あれこれテストする XIII
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||
10月14日にUbuntu 11.10が公開されて以来、2台のPCでテストを続けてきた。 ・1台は「MINIX 6150SE-UC3 + Athlon II X2 260u」 ・もう1台は「ASRock A75M-ITX + A8-3850」 (後にCPUを Athlon II X4 631に換えた) その経緯は以下の節に述べた通りである。 ・Ubuntu11.10 (2011.10.15) ・Ubuntu 11.10 で遊ぶ I (2011.10.16) ・Ubuntu 11.10 で遊ぶ II (2011.10.17) ・Athlon II X4 631(2011.10.23) |
|||||||||||||||||||||||||||||||||
XeonでUbuntuする I (2011.12.6)
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||
さて、現時点でWinNT4やWin2000用のPCを組み立てる場合、M/BやVGAに何かと制限がある。対応するドライバが見付からなかったり、あってもスペックの低い旧型ハードにしか対応しなかったりするからだ。現在、我家のWinNT4及びWin2000-PCの構成は、何れも「Pentuim4+AGP仕様のM/B+Matroxのビデオカード」である。偶に引っ張り出して遊んでいるのだが、2台ともATXケース入りのため場所をとる。となれば、Mini-ITXで強力な旧OS用PCが欲しくなる。 Ubuntu上のVirtualBoxでWinNT4やWin2000が底々動くことは既に経験済みである。前記2台のUbuntu11.10-PCの他、i5 750及びi3 530を使ったUbuntu10.04-PCには両OSとも入れてある。しかしながら、その4台の中で最も速いi5 750ですら、VirtualBox+Win2000のパフォーマンスは必ずしも満足するものではない。 そこで、VirtualBox+Win2000の目標を ・Full-HD TSファイルを滑らかに再生する ・Adobe Flash 1080pコンテンツを滑らかに再生する。 とした場合、H/Wは何を選べば良いか。 Win2000はシングルコアで動作するOSであり、VirtualBox上でも同様だが、Ubuntuからはマルチコアの割り当てが可能となる。つまり、マルチコア分の能力をVirtualBox+Win2000上では1コア分の能力として動作する。そのことはUbuntuのCPUモニターから確認できる。そうなると、4コア4スレッド程度で妥協せず、4コア8スレッドのCPUで試したくなる。現在、Xeon E3-1245が空いている。 と言う出来心から、以下の部品をまな板に組んだ。 【CPU】 Xeon E3-1245 【M/B】 ASUS P8H67-I REV3.0 【MEM】 DDR3 1333 4GBx2 【VGA】 GTX460 【SSD】 Crucial m4 64GB 【PSU】 Seasonic SS-650KM (SSDは「ASRock A75M-ITX + Athlon II X4 631」で使用したUbuntu11.10入りをそのまま使った) Ubuntu11.10 + VirtualBox4.1.6 + Win2000ProSP4 の結果は、 【Superπ104万桁】 10秒 【VLCでFull-HD TSファイルを再生】 まあまあ 【Adobe Flash HD 1080p】 極めて良好 【起動に要する時間】 約20秒 【終了に要する時間】 約2.5秒 だった。これなら行けるかも・・・ |
|||||||||||||||||||||||||||||||||
Ubuntu上のVirtualBoxからWin2000を起動すると、UbuntuのCPUモニターは8スレッドの内4~6スレッド動作中であることを示す。その時Win2000のタスクマネージャーは1スレッド表示。つまり、Xeon E3-1245が如何に頑張ってもWin2000はシングルコア動作にかわりはない。そこで、Win2000をマルチコア動作させる手立てはないものか調べたら、二つの方法が見付かった。 ・レジストリファイルを弄る。 ・Win2000をマルチコア対応にするパッチを当てる。 両者とも試してみたが今のところ成功せず。VirtualBox上では有効にならないのか、自分の設定が不味いからなのか不明である。 もし不可とするなら、Xeon E3-1245を導入した意味はないのだろうか。 否、パフォーマンスはCore i5 750より数段上回る。 VirtualBox上のWin2000からVLCを起動し、 ①ローカルディスクに置いたFull-HD TSファイルを全画面表示で再生した時、 【Core i5 750】 CPU使用率は90%を上回り、時々画像が乱れる。 【Xeon E3-1245】 CPU使用率は80%前後となり、画像は乱れない。 ②リモートディスクに置いたFull-HD TSファイルを全画面表示で再生した時、 【Core i5 750】 CPU使用率は90~100%となり、実用にならない。 【Xeon E3-1245】 CPU使用率は90%前後となり、時々画像が乱れる。 ③リモートディスクに置いたFull-HD TSファイルを1600x900程度の窓表示で再生した時、 【Core i5 750】 問題なし。 【Xeon E3-1245】 問題なし。 つまり、Xeon E3-1245なら「Ubuntu11.10+VirtualBox4.1.6+Win2000ProSP4」は十分実用になることが判った。 因みに、VirtualBox+WinXPの場合はマルチコアに対応するため、窓表示・全画面表示とも問題なし、という結果になった。 では、ビデオカードを換えたらどうだろうか。NVIDIAの GTX460/GT520/G210 三種のカードで比較した。その結果、動画の再生に関する限り、パフォーマンスの差は認められなかった。 画質に関しては、G210>GTX460>GT520 となり、G210が最も綺麗に見えた。発売時期が古いほど良好とは合点が行かない。 では、何故今更Win2000かと言えば、一重にライセンスの問題である。XPのライセンスは使い切り、Win2000なら多少余裕があるからだ。Ubuntuは使い途を選べば結構重宝するのだが、まだまだフォント表示に不満があり、文章作成時や長時間Web上で調べ物をする時はWindowsに手が伸びる。多少トロくともVirtualBoxにWin2000を入れておきたい。更に欲張れば動画の再生もしたい。かと言って、その欲張りを実現させるために「Xeon E3-1245 + G210」では余りにも不釣り合いだ。さてどうしたものか・・・ |
|||||||||||||||||||||||||||||||||
Ubuntu11.10自体は2Core2Thread程度のCPUならそれほどストレスなく動く。ところが、VirtualBoxで他のOSを快適に動作させるなら 2C4T以上できれば4C8TのCPUを載せたい、と言うのが前節までの結論であった。Ubuntu11.10はUbuntuの中では試作バージョンと位置付けられ、本命は2012年4月発表予定のUbunti12.04LTSと考えられる。LTSとは「Long Term Support」の略。Web情報によれば、10.04LTSのサポート期間3年のところを12.04LTSは5年に延長されるとのこと。 ならば、12.04LTSを見据えたPCの構成を検討しよう。 ・CPUは4C8Tとする。 ・SSDは128GB以上の容量が欲しい。 ・HDDは使い方次第だが、取り敢えず1TB載せよう。 ・VGAはNVIDIA製品から選ぶ。 そうなると Xeon E3-1245は決して過分な選択ではなく、寧ろUbuntuに最適なCPUと言えるかも知れない。本機を暫定Ubuntu-PCとして適当なケースに収め、Ubunti12.04LTSの発表を待つことにしよう。 そこで、上の部品表を一部改め以下の構成とした。 【CPU】 Xeon E3-1245 【M/B】 ASUS P8H67-I REV3.0 【CPU Cooler】 Intel XTS100H 【MEM】 DDR3 1333 4GBx2 【VGA】 G210 【SSD】 Toshiba 64GBx2 【HDD】 WD 2.5" 1TB 【PSU】 Silver Stone SST-ST45SF 【Case】 Scythe MONOBOX ITX CPUクーラーはIntel XTS100Hの出番が漸く回ってきた。ASUS P8H67-Iにピッタリ収まり具合がよい。SSDは128GBの予備がなく64GBx2とした。ビデオカードがG210ならpicoPSUでもよいのだが、何れ変更される可能性が高いのでSFX電源とした。ケースはMONOBOX ITXで試してみよう。 先ず、Toshiba 64GB SSDにUbuntu11.10を再インストールした。インストールは約12分、Updateは約4分かかった。ここまで問題なし。次に幾つかのアプリケーションを導入した。 ・ソフトウェアセンターから Advanced Settings・GParted・Samba・VLC・GKrellM・ GIMP・Ubuntu restricted extrasなど、 ・Web上から、Ubuntu Tweak・VirtualBox及びVirtualBox Extension Packをいれた。 Gnome Classicが使えるように端末から「sudo apt-get install gnome-panel」と入力し、再起動後「Gnome Classic」を選択した。これで前回とほぼ同じ画面になった。ここまでの所要時間はインストールを含めて凡そ2時間。次にVirtualBoxに各種Windowsを入れた。 【Win2000】の導入は至って簡単。何故ならば、他のUbuntu-PCに入れたWin2000がそのまま使えるからだ。VirtualBox上のゲストOSは「***.vdi」なるファイルに格納され、これをコピーすれば他のPCでも不都合なく動く。 【WinNT4】の導入もWin2000と同様に他のPCから「WinNT4.vdi」ファイルをコピーして済ませた。但し、VirtualBoxにWinNT4を登録する際、一つだけ注意点がある。WinNT4に割り当てるビデオメモリーを128MBや96MBにすると「ディスプレイドライバが見付かりません」と警告される。あれこれ試した結果、ビデオメモリーの割り当てを減らせば良いことが判った。 《 128MBは× 96/95/94/93MBも× 92MBは○ 》 よって、VirtualBox4.1.6上のWinNT4に割り当て可能なビデオメモリーの最大値は92MBということになる。 WinNT4は64MBで十分なのだが。 【Vista】はインストールディスクからスタートした。更にSP2及びその後のUpdateを含めて何と4時間以上要した。結果は不調。 どうにもパフォーマンスが思わしくない。一晩遊んだだけで削除した。 【WinXP】のライセンスに予備はないが試すだけでも入れてみよう。WinXPのインストールディスクはSP3適用済みなので簡単に入った。パフォーマンスは上々。動画の再生能力は前述の通り、4Core動作のお蔭でWin2000より優る。 さて、VirtualBoxで毎回躓くのがUSB機器である。USB仕様のKeyboardやMouse、及びUSB接続の光ドライブに関しては特に問題は起こらないが、USBメモリは難物である。 抑も、UbuntuやVirtualBoxのバージョンによって挙動が異なる・・・ |
|||||||||||||||||||||||||||||||||
VirtualBox上でUSB機器を使うためには、先ずVirtualBox Extension Packをインストールし、更に「ユーザとグループ」→「高度な設定」→「ユーザの権限」と進み、「VirtualBox仮想ソリューションを使用する」のチェック欄をマークしなくてはならない。ところが上記のインストール状況下では、どこを探してもそのメニューが出てこないのだ。結局、ソフトウェアセンターから「gnome-system-tools」をインストールすることで解決した。
Gnome Classicの時、「アプリケーション」→「その他」のタブを選択すると上のメニューが現れる。左は「gnome-system-tools」導入前、右は導入後。 右の「ユーザとグループ」からVirtualBoxのユーザ権限を得る。これで、VirtualBox上のWin2000/WinXPでUSBメモリが使えるようになった。 Win2000/WinNT4/Vista/WinXPときたらWin7も試さざるを得ない。そこで、Win7HP32をVirtualBoxに登録した。インストールは無事にすんだものの「Aero」をどうするか迷う。VirtualBox4.1.6はAeroに対応するのだが、まだまだ問題が多いからだ。 【Win7HP32】でAeroを使えるよにするためには、Win7起動後、「Guest Additions」を実行しなくてはならない。(Win7はノーマルモードでもAero有効設定ならGuest Additions実行可) すると「3D Support」に関する画面がでるのでチェック欄をマークする。次に、以下の注意事項が現れる。
画面上では「はい(Y)」がデフォルトなので、その指示に従うとAeroは有効にならない。Aeroを利かせるには「いいえ(N)」を選ばなくてはならないのだが、そう気付くまでに?時間ほど試行錯誤した。 Win7にAeroが利くようになり見栄えが良くなった。ところが問題あり。Adobe Flash PlayerがハングしWebの閲覧もままならないのだ。更にVLCによるTSファイルの再生もダメ。Guest AdditionsからAeroを利かせない別のドライバを入れればAdobe Flash Playerは動くが、それでは面白くも可笑しくもない。この時点ではVirtual-WinXPには目立った不具合もなく快調そのものだった。そうこうする内にVirtualBox4.1.8がリリースされた・・・ |
|||||||||||||||||||||||||||||||||
Ubuntu11.10+VirtualBoxは4.1.6/4.1.8ともXP/Win7で不可思議な動きをする。試行結果は以下の通りである。
現時点では最新版のVirtualBox4.1.8より一つ前の4.1.6の方が問題は少ない。但し、Win7は何れも動作が不安定で常用は無理。次版に期待する他はない。 さて、VirtualBoxのデータフォルダは、1TB HDDの全領域を共有フォルダとし、ホストOS、ゲストOSの全てから読み書きできるように設定した。このフォルダはネットワーク上からも認識するので重宝する。 Ubuntu11.10は発表以来70日経ち、その間のUpdateにより安定性は向上した。Ubuntu12.04LTSの発表まで使い込んでみよう。そのためにはケースに収めたい。MONOBOX ITXが今か今かと待っている・・・ |
|||||||||||||||||||||||||||||||||
【取付】 ・消音ボックス入り2.5"HDDはケースの底に取り付けた。 既設の穴を利用しアルミ製の消音ボックスにタップを立てた。 ・SSDは側面補助パネルに2丁並べて据えた。 ・フロントファンは1個とし、Silver Stoneのファンガードを付けた。 もう一つの穴は既製の鉄板で塞いだ。 ・前後の120mmファンは5V駆動とした。この時期なら問題なし。 ・ケース付属のフロント化粧パネルは使わず、いつかアルミパネルをつくる予定。 四隅にビス穴を開けた。 【結果】 ・CPU及び電源の温度は問題なし。 ・G210のGPU温度はまな板時に較べて2~3℃高い。 ・前後の120mmファンを5V駆動してもノイズレベルは合格点に達しない。 ファン自体は十分に静かなのだが、内部を通り抜ける風切り音が気になる。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||
【今後の課題】 ・VGAクーラーを自作する。 90x80x15mmのヒートシンク+80x15mmファンとする。 ・SSDの取付方法を工夫し狭い隙間をなくす。 ・リアのファンガードを風切り音の少ない製品に替える。 ・フロントファンは2個の方がデザイン的に纏めやすいか。 Ubuntu12.04LTSが発表されるまで気が変わらなければフロントパネルをつくろう。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||
2012/4/26、Ubuntu12.04LTSが発表された。早速、本PCに入れた。11.10からのUpdateではなく新規導入を選んだ。インストールはスムーズに進み、Unity UIのデスクトップ画面が現れた。 ・先ずUpdate。リリース早々だが該当ファイルは1つあった。 ・NVIDIAのドライバーを入れた。 ・再起動後、常用アプリケーションを入れた。 CompizConfig設定マネージャー、Advanced Settings、GNOME Shell、Gion Icon、 Samba、GKrellM、VLC、GNOME ALSA Mixer、VirtualBox、Adobe Flash、EBView などなど。ここまでトラブルなし。 ・もう1台のSSDと2.5"HDDを自動的にマウントするよう設定した。 ・VirtualBoxの最新版Ver.4.1.14にWinNT4 / Win2000 / WinXP / Win8CPを入れた。 NT4 / Win2K / XPは前回の仮想HDDファイルをそのまま流用した。 XPの導入時にアクティべーションを求められたが、無事再認証された。 Win8CP64版を入れたら何故か32bitと表示されたので再インストールしたら、やっぱり 32bitだった。 Ubuntu12.04LTSはβ版をパスしα2版以来2ヶ月振りだった。その間、Win8CPで遊んだ所為か、Ubuntu12.04LTSの標準UIである「Unity」に対する違和感が薄らいだ。Win8CPの「Metro」と同じように、「Unity」もまたインストールされた全アプリケーションを一覧できるのだが、どちらもカルタとかトランプの「神経衰弱」みたいなもので、慣れれば直ぐに見つかる。使用頻度の高いアプリケーションは、Unityなら「サイドランチャー」に、Win8CPならデスクトップ下段の「Quick Launch」に登録すれば実用上困る事はなく、敢えて「GNOME Classic」に替えなくともよさそうに思えてきた。更に、Unityで使えるIconが出始め、カスタマイズの自由度が増した。一昨年のUbuntu導入以来使い続けてきた「Gion Icon」のUnity対応版もUPされたので早速入れた。このIconは少し地味ではあるが色階調が滑らかで、デフォルトのIconに較べて上品に見える。 壁紙との相性次第で「おじゃま度」は低減され、ランチャーを隠さずとも我慢できる。暫くこのまま行こう。 【Gion Iconの導入法】 wget -O Gion-0.1.2.tar.bz2 http://goo.gl/HQAHx sudo tar jxvf Gion-0.1.2.tar.bz2 -C /usr/share/icons/ gsettings set org.gnome.desktop.interface icon-theme 'Gion' |
|||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||
前に「 Ubuntu12.04LTSが発表されるまで気が変わらなければフロントパネルをつくろう」と述べた。パネルづくりは吝かでないが、昨日届いたScytheのアクリルケース ACC-ITXは用途未定。MONOBOX ITXより一回り大きい。4/29は「Ivy」発売。 さて、どうするか・・・ |
|||||||||||||||||||||||||||||||||
これまで、UbuntuでBDを観るのは何かと不便だった。公式には不可。奥の手を使っても高品質な再生は難しかった。 さて、このところ別ページのPCケース制作に追われ暫く浦島状態にあった。昨日、ふとVLC関連のサイトを覗いたら、VLC Media Player 2.0.4 でBDの再生が可能との耳寄りな情報に出会った。早速、Win7/8で試した→OK。Ubuntuバージョンが見つかったので本機Ubuntu12.04に導入した→こちらもOK。但し、幾つかの条件が付く。その条件については諸般の事情により詳述できないが、要点だけを述べれば、 ・稲荷ソフトを使う。 ・Folder内のMain Fileを直接再生すると手っ取り早い。音声も字幕も不都合なし。 ・試した5種のBDは全てOK。 ・BD再生時のCPU使用率は 10%台前半。 ・動画再生支援機能もOK。 ・Ubuntu12.04 + NVIDIA G210 + VLC Media Player 2.0.4の再生画像は、 Win7/8 + HD6000/7000シリーズ + PowerDVD に較べて多少見劣りするが、 十分視聴に堪える画質と言えよう。(UbuntuでRadeonは使いたくない) よって、Ubuntu12.04LTS + VLC Media Player2.0.4 によるBDの再生は、予想以上に良好な結果が得られた、と記しておこう。Ubuntu使いなら既知のこととは思われるが・・・ |
|||||||||||||||||||||||||||||||||
2013/10/17、Windows 8.1 の発表と日を同じくして Ubuntu 13.10 がUpされた。我家のUbuntu-PCは、Ubuntu 10.04LTS/12.04LTSの2台であるが、最近は出番が少なく、偶にUpdateの為に火を入れるだけになってしまった。 それでも、半年毎の新版には一応付き合ってきた。 では、今回の Ubuntu 13.10 はどうだろうか。先ず"Intel x86 desktop 版"を入れてみた。例によって、好みに合わない赤紫色の壁紙が現れた。UIは前のUbuntu 13.04 に近く、取り分け目新しさはないように思われた。次に"64-bit PC(AMD64) desktop 版"に入れ替えた。同じ13.10にも拘わらず"UI"が異なる。64bit版の方が自分好み。 試したPCの構成は、 【M/B】 MSI H81M-P33 【CPU】 Pentium G3220T 【CPU Cooler】 REEVEN CHRONO GUARD RC-0902 【CPU Cooler Fan】 Enermax UCCL9 【MEM】 DDR3-1333 4GBx2 【VGA】 ELSA GeForce GT 620 【SSD】 Intel 510 120GB 【PSU】 M2-ATX 160W Automotive PSU w/P4 + 150W AC Adaptor 【Case】 Obon |
|||||||||||||||||||||||||||||||||
Ubuntu 13.10 の64bit版は "Ubuntu Gnome 13.10" とも呼ばれるそうだ。32bit版のUIが"Unity"であるのに対して、64bit版は"Gnome Shell"が採用されている。自分は64bit版の方が断然親しみ易い。では、Ubuntu Gnome 13.10の感想を纏めておこう。 ・日本語の設定が楽だった。Install時に"日本語"を選択するだけで後は何もせずにOK。 ・Ubuntu Gnome 13.10のUIは判り易く、時々Web上からHintを得ればどうにかなりそう。 ・Desktop上のIcon Sizeが簡単に変更可能。 ・矢張りUbuntuにはNVIDIAのCardが似合う。その後"ASUST GTX650-E-1GD5"に交換 したところ、発色/Contrast/鮮明度とも大いに改善された。 ・VLC + GTX650 の動画再生品質は良好。但し、最適な設定に仕上げるまで相当な時間 がかかった。 ・音楽再生Soft "Audacias" はたいへん使い易い。特に再生Listの設定は至って簡単。 ・HDD増設時の自動Mount設定が簡単になった。Command LineからではなくGUIでOK。 ・仮想化Softは VirtualBoxとVMware を検討中。今のところ後者が優勢。 ・今回のUbuntu Gnome 13.10は以前の版より少し重いかもしれない。 もし、仮想化Soft上のOSを快適に動作させるなら、それなりのCPUを選びたい。 つまり、 仮想化Softを使わない ・ ・ 1C2T以上のCPU 仮想化Soft上でWinNTやWin2Kを使う場合 ・ ・ 1C2T~2C2T以上 仮想化Soft上でXP以降のOSを使う場合 ・ ・ 2C4T~4C4T~4C8T と言えそうか。 さて、数あるUbuntu Applicationの中で今回最も気に入ったのは、CPU温度や使用率などを表示する"GkrellM"なるUtilityである。Desktop上に CPU使用率/CPU温度/GPU温度/各所のFan回転数/LAN速度などがCompactに表示される優れもの。このAppliは前から愛用しているが、対応範囲が大幅に拡がった。 そうなると問題は部品構成。前記の"MSI H81M-P33+Pentium G3220T"では少々不満。もし、仮想化Softを常用するなら"Dual LAN"にしたい。Video Cardが2Slot占有するので、都合3Slot必要。 そうした条件を加味し、Ubunti12.04LTS-PCの解体を前提に、以下の構成を第一案とした。 【M/B】 Intel DH67GD 【CPU】 Core i7 2600K 【CPU Cooler】 未定 【MEM】 DDR3-1333 4GBx2 【VGA】 ASUST GTX650-E-1GD5 【SSD】 Crucial m4 128GB 【HDD】 未定 【PSU】 未定 【Case】 未定 【OS】 Ubuntu Genome 13.10(64bit版) 問題は三点、 ・ASUST GTX650-E-1GD5のFanを交換するかどうか。 ・HDDの構成をどうするか。できればRemovable Caseを導入したい。 ・そして、Case選び・・・ |
|||||||||||||||||||||||||||||||||
|