Windows 10


現在我家に Windows 10 Upgrade待ちPCは?台ある。その顛末を一纏めにするため、新たな頁を起こした。 (2015/7.29)

Win10 E-LTSB (2015.7.29)

2015/7/29 0:00から Win10のUpgradeを待てど暮らせど音沙汰なし。どうも開始時間には時差があるらしい。ところが、日本時間の何時になるかは不明。仕方なく一寝入りしたが、朝になっても変化なし。Web上には 7/29の午後になり漸くUpgradeが実行されたとの報告が見えるようになったものの、我家のPCは変化なし。そこで、MSDNのSiteを開いたら、Windows10のISO Fileが8種も上がっているではないか。
 ・Windows 10 (Multiple Editions)
 ・Windows 10 Education
 ・Windows 10 Enterprise
 ・Windows 10 Enterprise 2015 LTSB
 (それぞれ64bit版と32bit版あり)

ところがどれも激重で、とんでもないDL所要時間が表示された。その中から最も空いている "Windows 10 Enterprise 2015 LTSB" (Win10 E-LTSB) を選んだら、結局40分程で完了した。早速、以下のPCに入れた。
 【M/B】 ASUS H87I-PLUS
 【CPU】 Pentium G3440T
 【Storage】 SSDx1 + 2.5"HDDx2 + 3.5"HDDx1
 【PSU】 picoPSU160-XT

Installはすんなり終え、必要なDriverは自動的に導入された。数個のUpdateが適用された後、PT3関連のDriverとApplicationをInstallし、一端SW-OFF。PT3を取り付けて再起動した。
 ・TVTestの動作は問題なし。Decoderは "DScaler Mpeg2 Video Decoder"でよし。
 ・BonCasLinkの動作もよし。
 ・pt3Timer による録画及び自動Scramble解除も不都合なし。
いつもの儀式を繰り返すだけで PT3 の導入は終えた。

ところで "Windows 10 Enterprise 2015 LTSB" の "LTSB" とは、"Long Term Servicing Branch" の略とのこと 今一つよく判らないが、新機能の導入を抑制した使い方と考えられ、業務用のPCには好都合かも知れない。何とその Win10 E-LTSBには Store Appli が全く見当たらない。有れば邪魔物扱いされるも、無ければ寂しい思いをする。それ以外、Win8.1やWin10 IP版との違いは少ない。

使用感等については暫く運用してからに・・・

Win10 Education (2015.7.30)

世間では次々に Win10のUpgradeが実行されているそうだが、どうしたことか我家の「田」付PCは 「準備ができたら通知する」 なるCheck欄が現れただけで一向に進展がない。既に4台のPCで試したがどれも同じ。そこで MSDN上に発表されたWin10の新版から、初物の「Windows 10 Education(Win10 Ed)」を試すことにした。ところが、適当な空M/Bが見当たらない。そんなことはない、確か投げ売り品の"Intel DB85FL"がどこかにあったはず。

仕舞い込んであった"Intel DB85FL"を探し出し、以下の構成で試した。
 【M/B】 Intel DB85FL (\3,980)
 【CPU】 i5 4590T
 【CPU Cooler】 Samuel 17 + Enermax UCCL12
 【MEM】 DDR3-1600 4GBx2
 【SSD】 Samsung 850 EVO 120GB
 【PSU】 picoPSU160-XT + 12V 150W AC Adaptor

Win10 Ed のInstallは全く問題なし。必要なDriverは全て自動的に導入された。自分ですることはDesktopのCustomizeくらい。全く以て退屈そのもの。Win10 E-LTSBの時はStore Appliが見当たらず、一瞬驚かされたが、今回はWin8.1やWin10 IP版と同じく、見慣れた Store Appli が勢揃いした。従って、Win10 Proとどこが違うのか、今のところ区別がつかない。否、License認証後も画面右下の「Windows 10 Education」なる表示が消えない点は他の版とは異なる。

週間アスキーの記事によれば 「Windows 10 EducationはWindows 10 Enterpriseがベース。学校スタッフや教師、生徒の使う端末が対象。アカデミックボリュームライセンスで提供される。また、Windows 10 HomeかProを使っている学校かその生徒の端末からアップグレードできる」 とあり、今のところ具体的な機能の説明は見当たらない。 簡単に言えば Win 10 Enterpriseの学割版か?
MSDN会員の特典として、暫く遊ぶだけで終わりそうな気配が・・・

Win10 手動 Upgrade (2015.7.31)

前節で、我家の田付PCは 「準備ができたら通知する」 なるCheck欄が現れただけで一向に進展がないと述べたが、少々待ちくたびれたので、別の手段を講ずることにした。即ち 「Win 10 手動 Upgrade」 である。MSDN Siteから得た Win10 ProのISO FileをUSB Memoryに入れ、動作中のWin7/Win8.1上から、そのWin10 Install DiskのSetupを実行する方法である。果たししてどうなるか。もし失敗したら1からやり直せばよい。

試したPCは、
 【M/B】 ASUS Z87I-PRO
 【CPU】 Intel i3 4370T
 【MEM】 DDR3-1600 4GBx2
 【SSD】 SAMSUNG 840 EVO 120GB
 【PSU】 picoPSU150-XT + 150W AC Adaptor
 【OS】 Win 7 Pro64

恐る恐る実行した。
 2015/7/30 0:50 Win10 Install Diskを挿して Setup 開始
 2015/7/30 1:15 Win 10 Upgrade 完了
 所要時間 25分

案ずるより産むが易し。すんなり Win 10 Pro64 へのUpgradeは成功した。
 ・Product keyはGeneric keyに変更されたがLicenseは認証済み。
 ・UACの設定は元に戻された。
 ・削除した Short Cut Icon Key も元に戻された。
 ・Quick Launchは外されたが、中身はそのまま生きていた。
 ・その他、幾つかの設定が初期値に戻された。
 ・全てのApplicationは問題なく引き継がれた。
  但し Classic Shell は最新版 4.2.2 へのUpdateが望ましい。

つまり、正規の Win 10 Install Disk があれば、何台ものPCを手動Upgradeすることが可能であると理解できるが、実際はどうだろうか。追って2台目3台目のUpgradeを実行する予定である・・・

Win10 + PT2 (2015.8.6)

2015/7/29の Win10 Upgrade 開始以来、本Siteへの検索語句に変化がみられる。「PT2/PT3」を含む例が著しく増したのだ。勿論、Win10にUpgradeした場合、PT2/PT3 が無事に動作するかどうかを確認する為と思われる。PT3については、同日の「Win 10 E-LTSB」節で動作の確認を行ったが、PT2については未だ触れていなかった。そこで、以下の構成で Win10 Upgrade + PT2 を試すことにした。
 【M/B】 Gigabyte GA-C1007UN-D
 【CPU】 Celeron 1007U (Onboard)
 【MEM】DDR3-1600 4GBx2
 【CPU Cooler Heatsink】Original Heatsink
 【CPU Cooling Fan】 60x20mm Fan
 【SSD】 Crucial C300 128GB
 【TV Tuner】 PT2
 【PSU】 picoPSU120-WI + 19V 65W AC Adaptor
 【OS】 Win8.1 Pro64 → Win10 Pro64

さて、ASUS H87I-PLUS + G3440T + PT3 + Win10 の時は新規Installだったので、PT3関連のDriverやApplicationを入れるTimingについて特に配慮することはなかったが、今回のWin10 Upgradeで PT2関連のProgramをどうするかは検討の余地がある。一端Uninstallするべきかどうか迷った挙句、結局、Win8.1上で設定したまま Upgrade することにした。
 ・Intel HD Graphics Driverは 10.18.10.4252 が自動的にInstallされた。
 ・TVTestの動作は全く問題なし。
 ・Decoderは "DScaler Mpeg2 Video Decoder" でよし。
 ・BonCasLinkの動作もよし。
 ・ptTimer による録画及び自動Scramble解除も不都合なし。
 ・余りにも簡単すぎて張り合いがない、と贅沢な不満が出そう。

尚、同系統のM/Bである Gigabyte GA-C1037UN-EU もWin10 Pro上でPT2の動作は全く問題のないことを確認した。よって、GA-C1007UN-D / GA-C1037UN-EU 2枚のM/Bは、Win10世代になっても、PT2用としてまだまだ生き延びそう・・・

初代LIVA + Win10 (2015.8.8)

我家の "LIVA" は初代物。
 【CPU】 Celeron N2806 (1.58GHz , Burst frequency 2GHz , 2C2T)
 【Mem】 DDR3L 1066 2GB
 【Storage】 eMMC 32GB
と寂しい仕様である。これまでWin8.1評価版やWin10 IP版などを入れてきた。ではWin10はどうするか。正規版を入れるか、Win8.1無印版からUpgradeするか。もし、Win8.1からUpgradeするとなれば、その際生成される "Old windows" のFolder容量が心配の種となる。どう考えても32GBのeMMCでは厳しい限り。Web上には成功例も見られるが、失敗例も少なくない。幸い、MSDNの特典から "Win10 Home"が使えるので、新規Installの方が無難であろう。

先日拵えた "Windows 10 Multiple Editions" のInstall USB Diskから起動したら "Home"と"Professional" の選択画面が現れた。ここではHomeを選び先へ進めた。少しの問題もなく、Win10のInstallは完了した。(所要時間は計り損ねた) 次にLIVAのSiteからDLしたWin10用の最新Driverを順次Installした。

そして、Classic Shell 4.2.2、VMware7.1.2、PowerDVD10BD、その他常用のUtility Softを入れた。VMwareの仮想DiskはUSB3.0接続のmSATA上に置いた。現在、eMMCの使用状況は、使用領域 14.0GB、空き領域 14.5GB。

Win8.1からWin10にUpgradeした時、Performanceは同等または稍向上する例が多いが、LIVAはどうだろうか。丸1日使った限りでは、
 ・動画再生時のもたつきも少なく、前より好ましく思われる。
 ・VMware上のWin2000の動きに不満はない。
 ・USB3.0接続したmSATAの動作も問題なし。
 ・Music FileをmSATAに置いたので、WMPによる音楽再生も良好。
 ・尚、Intel HD Graphics Driverは 10.18.10.4252 が自動的にInstallされた。

LIVAがやって来たのは 2014/4/27。それから16ヶ月を過ぎて漸く運用の道が開けた。そうなると、Caseを自作する場合に避けて通れないSWとLEDの件を解決しなくてはならない。
 ・SWは基板の裏にLead線を半田付けした。
 ・LEDは当初予定のUSBの5Vを利用する方法ではなく、基板上の既設LEDから
  光Fiber Cableを使ってFront Panelへ導く方法に決めた。

果たして 「楽しい電子工作」 となるだろうか・・・

Win10無料取得 (2015.8.11)

2015/6/22付の頁で述べた、
新情報に出くわした。
 http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1506/21/news018.html
要するにWin7やWin8.1のLicenseがなくともWin10の正規版が入手できるとのことで、真偽の程を疑いたくなる措置に思えるのだが・・・

2015/7/20付の頁で述べた、
少し古い話になるが、前節で述べた「要するにWin7やWin8.1のLicenseがなくともWin10の正規版が入手できるとのこと・・・」は、その後完全に否定されたと思っていたら、またまた真偽の程を疑いたくなる事態に直面した。

なる一連の情報はどうなったか。結果は、
 「Win7やWin8.1のLicenseがなくともWin10の正規版を得ることができた」

我家では最後まで残った1台の Win10 IP PCが、その役得に預かることができたのである。幸運なるPCは、
 【M/B】 Jetway NF9A-Q67 【CPU】 i3 2120T 【Case】 Mini-Box M350

2015/7/20の時点で、画面右下の「Credit 表示」が消えたものの、「設定」中の幾つかの項目でErrorが現れることから、本日思い切って Win10 Pro x64 の正規版を入れた Install USB Disk を用い Clean Install を実行した。途中求められる License-key の入力を先送りにしながら進めた結果、Control PanelのSystem欄に
 「Windowsはライセンス認証されています」
と現れた。細部を確認したところ、正規版を導入した他のPCと変わりなく、6/22に得た情報は「真」であることが判明した。従って、一時流れた「Insider Preview 協力者にはSurpriseがある」なる噂の「Surprise」とは、実は 「Windows10無料取得」 のことだったのかも知れない。

Denmark (2015.8.17)

既に何台かのPCで Win10 Upgrade の予約を取り消した。その理由は、
 ① Win10の版やUpgradeの手順によっては、表示Fontの品質が著しく劣悪になる。
 ② 各種Driver類が強制的にInstallされるため、不具合のある場合、折角手動で
   直しても否応なく元に戻される。

先ず①の件、これは悩ましい。Fontが正常に表示される場合もあるのに、劣悪な場合の対処法が不明である。Fontを入れ替えるFree Softを使っても問題の解決にならず、次期Updateに期待する他はないのだろうか。

②の件は深刻である。AMDのGPU/iGPUを使う場合、強制的にInstallされる Catalyst 15.7 ではBDのUpcon再生が全く不調なので、手動で15.5 betaに入れ替えると、いつの間にか15.7に戻されて仕舞う。いっその事、LAN Cableを引き抜きたくなる。
(BDのUpcon再生など愚の骨頂だと思う人はその限りでない)

MS社のUpdateに不審を抱くようになったのは、丁度1年前の今頃だった。当時は、Update Fileの取捨選択が可能だったので、我家では軽微なTroubleで済んだが、今回は違う。Update Fileの選別ができず不具合を免れることはできない。
従って、当面の対応策として、
 ・IntelのiGPUを使う場合は、一部の例外を除き Win10へUpgradeする。
  但し、Fontの件が容認できない場合は、Win7/Win8.1に戻す。
 ・AMDのGPU/iGPUを使い、PowerDVD15UltraでBDのUpcon再生をする場合は、
  Win10へのUpgradeを暫く見合わせる。
 ・尚、Win7やWin8.1のEnterprise版、及びDomain登録のPCは「田印」が現れない
  ので面倒がない。

よって我家では、仕事用のPCは Win7、HTPCや音楽再生PCはWin8.1とし、Win10はTest-PCとして運用することになろう。 然しながら、このところ朝令暮改が常なれば、明日は全く別の見解を述べているかも知れない。

ところで「田印」を何と読むか。「たじるし」では面白くも可笑しくもない、と思っていたら、Web上に"Denmark"と見えた。北欧の優良福祉国家としては少々決りが悪そう・・・

Radeon + Win10 (2015.8.23)

前節で 「AMDのGPU/iGPUを使う場合、強制的にInstallされる Catalyst 15.7ではBDのUpcon再生が全く不調なので、手動で15.5 betaに入れ替えると、いつの間にか15.7に戻されて仕舞う」 と述べた。Catalyst 15.7には幾つかの版があり、その後8/3付のDriverが発表されたが、これもまた不調である。そうなると根本的な解決策を考えなくてはならない。仕方ない、Driverの自動Updateを止めよう。

これまで、Win7/Win8/Win8.1では自動Updateを止めなくともDL時に取捨選択ができたのでその必要はなかったが、Win10では有無を言わさず実行されるため、以下の方法を講ずることにした。

 「コントロール パネル」→「システム」→「システムの詳細設定」→「ハードウェア」→
 「デバイスのインストール設定」→「いいえ、実行方法を選択します」の順に開き、
 「Windows Updateからドライバーソフトウェアをインストールしない」を選択する。

Test-PCは以下の構成で新たに組んだ。
 【M/B】 ZOTAC H55-ITX (物置から引っ張り出した)
 【CPU】 Lynnfield Xeon X3430 (中古品5k円)
 【CPU Cooler】 Samuel 17 + Noctua 120mm Fan
 【MEM】 DDR3-1333 2GBx2
 【SSD】 Samsung 850 EVO 120GB
 【VGA】 R7-250
 【PSU】 IN WIN IP-P300GF7-2-H
 【OS】 Windows 10 Enterprise 2015 LTSB 評価版 (以下 Win10 E-LTSB-H)

Win10 E-LTSB-HのInstallは問題なし。Desktop画面が現れて後、暫く Windows Update に任せた。必要なDriverは全て自動的に充てられた。案の定、最新版のCatalyst 15.7では不具合があり、上に述べた方法で自動Updateを止め、Catalyst 15.5 beta版に入れ直した。結果は吉。その後、Catalyst 15.7に強制Updateされることなく動作は安定している。

さて、LGA1156対応のM/BでWin10を試すのは 5枚目である。前の4枚は何れも良好な結果を得て十分実用に堪えるが、ZOTAC H55-ITX はどうだろうか。
 【Superπ104 million】 17sec.
 【Cinebench R15】 CPU 280cb、OpenGL 55.16fps
 【Prime95実行時消費電力】 Max 130W
 【Idle時消費電力】 29W

成績は悪くない。PowerDVD15Ultraによる動画の再生も比較的良好。ならば、蔵入り状態から現役に復帰できるだろうか。ところが、
 ・ZOTAC H55-ITXのFan Con機能は相変わらず思わしくない。回転数固定式のFan
  を用い、別途Fan Conで制御することになる。
 ・運転開始から数時間経過後、M/Bが鳴き始めた。 周波数の高いかなり耳障りな
  発信音である。

よって、現役復帰は無理との判定となった。然しながら、Driverの自動Installを止めれば、現時点でも Radeon + Win10 は無事に動作することが確認できたので良としよう。

Win10 Pro IP 10532 (2015.8.28)
8月の初めに Win10 IP Build 10240からWin10 Proへ昇格した後、8/19にBuild 10525へ、そして本日8/28にはBuild 10532へUpdateされた。

8/19のBuild 10525では
・色のOptionが改善され、Active Title Barの色が変更可能に
 なった。(左上の写真)
・画面右下にVersion表示が再び現れた。(左中の写真)
・Memory Managerの改良が行われたとのこと。

8/28のBuild 10532では
・Start MenuやTask Barを右Clickした時に現れる Dialog Box
 が黒灰色地に白抜文字表示に変更された。(左下の写真)
・Cortanaが実装された。
・その他、各部のHotfixが行われたとのこと。
・尚、両Buildとも Google Chrome 64bit版は不調。

今回のBuild 10532に至り、大分改善が進んだように思えるのは贔屓目か・・・
再度 Win10 + PT3 (2015.9.2)

このところ Win10 + PT3/PT2 の動作が不調 = 要するにTVが映らず録画も出来ない状態に陥るとの報告をWeb上に散見する。
 ・不調の多くは、最近のWindows Update後に発生したとのこと。
 ・前のOSでの設定を引き継いでWin10へUpgradeした場合は起こりにくい。
 ・前のOSでの設定を引き継がずにWin10へUpgradeした場合、或いはWin10をClean
  Installした場合に起こりやすい。
 ・一度不調になると修復不能に陥り、結局前のOSに戻り、InstallしたApplicationを
  引き継ぐ形で再度Win10へUpgradeすれば直るとのこと。(それでも駄目な場合もある)
何とも面倒な話だ。

そこで、我家のPT3-PCで試すことにした。念の為に別頁で紹介した X10QLS + i7 4770T + WS2016TP3 で纏めたPCのSSDを交換し、新たに Win10 Enterprise-LTSB評価版を入れて試した。OSのInstall / Windows Update / DesktopのCustomize / PT3関連のDriver及びApplicationの導入 / PT3の取付を行いSW-ON。全く問題なし。他の Win10+PT2 PCやWin10+PT3 PCも同様だった。

何故、我家では何事も起こらないのだろうか。BonDriver / TVTest / TVRock等のVersionによっては、 Win10のUpdate時に問題が生じる可能性も考えられるが、自分の使っているPT3/PT2関連のFileが、偶々Win10のUpdate と衝突しなかっただけなのかも知れない。 一説によれば、暫く経ってから発症する場合もあるとか。何れにしても不調を再現できず、今回の一連の Win10 + PT3/PT2 問題の原因を探ることはできなかった。 何とも役に立たないRepoで申し訳ありません。

さて今日9月2日は Intel Skylake Seriesの中位CPU及びM/Bの発売日である。ところが、予想に反し既発売の上位製品との価格差は小さく選ぶのに苦労する。一瞬「今回は見送りか」 とも考えたが、それでは某筋の期待を裏切ることになる。結局、
 【CPU】 Intel Core i5 6600K
 【M/B】 ASUS Z170M-PLUS
 【MEM】 CORSAIR DDR4-3200 4GBx2
を選んだ。品物は9月3日到着予定。 Mini-ITXはQ170待ちか・・・

Enterprise版のUpgrade (2015.9.3)

これまで Win7Home/Win7Pro/Win8.1/Win8.1ProからWin10へのUpgradeを実行した。まだ試していないのは Win7Ultimate及びWin7/Win8.1のEnterpriseの3種である。今日はWin8.1 Enterprise版で実行して見よう。そこで、中古のM/BとCPUを組み合わせた以下のPCでTestした。
 【M/B】 Portwell WADE-8012 (LGA1155 / Q67 / DDR3仕様)
 【CPU】 Sandy Bridged Core i3 2100
 【CPU Cooler】 Samuel 17 + Enermax UCCL12
 【MEM】 DDR3-1333 4GBx2
 【SSD】 Samsung 850 EVO 120GB

先ず、Win8.1 Enterprise(以下Win8.1E)をInstallした。必要なDriverは全て自動的に導入された。ここでLicense認証を済ませればWin10へのUpgradeは可能だが、一応Win8.1 Updateの手間を惜しまず実行した。次に、Win10 E-LTSBの正規版を入れたUSB-Memoryから Setup をClickし「引継ぎUpgrade」を選び、待つこと25分。Upgradeそのものは無事に完了した。ところが、License認証されず新しい Product-key の入力を要求された。念の為に少し間を開けて再度確認したが矢張り同じ結果だった。どうも、Enterprise版は無料Upgradeの対象外となり、別途 Win10用のProduct-keyが必要になるようだ。ここでkeyを入れてしまうと、2つのProduct-keyを使うことになり、Test-PCが多い我家の事情にそぐわない。もし、Win10Eを新規に導入するなら、初めからWin10Eの正規版を使ってInstallすれば良い。と言うことで、回復機能を使ってWin8.1Eに戻した。個人でEnterprise版を使う人はあまり多くないと思われるが、MSDN会員や事情があって使用中の方は要注意か・・・

さて、本日昼前 "件の品" が届く予定である。丁と出るか半と出るか・・・

蚊帳の外 (2015.9.5)

「 Win10 Insider Buildの入手 」 を登録したPC?台の内、Win8.1ProからUpgradeした以下の PT2-PCにも Build 10532がやって来た。
 【M/B】 Gigabyte GA-C1037UN-EU
 【CPU】 Celeron 1037U (Onboard)
 【MEM】DDR3-1600 4GBx2
 【CPU Cooler Heatsink】Original Heatsink
 【CPU Cooling Fan】 60x20mm Fan
 【SSD】 Samsung 840 EVO mSATA 120GB
 【TV Tuner】 PT2
 【PSU】 picoPSU120-WI + 19V 65W AC Adaptor

Win10Pro Build 10240からWin10Pro IP Build 10532へのUpgradeは、
所用時間 47分、途中躓くことなく完了した。その結果
 ・色のOptionが改善され、Active Title Barの色が変更可能になった。
 ・再び画面右下にVersion表示が現れた。
 ・Start MenuやTask Barを右Clickした時に現れる Dialog Boxが黒灰色地に白抜
  文字表示に変更された。
 ・日本語版Cortanaが実装された。
など、2015.8.28の節で述べたものと同じ変更を確認した。
 ・前回は Win10 E-TP 9926以降の全Build~Win10Pro~Build 10525~Build 10532
 ・今回は Win8.1Pro~Win10Pro~Build 10532

では PT2の機嫌はどうか。上の方で述べた Win10 + PT2/PT3 に関する不具合は全く見られず、至って当たり前に動作している。Intel HD Graphics Driverは10.18.10.4252 となり、TVTestによるTV視聴時の絵は前より心なしか綺麗に見える。また "Microsoft Edge" や "Google Chrome Canary 64bit版 "の動きも滑らかになり、これなら"IE"からの乗り換えを進められる。少なくとも Celeron 1037U に関する限り、Win10へのUpgradeに対する懸念は払拭されたと言えようか。

それにしても、Web上には Win10 + PT2/PT3 問題で悩む人が多いと言うのに、何故自分だけは蚊帳の外なのだろうか・・・

Digital署名 (2015.9.6)

Win10 + PT3/PT2 問題について、Web上では多くの人達がその原因と対策について検証を進めている。まだ確かな結論は得られていないが、PT3/PT2用のDriver/SDKがWin10のDigital署名を取得していない所為ではないかとの見解が、今のところ有力である。
 Driver Ver.3.1 PT3-Driver-310.exe / SDK Ver. 3.1 PT3-SDK-310.exe
 Driver Ver. 3.1 PT2-Driver-310.exe / SDK Ver. 3.1 PT1-PT2-SDK-310.exe
以上4Fileとも2014/09/18付である。

Win10で上記のDriver/SDKを導入する際、何の警告も受けずにInstallが完了するため気付かずにいたが、一年前に発表されたDriverがWin10のDigital署名を取得しているとは考え難く、何か不都合が起きても決して不思議ではない。先達の検証によれば、Digital署名がなくとも30日間は運用可能だが、 期限が来れば警告なしに動作を停止するとのこと。 我家では、まだその期限を迎えていないために蚊帳の外を決め込んでいただけだった。それにしても、期限内に一度も注意や警告がないとは、何とも不親切極まりない話だ。 従って、我家の Win10 + PT3/PT2 PC も間もなくTVは映らなくなるものと覚悟を決めなくてはならない。そうは言っても、EarthsoftからDigital署名を取得した Driver/SDK の発表を待つ他はないが。

尚、Digital署名については以下のBlogをご覧下さい。
  → ドライバーのデジタル署名の基礎

強制Upgrade拒否 (2015.9.8)

事情があって Win8.1Pro を再Installしようとしたら、偉いことになった。行く先々で Win10へのUpgradeを強制されるのだ。以下 Win8.1再Install時の注意点を纏めると、

 ・再Installの終盤近く、Win10へのUpgradeをどうするか聞かれた時、Noと答える。
 ・Win8.1のInstall完了後 Windows Updateを開く。この時点で DL Fileの一覧表から
  必要なUpdateを選択しても、Win10へのUpgradeは開始されてしまう。
 ・そこで「Windows 10Proにアップグレード」欄の「はじめに」なるButtonをClickする。
 ・Upgradeに必要なFileをDLした後に表れる「同意書」に対して「同意しない」を選ぶ。
 ・暫くして DL Fileの一覧表示が可能になったら、その中の 「 Windows 10Proに
  アップグレード 」 を非表示にし、他のUpdateを実行する。
 ・再起動後 Windows Updateを開くと、またまたWin10へのUpgradeに必要なFileの
  DLが始まる。
 ・暫くして DL Fileの一覧表示が可能になったら、その中の 「 Windows 10Proに
  アップグレード 」 を非表示にし、他のUpdateを実行する。
 ・再起動後Windows Updateを開き、通常のUpdate画面に戻ったかどうか確認する。
 ・更に「更新履歴の表示」を開き "KB305583" をUninstallする。
 ・以後、Upgradeを強制される場面はなくなった。やれやれである。

尚、このPCはWin8.1からWin10へのUpgradeを一旦登録し、その後取り消した経緯がある。初めてWin8.1を導入する場合も同じ結果になるかどうかは、手元に手付かずのM/Bがなく、今のところ不案内である。

PT3/PT2に朗報 (2015.9.13)

Win10 + PT3/PT2 問題は、EarthSoft社の対応待ちと思っていたら当面の解決策が示された。発案は 2ch 【3波】 アースソフトPT1/PT2/PT3 Rev.80 【4TS】の >>600 氏による。


ふと思い立ってもう少しコード眺めてみたところ、windrvr6_EARTHSOFT_PTx.sysはレジストリの
---
HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Network
---
の「DriverFigU116」の値をみて、30(10進数)以下かどうかでデモライセンスの有効期限内かどうかを判断しているようですね
なので、この値を0とかの小さな値に書き換えてやればバイナリいじらなくても使えるようになりました

ただ、恐らくこの値は1日毎に1づつ加算されていくのだろうと思うので、そのまま使い続けるとまた30日経ったら使えなくなるんじゃないかと思います
まあそれまでに社長さんから新ドライバが来ると思うので、十分かなと


以上の手順に従い、我家の Win10 + PT3 PCのRegistryを確認したら DriverFigU116の値は 21 だった。そこで、
  DriverFigU116 REG_DWORD Data 30 (10進数)→ ○
  DriverFigU116 REG_DWORD Data 31 (10進数)→ ×
との結果を得た。この数値はInstall後1日毎に1づつ加算されるので、30日はOK、31日はNG、となることが明らかになった。ここでは数値 0 を入力し Registry Editor を閉じた。これで30日間は大丈夫。それまでには正式なDriverが発表されるものと思われるので、本件は一先ず決着と言えよう。 それにつけても 600番さん ありがとう。

摩訶不思議 (2015.9.15)

Windows 10 Insider Preview(以下 Win10 IP)からUpdateを重ねて、Win10 Pro正規版と区別が付かない Build 10240 を入手した件については 8/11の節で述べた。 その後、そうした役得は終了したものと許り思っていたら、どうもそうではなく、まだまだ可能との情報を小耳に挟んだ。ここでその方法について詳しく述べることは憚られるが、手を尽くせば必ず見付かるはず。そして結果は◎。Control Panel→System→ 「WindowsはLicense認証されています」 となった。

9/14の時点では、Win10 IP Build 10130から Win10 Pro Build 10240へのUpdateは成功した。更に、Win10 Pro正規版のInstall Diskを使い、Product keyの入力を先送りにしながら完全なる再Installを実行したところ 「WindowsはLicense認証されています」 と変わりなし。そして本日9/15、Win10 Pro IP Build 10532へUpdateされ、画面右下にVersionの透かし表示が現れた。ここまでの挙動は Win10 Pro 正規版を入れたPCと全く同じである。購入すれば23K円もするOSが、いとも簡単に無料で入手できるとは、どう考えても腑に落ちない。一見正規版の様に見えても実は評価版の延長線上にあり、いつの日か 「ご苦労さん」 と言われて終了するのだろうか。この件に関しては確かな情報は見当たらない。ひょっとして、MS社の方針が決まっていない可能性あり・・・

摩訶不思議 II (2015.9.17)

Windows 10 Insider Prteview版(以下 Win10 IP)に関して 「 Windows 10正式リリース前からInsider Programに登録し、Insider Previewを使用しているユーザーには9月15日以降、新しいバージョンにアップグレードする案内が送られるとのこと。この作業は10月1日までにする必要があります 」 なる情報がある。具体的な内容については不明乍ら少々気になる。 → http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/preview-faq

現在所有しているWin10 IP-PCは2台。
 ① Win10 Insider Preview版のUpdateを重ね、Win10 Pro IP Build 10532
   まで到達したPC。
 ② Win10 Pro 正規版からInsider Programに登録し、Win10 Pro IP Build 10532
   まで到達したPC。

9/15の節で述べた通り、更にもう1台のWin10 IP-PCを仕立てたものの、選んだ部品の構成が不味かった。 【M/B】 MSI B150M BAZOOKA、【CPU】 Skylake i7 6700T
何も最新の部品をWin10 IP-PCに宛てることはない。そこで、以下のWin7-PCのSSDを交換してTestすることにした。果たして今からでも間に合うだろうか。
 【M/B】 ASUS Z87I-Pro
 【CPU】 i3 4370T
 【CPU Cooler】 Scythe Monochrome Pro + Noctua NF-A9x14 PWM
 【MEM】 DDR3-1600 4GBx2
 【SSD】 Samsung 850 EVO 120GB
 【PSU】 picoPSU160-XT + 150W AC Adaptor

手順は次の通り。
 ① 9月16日、Win10 Pro IP Build 10130をInstallしProduct keyを入力した
    → License認証OK
 ② 同日、Build 10130上からWin10Pro正規版のSetupを実行した
    → License認証OK
 ③ 翌17日、Build 10532がやってきた
    → License認証OK

つまり、9月16日の時点でも、Win10 IP-PCの取得は可能であることが判った。
そして、Licenseの有効期限については、
Win10 Pro Build 10240の
段階ではLicenseの有効期限について記載なし。
(IDは削除して掲載しました)
Win10 Pro IP Build 10532の
段階ではLicenseの有効期限(評価期間の終了日)が明示された。
(IDは削除して掲載しました)

以上の結果を纏めると、
 ・Insiderとして登録済みなら、現在でもWin10 IP-PCの取得は可能。
 ・Win10 Pro IP Build 10532の有効期限は 2016/07/16 8:59:59 まで。
となる。ではその後はどうなるか。新しいIP BuildにUpdateすれば期限は延びるのかどうか今のところ不明ではあるが、Insider Programが続く限り更新できるものと期待したい。何れにしても、来年の7月16日までは無料でWin10が使える訳で、自作erにとってはありがたい話ではある。

では、これからInsiderとしての登録は可能だろうか。
 ・正規版のWin10 ProからはInsider登録は可能。
 ・今からWin10 Pro IP Build 10130をInstallしてInsider登録が可能かどうかは不明。
  一説によれば、2015/07/15 までに済ませる必要があったと言われている。
そして、MS社からのMailよれば、


Windows Insider の皆様、こんにちは。

Windows 10 製品版のリリース後、初めてとなる Insider Preview ビルドをリリースしました。 Windows Insider Program に参加している皆様は、今後もプレビュー ビルドで、一般公開に先立って新しい機能や変更点をお試しいただけます。最新の PC 用ビルドの詳細については、私のブログ (英語) をご覧ください。 
Windows 10 の製品版がリリースされる前から Insider Preview ビルドを受け取っている方の PC には、Windows Update を通じて最新の Insider Preview ビルドが自動的に配信されていることと思います。Windows 10 Insider Preview ビルドを別の PC にインストールする場合は、次の手順をお試しください。

■お使いのPCに Windows 10 の製品版がインストールされていることを確認します。

■Windows 10 PCで、[設定]、[更新とセキュリティ]、[Windows Update]、[詳細オプション]、[Insider ビルドの入手]、[開始する] の順にクリックします。画面の指示に従って PC に Insider Preview ビルドをインストールするための準備を整えます。

■PCを再起動したら、もう一度 [Windows Update] の [詳細オプション] にアクセスして、新しい Windows Insider Preview のビルドを入手する頻度を選択します。

以下省略


とあるが、自分の試行結果と少し異なる。新たな Win10 Pro IP-PCを求める場合、
 ① 自分は Win10 Pro IP Build1013 から最新のPreview Buildが得られた。
 ② MS社のMailでは「製品版のWin10から最新のPreview Buildが得られます」
   とある。

では、現在 Insider Programに未登録の人が、②の方法で登録すれば、その後は①が可能になるのかどうか、自分は登録済みなのでどなたかお試しを・・・

摩訶不思議 III (2015.9.18)

またまた Win10 IP-PCを仕立てた。
今度は M/B Gigabyte GA-B75M-HD3、CPU i5 3470T の組合せによる Ivy Bridge世代の部品を用いた。

先ず、Win10 Pro IP Build 10130をInstallし Product keyを入力した
   → License認証OK
次に、Command promptに「 >slmgr -dlv 」と入力し License情報を確認した。
Build 10130の有効期限は 2015/10/02 8:59:59 と示された。
(IDは削除して掲載しました)
次に、Win10 Pro IP Build 10130上からWin10 Pro正規版のSetupを実行した。
   → License認証OK
暫く待てば Build 10532へのUpdateもやって来るであろう。

つまり、Insider登録者と雖もBuild 10130からWin10 IP-PCを得る方法は 10月2日限りとなる。よって 「Win10を来年の7月15日まで無料で使える役得」 を希望するなら急がなくてはならない。では、それ以降はどうなるか。当て推量に以下の方法を試みた。

 ① 既に得られたBuild 10532-PCから 「 Install.esd 」 を抜き出す。
 ② esd→iso 変換Soft 「 esd-decrypter-wimlib-4 」 を使って
   「 ja_windows_10_pro_10532_x64_dvd.iso 」 を得る。
 ③ ②で得られたISO FileをUSB Memoryに書き込む。
 ④ ③得られたUSB Memoryを用い適当なPCにInstallする。
 ⑤ 起動後、暫くして現れる Product key 入力欄に Win10の汎用Product key
   「 xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx-3V66T 」 を入れてみた。
 ⑥ Build 10532 Install完了後、Control Panel → System →
   「 Windowsは Licesnse認証されています 」 となった。
License情報は左の通り。
(IDは削除して掲載しました)
よって、Build 10532 Install DiskからWin10 IP-PCを得る方法は成功した。
但し、幾つかの疑問点がある
 ・この方法も 10月2日限りの可能性あり。
 ・Insider登録の有無により、結果が異なる可能性あり。

それにしてもWin10 IP版は遊び甲斐がある。MS社の説明に曖昧な点が多く、一寸した謎解きの気分が味わえる・・・

締切間近 (2015.9.20)

「Win10 Pro IP Build 10130」から「Win10 Pro Build 10240」を得る件、Build 10130の使用期限が間近に迫り、Installする際 「このWindows Buildは間もなく期限切れになります」 なる警告が現れるようになった。つまりBuild 10130が使えるのは10月1日まで、翌2日からは使用不可になるとのこと。 そこで、先日 6k円で入手した出物のM/B 「 ECS BAT-I J2900 」 で再々度試すことにした。
 【M/B】 ECS BAT-I J2900
 【CPU】 Pentium J2900 (Onboard)
 【MEM】 DDR3-1333 8GB x1 (Memory Slot 1本仕様)
 【SSD】 Samsung 850 EVO 120GB
 【PSU】 picoPSU120-WI + 19V 65W AC Adaptor

先ず、Win10 Pro IP Build 10130を用い、途中に現れる上記の警告を尻目にInstallを終え、Update / License認証 / 本人確認を済ませた。次に、Build 10130上から Win10 Pro正規版Build 10240のSetupを実行した。低速CPUなので多少手間取ったが、無事 Win10 Pro Build 10240が得られた。 License情報を確認してもWin10 Pro正規版との区別は付かない。

では IP Build に移行せずこのまま使い続けたらどうなるか。この件についての情報は見当たらない。恐らく、Install IDにはIP BuildからのUpdateであることが含まれているものと思われるが、今のところ何も言及されない。

ところで、ECS BAT-I J2900 の使い心地はどうか。
 【Superπ104 million】 32sec.
 【Cinebench R11.5】 CPU 1.93pts、OpenGL 6.91fps
 【Prime95実行時消費電力】 Max 18W
 【Idle時消費電力】 9W

上の結果を、J1900搭載のM/Bと較べてみよう。
J2900 vs J1900 (2015.9.20)
Date
2015/9/20
2014/1/28
2014/5/25
M/B
ECS
BAT-I J2900
Supermicro
X10SBA
ASRock
Q1900DC-ITX
CPU
Name
Pentuim J2900
Pentim J1900
Clock
2.41/2.66 GHz
2.00/2.41 GHz
TDP
10W
OS
Win10 Pro
Win8.1Enterprise
Win7 Enterprise
Cinebench R11.5
CPU
1.93 pts
1.78 pts
1.78 pts
Open GL
6.91 fps
8.02 pts
8.04 fps
Super π 104 miliom
32sec.
35sec.
35sec.
J2900とJ1900はTDPが10Wに制限されている所為か、J2900はCPU Clockが高い分、GPUの能力はJ1900に較べて見劣りする。微妙ではあるが、実際に動画を再生するとその違いが判る。そうは言っても 6K円なら文句は言えず、Win10のTest機として十分生きる道はある。

よって「Win10 Pro Build 10240」を無料で得る機会は残すところ10日余り。希望される方はお急ぎを。また Win10 IP Buildは昨日10547にUpされた。まだよく確かめていないが、前の10532との違いは少なく、代わり映えしない様に思われる・・・

草原の実験 (2015.9.23)

今日はWin10から離れて映画の話題を一席。近頃よく映画を観る。1週間平均*本 = 年間***本。その中から特に印象深い作品 「 草原の実験 」 を取り上げたい。この映画は2014年10月に開催された第27回東京国際映画祭に於いて第1回WOWOW賞と最優秀芸術貢献賞を受賞した。監督はロシアのアレクサンドル・コット氏。全篇に亘り一切台詞がなく、音と映像だけで構成されている。物語はカザフスタンの大草原に建つ一軒家を中心に展開するが、とにかく自然の描写が美しい。土門拳氏の晩年の作品を思わせる光・風・水・草花・樹木・石・土・壁・虫・鳥・織物・衣服・調度品などのアップは、そのまま写真としても十分魅力的である。 また、随所に真上から見下ろすアングルや騙し絵的な技法が使われ、極めてシリアスな内容ながら暫しの安らぎを与えている。

この映画は2014/11/22にWOWOWで放送されただけだったが、9/26から劇場公開されるとのことで、家人が何処からかチラシを手に入れてきたので改めて観た。 今回は無名の女優エレーナ・アンに注目した。では、彼女のアップ写真を・・・
( 以下の写真は一切トリミングなし シネマスコープ 横12 : 縦5 の比率 )












映画 「 草原の実験 」
 放送 : 2014/11/22 WOWOW
 録画PC : Intel DQ77KB + Pentium G2120 + PT3 + Win7Pro
 視聴PC : Giada MI-Z68 + i7 2600K + PwerDVD15Ultra + Win8.1Pro
Elena An (2015.9.23)

朝から本頁の閲覧数が鰻登りにつき、Elena Anさんの写真を追加することにした。
撮影時、彼女は15歳、現在17歳。9/26には渋谷のシアター・イメージフォーラムで舞台挨拶があるそうです。お近くの方は是非。 (以下の写真は前節と同様トリミングなし)






PT3/PT2問題解決 (2015.9.26)

9/25 EarthSoft社からWin10対応のPT3/PT2 Driverが発表された。
【PT3】 PT3-Driver-400.exe、PT1-PT3-SDK-400.exe
  → http://earthsoft.jp/PT3/download.html
【PT2】 PT2-Driver-400.exe、PT1-PT2-SDK-400.exe
  → http://earthsoft.jp/PT1_PT2/download.html

Install及び動作とも全く問題なし。確認したPCは、
 【M/B】 Gigabyte GA-C1037UN-EU
 【CPU】 Celeron 1037U (Onboard)
 【MEM】DDR3-1600 4GBx2
 【CPU Cooler Heatsink】 M/B附属品
 【CPU Cooling Fan】 60x20mm Fan
 【SSD】 Samsung 840 EVO mSATA 120GB
 【TV Tuner】 PT2
 【PSU】 M2-ATX Automotive PSU + 19V 65W AC Adaptor
 【OS】 Win10Pro IP Build 10532
問題発生から4週間、これにて一件落着。目出度し・・・
GA-C1037UN-EUの購入から2年経った。
何時になったらCaseに収まるのだろうか。
10/13 (2015.10.10)

我家の Windows Server 2012 R2 Essentials に登録済みのPCは**台。その内、Win7Pro 3台、Win8.1Pro 2台、他はEnterprise版である。これまで Domain管理下のPCにはWin10 Upgradeの通知がなく、これ幸いと安心していたら、2015/10/10 1:00、Win7Proを入れたPCにその案内がやって来た。(Enterprise版は音沙汰無し) MS社の期待に添うつもりなら、そのまま受け入れれば良いが、もしそうでないなら結構面倒な思いをしなければならない。つまり、上の「強制Upgrade拒否」の節で述べた通り、以下の手順を踏むことになる。

・先ず「Windows 10ProにUpgrade」欄の「はじめに」なるButtonをClickする。
・Upgradeに必要なFileをDLした後に表れる「同意書」に対して「同意しない」を選ぶ。
・暫くして DL Fileの一覧表示が可能になったら、その中の 「Windows 10Proに
 Upgrade」を非表示にし、他のUpdateを実行する。
・再起動後Windows Updateを開くと、再び「Windows 10ProにUpgrade」の案内が
 現れる。ここでまた同欄の「はじめに」なるButtonをClickする。
・Upgradeに必要なFileをDLした後に表れる「同意書」に対して再度「同意しない」を
 選ぶ。
・暫くして DL Fileの一覧表示が可能になったら、その中の 「Windows 10Proに
 Upgrade」 を非表示にし、他のUpdateを実行する。
・再起動後Windows Updateの「更新履歴の表示」を開き、以下のFileをUninstallする。
  Win7の場合は、KB3035583、KB2952664、KB3021917、そして KB3083710 ?
・再起動後Windows Updateを実行し、上の4つのFile及び「Windows 10Proに
 Upgrade」を非表示にする。
・以後、Upgradeを強要される場面はなくなった。

さて、多くの会社や組織では Win7のEnterprise版を使っているものと思われるが、
中には Domain管理下にProfessional版やUltimate版が含まれている場合も少なくないのではないだろうか。とすると、連休明けの10/13は要注意。Win10へのUpgradeを止めるために担当者は駆けずり廻ることになるであろう。自分が試した範囲では、上の方法で対応可能ではあっても結構時間がかかる。ひょっとすると、一部の慌て者のために 10/13 の午前中は仕事にならない可能性が・・・

MS社の焦り (2015.10.12)

「強制Upgrade拒否」の件、Domain管理下のPC**台の内、今日は Win7pro 1台、Win8.1Pro 2台のPCに対応した。ところが、前回とは異なり手順は大分楽になった。

10/10の時点では、Windows Updateに「Windows 10ProにUpgrade」欄が現れた時、更新可能なFile一覧にUpgrade項目が無いにも拘わらず、そのまま進めるとUpgradeが実行されてしまうため、成り行きに任せて一端Upgradeに必要なFileをDLし、その後表れる「同意書」に対して「同意しない」を選んだが、今回10/12は、更新可能なFile一覧にUpgrade項目が現れ、無駄なDLをせずに済んだ。従って、そのUpgrade項目を非表示にした後、「更新履歴の表示」を開き、「インストールされた更新プログラム」に移り、以下のFileをUninstallし、再起動後Windows Updateを開き非表示にすればよいことになる。 (以上、手順を文章で書くとややこしくなるが、実際の場面に照らして見ればご理解戴けるとと思う)
 Windows 7:KB3035583、KB2952664、KB3021917
 Windows 8:KB3035583、KB2976978

但し、Update Fileの更新状態によっては 「Windows 10ProにUpgrade」欄が現れないこともあり、そうした時は、上の削除予定Fileを確認した上で事前に対応すれば、強要画面を一度も拝まずに済む。つまり、10/10と10/12とではUpgradeを拒否する手順が異なることから、どうもMS社は短期間に方針を変更したように思われるが、真偽の程は不明。

それにしてもMS社の強引さには参る。Windows 10へのUpgrade望まない人のために、One Clickで済むButtonをつくることなど簡単な筈なのにどうしたことだろうか。 MS社の焦りを感じる今日この頃・・・

Win10 Pro IP 10565 (2015.10.13)

9月19日以来久し振りにWin10 IPの新Build 10565がやって来た。早速、3台ある Win10 IP PCの内、以下のPCに導入した。
 【M/B】 ASRock H110M-ITX/D3
 【CPU】 Pentium G4500T
 【CPU Cooler Heatsink】 CoolJag JAC7L07C/A
 【CPU Coolimg Fan】 Noctua NF-A9x14 PWM
 【MEM】 DDR3L-1600 8GB x2
 【SSD】 Samsung 840 EVO mSATA 250GB
 【PSU】 IN WIN IP-P300HF7-2
 【OS】 Windows 10 Pro IP 10532 (不具合の多いBuild 10547から戻した)

Build 10565へのUpgrade所用時間は凡そ28分。途中躓くことなく無事に完了した。
ざっと眺め回したところで気付いた点を上げれば、
 ・Build 10532より動作が軽くなった印象。
 ・Fontが多少見やすくなった。
 ・Microsoft Edgeの動きは良好。(Edge以外のStore Appliは試していない)
 ・消費電力やCPU使用率はBuild 10532と変わらず。
 ・Intel HD Graphics 530のDriverは 10.18.51.4281。この版は白の抜けが良く絵が
  綺麗に見える。
 ・但し、Network接続に難がある。事前にLinkしたShortCutからFileの読み書きは
  できるのに、Network接続一覧に表示されないPCが幾つかある。この件は前の
  Build 10547から改善されていない。

総じて Build 10547より問題点は少ないので、暫く使ってみよう・・・

Wadjda (2015.10.30)

10月30日早朝、Win10 IP Build 10576がUpされたので早速入れてみた。所用時間は ASRock H110M-ITX/D3 + Pentium G4500T の組合せによるPCで凡そ25分。不都合なく完了した。
 ・見た目には前のBuild 10565と変わりない。
 ・全体に動きは良い。
 ・Edge/Cortana/Store Appliなどにかなりの変更があるとされるが、自分は殆ど
  使わない機能なので有り難みは薄い。
 ・前日まで関わっていた Ubuntu Studio 15.10に較べて動画は格段に綺麗。
 ・音質はUbuntu Studio 15.10の方が滑らかで耳当たりが良い。
 ・今回のBuildもまた Networkの接続に難がある。事前にLinkしたShortCutから
  Fileの読み書きはできるのにNetwork接続一覧に表示されないPCが幾つかある。
 ・次に Build 10576 ISO をつくりClean Installした。結果はUpdate時と変わりなし。

試運転に前日WOWOWで放送された 「少女は自転車にのって」 をかけた。この映画はサウジアラビア初の女性監督による作品で、しかも同国では初めての長編映画と伝えられる。映画の内容や社会的背景については他に譲り、映画の終盤近く「コーラン暗唱コンテスト」の場面について述べてみたい。

映画の主人公 Wadjda(ワジダ)は女子小学校に通う生意気盛りの10歳の少女。その学校で「コーラン暗唱コンテスト」が開かれることになった。欲しい自転車は800レアル、優勝賞金は1000レアル。コーランは苦手の彼女も一念発起、優勝を目差して猛特訓を始めた。 努力の甲斐あってWadjdaは見事優勝するのだが、そのコンテストの場面が極めて印象深かった。少し節をつけて暗唱するコーランが会場に柔らかく響きわたり、何とも心地良い音楽のように聞こえたからだ。キリスト教の賛美歌のようなメロディーはなく、仏教の声明ほどに迫力はなくとも、穏やかで控えめな詠唱法は、多くの人の心を掴むのではないだろうか。
女の子が自転車なんてだめに決まってるでしょ、と母親にたしなめられる Wadjda。
コーラン暗唱コンテストに臨むWadjdaの真剣な眼差し。
自転車に乗ってご満悦のWadjda。

わたしを捕まえて !
と男友達に言って疾走するWadjda。

自転車は賞金で買ったものではない。 では賞金の行方は、そして自転車の入手方法は、是非映画をご覧下さい。
Win10 Pro Build 10586 (2015.11.7)

11月6日早朝、Win10 Pro Build 10586が発表された。早速、ASRock H110M-ITX/D3 + Pentium G4500T の組合せによるPCに入れた。所用時間は凡そ23分。不都合なく完了した。
 ・前の版と較べて見た目の違いがある。画面右下のBuild表示(Watermark)が消えた。
  License情報に「評価期間の終了日」の表示は現れず、恐らくRTM版と思われる。
 ・前の10576と同様全体に動きは良い。
 ・Edge/Cortana/Store Appliなど更に改良されたと伝えられるが、自分は感心が
  薄いのでよく確かめていない。
 ・今回のBuildもまた Networkの接続に難がある。事前にLinkしたShortCutから
  Fileの読み書きはできるのにNetwork接続一覧に表示されないPCが幾つかある。
  この問題が解決されるまで本運用は難しい。

次に、上のPCで得たInstall.esdをISO Fileに変換し Jetway NF9A-Q67 + i3 2120T の組合せによるPCにClean Installした。 所用時間は凡そ12分。すんなり完了した。License認証もOK。結果は H110M-ITX/D3 + Pentium G4500T と変わりなし。

以上2台のPCに入れたWin10の版は、Win10 Pro IP版からBuild 10240に至り、その後 10525/10532/10547/10565/10576を経て、今回のBuild 10586に達した。Watermarkが消え使用期限も表示されないことから、「Win10の無料取得は可能だった」と判断して良いのだろうか。未だ真偽の程は不明ながら、駄目出しされるまで使うことに・・・

HD革命Copy Drive Ver.6 (2015.12.16)

PCのSystem DriveをCopyする作業はWin NT時代から行ってきた。以前は "Copy Commander"を、最近は"HD革命Copy Drive"の世話になり、Storageの交換だけではなく、最も重要なPCの二重BackupとしてClone Driveをつくり、不慮の事故に備えてきた。

Win10の時代になり、そうした作業は一段と増した。 Win10の動作は常に安定しているとは言えず、使用するApplicationやVideo Cardに依っては、Win7やWin8.1の方が好ましい例は珍しくない。従って、一度はWin10にUpgradeしたものの、再び前のOSに戻す必要に迫られることがある。Upgrade後一ヶ月間は元に戻せることになってはいるが、必ずしも無謬とは限らない。 抑も我家では使用中のSSDをいきなりWin10へUpgradeせず、なるべくClone Driveをつくってから実行するようにしてきたのである。

その際、OSをBIOS ModeとUEFI Modeの何れでInstallしたかが問題となる。Clone Drive作成SoftのVersionによってその対応状況が異なるため、古い版では使用不可になる例がある。HD革命Copy Driveの場合、
 ・ Ver.4 → UEFI Modeに非対応
 ・ Ver.5 → UEFI Modeに対応
であった。ところが、最新のM/Bの中には HD革命Copy Drive Ver5.0 では MouseやKeyboardを旨く認識できず、止む無く別のM/B上で行うこともあった。そこで同Softの最新版 "HD革命Copy Drive Ver6.0" を導入した次第である。今のところ使い勝手は上々であり、Copy不可の場面は一度も無い。

さて、HD革命Copy Drive Ver.5までは、購入時のDVDから直接起動が可能であった。ところが Ver.6は一端PCにInstallした後、起動可能なDVDまたはUSB Memoryを自分でつくる仕様に変更された。Ver.5でも適当なSoftを使えば起動可能なUSB Memoryをつくることはできたが、Ver.6の方が面倒がなくより親切と言えよう。当然、DVDよりUSB Memoryから起動する方が数段速やかである。更に、実際のCopy作業もVer.6の方が短時間で済み、全体の所用時間は大幅に短縮された。Win10の場合、小規模Updateと大規模なBuild Upがあり、後者はOSの総入れ替えに近いFile容量がある。また、最近のSSDは高速化が一段と進み、System Driveを交換する場面は増え、Clone Drive作成Softの出番は益々多くなるものと予想される。取り分け、古いApplicationを使い続けている人にとっては必須のItemと言えよう。

Win10 Pro Build 11082 (2015.12.18)

12月17日早朝、Win10 Pro Build 10586 以来40日振りに新Build 11082がUpされた。導入したPCは
 【M/B】 Jetway NF9A-Q67
 【CPU】 Core i3 2120T (Sandy Bridge)
このPCは、Win10 発表以来 TP & IP の全Versionを試した、謂わば酸いも甘いも経験済みの我家ではWin10基準PCとも言うべき存在である。果たして新Build 11082はどうだろうか。Build Upの所用時間は約29分。途中滞ることなく無事に終えた。その結果、
 ・前のBuild 10586で消えた Watermark が復活し
  「Windows 10 Pro Insider Preview 評価コピ- Build 11082」 なる表示が現れた。
 ・その他の変化は少ない。恐らく、細部の改良が主であろう。

実は、今回のBuild Upで最も有り難い改良点は、Networkの認識が正常になった点である。前の Build 10586や10525では、Network Listに一部表示されないPCがあり、不便極まりなかった。仕方なく、認識されるPCにLinkを張る遠回しの方法で凌いできたが、今回の改良でその手間が省けたことになる。(因みに Build 10240/10532は正常だった)

ところが不都合な点もある。 MS社の所為ではないが、Classic Shell 4.2.5 の動作が一部不調になり、Win10のStart Menuが表示されなくなったのだ。殆ど使わない機能とは言え、無ければ無いで寂しいもの。Classic Shellの次のVersionに期待しよう。

さて、今回のBuild 11082は全体に動きが良い。IE11/Edge/Google Chrome Canaryなど滑らかに動く。 これでDevice Driverのごり押しさえなければ、かなり使い易くなるものと期待されるのだが・・・
追1) その後、以下2台のWin10 IP-PCも Build Up した。
 ・ASRock H110M-ITX/D3 + Pentium G4500T
 ・MSI H110M PRO-VH + Pentium G4400

2台ともBuild Upは30分かからずに終えた。Network接続 OK。動作は軽快。絵も音も悪くない。もしかして Build 11082は Win10 全Build中最良かも・・・
追2) Win10 Pro Build 11082は、その後順調に動いている・・・否、一寸した不具合が見付かった。File Copyの際に現れる筈の "Dialog Box" が出てこないのだ。従って、実際にCopyが始まったかどうか、その都度Task Manegerで確認しなくてはならない。これは全く以て不便。どうも直ぐ上で Build 11802 を褒めたのが不味かったようだ。

その後のLIVA (2015.12.20)

今年も残すところ僅かになった。毎年、歳の瀬になると不遇のPCを思い出す癖がある。そうだ、久し振りに LIVA を取り上げよう。 このPCのStorageは32GBのeMMCが内蔵され自分では変更できない。現在 Win10 Home64 Build 10240を入れeMMCの空領域は9.3GB。Build 10586へのUpdateが旨く行くかどうか心配される。Web上には空領域不足による失敗例も見える。Win10 Home64 Build 10586のISO Fileは手元にあるので Clean Install するか、それともBuild 10240上からUpdateするか迷った挙句、ものは試し、敢えてUpdateすることにした。

Updateそのものは無事に終えたが所用時間は約100分。並みのDesktop-PCの3~4倍もかかった。Update後のeMMC空領域は 3.8GB。これはかなり危うい結果と言えよう。正常に動作することを確認し"Windows.old"等の復帰用Fileを削除したところ、空領域は 14.3GB に増加した。これなら安心して運用できる。

できれば 一昨日発表されたBuild 11082に上げたいのだが、直ぐには落ちてこず、暫く待つことになりそう。Win10 Home64 PCはこれ1台切りなので、Win10 Home64 Build 11802のISO Fileは未だない。

その他気付いた点を上げれば。
 ・VMware Workstation 12.1.0 Player の動作は良好。Guest OS Win2000上の
  Photoshop 6.0 / Illustrator 10 / Excel 2000は当たり前に動く。
 ・USB3.0接続した 250GBのmSATA SSDの動作は特に問題なし。
 ・Bluetooth接続の超小型SP JBL-GOは要注意。Bluetooth USB Adaptorと
  50cm以上離すと前より音が途切れ易くなった。そこで、USB延長Cableを用い
  JBL-GOの直ぐそばまで延ばした。今度は大丈夫。One Cup相当のSPから出る
  JBL Soundは説得力がある。これで良いじゃん、と思えてくるから不思議。
 ・PowerDVD10BDによる動画の再生品質はまあまあか。
  LIVA内蔵のGPUは鮮明度を上げることができず、全体にFocusの甘い画像と
  なるが、表示Sizeを13~15 inch Monitor相当の画面に縮小すれば大分観やすく
  なる。やはりLIVAに24 inch Monitorは厳しい。
  おっと、LIVA用に用意したMonitorは10.1inchであることを忘れていた。
LIVAに175mlの"JBL Go"はよく似合う。

LIVAの購入は 2014.4.27、それから20ヶ月。未だCaseは出来上がらずObon上に平並べのまま。時々おもちゃ箱から出して遊ぶかのよう・・・
LIVA + Build 11082 (2015.12.20)

前節をSite Upした後に一寝入りしたら、Win10 Build 11082が上がっていた。早速Build Up したいところではあるが、今回は趣向を変えてみよう。

 ① 先ず、画面の指示に従いDownloadを開始する。
 ② 「更新プログラムをインストールする準備をしています」の進捗状況 100% の
   ところでStopする。
 ③ Downloadされた準備Fileの中から "Install.esd" を探す。
 ④ 得られた"Install.esd"を適当なPCに転送する。
 ⑤ 適当なPC上で、ESD - ISO File変換Utility Soft "esd-decrypter-wimlib-4"
   を用いISO Fileをつくる。(この作業をLIVA上で行うと相当な時間がかかる)
 ⑥ Microsoftの "Windows 7 USB/DVD Download Tool"を起動し、⑤で得られた
   ISO FileをUSB Memoryに書き込む。
   (USB Memoryの書込速度によって所用時間は大幅に変わる)
 ⑦ 得られたUSB Memoryを用いLIVAにClean Installする。

所要時間は以下の通り。
 ・Build 11082 準備FileのDownload → 約12分
 ・ESD - ISO変換 → 約10分
 ・USB Memory書込 → 約10分
 ・LIVAへのClean Install → 約24分
 ・以上合計 → 約56分

前節で行った Build 10240から10586への通常Updateは 100分かかったので、今回の方法では44分短縮されたことになる。然しながら、そう簡単に結論は出せない。Clean Install後に 常用Applicationを導入する時間を加えれば、前回も今回も大差ないことになる。よって、引き継ぐApplicationや環境設定が何もない時はClean Installを、そうでない時は普通にUpdateする方が短時間で完了する。但し、繰返しClean Installを行う可能性がある場合はその限りでない、と言えようか。

さて、LIVAに入れた Win10 Home64 Build 11082の動きはどうだろうか。FileやFolderのCopy時に "Dialog Box" が現れない不具合を除けば、全体のPerformanceやVMwareの動きなど概ね良好に思われる。

3980 M/B (2015.12.28)

本Site 「電脳三昧」 の特徴は、
 ・Alumi材を使ったPC Caseの自作
 ・SupermicroのDesktop用M/B
 ・CPU Coolerの比較検証
 ・Video Cardの改造
 ・AC Adaptor電源
ではなく、実は廉価M/Bにあるのだ。現在、仕事用/道楽用/職員用/職員自宅用などを合わせてXX台のPCを扱っている。その多くは廉価M/Bで充分間に合う用途なので、肩の力を抜いて気軽につくれば良いのにそれでは面白味がなく、小型/静音/省電力を目差しあれこれ弄り回している。そこで、本年の最後を飾るPCとして 3980 M/B を選んだ。AMDのAM1 M/Bを除けば最安値ではないだろうか。部品構成は以下の通り、敢えて廉価品を集めた。

M/B
ECS H81H3-M4
拡張Slot 2本仕様 (購入価格 3,980円)
CPU
Celeron G1840
現在、Intelの空CPUの中では最廉価品
MEM
DDR3-1333 2GBx2
今回は4GB
SSD
Toshiba SATA2.0 64GB
一時XP用のSSDとして人気があった
PSU
picoPSU-90
我家では最小容量のpicoPSU
OS
Windows 8.1 Pro
元を正せば期間限定のUpgrade版

先ず、OSをWin8.1 ProからWin10 ProへUpgradeした。最近はBuild 10240ではなく、いきなりBuild 10586が導入される。(所用時間は計り損ねた) 結果は○。Update後、DesktopをCustomizeし、常用Applicationを導入した。 ここで一晩寝かせて翌朝、Build 11082へUpした。所用時間は 33分。ここまで全く問題なし。
結果は、(室温22℃)
 【Superπ104万桁】 13sec.
 【Cinebench R15】 CPU 203cb、OpenGL 17.14fps
 【OCCT4.4.1PS実行時消費電力】 Max 56W
 【OCCT4.4.1PS実行時Fan回転数】 Max 1380rpm
 【OCCT4.4.1PS実行時CPU温度】 Max 51℃
 【Idle時消費電力】 16W

先日別頁で検証したSkylake仕様の廉価M/Bと較べて、Idle時の消費電力が数W高い点を除けばそう大きく変わらない。Intel HD Graphics Driverは最新の20.19.15.4331が充てられ、動きも画質も上々である。 小うるさい事を言わなければ、まだまだ現役として充分ではないか、と有り難いご託宣を得たところで、本年の 〆 としよう・・・
ECS H81H3-M4 = 3980

今回は桐箱PCである。
但し、虎屋ではない。

追) ECS H81H3-M4 の特徴はもう一つあった。AC Adaptor電源を使用したPCは、Main-SW OFF時の待機消費電力が無視できず、酷い時は 4~5W も食うことがある。この数値は、M/B・DC-DC・AC Adaptor等によって左右され、0Wになる例は少なく、AC Adaptor電源の問題点とされてきた。そして今回、ECS H81H3-M4により久し振りの 0W が実現した。ECS社のM/Bは種類が少ないことから、縁は薄くなり勝ちながら、

【ECS A75F-M2】 4年半前に購入した このSocket FM1対応M/Bは、我家のAV-PCとして今尚現役である。
【ECS 初代LIVA】 その先進的な作り込みは少しも色褪せず、充分魅力あるPCとして今日も元気に動作している。

諸々の事情から実収入の目減りが気になる昨今、廉価M/B愛好家の心強い味方として、密かにECSを応援したくなる歳の瀬である・・・

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