PC Parts


小物部品を扱う頁がないので新たに起こした。(2019/12/25)
Silver Stone SST-ECM26 (2019.12.25)

1U対応のM.2 増設Card "Silver Stone SST-ECM26" を入手した。
 ・PCIe x4 NVMe仕様、高さ31mm、22110仕様のM.2可、Heatsink付。
 ・M/BによってはM.2 SSD起動に対応せず。

M.2 Slotの無いM/Bや高さ制限のあるCaseにM.2を増設したい場合に有効と思われるが、問題はM.2 SSDの起動が可能かどうかである。早速2枚のM/Bで試した。
 【MSI H310i Pro】 M.2 SSD起動可。
 【Intel DH77DF】 M.2 SSD起動不可。
つまり、比較的新しいM/BではM.2 SSD起動可、古いM/Bでは不可だった。
MSI H310i Proには、既にM.2 Slotはあるので増設向き。では、M.2 SSD起動不可のIntel DH77DFではどうするか。SST-ECM26に刺したM.2 SSDをData Driveに使ってみよう。結果は〇。無事に認識した。 尚、SST-ECM26 + NMVe SSD の追加により、消費電力は1W増した。

Intel DH77DFはSATA3 x2 + SATA2 x2仕様なので、SATA2を使わずSSDを増設する場合に有効とは言え、何だか勿体ない気がする。Thin Mini-ITXならそれでも利点は認められるが、Caseの高さが80mm以上あるなら、SATA3仕様の増設Cardの方が無難に思える。そうなると、SST-ECM26はCable類をできる限り減らしたい人向きか。
SST-ECM26のHeatsinkは基板側にあり、M.2の表面は露出する。
そこで、M.2の表面にHeatsinkを加えた。
但し、Mini-ITX M/Bの場合、そのHeatsinkの厚みだけM/Bの基板から食み出る。
【CrystalDiskMark5.1.2】
Intel DH77DFの拡張Slotに挿した
SST-ECM26 + WD Blue NVMe 500GB

このClassのM.2なら、追加のHeatsinkは必要なさそう。
物臭様御用達電源SW (2020.01.28)

「現在、Test PC = Obon PC は10台を超えている。1日2~3台のPCを繋ぎ替え、SWのOn/Offは10数回に及ぶ。Main SWのPinがM/Bの手前にあれば特に問題はないが、Pinが後方にあったり、HDDを何台も並べたりする場合、手が入り難く椅子から立ち上がらなくてはならない。そこで、物臭様御用達の電源SWを考えた。と言ってもSWのCableを長く延ばすだけなのでどうと言うことはないが・・・」 以上は 2016/02/09の記事である。

それから4年経ち、何本かの自作SW-CableにTroubleが生じた。一度でSW-ONにならなくなったのだ。これは明らかにMicro-SWの接点が劣化した所為と考えられる。ならば作り換えよう。ところがこうした時、半田付け作業より必要な部品を探し出すのに時間がかかる。
  Micro-SW / Pin-Header Connector
  細身の撚り線 / 錫引き線 / 熱収縮Tube
結局、Micro-SWは数が足りず新たに購入した。
【専用Case入りMicro-SW】
8色各20個=160個 \1,099
【物臭 PC Life 必需品】
今回拵えた120~330mmのSW Cable 7本。
これで当分間に合うであろう。
Storage転送速度競べ (2020.02.02)

このところSSDの価格はやや上昇傾向にある。2.5"SATA SSDの中級品は、
  250GB級 5K円台、500GB級 7K円台、1TB級 12K円台、2TB級 25~28K円
中でも2TB級の製品は、20K円を切る製品が影を潜めている。

SSDはHDDに較べてNoise Less/省電力であり、最早PCの必需品となった。けれども File Server等大容量のFileを転送する場合、大いに不満がある。CrystalDiskMarkのDataは良好であっても、実際の書込速度はHDDに劣る場面が少なくないからである。そこで以下の通り、M.2 NMV2 x2、2.5"SSD x4、及び3.5"HDD x2の転送速度を計測した。

【H/W】
 ・PC1 転送元PC:MSI H110I Pro + i3 7300T + Realtek RTL8111H
   Music File置場 : Samsung 850 EVO 500GB 2.5"SSD
   Movie File置場 : Seagate ST2000LM003 2TB 2.5"HDD
 ・PC2 転送先PC : MSI H310I Pro + i3 8100 + Realtek RTL8111H
   転送先Storage : 下表の通り。
【転送File】
 ・Music Files : Size 27.1GB、File数 644、Folder数 91
 ・Movie File 1 : Size 11.2GB
 ・Movie File 2 : Size 22.4GB
 ・Movie File 2 : Size 51.7GB
【手順】
 ・M.2 NMV2/2.5"SSDは、MSI H310I ProのBIOS画面上でSecure Eraseを実行後、
  Win10上でQuick Formatした。
 ・3.5"HDDは、Win10上でQuick Formatした。
 ・先ず、CrystalDiskMarkを実行した。
 ・Music Files/Movie File 1/Movie File 2/Movie File 3 の順に転送した。

結果は以下の通り。
Storage
転送測度競べ
M.2_01
M.2_02
SSD_01
SSD_02
SSD_03
SSD_04
HDD_01
HDD_02
NMVe
SATA 6Gb/s
SATA 3
512GB
500GB
250GB
512GB
1TB
1TB
2TB
8TB
Music Files
27.1GB
転送時間
分/秒
4'20"
4'20"
4'20"
5'03"
4'20"
4'21"
4'22"
4'27"
転送速度
MB/s
106.8
106.8
106.8
91.6
106.8
106.4
106.0
104.0
Movie File_1
11.2GB
転送時間
分/秒
1'46"
1'46"
1'46"
1'46"
1'46"
1'46"
1'46"
1'46"
転送速度
MB/s
108.4
108.4
108.4
108.4
108.4
108.4
108.4
108.4
Movie File_2
22.4GB
転送時間
分/秒
3'40"
3'41"
3'41"
3'44"
3'41"
3'41"
3'40"
3'40"
転送速度
MB/s
104.3
103.9
103.9
102.5
103.9
103.9
104.3
104.3
Movie File_3
51.7GB
転送時間
分/秒
12'55"
7'56"
7'56"
8'43"
7'55"
8'08"
7'55"
7'56"
転送速度
MB/s
68.3
111.3
111.3
101.3
111.5
108.5
111.5
111.3
上の表から、
 ・Music Filesの転送測度は、SSD_02の成績が思わしくなかった。他は僅差。
 ・Movie File 1の転送測度は、全Storageとも同値。
 ・Movie File 2の転送測度は、SSD_02の成績がやや思わしくなかった。他は僅差。
 ・Movie File 3の転送測度は、M.2_01とSSD_02の成績が思わしくなかった。
  中でもM.2_01は、20GBを過ぎた辺りから転送測度は半減し全く振るわなかった。
 ・HDDは2台とも良好な結果が得られた。
 ・各Storageの仕様とCrystalDiskMarkの結果は次回に。

ところで今日は西暦和暦とも2並びの日、2020/02/02、令和2年2月2日。
何事もなく過ぎることを祈ろう・・・

Storage転送速度競べ II (2020.02.03)

前節で試したStorage中、先ず4丁の2.5"SSDについて述べよう。
【SSD_01】
Samsung EVO 860 250GB
Serial ATA 6Gb/s、V-NAND 3bit MLC
Read:550 MB/s、Write:520 MB/s
【SSD_02】
Silicon Power A55 512GB
Serial ATA 6Gb/s、3D NAND TLC
Read:560 MB/s、Write:530 MB/s
【SSD_03】
WD Blue WDS100T2B0A 1TB
Serial ATA 6Gb/s、3D NAND TLC
Read:550 MB/s、Write:520 MB/s
【SSD_04】
Samsung PM851a 1TB
Serial ATA 6Gb/s、NAMD TLC
Read:550 MB/s、Write:520 MB/s
上記4丁のSSDは仕様もCrystalDiskMarkのDataも大差ない。けれども実際の転送測度は【SSD_02】が飛び抜けて見劣りする。その理由がControllerによるものか、或いは外れ品を引いた所為か定かではない。

次に、2台の3.5"HDDについて。
【HDD_01】
WD Red WD20EFRX 2TB 5400 rpm
3D Active Balance Plus
NASware 3.0、Cache 64MB
【HDD_02】
Seagate ST8000DM004 8TB 5400 rpm
Multi-Tier Caching、Cache 256MB
CrystalDiskMarkのDataは【HDD_02】の方が優位だが、実際の転送測度は【HDD_01】の方が僅かに優った。

今回の計測は大分時間がかかった。Secure Erase/Quick Format/CrystalDiskMarkそして4種のFile転送Test。よそ見をしてStop Watchの停止が遅れ、再計測する場面は珍しくなかった。従って、一晩では終わらず2日がかりになった。
2丁のM.2 NMVe については次回に・・・

Storage転送速度競べ III (2020.02.05)

では次に【M.2_02】= WD Blue SN 500 NVMe 500GBについて述べよう。
実はこのTestは偉く面倒だった。
【M.2_02】
WD Blue SN 500 NVMe 500GB
NVMe、3D NAND
Read:1700 MB/s、Write:1450 MB/s

【M.2_02a】 M/B H310IのM.2 Sochetに接続した時のDataは全く貧弱であり、前にM.2 増設Card "Silver Stone SST-ECM26に挿した時と較べてかなり劣る。
【M.2_02b】
  PCIe x4 Gen3.0増設Card接続

M/BのM.2仕様を確認したら PCIe x4 Gen2.0であり、SST-ECM26はPCIe x4 Gen3.0であった。Gen2.0とGen3.0とでこれほどの差があるとは予想以上であった。
【M.2_02c】 M/B Z3900IのM.2 Sochet
PCIe x4 Gen3.0に換えて計測した。 SST-ECM26接続時より幾分良好な値となった。
ところが、実際のFile転送測度は変わらず、3者とも同値となった。つまり、Network越しにFileを転送する場合、PCIe x4のGenによる差は表に現れにくいと言えよう。

そこで試しに【PC3】=M/B Z390IのLocal Disk間でFile転送Testを実行した。
  転送元SSD : Samsung EVO 860 250GB
  転送先M.2 : WD Blue NVMe 500GB
以上のFile転送Dataは以下の通りである。
Storage
転送測度競べ
【M.2_02】 WD Blue SN 500 NVMe 500GB
PC1 → PC2 転送
PC1 → PC3 転送
PC3内転送
PCIe Gen2.0
H310i M.2 Sockt
PCIe Gen3.0
増設Card
PCIe Gen3.0
Z390i M.2 Sockt
PCIe Gen3.0
Z390i M.2 Sockt
Music Files
27.1GB
転送時間
分/秒
4'20"
1'04"
転送速度
MB/s
106.8
433.7
Movie File_1
11.2GB
転送時間
分/秒
1'46"
24"
転送速度
MB/s
108.4
478.7
Movie File_2
22.4GB
転送時間
分/秒
3'41"
49"
転送速度
MB/s
103.9
468.4
Movie File_3
51.7GB
転送時間
分/秒
7'56"
1'51
転送速度
MB/s
111.3
524.4
大容量Fileを転送する場面は、録画PCからFile Serverへ送る時が多い。そうなると録画PCの構成を変更し、Fileの転送先をRemote-PCではなくLocalのRemovable DiskへのCopyで間に合うようにすれば、相当な時間短縮になるであろう。そのためには、大容量SSDの価格が大幅に下がる日を待つか、或いは10Gbit LANを導入するか・・・

螺子整理 (2020.03.05)

久し振りに螺子の整理をした。各種の螺子は種類とSize毎に小分けし、部品Caseに収めているが、使い込む内に分類が乱れてくる。
 ・使い終わった螺子を間違えて隣近所の区画に入れてしまう。
 ・螺子をつまみ出す時に零れて別の区画に落ちる。
 ・仕切り板が外れ易く混じり合ってしまう。
従って、時々中身を確認する必要があるのだが、これが結構面倒。余程暇でなければ実行に至らない。

現在、部品整理Caseは10箱ある。その内、最も使用頻度の高い3mm螺子の整理から始めた。その際、頭の形状が異なる古い螺子や螺子山が傷んだものは除外しながらSize毎に再分類したが、これが大変。2mm以上の差がある場合は直ぐに識別できても、6 / 5 / 4mm螺子の分類は厄介である。長時間作業を続けていると集中心が欠け、見る角度によっては判断し難くなるからである。内容は以下の通り。
 【3mm鍋螺子】 35/30/25/20/18/15/12/10/8/6/5/4 mmの12種。
 【3mm平Washer付】 8/6/5/4mmの4種
 【3mmWasher】 7φ平/10φ平/Sprig/菊の4種
 【3mm Nut】 6角/Frangの2種
 【3mm皿螺子】 9/7mmの2種
 【1/8inch螺子】 長/中/短の3種
 【その他】 数量の少ないものは小袋入
我が家で最も古い部品整理Case。仕切り板が外れ易いので夫々Cellotapeで保持した。Cellotapeは寿命が短く、いつかまた再整理することに。こうしたCaseがあと9箱ある。

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Washer整理 (2020.03.06)

3mm螺子の次は中空Spacer & Washerを整理しよう。これもまた相当数ある。32区画のCaseで纏める他はない。(以下大部分は3mm螺子用)
 【中空Spacer】 8種
 【White Duracon Washer】 7種
 【Brack Duracon Washer】 5種
 【Bakelite Washer】 3種
 【Fiber Washer】 3種
 【Rubber Washer】 3種
 【Silicon Rubber Washer】 2種
 【Nylon Bush】 1種

こんなに種類があってどうするの。
 ・自作Case
 ・自作HDD Case
 ・CPU Cooler Heatsinkの取付
 ・CPU Coolig Fanの取付
 ・Video Card Cooling Fanの交換
 ・Storage類の取付
 ・Spot Fanの取付
主な使用目的は防振と高さ調節のため。
これだけあっても足りないことがある。

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M.2 Heatsink自作 (2021.08.27)

M.2 SSDにHeatsinkを載せるのは当たり前になっているが、市販の品では中々希望に添わず悩みの種である。貧弱なHeatsinkが多く、かと言ってFan付製品は選びたくない。SATA仕様のM.2なら、5~10mm程度でも特に問題はないが、NVMe仕様のM.2は、Heatsinkを吟味したい。例えばWD製品の場合、
 ①【読込速度2400MB/s 書込速度1800MB/s Class】 Heatsinkの厚み20~25mm
 ②【読込速度3600MB/s 書込速度2800MB/s Class】 Heatsinkの厚み25~30mm
 ③【読込速度7000MB/s 書込速度4100MB/s Class】 運用経験なし
を目安にしている。

けれども、Heatsinkの厚みが 20~25mmの製品は市場に見当たらない。ならば、自作すれば良い。既に70x70mm 厚20mmの汎用Heatsinkを70x22mm 3丁に切り出して使っているが、上記①ClassのM.2なら冷却能力に不満はない。3丁とも使い切ったところで、新たな汎用Heatsinkを求めた。
 (H1) ALPHA社 LT70-20W 70x70x20mm Heatsink (\1,199)
 (H2) ALPHA社 LT70-25W 70x70x25mm Heatsink (\1,210)
 ALPHA社 https://www.micforg.co.jp/jp/c_lt70.html
現在使用中の市販Heatsinkは以下の通り。
 写真左上 30mm厚
 左下 15mm厚
 右上 6mm厚
 右下 5mm厚
上の写真中30mm厚の製品なら、さぞかし充分な冷却能力が得られるかと思いきや、それが期待に反するのだ。Case Fanの風が充分に回る使い方なら兎も角、Case Fanなしで運用する場合、CPU Cooling Fanのお零れ風に与る程度であり、しかも横から当たれば風除けになるだけで冷却効果は期待出来ない。結果もそのことを裏付けている。ならば、四方からの風に対応するHeatsinkを拵えたらどうか。

そこで、上記 (H1)の20mm厚Heatsinkを二通りに切り出した。(AlumiのBaseは3mm厚)
切断工具は 独Hegner社の糸鋸盤 Multucut-SE(2000年購入)
豆腐を切るようには大袈裟だが、嘘のような切れ味。
2種のHeatsinkはそれぞれFinの向きが異なる。どちらが良いかはCase内のAirflow次第か。もし、冷却能力に不足があれば 25mm/30mm/35mm製品を試すことになろう。
こうした細工が本Siteの特徴と言えよう。従って、もし"Hegner社の糸鋸盤 Multicut-SE"がなければ、14年もSiteを維持できなかったかも知れない。同糸鋸盤は200k円超。手軽に購入できるものではないが、21年使って月当たり820円と考えれば決して篦棒ではない。同好の志からのMailを待ち焦がれているのに、未だ1通もなく残念至極。

M.2 Heatsink自作 II (2021.08.28)

別頁で自作Heatsinkを実装し 「冷却能力は上々」 と述べたが、それではどの程度の能力か判らない。実際にHeatsinkを替えながらM.2の温度を計測しよう。
4種のHeatsink
左の写真上から順に
 【H01a】自作70x22x20mm
 【H01b】自作70x22x20mm
 【H02】市販70x22x15mm
 【H03】市販70x22x5mm

Test-PCは
 【M/B】
  ASRock B560M-ITX
 【CPU】
  Comet Lake i3 10105
 【CPU Cooler】
  Intel Regular Cooler
 【M.2】
  WD Black NMVe 256GB
  (4年前の製品)
 【Idle時消費電力】 4W

計測結果は下表の通り。

Heatsink競べ
M.2温度 (室温27.5℃)
Heatsink
70mm x 22mm
CDM7
実行時
動画
再生時
Idle時
CPU Cooling Fan 回転数
1600rpm
1250rpm
1200rpm
H01a
20mm厚
43℃
38℃
30℃
H01b
20mm厚
45℃
40℃
32℃
H02
15mm厚
47℃
42℃
32℃
H03
5mm厚
48℃
43℃
32℃
・[H01a]の成績は期待通りに優秀であった。
 つまり、吹下型Coolerの場合は[H01a]が最適と言えよう。
・Caseに収めCase Fanの風が回ればどう変化するか、
 より高速なM.2の場合はどうなるか、いつか試したい。
・今回使用した2mm厚のGel Sheet は、
   Taica 放熱Gel Sheet COH-1019LVC-T2.0
 決して安くはないが、各所で重宝している。

2.5"4TB HDD (2021.08.29)

このところ、2.5"4TB HDDは市場から消えていた。2TBのSSDは20k円程度で求められるようになったが、4TB SSDはまだまだ高嶺の花。40k円超なら14~16TBの3.5"HDDを選びたい。けれども小型Caseの場合はそうも行かず2.5"2TB HDDでやり繰りしてきた。

Web上を散策していたら、Toshiba製2.5"4TB HDDが目に留まった。
  Toshiba MQ04ABB400 \11,799
結果は以下の通り。
【Toshiba MQ04ABB400】
Interface:SATA 6Gb/s
容量:4TB
回転数:5400rpm
Cache:128MB
発売日:2019/12/06
【WD WD40NPZZ】
Interface:SATA 6Gb/s
容量:4TB
回転数:5400rpm
Cache:8MB
発売日:2017/6/26
・転送速度はToshiba MQ04ABB400に軍配が上がる。
・消費電力はToshibaの方が低い。
・動作時のNoiseは両者似たり寄ったり。
・価格はToshibaの方が大分安い。
・現在、WDやSeagate製品は市場になくToshibaで決り。

2.5"HDD静音化Box (2021.08.30)

2.5"HDDと雖もそのまま使ってはNoiseに悩まされる。比較的低Noiseな製品なら、HDDの両面に2~3mm厚のGel Sheetを貼り付ければ充分静かになるが、2.5"4TB HDDはそれでは済まず、適当なHDD静音化Boxに入れたい。 ところが最近、そうした製品は市場に見当たらず、数少ない流通在庫を探すことになる。
左の写真中上
①Grow Up Japan
Smart Drive Proof25
(僅かに流通在庫あり)

同下
Scythe Quiet Drive 2.5
(流通在庫は見当たらない)
①②とも長年使ってきた。
 ・静音化能力は②の方が勝る。15mm厚HDDの場合、
  ②は3mm厚のGel Sheetを2枚貼り付けることができるが、
  ①はそれができない。
 ・Caseの作りは①がやや優る。
 ・①の価格は②の凡そ3倍。

現在、①②の手持ち残はそれぞれ2個。当面①を追加することになろう。できれば自作したいところではあるが、2mm厚のAlumi板を正確に折り曲げることのできる工具の持ち合わせはない。将来、4TB SSDが20k円台まで下がれば、そうした工具の必要性は薄くなるが、どうなりますか。

M.2 Heatsink増産 (2021.08.31)

何事も気持ちが入った時に進めれば捗るもの。そこで、M.2 Heatsinkを増産した。
前回用いた汎用Heatsinkは縦横70mm。3分割すれば70x22mm Heatsinkが3個出来上がる。20mm厚2丁と25mm厚1丁のHeatsinkから合計9個切り出した。その内2個は既に装着済みなので、今回は7個出来上がった。
写真上3個:70x22x25mm
同下4個:70x22x20mm

これだけあれば当分間に合いそうに思われるが、果たしてどうだろうか。並みのHeatsinkと較べて最大5℃の温度差を確認したからには、家中全てのM.2 Heatsinkを取り替えたくなる。
現在手持ちの汎用Heatsinkは、90x90x15mm 3丁、90x90x20mm 1丁。夫々1丁当たり5個のM.2 Heatsinkが切り出せるので合計20個出来上がることになる。更に30mm厚/35mm厚の製品を調達する予定なので2-3年は心配なさそう。

M.2 Heatsink固定糸 (2022.05.16)

自作のM.2 Heatsinkを固定する際、これまで径1mmの木綿糸を使ってきたが、どうも見栄えが宜しくない。
 ・糸が少し太い上、端がほつれやすく縛りにくい。
 ・糸の質感がAlumi地のHeatsinkに似合わない。
そこで、あれこれ探し回ったところ、昔使った「Oboe Reed用Nylon糸」に目を付けた。購入は1966年。 かなり薄汚れたがまだまだ確りしている。 けれども色が趣味に合わない。今更赤い糸で結ばれる歳でもない。

Web上で「Oboe Reed 糸」を検索したら、該当する糸がぞろぞろ現れた。その中からPolyester製の銀糸を一巻き求めた。
写真左から
・径1mmの木綿糸
・径0.8mmの蝋引黒糸
・56年前に購入したOboeの
 Reed用Nylon糸
・今回求めたPolyester製の
 銀糸
右:径1mmの木綿糸使用
左:Polyester製の銀糸使用
今回求めた銀糸の長さは1000m。Heatsinkに用いる場合、一回につき約50cm。
即ちHeatsink 2000個分。

 PCG3