Windows 10 III


本頁は "Windows 10 II" の続きである。 (2016/8/12)

Win10 RS1 x32 (2016.8.12)

本Siteで紹介するPCは大部分道楽用だが、一応仕事用も何台か含まれている。
我家のMain-PCは 64bit版/32bit版 の2台あり、前者は既に Win10 RS1へUpgrade済み、後者はWin7 Enterpriseのままである。

さて、Windowsは 2.1や386 から使い続けてきたので、古いApplicationやそのData Fileが大量にあり、時には20年以上前のFileを参照することがある。確認だけならVMwareやVirtualBox上の旧OSでも間に合うが、印刷をする場合は何かと制約があり、Guest OSでは用が足りないのだ。 総てのDataを最新のApplication用に移行すればよくとも、分量と使用頻度を考えると中々手を出せず、未だに16bit版や32bit版の古いApplicationを排除できずにいる。

従って、仕事用の32bit-PCは旧Applicationが無事に動くかどうかが重要となる。これまで試した範囲では、Win10 TH2の32bit版ならどうにかその要望に適うのだが、それ以後のIP Buildでは動作が不安定になる為、Win7やWin8.1からWin10へUpgradeすることができなかったのである。

では、Win10 RS1 32版はどうか。以下のPCで試した。
 【M/B】 ASUS Z87I-Pro
 【CPU】 i3 4370T
 【CPU Cooler Heatsink】 Scythe Monochrome Pro
 【CPU Cooling Fan】Noctua NF-A9x14 PWM
 【MEM】 DDR3-1600 2GBx2
 【SSD】 Crusial m4 SSD 128GB
 【PSU】 picoPSU160-XT + 150W AC Adaptor
 【OS】 Win10 Pro RS1
結果は、
 ・Adobe Page Maker 6.0 → OK
 ・Excel 95 → OK
 ・Designer 4.1 → OK
 ・角川古語大辞典 / 角川日本地名大辞典 → OK

いずれも動作に問題はなく充分運用可能である。これならWin10へ移行できそう。
Main-PCはStorageを多く積み、静止画の発色を揃えるため Radeon Cardを挿すことになる。 現在の32bit版Main-PCをUpgradeするか、それとも新たに組むか、暫く悩むことになろう・・・

Win10 RS1 x32 II (2016.9.14)

前節のPCで、古い16bit / 32bit Applicationが無事に動作する事を確認した後、
以下の構成によるPCでTestを進めた。
 【M/B】 Intel DB85FL
 【CPU】 i5 4570
 【CPU Cooler Heatsink】 RAIJINTEK PALLAS
 【CPU Cooling Fan】 be quiet SILENT WINGS 2 PWM
 【MEM】 DDR3-1600 2GBx2
 【SSD】 Patriot Blast 120GB
 【PSU】 picoPSU160-XT + 12V 150W AC Adaptor
 【OS】 Win10 Pro x32 RS1 14393.105

Win10 RS1 x32のInstall直後は安定した動作を見せていたが、やがて画面の乱れや凍結などの症状が現れるようになった。そうした時、
 ・Memoryを交換する。
 ・「コントロール パネル」→「システム」→「システムの詳細設定」→「ハードウェア」→
  「デバイスのインストール設定」の順に開き「いいえ」を選択する。

など小手先の対策で一時的に直ることはあっても翌日は元の木阿弥、とても仕事用に使える状態ではなかった。そうなると、Win10 Pro RS1 x32上で古いApplicationの運用は時期尚早か。

そこで、Win10 Enterprise 2016 LTSB x32 で試すことにした。Installは問題なし。この LTSB版には Store Appliが全く含まれず、削除する面倒がない分使い易い。ところが表示Fontの品質に難がある。前のWin10 Enterprise 2015 LTSBより多少はましだがFontが滲むので目が疲れ、とても長時間の運用は無理。

ならば最後の手段、Win10 Education RS1 x32 はどうか。
 ・Installは問題なし。
 ・旧ApplicationのInstall及び動作は良好。
 ・表示Fontも問題なし。
 ・今のところ画面の乱れや凍結はない。
Win10 Education RS1 x32の動作が安定しているのはEducation版だからか、或いは本日、Build 14393.105からBuild 14393.187へUpdateした所為か俄に判断できない。 もう暫くTestを続けてみよう。

う~ん、Win10上で20年以上前のApplicationを運用するのは何かと苦労が多い、
と考えるべきか、動くだけでも有り難いと思うべきか・・・

Win10 Pro IP Build 14926 (2016.9.15)

昨日 2016/09/14、Win10 Pro RS1は Build 14393.187まで達した。Web上では、更新File"KB3189866"のDL時にTroubleが発生し、中々前へ進まないとの書き込みを見かけるが、我家ではそうした不都合は起こらず、PC5台のUpdateを済ませた。もし違いがあるとすれば、更新した時間帯くらいか。MS社の月例Updateは毎月第2水曜日の早朝に配信されるので、その日時に合わせて待機することにしている。何故なら、朝の8時を過ぎると回線が混み合いDownloadに時間がかかるからだ。一日の内で、回線が最も空いている時間帯は、早朝の4:00~7:00頃までと心得ている。その甲斐があってか、Build 14393.187へのUpdateは5台とも問題なく終えることができた。

さて、本年7月末までは Windows Insider Program に参加し、追われるように最新Buildの導入を試みた。 Anniversary Update後は一服状態にあり、専ら RS1の更新だけで済ませてきた。それから1.5ヶ月経過、そろそろ Insider Program に戻ろう。
つまり、Build 14393 = RS1 以後、Build 14901/14905/14915とIP版は3度Upされた内、前の2回は試さずにいたのだ。

同日 2016/09/14、新たな Win10 Pro IP専用のPCを仕立てた。
 【M/B】 MSI B150M BAZOOKA
 【CPU】 Pentium G4400T
 【CPU Cooler】 Intel Retail Cooler
 【MEM】 DDR4-2133 8GBx2
 【SSD】 Patriot Blast 120GB
 【PSU】 picoPSU-120 + 12V 150W AC Adaptor
 【OS】 Win10 Pro RS1 Build 14393.105
     2016/09/14 → Win10 Pro IP Build 14915
     2016/09/15 → Win10 Pro IP Build 14926

先ず、Win10 Pro RS1をInstallし、Insider Programへ参加した。問題なし。
数時間後、Win10 Pro IP Build 14915がやってきた。ところが、Build Up後 Networkの繋がりに問題あり。Test-PCは同じWorkgroupに置かれたPCは認識するが、Domain管理下のPCは認識せず。然しながら、全く不通かと言えばそうではなく、Domain管理下のPCから本Test-PCへはAccess可能なので必要なLinkは貼れる。こうしたNetwork接続一覧表示の不具合は過去にもしばしば起り、後のBuild Upで改善されてきたので、解決するまで気長に待つ他はない。

そして 2016/09/15早朝、Win10 Pro IP Build 14926 が降りてきた。Build Upそのものは躓くことなく終えたが、Network接続一覧表示の件は解決せず、次のBuildに期待しよう。では、その他の件はどうか。Programによっては相変わらず「UACのDialog box」が最前面に現れない不具合は直らず不便極まりない。また、各所のPropertyを開いた時に現れるDialog boxの内容が一部変更された。この点は前より判り易くなったと言えようか。

Win10 Pro IP Build 14936 (2016.9.30)

前節で述べた Win10 Pro IP Build 14928 の後、2回のBuild Upがあった。
 ・Build 14931 2016/9/22
 ・Build 14936 2016/9/29
Build 14931は前のBuildと較べて大した変更はなく、Domain管理下のPCが Network一覧に現れない件も解決しなかった。ところが、その後導入された Intel HD Graphics Driver 21.20.16.4506は、画質/色調/Contrast/精細感等が改善され、一段と絵が綺麗になった。これで、本年2月から続いていた Intel HD Graphics Driver に対する不満は一件落着か。

そして昨日、前節のPCをBuild 14936にUpdateしたところ、Networkに纏わる諸問題は解決した。また VMware上でTest中の Win10 Home IP 32bit版も同様の結果を得た。自分の使い方で残る不都合は 「時にUACのDialog boxが最前面に現れない」 点だけとなった。

最近は、大部分のStore AppliやOne Driveを削除しているので、他の件については不案内だが、本年8月に発表されたWin10 RS1以降では最も使い易く、現在 Insider Program を止めているPCを IP版 に戻す気にさせるBuildと言えようか・・・

Win10 KB3194496 (2016.10.4)

Web上では、先月末にUpされた
 Windows 10 Version 1607の累積的な更新Program KB3194496
について大層賑わっている。
 ・同ProgramのInstall途中で固まる。
 ・Installを進めると、やがて「更新に失敗しました」と表示され元に戻される。
 ・Installは完了してもWin10が正常に動作しない。
等々、症状はかなり重い。

我家では既に10台以上のPCに KB3194496 を当てたが、失敗は1例だけである。
 Win10 Home / Win10 Pro / Win10 Home IP / Win10 Pro IP
は全てOK。ところが、
 ・Win10 EnterpriseはNG。
 ・自分で入れたApplicationを削除しても×。
 ・BIOSを更新しても×。
 ・結局5通りの設定で試したが全て×。
但し、前のBuildに戻れば特に問題なく動作するので、今のところ実害はない。 試しにそのPCを Win10 Enterprise から Win10 Pro に変更したら KB3194496 はすんなり入った。つまり、我家では Win10 Enterprise に限り問題が現れたことになる。

以上試したPCは Sandy以降のCPUを載せたものばかりである。では、LGA775世代のCPUではどうか。下記の部品構成でTestした。

KB3194496の導入は全く問題なく Build 14393.222 へUpdateした。結局、新旧の部品で試しても KB3194496 導入不可の原因は掴めず不明のままである。MS社の対策済みPatchを待つ他はなさそう。

さて、C2G41 + L3360 を組み合わせた本機の登場は久し振りである。このまま納戸へ戻すのは忍びない。せめて一晩だけでも遊んでみよう。

先ず 空PCI Slotに PT2を挿した。Driver/SDK は最新版を入れたので、Digital認証問題は起こらず、視聴録画再生とも全く問題なし。

次に Win10 Pro RS1 14393.222 から Win10 Pro IP Build 14936 へBuild Upした。Installそのものは無事に終えたが、Radeon Driverの選択が自由にならなかった。Build Up時に導入された Crimson Driver では細部の設定に不満があることから、CCC 15.08に入れ代えたところ、Catalyst Control Centerが現れず、実質的に運用不可。仕方なく Build 14393.222 へ戻した。
【M/B】 SuperMicro C2G41
【CPU】 Xeon L3360
【CPU Cooler Heatsink】 Samuel 17
【CPU Cooling Fan】 Noctua 120x25mm Fan
【MEM】 DDR3-1066 4GBx2
【VGA】 Power Cooler HD7750
【SSD】 Samsung 850 EVO 120GB
【HDD】 WD20EARS 3.5" 2TB
【PSU】 Kurosiko KRPW-SX400W/90+
【Case】 Silver Stone SST-SG03B-F
【OS】 Win10 Pro RS1

このPCはProjector用なので滅多に起動しないが、暫くぶりに大Screenで観たくなった・・・

【SuperMicro C2G41 のMemory制限について】

同社のWeb Siteには SuperMicro C2G41 のMemory について
 「 Up to 4GB DDR3 1066/800 non-ECC Un-Buffered DIMM 」
とあることから、一見 4GBが上限と読み取れるが、これは Memory 1枚当たりの値であり、2枚挿せば 8GB となる。我家では 4GB x2 で何等問題なく動作している。Web上には 2枚刺しの場合も 4GB が上限とされる書き込みが見られるのでご注意を。

Win10 KB3197356 (2016.10.6)

2016/10/6 早朝、Win10 KB3197356が降りてきた。早速 Win10 Pro RS1 14393.222を入れたPCをUpdateした。所用時間は計り損ねたが大した時間もかからず完了した。今のところ特に問題はなさそう。Update後のBuildは 14393.223。

では、何度試しても KB3194496 が入らなかった Win10 Enterprise で確認しよう。
結果は「更新Programを構成できませんでした。変更を元に戻しています・・・」 つまり、MS社は兎角問題のあった KB3194496 を取り下げ、代わりに KB3197356 を用意したにも拘わらず、まだまだ不具合は解決しきれていないことになる。但し、同PCのSSDをWin10 Pro入りに替えれば KB3197356 の導入は問題なし。

以上取り急ぎRepoします。
【補足】
その後、Win10 Education RS1 x32 に KB3197356 を当ててみた。 結果は無問題。このEducation版はEnterprise版と区別が付かないほど共通性があり、単なる学割版とも言えそうな内容であることから、Enterprise版のKB3197356導入不可の件は、益々以て腑に落ちない。 従って、案外軽微な不具合に依るものではないかと推察されるのだが・・・

Win10 KB3197356 II (2016.10.7)

Win10 KB3197356がInstallできない件をどうにかしたい。そう考えて、Web上に見える幾つかの秘策を試みたが解決せず。ならば最後の手段、Clean Install しかない。
該当するPCは、
 【M/B】 MSI H110M Pro-VH
 【CPU】 Pentium G4400
 【OS】 Win10 Enterprise IP Build 14393.51 (Release Preview Mode)
であり、昨年の12月に Win10 Enterprise 1511からStartし、Build 14393.51までUpdateを重ねてきた。その間、一度も不都合はなかったのだが、今回ばかりは止むを得ない。本年8月にUpされた以下の ISO File を入れてみよう。

ja_windows_10_enterprise_version_1607_updated_jul_2016_x64_dvd_9059859.iso

そこで Win10上から同ISO FileをMountし、設定を引き継がずにInstallした。結果は○。Install後 KB3197356 は何事もなく当てられた。 今のところ動作は安定し、不具合は見当たらない。これにて一点落着か。

恐らく、Win10 Enterprise のIP Buildを重ねる内に、何か不良分子が混じり込んでいたものと想像される。 IP Buildは時々 Clean Install するべきであると思いつつも、半年以上怠っていた所為と言えよう。

Win10 RS1 14393.321 (2016.10.12)

今日は第二水曜日、Win10の月例更新があった。Update後のBuildは 14393.321。
今回はどのPCも比較的短時間で済んだ・・・ と思いきや、1台だけ 「 更新Programを構成できませんでした。変更を元に戻しています・・・ 」 となった。 前節と同様 KB3197356 が入らないPCがもう1台あったのだ。 ここでまた Clean Install では能がない。そこでWeb情報を調べ 「KB3194496、KB3197356 が 更新失敗する問題を解消するスクリプトが公開される」 を見付けた。 

 http://freesoft.tvbok.com/cat97/2016/updateregistry_script_win10.html

早速試したら、問題は即座に解決し 14393.321 にBuild Upされた。RS1の発表以来、何かとTroubleが多かったWin10が、これで安定すればと願うばかりである。
では、Win10 IP版はどうか。 本日は変化なし。Build 14942 のまま。特に可もなく不可もなく。

Windows Server 2016 (2016.10.14)

昨日10月13日、Windows Server 2016がMSDN上にUpされた。待つこと久しく、当初の予定より大分遅れての登場である。早速、以下3種のISO FileをDownloadした。
 Windows Server 2016 Standard (WS2016 St)
 Windows Server 2016 Essentials (WS2016 Es)
 Windows Storage Server 2016 Workgroup (WSS2016 Wg)
3台のPCを使って同時にDLしたので、所用時間は3種合わせて40分程度。USB Memoryへの書き込みを含めて、1時間かからずに終えた。発表直後にしては DL Site は比較的空いていた。

さて、これまで我家で使ってきたServer OSは以下の通りである。
 Windows Home Server (WHS)
 Windows Home Server 2011 (WHS2011)
 Windows Server 2012 (WS2012)
 Windows Server 2012 R2 (WS2012R2)
現行のServer OSは、WHS2011とWS2012R2である。その内 WS2012R2 は以下のVersionを使っている。
 Windows Server 2012 R2 Standard (WS2012R2 St)
 Windows Server 2012 R2 Essentials (WS2012R2 Es)
 Windows Storage Server 2012 R2 (WSS2012R2)
主力は WS2012R2 Es であり、WSS2012R2 はFile Server、WS2012R2 St は試用に留まっている。

では、DLした3種のServer OSの内どれから試すか。WS2016待ちでTest運用中の WS2012R2 St -PCから始めよう。その前に、新旧Server OSの比較をするために、WS2012R2 St のUpdateを行った。部品構成は以下の通り、お世辞にも快適とは言えない低Spec-PCである。
 【M/B】 Supermicro X10SBA 【CPU】 Celeron J1900 (Onboard)

Updateの開始は13日の午後3時。2時間経っても 「更新Programの確認」 が続いた。 3ヶ月振りとは言え時間がかかりすぎる。それでも我慢をしていたら、開始から3.5時間後に実際のUpdateが始まった。結局、全てのUpdateとDisk Clean Upを終えたのは、翌10月14日の午前2時頃だった。

う~ん、Updateにこれ程まで時間がかかるのなら、新Server OSの筆下ろしに相応しくない。ならば、WS2016用に確保してあった、
 【M/B】 Supermicro X11SSV-Q 【CPU】 Core i7 6700T
でStartしよう。 さて、ここでいきなり WS2016 の正規版をInstallするかどうか迷う。WS2012R2はWindows 8.1系列であり、WS2016はWin10 RS1系列とすれば、そうそう安心はできない。幸い評価版が発表されているので、先ずは様子見から・・・

 評価版の入手 → TechNet Evaluation Center
  https://www.microsoft.com/ja-jp/evalcenter/evaluate-windows-server-2016

Windows Server 2016 II (2016.10.15)

USB MemoryからSupermicroのM/BにInstallする場合、一つだけ注意点がある。
ISO FileをUSB Memoryへ書き込む際、我家ではFree Softの「Rufus」を使っている。このSoftはWindowsからLinuxまで幅広く対応し、日頃から大変重宝している。
USB Memoryを挿してRufusを起動するとMain画面が表れる。
その中の 「パーティション構成とターゲットシステムの種類」 は3種類ある
 ・MBR BIOSまたはUEFIコンピュータ用のパーティション構成
 ・MBR UEFIコンピュータ用のパーティション構成
 ・GTP UEFIコンピュータ用のパーティション構成
多くの場合は1番目で間に合うが、SupermicroのM/Bの場合、それではUSB Memoryを認識しないことがある。ここでは 3番目の 「GTP UEFIコンピュータ用・・・」 を選んでおこう。WS2016評価版のISO Fileは約5.1GBあるので、書き込みに多少時間がかかるかもしれない。

USB Memoryが出来上がったところで、以下のPCにInstallした。
 【M/B】 Supermicro X11SSV-Q
 【CPU】 Core i7 6700T
 【CPU Cooler Heatsink】 Noctua NH-L9x65
 【MEM】 DDR4-2133 8GBx2
 【SSD】 Samsung 830 Series 120GB
 【PSU】 picoPSU-120-WI + 19V 65W AC Adaptor

WS2016評価版のInstall Diskを起動すると、やがてOS選択画面が表れる。
 ・Windows Server 2016 Standard Evaluation x64
 ・Windows Server 2016 Standard Evaluation (デスクトップ エクスペリエンス) x64
 ・Windows Server 2016 Datacenter Evaluation x64
 ・Windows Server 2016 Datacenter Evaluation (デスクトップ エクスペリエンス) x64

今回はその中から2番目を選んだ。Installは全く問題なく進み、やがて見慣れた画面が現れた。DesktopをCustomizeし幾つかの機能を追加したら、Win10と同じ顔になった。Update後のBuildは 14393.321 となり、Win10 RS1と同じである。WS2016にはStore AppliばかりかCortanaやEdgeも含まれず、動作は軽快で使い易い。
Customize後のDesktopはWin10と区別が
付かない。
【 WS2016評価版のWater Mark】

WS2016評価版は 「180日間の有効なWidowsライセンス」 があるので、当分遊べそう・・・
Win10 Build 14393.447 (2016.11.14)

11月の月例更新により Win10はBuild 14393.447に達した。無事にUpdateが完了したPCは比較的安定した動作が得られるものの、一部そうではないPCもある。

Updateを実行した時間帯やUpdate前の更新状態によっては相当な時間がかかった。中には 2時間近く要した低速機もある。更に問題なのは、Update中 CPU使用率は100%に張り付きCPU温度は鰻登りとなり、通常の使い方では現れない70℃台を示したPCもある。引き続きDisk Cleanupを行えば、CPU使用率100%状態は続き、Caseの天板は無視できない温度に上昇したであろう。今回UpdateしたPCの中には仕方なく天板と側板を外した例もある。こうした事態が繰り返されるようなら、Caseと冷却方法を考え直さなければならないかも知れない。

では Build 14393.447 の安定性はどうだろうか。
 ・64bit版をAV-PC/PT3-PC/File-Serverとして使っている Intel系PCの動作は
  概ね良好。
 ・古いApplicationを入れた Win10 Pro 32bit版の動作はやや不安定。
  但し、Win10 Education 32bit版の動作は良好。
 ・比較的新しいAPUを使用したPCは、最新のRadeon Driverなら問題なし。
  ところが、旧CCC Driverを入れると、途端に不安定になり実質運用不可。
  従って、Win10 + 旧CCC Driverに固執するなら、旧APUや旧Radeon Cardを
  見直す必要がある。

それにしても、Win10の使いこなしは手が掛かる。

Win10 Pro IP Build 14965 (2016.11.15)

2016/9/30の節で Win10 Pro IP Build 14936 に対して 「・・・本年8月に発表されたWin10 RS1以降では最も使い易く、現在 Insider Program を止めているPCをIP版に戻す気にさせるBuildと言えようか・・・」 と甘い評を述べたのが悪かったのか、その後のBuild 14942/14946は見るべきものがないどころか、Build 14955/14959 に至っては IE すらまともに動作しない為体だった。

それから1週間後、11/10に発表されたBuild 14965でどうにか一息ついた模様。
 ・IEの不調は改善された。
 ・Excel FileからExcelを起動するとHang upするとの情報あり。
  自分はWin10 IP上でExcelを使っていないので未検証。
 ・一部のGameで問題が発生するとの情報あり。自分はGameをしないので未検証。
 ・仮想Touch Padが搭載されたそうだが、これもまた未検証。
つまり、自分の使い方では特に不具合はなく、動作も安定し絵も音も比較的良好な結果を得たのである。

ところが、これまでBuildup時に必ず得られた" install.esd "が見当たらず、ISO Fileの作成ができなくなった。最新のIP BuildがClean Installできないのは困りもの。今回偶々なのか、それとも install.esd の添付を取り止めたのかは不明。

では、現在我家では1台きりになった Win10 IP-PC の部品構成を上げておこう。
 【M/B】 MSI B150M BAZOOKA
 【CPU】 i5 6500
 【CPU Cooler Heatsink】 Reeven Steropes RC-1206
 【CPU Cooling Fan】 be quiet Silent Wing2 PWM 120x25mm Fan
 【MEM】 DDR4-2133 8GBx2
 【SSD】 Patriot Blast 120GB
 【HDD】 Seagate ST2000LM003 2.5"2TB HDD
 【PSU】 In WIN TFX電源 IP-P300HF7-2 Platinum
 【OS】 Win10 Pro IP Build 14965

四国一周 3,258円 (2016.12.8)

今回は脱線話です。お急ぎの方は遣り過ごして下さい。

PC雑誌は1987年から休みなく購読してきた。 少ない時で月1冊、多い時は月に8冊も買い込んでは枕元に置き、読みながら寝る習慣があった。ところが今年の2月を最後にPC雑誌は手にしていない。ここではその理由ついて触れない。

では、その後どうしているか。就寝前の読書は子供の頃からの日課であり、そう簡単に捨てる訳には行かず、代わりを求めて気の向くままにあれこれ読み漁った。そうした時に熊本地震が起こった。熊本には昔の写真仲間がいて二度訪問しているので無関心では居られず、熊本県の地震史/阿蘇山の噴火史/阿蘇溶結凝灰岩/阿蘇氏の系譜、そして、熊本城の石垣と穴太衆等について調べ始めた。 当然熊本県だけでは済まず九州各県に及んだ。

ここで問題あり。視力が衰えたとは言え、読書時とPC作業時は裸眼で頑張っている。大型の書籍は兎も角、小型本の中には活字の小さい例が少なくない。 眼鏡をかけて寝る訳には行かないので、自ずと読む本は制限される。寝床用書籍の条件として、
 ・活字が大きめで読み易いこと。
 ・難解な本は直ぐに寝入ってしまう。
 ・大型本は頁捲りが面倒。
などを考え合わせた結果、10月から新人物文庫及び新人物往来社文庫の各都道府県「謎解き散歩」を読んでいる。この叢書は御国自慢を主体とした平易な内容のため気軽に読める。途中から読むも良し、摘み読みも良し。関心のある項目を選んで読むには好都合である。既に九州全県を終え、現在四国漫遊中である。徳島/香川/愛媛/高知の4県を合わせて 3,258円也。日本一周達成もそう遠くはない・・・

Win10 Pro IP Build 14986 (2016.12.9)

12月8日朝、11月18日以来久し振りにWin10 IPの新Build 14986が降ってきた。前回と前々回のBuildでは"install.esd"Fileが見付からずISO Fileをつくることができなかったので、今回は慎重に進めた。そこでWeb上に見える 「Downloadが終えて再起動をかける前なら install.esd が得られる」 との情報を頼りに探したが、今回もまた見付けることはできなかった。ならば、Install終了後に現れるかも知れないとの期待も空しく矢張り駄目、結局"install.esd"の取得はならなかった。けれども今回のBuild 14986は比較的安定した版であり、敢えてClean Installの必要性は認められないので良としよう。
 ・IEの不具合は見られない。
 ・Networkの認識や接続は問題なし。
 ・前のBuildで問題のあったExplororのVersion表示不具合の件は解決した。
 ・時々UACのDialog boxが最前面に現れない不具合も改善された模様。
 ・Disk Cleanupの動作が速やかになった。
 ・Intel HD Graphics Driverは 21.20.16.4550 を入れた。
 ・幾つかの新機能が追加されたが、未だ充分に試していない。

Build Upから16時間経過した。 前々節の構成で試した限りでは不都合な場面は一度もなく、最近のBuildの中では最も安定しているかも知れない。ただし、Win10は少しでも褒めると次回に大きなしっぺ返しを食らう例が多いので安心はできない・・・

12月のWin10  (2016.12.22)

Web上では相変わらずWin10に対する不満が多い。大きく分けて4点か。
 ① Win10の仕様そのものに対する不平不満。
 ② Update時に躓く件。
 ③ Backgroundの動作が煩わしい。
 ④ Disk Cleanupに時間が掛かりすぎる。

①の件。OSの仕様に対する不満は人それぞれ。 XP/Vista/Win7/Win8.1でも万人に受け入れられたとは言えない。 UIに関する限り、自分にはWinNT4やWin2000の方が好ましく思われる。但し、古いApplicationの動作はXP、全体の安定性はWin7、Video Cardを挿した時の動作はWin8.1、実際にApplicationを実行した時の快適性はWin10。ところが、使用するH/WやApplicationによって以上の評価は大幅に変化するので話はややこしい。

②の件は複雑。Win10 Pro x32 / Win10 Home x32 / Win10 Pro x64 / Win10 Pro IP x64 / Win10 Enterprise x64 等、Versionによって挙動は異なる。12月22日現在、
 ・最も問題が少ないのは Win10 Pro IP。
 ・Win10 Pro x64は、月例更新やその他のUpdateをその都度怠りなく行っていれば
  特に問題は起こらないが、暫く間を開けてから実行すると躓くことがある。
 ・Win10 Pro x32は、5者の中では最も厄介。無事にUpdateできることあればそうで
  ないこともある。32bit版には16bit Appliを入れてあるので問題の特定が難しい。
 ・Win10 Enterprise x64はこれまで問題は少なかったが、12月に入りご機嫌斜め。
  あれこれ試した結果、該当する更新Programを個々にDL & Installすることに
  よって解決した。
 ・仮想上で運用しているWin10 Home x32は何故かToroubleが少ない。
  これは、OSのみで他のApplicationを殆ど入れていない所為か。
 ・尚、Win10通常版の最新Buildは 14393.576、Win10 IP版は 14986。

③の件。低速CPUでは苛々させられる。Background動作時も快適な運用を望むなら、2C4T以上のCPUを使いたい。但し、SoC型Processは4C4Tでも動作は緩慢。Update後、自動Maintenanceを手動で実行するとかなり改善される。

④の件。 Win10 Pro IP版では最近解決したので、通常版もまもなく改善されるものと思われる。「Windows Update Cleanup 3.99TB」が現れなくなるのが目安。待てない人は、Disk Cleaup開始後、進行状態が100%に達したら一端強制的に終了し、再起動後に再びDisk Cleaupを実行すれば、比較的短時間で終わる。

以上述べた内容は、あくまでも我家の場合であり、他のPCも同じ挙動をするかどうかは不明。よって、2016/12/22現在、Win10を業務用のPCとして使うためには、相当な努力と覚悟が必要に思われる。 我家のWin10-PCは道楽用ばかりで実害は少ないのだが・・・

12月のWin10 II (2016.12.29)

現在運用中のWin10-PCは、
Caseに収めたPC 8台
Obon-PC 8台
作りも作ったり計16台ある。内訳は以下の通り。
Win10 Pro x64 8台
Win10 Enterprise x64 2台
Win10 Pro IP x64 2台
Win10 Home x64 2台
Win10 Pro x32 1台
Win10 Education x32 1台

その内、最新Build Win10 14393.576 に到達していないPCが1台だけあった。Win10 Enterprise x64にVirtualBoxを入れたPCである。もう1台のWin10 Enterprise PCは、前節で述べた通りどうにか解決したが、こちらは煮ても焼いてもUpdateが当たらず前へ進むことができなかった。 そこで最後の手段、Win10 Enterprise x64 RS1を再Installすることにした。但し、Clean InstallではVirtualBox上のOSや一部のApplicationを再認証する必要があり返って面倒なので、InstallされたAppliを引き継ぐModeで実行した。念の為にClone Diskを作成して試したところ All OK。少し時間はかかったが全て無事に処理された。

これで、我家のWin10-PCは全てUpdateが完了した。この件に関しては心残りなく新年を迎えられる・・・

Win10 IP Build 15002 (2017.1.11)

昨日10日、久し振りにWin10 IPの新Build 15002が降りてきた。早速、以下4台のPCに導入した。
 MSI B250M Pro-VH
 Celeron G3930  Kabylake
 MSI H170I Pro AC
 Pentium G4560  Kabylake
 ASUS H110M-Plus D3
 Core i3 7100T  Kabylake
 MSI B150M Bazooka
 Core i5 6500  Skylake

今回のUpdateは比較的順調に進み、いずれも問題なく完了した。
気付いた点を上げれば、
 ・「Windowsの設定」の構成が変更され、新たに「Apps」なる項目が追加された。
 ・Networkの認識は問題なし。
 ・exploror.exeに含まれる馴染み深いICONが削除されたので、
  旧exploror.exeからICONを取り出して対処した。
 ・Menuに「Paint」が現れず、system32 Folderから引いた。
 ・自動的に当てられた Intel HD Graphics Driver 21.20.16.4550の画質は良好。
 ・Disk Cleanupは比較的短時間で終えた。上記PC④では 96秒。
 ・Windows DefenderのScanも速やか。
 ・「自動Maintenance」を手動で実行した時の所用時間も多少短縮された。
 ・「install.esd」は今回もまた得られず。
 ・Classic Shell 4.3.0の動作は問題なし。

以上、自分の使い方では今のところ特に不具合は見当たらず安定している。但し、Win10に対して少しでも好印象の記述を書き込むと、その後大きなしっぺ返しを食らう例が多いので要注意。そして今日11日はMS社の月例更新日。

2月のWin10 (2017.2.8)

前節で「Win10に対して少しでも好印象の記述を書き込むと、その後大きなしっぺ返しを食らう例が多いので要注意・・・」と述べたら、将にその通りとなった。Build 15002の後、15007/150019/15019/15025と四度Updateされたが、Updateに途方もなく時間がかかり、低Spec PCでは一晩置いても進行せず、ほとほと参った。

【MSI B150M Bazooka + Core i5 6500】
このPCは Build 15002/15007/15019/15025 と順次Updateを重ねてきた。15019 → 15025は凡そ3時間かかった。結果は○。

【MSI H170I Pro/AC + Pentium G4600T】
Build 15019から15025へのUpdate時、4時間待っても変化なし。そこでBuild 14986のISO FileをClean Installしたら、間もなくBuild 15025へUpdateされた。結果は○。

【MSI B250M Pro-VH + Celeron G3930】
Build 15019から15025へのUpdateは一晩中「更新Programの確認」が続き進展なし。そこで一端中止し、Web上に発表されたBuild 15025のISO Fileを用い、諸設定を引き継ぐModeでUpdateした。結果は○。

今回は3通りの方法でUpdateした。なんとも手の掛かること夥しく、暇人でなければとても付き合いきれない。それでもBuild 15025まで到達すれば、どうにか安定した動作が得られるので、もう暫く Insider Program を続けることにしよう。

以上述べたのは Win10 IP版である。では、通常版 14393.693 はどうか、今月はこの方が無難。大きな破綻はなく、未だPower-SWの長押しをせずに済んでいる。

(今回取り上げたM/Bは3枚ともMSI。これは偶々であり、決して同社の回し者ではないことを明記しておきたい)

Windows Storage Server 2016 (2017.2.10)

Win10のInstallやUpdateを頻繁に行っていると手順は定型化され、同じ作業の繰返しに飽き飽きしてくる。その中で最も煩わしい工程は 「Store Appliの削除」 である。Win10のInstall後、Mail機能以外の削除可能なAppliは全てUninstallしている。もし、Store AppliのないVersionがあるなら早々に乗り換えたい。Windows Server 2016ならそうした希望に叶うとは言え、高価なServer OSをDesktop用途に使うのは憚られる。(MSDN会員なので5台まで使えるが)

そこで、2017/01/13に発表された Windows Storage Server 2016 Workgroup(以下WSS2016wg)を試すことにした。部品構成は以下の通り。
 【M/B】 MSI H170I Pro AC
 【CPU】 Pentium G4600T
 【CPU Cooler Heatsink】 SilverStone SST-AR06
 【CPU Cooling Fan】 Noctua NF-A9x14 PWM
 【SSD】 Samsung 840 EVO 250GB
 【Sound】 USB-DAC + Noise Filter
 【PSU】 picoPSU-160-XT + 19V 65W AC Adaptor

MSI H170I Pro AC内蔵のNICは Realtek RTL8111H である。WSS2016wgに対応するかどうか心配されたので、念の為にIntel Gigabit CT Desktop Adapterを挿したが、Realtek RTL8111Hはすんなり認識され、IntelのCardは無用だった。

案の定、WSS2016wgにはStore AppliだけではなくEdgeやCortanaも含まれず願ったり叶ったり。但し、規定値ではInternet ExplorerのSecurity Levelは「High」に設定されているので、必要に応じてLevelを下げることになろう。

WSS2016wgをAV-PCに仕立てるなら、幾つかの機能を追加することになる。Server Managerの 「役割と機能の追加」 から、
 ・Media Foundation
 ・高品質なWindows Audio/Video Experience
を選択しInstallした。

結果は良好。WSS2016wgをWin10 Proと較べると、Cinebench R15の成績や消費電力は変わりはなく、CPU使用率/Memory使用量も僅かに少ない程度。今のところ特に不具合は見当たらない。よって、WSS2016wgはFile Serverだけではなく、AV-PCやHome-PCとしても充分使えるOSと言えよう。最新版は Windows Storage Server 2016 Workgroup 14393.693 でWin10通常版と同じBuild。 WSS2016wgを人に勧めるなら問題は入手方法だけか・・・

Win10 RS2 RTM (2017.3.30)

Web上に 「米Microsoftは29日(現地時間)、Windows 10の次期大型アップデート
"Creators Update"を4月11日より提供開始することを発表した」 との報が流れた。RS1の時は、その少し前にWindows 10 Insider Program上にRTM版がUpされたので、今回もまた同じ要領とすれば、3月21日にUpされた Build 15063 = RTM版である可能性が高い。そこで、同BuildのISO Fileを探したところ日本語版は見付からず、ESD FileからISO Fileを起こした。出来がったFileは、
  15063.0.160101.WINBUILD_CLIENTPRO-CORE_OEMRET_X64FRE_JA-JP.ISO
と少々長い名前。早速、3台のPCを駆使し 3通りのUpdateを試みた。

 ① Clean Installした。
 ② Win10 Pro IP Build 15058を入れたPCに上記ISO FileをMountし、
  「個人File及びFolderを引き継がない」 ModeでUpdateした。
 ③ Win10 Pro 14393.969を入れたPCに同ISO FileをMountし、
  「個人File及びFolderを引き継ぐ」 ModeでUpdateした。

①②③とも途中躓くことなく Installは終えた。所用時間は10~15分程度。普段のBuildupより短時間で済んだ。結果は良好、今のところ目立った不具合は見当たらず。

「Windowsの設定」 Version情報によれば、
  【Edition】 Windows 10 Pro
  【Version】 1703
  【OS Build】 15063.0
Version 1703 = RS2 と考えられるので、Build 15063はWindows 10 Creators Update のRTM版と同等ではないだろうか。そしてこれから2週間、Windows 10 Creators Update正規版の発表まで、更に改良を加えるものと思われる。

今回のTest結果から、RS1発表時のTrouble頻発の嵐は避けられそうな予感が・・・

Win10 RS2 RTM II (2017.4.2)

4月11日(日本時間12日)のWindows 10 Creators Update公開に先立ち、手動でUpdate可能な方策が同5日 (日本時間6日?) に発表されるとのこと。 それまで待てば良いのに、せっかちな性分、既に得た Win10 RS2のISO Fileを元に何台かのPCをUpdateした。

その中の1台、NEC Junk-PCも無事にUpdateが完了した。使用したISO Fileは3月30日にWeb上から得た
  Windows10_InsiderPreview_Client_x64_ja-jp_15063.iso
到達したBuildは 15063.11、所用時間は約17分。どこを見てもInsiderPreview版には見えず通常版そのもの。4月5日に予定される手動Updateと同等に思われる。 それにしても B75 + Ivy i3 3220仕様で6K円のJunk-PCが、Win10の最新版で快調に動く様は気分が良い。 では、Windows 10 Creators Update (RS2)を導入したPCを纏めておこう。いずれも今のところ問題なし。
Win10 RS2 導入PC一覧  2017.4.2
M/B
CPU
RS2導入前のBuild
Fileの引継
MSI MS-7770 (B75)
Ivy Bridge
Core i3 3220
Win10 Home 14393.576
あり
ASUS Q87T
Haswell
Core i3 4130T
Win10 Pro 14393.953
あり
MSI B150M Bazooka
Skylake
Core i5 6500
Win10 Pro IP 15042
あり
ASUS H110S1
Kabylake
Celeron G3900T
Win10 Pro 14393.693
あり
MSI H170I Pro/AC
Kabylake
Pentium G4600T
Win10 Pro IP 15025
なし
MSI B250M Pro-VH
Kabylake
Celeron G3930
Win10 Pro IP 15042
Clean Install

Win10_1703 (2017.4.6)

本日4月6日未明、Win10_1703正規版のISO Fileが公開された。
早速Downloadしたところ、3月30日に得たFileと同Sizeだった。
 ① 3/30 Windows10_InsiderPreview_Client_x64_ja-jp_15063.iso
 ② 4/6 Win10_1703_Japanese_x64.iso

そこで DQ77KB + i3 3220T + Win10 Pro 14393.969 + VMware12.5.5 を組み合わせたPCに②のISO Fileを導入した。所用時間は約19分。到達したBuildは15063.13。特に目立った不具合は見当たらず安定性は良好である。次にVNware上のGuest OSである Win10 Home x32も同様にUpdateした。これもまた問題なし。

次に、我家の現行PC中最もSpecの低い「初代LIVA」にWin10_1703を導入した。このPCはStorage容量が32GBと少なく、Version Up時は容量不足になる恐れがあるので、Clean Installを選んだ。所用時間は約27分。到達したBuildは15063.13。動作は緩慢ながら、今のところ不具合はない。消費電力 Idle時3W、音楽再生時4W、高負荷時5~6W、まだまだ捨て難い。

以上、①のISO Fileを使ってUpdateした?台のPCと同じ結果が得られたことから、昨日までの見込み作業は、決して無駄ではなかったことになり一安心。

では、3月30日から行ってきたWin10_1703へのUpdateで、動作が確認されたApplicationを上げておこう。
  Classic Shell 4.3.0 / CCleaner v5.28 / HWiNFO64 v5.50-3130
  AIDA64 v5.90.4200 / ESET NOD32 v10 / PowerDVD16Ultra
  VMware12.5.5 / PT2・PT3 Driver及び関連Program

前に述べた通り、今回の "Creators Update" は、比較的Troubleが少ないのではないかと思いつつも、Win10は 「晴れのち嵐」 の常連なので安心はできない・・・

Win10_1703 x32 (2017.4.7)

64bit版のWin10_1703(RS2)は、これまで試した範囲では概ね順調に動作している。では32bit版はどうか。我家の仕事用Main-PCは相も変わらず32bit仕様なので大いに気になるところ。PCの導入以来30年間に作り上げた膨大なData Fileを最新版に合わせて移行する時間も根気もなく、20年以上前のProgramを使い続けている・・・、なる言い訳を重ねながら、今日もまた32bit OSの算段に余念がないのである。

Win10の登場以来、Professional / Enterprise / Education の三種の32bit版を試した。その結果、自分の使い方では Education x32 が最も安定していることから、次期Main-PCのOSとして最有力候補となった次第である。

では、Win10 Education x32 RS2 を試そう。Test-PCの構成は以下の通り。
 【M/B】 Intel DB85FL
 【CPU】 Haswell i5 4570
 【CPU Cooler Heatsink】 RAIJINTEK PALLAS
 【CPU Cooling Fan】 be quiet SILENT WINGS 2 PWM
 【MEM】 DDR3-1600 2GBx2
 【SSD】 Patriot Blast 120GB
 【PSU】 picoPSU160-XT + 12V 150W AC Adaptor
 【OS】 Win10 Education x32 RS1

Win10 Education x32 RS1からRS2へUpdateした。Install済みのProgramは All OK。一晩使った限りでは、不審な挙動は一度も見られず安定性は良好。Win7 Pro x32より全体に動きは速やか。動作確認を得たApplicationは以下の通り。
  PageMaker 6.0 / 7.0、Adobe Creative Suite 2 / 4
  Office 95 / Office 2000、Micrografx Designer 4.1J、
  角川古語大辞典CD-Rom版、角川日本地名大辞典CD-Rom版
  群書類従CD-Rom版、VirtualCloneCDrive・・・
暫く様子を見た後、32bi版 Main-PCとする可能性大。但し、Intel DB85FLは投売品(\3,980)なので、手持ちの中から適当なM/Bを選ぶことに・・・

Win10_1703 x32 II (2017.4.8)

前節の最後に述べた「Intel DB85FLは投売品なので・・・」なる件、DB85FLは購入以来一度も不具合なく使ってきたが、元々液Con満載の廉価M/Bであり、常時稼働させるには少々心細い。そこで以下の構成に改めた。
 【M/B】 SuperMicro X10SLQ
 【CPU】 Haswell i7 4770T
 【CPU Cooler】 be quiet Shadow Rock LP
 【MEM】 DDR3-1600 2GBx2
 【SSD1】 Samsung 830 Series 256GB
 【SSD2】 Samsung 850 EVO 120GB
 【HDD】 WD WD20NPVX 2.5" 2TB
 【PSU】 picoPSU160-XT + 12V 150W AC Adaptor (検討中)
 【OS】 Win10 Education x32 1703 Build 15063.13

先ず、DB85FLで使っていたSSDをDrive Copyし、SuperMicro X10SLQに取り付けた。別のProduct-keyを入力してAll OK。次に上の部品一覧の通り、SSDと2.5"HDDを追加した。これも問題なし。この時点でIdle時消費電力は 10W。今後、3.5"HDDを1台加え、ATX電源に交換し、Case Fanを据えても 15~16Wに収まり、常時稼働PCとして申し分ない。矢張りSuperMicroのM/Bは省電力PCの鑑、手持ちのHaswell対応M/Bの中では最も成績が良い。問題は現在のWin10 RS2の安定性がいつまで続くかである。豹変に慣れっことは言え、このまま温和しく在らんことを願う許り・・・
【次期32bit版Main-PCの仮組】

多分Video Cardを挿すことになろう。
Caseは手持ちの中から選ぶ予定。
SSDx2 + 2.5"HDDx1を一纏めにした。
これはObon-PCの定番。

最近はInstallしたOSのVersionとBuildを書き記したMemoを貼るようにしている。
Win10 IP Build 16184 (2017.5.1)

Windows 10 Insider Programは、4月6日にRS2 15063が発表されて後、
 16170 → 16176 → 16179 → 16184
と4度のBuildupがあった。

事前に御触れがあった通り、16000番台のIPは15000番台と較べて相当手強い。新しい機能を試すことが優先され、Bug fixや安定化は後回しの感がある。例えば、Internet Explorerは画像や映像が真っ当に表示されず、否応なく Edge を使わざるを得ない。 更にCustomizeの仕方や程度によってはUpdate中にErrorが出て次のBuildを受け取ることができず、RS2 15063のClean Installからやり直しを迫られることがある。従って、この先 IPと付き合い続けるためには、Clean Install後のCustomizeは最小限に留める必要がある。それでは著しく使い難いので、徐々に脱退者が増えるものと予想される。

さて、前2回のBuildupはRS2のClean Installからやり直したが、今回の16184はどうか。16179の時にCustomizeを最小限に留めた所為かすんなり終えることができて何よりのこと、と思ったのも束の間、今回もまた IE は使い物にならず、MS社はIEのSupportを止めるとの噂が現実味を帯びてきた。仕方なくEdgeで代用するも常時Menuを表示することができず、MouseのClick回数が増えて好きになれない。
Build 16179からTask bar上に新たなIconが加わった。そのIconをClickすると左の通り。自分とは無縁の機能なので即非表示にした。IME入力Mode切替通知と同じく余計なお世話ばっかり。
Win10 IP Build 16188 (2017.5.1)

5月5日未明、Win10 IP Build 16188がUpされた。Updateの途中で寝入ってしまい、起きたら終わっていたので所用時間は不明。気付いた点を上げれば、
 ・前回/前々回とCustomizeを最小限に留めた所為か、Buildupは無事に成功した。
 ・4Build振りに Internet Explorer が使えるようになった。
 ・「Windowsの設定」に「Cortana」の項目が増えた。
  その他にも幾つか細部が変更され、順次Control Panelの機能を移す予定か。
  但し、一部動作不良の項目があった。
 ・Event Viewerに現れるErrorや警告は比較的少ない。
 ・全体に動きは良いが、なぜか音質は前のBuildに較べて聴き劣りした。
 ・試しに2000年以前の古いApplicationを入れてみた。
  Office95/PageMaker7.0はOK。互換Modeによる動作は良好。


【Windowsの設定最新版】
「Cortana」の項目が加わり、Win10の発表当初からすれば、「アプリ」と「ゲーム」を合わせて、9項目から12項目に増えた。

← の絵をClickすると拡大します
Win10 IP Build 16199 (2017.5.19)

前節で紹介したWin10 IP Build 16188の後、16193 / 16199と2度のBuildupがあった。16193は16188と大して代わり映えせず、Win10の改良も先が長そうに思われた。何事も期待をするから失望するのであり、端から期待しなければ失望することもない。Win10 IPのBuildupは淡々と進めればよい。

そして5月18日早朝、16199が公開された。兎に角Updateに時間がかかった。G3930Tを載せたPCでは所用時間70分超。Buildupに時間がかかる時は要注意。要らぬ新機能が搭載されて不具合の嵐がやってくるかと一瞬身構えた。Update後、Disk Cleanupの実行、Windowsの設定/Control Panel/Event Viewerの確認等を行ったところ、どうもこれまでとは様子が違う。Explorer/Control Panelの展開が速やかに感じられたのだ。

確か以前に「IntelはProgramの実行時、LFM(Low Frequency Mode)からのClock Upに関する仕様を改善した」との報が流れた。残念ながらその当時は効果が認められず、まだまだかと諦めかけていた矢先、今回のBuild 16199でその成果が感じられたのである。事実そうなのか、或いは単なる思い過ごしかは不明ながら、Kaby Series最低SpecのPCでこれだけのPerformanceが得られるなら上等ではないか。(Bench結果は大差なし)

では、今後のためにWin10 IP版に関する留意事項を纏めておこう。
 ・Win10 IP版ではCustomizeは最小限に留める。
  喩え無用ではあっても「Appliと機能」から削除できないAppliはそのままにする。
 ・Win10 IPのBuildupに先立ち Disk Cleanupを実行する。
  別途Security Softを導入している場合は一端Uninstallする。
 ・Win10 IP版はBuildup時の更新Programの確認作業中にErrorが起こり易い。
  そうした時"Windows Update Troubleshooting"を実行すると改善される例がある。
 ・それでも上手く行かない場合は、公開されているWin10 IP版の最新ISO Fileを
  Clean Installする。(2017/5/19現在、Build 16193のISO Fileが入手可能)

今回のTestに用いたPCは以下の通り。
 【M/B】 ASUS H110S1
 【CPU】 Celeron G3930T
 【CPU Cooler Heatsink】 Dynatron K199
 【CPU Cooling Fan】Noctua NF-A9x14 PWM
 【Mem】 CFD W4U2400CM 4GBx2
 【M.2 SSD】 WD Green WDS120G1G0B
 【OS】 Win10 Pro IP 16193 → 16199
Liter PCを目差しながら一日延ばしの為体である・・・

Win10 IP Build 16215 (2017.6.13)

6月9日、Win10 Pro IP 16215がUpされた。前の16199から3週間も間が空いた。先ず、MSI H110I ProにG4400を載せた実機をBuildupした。なかなか終わらずやきもきさせられたが、凡そ70分かけてどうにか終了した。結果はOK。特に不都合はない。「Windowsの設定」が一部変更されControl Panelから幾つかの項目が移された。その他、Fluent Design Systemの新しい要素を追加、Microsoft Edgeの改良、日本語Fontの改善、IMEの改善など自分の使い方では関心の薄いものばかり。

そして6月11日、Ryzen + VMware-PCのGuest OSである Win10 Pro IP 16199をBuildupした。所用時間は80分超と記録的な長さ。それでも結果はOK。ところが、Web上にはBuild 16215へのBuildupに失敗する例が続出との報告が見られた。そこで、Win10 Pro 15063.332を入れた別の実機をIPに参加させた。これもまた問題なくBuild 16215に到達した。6月13日、更に別のPCでも16215へのUpdateを無事に終えた。

今回のTestでは、実機及び仮想上のBuildup及びInsider Program新規加入を合わせて4台ともOKだった。これでは16215へのUpdateに失敗する原因が判らない。16215の導入が旨く行かない人と何処が違うのか見当も付かない。ひょっとして「愛 → ai → AI」が足りないのではないかと思えてしまう。そう言えば、AI-Robotが登場するSF映画は、詰まるところ「愛」に帰結する例が多い・・・

Win10 IP Build 16226 (2017.6.25)

6月22日、Win10 IP Build 16226がUpされた。先ず、Kabylake G4560T搭載のIntel-PCで試した。Update所用時間は約80分。どうも最近のBuildupは時間がかかる。それでも無事に終えてTask Managerを開いたら、Performance欄に 「GPU 0 GPU 1」 が現れた。GPUの使用率が簡単に確認できて、これは有り難い機能と言えよう。 その他幾つかある変更や追加機能は自分には関心の薄いものばかり。2日間試した限りでは全体に安定度は良好。

次に、Ryzen PC + VMware12.5.7のGuest-OS Win10 Pro IPをBuildupした。Updateそのものは無事に終えたが、Task Managerは開けずErrorとなった。念の為に Intel CPUで構成した別のVMware-PCで試したところ、今度は開けたもののGPU使用率0%のまま変化せず。

Win10 IP版に問題は少なくないが、どうもRyzenを使った仮想PCは、VirtualBox上のWinXPや今回の不調など、時々機嫌を損ねるようだ。従って 「Ryzen自体に不具合があるのでは」 との 「あまり信頼できない筋の噂」 が少々気になるところ。


【Win10 IP Build 16226 Task Manager】
これは重宝。これまで無かったのが不思議なくらい。 (但し、仮想PC上では不具合あり)

← 絵をClickすると拡大します
Win10 Pro 1703 June-2017 (2017.6.28)

MSDNのDownload Siteに Win10 1703 June VersionがUpされた。
  ja_windows_10_multiple_editions_version_1703_updated_june_2017_x64_dvd_10727511.iso

早速、Ryzen + VMware PCで試した。このPCは種々のTestを重ねる内にProgramが肥大化したため、上のISO FileをUSB Memoryに仕込みClean Installした。Install完了後のVersionは 15063.413となり、いきなり最新版が得られた。Updateの手間が軽減されてありがたい。今のところ特に不都合はない。VMware12.5.7の動作も問題なし。前回不調だった Guest-OS Win10 Pro IP上のTask Managerは真っ当に開き、GPU使用率も変化するようになった。


そしてNetworkの認識は良好であり、
Guest-OSのNetwork一覧にDomain及びWorkgroupに所属する全てのPCが現れた。これで、Ryzen + VMware PCに関する当面の問題は解決した。先ずは目出度し。
Win10 Disk Cleanup (2017.8.15)

現在、Win10通常版のBuildは 15063.540、Win10 IP版は 16257 まで達した。自分の使い方では、両者とも大きな問題はなく比較的安定している。敢えて難点を上げれば、Update後のDisk Cleanupに時間がかかることくらいか。 Disk Cleanupを管理者Modeで実行した時、
 ・Win10通常版ではなかなか終わらず、結構苛々させられる。
 ・Win10 IP版では比較的短時間で完了する。

そこで、Disk Cleanupを速やかに終わらせる方法についてあれこれ試した。
 ① Disk Cleanupが70~80%まで進んだところで一端Cancelし、
  再起動後残りのDisk Cleanupを実行する。
概ねこの方法で用は足りるが、再起動後に「再起動しています。電源を切らずにお待ちください」なる画面が延々と続く場合があるので①の方法を改良し、
 ② Disk Cleanupが70~80%まで進んだところで一端Cancelする。
  Task Managerを開き、CPU使用率が0~1%になるまで暫く待つ。
  再起動後残りのDisk Cleanupを実行する。
この方法なら、再起動後速やかにDesktop画面が現れる。要するに、Disk Cleanupに関する内部処理が熟れていなのではと推察される。

Win10 IP版では策を弄さずとも速やかに完了する例もあることから、いずれ解決するとは思うが、月例更新時の削除対象Fileは2~5GBもあり、そうそう放置する訳にも行かず当面は②の方法で対応することに・・・

Win害予防策 (2017.9.17)

10月17日にWin10の新版「Windows 10 Fall Creators Update」が発表されるとの報が流れている。Win10で最も厄介な点は、「Win害」と呼びたくなるほど、Updateに時間がかかることにある。月例更新の場合、Downloadする時間帯にもよるが、条件に依っては 2時間でも終わらないことがある。もし、業務用のPCが長時間に亘りUpdate中になると、例えPCは使えても、いつ再起動を促されるか気になり、仕事に障りがでるかもしれない。そこで、Win10新版の導入に先立ち、月例更新のDataを採った。

CPU
Win10 9月の月例更新
実行日
開始時刻
所用時間
Ivy Bridge
Pentium G2120
13日
9:00
100分
Athlon
AM1 5370
13日
16:00
140分
Kaby Lake
Xeon E3-1245v6
14日
5:30
8分
Apollo Lake
J4205
14日
9:00
120分
Haswell
Xeon E3-1220v3
15日
5:00
13分
Sky Lake
Pentium G4500
17日
3:00
15分
Sky Lake
i7 6700T
17日
6:30
9分
Haswell
i3 4130T
17日
21:00
15分

上の表から、Updateに掛かる時間はHigh-Spec CPUの方が短いが、Updateする時間帯による大幅な変化に較べれば大した差ではない。
 ・深夜3:00~早朝7:00までの4時間が比較的空いている → 所用時間が短い。
 ・朝7:00を過ぎると途端に所用時間は延びる。
 ・月例更新日から日を追う毎に所用時間は短くなる。

従って、Win10のUpdateが規定値とは異なり別途Serverで管理されている場合を除き、仕事への影響を最小限に留めるなら、
 ・Updateの詳細Optionを開きUpdateを延期する。
 ・Updateは月例更新日を過ぎてから行う。
 ・月例更新を実行する日は、7:00までに終わるよう早起きをする。
 ・光回線&有線接続の場合、余程古いPCでない限り20分以内で完了する。
 ・Update完了後のDisk Cleanupについては前節の通り。

Windows 10 Fall Creators Updateの導入は、月例更新より更に時間が掛かるものと思われるので、一考の余地ありかと・・・

Win10 1709 RTM版近し (2017.10.3)

Win10 IP版のBuildupは、8月の下旬から頻繁に行われた。二日続きのこともあれば、一日置きのこともあり、漏れなくUpdateするのは余程の暇人でなければ付き合い切れたものではない、とぶつぶつ言いながらも毎日欠かさず確認した。そして10月3日、Build 16299.15 公開の報が流れた。丁度Sandy Bridge-PC(元二代目PT2-PC)にWin10をInstall中だったので、完了後引き続きWin10 IPに参加させた。
 【M/B】 Giada MI-H67
 【CPU】 Sandy Bridge i3 2100T
 【CPU Cooler】 Century 薄 CGU-NC25TZ
 【MEM】 DDR3-1333 2GB x2
 【SSD】 Samsung 840 EVO 250GB
 【PSU】 picoPSU120-WI + 12V 120W AC Adaptor
 【OS】 Win 10 Pro 15063.632 → Win10 Pro IP 16299.15

Win 10 Pro 15063.632からIP 16299.15へのUpdateは55分もかかった。前のBuild 16299.1の時にあったWater Markが 16299.15では消えていることから、RTM版に近いことが窺われる。2時間ほど試した範囲では特に不具合は見当たらず安定性は良好。久し振りに Microsoft Edge を開いてみたら、前より幾分使い易く快適に感じられた。Networkの認識や転送測度も良し。PowerDVD17Ultraによる動画の再生も問題なし。

自分はMicrosoft Edge以外のStore Appliやその他諸々の新機能を全く試していないので、多くを語ることはできないが、使い勝手に関する限り、今回のVer.1709は前の1703と大して変わりなく、Update時にTroubleが発生しなければ、移行時にまごつくことはなさそう。何だか「Fall Creators Update」なる謳い文句が大袈裟に思える。

さて、IntelのDownload Siteでは、HD Graphics 2000はWin10 Support対象外とあるが、Driverは 9.17.10.4459が自動的にInstallされ特に問題なく動作している。また、IRSTは12.8.1016が当たり、Idle時消費電力は 15W。Sandy Bridgeとしては上々か。 今日は 6年前に購入した H67 + i3 2100T でWin10の最新版が真っ当に動作することを確認できただけでも良しとしよう。

Win10 1709 ISO (2017.10.9)

Web上にWin10 1709 RTM版と思しき ESD fileがUpされた。少々胡散臭いSiteではあるが、ものは試しとDownloadした。得られたESD fileを
  decrypt-multi-release (https://t.co/ykDsOd0mnP)
でISO変換し、
  Rufus (https://rufus.akeo.ie/)
を使ってUSB Memoryに書き込んだ。ここまで特に不都合なし。

早速、以下のPCで試した。
 【M/B】 MSI B150M Bazooka
 【CPU】 Pentium G4560
 【CPU Cooler】 Intel Retail Cooler
 【MEM】 DDR4-2400 4GB x2
 【SSD】 Patriot Blast 120GB
 【Sound】 USB-DAC + Noise Filter
 【PSU】 picoPSU160-XT + 12V 150W AC Adaptor

USB Memoryを挿して起動したら、
 Windows 10 S 
 Windows 10 Home
 Windows 10 Education
 Windows 10 Pro
4種のVersion選択画面が現れた。今回は Pro を選んで進めた。途中躓くことなく、
 Windows 10 Pro 1709 (Build 16299.15)
が導入された。

前節で得た Win 10 Pro 15063.632 → Win10 Pro IP 16299.15
と較べて違いがなく、この版は Win10 1709 RTM版、或いはその候補版と考えられる。従って、Win10 Pro IP 16299.15 ではなく、Win10 Pro 16299.15 と "IP" を外すべきであろう。正規版は間もなくMS社のDL Site上に発表されると思われるので、それまで待てば良いだけの話ではあるが。

実は、ESD fileからISO fileを生成する際、初め "esd-decrypter-wimlib-4" なるUtilityを使って得たISOからInstallしたところ、上のVersion選択画面が現れず成り行きに任せた。ところが、Install後に "IRST" の導入を試みたら、「Store Appli以外はInstall不可 」 との警告に出くわした。 この時 "Windows 10 S" がInstallされたことに気付いた。 直ぐにWindows 10 Proを入れ直したが、Windows 10 Sの件は気になる。 現在、MS社の認証を得ていないApplicationの場合、注意はされてもInstallは可能なので、差し当たり不都合はない。けれども将来、Windows 10 各版とも Install条件を大幅に制限し、未認証のApplicationは弾かれるのではないかと危惧されるからである。今後Windows 10は半年毎のUpdateを繰り返す方針とのことから、OSの売上げではなく、Store Appliによる収入を見込んでいるものと推察される。とするなら、強ち有り得ない措置とも思えないのだが・・・

Win10 1709 Update (2017.10.10)

前節で試した Win10 1709 ISO をRTM版と睨んだ。その根拠は、
 ・Win10 Pro 15063.632 → Win10 Pro IP 16299.15で得られたWin10 1709は、
  「設定」の「Windows Update」Tabに IP版の痕跡を残していた。
  つまり、Insider Programに参加した状態のままだった。
 ・Win10 1709 ISOからInstallした場合、IP版の痕跡は全く見られず、
  Insider Programに参加していない状態だった。

ならば、Win10 1703で運用中のPCにWin10 1709 ISOを導入してみよう。
試したPCは以下の通り。
 【M/B】 MSI H110M PRO-VH
 【CPU】 Pentium G4500
 【CPU Cooler】 Intel Retail Cooler
 【MEM】 DDR4-2133 4GBx2
 【SSD】 Samsung 850 EVO 120GB
 【PSU】 PicoPSU120 + 12V 120W AC Adaptor
 【OS】 Win10 Pro 15063.632

Updateは以下の手順で進めた。
 ① Win10 1703の通常Updateを実行した。
 ② Disk Cleanupを実行した。
 ③ Win10 1703を入れたSSDのClone Diskをつくり差し替えた。
 ④ Win10 1709 ISOを入れたUSB MemoryからSetupを実行した。
  その際 「AppliやDataを引き継ぐ」 Modeとした。

Updateは途中滞ることなくすんなり完了した。所用時間は 16分50秒。
Install完了後、Disk Cleanup対象Filesは18.7GB。削除に要した時間は 2分10秒。
自動Maintenanceを手動で実行した時の所用時間は 約12分。
引き継がれたApplicationはAll OK。全体に動きは良好。今のところ不都合なし。

10月17日に予定される 「Windows 10 Fall Creators Update」 の混雑を避けたい人は是非お試しを。但し念の為にClone Diskをつくった上で実行されますようお奨めします。尚、本件に関する如何なるTroubleも当方は関知いたしませんので悪しからず。

Win10 Fall Creators Update (2017.10.18)

10月18日未明、Win10 Fall Creators Updateが公開された。早速、DL SiteからISO Fileを入手した。このISO Fileを使ってClean Installすると Build 16299.15が得られ、Update後に同16299.19となった。従って、10月9日に拾ったWin10 1709 ISOは、正規版と同等であることが判明した。

さて、その10月9日以来、○○台のPCをWin10 1709にUpdateした。無事に成功した例は参考にならないので、失敗例を記して置こう。
 ① USB Memoryを間違えてInstallした。つまり、1703 → 1703 である。
   話にならない過ちではあるが、自分の場合、希に (よく) あること。
   USB Memoryの添え書きは楷書で丁寧に書こう。
 ② ATOK 2013に対して非対応のMessageが現れた。
   一端Updateを中止し、ATOK 2013を削除してから再実行した。結果はOK。
 ③ ASRock J4205-ITXは、かなり手間取った。

では、③の顛末を述べよう。
Win10 Pro Build 15063.674を入れたASRock J4205-ITXにWin10 1709 ISOをMountしUpdateを開始した。無事Build 16299.15に到達後、16299.19へのUpdateを実行した。ところが再起動後画面は真っ黒で、Mouse Cursorが現れるだけ。暫く待っても無変化。Ctrl-Alt-Del Keyを押しても駄目。Win10のInstall USB Memoryから起動し、Systemの復旧を選択しても解決せず。仕方なく Win10 1709をClean Istallしたが結果は同じ。ならば次なる手段、BIOSを1.20から1.40へUpdateした。このPCは、Monitorの背後に置かれ、無線Keyboard/Mouseを使っているためBIOSのUpdateはやや面倒、今年の 1月以来更新が滞っていた。結果はOK。何事もなかったかのようにDesktop画面が現れた。つまり、ASRock J4205-ITXの旧BIOS 1.20は Build 16299.15まで対応、16299.19は非対応であった。これは Video出力の周波数特性に関する問題ではないかと推察するも真相は不明。

と言うことで、試みたWin10-PCは全てFall Creators Updateが適用された。気付いた点を纏めると、
 ・動作の安定性は良好ながら、前版に較べてPerformanceの向上は感じられない。
 ・IntelのiGPUは絵が綺麗。精細感が一段と増したように見える。
  最近のIntel HD Graphics Driverの中では最良かも。
 ・絵に引き替え、音は今一つ。前版に較べて硬質で耳当たりが宜しくない。
 ・新Versionで改善著しい点は、Disk Cleaupが短時間で終わるようになったこと。
  早ければ1分台、遅くとも数分で完了する。
 ・Networkの認識や転送速度は良好。
 ・過去の大型Updateに較べてFall Creators Updateは比較的無難であり、悲鳴を
  上げる人の数は大幅に減るのでは。

さて、Fall Creators Updateの呼物の一つに "Windows 10 Pro for Workstations" がある。折りをみて試そう・・・

Win10 中抜 Update (2017.10.19)

Win10 Fall Creators Updateを順次進めている。Win10 Proを入れたPCが一段落したところで、同Enterpriseを入れたPCを引っ張りだした。このPCは VirtualBox-PCとして組み立てたものの、Enterprise版が昨年末から今年にかけてやや不調だったことから部品棚の片隅に追い遣られていた。その後、VMware/VirtualBoxとも仮想PCは多Core多ThreadのRyzen-PCで実現したため、すっかり忘れていた。そして本日、8ヶ月振りに陽の目を見た。

従って、Win10 EnterpriseのVersionは Win10 1607で止まっていた。早速、Windows Updateを実行したところ、Win10 1703 を導入する直前まで達しながら、それ以上前へ進めず。どうも、少し間を空けなくてはならないようだ。さて、どうするか。
 ① 根気よく待つ。
 ② Clean Installする。
 ③ Win10 1703を飛ばしてWin10 1709を導入する。

このところ彼方此方で待ちぼうけを食らっているので ① は避けたい。②を選ぶとVirtualBoxに入れたGuest-OSの再認証を迫られる。①も②も面倒となれば③となる。果たして、Win10 1703を飛ばして Win10 1709を導入することはできるだろうか。せめてその前に Disk Cleanupは実行しよう。

そこで、Win10 Enterprise 1709のISO FileをDownloadし、Win10 1607上からSetupを実行した。心配には及ばず結果は○。無事Win10 Fall Creators Updateが適用された。つまり、Win10 1709へのUpdate条件はかなり緩く 「中抜 Update」 も問題はなかった。旅行/出張/入院/その他諸事情で長期間放置されたWin10-PCも気軽にUpdateできそう・・・

Windows 10 Pro for Workstations (2017.10.19)

今回のWin10 Fall Creators Updateに併せて、Windows 10 Pro for Workstations(Win10ProWS)が発表された。MSDNのDownload SiteにはWin10ProWSを含むISO Fileが見える。ところが、そのISOから起動しWin10ProWSのProduct-keyを入れても、何故か弾かれてしまう。そこで、あれこれ試した結果、
 ・Win10 ProをInstallする。
 ・「Windowsの設定」「更新とSecurity」「License認証」「Product-keyの変更」
  と進み、Win10ProWSのProduct-keyを入力する。
これでWin10ProWSへのUpgradeは実現した。ところが License認証のEdition名が変更されただけで他に変化なし。
再起動の要請もない。

Win10ProWSの紹介記事から、その見出しを列記すると、
 ① CPU 4ソケット、メモリは6TBをサポート
 ② 新ファイルシステム「ReFS」をデフォルトで利用可能に
 ③ ファイル共有のパフォーマンスが上がるSMB Directに対応
 ④ 不揮発性メモリのサポートも
 ⑤ Win10Pro WSはサーバの機能を持つクライアントOSになる

自分の使い方では、①は縁が薄く②③④に期待がかかる。けれども、未だ情報が不足しているため判断は難しい。未知な分遊び甲斐はありそう・・・

うまい話 (2017.10.20)

前節で紹介したWindows 10 Pro for Workstationsの導入法は、正規のISO-File & Product-keyを使った場合であり、今のところMSDN会員限定か。ならば同会員でない場合、Win10ProWSを得るにはどうすればよいか。

何事も世間には 「うまい話」 がある。以下はその準備編である。
 ① Windows 10 Pro Insider Preview Build 16278 のISO-Fileを入手する。
  → https://tb.rg-adguard.net/index.php
 ② 得られたISO-FileをUSB Memoryに展開する。
  → Rufus (https://rufus.akeo.ie/)
 ③ 出来上がったUSB Memoryから起動し、Win10 Pro IP 16278をInstallする。
 ④ Installが完了したら、直ちにWin10ProWS認証のProduct-keyを入力する。
  → Product-keyは以下のSiteから探す。
  https://www.windowsblogitalia.com/2017/08/installare-windows-10-pro-for-workstation/
 ⑤ 次にWindows Updateを実行し、Win10ProWS IP 1709 Build 16299.19を得る。
 ⑥ Insider Programを続けるならそのままに、
   脱退するなら「Insider Preview Buildの停止」欄をCheckし再起動する。
 ⑦ これで、Win10ProWSの正規版と同等になる筈。

さて 「うまい話」の本編はこれから。
上記の Win10ProWS 取得法は、Win10Proの認証を得ていないM/Bでも有効との噂がある。そこで、以下のWin10Home認証/Win10Pro未認証のPCで試した。
 【M/B】 Intel NUC DCP847SKE
 【CPU】 Celeron 847 (Onboard)
 【Memory】 DDR3-1333 S.O.DIMM 4GBx2
 【SSD】 Samsung 840 EVO 120GB mSATA

低速PCなので時間はかかるも結果は◎。 Win10ProWSが只で取得できたのである。 真に以て目出度し !  (この場合も正規版になるかどうか、今のところ不明)

この方法がいつまで有効かは不明なので、「うまい話」 に乗りたい方はお急ぎを。
この際、Win10未認証のM/Bを総動員しよう・・・

うまい話 II (2017.10.20)

柳の下に泥鰌は何匹いるか。
前節では、Win10未認証のM/BであってもWin10ProWSが使えることを確認した。ならば、他のM/Bも試そう。生憎手元に該当するM/Bはなく、夜な夜な物置を漁り 2枚の旧々M/Bを探し当てた。

 ① 【M/B】 Portwell WADE-8012 【CPU】 Sandy Bridge i3 2120T
 ② 【M/B】 ASRock A75M-ITX 【APU】 FM1 A4-3400

いずれも無事にWin10ProWSの認証を得た。けれども少々腑に落ちない。これでOKなら市販のOS Packageを求める必要がなくなる。Win10の初版発売前、Insider Program参加者の役得として、その後正規版に移行できた事と同様の措置と考えれば良いのか、或いは 「うまい話には落し穴がある」 のか、答えは少し先になりそう。

では、旧々M/Bの使い心地はどうか。
 ① 消費電力が高い。最小構成でもIdle時 21W。 但し、最低動作周波数が
   1600MHzと高い所為か、ICONをClickした時の食い付きが良い。
 ② 旧CCCが使えるので発色/精細感とも良好ながら、2C2TのAPUでは
   Performanceに不満大あり。

①も②も実機に仕立てるのは難しい。こうしてTest用に動員されるのが関の山か。
Win10ProWS Test-PC
 左 ASRock A75M-ITX
 右 Intel NUC DCP847SKE (前節で紹介)
うまい話 III (2017.10.21)

Web上には、「Win10ProWSの認証を得た後、Insider Programを続け Build 17017にUpdateしたら Licenseは失効した」 とのRepoが幾つか見える。そこで、もう1台の Win10ProWS-PC を仕立てた。
 【M/B】 MSI H110M Pro-VH 【CPU】 Pentium G4400

手順は以下の通り。
 ① 先ず、MS Accountで Win10 Pro IP 16278 をInstallした。
 ② 前々節で述べた、Win10ProWSの認証Keyを入力した。
 ③ 「MS Accountの管理」の「本人確認」を実行した。
 ④ Build 16299.15へUpdateした。
 ⑤ Disk Cleanupを実行した後、Build 16299.19へUpdateした。
 ⑥ 「Insider Preview Buildの停止」を選び再起動した。
 ⑦ Win10ProWS IPからWin10ProWSに変更された。
 ここまで不都合なし。以後順調に動作している。

次にSSDを交換し、①から⑤までを再度実行した。
 ⑧ Insider Program を停止せず、更にUpdateを続けた。
 ⑨ Win10ProWS IP Build 17017 が得られた。
 これもまた不都合なく動作している。

つまり、Win10ProWSの標準版とIP版の二種のSSDをつくったのである。両者共「WindowsはMS AccountによるDigital LicenseによってLicense認証されています」となり、今のところ認証に関する問題は起きていない。従って「Build 17017に上げたらLicenseは失効した」なるRepoとは異なる結果となった。

これで暫く、Win10ProWSの標準版とIP版のTestが続けられそう。
尚、上記手順のうち、③は忘れやすいので要注意かと。

以上で「うまい話」は一区切りとし、何か変化があった時に追加報告します。(G3)

月例更新 (2017.11.17)

11月15日午前3時、MS社の月例更新がやって来た。毎月、WindowsのUpdateに相当な時間を取られるので、第3水曜日の午前3時に合わせて、前日午後8時就寝翌2時半起床で待機した。その甲斐あって、Update所用時間は、
 【XEON E3 1245 v6-PC】 4分10秒
 【J4205-PC】 8分30秒
と快調そのもの。それから2時間かけて合計○○台のPCをUpdateした。恐らくMS社はUpdateの仕様を見直し、もしや差分更新ではないかと期待を寄せたのも束の間、その日の午後は1時間かけても終わらず元の木阿弥に堕ちた。翌朝続きを実行したところ、10分未満で完了する例はなかったが、それでもTroubleはなく一度もUpdateの再実行をせずに済んだ。Store Appliを全く使わない者にとって、今回のUpdateによる御利益は薄く、細部のBug fix主体の改善と思われる。

一方、Insider Preview版のUpdateは17日の早朝に降りてきた。1台はすんなり完了したものの、もう1台は午前7時を過ぎて回線が混み合いDownloadは遅々として進まず、それでも我慢をして最後まで漕ぎ着けた。Web上では今回のBuild 17040に関する幾つかの問題点が指摘されているが、自分の使い方では特に不都合はない。

さて、月例更新が完了したら、次に気になるのは Disk Cleanupである。Buildによってはなかなか終わらず苛々させられる。今回はどうか。前のBuildに較べて所用時間は少し長く、そのまま待つのは能がない。そこで、
 ・管理者ModeでDisk Cleanupを実行する。
 ・Cleanupが50~60%を過ぎたところで一端Cancelする。
 ・Task Managerを開き、CPU使用率が充分に下がるまで待つ。
 ・Disk Cleanupを再実行する。
これで良し、比較的短時間で完了した。

17日の午後、本節の文章をここまで纏めたところで Haswell-PCをUpdateした。どうしたことか、あれほど時間がかかっていたUpdateが、たったの5分で完了したのだ。 この3日間、今回の月例更新は挙動に一貫性がない・・・

Build 17040 (2017.11.18)

前節でWin10 Pro IP版に関して、「・・・Downloadは遅々として進まず、それでも我慢をして最後まで漕ぎ着けた・・・」 と述べた件について、もう少し詳しく述べよう。

そのPCのStorageは250GBのSSDを用い、System Driveに60GB、残り172GBをData Drive として使っていた。始めBuild 17035から17040へのUpdateは旨く行かず、結局17035へ戻されてしまった。そこで、Web上のBuild 17040に関する情報から、Explororに問題ありとの記述を見付け、D: Driveを削除した後、再度17040へのUpdateを実行した。今度は大丈夫、かなり時間はかかったが、どうにか完了した次第である。その後、SSDの未使用領域を D: Driveに戻し無事に動作している。次に、VMware上のWin10 Pro IP版を試した。このGuest-OSのStorageは、1 Drive構成なので特に躓くことなくBuildupは完了した。

以上を纏めると、Win10 Pro IP版のBuild 17040へのUpdateは、
 ・実機で 1 Drive構成の場合 OK
 ・実機で 2 Drive構成の場合 NG
  (但し、Update後の複数Drive導入は OK)
 ・VMware上 1 Drive構成の場合 OK
 ・VirtualBox上 1 Drive構成の場合 (未検証)
 ・Win10 Pro IP Workstations版の挙動はPro版と同じ
となった。

最近のWin10 IP版は、前回のBuild 17035ではNetworkの認識に問題があり、今回の17040ではExplororに難があり結構手こずった。そうした問題の解決を趣味とする人にとっては格好のBuildと言えよう・・・

 PCG3