LGA1700


Raptor Lake頁 / Alder Lake頁とも大夫長くなったので、両者を併せて新たな頁を起こした。(2024/04/08)
ASUS Z790 Pro RS/D4 (2024.04.08)

現在、本Siteには閑古鳥が鳴いている。IntelもAMDも最新のCPUは消費電力/CPU温度とも高く、小型軽量静音PCに纏めるのが難しくなったからである。

現在運用中のPCで不満があるのは8OS切替PCである。8OS中6OSはM/BのSATA Portから起動して問題はなくとも、SATA増設Cardから起動している2OSは動作が不安定でしばしば起動不可に陥るのだ。何枚かのSATA増設Cardで試してみたが結果は思わしくない。そうなるとSATA Portが8個あるM/Bを探したい。

 【M/B】 ASRock Z790 Pro RS/D4 (SATA Port x8) \21.980
 【CPU】 Intel Raptor Lake i5 13600T (14C20T 1.8/4.8GHz TDP35W)

この組合せならATX仕様としては比較的小型軽量低発熱PCの実現が期待できそう。何とATX M/Bの購入は、2010/3/20に求めた ASRock 4CoreDual-SATA2以来14年振りである。早速8OSをInstallした。
  ① Win11 Pro IP Canary
  ② Win11 Pro IP Beta
  ③ Win11 Pro
  ④ Win11 Home
  ⑤ Win11 Education
  ⑥ Win11 Pro for Workstations
  ⑦ Win10 Pro
  ⑧ Win10 LTSC

・Installに1日半掛かった。8OSとも特に問題なし。
 (Win10 LTSCは回復Partitionを手動で拡げた)
・全て2.5"SATA SSDを使用した。古物低容量SSD総動員。
・電源 In Win IP-P300KF7-2 Platinumのとき、
 【Idle時】 13W、【CineR15 CPU multi実行時】 110W
 BIOSの省電力設定は未だ煮詰めていない。

√2分の1 (2024.05.14)

Raptor Lake Core i9 14900KSの爆熱問題ですっかり評判を落とした Intel は、売上減と株価暴落に見舞われているとか。だからと言って、AMDなら安心かと問われれば、必ずしもYesとは言えず、自作PC界隈は嘗てない低迷期に入ったのではないかと懸念されている。

然しながら、電子回路の安全性を確保するなら消費電力は定格値の √2分の1を上限とする使い方が安心であるとの見解に基づき長年運用してきた自分としては、高みの見物状態である。

数あるCPU Coolerの中で最も信頼性の高いNoctuaが、未だに水冷式Coolerを発表していないのは何故か。
 ・充分にNoiseの低いPompが得られない。
 ・水冷式Coolerを使用すると、CPU Socket回りのM/B基板温度が上昇し、
  Condenserや各種Tipの温度耐性が105℃や135℃では危険領域に近づく。
 ・空冷水冷併用Coolerが望ましいが、そうした製品は見当たらない。
 ・つまり、現行の空冷式Coolerで最も冷却効果の高い NH-D15 で間に合うような
  使い方が上限となる。
 ・従って我が家では、IntelのK付CPUは i5 迄、無印CPUは i7 迄、i9 はT付限定、
  として使い分けてきたのである。

そうなると、Intel CPUのProcess Ruleを更に微細化し、その恩恵をCPU温度や消費電力の低減に充て、しばらくPerformanceの向上を見合わせる決断が、Intelの経営陣にできるかどうかに掛かっているように思われる。或いは、Pentium Mのような低消費電力高性能なCPUの開発に期待するか・・・

 PCG3