SSD Switching PC

SSDを切り替えて運用する「SSD Switching PC」に関する頁を起こした。 (2019/02/24)

仮想と現実 (2019.02.24)

何も哲学談義を始める訳ではない。OS Libraryの仕分法についてである。現在Libraryに登録中のOSは以下の15種である。
 【Group 1】 9 OS
   WinNT4 x32 / Win2000 x32 / WinXP x32
   Vista Home Premium x32 / Vista Ultimate x64
   Win7 Home x32 / Win7 Pro x64
   Win8.1 x32 / Win8.1 Pro x64
 【Group 2】 6 OS
   Win10 Home x32 / Win10 Enterprise x32 / Win10 Pro x64
   Win10 Pro for Workstations x64 / Win10 Pro IP 19H1 x64
   Win10 Pro IP 20H1 x64

つまり、Group 1 はWin8.1以前のOS 9種、Group 2はWin10絡みの6種である。
その15 OSから適当に選別し、VMware/VirtualBox上で運用してきた。
けれども仮想上では幾つか制限があり、Performanceの減退は許せても
 ・PostScript対応Printerに使用上の制限がある。
 ・動画再生Soft PowerDVDUltra Seriesが使えない。
 ・音声出力にも制限がある。
など、不満が少なくなかった。

その昔、MultiBoot Systemを構築し、幾つかのOSを切り替えて使った時代がある。けれどもHDD不調時の対応が面倒な為、PC部品の下落と共に複数のPCで賄うようになった。また、Win10は 現行版 / 次期予定版 / 次々期予定版等、3種の版が併存することから、上に述べた印刷や動画再生に関するTestは仮想上では難しく、何台かの実機により対応せざるを得なくなった。

さて、現在試作中の「SSD Switching PC」は思いの外使い勝手が良い。OSの能力を少しも損なうことなくTestできる環境は、これまで何故試さなかったのか不思議なくらいである。これは一重にSSD価格の下落による賜物と言えよう。そこで、印刷の実行を伴うOSと動作確認だけで済むOSとを分類したら【Group 1】&【Group 2】に分かれた次第である。

よって、VMware/VirtualBox PCは【Group 1】を主体に【Group 2】を織り交ぜ、SSD Switching PCは【Group 2】及び現在運用中のUbuntu Studioから幾つかの版を選ぶことにした。

SW-PC (2019.02.25)

SSD Switching PC(以下SW-PC)に入れるOSは、
 Win10 Pro x64 / Win10 Pro for Workstations x64
 Win10 Pro IP 19H1 x64 / Win10 Pro IP 20H1 x64 の4種。
できれば Win10 Home x32も加えたかったが、以下の理由により断念した。

予定するPC 「MSI B360M Pro VH + Coffeelake G5500T」に Win10 Home x32を入れるとどうなるか。Install/Updateとも問題はない。ところが、Control Panel/System/
  実装Memory 3.00GB (2.2GB使用可能)
となってしまうのだ。これでは実用上問題が多い。M/Bの仕様では Win10 64bit版に限られ32bit版は見当たらない。他のLGA 1151 M/Bも同様の結果だった。そこで、SSDをLGA1150 M/Bに繋ぎ替えたら、
  実装Memory 4.00GB (3.4GB使用可能)
と真っ当な値となった。

止む無く、Win10 32bit版は 「ASUS Z97I-Plus + Haswell i3 4350T」で運用し、
 【SSD Switching PC #02 (SW-PC2)
   入れるOSは Win10 Home x32 / Win7 Home Premium x32
   Ubuntu Studio 1810 / Ubuntu Studio 1904 の4種。
 【SSD Switching PC #01 (SW-PC1)
   M/BをMicro-ATXからMini-ITX「MSI H170I + Kabylake G4600T」に変更し
   入れるOSは上述の4種。
とした。結局、SSD Switching PCは2台体勢となった。

次に Win7 Home Premium x32をSW-PC2にInstallした。Vistaの時と同様「更新Programの確認」は待てど暮らせど進まず、またまた
  「パソコンりかばり堂本舗」
  解決!7とVista更新プログラムの確認が終わらない対策まとめ
のお世話になりInstallを完了した。それにしても旧Windowsの新規導入は手間がかかる。前はすんなり行けた筈なのにどうしたことか。
尚、Ubuntu Studio 1810 / Ubuntu Studio 1904 の導入は全く問題なし。

SSD切替SW自作 (2019.03.31)

別頁"VMware & VirtualBox"で進行中のVMware/VirtualBox切替運用PCを実現するためには、SSD切替SWが要る。そうしたSWは市販されてはいるが自分の使い方に合致せず、自作する他はない。SSDの電源は5Vのみであり、SATA電源Cableの4本線或いは5本線の内、+5VとGroundの2本を使えばよい。その場合、SWを切り替えた時、ON/ON 2種の接点があれば間に合い、中間にOFF接点は要らない。従って、SWは2回路2接点でよし。SWをFront Panelに取り付けた時、不用意にSWが機能しないためには、
 ・SWはLever式よりSlide式の方が安全そう。
 ・SATA電源Cableの芯線は極細線ではない。SWが小型過ぎると半田付けに難渋
  するのでSW選びはその点を充分考慮する。
 ・Web上には数多くの製品が見える。その中から好みに合ったDesignのSWを選ぶ。
左は、SCUD Switchcraft製Slide Switch ON-ON White SWC-SON-ONW

半田付け部分の穴にSATA電源Cableの芯線は余裕で入った。

左の3対線の内、中が給電用、上下は配電用。SATA電源Cableは手持品を適当な長さに切断して使用した。SWの感触は決して上々とは言えないが動きは滑らか。

では、VMwareとVirtualBoxの切替運用はどうか。切替時にBIOS画面がでることもなく極当たり前に動作した。問題はFront Panleへの据付方法にある。このPCを完成させるためには、凡そ2年振りにCaseを自作することになりそう・・・

VM/VB切替PC (2019.04.04)

前節で拵えたSSD切替Switchを用い、VMware/VirtualBox切替PCを纏めた。
部品構成は以下の通り。
 【M/B】 MSI Z370I Gaming Pro
 【CPU】 Coffeelake i7 8700T
 【CPU Cooler】 Noctua NH-L9x65
 【MEM】 DDR4-2666 16GBx2
 【SSD_VM】 Samsung 860 EVO 500GB
 【SSD_VB】 WD Blue M.2 SATA WDS500G (M.2-SATA変換Case入)
 【SSD_Data】 Crucial MX500 CT500MX500SSD1
 【LAN Card】 Intel Gigabit CT Desktop Adapter EXPI9301CT
 【DC-DC】 M2-ATX 160W Automotive PSU
 【AC-DC】12V 150W AC Adaptor
 【OS】 Win10 Pro Build 17763.379

 ・M/BはSuperMicro C7Z370-CG-IWとMSI Z370I Gaming Proのどちらにするか
  散々迷ったが、今回は幾分消費電力の低いMSIを選んだ。
 ・Memoryは別のPCから横取りした。
 ・SSDは500GB Classを3丁掻き集めた。
 ・i7 8700TのTDPは35Wながら、高負荷時の消費電力は100Wを超える場面がある
  ので、電源はpicoPSU-160-XTより造りが大振りなM2-ATX 160Wを用いた。
左の写真中、
M2-ATX 160Wは3枚重ねたSSDの下。
自作したSSD切替Switchの使い心地は上々。
この状態で Idle時消費電力 7W。

今回導入したGuest-OSは下表の通り。

VMware 15.0.4
VirtuakBox 6.0.4
Win 10 Pro Insider Preview x64
Win 10 Pro for Workstations x64 Win 10 Pro for Workstations x64
Win 10 Enterprise x64
Win 10 Home x32 Win 10 Home x32
Win 8.1 x32 Win 8.1 x32
Win Vista Ultimate x64
Win Vista Home Premium x32 Win Vista Home Premium x32
Win 7 Home x32 Win 7 Enterprise x32
Win XP Win XP
Win 2000 Win 2000
Win NT4 Win NT4

VM/VB切替PC II (2019.04.14)

VM/VB切替PCは、その後順調に動作している。VMwareとVirtualBoxがSW一つで簡単に切り替わり大層効率的である。三日も馴染んだら二度と戻れない。

今月10日に降りてきたMS月例更新は、手持ちのPC ○○台に順次宛て、残りは仮想PCだけになった。本機をUpdateするには、
 ・Host-OS x2
 ・VMwareのGuest-OS x11の内、要Update-OSは x8
 ・VirtualBoxのGuest-OS x8の内、要Update-OSは x5
つまり、合計15OSのUpdateを実行することになる。Guest-OSは同時に2OSづつ行うとしても相当な時間がかかる。そこで、先ずVMwareから、
 ・Vista x32 / Vista x64 は該当Fileが一つで直ぐに終えた。
 ・Win7 x32 / Win8.1 x32も難なく終えた。
 ・Win10 Home x32 / Enterprise x64 / Workstations x64も無事に通過した。

ところが、Win10 Pro IP 18865 → 18875はすんなり行かなかった。Install 100%の次に "0xca00a000" Errorが現れ完了せず。何度か繰り返したがその度に NG。仕方なくWeb情報を探し回った結果、幾つかのHintが得られ以下の方法で試した。
 ・先ず、念の為にWin10 Pro IP 18865入り仮想DiskのBackupを取った。
 ・Win10 Pro IP 18865を起動し、Control Panel / 管理Tool / Service と進み、
  Windows Searchを無効化した。
 ・次に、C:\Windows\SoftwareDistribution\Download内の全てのFileを削除した。
 ・ここで、Windows Updateを実行した。
 ・今度はOK、Updateは無事に完了した。
 ・Update前に無効化した"Windows Search"は自動的に復元した。
  (実機に入れたWin10 Pro IP 18865は、そうした手順を経ずに18875にUpdateできた)

VirtualBoxのGuest-OSにIP版はなく、5OSとも速やかに終えた。VMware/VirtualBoxとも二つのGuest-OSを同時Updateした時の消費電力は Max 65W だった。この程度なら AC Adaptor電源 M2-ATX 160W でも心配はない。

VM/VB切替PC III (2019.08.21)

VM/VB切替PC(構成は前々節を参照)のHost-OSは、先日月例更新を済ませたが、Guest-OSは手付かずだった。Updateの間隔を開けすぎると何かと面倒な事態になることがあるので、思い立ったところで実行しよう。Guest-OSのUpdateは凡そ2ヶ月振り、必要な作業は前回と同様である。
 ・VMwareのGuest-OS x11の内、要Update-OSは x8
 ・VirtualBoxのGuest-OS x8の内、要Update-OSは x5
 ・以上合計13OSのUpdateを実行する。
 ・Guest-OSのUpdateは同時に2OSずつ行う。
結果は、
 ・Vista x32/x64 → 今回は該当するUpdate Fileなし。
 ・Win7 x32 → 特に問題なし。
 ・Win8.1 x32 → 30日以上間を空けるとその旨の警告が現れるばかりか、
  Update Errorに見舞われることがある。そうした時は「Troubleshooting」→
  「Windows Updateの問題を解決する」と進み対応する。
 ・Win10各版 → 特に問題なし。
 ・VMware15.1.0 / VirtualBox6.10.0 とも不都合なし。

但し、Update後のDisk Cleanupの挙動については要注意か。
 ・Win8.1のDisk Cleanupは相当長く待たされる。そうした時、Disk Cleanupを一端
  途中でCancelし、CPU使用率が1-2%に落ち着いたら、再度Disk Cleanupを実行
  すると比較的短時間で完了する。
 ・Win10各版につては、先ず「Control Panel」-「Disk Cleanup」を実行する。
  速やかに終了しない場合は、Disk Cleanupを一端途中でCancelし、
  CPU使用率が1-2%に落ち着くのを見計らい、「設定」-「System」-「Storage」-
  「一時File」-「Fileの削除」を実行する。
 ・Insider Preview版は、いきなり後者の手続でもすんなり終える場合が多い。
 ・MS社は旧来の「Disk Cleanup」をできるだけ使わぬように推奨しているが、
  実際にはまだまだか。

それにしても本機 「VM/VB切替PC」 の使い心地は上々である。2種の仮想Systemが1台で間に合い、「Host-OS x2 + Guest-OS x13 = 15 OS」のMaintenanceも楽々であることから、我が家で最も賢いPCと言えそう・・・

SW-PC II (2020.08.20)

我が家には、SW-PC = SSD Switching-PCとして 「VM/VB切替PC」と「OS切替PC」 がある。一昨年の11月にStartしながら 1年9ヶ月経てもCaseの自作が実現せず、Barrack状態のままである。体調が回復傾向にあることから、そろそろ本腰を入れたい。

さて本日8/20未明、MSDNのDL Siteに最新のWin10 ISO FileがUpされた。Win10 Pro / Education / Workstationsは同じISO Fileが使えるので、OSのUpdateに好都合である。得た ISO Fileは2本。
 a) Windows 10 (consumer editions), version 2004 (updated Aug 2020)
 b) Windows 10 (business editions), version 2004 (updated Aug 2020)

そこで、OS切替PCを○ヶ月振りにUpdateした。SSDは6丁。
 a) Win10 Pro 2009 IP Beta Build 19042.450 → 問題なし
 a) Win10 Education 2004 Build 19041.450 → 問題なし
 a) Win10 Pro for Workstations 2004 Build 19041.450 → 問題なし
 b) Win10 Enterprise 2004 Build 19041.450 → 問題なし
   Win7 Pro → 問題なし
   Ubuntu Studio 20.10 8月19日版 → (後日Ubuntu頁で述べる予定)

自分の使い方ではWin10の版が異なっても大差ないのだが、古いApplicationの対応状況や消費電力等の確認、及び余剰SSDの活用を兼ねている。
 【M/B】 SuperMicro C7B250-CB (\4、298)
 【CPU】 Skylake i5 6500
 【CPU Cooler】 Reeven Steropes + Noctua NF-A12x25
 【MEM】 DDR4-2133 4GBx2
 【SSD】 SATA 6Gb/s 120GB x6
 【PSU】 picoPSU-160-XT + 12V 150W AC Adaptor
 【自作Case】 W270 x D260 x H120mm = 8.4 liter の予定

SW-PCの要件は、SSDを切り替えた時にその都度BIOS画面が現れるかどうかにある。その点、SuperMicro C7B250-CBは、BIOS画面が現れることなくSmoothに切り替わる。M/Bに依ってはそうでない例もあるので要注意。

VM/VB切替PC IV (2021.06.03)

昨日、別頁で進めている「8OS切替SwitchBox」のFront PanelをAlumite加工業者に持ち込んだ。出来上がりは早くて週明け。そこで、次の予定を立てることにした。

我が家のVM/VB切替PCは Coffee Lake i7 8700T で長い間試運転を続けてきた。けれども、6C12Tでは何かと不満があり、せめて8C16T、できればそれ以上のCPUを考えていたところ、2021/04/24 幾分値下がりした周回遅れのComet Lake i9 10900T(10C20T) を入手した。

その時のDataを一部再掲すると、
 【M/B】 ASRock Z590M-ITX/ac
 【CPU】 Comet Lake i9 10900T (10C20T 1.9/4.5GHz TDP35W)
 【CPU Cooler】 be quiet! Pure Rock Slim
 【MEM】 DDR4-3200 16GB x2
 【SSD1a】 Samsung 860 860 EVO 500GB (VMware用)
 【SSD1b】 Samsung 860 860 EVO 500GB (Virtualbox用)
 【SSD2】 Samsung 860 860 EVO 1TB (VM/VB共用)
 【PSU】 IN WIN IP-P300KF7-2
 【VMware】 VMware-player-16.1.1-17801498
 【VirtualBox】 VirtualBox-6.1.18-142142
 【OS】 Win10 Pro 20H2 Build 19042.928

 ・VMware/VirtualBoxとも動作は良好。
 ・各仮想OSに割り当てるThread数は、32bitOSは4Thread、64bitOSは
  6~8Threadで試行錯誤中。
 ・Caseが決まれば直ぐにも完成するのだが、そうは行かない。
  現在、市販Caseの改造を考えているところ・・・

では、収めるCaseを算段しよう。候補は12年前に購入した"Windy MC3 Striker"である。このCaseは 120mmのRear Case Fanを備え、ATX電源が使えるMini-ITX Caseとしては貴重な存在ながら、拡張Slot 1本仕様では使い途が限られた。その点 「ASRock Z590M-ITX/ac + Comet Lake i9 10900T」 を 「VMware/VirtualBox切替PC」 に仕立てるなら、拡張Slotを使わずに済むので、"Windy MC3 Striker" の出番となった次第である。けれども相当な改造を要し、Front Panelはそっくり作り直すことになる。

 【Front Panel上段】
   SSD切替Switch x1、Pilot Lamp x2
   USB2.0 Connector x2、USB3.0 Connector x2
   Main Switch
 【Front Panel下段】
   120mm Fan x1

その為には、既存のAlumi製Front Panel及びSteel製 Sub Panelを大きく切り抜かなくてはならない。どのような手順で進めるか、段取りを模索中・・・

一日一部品 (2021.06.04)

VM/VB切替PCのCaseに選んだ "Windy MC3 Striker" をどのように改造するか、一部未定ではあるが、出来る所から始めよう。目標は一日一部品。

今回は、USB3.0/USB2.0 SocketをFront Panel上に設けることにした。我が家のUSBは、Keyboard/Mouse/USB-DACの3個あれば充分なので如何様にもなるが、このPCはCaseの背面に手が入り難い場所に置く予定なので、USB Socketを表に出した方が都合がよい。
市販のUSB増設Bracketは、そのままでは取付螺子が見えるので一工夫したい。 その為には、2枚の補助Panelをつくる必要がある。
USB増設Bracketの螺子部分を切断し、補助Panel_1に固定出来るよう取付金具を拵えた。この後、補助Panel_1にSpacerを介して補助Panel_2を重ね取付螺子を隠す。USB Socketの出具合はSpacerの長さを調節して決める。
一日一部品 II (2021.06.05)

今日は補助Panel_1 を細工した。Panelの寸法は W180 x H60 t1.5mm。図面に従い丸穴と角穴を開けた。物事は慣れれば上達するものだが、何故かそうはならない。穴開けの精度は最初のMarkingにかかる比重が大きいのだが、最近また眼鏡の度が合わず、顔をしかめての作業は辛いところ。

愚痴はさておき、今回もまた早々に予定が変更された。VM/VBの切替はSwitch 1個で間に合うが、それではどうもPanelが寂しい。そこで、Windows Server 2022 + Hyper-Vを加えてSwitchを3個に増やし 「 VM/VB/HV切替PC 」 とした。

補助Panel_1の出来具合は以下の通り。
補助Panel_1の工作で面倒な点は部品個々の出具合調節である。
写真では見えないが、1~3mm厚のWasherや当て板を駆使して面を合わせた。

おっと、USB Socketの向きが逆。
Hyper-V (2021.06.06)

これまで、Hyper-Vは一度試しただけで、VMwareやVirtuaBoxに較べて馴染みが薄い。VM/VB切替PCに 「WS2022 + Hyper-V」 を加えるからには少しは活用したい。

実は、ASRock Z590M-ITX/acへのWS2022導入について少々不安があった。同M/Bは、Realtek Dragon RTL8125BG / Intel I219VのDual LAN仕様である。その内、Intel I219VはWS2022に非対応の可能性が高く、Realtek RTL8125BGは未確認。何事も試す他はない。

恐る恐るWS2022をInstallしたら、Intel I219Vは×、Realtek RTL8125BGは○となった。Intel I219VをWS2022に対応させる方法はあるが、INF Fileの書き換えを伴う。当面、Realtek RTL8125BGで行こう。 では、そのRTL8125BGはHyper-V上ではどうか、これもまた試す他はない。

ところが、仮想OSの導入にまごついた。「仮想Switch」なる見慣れぬ用語とその使い方がよく判らず、Web上の情報を頼りにどうにか理解に及んだ。その結果、RTL8125BGは Hyper-V上で有効となり一安心。そして、
  ・Win10 Pro x64
  ・Win10 Education x64
  ・Win10 Enterprise x32
のInstallを終えた。一度覚えれば後は芋蔓。SSDの容量さえあれば幾つでもOK。これで、VM/VB/HV切替PCの見通しは立った。

以上の通り、今日は部品の細工ではなくHV-SSDを纏めた。

一日一部品 III (2021.06.07)

Windy MC3 StrikerのAlumi製Front PanelとSteel製Sub-Panelを改造した。

上部にSwitchBox、下部に120mm Fanを据えるためには、既存の窓を大きく拡げなければならない。 Alumi製Front Panelは糸鋸盤、Steel製Sub-Panelは金鋸で切り取った。 切口の仕上げは鑢とSandpaperを用いた。中でも金鋸は刃によって切れ味に相当な差がある。何本か試した中では、
  Bahco Sandflex Bi-Metal Hand Hacksaw Blade 24 TPI 250 mm
が最も優れていた。
Windy MC3 Strikerの
 Alumi製Front Panel
 Steel製Sub-Panel
切り抜き前。
Windy MC3 Strikerの
 Alumi製Front Panel
 Steel製Sub-Panel
切り抜き後。

金鋸/鑢/Sandpaperの往復運動は相当な回数。腕が疲れた。
一日一部品 IV (2021.06.08)

今回使用したSwitchは"8OS切替SwitchBox"に使用した製品とは異なりつくりが小さい。従って、SATA電源CableのLead線が取付穴に入らず都合が悪い。穴に差し込まなくとも半田付けはできるが、後のMaintenance時に苦労することは明らか。 そこで、その穴に入るLead線を用意し、配線補助基板上で結線することにした。必要な材料は、1mm厚のBakelite板 / 径2mmの鳩目 / 錫引線。
配線補助基板の細工は簡単。
図面をつくり、2.0mmの穴22個と
3.2mmの穴2個を空けるだけ。
配線は適当な錫引線を用いる。

この手法はAudio Amp自作時に多用した。基板づくりは多少面倒でも後が楽。

おG3、それ50年前の話でしょ。
仮想OS上のWin11 (2021.07.13)

これまで幾つかの局面でWin11を試した。では仮想OS上ではどうか、VM/VB/HV Switching-PCの出番である。
 【M/B】 ASRock Z590M-ITX
 【CPU】 Comet Lake i9 10900T
 【MEM】 DDR4-3200 16GB x2
 【SSD】 500GB SATA SSD x3 + 1TB SATA SSD x1

Win10 21H1 Build 19043.1083 + VMware 16.1.2 + Win11
 既にWin10 Pro Insider Preview Dev版を入れてあったので、そのままUpdateした。
 すんなりと Win11 21H2 Build 22000.65 が得られた。
 WhyNotWin11の判定では DirectX 12 / TPM の2点が不合格。

Win10 21H1 Build 19043.1083 + VirtualBox 6.1.14 + Win11
 先ず、Win10 Pro Insider Preview Dev Build 21354をUEFI Modeで新規Installした。
 VirtualBox上のUEFI ModeによるInstallは要注意。Web上にはその手順について
 親切に教えてくれるSiteが幾つかあるので、上手く行かない場合は参考に。
 Update後、無事にWin11 21H2 Build 22000.65 が得られた。
 WhyNotWin11の判定では DirectX 12 / Secure Boot / TPM の3点が不合格。

Windows Server 2022 Preview Build 20348.76 + Hyper-V + Win11
 既にInstall済みの Win10 Pro 21H1からInsider Preview Dev Channelに入った。
 やがてWin11へのUpdateが始まり、Build 22000.65 が得られた。
 WhyNotWin11の判定では DirectX 12 / TPM の2点が不合格。

・Hyper-Vは規定値のままInstallしてもUEFI Modeとなるが、VMwareとVirtualBoxは、
 各設定欄のCheckに不足があると非UEFI Modeとなり、Win11へのUpdate不可となる
 場合がある。
・別頁で述べた通り、現在のWin11 21H2 Build 22000.65は、Mouseの右Click時に
 挙動不審となり実運用は難しい。右Clickの代わりに"Shift + F10 key"を押す方法も
 あるが少々面倒。次回のUpdateに期待しよう。
・それでも、VMware / VirtualBox / Hyper-VともGuest OSとしてWin11を導入する
 見通しが立ったと言えよう。
これで、Win11のTestは一通り終わった。そろそろ前節の続きに取り掛かろう。OS切替PCはCaseに収めた方が遥かに使い勝手が良いので、あれ (2回目のVaccine接種) が済んだら再開しよう。

WS2022 (2021.07.28)

SSD Switching PCに入れた WS2022 の動向が気になる。WS2022登場時のVersionは 21H2 であった。もしWin10と同等の扱いなら、そろそろWin11相当の版が出てもよい頃。そこで、WS2022の最新Build 248.112にUpdateした。結果はWin10 21H2相当に留まった。Windows ServerはWindows標準版に較べて一世代遅れ気味であることは承知していたが、今回もまた同じ扱いの様。Win11の正規版はまだ先なので、もう暫く様子を見ることに。

では、WS2022に導入した Hyper-Vはどうか。現在3種の仮想OSがInstall済みである。
 【Win10 Enterprise x32 21H1 Build 19043.1110】 特に問題なし。
 【Win10 Education 21H1 Build 19043.1110】 特に問題なし。
 【Win11 Pro 21H2 Build 22000.100】 特に問題なし。
何れも動作に不調はないが、Hyper-V上からUSB-DACが使えない点は少々不便。そうかと言ってOnboard音源を使う気も起きない。

恐らく、Win11世代になったら、VMware/VirtualBox/ Hyper-V + 32bit版仮想OS上でOld Applicationを動かすことになろう。そうなると、Win7 x32とWin10 x32が無事に動くことが主眼になりそう。
Win11登場以来、2節前のPanel加工がやり散らかしになっているが、暑いしOlympicだし、中々腰が上がらない・・・

仮想OS上のTPM (2021.09.20)

8月末まで、VMware/VirtualBox上では、TPMに非対応であっても、Win11 Dev/Beta両版とも同一のVer.21H2であり無事に動作していた。ところが、9月に入りWin11 Dev/Beta版がVer.22H2/21H2に分かれてから、Dev版22H2はTPMに対する要件が下表の通り厳しくなった。

Host-OS
Virtual
Machine
VM上の
TPM
Guest-OS
Win11 beta
21H2
22000.194
Win11 Dev
22H2
22458.100
Win11 Beta 21H2
22000.194
VMware-player
16.1.2-17966106
なし
Install OK
NG
Win11 Beta 21H2
22000.194
VirtualBox
6.1.26 145957
なし
Install OK
NG
WS2022 21H2
20348.23
Hyper-V
10.0.20348.1
あり
Install OK
Install OK

 ・VMware/VirtualBox上でWin11 Dev 22H2へのUpdateを実行すると、
  「このPCは現在Windows 11のSystem要件を満たしていません」
  と警告され、Updateは拒否される。
 ・VMwareの有料Pro版はTPMに対応とのことであるが、無料版は非対応。
  将来、対応されるかどうか今のところ不明。
 ・VirtualBoxがUpdateによりTPM対応となるかどうかも不明。
 ・Hyper-Vには「TPM有効Check欄」があるので、簡単に対応することができる。

従って、
 ・VMware Pro版を求めるかどうか迷う。
 ・VirtualBoxはUpdateに期待する他はない。
 ・当面、Win11 DevはHyper-V上で運用することになるが、Hyper-V上の
  Guest-OSのPerformanceはVMware/VirtualBoxに較べて物足りない。

こうしたTestが1台のPCで賄える 「仮想OS三種切替PC」 は優れもの、と自我自賛しても石をぶつけられることはないであろう・・・

VMware上のTPM (2021.10.20)

2021/10/14発表の VMware Workstation 16 Player最新版 16.2.0 にSoftware LevelのTPMが追加された。

Software LevelのTPMをVMware Workstation 16 Playerに追加する方法
 ・VMware Workstation 16 Player Version 16.2.0に更新されていることを確認する。
 ・VMwareが実行されていないことを確認する。
 ・Virtual Machineが保存されているDirectlyに移動する。
 ・Notepadで拡張子が.vmxのFileを開き、次の行を追加する。
   managedvm.autoAddVTPM="software"
 ・Fileを閉じて保存する。
 ・VMware Managerを起動する。
 ・VM_Win11 21H1 Release Preview版を起動する。
 ・WhyNotWin11を実行する。→ 「TPM2.0検出」項目はOK
 ・Win11 22H2 Dev Build 22478.1012へのUpdateは無事に完了した。

これで、無料のVMware Workstation 16 PlayerでもTPMが有効化され、Win11が安心して使えるようになった。危うく有料のPro版を購入するところだったので、何はともあれ目出度し。従って、VMwareとHyper-VでTPM OK、VirtuakBoxは開発待ちとのこと。

但し、Web上に 「.vmx Fileに Managedvm.autoAddVTPM="software" を書き加えたVirtual Machineを他のPCに流用すると起動できないことがある」 とのRepoが見えるので、更に検証する必要がありそう。

VMware上のTPM II (2021.10.21)

前節の最後に述べた 「.vmx Fileに Managedvm.autoAddVTPM="software" を書き加えたVirtual Machineを他のPCに流用すると起動できないことがある」 との件、2台のVMware-PCで試した限りでは成功しなかった。

VMware-PCは比較的高いPerformanceを要求されるので、H/Wの更新は珍しくない。 そうした時、Virtual Machineの転用ができないと何かと不便である。VMwareのPro版なら、移行時に問題は起こらないとされるので、この際検討することになろう。取り敢えず vmx File書き換え前のVirtual Machineを保存し、必要に応じてUpdateする他はない。

  VMware Workstation 16 Pro 価格(税込み) : 24,035 円。
  昔購入した版は、古くてUpgradeの対象外。どうしよう。

仮想OS上のCPU Clock (2021.12.05)

現在、仮想OSは VMware / VirtualBox / Hyper-Vの3種を運用している。夫々特徴があり、どれが使い易いか判断は難しい。
 ・無料のVMware PlayerではWin11対応が限定的でPro版への乗り換えを検討中。
 ・VirtualBoxはWin11対応が充分ではなくUpdate待ち。
 ・Hyper-VのWin11対応は問題なくとも、USB-DACが使えない点が惜しまれる。
いつか、3種の仮想OSともWin11に完全対応する日がやって来るものと期待しながらTestを続けているのだが、先日、思わぬ発見をした。

現在、Hyper-V上のGuest-OSは、以下の3種である。
 Win10 Enterprise x32 / Win10 Educations / Win11 Pro Dev
ASRock Z590M-ITX/ac + Comet Lake i9 10900T(1.9/4.6GHz)の時、
 ・Host-OS Win11 Pro上
    CPU Clock → Max 4.56GHz
    Super PI 104万桁 → 8sec. Max 4.53GHz
    CineR15 single 196cb Max 4.53GHz
 ・Guest-OS Win10 Enterprise x32上
    CPU Clock → Max 1.9GHz
    Super PI 104万桁 → 8sec. Max 1.9GHz
    CineR15 single → 32bit OSに対応せず
 ・Guest-OS Win10 Educations上
    CPU Clock → Max 1.90GHz
    Super PI 104万桁 → 8sec. 1.90GHz
    CineR15 single 191cb Max 1.90GHz
 ・Guest-OS Win11 Pro Dev上
    CPU Clock → Max 4.52GHz
    Super PI 104万桁 → 8sec. Max 4.52GHz
    CineR15 single 194cb Max 4.52GHz

つまり、Hyper-VのGuest-OS上では、
 ・Win11 Pro Devは、Turbo Clockに近いCPU Clockで動作する。
 ・Win10は、常にBase Clockで動作し、それ以上にはならない。
  けれども、Super PI / CinebenchR15の値は然程下がらない。

なお、VMware / VirtualBox上のGuest-OSは、Win10/Win11とも常にBase Clockで動作する。Performanceの変化はどれ程か、後日検証したい。

仮想OS上のCPU Clock II (2021.12.29)

前節で、
 Hyper-V上のWin11 Devは、Turbo Clockに近いCPU Clockで動作するが、
 Win10は、常にBase Clockで動作し、それ以上にはならない。
と述べた件を検証した。

本PCは、VMware / VirtualBox / Hyper-V 3種の仮想OSを導入している。
つまり、3台のPCを切り替えている。そこで先ず、3PC夫々のDataを録った。

CPU_20Thread / Ram_32GB
Vmware PC
VirtualBox PC
Hyper-V PC
Host
OS
Win11
Standard
22000.376
CineR15multi
1776cb
1733cb
1762cb
CineR15single
200cb
200cb
198cb
Super PI 104万桁
8sec.
8sec.
8sec.

 ・3PCの結果は測定誤差程度であり、特に述べることはない。

次に、Guest-OS夫々のDataを録った。

CPU_8Thread / Ram_8GB
Vmware PC
VirtualBox PC
Hyper-V PC
Guest
OS
Win11
IP Dev
22532.1000
CineR15multi
1141cb
-
859cb
CineR15single
152cb
-
181cb
Super PI 104万桁
10sec.
-
8sec.
Win11
Standard
22000.376
CineR15multi
-
1086cb
-
CineR15single
-
173cb
-
Super PI 104万桁
-
9sec.
-
Win10
Standard
19044.1415
CineR15multi
1173cb
1100cb
881cb
CineR15single
183cb
175cb
190cb
Super PI 104万桁
8sec.
9sec.
8sec.

 ・CPU Clockの件、Hyper-V上のWin11 Dev以外は、常にBase Clockで動作した。
  けれども動作時CPU Clockの差は、Dataからは読み取れない。
  Hyper-V上のWin11 DevのCineR15 singleとSuper PIの結果は比較的良好ながら、
  CineR15 multi値は極めて低調だった。
 ・3種の仮想OSとも、CineR15 multi値はWin11よりWin10の方が良好であり、
  中でもVMware上の値が最も優れていた。
 ・けれども、実際の使用感は3種の仮想OSとも大した差はない。
 ・3種の仮想OSともWin11に対する最適化が未だ充分ではないように思われる。

今回用いたCPU i9 10900T は10C20Tながら、Base Clockは 1.9GHzと低く、他のBase Clockの高いPCの仮想OS Performanceと較べて、Desktop上の動きは幾分低調に感じられた。 従って、仮想OSを数多く起動する使い方なら Core/Thread数優先、仮想OSを少数起動するなら CPU Base Clock優先となろうか。

Virtual MachineのPerformance (2022.07.25)

2022/07/19 VirtualBox 6.1.36、2022/07/21 VMware 16.2.4 それぞれUpされた。
現在我が家では、その2種にHyper-Vを加えて3種のVirtual Machineを使っている。
Guest-OSのPerformanceはVirtual Machineによって異なるが、最新版ではどうか比較してみよう。 Test-PCは、
 【M/B】 ASRock Z590M-ITX/ac (BIOS P1.60)
 【CPU】 Comet Lake i9 10900T (10C20T 1.9/4.5GHz TDP35W)
を組み合わせたVirtual Machine3種切替PC。SSD以外は共通の部品を使用し、今回のTestに好都合である。結果は以下の通り。
Host OS
Virtual
Machine
Guest OS
CPU Clock
Max
CineR15
single
Super PI
104万桁
Win11Pro
Build
22000.832
Host OS上 → 
4.52GHz
195cb
8sec.
Vmware
16.2.4
Win11Pro IP Beta
Build 22622.436
1.90GHz
173cb
8sec.
Win11Workstations
Build 22000.832
1.90GHz
175cb
8sec.
Win10Workstations
Build 19044.1826
1.90GHz
177cb
8sec.
Win11Pro RP
Build
22621.232
Host OS上 → 
4.48GHz
195cb
8sec.
VirtualBox
6.1.36
Win11Pro
Build 22000.832
1.90GHz
167cb
10sec.
Win10Workstations
Build 19044.1826
1.90GHz
178cb
9sec,
WS2022
Build
20348.859
Host OS上 → 
4.52GHz
197cb
8sec.
Hyper-V
10.0.2.348.1
Win11Pro IP Dev
Build 25163.1010
4.28GHz
180cb
8sec.
Win10Educatio
Build 19044.1826
1.90GHz
192cb
8sec.
 ・各Guest-OSに割り当てたThread数は8、Memoryは8GB。
 ・新版のVirtualBox 6.1.36 / VMware 16.2.4 とも新機能は見当たらず。
 ・仮想上では「Hyper-V + Win11 IP Dev」を除き、CPU ClockはBase Clock以上に
  ならなかった。
 ・Win11非対応のVirtualBoxの成績が見劣りした。VirtualBox7の発表が待たれる。
 ・仮想上では、Win11よりWin10の方がPerformanceは良好であった。
 ・現時点での操作感は、Hyper-V > VMware > VirtualBox。但し、その差は僅か。
 ・Hyper-VはUSB-DACに対応せず。

このPCは未だにCaseなし。昨年の6月にCaseの製作に着手しながら、突如Win11が発表されて以来そのままの状態が続いている。どうにかせねば・・・

VirtualBox 7.0.0 (2022.10.14)

2022/10/11、待望のVirtualBox 7.0.0が発表された。早速、以下のPCで試した。
 【M/B】 ASRock Z590M-ITX/ac
 【CPU】 Comet Lake i9 10900T (10C20T 1.9/4.5GHz TDP35W)
 【CPU Cooler】 be quiet! Pure Rock Slim
 【MEM】 DDR4-3200 16GB x2
 【SSD1】 Samsung 860 860 EVO 500GB
 【SSD2】 Samsung 860 860 EVO 1TB
 【PSU】 IN WIN IP-P300KF7-2
 【Host OS】 Win11 Pro RP 22H2 Build 22621.675

VirtualBox 7.0.0の導入は問題なし。
 ・Guest-OS Win7/Win10は特に不都合なく動作した。
 ・Win11をGuest-OSとして導入する際、registry fileの一部を変更して、
  TPM/Secure bootのCheckを回避する方法でInstallした場合は、
  VirtualBox 7.0.0上では動作不可となった。

そこで、Win11ProをClean Installすることにした。
 ・先ずVirtualBox 7.0.0の初期設定のままにInstallしたところ、諸々の不都合が生じた。
   Key入力が英語版になった。仕方なくKey入力を日本語対応に変更した。
   Passwordが変更できず、Microsoft Accountに入れず。
 ・次に初期設定画面で 名前とPasswordを指定して進めたところ、
   またまたKey入力が英語版になった。
   画面の色設定が不正となった。例えばNotepadは真っ黒画面。
 ・次に初期画面中「Skip Unattended Install」 Check欄を有効化して再度Installした。
  Key入力は日本語仕様になったが、Notepadは今度も真っ黒画面。
 ・あれこれVirtualBox 7.0.0の設定の細部を確認したところ、
  「Display」→「3D Accelerationを有効化」のCheckを外せば良いことに気付いた。
  これでNotepadは真っ当な表示となった。
 ・VirtualBox 7.0.0上のGuest-OSの動作は、Base Clockが上限となる。
 ・Guest-OSの動きはVMwareと同等。
 ・3D Accelerationの件を除けば、特に不都合はなさそう。

以上、VirtualBox 7.0.0の使いこなしを理解するまでに一晩費やした。 念の為に注意事項を纏めると、
 ① VirtualBox 7.0.0の初期設定時に名前とPasswordを指定すること。
 ② VirtualBox 7.0.0の初期設定時に「Skip Unattended Install」欄を有効化すること。
 ③ Display」→「3D Accelerationを有効化」にCheckを入れないこと。

さて、ここで問題あり。VirtualBox 7.0.0のGuest-OSとしてWin11を再Installする場合、
Product-keyが要る。前回登録時から相当な期間が経っていればよいが、そうでなければ新たなKeyが必要となる。その点は試してみなければ判らない。

VMware 17.0.0 (2022.11.26)

先日、VMware 17.0.0がUpされた。早速2台のVMware-PCに導入した。
AMD CPUを載せたPCでは、特に問題なく動作したが、Intel CPUを載せたPCでは
幾つかの点でVMwareの設定を変更することになった。即ち、
 「Intel VT-x/EPTまたはAMD-V/RVIを仮想化」
  及び「CPU Performance Counterを仮想化」
のCheckを外し無効化する必要があった。

Win11の幾つかのVersionで試した結果は以下の通り。
Guest-OSのProcessor Core数は全て8個とした。
AMD
ARyzen 9 3900
(12C24T 3.1/4.3GHz TDP65W)
Win11 Version
Pro
Enterprize
RP
RP
Dev
Socket数
2
4
4
Processor Core数
4
8
8
Intel VT-x/EPTまたはAMD-V/RVIを仮想化:有効
CPU Performance Counterを仮想化:有効
Intel
Comet Lake i9 10900T
(10C20T 1.9/4.5GHz TDP35W)
Win11 Version
Pro
Normal
Beta
Dev
Socket数
4
2
2
Processor Core数
8
4
4
Intel VT-x/EPTまたはAMD-V/RVIを仮想化:無効
CPU Performance Counterを仮想化:無効
Guest-OS Task Manager上のSocket数/仮想Processor数表示がばらばらである。
VMware17.0.0がCPU情報を正しく認識していない可能性がある。
けれども、今のところ動作に支障はない。

Win11 IP Canary (2023.03.11)

Win11 IP にCanary Channelが追加された。
従来のDev版より先進的な版とされるが、
 ・再生している動画に対して自動的に字幕起こしをする機能 Live Caption
 ・ExplorerのXAML Context Menuに Short Cutを追加
程度の自分には縁の薄い機能追加に留まっている。この先どうなるかは未知数。

さて、仮想OS上のCanary版Installは要注意である。
 ・VMwareの場合、既存のDev仮想Diskの名前を変えてCopyし、追加登録で
  Canaryの取得が可能であった。
 ・VirtualBoxの場合、既存のDev版は自動的にCanaryにUpdateされるので、
  Dev版は新たにInstallすることになった。
 ・Hyper-Vの場合もVirtualBoxと同様に、既存のDev版は自動的にCanaryに
  Updateされるので、Dev版は新たにInstallすることになった。

今のところ、VMware/VirtualBox/Hyper-Vの3仮想OSともCanary版の動作は問題なし。但し、
 ・VMware上のGust-OSは、常にBase Clockで動作する。
  Intel i9 10900Tの場合、常時 1.9.GHz動作
 ・VirtualBox上のGust-OSもまた、常にBase Clockで動作する。
 ・Hyper-V上のGust-OS Win11に限り、最大Clock 4.60 GHzまでの範囲で動作する。

ところが、最大Clock 4.60 GHzで動作するHyper-V上のGust-OS Win11が、Base Clockで動作する他の2種に較べてPerformanceが良好かと言えば、残念ながら然程代わり映えしない。

Guest-OS Win10/Win11は、Win8.1以前のOSに較べて鈍重な動きに感じられるので、Intel i9 10900Tではなく、もう少し高速なCPUに換えたい。

VMware 17.0.1 (2023.03.27)

VMware 17.0.0の時、Guest OSに割り当てたProcessor Core数とGuest-OS上の実際の仮想Processor数とが一致しなかった件、VMware 17.0.1上ではどうか。
結果は以下の通り。


Vmware 17.0.1
2023/03/27
割当
Processor
Core数
仮想
Socket数
仮想
Processor数
Win11Pro
Canary
8
2
4
6
2
6
Dev
8
2
4
6
2
6
Beta
8
2
4
6
2
6
Preview
8
4
8
Normal
8
4
8

・Guest-OSに割り当てたProcessor Core数 8の時、
 Guest-OS Win11のCanary/Dev/Beta版では
   仮想Socket数 2、仮想Processor数 4
 割当Processor Core数を6に減らすと
   仮想Socket数 2、仮想Processor数 6
 つまり、割当Processor Core数 8の時より、同 6の方が好ましいことになる。

・Win11 Release Preview/Nomal版では、
   仮想Socket数 4、仮想Processor数 8
 となり、割当Processor Core数と仮想Processor数が一致した。
 けれども、仮想Socket数 4 は合点が行かない。

こうした不具合はVMware 16世代の時には見られず、VMware 17になってからの現象である。つまり、VMwareがWin11に正式対応した後に起こったことになる。恐らく、VMwareのWin11やIntelのE Coreへの対応が完全ではないものと推察するが、想像の域を出ず、気長に待つ外はなさそう。

また、VirtualBox 7.0.6 の場合は以下の通り。
   割当Processor Core数 / 仮想Socket数 / 仮想Processor数
とも正しく認識された。


VirtualBox 7.0.6
2023/03/27
割当
Processor
Core数
仮想
Socket数
仮想
Processor数
Win11Pro
Canary
8
1
8
Dev
8
1
8
Nomal
8
1
8

ところで、VMware/VirtualBoxとも5chのThreadは閑古鳥が鳴いている。特に前者のMain Threadは休止中。Win10時代はもう少し賑わっていたのにどうしたことか。Guest-OSの導入が少し面倒になった所為か、或いは仮想OSを使う人が減った所為か、どうもよく判らない。何もServer上で大掛かりな使い方しなくとも、32bit版OS上でOld Applicationを実行したり、5種類あるWin11各版を試したりするのに重宝するのだが。

仮想OS切替PC_08/15 (2023.08.15)

凡そ3ヶ月振りに仮想OS切替PCを起動した。
 【M/B】 ASRock Z590M-ITX/ac
 【CPU】 Comet Lake i9 10900T (10C20T 1.9/4.5GHz TDP35W)
 【CPU Cooler】 be quiet! Pure Rock Slim
 【MEM】 DDR4-3200 16GB x2
 【Sys SSD】 Samsung 860 860 EVO 500GB x3
 【Data SSD】 Samsung 860 860 EVO 1TB x1
 【PSU】 Fractal Design ION SFX 500G

Host-OSと仮想OSの組合せは前回と同じ。
 ① Win11 + VMware
 ② Win11 + VirtualBox
 ③ WS2022 + Hyper-V
①②③に入れたGuest-OSの合計は20を超える。Win11 Dev版以前のGuest-OSは何れも問題なくUpdateできたので、今回はWin11 Canary版に注目した。

① Win11 + VMware + Win11 Canary、③ WSS2022 + Hyper-V + Win11 CanaryのUpdateとその後の動作は問題なし。ところが ② Win11 + VirtualBox + Win11 Canary のUpdateに関しては問題大あり。

Win11 + VirtualBox のHost-OSをBuild 22621.2213へUpdate後、Guest-OS Win11 CanaryをBuild 25926.100へのUpdateを試みた。ところが、最終段階の「更新Programの構成」でFreezeし、強制終了する他はなく、元のBuildに戻った。そこで、
 ・VirtualBox 7.0.8 から 7.0.10 へのUpdate及びGuest Additionsの更新を行ったが、
  結果は×。
 ・次にUpdateのTroubleshootingを行ったが、矢張り×。
 ・Web上からWin11 Canary Build 25905 ISO FileをDLし実行した。
  今度は○。特に不都合なし。
 ・次にBuild 25905からBuild 25926へのUpdateを試みたが ×。
自分の不手際による可能性もあるので断定はできないが、現在のVirtualBox7.0.10はWin11 Canaryの最新Build 25926に未対応かもしれない。

現在、仮想OSに関するSiteや5chの情報は極めて低調である。一般Userにとって、仮想OSの必要性は薄くなったのだろうか。

仮想OS切替PC_03/18 (2024.03.18)

我が家にはOS切替PCが3台ある
 (A) 8OS切替PC
 (B) PT3_4OS切替PC
 (C) 仮想OS切替PC ← Host_OS 3 + Guest_OS 20

その内(C)の仮想OS切替PCは Host/Guest合わせて23OSもあるため、そう頻繁にUpdateすることができない。回線が空いている時でも1日で終わらないことがあるからだ。そうは言っても Insider Preview版のOSは間を開けすぎるとUpdateに差障りが生じるので気を付けなくてはならない。

○ヶ月振りに仮想OS切替PCを起動した。
 【M/B】 ASRock Z590M-ITX/ac
 【CPU】 Comet Lake i9 10900T (10C20T 1.9/4.5GHz TDP35W)
 【CPU Cooler】 be quiet! Pure Rock Slim
 【MEM】 DDR4-3200 16GB x2
 【Sys SSD】 Samsung 860 EVO 1TB x1 + 500GB x2
 【Data SSD】 Samsung 860 EVO 1TB x1
 【PSU】 Fractal Design ION SFX 500G

Host-OSと仮想OSの組合せは、
 ① Win11 + VMware 17.0.4
 ② Win11 + VirtualBox 7.0.14
 ③ WS2022 + Hyper-V

① Win11 + VMware 17.0.5のGuest_OSは以下の12種。
  Win11 Pro Canary / Dev / Beta / Normal
  Win10 Workstations x64 / Win10 Home x32
  Win8.1 x32 / Win7 Home x32 / Vista UL x64
  Win XP / Win2000 / Win NT
 ・Win11 4種のUpdateは問題なし。
 ・Win10 2種は事前に回復Partitionを増量したので、ErrorなくUpdateが完了した。
 ・Win8.1/Win7は未だにSecurity絡みのUpdateがあった。
 ・Vista UL x64 / Win XP / Win2000 / Win NTはUpdateなし。起動確認だけ。

② Win11 + VirtualBox 7.0.14 のGuest_OSは以下の5種。
  Win11 Pro Canary / Win11 Home Normal
  Win10 Workstations x64 / Win10 Home x32 / Win7 Enterprise x32
 ・Win11 Pro CanaryはUpdateできず。
 ・Win11 Home Normalは問題なし。
 ・Win10 Workstations x64 / Win10 Home x32の2種は、
  事前に回復Partitionを増量したので、ErrorなくUpdateが完了した。
 ・Win7 Enterprise x32はSecurity絡みのUpdateがあった。問題なし。

③ WS2022 + Hyper-V のGuest_OSは以下の3種。
  Win11 Pro Canary / Win10 Education x64 / Win10 Enterprise x32
 ・Win11 Pro CanaryのUpdateは問題なし。
 ・Win10 Education x64 / Win10 Enterprise x32の2種は、
  事前に回復Partitionを増量したので、ErrorなくUpdateが完了した。

よって、今回Update失敗のGuest_OSは VirtualBox上の Win11 Canaryだけだった。
仮想OS上のWin10は、何れも事前に回復Partitionを増量したので KB5034441 Errorは起こらず無事にUpdateできた。

以上の全作業に1日半掛かった。正に暇な年寄り向き・・・

 PCG3