あれこれテストする XXX
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Intel Bay Trail-Dの向こうを張って、AMDから SoC仕様のAM 1 Sereisが発売された。 一昔前の Athlon/Sempron を名乗り、同時に発売されたM/Bと合わせて 10K円前後。 これは捨て置けない。 |
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Athlon 5350 (2014.4.10)
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届いた品は、 【M/B】 ASUSTeK AM1I-A ¥4,979 【CPU】 AMD Athlon 5350 ¥6,670 AM 1型CPUに対応するCoolerは、まだThird-party製品がなく、CPUに付属する品で間に合わせるか、或いは一工夫するか。実は事前に発表された写真から CPU Coolerの固定寸法は85mmであると推測し、品物の到着前に出来上がっていたのである。果たして予定通り収まるか。 |
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今回発売されたAM 1型CPUに対応するM/Bから ASUS AM1I-A を選んだ。特に理由はない。Test-PCの構成は以下の通り。 【M/B】 ASUS AM1I-A 【CPU】 Athlon 5350 【MEM】 DDR3-1600 4GBx2 【SSD】 Intel 80GB mSATA (mSATA to SATA変換Adaptorを使用) 【PSU】 picoPSU120-WI (DC12V-25V入力に対応) + 19V 90W AC Adaptor 【OS】 Windows 8.1 Update Enterprise64 評価版 前節で述べた代用CPU Cooler XIGMATEK Porter-CN881は無事に収まった。OSのInstallも問題なし。では、結果を J1900/G1610T/G1820T と比べてみよう。 |
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AMDとしては画期的な成績と言えよう。
但し、CeleronはWin8.1 Update前のDataなので参考程度に・・・ |
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Athlon 5350の結果は Celeron G1610Tを抜いてG1820Tに迫り、CPU/iGPU/消費電力/画質/価格などを総合的に判断すれば十分戦える成績と言えよう。そうなるとAM1 Seriesの最廉価CPUを試したくなる。 えーい 面倒だ、M/Bも奮発しよう。 斯くして、今日もまた 「安物買いの○○失い」 路線をまっしぐら・・・ 【CPU】 Sempron 2650 【M/B】 ASRock AM1H-ITX では、CPU Coolerはどうするか。Retail品は最後に残し、今回は"REEVEN VANXIE RC-0801B"を試そう。既にVANXIEの取付例がWeb上に幾つか見えるので心強い。 |
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よって、2台目のAM1-PCは、
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前節の表から、 Sempron 2650 のCPU能力は Athlon 5350 の34~42%、GPU能力は 65~75% と見られ、価格差以上の開きがある。AMDは何故これ程迄に低SpecなCPUを発表したのか釈然としない。そこで、Sempron 2650の能力に近い例を探したら、File Server3号機に使ったJetway NF81-T56N-LF搭載の"T56N"(E350相当)に行き当たった。少し面倒だが、同機に載せた6台のHDDを外し、再計測することにしよう。
(NF81-T56N-LFには 4基のFanと拡張Cardが組み込まれているので、消費電力のDataは省略した) 上の表から、Sempron 2650のCPU能力はT56Nの8~12%増、GPU能力は 27~44%増 と読める。従って、Sempron 2650をT56Nの補強版と捉えれば、多少失望は和らぐか・・・ |
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【AM1 M/Bに取付可能なCooler】 (2014.4/14現在) ・XIGMATEK Porter-CN881 (金具を自作する。ただし市販の金具に1個所穴を開けるだけ) ・REEVEN VANXIE RC-0801B (最も簡単) ・CoolJag JAC7L07C (比較的簡単) ・KOZUTI (VANXIE用の金具を使う) ・FM1/AM3等の従来型AMD Cooler (これも簡単) 【AM1 M/Bに取付可能なCooler】 (追加検証分) ・Samuel 17 (これまた簡単) 詳しくは次回に・・・ |
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では、CPU Coolerについて述べよう。ここまで、AM1 Retali Coolerについて全く触れていない。実は購入以来、付属Coolerの取付を何度か試みたが、力加減が分からず、未だに成功していない。IntelのCoolerに慣れたのはつい最近のこと。恐らくAMDの新型Coolerに馴染むまでには相当な年月を要するであろう。と大袈裟に言いたくなるほど今回のCoolerは扱い難い。寧ろ、他社のCoolerを工夫して取り付ける方が遥かに早道と考え、手持ちのCoolerを動員した次第である。 AM1 SereisのSocketは"FS1b"と称され、60mmの正方形対角方向に径6mmの取付穴が開けられている。その間隔は85mm。そこで、その寸法に近いCoolerを探したら "REEVEN VANXIE RC-0801B"が見付かった。 |
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前節で使用したCooler REEVEN VANXIE RC-0801BのHeat sinkは高さ22mm。 仮に14mm厚のFanを載せると、Caseの総高は50mmを超え、薄型のPCは望み薄となる。AM1 Sereisの低消費電力/低発熱を生かすなら、もう少し背の低いCoolerを選びたい。 現在手元にある製品では、"CoolJag JAC7L07C"の14mmが最も低い(Heat sink 11.4mm、CPUと接触する部分2.6mm)。 AC7L07CのHeatsinkには合計8個所穴が開けられている。その内4個所はLGA115*用のCPUに対応する穴。残りは70mm Fan用の穴。 そのFan用の穴は、一辺約 61.2mmの正方形の位置に開けられ、対角方向は約86.5mm。これは行けそうだ。 |
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さて、本Siteの趣旨は専ら可能性を確かめることにある。ならば、AM1H-ITXのmini-PCIe Socket、及びPCIex4 Slotについても検証しよう。 AM1H-ITXのmini-PCIe SocketはHalf仕様。Full SizeのLiser Cardを挿すためには、Falf-Full変換Adaptorを使えば良い。何故、そんな面倒な事をするか。AM1H-ITXを SSDx1+HDDx6 以上載せた録画PCに仕立てる場合、PCIex4 SlotにPT3を挿すと、mini-PCIeはSATA3x2までの増設が限界となる。ところが、mini-PCIeにPT3を繋ぐことができれば、PCIex4 SlotはSATA3x4以上可能となる。 mini-ITX M/Bの中にはSATA3x7仕様のものまであるので、Costを考えたら全くNonsenseではあるが、できることは何でも試す方針に基づき敢えて挑戦した。 そこで、必要な部品を繋ぎDriverを入れた。数あるM/Bの中には、mini-PCIe経由のPT3が旨く動作しない例もあるので緊張気味に再起動をかけたら、挑戦などと大袈裟なことを言うまでもなく、PT3は当たり前に動作した。 次に、SATAx4 Cardを試してみよう。別頁で検証した、mSATA x1 + SATA3 x3 仕様のBoot可能なPCI-E x2 Card "玄人志向 SATA3RI3+MSATA-PCIE"の再登場である。 早速、mSATAを繋ぎ替えてSW-ON。これまた即開通。折角の楽しみも短時間で終了してしまった。 これでAM1H-ITXは mSATA SSDx1 + SATA3接続のHDDx7 まで可能になった。実際に運用するかどうかは未定ながら、録画PCの可能性が広がったことだけは確かである。 今回のTestではSempron 2650を載せたが、もし本機を録画専用ではなく、録再PCとするなら、運用時の消費電力は大差なく動画再生能力に勝るAthlon 5350をお勧めしたい。 |
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AM1に関してもう一つ確かめたいことがある。 即ち、Fanless運用が可能かどうかである。今回発売された同Seriesの中で最もSpecが高いAthlon 5350は、TDP 25W、OCCT4.4.0 PS実行時消費電力は48Wだった。Hest sinkを選べばFanless運用できるかも知れない。そこで、手持ちのCPU Coolerを漁った。但し、2点留めに堪えるHeat sinkには制限がある。 ・重さが程々である。 ・Heat sinkのFin総面積が適度である。 ・Hest sinkの重心が固定螺子2個所の中心にある。 以上の条件を満たすHeat sinkは限られ、手持ちの中では REEVEN Chrono Guard RC-0902 だけだった。このCoolerは完全な左右対称/前後対象ではないが、重心の位置はBaseの中心付近にあり、重さは300g程度で同ClassのCoolerでは最も軽く、取付金具は市販の平金具に穴を1個所開けるだけで済み導入し易い。 |
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よって、 ・室温が20℃台前半迄ならFanless運用は可能。 ・室温の高い夏場を凌ぐためには、適当なFanを取り付けた上で、必要に応じてON/OFF する方法が最も現実的か。 |
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今夏は例年になくPCの仕上げが捗っている。 ①Main-PCを完成させた(8/3) ②WHS2011-PCを俄に仕立てた(8/5) ③二昔前の部品でProjector用のPCを完成させた(8/15) ④一昔前の部品を最新のCase Thermaltake Core V1に収めた(8/16) ①②③は既に戦力、④は暫く様子見である。 次はどうするか。 あれこれ思案の末、自作Caseに収めたFile Serverの改造に決めた。 同Serverに使用したM/B Jetway NF81-T56N-LFは、省電力/低発熱/mSATAx1+ SATAx5と、正にFile Server向きではあるが、如何せん時代にそぐわない。もう少し新鮮なM/Bに換えたい。そこで、何枚かある候補の中からASRock AM1H-ITXを選んだ。このM/Bは上の方で述べた通り、SATA増設Cardを挿してmSATAx1+SATA3.0x7まで搭載可能なので、NF81-T56N-LFの後釜として十分な仕様である。 そこで、Win8.1の月例Update及びCCC14.07βの導入を行った。う~ん、どうも前より絵が綺麗に見えるではないか。AM1仕様のAPUは CCCで鮮明度を上げるとMosquito noiseが出易くなることから、DriverのUpdateを待ち望んでいた。どうも今回のβ版で解決の見込みが立ったようだ。これは幸先が良い。 ところが、幾つか問題点が見付かった。 ・SATA増設Cardに挿したmSATAのPerformanceが思わしくない。 ・M/B上のDC-DC変圧素子付近の温度はIdle時でも50℃弱。これは無視できない。 |
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DC-DC変圧素子付近の温度が高くなる件は、AC Adaptor直差し仕様のM/Bに共通する現象のようで、IntelのThin Mini-ITX M/B DQ77KBもDH61AGも同様の傾向が見られた。今後は十分注意しよう。 さて、自作File Server Caseへの組み込みは簡単だった。所要時間は1時間程度。 そして、CineBenchの結果と体感差は完全に一致した。 【Cinebench11.5 CPU値】 ・M/B交換前、Jetway NF81-T56N-LF : 0.61pts ・M/B交換後、ASRock AM1H-ITX + Athlon 5350 : 2.04pts |
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AMDのCPUに対応するThin Mini-ITX M/Bは、某社から発表されたものの日本では発売されていない。 NUCやLIVAが出回る昨今、Thin-Mini-ITX自体が人気薄なのだろうか。 ならば、是が非でもでっち上げたい。TDP 25W / Process rules 28nmのAthlon 5350を用いれば、どうにか薄型のPCに仕上げられよう。 では先ず、CPU Coolerを選ぼう。上の方で試した、 【Heat sink】 CoolJag JAC7L07C 高14mm 【Fan】 Noctua NF-A9x14 PWM 厚14mm なら高さ28mmに仕上がる。以前組み上げた Intel DH61AG + G620T に用いた24mmのCoolerには及ばないが 「Thin-Mini-ITX Modoki」 用なので良しとしよう。 Cooler以外の部品構成は、 【M/B】 ASUS AM1I-A 【CPU】 Athlon 5350 【MEM】 DDR3-1600 4GBx2 【SSD】 Crucial M500 256GB mSATA(mSATA to SATA変換Adaptorを使用) 【PSU】 picoPSU120-WI + AC Adaptor(検討中) 【OS】 Windows 8.1 Enterprise64 評価版 とした。薄型のPCを目差すなら、AC Adaptorも小振りな製品を選びたい。その場合、12Vより19V仕様の方が選択肢は広い。従って、DC12V-25V入力に対応するpicoPSU120-WIを選んだ。 ASUS AM1I-A各部の寸法を確認すると、最も高いBackpanel Audio端子部分は基板面から35mm、基板面からCPU上面までは8mmある。CoolJag JAC7L07C + Noctua NF-A9x14を据えた時の高さは基板面から36mmあり、基板厚及び基板下の空間を合計7mmとし、底板及び天板の厚みを1mmとすれば、Caseの厚みは45mmとなり、どうにかThin Mini-ITXの仲間に入れるであろう。 然しながら、1mm厚のAlumi板は余りにも貧相であり、せめて2mmは欲しい。更にCPU Fanを天板に密着させると、如何に通気口の形状を工夫してもNoiseの増加は避けられない。そこで、両者の透間を5mm確保し、Caseの厚みを52mmとする案で進めることにした。そうなると、とてもThin Mini-ITXとは呼べないが、「Thin-Mini-ITX Modoki」なら許されよう。 M/BがmSATA対応なら、Caseの厚みは上に述べた52mmで収まるが、ASUS AM1I-AはmSATAに非対応であり、一般的なSSDを使えばCaseの厚みは更に増す。だからと言って諦めるのは早い。小型のmSATA→2.5"SATA変換Adaptorを導入すれば、Caseの厚み52mmを維持できそう・・・ |
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前節の方針に従って仮組した。 ・先ず、Heatsink CoolJag JAC7L07C を据えた。基板上の部品に当たらず問題なし。 ・Memoryは背の低いLP仕様の製品を用いたので、これまた問題なし。 ・mSATAは小型のmSATA → SATA変換基板を介して下の写真の様に据えた。 |
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以上の通り、十分小振りに纏まった。然しながら、Caseの厚み52mmは再考の余地がある。Thin-Mini-ITX Modoki とは言え、できることなら40mm台を目差したい。 ・天板と底板の厚みを1.5mmとする。 ・M/B基板下空間を0.5~1mm減らす。 ・CPU Cooler Fanと天板の透間も0.5~1mm減らす。 そうなれば、Caseの厚みは 49~50mmに収めることができる。 さて、何故この期に及んでAM1なのか。既に旬は過ぎ面白味は薄れている。実は、最新のCatalyst Software Suite 14.9に至り、予てから懸案の事項であった「AM1仕様のAPUはCCCで鮮明度を上げるとMosquito noiseが出易くなる・・・」 点が見違えるように改善されたからである。低発熱/省電力/動画も綺麗となれば、Home-PCとして十分満足の行く結果が得られよう・・・ |
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前節ではAMD仕様の "Thin Mini-ITX Modoki" を纏め、別頁 「Windows 10 Technical Preview III(2014.10.26)」 の節では "ASRock FM2A75M-ITX + Trinity A6-5400K"を試し、何れも期待を上回る結果が得られた。そうなると更に上位のAPUでも確認したくなる。そこで、TDP可変仕様の "Kaveri A8-7600"を選び、4通りの設定で試した。 ① TDP 45W / Memory Clock 1600MHz ② TDP 45W / Memory Clock 1866MHz ③ TDP 65W / Memory Clock 1600MHz ④ TDP 65W / Memory Clock 1866MHz
評価は次回に・・・ |
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では、上の表について述べよう。 ・TDPを45Wから65Wに上げた時、 CPU能力は12~14%増す。 GPU能力の増分は極僅か。 高負荷時消費電力は約20W増す。 ・Memory Clockを1600MHzから1866MHzに上げた時、 CPU能力の増分は極僅か。 GPU能力は5~9%増す。 高負荷時消費電力は数W増す。 ・従って、電源容量/廃熱能力/許容Noise Levelなどを考慮した上で、 TDPやMemory Clockを決めればよいであろう。 ・TestではCPU Coolerに Noctua NH-L9a + Noctua NF-B9 PWM を用いたが、 能力的に不足はなく、高負荷時のNoiseも気にならなかった。 ・AMD Catalyst Software Suite 14.9を入れた時の描画能力は十分満足できる。 内蔵GPUで3DMark06 Score 9944は立派。そして絵も綺麗。 では、問題点はないか。それがあるのだ。今回のTestでは、mSATAをM/B上のmSATA Socketに挿したが、どうにもPerformanceが思わしくない。そこで、mSATA-SATA変換Adaptorを介してM/BのSATA Connectorに差し替えてみた。結果は以下の通りである。 |
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さて、Kaveri 7000 Seriesには他にない特徴がある。即ち「AMD Fluid Motion Video」である。現在この機能は"Kaveri 7000番台 + PowerDVD14 Ultra最新版"でのみ実現可能とのこと。抑も、今回A8-7600を試した最大の理由なのだが、果たして実態は如何に。 ・Fluid Motion Video機能は、PowerDVD14 Ultraの最新Patch 4412から有効。 ・TS FileやDVDの再生時は機能せず、BDのみ対応する。(不正RipしたBD FolderはOK) ・この機能は、特にAnimeや動きの激しい動画で有効と伝えられるが、 「Frozen BD」を観た限りではよく判らなかった。もう少し時間をかけて検証しよう。 実のないRepoで御免なさい。 |
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SSC & LNH とは何のことか。何処かで聞いたことがあるような無いような・・・、実は昨夜考えた造語である。 【S】Small 【S】Silent 【C】Cool 【L】Large 【N】Noisy 【H】Hot つまり、【SSC-PC】とは小型で静かな風通しのよいPCのこと、【LNH-PC】はその反対である。 LNH-PCは誰でも簡単につくれるが、SSC-PCは相当難しい。よくあるのは、 【SSH】 小型で静かではあるが排熱不足。 Fanless仕様やFanの能力不足の場合に成り易い。 【SNC】 小型で風通しはよいがFanの音が煩い。 【LSC】 静かで風通しもよいがCaseが大きい。 あたりか。 では、SSC-PCを求めるにはどうすればよいか。 先ず、Fanless-PCについて考えてみよう。小型のMini-ITX Fanless-PCの多くは、CPUの放熱面からHeat pipeを伸ばし、Caseの側面や上面に設けたHeat sinkに熱を逃がす方法をとっている。従って、自然放熱のためCaseの廻りに相応な空間を必要とする。その結果 "Caseの体積 + 放熱空間 = Caseの体積 x N" となり、実質的な専有空間は決して小さくない。ましてや重ね置きは御法度となろう。 もし、Caseの小型化→最小の専有空間を目差すなら、前面吸気/後面排気が最も相応しいことになるが、それがまた思うようにはならない。PC背面のI/O Panelは幅約44mmあり、仮にCaseの高さ(厚み)を100mmとすると、取付可能なFanの径は40~50mm程度となり、十分な排熱性能は得られない。従って、背の低い(薄い)PCの場合は、前面吸気/側面排気、側面吸排気、或いは上面吸気/側面排気となろう。それでもFanless-PCに較べて専有空間は小さくて済む。そこで、 ・CPUのTDPを、Caseの高さ60mmまでは25~45W、70~200mmは25~80Wとする。 ・Caseは幅200m/奥行200mと仮定する。 ・AC Adaptor電源を用いる。 ・Storage構成は、mSATAまたはSSD + 2.5" 1TB HDD とする。 ・内蔵GPUを用いVideo Cardは挿さない。 とし、高さ(厚み)を40~200mmに変化させた時の最適なFan構成を考えてみよう。
最近、NUCやLIVAに続き、各社から極小PCが続々と発売されるようになった。一方、Thin Mini-ITXの場合、W180 x D180 x H40mm = 約1.3 liter 辺りが最小と思われるが、一般的なMini-ITX M/Bでも工夫すれば 2 liter程度に仕上げることも可能ではないだろうか。その場合、市販の極小PCのような "SNH-PC or SSH-PC" ではなく "SSC-PC" でありたい。然しながら、上の表に合致するCaseは市販されていない。これからはAudio機器基準のPCが求められると思うのだが・・・ |
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別頁で進めている市販Case改造の件、実は18年間使い続けた"Drill Press"(ボール盤)が不調になり、交換部品の到着まで休まざるを得ないのである。在庫があれば数日、なければ海外からの取り寄せになるので1~2週間は待たされるであろう。その間どうするか。 近頃 MSI社のM/Bをよく取り上げる。IM-QM67/H87I/A68HM-P33。以上3枚に共通する点を上げれば、同種のChipsetを搭載した他社のM/Bに比べて消費電力は低く、USB-DACを繋いだ時の音質が良い。最近のMSI社はECOを強調し、またUSB-DACの接続を見据えたUSB電源強化の方針を打ち出している。 3枚の内 H87I以外は、そうした特徴を謳ってはいないが、同様の傾向が窺われる。 そこで、最近のMSI社の特徴を確認すべく、以下の構成で試すことにした。 【M/B】 MSI AM1I (\3,480) 【CPU】 AMD Athlon 5350 【MEM】 DDR3-1333 2GBx2 (空Memoryはこれしかなかった) 【SSD】 Samsung 840 EVO 120GB mSATA (mSATA to SATA変換Adaptorを使用) 【PSU】 picoPSU120-WI + 19V 65W AC Adaptor 【OS】 Windows 10 ETP 9926 |
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Win10 ETP 9926のInstallは10分程度で終えた。ところが、Athlon 5350内蔵のGPU "Radeon R3"のDriverは自動的にInstallされたもののCCCは導入されなかった。そこで、AMDのSiteから得た"amd-catalyst-omega-14.12"を入れたら、「AMDのDriverが正しく動作していません」との警告文が現れたが、やがてWin10のUpdateで最新のDriverが当てられ、以後順調に動作している。 そして、Idle時消費電力は9W、USB-DACを接続して10W、期待通りの数値を得た。 では、音はどうか。 以下のAlbumで試聴した。何れも極上の録音。 |
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前節で紹介した3枚のCDは録音が優秀なだけではなく、最近のFusion Musicを代表する名盤の誉れ高く、ながら聴きに良し、じっくり耳を凝らして聴くも良し、我家ではAudio装置のReferrence-CDとして繰返し聴いている。 試聴の結果、AM1IにAthlon 5350を載せた今回のPCは予想以上に音が良く、手持ちのPC?台の中では最上位に属するものとの評価を下した。中高音域の滑らかさ、低音域のほど良い締り具合、各楽器の余韻、そして演奏会場の残響等が豊かに再現され、とても 廉価PCとは思われぬ健闘ぶりに驚かされた。 ならば、現行部品を使ったAudio-PCとして一押しか、となると即断は出来ない。別頁で述べた通り、音の印象は部屋の湿度によって大きく左右されるからだ。現在の温度/湿度は 21℃/47% である。このところ、湿度30%前後で聞き続けてきたので、20%近く湿度が上がれば粗が目立ち難く聴き易くなるのは当然である。従って、結論はじっくり他のPCと聴き比べてからになる。では、絵に関してはどうだろうか、以下のBDををかけて確認した。 |
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3枚ともBallet公演のBDである。何故BalletがReference-BDなのか。
・Ballet-BDには画質の優秀なAlbumが多い。 ・Ballet公演は色彩が豊かで発色やContrustの違いが判り易い。 ・Ballerinaの動きは想像以上に激しく、中には連続32回転する演技もあり、 Displayを含めたSystem全体の動特性を確認する上で都合が良い。 ・取り分け"Cinderella"は他のBDに比べて負荷が高く、貧弱なSpecのPCでは もたつきが目立つので、PCの動画再生能力を確認する上で重宝している。 結果は良好。100点満点ではないが合格点は与えられよう。Cinderellaを完璧に再生するならVideo Cardを挿したくなるが、このPCはAudio-PCなので、その役は他に譲ろう。 そして今年は "Cinderella" が注目される年。 ・Disney映画 「Cinderella」 4月25日(土)公開 ・Birminghum Royal Ballet 「Cinderella」 5月1~3日 東京文化会館 ( このConcertは上のBDと同じ配役で公演される。Ticketは購入済み ) |
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MSI AM1I を他のPCと聴き比べた。やはり一昨日の印象は幻ではなかった。再生音の質が向上すると違いは僅かになり判別し難くなるが、それでも MSI AM1I の優位性は認められた。特に高音域の清澄感は他のM/Bを上回り、大いに好感が持てる。Intel D2700DC に迫る音質と言えよう。そこで、MSI AM1I をCaseに収め、Audio-PCの仲間に加えることにした。 【Audio PC 1号機】 Intel D2700DC + WSS2012R2 Workgroup 【Audio PC 2号機 兼Music File Server】 Intel NUC D54250WYK + Win 8.1 Pro 【Audio PC 3号機】 MSI AM1I + Athlon 5350 + Win 10 ETP 9926 昔、音吉だった時代、Record Cartridge/Amp/Speaker などを繋ぎ替えて遊んでいた頃に似てきたようだ。 さて、Case選びに迷うことはない。手持ちの Mini-Box M350 で決りだ。同Caseは4台目。省電力型CPUを使った最小構成のPCに持って来いである。M350の実測値は、 W192 x D220 x H62mm = 約2.62 liter 先月仕上げた Audio-PC Caseの寸法 W210 x D220 x H56mm = 約2.59 liter に近い。 |
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