Video Cardの高値が続き、そうそう気軽に求められなくなった。 それでも先日、思い切って Palit RTX3050 StormX 8GB を購入した。NVIDIAのCardは18ヶ月振り。
一方、Radeonは2018年12月に求めた MSI RX 570 が最後だった。
非GamerにとってVideo Cardの必要性は薄いものの、最近のNVIDIA Driverは、動画再生品質の向上著しく、「動画はRadeon」の時代から「動画はNVIDIA」へ移ったかのよう。ならば、最新のRadeon Cardはどうか気になるところ。などと強引に理由を付け、新発売の "MSI Radeon RX6400" を入手した。補助電源なしのCardで \26,180 は安くない。
Test-PCの構成は以下の通り。
【M/B】 ASRock B560M-ITX
(BIOS P1.90)
【CPU】 Rocket Lake i5 11400
(6C12T 2.60/4.40GHz 14nm TDP65W)
【CPU Cooler】 Noctua NH-L12S
【MEM】 DDR4-3200 8GB x2
【M.2】 WD Black NVMe 256GB
【SSD】 WD Blue 1TB SATA
【Video Card】 MSI Radeon RX6400
【Radeon Driver】 Adrenalin 2020.22.4.1
【PSU】 In Win IP-P300KF7-2 Platinum
【OS】 Win11 21H2 Build 22000.613
・先ず、M/B ASRock B560M-ITのBIOS中、省電力項目は総て有効とした。
・CPU Core Voltage offset -75mVとした。
・PL1=65W / PL2=150ではCineR20 multi実行時の途中で消費電力が大幅に
下がることから PL1=90W / PL2=150W とした。
結果は
(室温 25.1℃)
【Cinebench R20 CPU multi core】 3626 pts / Max 126W
【Cinebench R20 CPU single core】 530 pts / Max 39W
【Cinebench R15 CPU all core】1474 cb / Max 117W
【Cinebench R15 CPU single core】 214 cb / Max 38W
【Prime95実行時】 Max 132W
【Prime95実行時CPU温度】 Max 65℃
【Prime95実行時CPU Fan回転数】 Max 1186rpm
【Super PI 104万桁】 7sec.
【Idle時】 10W
【Idle時CPU温度】 29℃
【Idle時CPU Fan回転数】 758rpm
【WMP音楽再生時】 17W
【PowerDVD19Ultra Upcon再生時】 28W
【同GPU温度】 38℃
【同GPU Hot Spot温度】 38℃
・Idle時消費電力
10W は素晴らしい。RX6400を外した時の同値は 7W なので、
Card自体では
3W と読める。矢張り最新のCardは低消費電力。
・CPU Core Voltage offset -75mV にも関わらず、CineR20 multi時126Wは高い。
従って、CPU Cooler Noctua NH-L12Sでは少し物足りない。
・MSI RX6400は低負荷時にFanは回らず静か。
動画再生時、GPU温度 / GPU Hot Spot温度とも 38℃。
Palit RTX3050の様に補助Fanは必要なさそう。
・MSI RX6400の動画再生画像は精細感/色調とも良好。
予定のCaseはRaijintek Metis Plus。
中身の"Giga B550i + R3 4350G + RX550"は立ち退きの憂き目に。