NVIDIA


長い間 「NVIDIAは動画の再生が苦手」 と言われ続けてきた。それが最近すっかり様変わりした。手持ちの GT1030/GTX1050Ti/GTX1650とも大層好ましい動画再生品質である。Sourceに依っては最良と言えるかもしれない。そうなると、最近不調なAMD APUのiGPUに替えてNVIDIAのCardを挿したくなる。と言うことで 「NVIDIA」頁 を起こした。(2020/10/06)
GTX1050-9180 (2020.10.06)

Web上を眺めていたら「MSI GTX1050 \9,180」が目に止まった。LP仕様の同Cardなら手持ちはあるが標準高のものはない。値段に釣られて入手した。Test機の構成は以下の通り。
 【M/B】 MSI B450M-M2 (BIOS 2.E0 Combo-AM4 1.0.0.6)
 【CPU】 Ryzen 3 2200G (4C4T TDP 65W)
 【CPU Cooler】 be quiet! Pure Rock Slim
 【MEM】 DDR4-2666 4GBx2
 【SSD】 Samsung 850 EVO 250GB
 【Video Card】 MSI GTX1050 + Noctua NF-A9x14 PWM Fan
 【Sound】 Olasonic USB-DAC + Noise Filter
 【PSU】 IN WIN IP-P300HF7-2
 【NVIDI Driver】 27.21.14.5638 ForceWare 456.38
 【OS】 Win10 Pro 20H2 Build 19042.546
結果は、
 【Cinebench R20 CPU Multi core】 1446 pts / Max 78W
 【Cinebench R20 CPU single core】 372 pts / Max 40W
 【Cinebench R15 CPU all core】 574 cb / Max 75W
 【Cinebench R15 CPU single core】 150 cb / Max 39W
 【Prime95実行時消費電力】 Max 104W
 【Super PI 104万桁】 13sec.
 【Idle時消費電力】 25W
 【WMP音楽再生時消費電力】 27W
 【PowerDVD18Ultra動画再生時消費電力 TTHD_OFF】 平均 30W
 【PowerDVD18Ultra動画再生時消費電力 TTHD_ON】 平均 34W

前に試した「MSI B350I Pro AC + R5 2400G + GTX1650」に近い値が得られた。

GTX1050-9180 II (2020.10.07)

MSI GTX1050のCooling FanはIdle時から確り回り、そのままではとても使えない。毎度のことながらFanを交換しよう。我が家では Cooling Fan 1丁仕立ての場合、
 ・拡張Slot 2枚分の空が確保できる時 → Noctua NF-A9x14 PWM Fan
 ・拡張Slot 3枚分の空が確保できる時 → be quiet! 92x25mm PWM Fan
とする例が多い。今回は前者を選んだ。

Fanを交換するには多少の細工が伴う。
 ・MSI GTX1050のHeatsink/Cooling Fan一体型Coolerを外す。
  この時点で保証対象外となる。
 ・HeatsinkとCooling Fanを分離する。
 ・Noctua NF-A9x14は2点留めで間に合う。
  1つはHeatsinkの右下に空けられた穴を利用し径3.2mmに拡げる。
  もう1つはBracket固定螺子穴をそのまま使う。
 ・2個所にSpacerを立てる。
  HeatsinkとFanの透間が1mm程度なるようSpacerの高さを決める。
  Noctua NF-A9x14の取付は3x15mm螺子でOK。
 ・Bracket固定螺子部分は適当な補助金具を用いる。
【MSI GTX1050改】

結果は写真の通り。
Fanの回転数はM/BのFan Conで制御する。Idle時の回転数は700rpm程度。

補助電源不要のCardならこれで充分。Noiseは激減した。

省電力静音志向のPCを目差すなら、Video CardのFan交換は必須と思う。
GTX1050 LP (2020.10.08)

MSI GTX1050はFanを交換すれば充分満足の行く結果が得られる。けれども、R3 2200Gとの組合せなら、並みのMicro-ATX Caseではなく薄型のCaseに収まれば好都合である。そこで、LP仕様のGTX1050を引っ張り出した。その場合、CPU Coolerは低背型の"Scythe Syuriken II"で良さそう。
左は前節で仕立てた標準高GTX1050使用時の姿である。このところ見慣れて、面白くも可笑しくもない。
左はMSI GTX1050 LPのFanをNoctua NF-A6x25 PWMに交換した。

金具の細工については 2017.3.31~4.1の記事に述べた通り
2枚上の写真から以下の2点に変更した。
 ・Scythe Syuriken II
 ・MSI GTX1050 LP
適当なCaseがあれば、この方が良さそう。

今時GTX1050では周回遅れどころか三周回遅れ。自分はいつも保証対象外になる使い方をするので、NVIDIA 2000/3000 Seriesは高価で手が出せない。
GT1030 (2020.10.13)

NVIDIAの動画再生品質を見直す切っ掛けになったVideo Cardは MSI GeForce GT1030である。このPCは、AMDのCPUをAC Adaptor電源で運用するために、初代Ryzenの最低Spec CPU R3 1200と組み合わせた。以下の通り、Prime95実行時消費電力 Max 80W なら問題はなくとも、音楽再生時消費電力 35W はどうにも許しがたい。Intelなら 8~9W の例もあるのに、その4倍では話にならない。そこで R3 1200 を Athlon 3000G に載せ替えてみた。
Athlon 3000G vs R3 1200
PC
PC1
PC2
Date
2020.10.12
M/B
ASRock AB350 Gaming-ITX
CPU
Athlon 3000G
2C4T 3.5GHz TDP35W
Ryzen 3 1200
4C4T 3.1/3.5GHz TDP65W
CPU Cooler
Heatsink
Scythe Byakko II
Samuel 17 改
Cooling Fan
be quiet! 92x25mm PWM
Noctua NF-F12 PWM
Memory
DDR4-2400 4GB×2
SATA SSD
Samsung 850 EVO 120GB
2.5" HDD
Seagate ST2000LM007 2TB
BD Drive
Poineer BDR-TD04
Video Card
MSI GeForce GT1030 + Noctua NF-A9x14
PSU
picoPSU-160-XT + 12V 150W AC Adapter
Case Fan
Front
be quiet! 120x25mm PWM
Rear
-
be quiet! 92x25mm PWM
Case
SilverStone SST-SG06S
消費電力
差分
PC1-PC2
Graphics Driver
NVIDIA 27.21.14.5671 ForceWare 456.71
OS
Win10 Pro 20H2 Build 19042.546
Cinebench
R20
CPU Multi
852pts / 53W
1184pts / 60W
-7W
CPU single
328pts / 37W
337pts / 46W
-9W
Cinebench
R15
CPU all
365cb / 53W
481cb / 59W
-6W
CPU single
133cb / 37W
135cb / 46W
-9W
Prime95実行時
Max 64W
Max 80W
-16W
Super PI 104万桁
14 sec.
14 sec.
-
Idle時
20W
26W
-6W
WMP音楽再生時
23W
35W
-12W
PowerDVD19Ultra TTHD_OFF
平均 28W
平均 39W
-11W
PowerDVD19Ultra TTHD_ON
平均 33W
平均 45W
-12W

GT1030 II (2020.10.13)

前節の表から、
・Ryzen 3 1200をAthlon 3000Gに差し替えたことにより、
 Idle時 -6W、音楽再生時 -12W、動画Upcon再生時 -12W、Prime95 -16W
 となり、概ね希望に添う結果が得られた。
・GT1030による動画再生品質はかなり良好。これからは Sourceによって
 Radeon Card / NVIDIA Card / Intel iGPU を使い分けることになりそう。
 Movie/Opera/Ballet/Concert等、歌舞音曲鑑賞の選択肢が拡がって何より。
今回使用したCPU Cooler "Scythe Byakko II"は、Cooling FanをHeatsinkの後に取り付け排気Fanを兼ねた。TDP 35WのAthlon 3000Gなら問題なし。

電源取付穴にはAlumi Punching板を張り付けた。
今回もまた、Slim BD Driveをそのままにした。外すと間の抜けたDesignに見える。

Silverstone社の同系Caseの内、このSST-SG06SのSWが最も押しやすい。
R3 1200の時に使っていたCPU Cooler Samuel 17はAM4用に改造したもの。
これは結構な力作、いつかまた出番もあろう。
GTX1660S (2020.10.18)

このところ毎日、NVIDIAとRadeonのCard、そしてIntel iGPUの動画再生画像を見較べている。Sourceと気分によって評価は異なり、どれが最良か判断が難しい。敢えて順位を付けるなら、
 【NVIDIA Card】 GTX1650 > GTX1050 = GT1030
 【Radeon Card】 RX570 > RX550 > RX560
 【Intel iGPU】 Cometlake > Coffeelake > Sky/Kabylake

 ・NVIDIAは値段の高い方が好ましい。
 ・Radeonはやや変則的。
 ・Intelは新しい方が好ましい。

つまり、GTX1650 / RX570 / Cometlake が良く見えるのだが、それぞれ性質が異なり三者に序列を付けるのは難しい。「NVIDIAは黄色っぽくRadeonは赤っぽい」なる評価は過去の話、今はどれもBalanceの良い発色である。
 ・NVIDIAは精細感に優れ緻密な画像が得られる。
 ・Radeonは中間色の階調表現に優れる。
 ・Intelの縁強調は幅広く強力なのでFocusの甘い映画が甦る。

その昔、動画の品位はCardの値段に比例した時代があったので、もう少し上位のCardではどうか気になりだした。あれこれ検討の結果、
  MSI GeForce GTX 1660 SUPER AERO ITX OC
を入手した。Video Cardの値段を上中下に分けた時、GTX1660Sは「下の上」くらいに位置し少し物足りないが検証用なので我慢しよう。

Test PCは以下の通り。元々据えてあったRX570と差し替えたGTX1660SのDataを併記した。
GTX1660S 2020.10.18 室温:23.0℃)
M/B
MSI Z370M MORTAR (BIOS ver.1.90)
CPU
Coffeelake i5 9400F
CPU Cooler
Heatsink
Thermalright SilverArrow 130
Cooling Fan
Noctua NF-A12x25 PWM
Memory
DDR4-2666 8GB x2
M.2
Samsung 950 Pro 250GB NVMe
2.5"SSD
WD WDS100T2B0A-EC 1TB
2.5"HDD
Seagate ST2000LM007 2TB
3.5"HDD
Seagate ST4000DM004 4TB
Video Card
MSI GTX1660 SUPER
AERO ITX OC
MSI Radeon RX 570
ARMOR 8G OC改
Graphics Driver
NVIDIA
ForceWare 456.38
Radeon Software
20.9.2
Sound
Olasonic USB-DAC + Noise Filter
PSU
Silverstone SST-SX500-G
Case Fan
Front : Noctua 140x25mm x1
Rear : Noctua 120x25mm x1
Case
Thermaltake Versa H17
OS
Win10 Pro 20H2 Build 19042.572
Cinebench
R20
CPU all core
2363pts / Max 105W
2336pts / Max 106W
CPU single core
425pts / Max 52W
431pts / Max 52W
Cinebench
R15
CPU all core
957cb / Max 102W
944cb / Max 103W
CPU single core
175cb / Max 51W
171cb / Max 51W
Prime95実行時
Max 120W
Max 122W
Idle時
26W
27W
WMP音楽再生時
28W
28W
PowerDVD18Ultra Upcon_OFF
平均 34W
平均 35W
PowerDVD18Ultra Upcon_ON
平均 39W
平均 39W

【MSI GTX1660S】

毎度問題になるFan Noise、GTX1660Sもまた逃れることはできない。
目下、Fan交換の準備中。
GTX1660S II (2020.10.19)

では "MSI GeForce GTX 1660 SUPER AERO ITX OC" のFanを交換しよう。
Card裏面の封緘紙を破りHeatsinkを取り出し、Heatsink上2個所、Card面 2個所にSpacerを立てた。取付金具は今はなき"JapanValue PF-Leval Arm"。終息から10年以上経ても我が家の必需品。
Heatsinkの両側は12mm小高くなっている。予定のFan Noctua NF-A12x15 PWMでは、その部分に直接風が当たらず冷却面でやや心配。
Noctua NF-A12x15 PWMを取り付け、GTX1660S Noctua Versionの出来上がり。我が家では全てのVideo Cardは"Noctua or be quiet! Version"になる。
Caseへの組込は問題なし。
BIOSのFanConでIdle時のFan回転数を約750rpmに設定した。Noiseは元のFanに較べて激減。

このPCはAll Noctua Fan構成。見栄えは悪くない。
GTX1660S III (2020.10.20)

さて、GTX1660Sの印象はどうか、
 ・Cooling Fanを交換し、見違えるほど静かになった。
 ・Idle~軽負荷~中負荷にかけての消費電力は Radeon RX570と殆ど同じ。
 ・GTX1660Sの動画再生画像は緻密で細部の再現性に優れる。
  Radeon RX570とどちらが良いかはSource次第。
 ・AV-PCには能力過剰なCardに思われるが、1枚ぐらいはあっても良い。

また、GTX1660S + Noctua NF-A12x15 PWMの時、
GPU使用率/GPU温度/Cooling Fan回転数は、以下の通り問題なし。

GPU使用率
GPU温度
Cooling Fan回転数
Fan Noise
0%
32℃
748rpm
耳を寄せなければ
聞こえない
30%
33℃
800rpm
45%
39℃
854rpm
自分の使い方ではこれ以上GPU使用率が上がる可能性はない

よって、
 ・画質が優れたSourceの場合は NVIDIA / Radeon。
 ・Focusが甘いSourceの場合は Intel iGPU。
 ・NVIDIA / Radeon / Intel iGPU を取っ替え引っ替え運用すれば Happy !!

まあ、非Gamerなら補助電源なしのGTX1650で良さそうではあるが・・・

GTX1050Ti (2020.12.22)

何事も世に常なるものはなし。
一昔前なら 「動画を観るならRadeon」 と言われても特に異論はなく、RX500 Seriesなら安心して映画を鑑賞することができた。ところが現在は違う。AMDはGame偏重路線に奔り動画の再生品質向上に背を向けてしまった。新旧Radeon Driverの細部を比べれば明らか。

そうなると残るはIntelとNVIDIA。どちらを選ぶかはSourceによって評価が分かれる。最近のDriverでは多くの場合、精細感/発色/縁処理などNVIDIAに軍配が上がる。 けれども元の画質が劣る場合のUpcon再生に関してはIntel iGPUが優る。従って、動画の高精細再生を求めるなら、IntelとNVIDIAを併用することになる。

そうした理由からRadeon CardをNVIDIAに置き換える作業を進めている。現在使用中のNVIDIA Cardは
 GT1030 x2、GTX1050 x1、GTX1050Ti x1、GTX1650 x1、GTX1660S x1
の6枚である。それでも足りないので、GTX1050Ti を新たに求めた。
  ASUS PH-GTX1050TI-4G (\13,445)
早速試したところ、Fanは静かで中々良い。暫く振りにFanを交換せずに済みそう、と思ったのも束の間、耳を寄せれば美しくないNoiseが聞こえてくる。 結局、我が家の伝統に従いFanを交換した。

 【ASUS PH-GTX1050TI-4G】
 Fanはbe quiet! 92x25mm PWM Fanに交換した。
 Idle時凡そ640rpmに設定した。GPU温度28℃(室温25℃)
 耳を寄せても回転音や風切り音は殆ど聞こえない。
 絵は凄く綺麗。映画の鑑賞は NVIDIA !!

GTX1050Ti II (2020.12.23)

では、GTX1050Ti改の写真を。
Fanはbe quiet! 92x25mm PWMに交換した。兎に角静か。Caseによっては薄型のNoctua NF-A9x14 PWMに換えることになるかも知れない。
CPU HeatsinkはSamuel 17を用いたが、冷却能力にやや不満あり。

最近我が家では Noctuaよりbe quiet!の方が出番多し。

部品構成は、
 【M/B】 MSI Z390I GAMING EDGE AC (BIOS 1.A0)
 【CPU】 Coffeelake i5 8400 (6C6T TDP 65W)
 【CPU Cooler Heatsink】 Samuel 17
 【CPU Cooling Fan】 be quite! 120x25mm PWM Fan
 【MEM】 DDR4-2666 4GBx2
 【M.2】 WD Blue 500GB SATA6Gb/s
 【Video Card】 ASUS PH-GTX1050TI-4G
 【Video Card Cooling Fan】 be quiet! 92x25mm PWM Fan
 【Sound】 Olasonic USB-DAC + Noise Filter
 【PSU】 Kurosiko KRPW-SX400W/90+ (Fanは XINRUILIAN RDL8015Sに交換)
 【NVIDI Driver】 ForceWare 460.89
 【OS】 Win10 Pro 20H2 Build 19042.685
結果は、
 【Cinebench R20 CPU Multi core】 2310 pts / Max 80W
 【Cinebench R20 CPU single core】 421 pts / Max 36W
 【Cinebench R15 CPU all core】 926 cb / Max 77W
 【Cinebench R15 CPU single core】 170 cb / Max 34W
 【Prime95実行時】 Max 95W
 【Super PI 104万桁】 9sec.
 【Idle時】 14W
 【WMP音楽再生時】 17W
 【PowerDVD19Ultra動画再生時 TTHD_OFF】 平均 19W
 【PowerDVD19Ultra動画再生時 TTHD_ON】 平均 23W

 ・MSI Z390I GAMING EDGE ACの規定値
   PL1:115W、PL2:125W のまま運用した。
 ・高効率電源に換えれば消費電力はもう少し下がるが、
  Kurosiko KRPW-SX400W/90+ はSFX電源としては上の部。

GT1030/GTX1050Ti/GTX1650 (2020.12.28)

NVIDIAの旧型下位Cardが勢揃いした。それぞれのCardが新発売された当時はDriverが気に入らず、専ら省電力Cardとして使ってきたが今は違う。動画の高精細再生を望むならRadeon Cardより好結果が得られる。と言うことで、このところ出物のNVIDIA Cardがあれば迷わず購入している。以下、在庫整理品と思われるのでCardの格と価格は比例しない。下の写真。左から順に
  MSI GT1030 AERO ITX 2G (\9,800)
  ASUS GTX1050TI-4G (\13,445)
  MSI GTX1650 AERO ITX 4G (\10,989)
 Cooling Fanは3種ともbe quiet! 92x25mm PWM。無音に近い極静音。

では、以上3種のCardを較べてみよう。こうしたCardを使う目的はWeb/音楽/動画/ Office/Adobe等であり、Gameは勿論CinebenchやPrime95とも縁が薄く、Idleから軽負荷時のDataを採れば充分である。
GT1030/GTX1050Ti/GTX1650
M/B
MSI Z390I GAMING EDGE AC (BIOS ver.1.A0)
CPU
Coffeelake i5 8400 (6C6T TDP 65W)
CPU Cooler
Heatsink
Samuel 17
Cooling Fan
be quite! 120x25mm PWM Fan
Memory
DDR4-2666 4GB x2
M.2
WD Blue 500GB SATA 6Gb/s
Video Card
MSI GT1030
AERO ITX 2G
ASUS
GTX1050TI-4G
MSI GTX1650
AERO ITX 4G
Graphics Driver
ForceWare 457.30
ForceWare 460.89
ForceWare 460.89
Sound
Olasonic USB-DAC + Noise Filter
PSU
Kurosiko KRPW-SX400W/90+
(Fanは XINRUILIAN RDL8015Sに交換)
OS
Win10 Pro 20H2 Build 19042.685
Idle時
13W
14W
17W
WMP音楽再生時
17W
17W
20W
PowerDVD19Ultra Upcon_OFF
平均 18W
平均 19W
平均 22W
PowerDVD19Ultra Upcon_ON
平均 22W
平均 23W
平均 26W
 ・MSI GT1030の消費電力が最も低いが、ASUS GTX1050TIとは僅差。
 ・MSI GTX1650はASUS GTX1050TIと較べて、各Dataとも3W高い。
 ・動画の発色や精細感はMSI GTX1650が最も優秀ではあるが、
  MSI GT1030/ASUS GTX1050TIとの差は僅か。
 ・3種の中では標準高のMSI GT1030が品薄。(GT1030はDP端子がない)
 ・GamerでなければGT1030~GTX1650の補助電源なしのCardで充分か。

GTX1650 (2022.01.31)

AMD 8000G Seriesが近々発売予定。中でも R7 8700G のiGPUは NVIDIA 1650に匹敵するPerformanceとのこと。そうなるとiGPU最強のCPUとなる。そこで、手持ちの MSI GTX1650 AERO ITX 4G DDR5 を載せた以下のPCを引っ張り出した。

 ・BIOSを最新版 3010 へUpdateした。OK
 ・Win11 23H2 Build 22631.3085 へUpdateした。OK
 ・NVIDIA Driverを 551.23 へUpdateした。OK

 【M/B】 ASUS ROG STRIX B660-I GAMING WIFI (BIOS 3010)
 【CPU】 Alder Lake i3 12100 (4C8T 3.3/4.3GHz TDP 65W)
 【CPU Cooler Heatsink】 ID-Cooling SE-224-XT + LGA1700 Mount kit
 【CPU Cooling Fan】 be quiet! 120x25mm PWM Fan
 【MEM】 DDR5-4800 8GB x2
 【M.2】 WD Black SN750 SE 1TB (Gen4) + 自作Heatsink
 【HDD】 Toshiba 4TB 2.5"HDD + 静音Box
 【Video Card】 MSI GTX1650 AERO ITX 4G DDR5
 【Video Card Fan】 Noctua NF-A9 PWM chromax.blackに交換
 【Sound】 USB-DAC + Noise Filter
 【PSU】 Silverstone SST-ST30SF V2
 【Case Fan】 be quiet! 120x25 PWM Fan x2
 【Case】 SilverStone SUGO 16
 【OS】 Win11 23H2 Build 22631.3085
 【BIOS Setting】
    PL1=AUTO/PL2=AUTO、CPU Vcore offset -30mV
    ASPM有効、C-state有効、ErP有効、VMD有効
    IA AC/DC Loadline 0.300/1.100 m0hm
    CPU Load-line Calibration Level 2
    Intel Optane Memory and Storage Management有効
 【CineR23 CPU multi core】 8227 pts / Max 74W / 58.0℃ (室温:24.5℃)
 【CineR23 CPU single core】 1613 pts / Max 39W
 【CineR15 CPU all core】 】1206 cb / Max 72W / 54.0℃
 【CineR15 CPU single core 230 cb / Max 37W
 【Prime95実行時】 Max 89W / Max 65℃ / Max 878rpm
 【Super PI 104万桁】 8sec.
 【Idle時】 17W
 【WMP音楽再生時】 24W
 【PowerDVD19Ultra Upcon再生時】 31W

 ・CPU Vcore offsetは、-50mV/-40mV/30mVと試したが、
  -50mV/-40mVでは動作が不安定になるので -30mV とした。
 ・Cinebenchの成績は凡庸。
 ・CPU温度 Max 65℃、CPU Cooling Fan回転数 Max 878rpmなので到って静か。
 ・NVIDIA最新Driverによる GTX1650 の動画品質は上々。
  精細感/Contrast/色調等、NVIDIAでは最良かも知れない。

AMD 8000G Seriesの動画再生品質がGTX1650を上回る可能性は有りや無しや。
また Idle 20W が切れるかどうか。

 PCG3