SSD Switching PC
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SSDを切り替えて運用する「SSD Switching PC」に関する頁を起こした。 (2019/02/24)
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仮想と現実 (2019.02.24)
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何も哲学談義を始める訳ではない。OS Libraryの仕分法についてである。現在Libraryに登録中のOSは以下の15種である。
【Group 1】 9 OS
WinNT4 x32 / Win2000 x32 / WinXP x32
Vista Home Premium x32 / Vista Ultimate x64
Win7 Home x32 / Win7 Pro x64
Win8.1 x32 / Win8.1 Pro x64
【Group 2】 6 OS
Win10 Home x32 / Win10 Enterprise x32 / Win10 Pro x64
Win10 Pro for Workstations x64 / Win10 Pro IP 19H1 x64
Win10 Pro IP 20H1 x64
つまり、Group 1 はWin8.1以前のOS 9種、Group 2はWin10絡みの6種である。
その15 OSから適当に選別し、VMware/VirtualBox上で運用してきた。
けれども仮想上では幾つか制限があり、Performanceの減退は許せても
・PostScript対応Printerに使用上の制限がある。
・動画再生Soft PowerDVDUltra Seriesが使えない。
・音声出力にも制限がある。
など、不満が少なくなかった。
その昔、MultiBoot Systemを構築し、幾つかのOSを切り替えて使った時代がある。けれどもHDD不調時の対応が面倒な為、PC部品の下落と共に複数のPCで賄うようになった。また、Win10は 現行版 / 次期予定版 / 次々期予定版等、3種の版が併存することから、上に述べた印刷や動画再生に関するTestは仮想上では難しく、何台かの実機により対応せざるを得なくなった。
さて、現在試作中の「SSD Switching PC」は思いの外使い勝手が良い。OSの能力を少しも損なうことなくTestできる環境は、これまで何故試さなかったのか不思議なくらいである。これは一重にSSD価格の下落による賜物と言えよう。そこで、印刷の実行を伴うOSと動作確認だけで済むOSとを分類したら【Group 1】&【Group 2】に分かれた次第である。
よって、VMware/VirtualBox PCは【Group 1】を主体に【Group 2】を織り交ぜ、SSD Switching PCは【Group 2】及び現在運用中のUbuntu Studioから幾つかの版を選ぶことにした。
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SSD Switching PC (以下SW-PC)に入れるOSは、
Win10 Pro x64 / Win10 Pro for Workstations x64
Win10 Pro IP 19H1 x64 / Win10 Pro IP 20H1 x64 の4種。
できれば Win10 Home x32も加えたかったが、以下の理由により断念した。
予定するPC 「MSI B360M Pro VH + Coffeelake G5500T」に Win10 Home x32を入れるとどうなるか。Install/Updateとも問題はない。ところが、Control Panel/System/
実装Memory 3.00GB (2.2GB使用可能)
となってしまうのだ。これでは実用上問題が多い。M/Bの仕様では Win10 64bit版に限られ32bit版は見当たらない。他のLGA 1151 M/Bも同様の結果だった。そこで、SSDをLGA1150 M/Bに繋ぎ替えたら、
実装Memory 4.00GB (3.4GB使用可能)
と真っ当な値となった。
止む無く、Win10 32bit版は 「ASUS Z97I-Plus + Haswell i3 4350T」で運用し、
【SSD Switching PC #02 (SW-PC2)】
入れるOSは Win10 Home x32 / Win7 Home Premium x32
Ubuntu Studio 1810 / Ubuntu Studio 1904 の4種。
【SSD Switching PC #01 (SW-PC1)】
M/BをMicro-ATXからMini-ITX「MSI H170I + Kabylake G4600T」に変更し
入れるOSは上述の4種。
とした。結局、SSD Switching PCは2台体勢となった。
次に Win7 Home Premium x32をSW-PC2にInstallした。Vistaの時と同様「更新Programの確認」は待てど暮らせど進まず、またまた
「パソコンりかばり堂本舗」
解決!7とVista更新プログラムの確認が終わらない対策まとめ
のお世話になりInstallを完了した。それにしても旧Windowsの新規導入は手間がかかる。前はすんなり行けた筈なのにどうしたことか。
尚、Ubuntu Studio 1810 / Ubuntu Studio 1904 の導入は全く問題なし。
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別頁"VMware & VirtualBox"で進行中のVMware/VirtualBox切替運用PCを実現するためには、SSD切替SWが要る。そうしたSWは市販されてはいるが自分の使い方に合致せず、自作する他はない。SSDの電源は5Vのみであり、SATA電源Cableの4本線或いは5本線の内、+5VとGroundの2本を使えばよい。その場合、SWを切り替えた時、ON/ON 2種の接点があれば間に合い、中間にOFF接点は要らない。従って、SWは2回路2接点でよし。SWをFront Panelに取り付けた時、不用意にSWが機能しないためには、
・SWはLever式よりSlide式の方が安全そう。
・SATA電源Cableの芯線は極細線ではない。SWが小型過ぎると半田付けに難渋
するのでSW選びはその点を充分考慮する。
・Web上には数多くの製品が見える。その中から好みに合ったDesignのSWを選ぶ。
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では、VMwareとVirtualBoxの切替運用はどうか。切替時にBIOS画面がでることもなく極当たり前に動作した。問題はFront Panleへの据付方法にある。このPCを完成させるためには、凡そ2年振りにCaseを自作することになりそう・・・
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前節で拵えたSSD切替Switchを用い、VMware/VirtualBox切替PCを纏めた。
部品構成は以下の通り。
【M/B】 MSI Z370I Gaming Pro
【CPU】 Coffeelake i7 8700T
【CPU Cooler】 Noctua NH-L9x65
【MEM】 DDR4-2666 16GBx2
【SSD_VM】 Samsung 860 EVO 500GB
【SSD_VB】 WD Blue M.2 SATA WDS500G (M.2-SATA変換Case入)
【SSD_Data】 Crucial MX500 CT500MX500SSD1
【LAN Card】 Intel Gigabit CT Desktop Adapter EXPI9301CT
【DC-DC】 M2-ATX 160W Automotive PSU
【AC-DC】12V 150W AC Adaptor
【OS】 Win10 Pro Build 17763.379
・M/BはSuperMicro C7Z370-CG-IWとMSI Z370I Gaming Proのどちらにするか
散々迷ったが、今回は幾分消費電力の低いMSIを選んだ。
・Memoryは別のPCから横取りした。
・SSDは500GB Classを3丁掻き集めた。
・i7 8700TのTDPは35Wながら、高負荷時の消費電力は100Wを超える場面がある
ので、電源はpicoPSU-160-XTより造りが大振りなM2-ATX 160Wを用いた。
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左の写真中、
M2-ATX 160Wは3枚重ねたSSDの下。
自作したSSD切替Switchの使い心地は上々。
この状態で Idle時消費電力 7W。
今回導入したGuest-OSは下表の通り。
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VMware 15.0.4
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VirtuakBox 6.0.4
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Win 10 Pro Insider Preview x64 |
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Win 10 Pro for Workstations x64 |
Win 10 Pro for Workstations x64 |
Win 10 Enterprise x64 |
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Win 10 Home x32 |
Win 10 Home x32 |
Win 8.1 x32 |
Win 8.1 x32 |
Win Vista Ultimate x64 |
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Win Vista Home Premium x32 |
Win Vista Home Premium x32 |
Win 7 Home x32 |
Win 7 Enterprise x32 |
Win XP |
Win XP |
Win 2000 |
Win 2000 |
Win NT4 |
Win NT4 |
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VM/VB切替PC II (2019.04.14)
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VM/VB切替PCは、その後順調に動作している。VMwareとVirtualBoxがSW一つで簡単に切り替わり大層効率的である。三日も馴染んだら二度と戻れない。
今月10日に降りてきたMS月例更新は、手持ちのPC ○○台に順次宛て、残りは仮想PCだけになった。本機をUpdateするには、
・Host-OS x2
・VMwareのGuest-OS x11の内、要Update-OSは x8
・VirtualBoxのGuest-OS x8の内、要Update-OSは x5
つまり、合計15OSのUpdateを実行することになる。Guest-OSは同時に2OSづつ行うとしても相当な時間がかかる。そこで、先ずVMwareから、
・Vista x32 / Vista x64 は該当Fileが一つで直ぐに終えた。
・Win7 x32 / Win8.1 x32も難なく終えた。
・Win10 Home x32 / Enterprise x64 / Workstations x64も無事に通過した。
ところが、Win10 Pro IP 18865 → 18875はすんなり行かなかった。Install 100%の次に "0xca00a000" Errorが現れ完了せず。何度か繰り返したがその度に NG。仕方なくWeb情報を探し回った結果、幾つかのHintが得られ以下の方法で試した。
・先ず、念の為にWin10 Pro IP 18865入り仮想DiskのBackupを取った。
・Win10 Pro IP 18865を起動し、Control Panel / 管理Tool / Service と進み、
Windows Searchを無効化した。
・次に、C:\Windows\SoftwareDistribution\Download内の全てのFileを削除した。
・ここで、Windows Updateを実行した。
・今度はOK、Updateは無事に完了した。
・Update前に無効化した"Windows Search"は自動的に復元した。
(実機に入れたWin10 Pro IP 18865は、そうした手順を経ずに18875にUpdateできた)
VirtualBoxのGuest-OSにIP版はなく、5OSとも速やかに終えた。VMware/VirtualBoxとも二つのGuest-OSを同時Updateした時の消費電力は Max 65W だった。この程度なら AC Adaptor電源 M2-ATX 160W でも心配はない。
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VM/VB切替PC III (2019.08.21)
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VM/VB切替PC (構成は前々節を参照)のHost-OSは、先日月例更新を済ませたが、Guest-OSは手付かずだった。Updateの間隔を開けすぎると何かと面倒な事態になることがあるので、思い立ったところで実行しよう。Guest-OSのUpdateは凡そ2ヶ月振り、必要な作業は前回と同様である。
・VMwareのGuest-OS x11の内、要Update-OSは x8
・VirtualBoxのGuest-OS x8の内、要Update-OSは x5
・以上合計13OSのUpdateを実行する。
・Guest-OSのUpdateは同時に2OSずつ行う。
結果は、
・Vista x32/x64 → 今回は該当するUpdate Fileなし。
・Win7 x32 → 特に問題なし。
・Win8.1 x32 → 30日以上間を空けるとその旨の警告が現れるばかりか、
Update Errorに見舞われることがある。そうした時は「Troubleshooting」→
「Windows Updateの問題を解決する」と進み対応する。
・Win10各版 → 特に問題なし。
・VMware15.1.0 / VirtualBox6.10.0 とも不都合なし。
但し、Update後のDisk Cleanupの挙動については要注意か。
・Win8.1のDisk Cleanupは相当長く待たされる。そうした時、Disk Cleanupを一端
途中でCancelし、CPU使用率が1-2%に落ち着いたら、再度Disk Cleanupを実行
すると比較的短時間で完了する。
・Win10各版につては、先ず「Control Panel」-「Disk Cleanup」を実行する。
速やかに終了しない場合は、Disk Cleanupを一端途中でCancelし、
CPU使用率が1-2%に落ち着くのを見計らい、「設定」-「System」-「Storage」-
「一時File」-「Fileの削除」を実行する。
・Insider Preview版は、いきなり後者の手続でもすんなり終える場合が多い。
・MS社は旧来の「Disk Cleanup」をできるだけ使わぬように推奨しているが、
実際にはまだまだか。
それにしても本機 「VM/VB切替PC」 の使い心地は上々である。2種の仮想Systemが1台で間に合い、「Host-OS x2 + Guest-OS x13 = 15 OS」のMaintenanceも楽々であることから、我が家で最も賢いPCと言えそう・・・
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我が家には、SW-PC = SSD Switching-PCとして 「VM/VB切替PC」と「OS切替PC」 がある。一昨年の11月にStartしながら 1年9ヶ月経てもCaseの自作が実現せず、Barrack状態のままである。体調が回復傾向にあることから、そろそろ本腰を入れたい。
さて本日8/20未明、MSDNのDL Siteに最新のWin10 ISO FileがUpされた。Win10 Pro / Education / Workstationsは同じISO Fileが使えるので、OSのUpdateに好都合である。得た ISO Fileは2本。
a) Windows 10 (consumer editions), version 2004 (updated Aug 2020)
b) Windows 10 (business editions), version 2004 (updated Aug 2020)
そこで、OS切替PCを○ヶ月振りにUpdateした。SSDは6丁。
a) Win10 Pro 2009 IP Beta Build 19042.450 → 問題なし
a) Win10 Education 2004 Build 19041.450 → 問題なし
a) Win10 Pro for Workstations 2004 Build 19041.450 → 問題なし
b) Win10 Enterprise 2004 Build 19041.450 → 問題なし
Win7 Pro → 問題なし
Ubuntu Studio 20.10 8月19日版 → (後日Ubuntu頁で述べる予定)
自分の使い方ではWin10の版が異なっても大差ないのだが、古いApplicationの対応状況や消費電力等の確認、及び余剰SSDの活用を兼ねている。
【M/B】 SuperMicro C7B250-CB (\4、298)
【CPU】 Skylake i5 6500
【CPU Cooler】 Reeven Steropes + Noctua NF-A12x25
【MEM】 DDR4-2133 4GBx2
【SSD】 SATA 6Gb/s 120GB x6
【PSU】 picoPSU-160-XT + 12V 150W AC Adaptor
【自作Case】 W270 x D260 x H120mm = 8.4 liter の予定
SW-PCの要件は、SSDを切り替えた時にその都度BIOS画面が現れるかどうかにある。その点、SuperMicro C7B250-CBは、BIOS画面が現れることなくSmoothに切り替わる。M/Bに依ってはそうでない例もあるので要注意。
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VM/VB切替PC IV (2021.06.03)
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昨日、別頁で進めている「8OS切替SwitchBox」のFront PanelをAlumite加工業者に持ち込んだ。出来上がりは早くて週明け。そこで、次の予定を立てることにした。
我が家のVM/VB切替PCは Coffee Lake i7 8700T で長い間試運転を続けてきた。けれども、6C12Tでは何かと不満があり、せめて8C16T、できればそれ以上のCPUを考えていたところ、2021/04/24 幾分値下がりした周回遅れのComet Lake i9 10900T (10C20T) を入手した。
その時のDataを一部再掲すると、
【M/B】 ASRock Z590M-ITX/ac
【CPU】 Comet Lake i9 10900T (10C20T 1.9/4.5GHz TDP35W)
【CPU Cooler】 be quiet! Pure Rock Slim
【MEM】 DDR4-3200 16GB x2
【SSD1a】 Samsung 860 860 EVO 500GB (VMware用)
【SSD1b】 Samsung 860 860 EVO 500GB (Virtualbox用)
【SSD2】 Samsung 860 860 EVO 1TB (VM/VB共用)
【PSU】 IN WIN IP-P300KF7-2
【VMware】 VMware-player-16.1.1-17801498
【VirtualBox】 VirtualBox-6.1.18-142142
【OS】 Win10 Pro 20H2 Build 19042.928
・VMware/VirtualBoxとも動作は良好。
・各仮想OSに割り当てるThread数は、32bitOSは4Thread、64bitOSは
6~8Threadで試行錯誤中。
・Caseが決まれば直ぐにも完成するのだが、そうは行かない。
現在、市販Caseの改造を考えているところ・・・
では、収めるCaseを算段しよう。候補は12年前に購入した"Windy MC3 Striker"である。このCaseは 120mmのRear Case Fanを備え、ATX電源が使えるMini-ITX Caseとしては貴重な存在ながら、拡張Slot 1本仕様では使い途が限られた。その点 「ASRock Z590M-ITX/ac + Comet Lake i9 10900T」 を 「VMware/VirtualBox切替PC」 に仕立てるなら、拡張Slotを使わずに済むので、"Windy MC3 Striker" の出番となった次第である。けれども相当な改造を要し、Front Panelはそっくり作り直すことになる。
【Front Panel上段】
SSD切替Switch x1、Pilot Lamp x2
USB2.0 Connector x2、USB3.0 Connector x2
Main Switch
【Front Panel下段】
120mm Fan x1
その為には、既存のAlumi製Front Panel及びSteel製 Sub Panelを大きく切り抜かなくてはならない。どのような手順で進めるか、段取りを模索中・・・
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VM/VB切替PCのCaseに選んだ "Windy MC3 Striker" をどのように改造するか、一部未定ではあるが、出来る所から始めよう。目標は一日一部品。
今回は、USB3.0/USB2.0 SocketをFront Panel上に設けることにした。我が家のUSBは、Keyboard/Mouse/USB-DACの3個あれば充分なので如何様にもなるが、このPCはCaseの背面に手が入り難い場所に置く予定なので、USB Socketを表に出した方が都合がよい。
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市販のUSB増設Bracketは、そのままでは取付螺子が見えるので一工夫したい。 その為には、2枚の補助Panelをつくる必要がある。
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USB増設Bracketの螺子部分を切断し、補助Panel_1に固定出来るよう取付金具を拵えた。この後、補助Panel_1にSpacerを介して補助Panel_2を重ね取付螺子を隠す。USB Socketの出具合はSpacerの長さを調節して決める。
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今日は補助Panel_1 を細工した。Panelの寸法は W180 x H60 t1.5mm。図面に従い丸穴と角穴を開けた。物事は慣れれば上達するものだが、何故かそうはならない。穴開けの精度は最初のMarkingにかかる比重が大きいのだが、最近また眼鏡の度が合わず、顔をしかめての作業は辛いところ。
愚痴はさておき、今回もまた早々に予定が変更された。VM/VBの切替はSwitch 1個で間に合うが、それではどうもPanelが寂しい。そこで、Windows Server 2022 + Hyper-Vを加えてSwitchを3個に増やし 「 VM/VB/HV切替PC 」 とした。
補助Panel_1の出来具合は以下の通り。
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補助Panel_1の工作で面倒な点は部品個々の出具合調節である。
写真では見えないが、1~3mm厚のWasherや当て板を駆使して面を合わせた。
おっと、USB Socketの向きが逆。
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これまで、Hyper-Vは一度試しただけで、VMwareやVirtuaBoxに較べて馴染みが薄い。VM/VB切替PCに 「WS2022 + Hyper-V」 を加えるからには少しは活用したい。
実は、ASRock Z590M-ITX/acへのWS2022導入について少々不安があった。同M/Bは、Realtek Dragon RTL8125BG / Intel I219VのDual LAN仕様である。その内、Intel I219VはWS2022に非対応の可能性が高く、Realtek RTL8125BGは未確認。何事も試す他はない。
恐る恐るWS2022をInstallしたら、Intel I219Vは×、Realtek RTL8125BGは○となった。Intel I219VをWS2022に対応させる方法はあるが、INF Fileの書き換えを伴う。当面、Realtek RTL8125BGで行こう。 では、そのRTL8125BGはHyper-V上ではどうか、これもまた試す他はない。
ところが、仮想OSの導入にまごついた。「仮想Switch」なる見慣れぬ用語とその使い方がよく判らず、Web上の情報を頼りにどうにか理解に及んだ。その結果、RTL8125BGは Hyper-V上で有効となり一安心。そして、
・Win10 Pro x64
・Win10 Education x64
・Win10 Enterprise x32
のInstallを終えた。一度覚えれば後は芋蔓。SSDの容量さえあれば幾つでもOK。これで、VM/VB/HV切替PCの見通しは立った。
以上の通り、今日は部品の細工ではなくHV-SSDを纏めた。
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Windy MC3 StrikerのAlumi製Front PanelとSteel製Sub-Panelを改造した。
上部にSwitchBox、下部に120mm Fanを据えるためには、既存の窓を大きく拡げなければならない。 Alumi製Front Panelは糸鋸盤、Steel製Sub-Panelは金鋸で切り取った。 切口の仕上げは鑢とSandpaperを用いた。中でも金鋸は刃によって切れ味に相当な差がある。何本か試した中では、
Bahco Sandflex Bi-Metal Hand Hacksaw Blade 24 TPI 250 mm
が最も優れていた。
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Windy MC3 Strikerの
Alumi製Front Panel
Steel製Sub-Panel
切り抜き前。
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Windy MC3 Strikerの
Alumi製Front Panel
Steel製Sub-Panel
切り抜き後。
金鋸/鑢/Sandpaperの往復運動は相当な回数。腕が疲れた。
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今回使用したSwitchは"8OS切替SwitchBox"に使用した製品とは異なりつくりが小さい。従って、SATA電源CableのLead線が取付穴に入らず都合が悪い。穴に差し込まなくとも半田付けはできるが、後のMaintenance時に苦労することは明らか。 そこで、その穴に入るLead線を用意し、配線補助基板上で結線することにした。必要な材料は、1mm厚のBakelite板 / 径2mmの鳩目 / 錫引線。
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配線補助基板の細工は簡単。
図面をつくり、2.0mmの穴22個と
3.2mmの穴2個を空けるだけ。
配線は適当な錫引線を用いる。
この手法はAudio Amp自作時に多用した。基板づくりは多少面倒でも後が楽。
おG3、それ50年前の話でしょ。
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これまで幾つかの局面でWin11を試した。では仮想OS上ではどうか、VM/VB/HV Switching-PCの出番である。
【M/B】 ASRock Z590M-ITX
【CPU】 Comet Lake i9 10900T
【MEM】 DDR4-3200 16GB x2
【SSD】 500GB SATA SSD x3 + 1TB SATA SSD x1
Win10 21H1 Build 19043.1083 + VMware 16.1.2 + Win11
既にWin10 Pro Insider Preview Dev版を入れてあったので、そのままUpdateした。
すんなりと Win11 21H2 Build 22000.65 が得られた。
WhyNotWin11の判定では DirectX 12 / TPM の2点が不合格。
Win10 21H1 Build 19043.1083 + VirtualBox 6.1.14 + Win11
先ず、Win10 Pro Insider Preview Dev Build 21354をUEFI Modeで新規Installした。
VirtualBox上のUEFI ModeによるInstallは要注意。Web上にはその手順について
親切に教えてくれるSiteが幾つかあるので、上手く行かない場合は参考に。
Update後、無事にWin11 21H2 Build 22000.65 が得られた。
WhyNotWin11の判定では DirectX 12 / Secure Boot / TPM の3点が不合格。
Windows Server 2022 Preview Build 20348.76 + Hyper-V + Win11
既にInstall済みの Win10 Pro 21H1からInsider Preview Dev Channelに入った。
やがてWin11へのUpdateが始まり、Build 22000.65 が得られた。
WhyNotWin11の判定では DirectX 12 / TPM の2点が不合格。
・Hyper-Vは規定値のままInstallしてもUEFI Modeとなるが、VMwareとVirtualBoxは、
各設定欄のCheckに不足があると非UEFI Modeとなり、Win11へのUpdate不可となる
場合がある。
・別頁で述べた通り、現在のWin11 21H2 Build 22000.65は、Mouseの右Click時に
挙動不審となり実運用は難しい。右Clickの代わりに"Shift + F10 key"を押す方法も
あるが少々面倒。次回のUpdateに期待しよう。
・それでも、VMware / VirtualBox / Hyper-VともGuest OSとしてWin11を導入する
見通しが立ったと言えよう。
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これで、Win11のTestは一通り終わった。そろそろ前節の続きに取り掛かろう。OS切替PCはCaseに収めた方が遥かに使い勝手が良いので、あれ (2回目のVaccine接種) が済んだら再開しよう。
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SSD Switching PCに入れた WS2022 の動向が気になる。WS2022登場時のVersionは 21H2 であった。もしWin10と同等の扱いなら、そろそろWin11相当の版が出てもよい頃。そこで、WS2022の最新Build 248.112にUpdateした。結果はWin10 21H2相当に留まった。Windows ServerはWindows標準版に較べて一世代遅れ気味であることは承知していたが、今回もまた同じ扱いの様。Win11の正規版はまだ先なので、もう暫く様子を見ることに。
では、WS2022に導入した Hyper-Vはどうか。現在3種の仮想OSがInstall済みである。
【Win10 Enterprise x32 21H1 Build 19043.1110】 特に問題なし。
【Win10 Education 21H1 Build 19043.1110】 特に問題なし。
【Win11 Pro 21H2 Build 22000.100】 特に問題なし。
何れも動作に不調はないが、Hyper-V上からUSB-DACが使えない点は少々不便。そうかと言ってOnboard音源を使う気も起きない。
恐らく、Win11世代になったら、VMware/VirtualBox/ Hyper-V + 32bit版仮想OS上でOld Applicationを動かすことになろう。そうなると、Win7 x32とWin10 x32が無事に動くことが主眼になりそう。
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Win11登場以来、2節前のPanel加工がやり散らかしになっているが、暑いしOlympicだし、中々腰が上がらない・・・
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8月末まで、VMware/VirtualBox上では、TPMに非対応であっても、Win11 Dev/Beta両版とも同一のVer.21H2であり無事に動作していた。ところが、9月に入りWin11 Dev/Beta版がVer.22H2/21H2に分かれてから、Dev版22H2はTPMに対する要件が下表の通り厳しくなった。
Host-OS
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Virtual
Machine
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VM上の
TPM
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Guest-OS
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Win11 beta
21H2
22000.194
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Win11 Dev
22H2
22458.100
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Win11 Beta 21H2
22000.194
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VMware-player
16.1.2-17966106
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なし
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Install OK
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NG
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Win11 Beta 21H2
22000.194
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VirtualBox
6.1.26 145957
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なし
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Install OK
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NG
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WS2022 21H2
20348.23
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Hyper-V
10.0.20348.1
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あり
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Install OK
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Install OK
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・VMware/VirtualBox上でWin11 Dev 22H2へのUpdateを実行すると、
「このPCは現在Windows 11のSystem要件を満たしていません」
と警告され、Updateは拒否される。
・VMwareの有料Pro版はTPMに対応とのことであるが、無料版は非対応。
将来、対応されるかどうか今のところ不明。
・VirtualBoxがUpdateによりTPM対応となるかどうかも不明。
・Hyper-Vには「TPM有効Check欄」があるので、簡単に対応することができる。
従って、
・VMware Pro版を求めるかどうか迷う。
・VirtualBoxはUpdateに期待する他はない。
・当面、Win11 DevはHyper-V上で運用することになるが、Hyper-V上の
Guest-OSのPerformanceはVMware/VirtualBoxに較べて物足りない。
こうしたTestが1台のPCで賄える 「仮想OS三種切替PC」 は優れもの、と自我自賛しても石をぶつけられることはないであろう・・・
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2021/10/14発表の VMware Workstation 16 Player最新版 16.2.0 にSoftware LevelのTPMが追加された。
【 Software LevelのTPMをVMware Workstation 16 Playerに追加する方法】
・VMware Workstation 16 Player Version 16.2.0に更新されていることを確認する。
・VMwareが実行されていないことを確認する。
・Virtual Machineが保存されているDirectlyに移動する。
・Notepadで拡張子が.vmxのFileを開き、次の行を追加する。
managedvm.autoAddVTPM="software"
・Fileを閉じて保存する。
・VMware Managerを起動する。
・VM_Win11 21H1 Release Preview版を起動する。
・WhyNotWin11を実行する。→ 「TPM2.0検出」項目はOK
・Win11 22H2 Dev Build 22478.1012へのUpdateは無事に完了した。
これで、無料のVMware Workstation 16 PlayerでもTPMが有効化され、Win11が安心して使えるようになった。危うく有料のPro版を購入するところだったので、何はともあれ目出度し。従って、VMwareとHyper-VでTPM OK、VirtuakBoxは開発待ちとのこと。
但し、Web上に 「.vmx Fileに Managedvm.autoAddVTPM="software" を書き加えたVirtual Machineを他のPCに流用すると起動できないことがある」 とのRepoが見えるので、更に検証する必要がありそう。
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VMware上のTPM II (2021.10.21)
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前節の最後に述べた 「.vmx Fileに Managedvm.autoAddVTPM="software" を書き加えたVirtual Machineを他のPCに流用すると起動できないことがある」 との件、2台のVMware-PCで試した限りでは成功しなかった。
VMware-PCは比較的高いPerformanceを要求されるので、H/Wの更新は珍しくない。 そうした時、Virtual Machineの転用ができないと何かと不便である。VMwareのPro版なら、移行時に問題は起こらないとされるので、この際検討することになろう。取り敢えず vmx File書き換え前のVirtual Machineを保存し、必要に応じてUpdateする他はない。
VMware Workstation 16 Pro 価格(税込み) : 24,035 円。
昔購入した版は、古くてUpgradeの対象外。どうしよう。
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仮想OS上のCPU Clock (2021.12.05)
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現在、仮想OSは VMware / VirtualBox / Hyper-Vの3種を運用している。夫々特徴があり、どれが使い易いか判断は難しい。
・無料のVMware PlayerではWin11対応が限定的でPro版への乗り換えを検討中。
・VirtualBoxはWin11対応が充分ではなくUpdate待ち。
・Hyper-VのWin11対応は問題なくとも、USB-DACが使えない点が惜しまれる。
いつか、3種の仮想OSともWin11に完全対応する日がやって来るものと期待しながらTestを続けているのだが、先日、思わぬ発見をした。
現在、Hyper-V上のGuest-OSは、以下の3種である。
Win10 Enterprise x32 / Win10 Educations / Win11 Pro Dev
ASRock Z590M-ITX/ac + Comet Lake i9 10900T (1.9/4.6GHz)の時、
・Host-OS Win11 Pro上
CPU Clock → Max 4.56GHz
Super PI 104万桁 → 8sec. Max 4.53GHz
CineR15 single 196cb Max 4.53GHz
・Guest-OS Win10 Enterprise x32上
CPU Clock → Max 1.9GHz
Super PI 104万桁 → 8sec. Max 1.9GHz
CineR15 single → 32bit OSに対応せず
・Guest-OS Win10 Educations上
CPU Clock → Max 1.90GHz
Super PI 104万桁 → 8sec. 1.90GHz
CineR15 single 191cb Max 1.90GHz
・Guest-OS Win11 Pro Dev上
CPU Clock → Max 4.52GHz
Super PI 104万桁 → 8sec. Max 4.52GHz
CineR15 single 194cb Max 4.52GHz
つまり、 Hyper-VのGuest-OS上では、
・ Win11 Pro Devは、Turbo Clockに近いCPU Clockで動作する。
・ Win10は、常にBase Clockで動作し、それ以上にはならない。
けれども、Super PI / CinebenchR15の値は然程下がらない。
なお、VMware / VirtualBox上のGuest-OSは、Win10/Win11とも常にBase Clockで動作する。Performanceの変化はどれ程か、後日検証したい。
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仮想OS上のCPU Clock II (2021.12.29)
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前節で、
Hyper-V上のWin11 Devは、Turbo Clockに近いCPU Clockで動作するが、
Win10は、常にBase Clockで動作し、それ以上にはならない。
と述べた件を検証した。
本PCは、VMware / VirtualBox / Hyper-V 3種の仮想OSを導入している。
つまり、3台のPCを切り替えている。そこで先ず、3PC夫々のDataを録った。
CPU_20Thread / Ram_32GB
|
Vmware PC
|
VirtualBox PC
|
Hyper-V PC
|
Host
OS
|
Win11
Standard
22000.376
|
CineR15multi
|
1776cb
|
1733cb
|
1762cb
|
CineR15single
|
200cb
|
200cb
|
198cb
|
Super PI 104万桁
|
8sec.
|
8sec.
|
8sec.
|
・3PCの結果は測定誤差程度であり、特に述べることはない。
次に、Guest-OS夫々のDataを録った。
CPU_8Thread / Ram_8GB
|
Vmware PC
|
VirtualBox PC
|
Hyper-V PC
|
Guest
OS
|
Win11
IP Dev
22532.1000
|
CineR15multi
|
1141cb
|
-
|
859cb
|
CineR15single
|
152cb
|
-
|
181cb
|
Super PI 104万桁
|
10sec.
|
-
|
8sec.
|
Win11
Standard
22000.376
|
CineR15multi
|
-
|
1086cb
|
-
|
CineR15single
|
-
|
173cb
|
-
|
Super PI 104万桁
|
-
|
9sec.
|
-
|
Win10
Standard
19044.1415
|
CineR15multi
|
1173cb
|
1100cb
|
881cb
|
CineR15single
|
183cb
|
175cb
|
190cb
|
Super PI 104万桁
|
8sec.
|
9sec.
|
8sec.
|
・CPU Clockの件、Hyper-V上のWin11 Dev以外は、常にBase Clockで動作した。
けれども動作時CPU Clockの差は、Dataからは読み取れない。
Hyper-V上のWin11 DevのCineR15 singleとSuper PIの結果は比較的良好ながら、
CineR15 multi値は極めて低調だった。
・3種の仮想OSとも、CineR15 multi値はWin11よりWin10の方が良好であり、
中でもVMware上の値が最も優れていた。
・けれども、実際の使用感は3種の仮想OSとも大した差はない。
・3種の仮想OSともWin11に対する最適化が未だ充分ではないように思われる。
今回用いたCPU i9 10900T は10C20Tながら、Base Clockは 1.9GHzと低く、他のBase Clockの高いPCの仮想OS Performanceと較べて、Desktop上の動きは幾分低調に感じられた。 従って、仮想OSを数多く起動する使い方なら Core/Thread数優先、仮想OSを少数起動するなら CPU Base Clock優先となろうか。
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Virtual MachineのPerformance (2022.07.25)
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2022/07/19 VirtualBox 6.1.36、2022/07/21 VMware 16.2.4 それぞれUpされた。
現在我が家では、その2種にHyper-Vを加えて3種のVirtual Machineを使っている。
Guest-OSのPerformanceはVirtual Machineによって異なるが、最新版ではどうか比較してみよう。
Test-PCは、
【M/B】 ASRock Z590M-ITX/ac (BIOS P1.60)
【CPU】 Comet Lake i9 10900T (10C20T 1.9/4.5GHz TDP35W)
を組み合わせたVirtual Machine3種切替PC。SSD以外は共通の部品を使用し、今回のTestに好都合である。結果は以下の通り。
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Host OS
|
Virtual
Machine
|
Guest OS
|
CPU Clock
Max
|
CineR15
single
|
Super PI
104万桁
|
Win11Pro
Build
22000.832
|
Host OS上 →
|
4.52GHz
|
195cb
|
8sec.
|
Vmware
16.2.4
|
Win11Pro IP Beta
Build 22622.436
|
1.90GHz
|
173cb
|
8sec.
|
Win11Workstations
Build 22000.832
|
1.90GHz
|
175cb
|
8sec.
|
Win10Workstations
Build 19044.1826
|
1.90GHz
|
177cb
|
8sec.
|
Win11Pro RP
Build
22621.232
|
Host OS上 →
|
4.48GHz
|
195cb
|
8sec.
|
VirtualBox
6.1.36
|
Win11Pro
Build 22000.832
|
1.90GHz
|
167cb
|
10sec.
|
Win10Workstations
Build 19044.1826
|
1.90GHz
|
178cb
|
9sec,
|
WS2022
Build
20348.859
|
Host OS上 →
|
4.52GHz
|
197cb
|
8sec.
|
Hyper-V
10.0.2.348.1
|
Win11Pro IP Dev
Build 25163.1010
|
4.28GHz
|
180cb
|
8sec.
|
Win10Educatio
Build 19044.1826
|
1.90GHz
|
192cb
|
8sec.
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・各Guest-OSに割り当てたThread数は8、Memoryは8GB。
・新版のVirtualBox 6.1.36 / VMware 16.2.4 とも新機能は見当たらず。
・仮想上では「Hyper-V + Win11 IP Dev」を除き、CPU ClockはBase Clock以上に
ならなかった。
・Win11非対応のVirtualBoxの成績が見劣りした。VirtualBox7の発表が待たれる。
・仮想上では、Win11よりWin10の方がPerformanceは良好であった。
・現時点での操作感は、Hyper-V > VMware > VirtualBox。但し、その差は僅か。
・Hyper-VはUSB-DACに対応せず。
このPCは未だにCaseなし。昨年の6月にCaseの製作に着手しながら、突如Win11が発表されて以来そのままの状態が続いている。どうにかせねば・・・
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VirtualBox 7.0.0 (2022.10.14)
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2022/10/11、待望のVirtualBox 7.0.0が発表された。早速、以下のPCで試した。
【M/B】 ASRock Z590M-ITX/ac
【CPU】 Comet Lake i9 10900T (10C20T 1.9/4.5GHz TDP35W)
【CPU Cooler】 be quiet! Pure Rock Slim
【MEM】 DDR4-3200 16GB x2
【SSD1】 Samsung 860 860 EVO 500GB
【SSD2】 Samsung 860 860 EVO 1TB
【PSU】 IN WIN IP-P300KF7-2
【Host OS】 Win11 Pro RP 22H2 Build 22621.675
VirtualBox 7.0.0の導入は問題なし。
・Guest-OS Win7/Win10は特に不都合なく動作した。
・Win11をGuest-OSとして導入する際、registry fileの一部を変更して、
TPM/Secure bootのCheckを回避する方法でInstallした場合は、
VirtualBox 7.0.0上では動作不可となった。
そこで、Win11ProをClean Installすることにした。
・先ずVirtualBox 7.0.0の初期設定のままにInstallしたところ、諸々の不都合が生じた。
Key入力が英語版になった。仕方なくKey入力を日本語対応に変更した。
Passwordが変更できず、Microsoft Accountに入れず。
・次に初期設定画面で 名前とPasswordを指定して進めたところ、
またまたKey入力が英語版になった。
画面の色設定が不正となった。例えばNotepadは真っ黒画面。
・次に初期画面中「Skip Unattended Install」 Check欄を有効化して再度Installした。
Key入力は日本語仕様になったが、Notepadは今度も真っ黒画面。
・あれこれVirtualBox 7.0.0の設定の細部を確認したところ、
「Display」→「3D Accelerationを有効化」のCheckを外せば良いことに気付いた。
これでNotepadは真っ当な表示となった。
・VirtualBox 7.0.0上のGuest-OSの動作は、Base Clockが上限となる。
・Guest-OSの動きはVMwareと同等。
・3D Accelerationの件を除けば、特に不都合はなさそう。
■ 以上、VirtualBox 7.0.0の使いこなしを理解するまでに一晩費やした。 念の為に注意事項を纏めると、
① VirtualBox 7.0.0の初期設定時に名前とPasswordを指定すること。
② VirtualBox 7.0.0の初期設定時に「Skip Unattended Install」欄を有効化すること。
③ Display」→「3D Accelerationを有効化」にCheckを入れないこと。
さて、ここで問題あり。VirtualBox 7.0.0のGuest-OSとしてWin11を再Installする場合、
Product-keyが要る。前回登録時から相当な期間が経っていればよいが、そうでなければ新たなKeyが必要となる。その点は試してみなければ判らない。
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VMware 17.0.0 (2022.11.26)
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先日、VMware 17.0.0がUpされた。早速2台のVMware-PCに導入した。
AMD CPUを載せたPCでは、特に問題なく動作したが、Intel CPUを載せたPCでは
幾つかの点でVMwareの設定を変更することになった。即ち、
「Intel VT-x/EPTまたはAMD-V/RVIを仮想化」
及び「CPU Performance Counterを仮想化」
のCheckを外し無効化する必要があった。
Win11の幾つかのVersionで試した結果は以下の通り。
Guest-OSのProcessor Core数は全て8個とした。
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AMD
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ARyzen 9 3900
(12C24T 3.1/4.3GHz TDP65W)
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Win11 Version
|
Pro
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Enterprize
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RP
|
RP
|
Dev
|
Socket数
|
2
|
4
|
4
|
Processor Core数
|
4
|
8
|
8
|
Intel VT-x/EPTまたはAMD-V/RVIを仮想化:有効
CPU Performance Counterを仮想化:有効
|
Intel
|
Comet Lake i9 10900T
(10C20T 1.9/4.5GHz TDP35W)
|
Win11 Version
|
Pro
|
Normal
|
Beta
|
Dev
|
Socket数
|
4
|
2
|
2
|
Processor Core数
|
8
|
4
|
4
|
Intel VT-x/EPTまたはAMD-V/RVIを仮想化:無効
CPU Performance Counterを仮想化:無効
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Guest-OS Task Manager上のSocket数/仮想Processor数表示がばらばらである。
VMware17.0.0がCPU情報を正しく認識していない可能性がある。
けれども、今のところ動作に支障はない。
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Win11 IP Canary (2023.03.11)
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Win11 IP にCanary Channelが追加された。
従来のDev版より先進的な版とされるが、
・再生している動画に対して自動的に字幕起こしをする機能 Live Caption
・ExplorerのXAML Context Menuに Short Cutを追加
程度の自分には縁の薄い機能追加に留まっている。この先どうなるかは未知数。
さて、仮想OS上のCanary版Installは要注意である。
・VMwareの場合、既存のDev仮想Diskの名前を変えてCopyし、追加登録で
Canaryの取得が可能であった。
・VirtualBoxの場合、既存のDev版は自動的にCanaryにUpdateされるので、
Dev版は新たにInstallすることになった。
・Hyper-Vの場合もVirtualBoxと同様に、既存のDev版は自動的にCanaryに
Updateされるので、Dev版は新たにInstallすることになった。
今のところ、VMware/VirtualBox/Hyper-Vの3仮想OSともCanary版の動作は問題なし。但し、
・VMware上のGust-OSは、常にBase Clockで動作する。
Intel i9 10900Tの場合、常時 1.9.GHz動作
・VirtualBox上のGust-OSもまた、常にBase Clockで動作する。
・Hyper-V上のGust-OS Win11に限り、最大Clock 4.60 GHzまでの範囲で動作する。
ところが、最大Clock 4.60 GHzで動作するHyper-V上のGust-OS Win11が、Base Clockで動作する他の2種に較べてPerformanceが良好かと言えば、残念ながら然程代わり映えしない。
Guest-OS Win10/Win11は、Win8.1以前のOSに較べて鈍重な動きに感じられるので、Intel i9 10900Tではなく、もう少し高速なCPUに換えたい。
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VMware 17.0.1 (2023.03.27)
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VMware 17.0.0の時、Guest OSに割り当てたProcessor Core数とGuest-OS上の実際の仮想Processor数とが一致しなかった件、VMware 17.0.1上ではどうか。
結果は以下の通り。
Vmware 17.0.1
2023/03/27
|
割当
Processor
Core数
|
仮想
Socket数
|
仮想
Processor数
|
Win11Pro
|
Canary
|
8
|
2
|
4
|
6
|
2
|
6
|
Dev
|
8
|
2
|
4
|
6
|
2
|
6
|
Beta
|
8
|
2
|
4
|
6
|
2
|
6
|
Preview
|
8
|
4
|
8
|
Normal
|
8
|
4
|
8
|
・Guest-OSに割り当てたProcessor Core数 8の時、
Guest-OS Win11のCanary/Dev/Beta版では
仮想Socket数 2、仮想Processor数 4
割当Processor Core数を6に減らすと
仮想Socket数 2、仮想Processor数 6
つまり、割当Processor Core数 8の時より、同 6の方が好ましいことになる。
・Win11 Release Preview/Nomal版では、
仮想Socket数 4、仮想Processor数 8
となり、割当Processor Core数と仮想Processor数が一致した。
けれども、仮想Socket数 4 は合点が行かない。
こうした不具合はVMware 16世代の時には見られず、VMware 17になってからの現象である。つまり、VMwareがWin11に正式対応した後に起こったことになる。恐らく、VMwareのWin11やIntelのE Coreへの対応が完全ではないものと推察するが、想像の域を出ず、気長に待つ外はなさそう。
また、VirtualBox 7.0.6 の場合は以下の通り。
割当Processor Core数 / 仮想Socket数 / 仮想Processor数
とも正しく認識された。
VirtualBox 7.0.6
2023/03/27
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割当
Processor
Core数
|
仮想
Socket数
|
仮想
Processor数
|
Win11Pro
|
Canary
|
8
|
1
|
8
|
Dev
|
8
|
1
|
8
|
Nomal
|
8
|
1
|
8
|
ところで、VMware/VirtualBoxとも5chのThreadは閑古鳥が鳴いている。特に前者のMain Threadは休止中。Win10時代はもう少し賑わっていたのにどうしたことか。Guest-OSの導入が少し面倒になった所為か、或いは仮想OSを使う人が減った所為か、どうもよく判らない。何もServer上で大掛かりな使い方しなくとも、32bit版OS上でOld Applicationを実行したり、5種類あるWin11各版を試したりするのに重宝するのだが。
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仮想OS切替PC_08/15 (2023.08.15)
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凡そ3ヶ月振りに仮想OS切替PCを起動した。
【M/B】 ASRock Z590M-ITX/ac
【CPU】 Comet Lake i9 10900T (10C20T 1.9/4.5GHz TDP35W)
【CPU Cooler】 be quiet! Pure Rock Slim
【MEM】 DDR4-3200 16GB x2
【Sys SSD】 Samsung 860 860 EVO 500GB x3
【Data SSD】 Samsung 860 860 EVO 1TB x1
【PSU】 Fractal Design ION SFX 500G
Host-OSと仮想OSの組合せは前回と同じ。
① Win11 + VMware
② Win11 + VirtualBox
③ WS2022 + Hyper-V
①②③に入れたGuest-OSの合計は20を超える。Win11 Dev版以前のGuest-OSは何れも問題なくUpdateできたので、今回はWin11 Canary版に注目した。
① Win11 + VMware + Win11 Canary、③ WSS2022 + Hyper-V + Win11 CanaryのUpdateとその後の動作は問題なし。ところが ② Win11 + VirtualBox + Win11 Canary のUpdateに関しては問題大あり。
Win11 + VirtualBox のHost-OSをBuild 22621.2213へUpdate後、Guest-OS Win11 CanaryをBuild 25926.100へのUpdateを試みた。ところが、最終段階の「更新Programの構成」でFreezeし、強制終了する他はなく、元のBuildに戻った。そこで、
・VirtualBox 7.0.8 から 7.0.10 へのUpdate及びGuest Additionsの更新を行ったが、
結果は×。
・次にUpdateのTroubleshootingを行ったが、矢張り×。
・Web上からWin11 Canary Build 25905 ISO FileをDLし実行した。
今度は○。特に不都合なし。
・次にBuild 25905からBuild 25926へのUpdateを試みたが ×。
自分の不手際による可能性もあるので断定はできないが、現在のVirtualBox7.0.10はWin11 Canaryの最新Build 25926に未対応かもしれない。
現在、仮想OSに関するSiteや5chの情報は極めて低調である。一般Userにとって、仮想OSの必要性は薄くなったのだろうか。
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仮想OS切替PC_03/18 (2024.03.18)
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我が家にはOS切替PCが3台ある
(A) 8OS切替PC
(B) PT3_4OS切替PC
(C) 仮想OS切替PC ← Host_OS 3 + Guest_OS 20
その内(C)の仮想OS切替PCは Host/Guest合わせて23OSもあるため、そう頻繁にUpdateすることができない。回線が空いている時でも1日で終わらないことがあるからだ。そうは言っても Insider Preview版のOSは間を開けすぎるとUpdateに差障りが生じるので気を付けなくてはならない。
○ヶ月振りに仮想OS切替PCを起動した。
【M/B】 ASRock Z590M-ITX/ac
【CPU】 Comet Lake i9 10900T (10C20T 1.9/4.5GHz TDP35W)
【CPU Cooler】 be quiet! Pure Rock Slim
【MEM】 DDR4-3200 16GB x2
【Sys SSD】 Samsung 860 EVO 1TB x1 + 500GB x2
【Data SSD】 Samsung 860 EVO 1TB x1
【PSU】 Fractal Design ION SFX 500G
Host-OSと仮想OSの組合せは、
① Win11 + VMware 17.0.4
② Win11 + VirtualBox 7.0.14
③ WS2022 + Hyper-V
① Win11 + VMware 17.0.5のGuest_OSは以下の12種。
Win11 Pro Canary / Dev / Beta / Normal
Win10 Workstations x64 / Win10 Home x32
Win8.1 x32 / Win7 Home x32 / Vista UL x64
Win XP / Win2000 / Win NT
・Win11 4種のUpdateは問題なし。
・Win10 2種は事前に回復Partitionを増量したので、ErrorなくUpdateが完了した。
・Win8.1/Win7は未だにSecurity絡みのUpdateがあった。
・Vista UL x64 / Win XP / Win2000 / Win NTはUpdateなし。起動確認だけ。
② Win11 + VirtualBox 7.0.14 のGuest_OSは以下の5種。
Win11 Pro Canary / Win11 Home Normal
Win10 Workstations x64 / Win10 Home x32 / Win7 Enterprise x32
・Win11 Pro CanaryはUpdateできず。
・Win11 Home Normalは問題なし。
・Win10 Workstations x64 / Win10 Home x32の2種は、
事前に回復Partitionを増量したので、ErrorなくUpdateが完了した。
・Win7 Enterprise x32はSecurity絡みのUpdateがあった。問題なし。
③ WS2022 + Hyper-V のGuest_OSは以下の3種。
Win11 Pro Canary / Win10 Education x64 / Win10 Enterprise x32
・Win11 Pro CanaryのUpdateは問題なし。
・Win10 Education x64 / Win10 Enterprise x32の2種は、
事前に回復Partitionを増量したので、ErrorなくUpdateが完了した。
よって、今回Update失敗のGuest_OSは VirtualBox上の Win11 Canaryだけだった。
仮想OS上のWin10は、何れも事前に回復Partitionを増量したので KB5034441 Errorは起こらず無事にUpdateできた。
以上の全作業に1日半掛かった。正に暇な年寄り向き・・・
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