自分は子供の頃から邦楽とは縁が薄かった。歌謡曲を知ったのは小4の頃。それまで、音楽とはClassic音楽が全てであり、他の分野の曲は殆ど耳にする機会がなかった。
(明治30年生の父親、明治42年生の母親ともClassic音楽愛好家だった)
その後、街頭に流れる歌謡曲を耳にするようになったが、どうにも馴染めなかった。
Popular音楽を聴くようになったのは1971年(25歳)から。 横浜のあるAudio Shopの新装開店Saleに出かけた時、来店者に抽選でLP Recordが配られ、Carole Kingの "Music" が当たったことが切っ掛けとなった。同LPは当時流行り始めた 4Ch Stereo録音版。2chで聴いても音場感豊かな再生音が得られ、すっかり虜になった。
以来、Simon & Garfunkel / Carpenters / Jazz / Fusion / British Rock 等を聴くようになったが、邦楽は YuminとBabyMetalだけで、他の歌手やGroupとは縁を結ぶことができなかった。
何故そうなったのか。
・DoReMiFa音階の内、FaとSiを使わない 「歌謡曲音階」 に違和感があった。
・演歌のこぶしが嫌いだった。
実はその他に重大な理由があった。
・洋楽の場合、BaseやDramsのRhythm音は、Melodyより先に発せられる。
・邦楽の場合、Melodyが先行し、BaseやDramsのRhythm音はその後追いをする。
・つまり、洋楽はRhythmの上にMelodyが乗る。
邦楽はJ-Rockを含めてRhythm音はMelodyの伴奏となる。
但し、BabyMetalの"神Band"は例外で、常にRhythmが先行している。
最近、日本のPopular音楽がBabyMetalを除き外国では殆ど受け入れられない理由は、そうした点にあるのではないかと思うようになった。或いは全く別の原因かどうか、まだまだ聞き込みが足りないかも・・・