あれこれテストする XXV+

本頁 「あれこれテストする XXV」 は5万字を超え、検索時のScrollが煩わしくなったので、「あれこれテストする XXV+」として頁を改めることにした。(2013/11/11)。 

Win 8.1 Pro32 (2013.11.11)

さて、XPのSupportが切れる前にMain-PCをどうにかしなくてはならない。Win7 or Win8.1。その場合、PageMaker/Designer/CD-ROM版辞典類など、64bit版のOS上では動作せず、今後も使い続ける可能性が高いOld Applicationをどうするか。PageMakerはVer2.0~7.0、DesignerはVer2.0~4.1まで、作り上げたData量が余りにも膨大なため、最新AppliへのData変換は無理難題なのだ。

解決方法は3つ。
 ① Main-PCのOSをWin8.1Pro64とし、
   Old ApplicationはVMware上のWin2KかXPで運用する。
 ② Old Applicationとは縁を切る。
 ③ Win8.1Pro32を導入し、Old Applicationの動作を確認する。

既に①は確認済み。問題はSecurity Softの対応次第だが、長期間のSupportは期待薄。②は最後の手段。そこで③を試すことにした。

該当するApplicationのTimestampは以下の通り。
 ・Designer4.1 1995/05/23
 ・Excel95 1995/10/30
 ・PageMaker6.0j 1995/10/03
 ・PageMaker7.0j 2001/09/21
 ・CD-ROM版 群書類従 1997/12/05
 ・CD-ROM版 角川日本地名大辞典 2001/11/27
 ・CD-ROM版 角川古語大辞典 2002/02/15

Test機として ASUS H81M-A + i3 4130T + Win8.1 Pro32bit版で新たなPCを組んだ。
32bit版Win8.1のInstallは2度目だが特に問題はなかった。Programが軽い所為か、64bit版より動きは滑らか。OSのUpdate及びUtilityの導入後、恐る恐る PageMaker6.0j を試した。念の為に"管理者として実行"を選んだら無事に起動した。その後、上記のApplicationを順次入れた。Designer4.1 / Excel95 / PageMaker7.0 もOKだった。特にDesigner4.1には驚かされた。XP上ではInstallerが動作せず手動で対応したのに、Win8.1上ではそのInstallerで導入できたのだ。つまり、16bit Applicationへの対応は、XPより32bit版Win8.1の方が優ることになる。

実際の運用は各種のFont及びPrinter Driverを入れてからになるが幸先はよい。
CD-ROM版の辞書類は、Win8.1対応のCD-ROM仮想化Softを入手してから・・・

Win 8.1 Pro32 II (2013.11.12)

世は猫も杓子も64bit-OS時代。そうした時こそ32bit-OSを見直す良い機会だ。昨今、OSやApplicationの改訂は頻繁に行われるものの、必ずしも使い易くなるとは限らない。Windows然り、Ubuntu然り。もし、古いApplicationを後生大事に使うなら、32bit版の方が何かと好都合であることは前節で述べた通り。18年前のApplicationがWin8.1上で軽快に動く様は一寸した快感と言えよう。 ところが、利点はそれだけではなかった。

 【M/B】 ASUS H81M-A
 【CPU】 Core i3 4130T
 【CPU Cooler】 Thermolab LP53 + Enermax UCCL9
 【MEM】 DDR3-1600 2GBx2
 【SSD】 SAMSUNG 840 EVO 120GB
 【PSU】 picoPSU160-XT + 150W AC Adaptor
 【Case】 Obon
 【OS】 Win8.1 Pro32
 【Idle時消費電力】 12W

Haswellの発表以来、5種のCPUと5枚のM/Bで試した範囲では、64bit版のWin8/Win8.1ともIdle時消費電力は14~17Wだった。それが、32bit版Win8.1では12Wまで下がったのだ。Memoryを8GBから4GBに減らしただけでは大した変化はないので、OSの差によるものと考えられる。そうなると、元々消費電力の低いFile Serverや録再PCについても再検討することになろう。

さて、前節で述べた"CD-ROM仮想化"の件はどうなったか。我家では前々からCD-ROM仮想化Softとして "CD革命Virtual"の世話になってきた。現在、XP/Win7/VirtualBox上のXP及びWin2Kで重宝している。ところが、CD革命Virtualの最新版Ver.13はWin8.1に対応せず近日中にUpdate予定とのこと。そうなると当面別の手立てを考えなくてはならない。幸いWin8.1にはCD-ROMの仮想化機能が備わっているので早速試した。結果は△なり。Mount及びInstallは成功したのだが、OSを再起動すると自動的に再Mountせず少々不便な仕様だった。次にFree Softの"VirtualCloneDrive"で試した。Mount/Install/再起動後の自動MountともOK。一晩試した限りでは不都合なし。

よって、「CD-ROM版 角川日本地名大辞典」「CD-ROM版 角川古語大辞典」は、Win8.1 Pro32bit版 + VirtualCloneDrive 上で無事に動作することを確認した。但し「CD-ROM版 群書類従」は元のCD-ROMを失念し目下捜索中のため検証は後日に・・・

SSDx1の最小構成ではIdle時消費電力12W
左はSSDx1とHDDx1を加えて15W
SSDx2+HDDx1は市販の平金具で固定した
これ G3流Obon-PCの定石
失念対策Goods (2013.11.13)

前節で述べた「CD-ROM版 群書類従」のOriginal CDは未だ見付からない。
実は行方不明のSoftや部品はそれだけではないのだ。

Mouseは有線か無線か。細かい作業をするPC及び新規組立中でBIOSの設定をする場合は有線、そうでないPCは無線、自分はそう使い分けている。ところが、無線Mouseの数が増えるとAdaptorの管理が面倒になり、時々Mouse本体とAdaptorの組合せに迷うことがある。迷うだけなら兎も角、Adaptorをどこかに置き忘れたり、知らぬ間に掃除機に吸い込まれたりしてMouseが使えなくなることがある。そうした場合はどうするか。Mouseの破棄は忍びない。そして先日、粗忽者にとって心強い味方の存在を知った。(但しLogitec専用)

右:Logitech Unifying Receiver
左:一般的なUSB Adaptor

本来は 「最大6つ分のUSB Receiverを1つに統合」 する機能が売りではあるが、Adaptorを失念した時の代替品としても使える。これで生き返ったMouseは1匹ではない・・・

HPCFL-400P-X2S (2013.11.20)

さて、次期 Main-PCは64bitと32bitの2台になりそうだ。候補は、
 【64bit-PC】 ASUS GRYPHON Z87 + Xeon E3-1225V3
 【32bit-PC】 ASUS H81M-A + Core i3 4130T

2台とも Video Card を挿す可能性は低い。自分の使い方ならIntel HD Graphicsで十分間に合うからだ。そうは言ってもGPUの進化は早いので、中程度のCardに対応できるよう備えておきたい。そこで搭載する電源をpicoPSUではなく SFX or TFX電源を考えていたところ、新種の電源が目に留まった。
即ち、Nipron社の
 「高効率/低待機電力 ファンレスパソコン用電源 HPCFL-400P-X2S」 である。

HPCFL-400P-X2Sは、小型化・大容量化・グリーン化が進む市場要求に応え、同期整流などの高効率回路により変換効率を高め、出力電力はファンレス電源としては大容量の連続170W(強制空冷時は305W)、ピーク(5s以内)400Wを実現しています。待機電力は0.5W以下に抑えErP指令Lot6にも対応、ムダな電力を抑え、電気代とCO2排出量の低減が期待できます。

本製品は医療規格であるIEC60601-1 3rd 準拠設計を行っており、医療機器用電源等、幅広い用途での使用が可能です。(Nipron社のSiteから転載)
各種電源の寸法
形式
奥行
体積
ATX比
ATX
150mm
86mm
160mm
2.06 liter
-
TFX
85mm
69.5mm
175mm
1.03 liter
50%
Nipron
106mm
37mm
225mm
0.88 liter
43%
SFX
125mm
63.5mm
100mm
0.79 liter
38%

写真を見るとかなり大振りに見えるが実際の寸法を較べると、HPCFL-400P-X2SはSFXよりは少し大きいがTFXよりは小さい。
【TFX】 IN WIN IP-P300HF7-2
【SFX】 SilverStone SST-ST45SF-G

そして Nipron HPCFL-400P-X2S
電源検証器を使ってTestした。
各部の電圧は正常。
当然無音。Coil鳴きもなし。

AC入力Cableは自分で半田付けする。
組み込む時はSWとFuseを加える予定。

試運転が楽しみ・・・
HPCFL-400P-X2S II (2013.11.21)

HPCFL-400P-X2S を
 ASUS H81M-A + Core i3 4130T + SSDx2 + HDDx1 + USB-DAC
に繋ぎ消費電力を計測した。比較のために IN WIN IP-P300HF7-2、SilverStone SST-ST45SF-G、picoPSU160-XTのDataを添えた。
Power Consumption (2013.11.20)
PC
ASUS H81M-A + Core i3 4130T + SSDx2 + HDDx1 + USB-DAC
Win 8.1 Enterprise32
PSU
Nipron
HPCFL-400P-X2S
 
IN WIN
IP-P300HF7-2
(80+Platinum)
SilverStone
SST-ST45SF-G
(80+Gold)
picoPSU160-XT
OCCT4.4.0 PS
Max 66W
Max 62W
Max 64W
Max 69W
Prime95
Max 57W
Max 53W
Max 55W
Max 58W
Idle
16W
12W
14W
13W
Sleep
1W
3W
Power-OFF
0W
3W
・HPCFL-400P-X2SのIdle時消費電力は思わしくない。(理由は調査中)
・HPCFL-400P-X2Sは80Plusの認証を受けていないがBronzeより稍上程度の効率か。
・効率の点では IN WIN IP-P300HF7-2 が最も優秀。80+Platinumは伊達ではない。
・今のところHPCFL-400P-X2SはCoil鳴き等基板から発生するNoiseはなし。
・医療規格IEC60601-1 3rd準拠設計とのことで、安定性や信頼性に優れているものと
 思われる。我家のMain-PCには過ぎたる規格か。
こうしてみると随分大きく見えるが、寸法を測れば標準的なATX電源の半分以下。1U仕様。
Haswell最廉価PC (2013.11.26)

2013/11/26 現在のHaswell最廉価PCは、
 MSI H81M-P33 \5,360 + Pentium G3220 \5,957 = \11,317
であろう。 但し、来春 Haswell版 Celeron が発売される迄。

Pentium G3220は手元にないが、同CPU省電力版 Pentium G3220T + MSI H81M-P33 の組合せなら 「あれこれテストする XXV」 2013/9/3付の節で触れている。 そして今回、職員の自宅用PCを更新することになり、再度Performanceを確認した。(前回はWin8)
 【M/B】 MSI H81M-P33
 【CPU】 Pentium G3220T
 【CPU Cooler】 Intel Retail Cooler (G3220TにCoolerは付属しない)
 【MEM】 DDR3-1333 4GBx2
 【SSD】 Crucial m4 60GB
 【PSU】 M3-ATX 125W Automotive PSU + 19V 90W AC Adaptor
 【Case】 Obon
 【OS】 Win8.1 Enterprise64

結果は、
 【Win Score Share】 6.9 7.7 5.5 5.2 8.1
 【3DMark】 Fire Strike:395
 【3DMark06】 Score:5143、SM2:1840、SM3:2062、CPU:2984
 【3DMark Vantage】 Score:2967、GPU:2476、CPU:7258
 【Cinebench】 CPU: 2.23pts、OpenGL:17.94fps
 【FFXIV】 1280x720窓表示:3246、1920x1080全画面表示:731
 【Superπ104万桁】 14秒
 【Yume1024×768最高】 19146
 【OCCT実行時消費電力】 Max 58W
 【Prime95実行時消費電力】 Max 35W
 【Idle時消費電力】 14W

とても最低RankのM/B+CPUとは思えない成績だ。上記Dataの内、CPU能力は手持ちの中では Sandy Bridge Core i3 2100Tに近く、GPU能力はAMD A4-5300に近い。Gameをせず一般的な使い方ならこれで十分ではないか。
 ・今のところWin8.1の動作は安定している。
 ・廉価M/Bにありがちな基板の鳴きはない。
 ・他社のH81搭載M/Bに較べて消費電力は低め。
 ・25"HDDx1を加えた時の最大消費電力は60w程度と見込まれる。
  従って電源の選択肢は広い。
 ・拡張SlotはPCIex16とPCIeが1本ずつ。
 ・M/Bの寸法は 226 x 173mm。一部のMini-ITX Caseに収まる。
 ・Caseは手持ちの中から選ぶ。
  ① In Win Wavy II (Mini-ITX : W112 x H264 x D265 mm = 7.8 liter)
  ② Chenbro PC719 (Micro-ATX : W90 x H326 x D300 mm = 8.8 liter)
  ③ Silver Stone SST-SG03B-F (Micro-ATX : W200 x H360 x D312 mm = 22.5 liter)

実は 「職員の自宅用PCを更新するため」 と言うのは表向きの理由であり、同宅に預けてある "Supermicro C2G41"で遊びたくなったから・・・

Haswell最廉価PC II (2013.11.29)

もし、Obon組状態で完成とするなら、
 ・PCの組立 30分
 ・OSのInstallとUpdate 1時間
 ・常用ApplicationのInstall 1時間
都合2.5時間もあれば1丁上りとなる。

ところが、六面体のCaseに収めるとなれば、
 ・組立 3時間
 ・OSのInstallとUpdate 1時間
 ・常用ApplicationのInstall 1時間
都合5時間もあれば1丁上り、とはならないのだ。

Caseに組込後、先ずCUP/GPU/PCH等の温度を確認しFanの回転数を調節する。ここで満足の行く結果が得られれば完成となるのだが、そうした経験は一度もない。

自分の組み立てるPCの多くは、Obon状態よりCaseに組み込んだ時の方がNoiseは増す。単にCase-Fanが追加されたからではない。Case内の吸気と排気の平衡が崩れると、Fanの羽根に圧力がかかりNoiseが増すことがあるからだ。この現象はCaseが小型になればなる程目立つ。 最近、PCーCaseに関連して"正圧 / 負圧"なる言葉をよく耳にする。 然しながら、これは要注意である。確かに正圧の方が埃の流入は少なく後々のMaintenanceは楽ではあっても、兎角Noiseの上昇を招き易い。

さて、今回のHaswell最廉価PCを収めるCaseは、あれこれ迷った末、市販のMicro-ATX Caseとしては最小と思われる"Chenbro PC719"に決めた。そして、上に述べた "小型Caseに於けるNoise増加の件" 通り、無視できないNoise Levelとなった。つまり、
 ・天板(置き方によっては側板)を外せば十分に静か。
 ・天板を取り付けると盛大なNoise。
となったのだ。そこで、
 ・側面(置き型によっては底面)の60mm Fanを吸気から排気に変更した。
 ・それでもまだ煩いので抵抗を噛ませて1500rpm程度に減速した。
 ・今度は風量が不足気味となり、CPU温度は2~3℃上昇した。
 ・60mm Fanを取り付けた場所は、電源Cableの取り出し口に近接し障害物が多く、
  唯でさえNoise-Levelが上り易い。

そうした時、Caseの彼方此方に穴を開ければ解決するかもしれないが、それでは見て呉が悪く埃の入り放題となる。仕方ない、適当なところで妥協しよう。結局 "静音PC" の仲間に入れず、1mm離れても動作が確認できる "安心PC" となった。矢張り、小型/静音/低発熱/省電力PCを目差すなら、Caseを自作する他はないのだろうか・・・

結局、部品構成は以下の通り。

【M/B】 MSI H81M-P33
【CPU】 Pentium G3220T
【CPU Cooler】 XIGMATEK Praeton LD964
【CPU Cooler Fan】 Enermax UCCL9
【MEM】 DDR3-1333 4GBx2
【SSD】 Crucial m4 60GB
【HDD】 WD 2.5" 1TB HDD
【PSU】 Huntkey HK400-71PP(Fan交換済み)
【Case】 Chenbro PC719
【OS】 Win8.1 Enterprise64
今後、TV TunerとUSB-DACを加える予定。

Chenbro PC719
一世代も二世代も前の雰囲気。
体積 8.8 liter が唯一の取柄。
Small Micro-ATX M/Bを使ったので配線は楽。
但し、このCaseは剛性に難あり。
天板の通気口にFan Filterを貼る予定。

あれこれTestを重ねる割には、出来上がるPCは凡庸なもの許り・・・
Q-Series (2013.12.1)

このところ、Caseへの組み込みまで進めたPCは、何故か魅力の薄いM/Bばかりだ。
 ・AOpen i855GMEm-LFS + Pentium M 765
 ・Gigabyte GA-G41M-Combo + Core2Quad Q8200S
 ・MSI H81M-P33 + Pentium G3220T
GRYPHON Z87、GA-C1037UN-EU、GA-F2A88XN はObon上にあり。

さて、今日から師走。身辺が慌ただしくなると 「忙中閑あり」 と言われる通り、案外PCの組立が捗るものだ、と思っていたら魅力のあるM/Bが発売された。
即ち、Haswell対応 Thin Mini-ITX M/Bである。
 ・ASUS Q87T/CSM
 ・GIGABYTE GA-Q87TN
Specは殆ど同じだが 「迷ったらASUS」 でよかろう。明日12/2到着予定。

その "ASUS Q87T/CSM" に搭載されたChipsetはQ87。数あるIntel Chipsetの中でも Q-Series は機能が豊富な割には消費電力が低い特徴がある。できることなら、現在進行中の次期Main-PCに採用したい。そこで "Supermicro X10SLQ" に目を付けた。
確保済みの部品は、
 【M/B】 Supermicro X10SLQ
 【CPU】 Core i7 4770T
 【CPU Cooler】 Thermalright AXP-200
 【CPU Cooler Fan】 Noctua NF-A15 PWM

よって、年末は"Q-Series"で迫ることにしよう・・・

Reversible M/B (2013.12.02)

兪々、最新の Thin Mini-ITX M/B "ASUS Q87T/CSM" を迎えることになった。そこで、我家のThin Mini-ITX 1号機である別頁の"Intel DH61AG"を顧みることにした。

現在のBIOSは 2013/01/21付の"Ver.0045"、最新版は2013/05/09付の"Ver,0106"である。ところが、BIOSのUpdateができないのだ。幾つかの方法を試みたが駄目。そうした時はManualを読まざるを得ない。すると 「Ver. 0045からVer.0106へUpdateする前にVer.0099を導入せよ」 との注意書を見つけた。"Ver.0099"へのUpdateは無事に済んだものの"Ver.0106"へのUpdate時に不正終了し、OS(Win7HP64)は起動不可。ここでもあれこれ試したが問題は解決せず。さてどうしたものか。

IntelのM/BはBIOSのUpdate方法が幾つかある。そこで、以前 "DQ77MK" の時に覚えた方法を試すことにした。
 ① 新BIOS FileをUSB Memoryの root に入れておく。
 ② 電源を入れる前にClear CMOS Jumper Pin を外す。
 ③ 新BIOS Fileの入ったUSB Memoryを挿し SW-ON。
 ④ 自動的にBIOSの更新が始まる。
 ⑤ 更新が終了したら一端電源を落としJumper Pinを元に戻す。
 ⑥ 電源を入れ BIOS Setup 画面を開き諸設定を確認する。
 ⑦ OSを起動する。
この方法でBIOSのUpdateは無事に成功した。
その結果、Idle時の消費電力は15~16W → 13~14Wに下がった。

さて、"DH61AG"の問題点は二つ。
 ・Fan Guardに用いたAlumi Punching Metalの開孔率が50%以下のため高負荷時の
  風切り音が無視できない。そうかと言って、専用のBlower式CPU Coolerは更に煩い。
 ・Punching Metalは上面にあるので埃が入り易い。

そうだ、Intel NUCの構造に倣い、CPU CoolerのFanを底面に取り付けたらどうか。つまりM/Bを裏返すのだ。そうすればFan Guard or Fan Filterの選択肢は拡がり、降り注ぐ埃の堆積量はかなり減少するであろう。一般的に表裏逆は凶とされるが、試みる価値はありそうだ。よし、"ASUS Q87T/CSM"で試してみよう・・・

ASUS Q87T/CSM (2013.12.3)

ASUS Q87T/CSM がやって来た。早速、梱包を解き中身を確認した。荷崩れも部品の不足もない。「並行輸入品の為、国内正規代理店の保証は受けられません。予めご了承ください」 とあるので慎重に調べた。

さて、Thin Mini-ITXの特徴である「Thin」を生かすには、何はともあれ CPU Coolerの高さを30mm以下に抑えたい。該当する製品を調べると、

薄型 CPU Cooler
CPU Cooler
総高
Heatsink高
Fan厚
Fan固定
金具等
CENTURY
CGU-DC155A915Z
30.0mm
15.0mm
15.0mm
-
THERMOLAB
ITX30
30.0mm
20.0mm
10.0mm
-
CoolJag
JACLL03C
28.0mm
-
-
-
ASETEK
NT-ZT100AL
27.0mm
17.0mm
10.0mm
-
CoolJag
JAC7L07C
26.4mm
15.0mm
10.0mm
1.4mm
Dynatron
T357
28.5mm
12.0mm
15.0mm
1.5mm
Thermaltake
CLS0011
23.2mm
12.0mm
10.0mm
1.2mm
*今回はFan交換可能なCoolerを選んだ。⑥と⑦は現在入手困難か。

薄型のCPU Coolerに付属するFanは高回転型が多く、とても静音PC向きとは言えない。そうなるとFanは別途調達することになる。 80~100mm角、10~15mm厚のPWM Fanを探すと"Noctua NF-A9x14 PWM"しか見当たらない。幸い、このFanは薄型の割には風量があり然も静かなので迷うことはない。

CPU Coolerの高さを30mm、Fanの厚みを14mm、HeatsinkとFanの透間を 1mmとすると、Heatsinkの厚みは15mmまでとなる。

では、上表のCoolerを確認しよう。
 ① Intel Retail Coolerと代わり映えしない。
 ② 高さの点で不採用。
 ③ 候補となる。
 ④ 高さの点で不採用。
 ⑤ 候補となる。
 ⑥ 候補となる。
 ⑦ 候補となる。

残った③⑤⑥⑦のHeatsinkは総銅製でDesignもよく似ている。何れもDynatron製か。
これまで、同社の製品を使った印象は、
 ・総銅つくりは見た目がよい。
 ・大きさの割には質量があり、低負荷時の冷却性能は良好。
 ・高負荷時の冷却性能は搭載するFan次第。
 ・多くのMini-ITX M/Bでは付属のBack plateは使えず、要工夫。

結局、③⑤⑥⑦の中から⑦を選んだ。

Loose Socket (2013.12.5)

新しいM/Bを入手したら、その日の内にBench結果をUpするのが常にも拘わらず、今回は2日経っても音沙汰がないのはどうしたことか。

実は理由がある。Q87T/CSMに載せるmSATAは未定なので、Intel NUC DCP847SKで使用中のmSATA "Memoright MS701 120GB" を一時流用したところ、Q87T/CSMはMemoright MS701を認識しないのだ。そこで、
 ・Memoright MS701をmSATA-SATA変換Adaptorに挿してSATA端子へ → OK。
 ・Intel mSATA SLC 20GB をmSATA Sochetへ → OK。

Q87T/CSMにMemoright MS701を挿すと嵌まり具合はゆるゆる。恐らく接触不良が原因ではないかと考えられる。PC部品の規格には当然許容される誤差がある訳だが、今回の場合、
 ・Q87T/CSMのmSATA Socketはその許容誤差の上限値
 ・Memoright MS701の差込み部分は許容誤差の下限値
となった為の結果と考えられる。そうなると苦情の持って行き場がない。仕方なく、
 ・Memoright MS701 + mSATA-SATA変換Adaptor → Win8.1 Enterprise64
 ・Intel mSATA SLC 20GB → Win8.1 Enterprise32
の二通りで試すことにした。

Q87T/CSM + Core i3 4130T
Date
2013.12.4
M/B
ASUS Q87T/CSM
CPU
Core i3 4130T
CPU Cooler
Thermaltake CLS0011+ Noctua NF-A9x14 PWM
MEM
DDR3-1600 4GBx2
DDR3-1600 4GBx1
mSATA SSD
Memoright MS701 120GB
Intel SLC 20GB
AC Adaptor
Innergie mCube Plus ADP-95AB 19V 95W
OS
Win8.1 Enterprise64
Win8.1 Enterprise32
Win Score Share
7.4 7.6 5.9 5.5 8.1
7.4 7.4 4.8 5.2 7.6
3DMark06
Score: 6666
SM2 : 2286
SM3 : 2771
CPU : 3853
Score: 6667
SM2 : 2329
SM3 : 2728
CPU : 3865
Superπ104milion
13sec.
13sec.
Yume1024×768highest
24717
24606
Idle power consumption
12W
11W

・Bench結果は他のM/Bの時と代わり映えせず。
・Idle時消費電力は期待した程低くはない。(DQ77KB+i5 3570T+Win8 Pro64の時は10Wだった)
・Bench項目を増やしたいが、32bit版を入れたSSDが20GBのため、空容量に余裕なし。
 詳しくはmSATAが決まってから・・・

Flying CPU (2013.12.6)

Haswell版 Celeron G1820T が発売された。自分は12/4の早朝に申し込んだので
 「 納期:在庫ございます。(今回のみ即納で対応致します)
との断り書き付で入手することができた。始め「今回のみ即納で対応致します」の意味が分からず不審に思っていたら、その後間もなく販売中止となり、事情が飲み込めた次第である。要するに某店のFlying販売か。そうなるとG1820Tは貴重な存在となる。早速、Bench結果をUpしよう。

部品構成、
 【M/B】 ASUS H87I-Plus
 【CPU】 Celeron G1820T
 【CPU Cooler】 Intel Retail Cooler (Xeon E3-1225V3付属品を使用)
 【MEM】 DDR3-1333 4GBx2
 【SSD】 Memoright MS701 + mSATA-SATA変換Adaptor
 【PSU】 picoPSU160-XT + 150W AC Adaptor
 【Case】 Obon
 【OS】 Win8.1 Enterprise64

結果は、
 【Win Score Share】 6.7 7.6 5.2 5.1 8.1
 【3DMark】 Fire Strike:366
 【3DMark06】 Score:4624、SM2:1631、SM3:1870、CPU:2724
 【3DMark Vantage】 Score:2703、GPU:2257、CPU:6630
 【Cinebench】 CPU: 2.03pts、OpenGL:15.56fps
 【FFXIV】 1280x720窓表示:2896、1920x1080全画面表示:659
 【Superπ104万桁】 16秒
 【Yume1024×768最高】 17597
 【OCCT4.4.0 PS実行時消費電力】 Max 47W
 【Prime95実行時消費電力】 Max 32W
 【Idle時消費電力】 14W

とてもHaswell最低RankのCPUとは思えない。
 ・CPU能力は Ivy Bridge Pentium G2100Tを上回り、同Core i3 3217-Uに近い。
 ・消費電力は Idle時/高負荷時とも Ivy Bridge Celeron C1037U より低い。
 ・Full-HD動画の再生は極めて良好。
 ・OCCT4.4.0PS実行時のCPU温度は Max 47℃(室温21℃)
 ・OCCT4.4.0PS実行時のCPU Fan回転数は Max 1100rpm。

よって、
 ・小型/省電力/低発熱/静音PCが簡単にできそう。
 ・Business-PC/Home-PC/AV-PC/録再PC/File-Serverなど応用範囲は広い。
 ・上位のCPUが売り難くなるのではと心配される。
 ・正に "飛んでるCPU" と言えようか・・・

Intel SSD 530 series (2013.12.9)

Q87T/CSMに挿すmSATA SSDを決めよう。上に述べたSocket問題を考えればIntel製品が無難。そこで、同社の最新mSATAから選ぶことにした。ところが、

Intel SSD530
mSATA
容量(GB)
価格(円)
GB単価(円)
80
11,550
144
120
14,980
125
180
17,890
99
240
23,480
98

GB単価に相当な開きがあり、80GB/120GB製品は割高。

購入する前に再度Memoright MS701を挿してみた。相変わらず認識せず。
これは相性問題として片付ける他はないのか。 斯くして"Micrometer"の出動となった。

左 Intel SLC 20GB
右 Memoright MS701 120GB
【Mitutoyo Micrometer】
元々は鉋の薄削り確認用に求めた。

 日本記録 : 3micron。
 自己記録 : 7micron

【mSATA差込部分の厚み】
Intel SLC 20GB : 0.984~0.989mm
Memoright MS701 120GB : 0.939~0.957mm

 ∴ 両者の最大差 : 50micron

結局"Intel 530 240GB"に決め、12/8に品物が届いた。
 mSATA差込部分の厚み : 0.999~1.002mm
 Memoright MS701 120GBとの最大差 : 63micron

Socketの嵌まり具合/認識/Installとも全く問題なし。
Bench結果は"Memoright MS701+mSATA-SATA変換Adaptor"の時と大差なし。

Q87T/CSM 部品構成 (2013.12.15)

Q87T/CSM + Intel 530 240GB + Win8.1Pro64 の動作は順調である。
その後、幾つかのTestを行った。
 ・2.5" 2T HDDの増設 OK。
 ・無線LAN Intel Dual Band Wireless-AC7260 の増設 OK。
 ・PT3の増設 OK。
ここまで問題なし。

さて、M/Bを裏返す件はどうなったか。M/Bの上面にSpacerを据えて試したところ、正常な設置方法に較べて、Idle時CPU温度は2~3℃、CPU Fan回転数は10%程上昇した。高負荷時は更にその差は拡がった。

100mm四方のNUCはM/Bの裏表を何れに向けても然程問題はなかったが、170mm四方(面積はNUCの2.9倍)のMini-ITXの場合、自然対流だけでは廃熱処理が間に合わないようだ。そうかと言って廃熱用のFanを強化すれば、当然Noise Levelは上昇する。矢張り、M/Bは上向き、或いは縦置きが無難であり、NUCの例は特別と考えるべきかも知れない。
よって"M/B反転法"は暫く保留することにした。

では、Storage構成及び拡張Slotをどうするか。

Q87T/CSM 部品構成とCaseの寸法
mSATA
SSD
2.5"1TB
HDD
(9.5mm厚)
2.5"2TB
HDD
(15mm厚)
拡張Card
Case寸法
(mm)
Case体積
(liter)
備考
x1
-
-
-
W182xD182xH43
1.42
x1
x1
-
-
W182xD182xH43
1.42
x1
x1
x1
-
W252xD182xH43
1.97
x1
x2
x1
-
W252xD182xH43
1.97
内部は窮屈
x1
x1
x1
PT3
W252xD182xH43
1.97
x1
x1
x1
PT3
W270xD182xH43
2.11
横幅を他の
自作Caseと
揃えた時

・DH61AG用のCaseは W182xD182xH40 = 1.325 liter だったが、
 CPU Fanを12mm厚から14mm厚へ、天板と底板を1mmから2mmへ変更して4mm UP、
 どこかで1mm節約して3mm Upに予定した。
・上表中①と②の構成では、現在運用中のNUCと代わり映えしない。
・④はCaseの内部に余裕がなく風通しに難あり。
・①から⑥の中では⑥が最も無難ではあるが 「PT3-PCをそんなに増やしてどうするの」
 となりそう。
・WS2012の運用は可能だが、3.5"HDDを数台積み込んだ時、M/B内蔵電源では心細い。
・最近のUbuntuは今一つ魅力がない。
・そうなると Scythe ACC-ITX(約20 liter)入りのPT3-PCを用途変更し、本機に置き換える
 のが最善策か。SSDx1+HDDx2を載せたPT3-PCが"2 liter"なら存在意義はあろう・・・

Q87T/CSM用 19V AC Adaptor (2013.12.16)

Q87T/CSMには19V仕様のAC Adaptorが要る。ところが、Manualの何処にも必要な容量の記載が見えない。CPUのTDPに関しても同様である。IntelのThin Mini-ITX DQ77KBのManualを開くと、TDPは65Wまで、電源容量の指定はないが消費電力105.3Wと182.7Wの例が記載されていることから、Q87T/CSMの場合、
 ・CPUはHaswell series T付/S付から選ぶ。
 ・電源の容量は部品の構成によって決める。
とすれば、大きな間違いはないであろう。

そこで、以下6種の19V AC AdaptorでTestした。
 ① Innergie mCube Plus : 単品購入
 ② FSP FSP065-REB : Intel NUC D54250WYK 付属品
 ③ FSP FSP090-DMAB1 : AOpem S110 付属品
 ④ Innergie ADP-95ABAB : 単品購入
 ⑤ FSP FSP120-AAB : Silverstone SST-PT09B-120W 付属品
 ⑥ Delta SADP-135EB B : AOpen nMCP7AUt-V 付属品

【部品構成】
 【M/B】 Q87T/CSM
 【CPU】 Haswell Core i3 4130T
 【CPU Cooler】 Thermaltake CLS0011+ Noctua NF-A9x14 PWM
 【MEM】 DDR3-1600 SO.DIMM 4GBx2
 【SSD】 Intel 530 240GB
 【OS】 Win8.1 Pro64

6種の 19V AC Adaptor
製品名
Plug変換
電圧
電流
容量
消費電力
Idle時
高負荷時
待機時
Sleep時
Innergie
mCube Plus
-
19.5V
3.08A
60W
13W
58W
0W
1W
FSP
FSP065-REB
(*)
19V
3.42A
65W
12W
59W
0W
0W
FSP
FSP090-DMAB1
(*)
19V
4.74A
90W
12W
60W
0W
1W
Innergie
ADP-95ABAB
-
19.5V
4.62A
90W
(95W)
12W
58W
1W
1W
FSP
FSP120-AAB
(*)
19V
6.32A
120W
13W
59W
0W
1W
Delta
SADP-135EB B
(*)
19V
7.11A
135w
13W
60W
1W
1W
(*) = 7.4/5.0mm ← 5.5/2.1mmDCプラグ変換コネクタ
高負荷時 = OCCT4.4.0 PS実行時
待機時 = AC Line接続、Main-SW OFF時
尚、ASUSのUtirity "AI Suite 3"は導入していない

・何れも良好な結果が得られた。
・口径変換Plugがあれば、選択肢は大幅に拡がる。
・CPUが i3 4130Tの場合、75W級以上の製品から選びたい。
・Celeron G1820Tなら、流通量の豊富な65W級でも大丈夫そう。

CoolJag JAC7L07C (2013.12.24)

その後、Q87T/CSMは特に不都合なく動いている。
 ・消費電力はまあまあ。
 ・Core i3 4130Tを載せた時のPerformanceはHome-PCとして十分。
 ・Event ViewerにErrorや警告の表示は少ない。
 ・青画面や凍結画面はなし。
 ・Fan Controlの動作は適切。
  CPU Cooler Thermaltake CLS0011+ Noctua NF-A9x14 PWM との相性は良好。
 ・このままCaseに収めれば一丁上りとなる。

それでは本Siteの役割がなくなる。せめてCPU Coolerについて触れて置こう。
但し、Thermaltake CLS0011は現在入手困難なので、似たつくりの CoolJag JAC7L07C (現在数店で扱っている)を取り上げた。

CoolJag JAC7L07Cと専用のBackplete
(Q87TにこのBackpleteは取付不可)
先ず、Fanを外す。
据付用の螺子を外し、Heatsinkのみとする。

CoolJag JAC7L07CのHeatsinkをQ87Tに据えるために必要な小物類
 【下の写真左】 3x20mm螺子、1mm厚の樹脂製Washer
 【下の写真中】 3mm厚の樹脂製Washer、8mm高の中空Spacer
 【下の写真右】 0.8mm厚の金属製Washer、3mm用Flanged Nut(緩み止めNut)
以上各4個。
部品が揃ったところで、CoolJag JAC7L07Cを取り付けてみよう。
Q87Tを裏返し 「3x20mm螺子 + 1mm厚樹脂製Washer」 を所定の穴に挿し、養生Tapeで仮留めする。仮留めしないと後々面倒。
Q87Tを表に向け 「3mm厚の樹脂製Washer + 8mm高の中空Spacer」 を3x20mm螺子に挿す。
 Q87T + JAC7L07Cの時、
 Washer + 中空Spacer = 11mm
が最適値。(他のHeatsinkを使う場合は実測の上決める)
JAC7L07CBには薄いGel状の皮膜あり。
今回はそのまま使ってみた。
気に入らなければ剥がせばよい。
Heatsinkを載せて確認後、
「金属製Washer + Flanged Nut」で固定する。
Spacerの高さが足りない場合、基板は反る。
今回は Washer + Spacer = 11mm でOK。


CoolJag JAC7L07C の冷却能力は Thermaltake CLS0011 に較べてほんの少し劣る。
 ・CoolJag JAC7L07CのHeatsink : 84 x 84 x 11.4mm
 ・Thermaltake CLS0011のHeatsink : 90 x 90 x 10.9mm

AC7L07CのHeatsinkはCLS0011に較べて凡そ10%小さいので仕方ないか。

これで総て。Obonも要らない。
Thin Mini-ITX ならではの身軽さ・・・
Microsoft TechNet (2013.12.28)

"Microsoft TechNet Subscription"が今月一杯で終了する。入会した昨年の9月以来、最新OSの使い放題だった特典は残り僅か。この際、可能な限り試しておきたい。
そこで、Windows Server 2012 R2 Essentials & Windows Storage Server 2012 R2をInstallすることにした。

「Install自体は難しくないが、使いこなしはこれから・・」と言いたいところだが、Install中に何度も躓いた。その原因はNICにある。Intel ChipのDriverが見付からないのだ。

Intel社のSiteには、
NOTE: The following devices do not have driver or software support for Windows Server 2012.
  Intel Ethernet Connection I217-V
  Intel Ethernet Connection I218-V
  Intel 82567LF Gigabit Network Connection
  Intel 82567V Gigabit Network Connection
  Intel 82577LC Gigabit Network Connection
  Intel 82579V Gigabit Network Connection
This software may also apply to Intel Ethernet Controllers. Support for built-in network connections is provided by the system or board manufacturer.
とある。

ところが、SuperMicroを除き該当するDriverがUpされていない(探し方が悪いのかも知れない)。仕方なくGigabit CT Desktop Adapter EXPI9301CT を挿すことになった。今度は大丈夫、無事Install & Updateが完了した。

TestしたPCは以下の4機種
 【Windows Server 2012 R2 Essentials】
  ① Intel DH67GD + Xeon E3-1245 (NIC:Intel 82579V → NG)
  ② Asus H87I-PLUS +i7 4770T (NIC:Intel I217 → NG)
 【Windows Storage Server 2012 R2】
  ③ GIGABYTE GA-F2A85XM-HD3 + A10-6700T (NIC:Realtek GbE LAN → OK)
  ④ Asus P8H77-I + i5 3450S (NIC:Realtek 8111F → NG)

"Windows Server 2012 R2 Essentials"は①②の何れにするか思案中。現在使っている "WHS2011"から乗り換えるのは新Main-PCが出来上がってからになるので、それまでにWS2012の使いこなしについて学ばなくてはならない。

一方、"Windows Storage Server 2012 R2"はNAS代わりに直ぐにも使える。その場合、SATA端子が8個ある③が有力か。但し、このOSは単独販売されていないようなので、Microsoft TechNet Subscription終了後の運用がどうなるか心配される。

CPU + M/B = \9,970 (2014.1.4)

「一年の計は元旦にあり」 と言われても、どうせ守れない方針など立てない方がましか。 少なくともPCに関する限り 「行き当たりばったり」 に慣れ親しんだため、今更妙案は浮かばない。いっその事 「行き当たりばったりを極める」 ではどうか。

さて、今年2014年で、PC歴26年、自作歴21年、Mini-ITX歴6年になる。 その割には毎回代わり映えのしない記事に終始し、完全なManneri状態に陥っている。だからと言って改善すべき知恵はなく、新春第一段は再度 「Haswell 最廉価PC」 を取り上げることになった。

昨年末、Haswell版 Celeronが正式に発売された。(2013/12/4に求めた Celeron G1820TはFlyingだった) 早速、G1820を入手したので、T付と無印とではどの程度違うか確かめてみよう。Haswell対応の最廉価M/B MSI H81M-P33 は既に手元になく、それより164円高い ASRock H81M-HDS を選んだ。

 【M/B】 ASRock H81M-HDS
 【CPU】 Celeron G1820 / G1820T
 【CPU Cooler】 Intel Retail Cooler (G1820付属品)
 【MEM】 DDR3-1333 4GBx2
 【SSD】 Intel 520 60GB
 【PSU】 picoPSU160-XT + 150W AC Adaptor
 【OS】 Win8.1 Enterprise64。

結果は、

Haswell Celeron G1820 vs G1820T
Date
2014.1.3
M/B
ASRock H81M-HDS
CPU
Celeron G1820
Celeron G1820T
MEM
DDR3-1333 4GBx2
SSD
Intel 520 60GB
PSU
picoPSU160-XT + 150W AC Adaptor
OS
Win8.1 Enterprise64
Intel HD Graphics Driver
Ver. 10.18.10.3379
Win Score Share
6.9 7.7 5.4 5.2 8.0
6.7 7.7 5.4 5.2 8.0
3DMark
Fire Strike : 374
Fire Strike : 366
3DMark06
Score: 4932
SM2 : 1743
SM3 : 1967
CPU : 3079
Score: 4838
SM2 : 1721
SM3 : 1958
CPU : 2758
3DMark Vantage
Score: 2821
GPU : 2335
CPU : 7497
Score: 2792
GPU : 2331
CPU : 6846
FFXIV
1280x720 : 3059
1920x1080: 701
1280x720 : 3046
1920x1080: 693
Cinebench
CPU  : 2.29
OpenGL:18.43
CPU  : 2.05
OpenGL:18.07
Superπ104 milion
14sec.
15sec.
Yume1024x768 highest
18636
18264
Power
consumption
OCCT4.4.0 PS
MAX 69W
MAX 60W
Prime95
MAX 48W
MAX 42W
Idle
20W
20W

 ・G1820のCPU Clockは 2.7GHz、G1820Tは2.4GHz。
  3DMark06及び3DMark VantageのCPU値は、その差がそのまま表れた。
 ・GPUの能力は僅差。
 ・高負荷時消費電力もCPU Clockの差がそのまま表れた。
 ・Idle時消費電力 20Wは高い。手持ちのHaswell対応M/Bの中では最高値。

それにしてもHaswell版Celeronの能力は高い。一昔前のCeleronとは比べ物にならない。Sandy Bridge Core i3 Seriesに迫る成績と言えよう。Business-PC/Home-PC/AV-PC/File Serverなど、これで十分では・・・


「ASRock H81M-HDS + Celeron G1820」は、とても \9,970 とは思えない成績を上げた。然しながら、Celeron G1820 / G1820Tともアイドル時消費電力20Wは高すぎる。何かの手違いだろうか。そこで、M/BをASRock H81M-HDSからASUS H87I-Plusに換え、他の部品はそのままIdle時消費電力を再確認した。
 ASUS H87I-Plus + G1820T → 14W
 ASRock H81M-HDS + G1820T→ 20W
矢張り誤計測ではなかった。また、前に本節でTestしたPCは、
 ASUS Q87T/CSM + i3 4130T → 12W
 MSI H81M-P33 + G3220T → 14W
 ASUS GRYPHON Z87 + E3-1225V3 → 14W

従って、H81M-HDSのIdle時消費電力が飛び抜けて高いことになる。C-State絡みの省電力設定に問題がありそう思われるが、今のところ原因は特定できない。そうなると、BIOSの更新待ちか・・・ (2014/1/6)

G1610T vs G1820T (2014.1.7)

前節までのTestにより"Haswell Celeron G1820/G1820T"の高性能振りが証明された。そうなると、一世代前のIvy Bridge Celeronと較べたくなる。

G1610T vs G1820T
Date
2014.1.6
2014.1.3
M/B
GIGABYTE
GA-B75M-HD3
ASUS
H87I-Plus
ASRock
H81M-HDS
CPU
Ivy Bridge
Celeron G1610T
Clock 2.3GHz
Haswell
Celeron G1820T
Clock 2.4GHz
MEM
DDR3-1333 4GBx2
SSD
Toshiba
THNSNC064GBSJ
Intel 520 60GB
PSU
picoPSU160-XT + 150W AC Adaptor
OS
Win8.1 Enterprise64
Intel HD Graphics Driver
Ver. 10.18.10.3379
Win Score Share
6.5 7.5 5.2 4.7 7.0
6.7 7.7 5.4 5.1 8.0
6.7 7.7 5.4 5.2 8.0
3DMark Fire Strike
264
373
366
3DMark06
Score: 3351
SM2 : 1098
SM3 : 1385
CPU : 2453
Score: 4854
SM2 : 1736
SM3 : 1957
CPU : 2739
Score: 4838
SM2 : 1721
SM3 : 1958
CPU : 2758
3DMark Vantage
Score: 1707
GPU : 1367
CPU : 6096
Score: 2774
GPU : 2321
CPU : 6670
Score: 2792
GPU : 2331
CPU : 6846
FFXIV
1280x720 Standard
2001
3038
3046
Cinebench
CPU  : 1.88
OpenGL:10.72
CPU  : 2.05
OpenGL:18.06
CPU  : 2.05
OpenGL:18.07
Superπ104 milion
17sec.
15sec.
15sec.
Yume1024x768 highest
15236
18567
18264
Power
consumption
OCCT4.4.0 PS
MAX 42W
MAX 47W
MAX 60W
Prime95
MAX 31W
MAX 32W
MAX 42W
Idle
16W
14W
20W

上の表から、
 ・G1820TのCPU能力は G1610Tの 9~11%増し。
 ・G1820TのGPU能力は G1610Tの 22~68%増し。
 ・G1820TのIdle時消費電力は G1610Tより低い。
 ・G1820Tの高負荷時消費電力は G1610Tより高い。

もし、Ivy Celeronを使用中ならHaswell Celeronに乗り換える程ではないが、新規に求めるなら Haswell Celeron で決りか。

さて、ASRock H81M-HDS + G1820Tの時、Idle時消費電力だけではなく、高負荷時消費電力も飛び抜けて高い点はどう判断すればよいか。
 ・C-State絡みの省電力設定に問題あり ?
 ・H81M-HDSのBIOSがG1820Tの特性を正しく認識していない ?
 ・単なる自分の不手際 ?
何れにしても原因究明にはもう少し時間がかかりそう・・・

Haswell対応廉価省電力M/B (2014.1.27)

或る筋から 「G1820Tの続報を」 とRequestされたので、消費電力に絞って確認することにした。さて、2014/1/27現在、Haswellに対応するM/Bから、安値順に7製品上げれば、

M/B Name
Price
Size
Graphic Supports
BIOSTAR H81MLC
\3,980
226 x 170mm
D-SUB
MSI H81M-P33
\4,980
226 x 173mm
DVI-D D-SUB
GIGA GA-H81M-DS2
\4,980
226 x 170mm
D-SUB
BIOSTAR B85MG
\4,980
226 x 174mm
DVI-D D-SUB
ASRock H81M-VG4
\5,470
232 x 186mm?
D-SUB
ASUS H81M-E
\5,780
226 x 175mm
DVI-D D-SUB
ASRock H81M-HDS
\5,980
232 x 186mm
HDMI DVI-D D-SUB

D-SUBに対応するDisplayは手元にないので ①③⑤ を除外し、残りは4種。
 ②は職員宅にあり。
 ④は発売されたばかり。
 ⑥の上位版 H81M-Aを使用中
 ⑦は消費電力が高め。

今更④や⑥を購入する気はない。職員宅の②を他のM/Bと交換し、
 ② MSI H81M-P33
 ⑦ ASRock H81M-HDS
を比較することにした。Test-PCの構成及び結果は、

MSI H81M-P33 vs ASRock H81M-HDS
Date
2014.1.27
M/B
MSI H81M-P33
ASRock H81M-HDS
CPU
Celeron G1820T
MEM
DDR3-1333 4GBx2
SSD
Intel SLC 20GB mSATA
(mSATA → SATA変換Adaptor使用)
PSU
picoPSU160-XT + 150W AC Adaptor
OS
Windows Storage Server 2012R2 Foundation
Power
consumption
Idle
15W
22W
Prime95
MAX 32W
MAX 39W
OCCTを実行するためには、Serverにとって不必要なProgramまでInstallしなければなず、SSDの空容量を確認の上、今回は割愛した。
尚、Idle時のMemory使用量は両者とも 0.7GB。

省電力競べは Ilde時/Prime95実行時とも7Wの差を付けてMSI H81M-P3の勝ち。
ASRock H81M-HDはBIOSの更新待ち。

 ・今回使用したIntel SLC 20GB mSATAは、最近のSSDに比べて消費電力が少し高い。
 ・更なる省電力を求めるなら、Q87を載せたM/B、或いはHaswell NUC Seriesを。
 ・ASRock H81M-HDSは消費電力が高めであることを除けば動作は安定し、HDMI付
  であることも好ましい。
 ・現時点では "MSI H81M-P33 = 一押しHaswell対応廉価省電力M/B" か・・・

Haswell対応最廉価M/B III (2014.3.29)

現在、別頁でAudio-PC Caseの製作中だが、SP端子/RCA-Jack/可変抵抗器のShaft延長部品等が揃わず、工房作業は一時中断している。その代わりに"Haswell対応最廉価PC"を更新した。

前に組んだ MSI H81M-P33より更に安いM/B ECS H81H3-M4 を入手したのである。 (店によって 3,980~4,480円) BDの新譜1枚相当ではないか。実は、同じ様に拡張Slot2本仕様の某H61搭載M/Bは基板の鳴きが酷く2日で箱入りしてしまったが、今回はどうか。
 【M/B】 ECS H81H3-M4
 【CPU】 Celeron G1820T
 【CPU Cooler】 Intel Retail Cooler
 【MEM】 DDR3-1333 4GBx2
 【SSD】 Crucial C300 128GB
 【HDD】 WD 2.5" 1TB HDD
 【TV Tuner】 PT3
 【Sound】 Olasonic USB-DAC
 【PSU】 picoPSU150-XT + 150W AC Adaptor
 【Case】 Obon
 【OS】 Windows Storage Server 2012R2 Standard

結果は、
 ・Installは全く問題なし。
 ・基板の鳴きはなし。
 ・PT3の動作もOK。
 ・Idle時Memory使用量は 0.6GB。
 ・Idle時消費電力は 21W でまあまあ。
 ・Event Viewerに現れるErrorや警告は極めて少ない。
 ・Intelの最新Graphics Driver 10.18.10.3496 による画質は上々。
 ・Bench結果は上位のM/Bに比べて遜色なし。
 ・全体に動作は安定し、今のところ不都合なし。
 ・敢えて粗を探せば、USB-DACを繋いだ時の音質に多少不満がある程度か。

従って、2本ある拡張Slotを活用すれば、HT-PC/録再PC/File Server/Business-PC等幅広く使えそう・・・

H81H3-M4をHi-Fi化する (2014.03.31)

前節で述べた通り、H81H3-M4に対する唯一の不満は、USB-DACを繋いだ時の音質が、他のM/Bに比べて聴き劣りする点にある。中高音域が濁り気味で、お世辞にも良い音とは言えない。できる事ならどうにかしたい。

USB-DACの音質は USB-Cableの品質やUSB-Connectorの位置よって微妙に変化することは広く知られている。昨今、1m当たり?万円もするCableやUSB-DAC専用Connectorを設けたM/Bまで選べる。然しながら、今回はHaswell対応最廉価M/Bが相手、費用を掛けずに済ませたい。そうした時は思いつくまま手当たり次第試す他はない。

 ・USB-DACを挿すUSB-Connectorの位置を換えてみた → 残念ながら殆ど変化なし。
 ・AC Adaptorを交換した → 変化なし。
 ・電源をpicoPSUからSFXに換えた → これも変化なし。
 ・USB-Cable及びRCA-Cableを交換した → 有意味な変化なし。
 ・AC Plugの向きを換えて挿してみた → 変化なし。

では、USB-DAC以外の素子をUSB-Connectorから外したらどうか。つまり、Keyboard & Mouseの追い出し作戦である。幸い H81H3-M4にはPS/2-Connectorが2個ある。早速、PS/2→USB変換PlugにKeyboard & Mouseを繋いで試した。

  結果は吉。中高音域の濁りが減少し、一段と耳当たりが良くなった。

念の為にPS/2-Connectorのある以下のM/Bでも試し、H81H3-M4だけはなく共通の変化であることを確認した。
 ・Giga GA-C1007UN-D + Win8.1 Pro64 ◎
 ・Giga GA-B75M-HD3 + i5 3450S + Win8.1 Enterprise64 ○
 ・J&W MINIX 6150SE-UC3 + Athlon II X2 250e + Win8.1 Enterprise64 ◎

そうは言っても即断は禁物。音の印象は、
 ・気温や湿度、取り分け"絶対湿度(1m3の空気中に含まれる水蒸気量)"に大きく左右される。
 ・OSのBackground processによる影響は少なくない。
 ・体調や精神状態によっても異なる。
 ・従って、もう少し様子を見てから結論を出すべきであろう。

またまた年寄りの戯れ言が始まった、と思われる方は是非お試しを・・・

Windows 8.1 Update 1 (2014.4.3)

2014/4/2、Windows 8.1 Update 1が発表された。4/8に予定されている一般公開を前に "MSDN"にUpされたので早速入れてみた。但し、日本語版はまだ見当たらず、英語版で試すことにした。使用したFileは、
 en_windows_8.1_enterprise_with_update_x64_dvd_4065178.iso (3,863,244KB)

Test-PCは
 【M/B】 Giga GA-B75M-HD3
 【CPU】 i5 3450S
 【SSD】 Intel 80GB mSATA SSD
 【PSU】 picoPSU150-XT + 150W AC Adaptor

英語版ではあるが、Install時に日本語Keyboardを選択するとMS-IMEも導入される。その昔、Windows3.0の時、日本語版の発売前に暫く英語版で遊んだ経験があるので、まごつくことはなかった。

さて Windows 8.1 Update 1 の特徴は "Start Menu" の復活と報じられたが、Keyboardのどこをどう押しても現れず、もしや自分の不手際かと疑った。ところがそうではなく Start Menu の実装は今後のUpdateで行われるとのこと。では、気付いた点を上げておこう。
 ① Install直後のSSD使用量は 15.4GB。(Memory 8GBの時)
 ② Taskbarに"Store Icon"が現れ、Desktop上からStore Applicationが実行可能。
 ③ Modern UIの右上に電源Buttonと検索Buttonが追加された。
 ④ Store Applicationの画面右上に、終了Buttonと最小化Buttonが加えられた。
 ⑤ 英語版ではあるが、MS-IMEによる日本語入力可能。
 ⑥ IE11、Aida64、CCC、PoweDVD、Hidemaruなど日本語表示に問題なし。
 ⑦ 実際の使い勝手はどうか。「う~ん、何だかよくわかんない 」が正直な感想である。

今回は英語版のWindows 8.1 with Update 1をClean Installしたが、導入済みの日本語版Win8.1に以下のUpdate Fileを当てることも可能とのこと。(自分は試していない)
 http://www.ngohq.com/news/24606-windows-8-1-update-1-final.html

その後、Control Panelの「言語の設定の変更」→「言語の追加」から日本語PackをInstallした。一部英語版の名残を留めるが、使用上問題はない。
Plextor PX-AG128M6e (2014.4.5)

身に覚えのない宅急便が届いた。何と中身は Plextorの最新型SSD、
 M6e PCI-Express SSD 128GB PX-AG128M6e
どうも右手の人差指が勝手に動いたようだ。欲しい物Listに候補として上げるべきかどうか迷った覚えはあっても、Clickしたかどうか定かではない。そうかと言って返品は忍びない。 とぶつぶつ言いながら、以下のPCで試した。 OSは前節で述べた、
 Windows 8.1 with Update Enterprise64 英語版 + 日本語Pack。

M6e PCI-Express SSD 128GB
 PX-AG128M6e

UEFI Boot、Installとも問題なし。
SSD本体は "M.2"仕様か ?
【M/B】 ASUS GRYPHON Z87
【CPU】 Xeon E3-1225V3
【MEM】 DDR3-1600 4GBx2
【SSD】 PX-AG128M6e
【PSU】 picoPSU160-XT + 150W AC Adaptor
の時
【M/B】 Giga GA-B75M-HD3
【CPU】 i5 3450S
【MEM】 DDR3 1600 4GBx2
【SSD】 PX-AG128M6e
【PSU】 picoPSU150-XT + 150W AC Adaptor
の時。
Memory 1GB + SSD 20GB (2014.4.5)

Windows 8.1 Update に関する紹介記事に 「 Windows 8.1 Updateでは、カーネルがよりスリムになり、1GBのメモリや16GBのストレージで動作するようになる」 と見えたので、その設定で試すことにした。(OSは Windows 8.1 with Update Enterprise32 英語版 + 日本語Pack を使用)




Test-PCの構成は、
 【M/B】 GA-C1037UN-EU
 【CPU】 Celeron C1037U (M/B内蔵)
 【MEM】 DDR3 1333 1GBx1
 【SSD】 Intel 20GB mSATA SSD
 【PSU】 picoPSU150-XT + 150W AC Adaptor
 【OS】 Windows 8.1 with Update Enterprise32
 (Memory 1GBの内、iGPU用に128MB割り当てた)

← Full-HD m2ts File再生時のTask Manager

Install後のSSD使用量
Memory使用量
Install直後
8.00GB
Idle時
389/846GB
Update + 日本語Pack導入後
9.79GB
Music File再生時
420/846MB
常用Utility + PoweDVD10BD導入後
10.59GB
Full-HD m2ts File再生時
647/846GB

・32bit版のWindows 8.1 Updateなら、Memory 1GB、SSD 20GBでも十分運用可能。
・動画の再生は良好。 もたつきは感じられなかった。
・Dataを"One Drive (旧 Sky Drive)"に置く方法も検討に値する。
・64bit版を試したところ、Memory 1GBでは少々厳しく、せめて2GB欲しい。
・今回のUpdateによるProgramの軽量化は予想以上であり、感触はXPより滑らか・・・

D945GSEJT + Win8.1 Update (2014.4.6)

前節で「Windows 8.1 Update 32bit版なら、Memory 1GB、SSD 20GBでも十分運用可能」と述べた。その時使用したCPU C1037U は低価格品ながら底々の性能を持つ優れもの。では、更にLow SpecなCPUではどうか。できれば"D2700DC"あたりで試したいが、現在Audio-PC用に製作途上。そこで物置を探すこと半日。出てきたM/Bは昔懐かしい Atom N270を載せた "D945GSEJT"(2009/6/5発売)。 本Site初登場である。

このM/Bは録画PCやFile Server用として根強い人気があり、Atom Seriesの中でも特別な位置にあった。その特徴を上げれば、
 ・今日で言うところの Thin Mini-ITXと同等。 M/Bの高さは20mm程度。
 ・D-Sub / DVI-D端子付き。1920x1200画面表示可能。
 ・AC Adaptor 直差仕様
 ・当時としては十分低消費電力。
 ・拡張SlotはPCI + miniPCIe。PT2を挿し、小型の録画PCとして重宝された。

眺め回すのは程々に Memory DDR2-533 2GBx1を挿し、AC Adaptorを繋ぎ試運転した。ところが絵が出ない。 Memoryを交換しても CMOS Clear Jumperを抜き差ししても変化なし。仕方ない、電池を外して暫く放置しよう。

結果は吉。BIOS画面が現れた。必要な項目を確認した後、20GBのmSATA SSDを繋ぎWindows 8.1 Update Enterprise32 のInstallを開始した。特に問題は起こらず25分程で完了した。ところが、その後がたいへん。Updateと日本語Packの導入に偉く手間取った。やはりAtom N270は遅い。Win8.1では実用にならないかも、と不安が過ぎった・・・

本Site初登場の Atom N270搭載 D945GSEJT

Memoryは DDR2-533 2GBx1
SSDは Intel 20GB mSATA
 (mSATA-SATA変換基板使用)

それでも我慢をして Update/日本語Pack/Utility/PowerDVDの導入を完了した。
結果は以下の通り、
 【WinSS】 2.6 4.5 2.0 3.0 7.1
 【Suprrπ104万桁】 93sec.
 【CineBench】 CPU 0.24pts (OpenGLは走らず)
 【Yume1024x768最高】 1150

運用状態
Memory
使用量
消費電力
備考
Idle時
0.6/2.0GB
14W
-
Music File再生時
0.6/2.0GB
15W
比較的良好
Full-HD TS-File再生時
0.8/2.0GB
平均18W
どうにか観られる

もし、D945GSEJTを常用するなら、Music File Serverあたりが候補となろう・・・

Before and After (2014.4.7)

2014/4/2に発表された Windows 8.1 with Update をClean Installした結果については、上に述べた通りである。 では、Performanceに関して Update前とはどこがどう違うのか確認してみよう。そこで、Update File導入前後のDataを採ることにした。
 mu_windows_8.1_windows_server_2012r2_windows_embedded_8.1industry_update_x64_4046913.zip

Test-PCの構成と結果は以下の通り。

Before and After
Date
2014.4.7
M/B
Gigabyte GA-C1007UN-D
CPU
Celeron 1007U
VGA
Intel HD Graphics (Driver 10.18.10.3496)
MEM
DDR3-1600 4GBx2
SSD
Samusung 840 120GB
HDD
WD 2.5" 1TB
TV Tuner
PT2
Sound
Olasonic USB-DAC
PSU
picoPSU120-WI + 90W AC Adaptor
OS
Win8.1 Pro64
Before Update
Win8.1 Pro64
After Update
5.7 7.5 5.1 4.7 8.2
5.7 7.5 5.1 4.7 8.2
3DMark06
Score:3161
SM2 :1080
SM3 :1353
CPU :1629
Score:3156
SM2 :1081
SM3 :1348
CPU :1630
Cinebench
CPU  : 1.23
OpenGL:10.74
CPU  : 1.23
OpenGL:10.76
Superπ104milion
25sec.
25sec.
Yume1024×768highest
14745
14651

上の結果を見ると、その差は極僅か。消費電力も同様。では、何が変わったのか。

Operation status
Memory usage
Win8.1 Pro64
Before Update
Win8.1 Pro64
After Update
Idle
1.0/7.5GB
0.8/7.5GB
Music File Play
1.0/7.5GB
0.8/7.5GB
Full-HD TS-File Play
1.3/7.5GB
1.1/7.5GB

Update後、Memory使用量がIdle時/TS File再生時とも 200MB減少した。その差は決して小さくない。Programが軽量化された証しと言えよう。

Haswell Refresh + M.2 (2014.5.13)

2014/5/11 16:01、Haswell Refresh が発売された。Refreshと名付けながら事前の情報から受ける印象は極めて地味。Haswell SeriesのLine-upを拡充しただけの様に思われるが、実際はどうだろうか。購入予定の石は "i5 4690T"。残念ながら、販売店を探すのに手間取り見つけた時は完売。仕方なく "i5 4590T"を選んだ。同時に発売されたM/BはATX及びMicro-ATXだけでMini-ITXは5/16の予定。i5 4590Tは単品での購入はできず、M.2 Socketのある ASUS H97M-PLUS を加えた。

5/13 荷物が届き、早速以下の構成でTestした。
 【M/B】 ASUS H97M-PLUS
 【CPU】 i5 4590T
 【CPU Cooler】 Intel Retail Cooler (i5 4590TにCoolerは付属せず)
 【MEM】 DDR3-1600 4GBx2
 【SSD】 Plextor PX-AG128M6e
 【PSU】 picoPSU160-XT + 150W AC Adaptor
 【OS】 Windows 8.1 Enterprise64

UEFI画面を確認し、既にInstall済みのWin8.1Enterprise64を起動した。M/B付属のDVDから必要なDriverをInstallした後、Win8.1をUpdateした。ここまで問題なし。

次に、M.2の動作を確認した。
 ① Plextor PX-AG128M6eをPCI Expressx16 Slotに挿した時。
 ② Plextor PX-AG128M6eからSSDを外し、M/BのM.2 Socketに挿した時。
 ③ Plextor PX-AG128M6eを ASUS GRYPHON Z87 + Xeon E3-1225V3 の
   PCI Expressx16 Slotに挿した時

結果は下の図左から ① ② ③ の順。

【Plextor PX-AG128M6e】
CPU CoolerとPCI Expressx16 Slotの間に取り付ける。
M.2 SSDを導入すれば、配線は最小限で済む。
CaseもObonも要らずSpacerだけでOK。

それにしても今回のASUSはDesignが地味・・・
ASUS H97M-PLUS + i5 4590T (2014.5.15)

ASUSのM/BにはUtility Softとして"AI Suite III"が付属する。その中の"Fan Xpert"はよくできたSoftでいつも重宝している。また、同Suiteには"Performance and Power Saving Utility"(以下PPSU)が含まれ、省電力設定が簡単にできることから、これもまた必ずInstallしている。そしてPPSUは"ASUS Mini Bar"なる画面右下に現れる小窓から、Auto / High Performance / Power Saving / Away 4種のModeが選択可能となるのだが、その違いについて精査したことがないので、H97+ i5 4590T の検証を兼ね、
 ① Automatic Mode
 ② High Performance Mode
 ③ Power Saving Mode
 ④ PPSU off
の設定で計測することにした。(Away Mode = 離席Modeなので計測の対象外)

前節の部品構成の内、CPU Coolerを
Thermalright AXP-200 + Enermax UCCL12
に換えた。

ASUS H97M-PLUS + i5 4590T  (2014.5.15)
ASUS AI Suite III
Performance and Powe Saving Mode
Auto
Power Save
High
Performance
PPSU off
WSS
CPU
7.6
RAM
7.8
Graphics
5.9
Game
5.6
Disk
8.3
3DMark06
Score
7954
7939
7970
7989
SM2
2732
2726
2721
2730
SM3
3230
3221
3555
3256
CPU
5142
5172
5146
5178
3DMark
Vantage
Score
5557
5585
5625
5603
GPU
4588
4606
4646
4521
CPU
15160
15418
15289
15429
FFXIV
1280x720
Window
4953
4948
4948
4978
1920x1080
Full Screen
1159
1161
1159
1181
Cinebench 11.5
CPU
4.46 pts
4.43 pts
4.44 pts
4.43 pts
OpenGL
31.89 fps
31.85 fps
31.75 fps
31.86 fps
Superπ
104 million
12 sec.
13 sec.
12 sec.
12 sec.
YumeBench
1024x768 highest
28656
28806
28809
28774
OCCT4.4.0 PS
20min. run
Max. 61W
Max. 62W
Max. 63W
Max. 63W
Prime95
20min. run
Max. 54W
Max. 56W
Max. 59W
Max. 59W
Movie
Full-HD TS File
Ave. 17W
Ave. 16W
Ave. 17W
Ave. 17W
Full-HD m2ts File
Ave. 19W
Ave. 18W
Ave. 19W
Ave. 19W
Idle
15W
13W
15W
15W


上表の結果をみると、PPSUのどのModeでもBench結果に然程変化はみられなかった。 これをどう捉えるか。実はTDP35Wのi5 4590Tにしては過分なCPU Coolerを載せたため、今回のBench実行中で最もCPU温度が上昇した場面は、OCCT4.4.0 PS 実行時の39℃(室温24℃)であり、PPSUの機能が十分に発揮される温度まで達していなかったのではないかと推察される。そうかと言って、CPU温度が60℃以上になるような高TDP CPUの持ち合わせはなく、本件は後日再検証することになろう。それでも、Idle時から低負荷時にかけての消費電力に関する限り、Power Save Modeでの効果はみられたので、PPSUを導入する意味はあろう。中でも、Full-HD TS File再生時の平均消費電力16Wは、極小PC自作erにとって嬉しい限り・・・


Haswell Refresh対応BIOS Update

Z87/H87/H81等一世代前のM/BにHaswell Refresh CPUを載せる場合、M/BによってはBIOSのUpdateが必要になる。ASUSのSiteを開くとその対応についての記述がみられる。では、その失敗談を一席。

手持ちのASUS H81M-Aにi5 4590Tを載せるべく、G3220Tで最新BIOS "1001"を当て、i5 4590Tに交換しSW-ON。結果は真黒画面。BIOSを初期化しても、電池を抜き差ししても変化なし。そこで、ASUSのSiteを確認したら、

BIOS updater for New 4th Gen Intel Core Processors Before using the new Intel 4th Gen Core processors, we suggest that you first download the BIOS updater for new Intel 4th Gen Core Processors and then update the BIOS using this tool.

とあるではないか。そこで再びG3220Tに差し替え、BIOSを"0909"に戻し、指定のUtilityを使って"1001"にUpdateした。結果は◎。数あるM/Bの中には前のBIOSに戻し難いこともあるので、ご注意を・・・ (2014/5/16)

ASUS Z97I-PLUS + M.2 (2014.5.20)

今回発売された"Intel 9 Series"の目玉は"M.2"であろう。もし、M.2がなければ 「値下がりした 8 Seriesで良いじゃん」 となりそう。 M.2 SSDはまだ製品が少なく選ぶのが難しい状況ではあるが、寝ぼけてClickしたお陰で、我家では"Plextor PX-AG128M6e"が引っ張り蛸である。M.2 Socketに取り付けてよし、PCI Express Slotに挿してよし。

さて、自分にとって本命とも言うべき M.2付Mini-ITX M/B "ASUS Z97I-PLUSが発売された。早速試して見よう。M/B以外は前節で使用した部品と全く同じである。
 【M/B】 ASUS Z97I-PLUS
 【CPU】 i5 4590T
 【CPU Cooler】 Thermalright AXP-200 + Enermax UCCL12
 【MEM】 DDR3-1600 4GBx2
 【SSD】 Plextor PX-AG128M6e
 【PSU】 picoPSU160-XT + 150W AC Adaptor
 【OS】 Windows 8.1 Enterprise64

H97M-PLUSで使用したM.2 SSDをそのまま繋いだところ全く問題なし。Bech結果/消費電力/各部温度等、H97M-PLUSとの差は僅か。

Plextor PX-AG128M6eをZ97I-PLUSの裏面に据えた。
PX-AG128M6eを据えた時の厚みは基板面から最大4mm。従って、基板裏の出っ張りは心配には及ばず。(写真中央部の緑基板がM.2 SSD)
ASUS Z97I-PLUSにThermalright AXP-200 + Enermax UCCL12を載せた。何処にも当たらず。但し、M/Bの手前方向 (写真では右方向) に24mm突き出た。
Devil's Canyon i5 4690K (2014.6.29)

2014/6/26、Haswell Refresh K-Series(Devil's Canyon)が発売された。滅多にOCしない者にとって関心は薄く遣り過ごす予定でいたが、Web上での余りにも酷い評判に気持ちが揺らいだ。不評の理由は、
 ・CPU内部に使われるGreaseが改良されたと伝えられるが、その効果は甚だ疑問。
 ・i7 4790kの発熱量は相当高く、空冷式のCPU CoolerではOCの伸び代は極僅か。
の2点に代表されよう。つまり、Devil's Canyon の規定値そのものがOC状態にあり、更にOCするなら本格的な水冷方式のCoolerに頼らざるを得ないとのこと。

然しながらものは考えよう。規定値でOC状態にあるなら、そのまま使っても十分ではないか。i5 4690KならMini-ITXでも安心運用できるかも知れない。と言うことで、以下の構成で試した。比較の為にi5 4590TのDataを添えた。(BIOSは規定値)

ASUS Z97I-PLUS + i5 4690K  (2014.6.29)
M/B
ASUS Z97I-PLUS (BIOS 0408)
CPU
i5 4690K
i5 4590T
CPU Cooler
Thermalright AXP-200 + Enermax UCCL12
VGA
Intel HD Graphics 4600
(Driver 10.18.10.3621)
MEM
DDR3-1600 4GBx2
SSD
M.2 SSD Plextor PX-AG128M6e
PSU
IN WIN IP-P300HF7-2
OS
Win 8.1 Enterprise64
WinSS
CPU
8.1
7.6
RAM
8.1
7.8
Graphics
5.9
5.9
Game
5.8
5.7
Disk
8.4
8.3
3DMark06
Score
8326
8004
SM2
2799
2743
SM3
3280
3254
CPU
7278
5195
3DMark
Vantage
Score
5977
5922
GPU
4775
4615
CPU
21235
15429
FFXIV
1280x720 Standard
Window
5128
4973
1920x1080 High
Full Screen
1196
1155
Cinebench 11.5
CPU
6.29 pts
4.43 pts
OpenGL
33.33 fps
31.94fps
Superπ
104 million
9 sec.
12 sec.
YumeBench
1024x768 highest
28894
28841
OCCT4.4.0 PS
30min. run
Max. 99W
Max. 54W
Prime95
30min. run
Max. 84W
Max. 50W
Idle
14W
15W

上の表から、
 ・i5 4690KのCPU値は何れも良好。i5で3DMark06のCPU値7278は我家の記録。
  4C/4TのXeon 1225v3を4C/8Tで動作させた時の値に近い。
 ・i5 4690KのVGA能力はi5 4590Tと然程変わらず。
 ・i5 4690Kの消費電力は高く、i5 4590Tの70~80%増。

尚、i5 4690KでOCCT4.4.0 PSを実行した時(室温27℃)
  CPU温度は Max 66℃、CPU Fan回転数は Max 880rpm。

Supermicro C7Z97-OCE (2014.7.3)

前節で述べた通り、ASUS Z97I-PLUS+i5 4690Kを定格設定でOCCT4.4.0 PSを実行した時のCPU温度66℃(室温27℃)は少し高い。10liter程度のCaseに収めれば70℃超は間違いない。そこで、CPU CoolerをThermalright Ultra-120 eXtremeに換えてみた。結果は、
 OCCT4.4.0 PS実行時、CPU温度 Max 63℃、Fan回転数 740rpm
と下がったが、Ultra-120 eXtremeの高さは160.5mmであり、SFXまたはATX電源を前提にすれば、Caseの寸法は 15~20 literとなる。自分にとって、20literのMini-ITXは魅力が薄く、いっその事Micro-ATXかATX M/BでOCし、i5 4690Kの利点を生かしたくなる。

そこで、あれこれ検討の結果、Supermicroの"C7Z97-OCE"を選んだ。このM/Bの型番末尾"OCE"は"Over Clock Edition"の略と考えられ、
 ・PCI-E 3.0 x16 slots 3本、PCI-E 3.0 x4 slots 3本
 ・NICは Intel i210 + Intel i217LM
 ・M.2 (support both SATA and PCIe SSD)
 ・6x SATA3 (6Gbps) ports
 ・M/B上に OC Switch あり
と、Supermicroとしては珍しい仕様。そこで、以下の構成で試した。

Supermicro C7Z97-OCE + i5 4690K  (2014.7.2)
M/B
Supermicro C7Z97-OCE (BIOS 1.0a)
CPU
i5 4690K
Over Clock
Setting
Over Clock
-
Over Clock
1Core Ratio Limit
39
42
2Core Ratio Limit
39
41
3Core Ratio Limit
38
40
4Core Ratio Limit
37
40
CPU Override Voltage
Target
-
1210mV
CPU Cooler
Thermalright Ultra-120 eXtreme
+ Enermax UCCL12
VGA
Intel HD Graphics 4600
(Driver 10.18.10.3621)
MEM
DDR3-1600 4GBx2
DDR3-1866 4GBx2
SSD
SAMSUNG 840 EVO 250GB
PSU
IN WIN IP-P300HF7-2
OS
Win 8.1 Enterprise64
WinSS
CPU
8.1
8.2
RAM
8.1
8.2
Graphics
5.9
5.9
Game
5.7
5.8
Disk
8.2
8.2
3DMark06
Score
8353
8883
SM2
2772
2970
SM3
3335
3514
CPU
7172
7791
3DMark
Vantage
Score
5879
6190
GPU
4735
4978
CPU
21379
22960
FFXIV
1280x720 Standard
Window
5144
5461
1920x1080 High
Full Screen
1185
1295
Cinebench 11.5
CPU
6.27 pts
6.76 pts
OpenGL
33.22 fps
33.80fps
Superπ
104 million
9 sec.
8 sec.
YumeBench
1024x768 highest
28424
30399
Power
Consumption
OCCT4.4.0 PS 30min.
Max. 97W
Max. 141W
Prime95 30min.
Max. 86W
Max. 139W 145W
Idle
17W
17W 18W
CPU
Temperature
(Room Temperature 28℃)
OCCT4.4.0 PS 30min.
Max 63℃
Max 77℃
Prime95 30min.
Max 61℃
Max 76℃ 79℃
Idle
32℃
32℃
*CPU温度と消費電力を再計測の上、一部のDataを訂正しました。 (2014/7/4)

Supermicro C7Z97-OCE II (2014.7.5)

上の表を見ると、CPU Core Ratio Limit値をDefaultの39/39/38/37から42/41/40/40に上げた時、各Bench結果は数%の向上に留まりながら、高負荷時の消費電力は45~60%も増加した。

仮に高負荷時CPU温度の上限を80℃とし、更にCore Ratio Limit値を上げるなら、前節で用いたCPU Cooler(Thermalright Ultra-120 eXtreme + Enermax UCCL12)の能力では物足りない。そうかと言って、より高性能なCoolerの持ち合わせはない。ならば、120x25mm Fanを2枚仕立てにしたらどうか。


Supermicro C7Z97-OCE + i5 4690K  (2014.7.5)
Date
2014.7.2
2014.7.5
M/B
Supermicro C7Z97-OCE (BIOS 1.0a)
CPU
i5 4690K
Over Clock
Setting
Over Clock
-
Over Clock 1
Over Clock 2
1Core Ratio Limit
39
42
44
2Core Ratio Limit
39
41
43
3Core Ratio Limit
38
40
42
4Core Ratio Limit
37
40
42
CPU Override Voltage
Target
-
1210mV
1230mV
Graphics Core
Ratio Limit
24
25
CPU Cooler
Heat sink
Thermalright Ultra-120 eXtreme
Fan
Enermax
UCCL12 x1
Enermax
UCCL12 x2
VGA
Intel HD Graphics 4600 (Driver 10.18.10.3621)
MEM
DDR3-1600 4GBx2
DDR3-1866 4GBx2
SSD
SAMSUNG 840 EVO 250GB
PSU
IN WIN IP-P300HF7-2
OS
Win 8.1 Enterprise64
WinSS
CPU
8.1
8.2
8.2
RAM
8.1
8.2
8.2
Graphics
5.9
5.9
5.9
Game
5.7
5.8
5.9
Disk
8.2
8.2
8.2
3DMark06
Score
8353
8883
9136
SM2
2772
2970
3053
SM3
3335
3514
3603
CPU
7172
7791
8222
3DMark
Vantage
Score
5879
6190
6375
GPU
4735
4978
5118
CPU
21379
22960
24239
FFXIV
1280x720 Standard
Window
5144
5461
5827
1920x1080 High
Full Screen
1185
1295
1313
Cinebench 11.5
CPU
6.27 pts
6.76 pts
7.13 pts
OpenGL
33.22 fps
33.80 fps
35.29 fsp
Superπ
104 million
9 sec.
8 sec.
8 sec.
YumeBench
1024x768 highest
28424
30399
31886
Power
Consumption
OCCT4.4.0 PS 30min.
Max. 97W
Max. 141W
Max. 146W
Prime95 30min.
Max. 86W
Max. 145W
Max. 150W
Idle
17W
18W
19W
Room Temperature
28℃
26℃
CPU
Temperature
OCCT4.4.0 PS 30min.
Max 63℃
Max 77℃
Max 74℃
Prime95 30min.
Max 61℃
Max 79℃
Max 76℃
Idle
32℃
32℃
31℃
Fan
Rotation speed
OCCT4.4.0 PS 30min.
Max 740rpm
Max 1140rpm
Max 1030rpm
Prime95 30min.
Max 630rpm
Max 1220rpm
Max 1110rpm
Idle
550rpm
560rpm
540rpm


CPU Core Ratio Limit値 42/41/40/40 では全く面白味がなかったが、44/43/42/42に上げて少しはましな結果が得られた。現在、OCCT4.4.0 PSやPrime95を実行した時のCPU Clockは 4Coreとも4.2GHz。青画面や強制再起動は一度もなく、動作は極めて安定している。室温26℃程度なら、更にOCできそうに思われるが、暫くこのまま様子をみよう。

Pentium Anniversary Edition G3258 (2014.7.10)

Pentium Anniversary Edition G3258 が発売された。自分のPC履歴を調べたら、丁度20年前、自作2号機に使ったCPUがPentium90だったので記念に求めた。 2C/2Tでは余り期待はできないが、OCの練習用には手頃であろう。では、M/Bはどうするか。現在、Z97仕様のM/Bは2枚あるが何れも使用中であり、更に1枚購入するかどうか迷う。とあれこれ思案していたら、ASUSからH97/H87/B85/H81搭載のM/BでG3258を使ってOC可能なBIOSが発表された。そこで、G3258の到着前に、以下の構成でTest機を組んだ。

 【M/B】 ASUS H81M-A (226mm x 175mm の小型Micro-ATX M/B)
 【CPU】 Celeron G1820T (後日 G3258 に交換する予定)
 【CPU Cooler】 Intel Retail Cooler (適当なCoolerに交換する予定
 【MEM】 DDR3-1333 4GBx2
 【SSD】 Intel 510 120GB
 【PSU】 picoPSU160-XT + 150W AC Adaptor (SFX電源に交換するかも知れない
 【Case】 Obon
 【OS】 Win8.1 Enterprise64

H81M-AのBIOSは Intel 4th Gen Core processors用に "Ver. 1001" を導入済みだが、G3258でOCするなら "Ver. 2001"に上げなくてはならない。早速試したところ、既に4th Gen Core processors対応の "BIOS Update Tool" を当ててあるので、通常のBIOS Updateで済んだ。 もし、BIOS 0802 以前のVersionから Ver. 2001 にUpdateするなら、その"Tool"を実行する必要がある

Test機の動作は良好。全く問題なし。では、CPU Coolerはどうするか。 G3258と雖もOCするなら Retail Cooler や薄型のCoolerでは明らかに能力不足。ならば、先日求めた120mm Fan搭載の廉価Cooler"Thermaltake Nic L31"はどうだろうか。G3258に見合う部品選びは何かと気を遣う・・・

H81M-A + G3258  (2014.7.11)

G3258が届いた。早速 G1820Tと差し替えたところ、事前に対応BIOSにUpdateしたお陰で、苦もなくOCが実現した。結果は以下の通り。

ASUS H81M-A + Pentium G3258  (2014.7.11)
M/B
ASUS H81M-A (BIOS 2001)
CPU
Pentium G3258
Over Clock
Setting
1Core Ratio
Auto(32)
42
2Core Ratio
Auto(32)
42
CPU Cooler
Thermaltake Nic L31
VGA
Intel HD Graphics (Driver 10.18.10.3621)
MEM
DDR3-1333 4GBx2
SSD
Intel 510 120GB
PSU
picoPSU160-XT + 150W AC Adaptor
OS
Win 8.1 Enterprise64
WinSS
CPU
7.1
7.4
RAM
7.7
7.7
Graphics
5.6
5.6
Game
5.3
5.3
Disk
7.8
7.8
3DMark06
Score
5311
5443
SM2
1869
1872
SM3
2095
2102
CPU
3580
4717
3DMark
Vantage
Score
3054
3128
GPU
2502
2517
CPU
9034
11498
FFXIV
1280x720 Standard
Window
3310
3331
1920x1080 High
Full Screen
738
739
Cinebench 11.5
CPU
2.70 pts
3.52 pts
OpenGL
20.64 fps
20.68 fps
Superπ
104 million
12 sec.
9 sec.
YumeBench
1024x768 highest
19975
20110
Power
Consumption
OCCT4.4.0 PS 30min.
Max. 69W
Max. 101W
Prime95 30min.
Max. 50W
Max. 75W
Idle
17W
18W
Room Temperature
27℃
CPU
Temperature
OCCT4.4.0 PS 30min.
Max 54℃
Max 71℃
Prime95 30min.
Max 50℃
Max 66℃
Idle
30℃
31℃
Fan
Rotation speed
OCCT4.4.0 PS 30min.
Max 920rpm
Max 1200rpm
Prime95 30min.
Max 850rpm
Max 1130rpm
Idle
680rpm
720rpm

上の表から、
 ・H81M-AでCPU Clock 4.2GHz動作は全く問題なし。
  但し、Meroy Clockは666.7MHz(DDR3-1333動作)止まりだった。(BIOSの細部を詰めてみたい)
 ・CPU PerformanceはCPU Clockの変化量に比例した。
 ・CPU Core RatioやGPU Clockを上げてもGPU Performanceの伸びは僅かだった。
 ・4.2GHz動作時のCPU Performanceは、Sandy i5 2400SやHaswell i3 Seriesに近い。
 ・電源とCPU Coolerを強化すれば、4.5GHz以上の動作も期待できる。
 ・高負荷時消費電力100W超を許容できれば、OCの意味は十分に認められる。

上記の計測後、Thermaltake Nic L31のFanをEnermax UCCL12に換えた。

2014/7/11現在の最安値
ASUS H81M-A
5,499
Pentium G3258
7,255
Thermaltake Nic L31
2,913
Total
\15,667
H81M-A + G3258 II (2014.7.14)

ASUSのM/Bに付属するUtility Soft AI Suiteは中々の優れものだ。中でもFan Xpertは簡単にFanの回転数を最適値に設定できるので、Silent-PCを目差す上で重宝する。
そこで前節の計測後、CPU Fanの交換に伴い"AI Suite3"をInstallし、更に同Suiteの"Performance and Power Saving Utility"を導入した。
 【Idle時CPU温度】 30℃ (室温26℃)
 【Idle時CPU Fan回転数】 580rpm
 【Idle時消費電力】 14W
上々の結果と言えよう。その後60時間以上連続運転しているが、青画面や強制再起動は一度もなく極めて安定している。

さてOCの件、CPU Clock 4.2GHzで手を打つか、電源を換えて4.5GHzに上げるか暫し迷う。然しながら、H81M-AはASUSの廉価M/Bであり、VRMや基板のつくりはOC向きではない。抑も適当な電源が手元にないのだ。SFX/TFX電源とも使い果たし、残りは650Wと750WのATX電源のみ。"Scythe SPKRG-S500P"辺りを入手するまでお預けか。

問題は例によって使い途。H81M-A + Pentium G3258の特徴を生かすなら、Encode入門機に仕立てるのも悪くない。これまでEncodeの経験は数回だけだが、近頃海外のTV番組を観るようになり、CM cutの必要性に迫られたからだ。そうなると適当なEncode Softを探さなくてはならない。"TMPGEnc Video Mastering Works 5"ではどうだろうか。そこで、体験版をDLし、以下の通りTestした。(比較の為に C7Z97-OCE + i5 4690K のDataを添えた)

Encode Soft
TMPGEnc Video Mastering Works 5 (Trial)
Original File
6.9GB TS_File 1440x1080 60min.13sec.
Stream Format
MP4 AVC
Encoder
Intel Media SDK Hardware QSV ON
PC
H81M-A + G3258
C7Z97-OCE + i5 4690K
CPU Clock
4.2GHz
4.2GHz
CPU Utilization
Ave. 90%
Ave. 51%
CPU Temperature
Ave. 42℃
Ave .54℃
Power Consumption
Ave. 56W
Ave. 81W
Conversion Time
52min.34sec.
34min.52sec.
Output File Size
1.7GB
1.7GB
Stream Format
MP4 AVC
Encoder
x264 QSV OFF
PC
H81M-A + G3258
C7Z97-OCE + i5 4690K
CPU Clock
4.2GHz
4.2GHz
CPU Utilization
100%
Ave.98%
CPU Temperature
Ave. 63℃
Ave .65℃
Power Consumption
Ave. 68W
Ave. 115W
Conversion Time
150min.15sec.
70min.02sec.
Output File Size
1.7GB
1.7GB

WinFast PxVC1100 (2014.7.15)

前節の結果は、
 ・QSVを使ったTS→MP4への変換時間は再生時間の87%。(4690Kでは58%)
 ・QSVを使わず x264変換した時は246%。(4690Kでは116%)
 ・File Sizeは凡そ1/4に縮小した。
 ・QSV使った時の画質は評判ほど酷くはなく十分実用になる。(実写映画の場合)
従って、
 ・QSVを使ったMP4への変換ならG3258でも我慢できるが、x264変換は耐え難い遅さ。
 ・快適なx264変換を目差すなら4690Kでも十分とは言えない。

どうもEncodeは自分には合わずCMを早送りして観る方が無難か、と後ろ向きな気持ちでいたら、ふと或るものを思い出した。即ち、2009年に購入しながら一度も試すことなく忘れ去られていた SpursEngine搭載の画像処理Card "WinFast PxVC1100" である。余りにも評判が思わしくないことから、発売後間もなく大幅に値下げされたと記憶している。

ところが、PxVC1100の仕様を確認したらOSはVistaまでであり、H81M-AはVista用のDriverが見当たらない。仕方なくWin7Enterprise32で試すことにした。Win7のInstall及びPxVC1100の導入は難なく終え、TMPGEnc Video Mastering Works 5上でSpursEngineを認識した。Test結果は以下の通りである。

Encode Soft
TMPGEnc Video Mastering Works 5 (Trial)
Original File
1082MB TS_File 1920x1080 7min.25sec.
PC
H81M-A + G3258 + Win7_32 (CPU Clock 4.2GHz)
Stream Format
MP4 AVC
Encoder
SpursEngine
QSV
x264
CPU Utilization
Ave. 56%
Ave. 52%
Ave. 98%
CPU Temperature
Ave. 48℃
Ave .52℃
Ave .64℃
Power Consumption
Ave. 67W
Ave. 46W
Ave. 68W
Conversion Time
5min.28sec.
6min.20sec.
21min.20sec.
Output File Size
237MB
232MB
230MB
【WinFast PxVC1100】

FanのNoiseは予想より大分静か。
Cardの消費電力は Idle時1W程度。
QSVに比べてほんの少し画質は劣るが、
変換速度は16%速いので暫く使ってみよう。
その後、PxVC1100はWin8.1_64上でも問題なく動作することを確認した。
変換時間はWin7_32の時より12%短縮し、4min.49secで完了した。
H81M-A + G3258 III (2014.7.16)

元々OCに対応したZ97/Z87搭載のM/Bなら、G3258で4.5GHz以上の動作も十分可能に思われるが、H81搭載の廉価M/Bでは電源部の仕様から今一つ気乗りがしない。そうは言っても折角の機会、他のPCからSFX電源を引き剥がし、4.5GHz動作を試してみよう。

ASUS H81M-A + Pentium G3258  (2014.7.16)
M/B
ASUS H81M-A (BIOS 2001)
CPU
Pentium G3258
Over Clock
Setting
1Core Ratio
45
42
2Core Ratio
45
42
CPU Cooler
Thermaltake Nic L31 + UCCL12
VGA
Intel HD Graphics (Driver 10.18.10.3621)
MEM
DDR3-1333 4GBx2
SSD
Intel 510 120GB + Kingstone 64GB
Transcoding Card
WinFast PxVC1100
PSU
Kuroutoshiko KRPW-SX400W/90+
OS
Win 8.1 Enterprise64
3DMark06
Score
5745
5443
SM2
1970
1872
SM3
2240
2102
CPU
5032
4717
Cinebench 11.5
CPU
3.75 pts
3.52 pts
OpenGL
21.65 fps
20.68 fps
Superπ
104 million
8sec.
9 sec.
Power
Consumption
OCCT4.4.0 PS 30min.
Max. 112W
Max. 101W
Prime95 30min.
Max. 93W
Max. 75W
Idle
19W
18W
Room Temperature
28℃
27℃
CPU
Temperature
OCCT4.4.0 PS 30min.
Max 87℃
Max 71℃
Prime95 30min.
Max 80℃
Max 66℃
Idle
32℃
31℃
Fan
Rotation speed
OCCT4.4.0 PS 30min.
Max 1390rpm
Max 1200rpm
Prime95 30min.
Max 1350rpm
Max 1130rpm
Idle
740rpm
720rpm

Bench結果は2C/2TのPentiumとは思えない数値を叩き出した。心配されたCPU温度は室温28℃程度ならどうにか大丈夫そう。では、Encodeを実行してみよう。

Encode Soft
TMPGEnc Video Mastering Works 5 (Trial)
Original File
1082MB TS_File 1920x1080 7min.25sec.
PC
H81M-A + G3258
CPU Clock
4.5GHz
4.2GHz
OS
Win 8.1 Enterprise64
Stream Format
MP4 AVC
Encoder
SpursEngine
CPU Utilization
Ave. 75%
Ave. 71%
CPU Temperature
Ave. 58℃
Ave. 49℃
Power Consumption
Ave. 71W
Ave. 64W
Conversion Time
4min.47sec.
4min.49sec.
Encoder
QSV
CPU Utilization
Ave. 80%
Ave. 75%
CPU Temperature
Ave. 64℃
Ave .52℃
Power Consumption
Ave. 74W
Ave. 68W
Conversion Time
4min.28sec.
4min.35sec.
Encoder
x264
CPU Utilization
100%
100%
CPU Temperature
Ave. 72℃
Ave .62℃
Power Consumption
Ave. 82W
Ave. 68W
Conversion Time
20min.51sec.
21min.58sec.

上の表及び前節の表から、
 ・Win7_32の時は、QSVよりSpursEngineの方が処理速度は速かったが、
  Win8.1_64では逆転し、SpursEngineよりQSVの方が僅かに速かった。
 ・CPU Clockを4.2GHzから4.5GHzに7%上げた時、
  SpursEngine/QSVとも処理時間の向上は1~2%、x264変換時は5%程度だった。

尚、今回使用した玄人志向のSFX電源KRPW-SX400W/90+は、picoPSU160-XTに較べてIdle時の消費電力は2~3W高かった。 また、内蔵のFanはXINRUILIAN RDL8015Sに交換したので十分に静か。

Plextor PX-128M6G-2280 (2015.3.5)

相変わらず「安物買いの銭失い」路線まっしぐらである。
 M.2 SSD Plextor PX-128M6G-2280 = \6,780
最近値上り傾向にあるSSDの中では一際目立つ価格設定と言えよう。

我家にM.2が刺さるM/Bは3枚ある。その中から "ASUS H97M-PLUS" を選び試した。
 【M/B】 ASUS H97M-PLUS
 【CPU】 Pentium G3420
 【CPU Cooler】 Intel Retail Cooler
 【MEM】 DDR3-1600 4GBx2
 【M.2 SSD】 Plextor PX-128M6G-2280
 【PSU】 picoPSU150-XT + 150W AC Adaptor
 【OS】 Windows 10 ETP-J 9926

M.2の発熱は無視できないとの情報から、敢えてIntel Retail Coolerを使用した。その結果、M.2に風がよく回り、熱的には全く問題なし。
← Plextor PX-128M6G-2280の結果。
並みのSSDと代わり映えせず。
\6,780に見合った成績と言えようか。
 (PX-128M6G-2280はSATA3.0対応)
← Plextor PX-AG128M6eの成績。
これはこれで Sequential Read 番長。

主要部品の構成は、
 【M/B】 ASUS GRYPHON Z87
 【CPU】 Xeon E3-1225V3
 【M.2 SSD】 Plextor PX-AG128M6e
  (PX-AG128M6eはPCI Express 2.0×2対応)
ASUS Z87I-PRO (2015.3.18)

今年は出物部品の当たり年か。ASUSの MAXIMUS VI IMPACT / H87I-PLUS / Z87I-PRO と旧 8 SeriesのM/Bが、通常価格の半値以下で豊富に出回った。既に前の2枚は本Siteで紹介済み。そして今回、Z87I-PRO が加わった。差し迫った使い途はなくとも Z87I-PRO = \11,759 は見過ごせない。SATA3 6portだけでも価値がある。何れどこかで出番はあろう。当座の遊び仲間は以下の通り。
 【M/B】 ASUS Z87I-PRO (現在は \9,980)
 【CPU Cooler】 Thermalright Ultra-120 eXtreme (\3,000)
 【M.2 SSD】 Plextor PX-128M6G-2280 (\6,780)
 【VGA】 MSI R7 260X 1GD5 (¥8,610)
CPUの特価品はないので、手持ちのIntel Pentium G3258で手を打とう。他の部品は適当に見繕えば良い。

先ず、Z87I-PROのBIOSをUpdateする必要がある。ASUSのM/BはCPUを挿さなくともBIOSのUPdateが可能との情報を見かけるが、Devil's Canyonに対応させるためには、Windows上から指定のUtilityを起動し、最新のBIOS Fileを当てる必要があると理解しているので、Haswellの最初期CPUである i7 4770T を使ってUpdateを行った。結果はOK、G3258に差し替えて無事起動した。

M.2 SSD Plextor PX-128M6G-2280 は、"M.2 to SATA3 変換Adaptor"を用い、前節で導入したWin10 ETP 9926をそのままに起動した。全く問題なし。

ここまで、Intel Retail Coolerを用いたが、OCするなら強力なCoolerに換えたい。そこで、1年ほど前に買い置きしてあった "Thermalright Ultra-120 eXtreme"の登場となった。Cooling Fanは be quiet SILENT WINGS2 PWM 120mm を奮発した。取付に問題なし。
Idle時のDataは(室温21℃)
 【CPU温度】 Core#01 25℃、Core#02 26℃
 【PCH温度】 44℃
 【CPU Cooler Fan】 325rpm
 【消費電力】 15W

Win10 ETP 10041 (2015.3.20)

2015/3/18、Windows 10 Enterprise Technical Preview Build 10041(Win10 ETP 10041) が発表された。但しISO Fileは提供されず、Build 9926からのUpdateのみ。そこで先ず、本機(Z87I-PRO + G3258)に入れた。所要時間は凡そ40分。前にInstallした各種SoftやClassic Shellなど特に問題なし。動きも悪くない。このまま使っても良いがSSDの使用量が多い。前の9926 FilesはWindows.old として残り、更にRecoveryImageも加わり 10GB以上増加した。 Disk Cleanupで減量することは可能だが、できれば Clean Install したいと思っていたら、2chのWindows10 Part14 スレに耳寄りな情報を見つけた。早速、同スレ546さんの方法に倣い、Win10 ETP 10041をClean Installした。要点を纏めると、

① 先ず、Win10 ETP 9926 から 10041 にUpdateした際に生成される、
 C:\RecoveryImage\Install.esdなるFileを適当なFolder(例:C:\Esd)にCopyする。
http://files.fm/down.php?i=sicexkg&n=esd-decrypter-v4f.7zをDownload後解凍し
  C:\Esd に展開する。
③ 同Folderにある"decrypt.cmd"を管理者として実行すると出力File選択画面となる。
  ISO-Fileをつくるなら 1~4の内 "1" を選択する。
④ 暫く待てば求める ISO-Fileが出来上がる。
  因みに、暫く待つことを 最新のWin10用語では "緩和して" と言うそうだ。
⑤ 仮想環境上ならそのまま、DVDまたはUSB-Memoryに入れるなら、適当ならSoftを
  使って焼き付ける。

別のSSDを用意し、Win10 ETP 10041 Clean Install用のUSB MemoryからInstallした。所要時間は10分程度。搭載Memory 4GBの時、SSDの使用量は約13.5GBとなり、Build 9926からのUpdateに比べて半減した。今回もまた Classic Shellを導入し、Win2000風に仕立てたので、使い勝手はWin7やWin8.1と変わりなく特に不満はない。 Installから半日経過、青画面や凍結画面は一度もない。絵や音が前のBuild9926の時より好ましく思えるのは気の所為だろうか・・・

ASUS Z87I-PROの電源基板にCPU Cooler Thermalright Ultra-120 eXtremeは当たらず。
Plextor PX-128M6G-2280を
M.2 to SATA3.0 変換基板に据えた。
こうした基板は幾つか出回っている。
Thermalright Ultra-120 eXtreme + be quiet SILENT WINGS2 PWM 120mm とMSI R7 260X 1GD5 は同色で似合う。(R7 260Xはまだ試していない)
Nehalem + Win 10 ETP 10041 (2015.3.27)

2ch上に「Core2 や Nehalem は Windows10 が使えないかも!?」なる情報を見つけた。その根拠は、
「Windows 10のアップデートは、“デバイスのサポート期間中(the supported lifetime of the device)”“サービスとして提供(be delivered as a service)”されることも発表されています」 「End Of Life とは、メーカー(つまりIntel)のサポート期間が終了した事を示している為Windows 10 のセキュリティアップデート等が受けられないかも!? 」 とされる。

要するに IntelのSupportが終了したCPUは Win10のUpdateが提供されず、従って実質使用不可との見解に読める。 誰かの早とちりと思いつつも少々気になるので "Nehalem一族"から"Clarkdale Core i3 530"を選び、Win10 ETP 10041を入れてみた。部品構成は以下の通り。

 【M/B】 Intel DH55TC
 【CPU】 Core i3 530
 【CPU Cooler】 Intel Retail Cooler
 【MEM】 DDR3-1333 2GBx2
 【SSD】 Crucial C300 64GB
 【PSU】 IN WIN IP-P300GF7-2
 【Case】 Obon
 【OS】 Win 10 ETP 10041

Intel DH55TC はUEFIに対応するので、Win10 ETP 10041のInstallはすんなり完了した。Windows Updateにも問題なく対応している。Nehalemの "End Of Life" は間近に迫っているそうだが、少なくとも現時点では、上記の 「Core2 や Nehalem は Windows10 が使えないかも !?」 は当たらない。

次に、UEFI非対応のM/Bで試した。
 【M/B】 Zotac H55I-ITX
 【CPU】 Core i3 560
 【CPU Cooler】 Thermaltake 桜扇ISGC100
 【MEM】 DDR3-1333 1GBx2
 【HDD】 WD 2.5" 500GB
 【PSU】 picoPSU160-XT + 150W AC Adaptor
 【Case】 Obon
 【OS】 Win 10 ETP 10041

Test用の SSD/Memory が尽き果て、2.5"HDD + DDR3-1333 1GBx2 で Installを開始したら大変、投げ出したくなる遅さに参った。それでもどうにかDesktop画面が現れ、Win10 ETP 10041の導入は成功した。また、Win10の動作条件として伝えられる UEFI/Secure Boot の件は両者とも非対応のM/Bでも運用可能なことから、その条件は推奨条件であり、必ずしも絶対的な条件ではないように思われるが、製品版ではどうだろうか・・・

MSI R7 260X = ¥8,610 (2015.3.29)

昨秋以来、新しいCPUやM/Bが登場せず、2chの自作PC-Siteは閑古鳥が鳴いている。自分も寂しい思いをしているが、型落ちの特価品を相手にどうにか興味を繋ぎ、日々代わり映えのしないRepoでお茶を濁している。では、ASUS Z87I-Proの件を進めよう。¥8,610で入手した MSI R7 260X 1GD5 は未だ試していなかった。このCardはHD7790相当とのことで 6p電源端子があり picoPSUでの運用は厳しい。そこで、下表の構成で試した。

これまで、Win10のISO-FileはBuld9926からBuild10041へUpdateした際に生成される "Install.esd" から起こしていたが、先日 Win10 TP 10041のISO-Fileが発表されたので早速使ってみた。Installは全く問題なし。ADMのDriverは自動的に導入され、CCCの動作も今のところ不都合なし。AMD Fluid Motion もOK。

では、久し振りにBench Softを走らせてみよう。 このところAudio-PCばかりで、すっかり縁遠くなっていた。Bench SoftをInstallすると音質が微妙に劣化することから敢えて避けていのだが、R7 260Xの試運転なら致し方ない。

ASUS Z87I Pro + Pentium G3258 + R7 260X (2015.3.29)
M/B
ASUS Z87I-Pro (BIOS1003)
CPU
Pentium G3258
Over Clock
Setting
1Core Ratio
AUTO (32)
42
2Core Ratio
CPU Cooler
Thermalright Ultra-120 eXtreme
+ be quiet SILENT WINGS2 PWM 120mm
VGA
MSI R7 260X 1GD5
MEM
DDR3-1333 2GBx2
SSD
Plextor PX-128M6G-2280
(M.2 → SATA3.0 変換Adaptor使用)
PSU
SilverStone SST-ST30SF
OS
Windows 10 Technical Preview 10041
3DMark06
Score
19911
23285
SM2
9089
10152
SM3
11201
12345
CPU
3591
4717
3DMark
Vantage
Score
14181
15561
GPU
17584
17752
CPU
8972
11357
FFXIV
1920x1080 High
Full Screen
5822
5848
Cinebench 11.5
CPU
2.70 pts
3.49 pts
OpenGL
77.03 fps
88.85 fps
Superπ
104 million
11sec.
9 sec.
Power
Consumption
OCCT4.4.1 PS 20min.
Max. 114W
Max. 181W
Prime95 20min.
Max. 57W
Max. 82W
Idle
24W
31W
Room Temperature
21℃
CPU
Temperature
OCCT4.4.1 PS 20min.
Max 51℃
Max 64℃
Prime95 20min.
Max 48℃
Max 60℃
Idle
26℃
29℃
Fan
Rotation speed
OCCT4.4.1PS 20min.
Max 567rpm
Max 878rpm
Prime95 20min.
Max 555rpm
Max 833rpm
Idle
385rpm
434rpm

Bench Softを最新版に更新するべきところ、古いDataとの比較を考えて中々踏ん切りが付かず旧態依然のままである。近日中にはどうにかしたいのだが・・・

be quiet STRAIGHT POWER E9 CM 480W (2015.4.7)

最近、be quiet社のFanを使い始め、動作音の静かさは評判通りであることを確認した。そうなると同社のATX電源が気になる。Web情報を眺めたら、発売当初の価格から3割程値下がりしているではないか。早速"be quiet STRAIGHT POWER E9 CM 480W"を入手した。 ATX電源の新調は久し振りである。

【be quiet STRAIGHT POWER E9 CM 480W】

見た目よし。黒に朱色の配色もよし。
24Pin-CableとATX 4+4Pin-CableはPlug-in式ではないが、この2本を使わない場面はないので全く問題なし。Sleeve化されたCable類は、他社製品に比べて幾分柔らかめ。Plug類は色別され大層具合がよい。

本機 "Z87I Pro + Pentium G3258 + R7 260X" に取り付けたところ、
 ・120mmの電源Fanは低負荷時から回り始めるが全く以て静か。
  静音性に関する限り、手持ちのATX/SFX/TFX等全電源の中で最も優秀かも。
 ・Idle時消費電力は24W。SilverStone SST-ST30SFの時と同値。

さて、ATX電源を使ったMini-ITX Caseは、自作しても小型化は難しい。高さ160mm超のCPU Cooler、長さ200mm程度のVideo Card、そして前後に120~140mm Fanを搭載するとなれば、Caseの最小寸法は、
 M/B 横置の場合 W210 x H300 x D260mm = 16.38 liter
 M/B 縦置の場合 W200 x H300 x D260mm = 15.60 liter
となり、HDDの台数次第では 20 liter を、Video Cardの長さ次第では 25 liter を超える。

このところ、似た顔のCaseが続いたので、新たなDesignを考案中である。Alumi材・木材・竹材等を併用した Hybrid Case になりそう。Hybrid と言うと格好良さそうに聞こえるが、要するに端材活用Caseのこと・・・

Win10 TP 10049 (2015.4.13)

現在、Windows 10 Technical Preview は、Build 10041から僅かの期間でUpdateされ、Build 10049まで進んだ。見た目の変化は少なくとも安定度は増したように感じられる。
( 未公開のBuild 10056 が漏れ伝わっている )

そこで、実際の運用に備え、常用Softを入れることにした。しかしながら、Preview版にUser登録の必要なSoftのInstallは憚られるので、Keyの融通が利くものを選んだ。先ず、仕事で使う32bit版から始めた。
 【M/B】 MSI AM1I
 【CPU】 AMD Athlon 5350
 【MEM】 DDR3-1600 2GBx2
 【SSD】 INTEL SA2MO40G2GC 40GB

 ・Office2000 : Access / Excel / PowerPoint / Word
 ・PageMaker 6.0J / 7.0J
 ・Adobe Creative Suite CS2 : GoLive / Illustrator / InDesign / Photoshop / etc.
 ・一太郎 2014 徹 : 一太郎2014 / 花子2014 / ATOK2014
 ・角川古語大辞典 / 角川日本地名大辞典( CD仮想化Soft DAEMON Tools 使用)

以上をInstallしてSSDの使用量はOSを含めて 約21GB。Win10はWin8.1より更に軽量のようだ。何れも起動終了はOK。細部については十分確認していないが、CD仮想化Softが無事に動作したのはありがたい。2本合わせて約500K円のCD-ROM版Softを死蔵せずに済みそう。

次に64bit版で試した。
 【M/B】 MSI H87I
 【CPU】 Intel i3 4160T
 【MEM】 DDR3-1600 4GBx2
 【SSD】 Samsung 840 EVO 120GB

 ・Adobe Creative Suite CS5.5 Design Premium
   Dreamweaver / Illustrator / InDesign / Photoshop / etc.
 ・VMware Player 7.1.0
    Guest OS : Win10TP 10046 64bit / Win8.1pro 32bit / Win7HP 32bit

何れもInstallは問題なし。細部については十分確認していないが、2日間試した限りでは特に不都合は起きていない。また、VMware上の3種のOSとも動きは良い。仮想OS上のMPC-HCでBDが十分観られる。USB-DACによる再生音も比較的良好と言えよう。但し、Win7 / Win8.1に比べてWin10のPerformanceは今一歩。これはVMware ToolsのWin10完全対応を待ちたい。

Win10 ETP 10061 (2015.4.25)

2015.4.23、Windows 10 Enterprise Technical Preview 10061がUPされた。
早速、Test機に入れた。
 【M/B】 MSI H87I
 【CPU】 i3 4160T
 【MEM】 DDR3-1600 4GBx2
 【SSD】 SAMSUNG 840 EVO 240GB
 【PSU】 picoPSU120-WI + 65W AC Adaptor
 【OS】 Windows 10 Enterprise Technical Preview 10049

Build 10049からBuild 10061へのUpdate所要時間は約45分。10041から10049への時に比べて少し短縮された。ところが Classic Shellの動作に難があり、同Menuの最上段にある Start Menu Button をClickしても Modern UIの Start Menu が現れなくなった。そこで、Classic ShellをUninstallしたところ、新しいStart Menuが現れた、と言っても配色が変更されただけで本質的には変わりない。次に幾つかのStore Appliを試した。前の版より動きは良く、これならどうにか使えそう・・・ 否、彼方此方をCustomizeする内、再びStart Menuが行方不明、Start Buttonの右Clickも利かず終了不可に陥った。止む無くClassic Shellを再導入し、どうにか電源SWの長押しは避けられた。

次に、Build 10061をClean Installした。ISO FileはBuild 10049からのUpdate時に生成される C:\RecoveryImage\Install.esdなるFileから起こした。(作り方は上の"Win10 ETP 10041"の節で述べた方法と同じ) Build 10061 のClean Install は凡そ7分。SSDの使用量は 約14GB。今度はどうか。Classic Shell は諦め、Modern UIのCustomizeを始めたところ、またまたStart Menuを見失った。

今のところ Start Menu が立ち上がらなくなる原因は特定出来ず、対応に苦慮している。昨秋以来発表されたWin10TP/ETPの各Buildの中では最も難物のようだ。これでは常用Softを入れてTestするのも憚られる。但し、一点だけ前進が認められた。前のBuildまでは Network設定のPropertyに入れず、従ってIP-Addressの設定すら出来なかったが、Build 10061はそれが可能になった。

次に、AMD環境で試した。
 【M/B】 MSI AM1I
 【CPU】 AMD Athlon 5350
 【MEM】 DDR3-1333 2GBx2
 【SSD】 Samsung 840 EVO 120GB
 【PSU】 picoPSU120-WI + 19V 65W AC Adaptor

Build 10049からからのUpdateではなく、Build 10061を Clean Install した。所要時間は約 9分。結果はIntel環境より悲惨。自動的に導入されるAMDのGraphics Driverでも動作は安定せず、手動で入れた CCC Omega 15.3beta / Omega 15.4beta も不調。 「CCCは停止しました」 が頻発し、Testを進めることすら難しい。仕方なく、Build 10049を入れたSSDに戻した。

 PCG3