSS2016を入れたSSDもある。
再度念を押すために3種のSSDをそれぞれUpdateした。
【Win10 Pro WS Ver.1803 Build 17134.1】 → Idle 5W
【Win10 Pro Ver.1803 Build 17134.1】 → Idle 8W
【WSS2016 Ver.1607 Build 14393.2214】 → Idle 8W
となり、先日と同じ結果。
Win10 Pro WSを他のM/BにInstallしても 5Wは実現せず、そうなるとSSDの仕様差、或いは個体差による可能性があることからWin10 Pro WS入りSSDを別のSSDにClone Copyすることにした。
【元SSD Samsung 850 EVO 120GB】 → Idle 5W
【Clone SSD 1 Samsung 840 120GB】 → Idle 5W
【Clone SSD 2 Patriot Blast 120GB】 → Idle 5W
となり、変化は見られず。
よって、今日もまた Idle 5W の真相を解明するまでに至らず・・・
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古典派の作曲家五人衆、Bach/Handel/Haydn/Mozart/Beethovenの中で、最も人気の薄い作曲家は誰か。
・近年、Bachは世代を問わず人気が高い。
演奏会で取り上げられるの回数やCDの発売数はかなり上位にある。
・Handelは、夏は水上の音楽、年末はMessiahがよく取り上げられる。
・Mozartは交響曲/協奏曲/室内楽/歌劇など幅広く聴かれている。
・Beethovenは言わずもがな。
Haydnは「交響曲の父」「弦楽四重奏曲の父」と呼ばれるほどに数多くの作品を残し、音楽史上極めて重要な位置にありながら、比較的地味な曲が多い所為か人気は今一つと言えるかも知れない。
さて、音楽の分類法は数多くあれども、以下の通り少し乱暴な仕分けをすると、
① 聴いても自ら演奏しても満足度が高い。
② 聴く分には良くとも自ら演奏するとあまり面白くない。
③ 聴くとたいして面白くないが自ら演奏すると充分に楽しめる。
④ 聴いても演奏しても面白くない。
その中から、今回は③を取り上げたい。
その昔、Orchestraの少年~青年 (Oboe担当)だった頃、団員の技量やMember構成の都合から演奏する曲には多くの制限があった。高度な技術を要する曲は消化しきれず、小編成の曲では一部金管楽器の出番がなく、MainはBeethven/Brahms/Tchaikovsky/Dvorakから選ぶ例が多かった。 ところが、それだけでは凡そ90分のProgramを満たせず、年によってはViolinやPianoのSoloistを迎えて協奏曲を交えたが、予算の都合で全て管弦楽曲になることもあった。そうした時、演奏時間が30分程度と手頃なHaydnの交響曲がよく選ばれた。驚愕・時計・軍隊・太鼓連打など、表題のついた作品は馴染みがあるものの、必ずしも万人受けする曲とは言えず、凡そ半年間の練習を重ねる内に退屈するではと心配された。案ずるより産むが易し、実際に練習を始めたら印象は忽ち逆転した。Haydnの作品はRoman派以降の交響曲に較べて音の重なりが少ないため、各楽器が受け持つ一音一音の意味が大きく終始緊張させられるからである。個々の技量が曲全体に繁栄されることは、演奏者にとって大きな喜びであり練習のし甲斐がある。どうすればより良い演奏になるか工夫を重ねる内に「Haydnはいいな~」となるのである。
そうした半世紀も前の思い出に耽りながら、Haydn Piano Sonata全曲のCDを入手した。早速一枚目から聴き始めたところ、予想を遥かに上回る楽しい曲集であり、何故これまで聴かずにいたのか自分の迂闊さを嘆かざるを得なかった。けれども、若い頃に聴いたら「何だ練習曲みたい」となった可能性は充分にある。確かに幾つかの作品はSonatinen AlbumやSonata Albumに収められ、専ら「Pianoのおさらい会」のProgramとして取り上げられてきた所為であろう。ところが、一流Pianistの演奏をじっくり聴けば、和音構成や音の展開などHaydnの非凡さは疑う余地もなく名曲ばかりあることに気付かされる。最近は静かで落ち着いた演奏や楽曲を好む傾向にあり、正にそうした嗜好に相応しいAlbumと言えよう。 全体に起伏は緩やかで、仕事やPC作業をしながら聴くには持って来いなのだ。
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表題:Haydn Die Klaviersonaten
演奏:Walter Olbertz (ワルター・オルベルツ)
録音:1967~76年。音は良い。
収録時間:597分 (CD9枚組)
お気に入り度:★★★★★
おすすめ度:★★★★★
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Spring Carousel (2018.05.16)
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George WinstonのCD "Spring Carousel"を入手した。一年前に発売されたのを知らずにいた。彼は暫く新作の発表がなく引退したのかと思っていたら、大病を患い長い闘病生活の末無事に快癒され (骨髄移植手術を受けたと伝えられる) 5年振りのAlbumとのこと。
さて、冒頭のCarousel 1は 38秒の短い曲ながら、それは美しい響きに満ち溢れた魅力的な小品。Carousel (回転木馬)が登場する映画は、どちらかと言えば犯罪絡みの場面が多く、長閑な情景とは縁遠い印象を抱いていたが、George WinstonのPianoは正に待ち焦がれた春へ誘う調べ。全15曲の作品は、2013年に術後の病院内で書き上げたそうで、どの曲も直ぐに彼の作品であることが判るSweet&Nostalgicな「Winstone節」を聴かせてくれる。それでも、Orgelを思わせるSoundやMinimal Music風の反復技法、そして近年流行りのPrepared Piano奏法などを取り入れ、とても療養中の作曲とは思えない意欲的なAlbumに仕上がっている。彼の作品は癖になり易く、当分何度も繰り返して聴くことになろう。
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【題名】 Spring Carousel
【演奏】 Piano : George Winston
【収録】 2017年
本Albunmの売上げによる収益は、彼が入院した病院の基金になるそうです。全体に短調或いは短調気味の曲が多く、人によっては涙腺が緩むかも。 |
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Oregon Lantern (2018.05.20)
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世に長寿Bandは多かれども、50年以上続いている例は希である。 Web上で「超長寿Band」を検索すると、
・The Ventures 1959年~
・The Rolling Stones 1963年~
・Chicago 1967年~
の3Groupが目に止まる。けれども、今も尚最先端のBandであるかどうかはやや疑問。
そこで、新しい技法やStyleを取り入れつつ進化の途上にある長寿Bandを探すと、
・Oregon 1970年~
が上げられよう。Oregonは特に家人のお気に入りであり、発表されたCD 30枚の内18枚を所有している。そして先日、更に1枚「Oregon Lantern」が加わった。
Ralph Towner (1940年生)Classical guitar/Piano/Synthesizer
Paul McCandless (1947年生)Oboe/Soprano Sax/Bass Clarinet/Flute
Paolino Dalla Porta (1956年生)Bass
Mark Walker (1961年生)Drums/Hand Percussion/Drum Synthesizer
収められた全10曲の内、8曲目までは、従来のOregon Soundの継承であり、特に目新しさはない。けれども9曲目の本Album表題曲「Lantern」は違う。出だしは Space Sound、やがてJungle Soundに移り、何やら神秘的な饗宴が繰り拡げられる。Jungleに住む生き物の囁きや呻きを思わせるPercussion群、絶妙なTimingでRhythmを刻むBass、程良い殴打感のBass Drum、背景音及び通奏低音を受け持つSynthesizer。そして、曲の前半はOboe後半は笛がFeatureされる。その笛は音の立ち上がりが鋭角的ではないことから、現代的なFluteではなくLatin系の笛に思われる (あまり自信はない)。以上、4人の奏者が完全一体となった演奏は正に本Albumの白眉。但し、一つだけ不満がある。演奏時間8分では短すぎる。できれば30分、せめて15分は続けて欲しい。「え、これで終り・・」感大あり。
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Oregonは初期の頃から現代音楽風の作品を数多く残してきた。中でも1983年に発表された「Oregon」と題するAlbumはそうした意味で注目に値するが、全体にやや硬質なところが惜しまれた。その点、今回の「Lantern」 はまろやかに熟成した作品と言えよう。益々盛んな平均年齢66.5歳のOyaji Band。 |
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最近疲れ目傾向にある。理由はPCのし過ぎではない。この半年、今一つ体調が思わしくないため、病院以外は外出することなく引き籠もっている。そのためPC道楽だけでは間が持たず (資金的に)本を読み漁るようになった。始めの内は活字の大きい本を選んでいたが、求める本は小型本に多く、目を細めながらの読書となった。 視力の劣化は覿面、眼鏡なしでは24"Monitorも見難くなり、自ずと映画より音楽に接する機会が増えた。
さて、M/BやOSを種々組み合わせて「音の良いPC」を模索していたら、またまた Idle 5Wが実現した。抑もの発端は Win10 UIのCustomizeにある。
・Classic Shellを使わずに済ますためには、Win10のUIに頼らざるを得ない。
・規定値のままでは全く趣味に合わず、せめてIconとText表示を変更したい。
・Store Appli IconのCustomizeもどうにか成功した。
・あれこれ試す内、Quick Shell/Taskbar/Desktop Iconを非表示とした。
・ふとWatt-Checkerを見たら Idle 5W。 Customize前は精々6Wだった。
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部品構成とBench結果は以下の通り。
【M/B】 MSI H110M PRO-VH Plus
【CPU】 Pentium G4560T
【CPU Coolerk】 Retail Cooler Heatsink
+ Noctua NF-A9x14 PWM
【MEM】 Crusial DDR4-2400 4GB x2
【SSD】 Silicon Power S55 SP960GB
【Sound】 USB-DAC + Noise Filter
【PSU】 picoPSU-120-WI
【OS】 Win10 Pro 1803 Build 17134.48
【Cinebench R15】
OpenGL 31.72fps Max 28W
CPU all 317cb Max 27W
CPU single 125cb Max 18W
【Prime95】 Max 34W
【Idle】 5W
【測定機器】 TAP-TST5
← 2018/05/21現在のStart Menu。
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