Haswell


Haswell-PCをどの頁に置くか迷った末、この先何台か続きそうなので新たな頁を起こすことにした。(2019.09.07)

Z97I + Win7 x32 (2019.09.07)

Windows 10 V 頁で進めていたWin7 Pro 32bit版PCをCaseに収めよう。候補としたCase、SilverStone SST-PT09B、SilverStone SST-SG06Sとも使わず、SST-SG06Sの仲間である SST-SG13B-Q を入手した。
 ・SST-PT09BはCase Fanがなく、Haswell i5 4670Tには少々物足りない。
 ・SST-SG06Sは「AMD Ryzen 3 1200 + GT1030」を収めて使用中であり、
  引退はもう少し猶予したい。

SST-SG13B-Qは3台目。前の2台は天板/側板白仕様、今回は全黒仕様。特に理由はない。このCaseは電源にpicoPSUを用いた時、CPU Coolerは高さ150mm程度まで搭載可能であり、一工夫すれば前後にCase Fanを据え、風通しの良いPCに仕上げることができる。つまり、Case内の温度上昇を抑え、Fanの回転数を低めに設定すれば充分静かなPCが期待できる。よって、部品構成は以下の通りとした。
 【M/B】 ASUS Z97I-PLUS
 【CPU】 Haswell i5 4670T
 【CPU Cooler】 Noctua NH-L12S → NH-D9L
 【MEM】 DDR3-1866 4GBx2
 【SSD 1】 WDS250GB0A 250GB
 【SSD 2】 Samsung 850 EVO 120GB
 【SSD 3】 WDS500GB0A 500GB
 【HDD】 Seagate ST2000LM007 2.5"2TB
 【PSU】 picoPSU160-XT + 150W AC Adaptor
 【Front Fan】 be quiet! 120x25mm Fan
 【Rear Fan】 be quiet! 92x25mm Fan
 【Case】 SilverStone SST-SG13B-Q
 【OS】 Win7 Pro x32

ところが問題あり。SST-SG13B-Qの背面に92x25mm Fanを据える際、電源用の折り返し補強金具が2mmの差で当たり取付不可。Case自体を細工することなく取り付けるには、Fanを15mmずらさなくてはならない。Spacerを使えばFanは収まるが、そうすると予定のCPU Cooler Noctua NH-L12SとBattingする。あれこれ思案の末、同じくNoctuaの NH-D9Lを使うことにした。これなら、Front Fan - CPU Cooling Fan - Rear Fan が1列に並び、風通しの点で好ましい。

2.5"Storage 4台の固定方法も一工夫しなければならない。Caseの仕様では 3.5"HDD x1 + 2.5"Storage x1、または2.5"Storage x3 である。そこで、2.5"Storageを2台ずつ熱伝導Sheetを間に挟み重ね合わせて据えることにした。今のところ問題はなさそう。その他、picoPSU160-XTからSATA電源を4個所給電する件、同じくpicoPSU-160XTのAC-Adaptorからの取込口等、金工細工と半田付け作業が伴う。なにやかやと下準備に時間がかかる・・・

省電力Haswell-PC (2019.09.09)

前節で述べた面倒な下準備は、どうにか格好がついた。
(*その後の変更は 2TB 2.5"HDD → 4TB 2.5"HDD のみである)

先ず、92x25mm FanをCaseの背面に据える件、
 ①ATX電源用の取付穴を外側からAluminum Panching板で塞ぐ。
 ②Fanに16mmのSpacerを取り付ける。下方の穴はそのまま取り付ければ
  良いが、上方の穴は幾分下方にずらす必要がある。つまり、7mm Spacer
  +1.5mm厚の金具+2mm厚washer + 5.5mm Spacerを組み合わせた。
 ③これで、Aluminum Panching板の外側から螺子留めが可能になった。

次に、2.5"Storageを4台固定する件、
 ④SSD 2丁の間に熱伝導Gel sheetを挟み、厚手の養生Tapeで固定した。
 ⑤SSDと15mm厚の2.5"HDDを④と同様に重ねると、Storage Folderに当たる。
  そこで、2.5"HDDを16mm程ずらして固定した。どうにか収まり一安心。
ATX電源の取付穴を外側からAluminum Panching板で塞ぐ。
Caseに傷をつけず、Spacerと金具を組み合わせて対応した。
4丁のStorageにSATA Cableを接続する際、間違わぬように色分けをした。
 #01 緑、#02 黄、#03 赤、#04 白
(この色分けは社寺の五色と同じ順番)
Noctua NH-D9L(H110mm)は数値以上に背が低く見える。配線の取り回しは楽だが、背面Fanとは45mm程の段差が生じ排気効率の点で難あり。
【 SilverStone SST-SG13B-Q】
Front Panelの保護Sealは剥がしていない。所定の場所に収めるまではそのままに。

さて、以上の部品をCaseに収めてSW-ON。Idle時消費電力は 13W。2.5"HDD休止時 12W。SSD1丁で試運転した時は 13Wだった。その理由は、
 ・BIOSをUpdateした。
 ・BIOSの細部を見直した。
 ・前後のbe quiet!製Case Fanは消費電力が低目。
Storage 4丁と前後のCase Fanを加えたHaswell-PCがIdle 12-13Wなら申し分ない。何かの間違いではないかと何度も確認した。これなら常時稼働しても何等不都合はない。そこで、現在使用中のMain-PCのDataをそっくり取り込むことにした。こうして置けば、いつでも代役が可能になり不慮の事態に備えることができる。けれども、DataのCopyと旧Applicasionの導入は時間がかかる。丸1日費やしても終わらず。
不慮の事態ではないが、台風15号よる被害は少なくなかった。樹齢約200年の椋の木と同30年の白樫が倒れ、その他看板や常夜燈が損傷した。復旧には28C56Tの最上級Xeonと同程度の費用が掛かりそう・・・

またまたHaswell-PC (2019.09.26)

前に別頁で 「我が家では今でもHaswellが優勢である」 と述べた。
 ・他の世代に較べて手持ちのCPU (中でもT付) が多い。
 ・LGA1150からLGA1151に変わる時、投げ売りのM/Bを買い漁った。
 ・Haswell世代のM/Bは、Mini-ITXでもSATA Port数が多くFile Server向き。
 ・Win10 32bit版は、Skylake以降のCPUより有効Memoryが広く使える。
 ・消費電力はSkylake以降のCPUに較べて幾分高めではあるが許せる範囲。
 ・Win7やXPなど旧OSも運用可。
現在運用中のHaswell-PCは以下の6台である。
LGA1150 M/B 運用状況
CPU
M/B
OS
用途
運用開始
Haswell
i7 4770T
4C8T
SuperMicro
X10SLQ
Win10 Pro
x32
32bit Main-PC
2015年4月
XEON
E3-1225 V3
4C8T
ASUS
Gryphon Z87
Win10 Pro
x64
64bit Main-PC
2016年7月
Haswell
i5 4590T
4C4T
MSI
H87I
Win10 Pro
x64
Movie File Server
2017年9月
Haswell
i3 4370T
2C4T
ASUS
Z87I-Pro
Win10 Pro
x64
Movie File Server
2018年4月
Haswell
i3 4350T
2C4T
MSI
H81M-P33
Win10 Pro
x64
Music File Server
2019年8月
Haswell
i5 4670T
4C4T
ASUS
Z97I-PLUS
Win7 Pro
X32
32bit Sub-PC
2019年9月
*XEON E3-1225 V3 は本来4C4T仕様、初期 lot は4C8T動作可能。
上の6台とも動作は安定し組み替える予定はない。 寧ろ新たなHaswell-PCについて検討中である。手持ちの空LGA1150 M/Bは以下の6枚。
 【ATX】 SuperMicro C7Z97-OCE
 【Micro-ATX】 Intel DB85FL / ASUS H81M-A
 【Mini-ITX】 ASUS H87I-Plus / ASUS MAXIMUS VI IMPACT
 【Thin Mini-ITX】 H81T

その中から Intel DB85FLを選び以下の構成で試した。
 
【M/B】 Intel DB85FL (\3,980)
 【CPU】 Haswell i5 4570
 【CPU Cooler】 Intel附属Cooler
 【MEM】 DDR3-1600 4GBx2
 【SSD 1】 Samsung SSD 840 120GB
 【SSD 2】 Crucial V4-CT256SSD2 256GB
 【Sound】 USB-DAC + Noise Filter
 【PSU】 picoPSU-150-XT + 12V 150W AC Adaptor
 【OS】 Win10 Pro 18362.356
結果は、
 【Cinebench R15 OpenGL】 30.91 fps / Max 63W
 【Cinebench R15 CPU all core】 505 cb / Max 72W
 【Cinebench R15 CPU single core】 128 cb / Max 30W
 【Superπ 104万桁】 11sec.
 【Idle時消費電力】 7W
 【音楽再生時消費電力】 11W
 【動画再生時消費電力 Upcon-OFF】 15W
 【動画再生時消費電力 Upcon-ON】 21W
 (電源が貧弱なのでPrime95は走らせなかった)

Home-PC/Business-PCとしての用途なら、今でも充分な性能である。Haswell世代で Idle 7Wは優秀。この Intel DB85FL は捨値で求めた所為か、返って出番がなく試運転だけであった。一度くらいCaseに収めてみたい。

ANTEC NSK3480 (2019.10.04)

別頁で進めている「次期 Main-PC」を組み上げるためには、一端部屋を片付けなくてはならない。現在「またまたHaswell-PC = DB85FL-PC」の部品一式が部屋中に散乱している。先ず、その件を解決する必要がある。「DB85FL-PC」を収めるCaseは "ANTEC NSK3480"の予定である。
 寸法は W196.9 x H349.3 x D355.6 mm 約 24.46 liter
Micro-ATX Caseとしては小振りながら 5"Bayは2段ある。その昔、Pentium M 765 + AGP Cardで纏めた、当時としては絵の綺麗な動画再生PCとして活躍した。

ANTEC NSK3480を用い極静音PCに仕上げるなら、幾つかの下準備がある。
 ・Front Case Fan取付部の打抜き風穴を取り除く。
 ・上段の5"Bayに3.5"HDD Removable-Case据える。
 ・下段の5"Bayに消音Box入り 2.5"HDDを据える。
 ・予定のSFX電源では 24P CableがM/Bに届かず、延長Cableを用意する。

今回のDB85FL-PCは、常用PCとして組み立てるのではなく、捨値であることから虐げられてきた罪滅ぼしの意味がある。従って、他の部品もそれなりのもの、つまり旧世代の日陰ものに陽を当てることになる。
先ず、Front Case Fan取付部の打抜き風穴を取り除く。

左の写真は細工前の姿。
二つのFan穴の内、一つは前にMeshを取り除いた。
細工後に92x25mm Fanを据えた。
これで風切り音は幾分減少する。
下段の5"Bayに消音Box入り 2.5"HDDを据えた。
DB85FL-PC (2019.10.07)

ANTEC NSK3480に部品を取り付けた。Full SizeのMicto-ATX M/Bが24.46 literのCaseに難なく収まった。
 ・CPU CoolerはNoctua NH-U9B + NF-A9 PWM Fanに決めた。
 ・3.5"Bay用の金具が見付からず、Caseの底面にSSDを2丁重ねて取り付けた。
 ・2.5"HDDは少し古いが Red仕様の WD 1TB HDDを収めた。
 ・Front/Rear Case Fanは、Coolink社製PWM FANの手持ちがなく、
  回転数固定型Fanを用いた。
 ・SFX電源はKurosiko KRPW-SX400W/90+を選んだ。
  FanはXINRUILIAN RDL8015S 80x15mm に交換済み。
SFX電源を用いたので無理なく収まったが、ATX電源なら相当苦労しそう。
このCaseは裏配線ができず「美しい配線」は難しい。全て黒のCableを用いたのでどうにか見られるが。
【ANTEC NSK3480】

昔懐かしいANTEC Design。(2006年購入)
全面塗り仕上げ。
前左右天板ともすり傷がある。
せめて前板だけでもAluminium Hareline仕上げが望ましい。
・その後、2.5"1TB HDDを最新の2TB製品に置き換えた。旧製品は転送速度が
 遅く、消費電力も高めだった。
・今回使用したSFX電源Kurosiko KRPW-SX400W/90+は、picoPSUに較べて
 Idle時は2-3W高め、消費電力50W以上の領域では逆転した。

Idle時のFan回転数は (室温 28.5℃)
 【CPU Cooling Fan】 780rpm
 【Front Case Fan】 500rpm
 【Rear Case Fan】 470rpm
高負荷時でもNoiseは殆ど聞こえない。極静音PC と呼べそう。

結果は (3.5"HDD Removable-Caseが空の時)
 【Cinebench R15 OpenGL】 30.23 fps / Max 57W
 【Cinebench R15 CPU all core】 533 cb / Max 70W
 【Cinebench R15 CPU single core】 146 cb / Max 35W
 【Prime95実行時消費電力】 81W
 【Idle時消費電力】 12W
 【音楽再生時消費電力】 16W
 【動画再生時消費電力 Upcon-OFF】 19W
 【動画再生時消費電力 Upcon-ON】 25W
CinebenchR15の値が前回計測時より大分向上した。これは Win10を再Installし、Display Driverを最新版に置き換えた所為と考えられる。Home-PC/Business-PC/AV-PCとして充分な性能と言えよう。

XEON E3-1225 V3 (2019.10.28)

新Win10 x64 Main-PCの部品構成が一部決まらず10日間も放置されている。手持ち無沙汰なので、Haswell仕様の旧Win10 x64 Main-PCをObon上で再Installした。
 【M/B】 ASUS GRYPHON Z87
 【CPU】 Xeon E3-1225 V3 (公称4C4Tのところを4C8T動作 3.2/3.6GHz TDP84W)
 【CPU Cooler】 be quiet Shadow Rock LP
 【MEM】 DDR3-1600 8GBx2
 【SSD】 Samsung 840 EVO 250GB
 【Sound】 USB-DAC + Nose Filter
 【PSU】 IN WIN IP-P300HF7-2
 【OS】 Win10 Pro Ver.1909 Build 18363.449
 【仮想OS】 VMware Workstation Player 15.5.0 + Win10 x32 1909

Win10 Ver.1909 のISO-Fileを用いClean Installした。
 ・Win10 Ver.1909 Build 18363.418が得られた後、18363.449へUpdateされた。
 ・Store Appliの削除 / DesktopのCustomize / Disk Cleanupの後、
  自動Maintenanceを手動で実行し、Win10導入時の儀式を済ませた。
  ここまでTroubleなし。
 ・VMware + Win10 x32 1909の動作も良好。

結果は以下の通り。(室温 24.2℃)
 【Cinebench R15 OpenGL】 33.10 fps / Max 59W
 【Cinebench R15 CPU all core】 692 cb / Max 62W
 【Cinebench R15 CPU single core】 148 cb / Max 31W
 【Prime95実行時消費電力】 Max 88W
 【Prime95実行時CPU温度】 Max 62℃
 【Prime95実行時CPU Cooling Fan回転数】 Max 849rpm
 【Idle時消費電力】 12W
 【Idle時CPU温度】 28℃
 【Idle時CPU Cooling Fan回転数】 412rpm
 【WMP音楽再生時消費電力】 15W
 【動画再生時消費電力 Upcon_off】 平均 19W / CPU使用率 2%
 【動画再生時消費電力 Uocon_on】 平均 25W / CPU使用率 9%

全然悪くないじゃん。前より消費電力は幾分低くBench結果も良好と言えよう。当面生かす場面はなくとも、適当なCaseがあれば収めて置きたい。

ASUS MAXIMUS VI IMPACT (2020.01.15)

1月14日、Win7のSupportが終了した。該当するPCは、自分用2台+職員用3台=計5台ある。その内自分用は当分Win7のままとし、職員用PC3台の身の振り方を考えよう。

その3台のOSはWin7 32bit版である。職員達の最も使用頻度が高いApplicationであるPageMaker 6.0を使い続ける限り、Win10にUpgradeしても32bit版となる。ところが、
 ・Skylake以降のCPUでは有効なMemoryは2GB台になる。
 ・Haswell以前のCPUなら有効なMemoryは3.4GB程度確保できる。
そうなると、最新のM/BではなくHaswell対応M/Bの出番となる。
 「ASUS GRYPHON Z87」は、昨年Win10 x64 Main-PCの座を降りたところ。
 「ASUS MAXIMUS VI IMPACT」は、一度もCaseに収めた事がない不遇の身。
他のHaswell対応M/BはFile Server等で運用中である。2枚のM/Bでは不足するので、Web上を探したら「ASUS B85M-G」が販売継続中だったので注文した。

先ず「MAXIMUS VI IMPACT」を試した。SSDは既にWin10 x32-PCとして仕上げた「ASUS H87M-E」用SSDをClone Copyした。
 【M/B】 ASUS MAXIMUS VI IMPACT(2015.1.2 購入の特価品)
 【CPU】 Haswell G3440T(2C2T)
 【CPU Cooler】 Intel Regular Cooler
 【MEM】 DDR3-1600 2GBx2
 【SSD】 Samsung 830 EVO 256B
 【PSU】 picoPSU-150-TX + 12V 150W AC Adaptor
SSDを繋がず起動しBIOSを調整した。一端電源を落としSSDを据えて再起動したら、再びBIOSの初期画面が現れ初期値に戻された。これは明らかに電池切れ。電池を交換し再度BIOSを設定した。今度は大丈夫、Win10 x32は無事に起動し、InstallされたApplicationの内、このM/Bでは認証を得ていないOffice2013以外はOK。2C2TのG3440Tにしては動きも良い。ところが、自動Maintenance実行中のCPU使用率は100%に張り付いた。職員達は退社時にPCの電源を落とす習慣があるので大いに問題あり。そこで、中古のHaswell i5 4590(約6K円)を注文した。

Upgrade予定のWin7-PC3台は、いずれもSandy/Ivy仕様であり、運用開始から相当な年数を経ている。せめてHaswell仕様のWin10 x32-PCに仕立てたい。物事は期待通りに運ぶだろうか・・・

Haswell三昧 (2020.01.17)

前節でTestした「ASUS MAXIMUS VI IMPACT(以下M6I)」は不都合なく動作している。このままCaseに収めれば直ぐにも使えそう。ではもう2台をどうするか。今回求めた「ASUS B85M-G」の到着を待つ間、倉庫や納戸を確認した。探せば出てくるもの。
 「ASUS Z87I-Pro」 → File Serverで使用中の同M/Bの予備として求めた。
 「ASUS H81M-A」 → USB-DACを繋いだ時の音質が気に入らず蔵入した。
 「H81T」 → USB-DACを繋いだ時の音質が気に入らず蔵入した。
そこで、前節と同様Win10 32bit-PC「H87M-E」用SSDのClone Diskを4丁拵え、それぞれ試した。そうこうする内に「ASUS B85M-G」が届いた。結果は以下の通り。

M/B
CPU
搭載
Memory
有効
Memory
Idle時
消費電力
M/B
使用歴
ASUS
M6I
Haswell
Pentium G3440T
DDR3-1600
2GBx2
3.4GB
13W
試運転のみ
Z87I-Pro
Celeron G1840
15W
試運転のみ
H87M-E
Core i5 4570S
14W
数年運用中
B85M-G
Pentium G3220T
13W
今回購入
H81M-A
Pentium G3420
12W
試運転のみ
H81T
Celeron G1820T
9W
試運転のみ
   *M6I = ASUS MAXIMUS VI IMPACT
   *今回は有り合わせのCPUを載せた。M/Bが決まれば i5 Seriesから選ぶ予定。
   *H87M-Eの電源のみSilverStone SST-ST30SF V2、他はpicoPSUを使用。

では、念の為にKabylake/CoffeelakeでWin10 32bit版を動作させた場合、有効なMemoryはどうなるか確認しよう。

M/B
CPU
搭載
Memory
有効
Memory
MSI
H170i Pro
Kabylake
Pentium G4600T
DDR4-2400
4GBx1
2.2GB
H310i Pro
Coffeelake
Core i3 8100
2.1GB

以上の結果から、Win10 32bit版はHaswellが最適との結論に至る。けれども、PageMaker6.0で作成した膨大なFileをInDesignに移行できれば、32bit版OSは無用となり、そうした問題は一気に解決するのだが・・・

Haswell三昧 II (2020.01.21)

Haswell三昧は前節に留まらず、更に2枚のM/Bを試した。
 ・ASUS GRYPHON Z87+ Xeon E3-1225 V3
  以前のWin10 64bit Main-PC。4C4TのCPUにも拘わらず4C8Tで動作する
  Xeon E3-1225 V3を職員用に宛がうのは勿体ない。動作自体は問題なし。
 ・MSI B85M-E45 + i5 4570S
  中古市場で新たに求めたM/B。

我が家のM/Bは、LGA1150世代はASUSが優勢であり、MSIはASUS/ASRockに次いで3番手だった。その直後のLGA1151世代から、
 ・MSIのM/Bは消費電力が低い。
 ・MSIのM/BはUSB-DACを接続した時の音質が優れている。
ことから、一気に増殖したのだが、果たしてMSIのHaswell M/Bはどうだったか。現在運用中のMSI H87I/H81M-P33は消費電力や音質の点で申し分ない。ところが、
 ・MSI B85M-E45のIdle時消費電力は16W。ASUSのM/Bに較べて2-5W高い。
 ・USB-DACを接続した時の音質は凡庸。

つまり、MSIのM/BはHaswell世代の末期に一大変身を遂げたものと受け止められる。そう言えば、音質重視のUSB端子について謳い始めたのは丁度その頃だった。従って、「MSI B85M-E45」は変身前の製品であり特に見るべきものはない。

よって、検討したM/Bの内、以下の5枚を候補とした。
  ASUS → M6I、H87M-E、B85M-G、H81M-A
  MSI → B85M-E45
今後更に動作Testを続け、最終的に3枚のM/Bを選ぶ予定である。Caseとの兼ね合いがあるので、どうなりますか・・・

Ryzen効果 (2020.01.24)

職員用PCを32bit版Win7から同Win10へUpgradeする件、年間で最も手隙になる2月の下旬を予定している。それまで猶予があるので、一度蔵入りした部品を引っ張り出して遊ぶことにした。

Haswell以前となれば、先ずは Sandy/Ivyから。Linfield/Clarkdaleは機会を改め、今回はLGA1155仕様のM/Bを6枚選んだ。CPUは、
  Sandy Bridge → Core i3 2100
  Ivy Bridge → Core i5 3570T
OSはWin10 32/64bit版を取り混ぜた。結果は以下の通り。
M/B
CPU
Memory
OS
Idle
Music
Movie
Portwell
Wade-8012
Q67
Sandy
i3 2100
DDR3-1333
4GBx2
Win10p64
20W
22W
27/36W
Jetway
NF9A-Q67
Q67
Sandy
i3 2100
DDR3-1333
4GBx2
Win10p64
18W
22W
26/36W
Giada
MI-H67
H67
Sandy
i3 2100
DDR3-1333
2GBx2
Win10p32
15W
20W
25/34W
Giada
MI-Z67
Z67
Sandy
i3 2100
DDR3-1333
2GBx2
Win10p32
15W
20W
25/34W
ASUS
P8H77i
H77
Ivy
i5 3570T
DDR3-1600
4GBx2
Win10p64
17W
20W
23/30W
Intel
DH77DF
H77
Ivy
i5 3570T
DDR3-1600
4GBx2
Win10p64
12W
16W
18/23W
     *PSUは全てpicoPSU。
     *Music → WMPで音楽を再生した時の消費電力。
     *Movie → PoweDVD17Ultraで動画を再生。Upcon off/on 時の消費電力。
      使用動画はWOWOW収録 "Song of the Sea" 1920x1080 TS_File
上の表から、
 ・Portwell Wade-8012とJetway NF9A-Q67の消費電力が高い件、
  SATA3 x2 + SATA2 x4 + Intel LAN x2 を装備しているので止むを得まい。
 ・Giadaの2枚はまあまあの成績。けれどもUEFI Modeに難があり、64bit版の
  場合も非UEFI ModeでInstallすることになる。
 ・ASUS P8H77iは、この中では影が薄い。
 ・Intel DH77DFは昨秋まで運用していた。成績は別格。
  返す返すもIntelの一般消費者向M/B事業撤退が惜しまれる。

実は、現在のIntel Graphics Driverは仕上り途上にあり、動画の再生品質は思わしくない。寧ろ旧世代のGraphics Driverの方が気持ち良く鑑賞できる。IntelのDriverが完成するまで、Sandy/Ivyで凌ぐのも悪くない。古い部品を処分せず保管している人限定ではあるが、Home-PC用途ならまだまだ充分実用になる。

半年前なら、Idle 15-20Wでは見向きもされなかったのに、Ryzenの消費電力に見慣れた所為か、Sandy/Ivyが現役に復帰した感がある。これを「Ryzen効果」と言う・・・

行かず後家 (2020.01.31)

手持ちのHaswell仕様M/Bの中に、購入以来日陰者扱いされ、すっかり「行かず後家」になってしまった製品がある。
 ・SuperMicro C7Z97-OCE → SuperMicroとしては珍しいSWで
  簡単にOCできる仕様ながら、適当なATX-Caseがなく放置された。
 ・ASUS MAXIMUS VI IMPACT(以下M6I) → 消費電力が高く後回しにされた。

2枚とも決して廉価M/Bではない。後者は上の方でTestした限り別段不都合のないことを確認した。一度くらいCaseに収めなくては可哀想である。できればM/Bの格に相応しいCPUを載せたい。中古市場を眺めたら、Haswellの値下がりは著しく、i7が11k円程度で豊富に出回っている。そこで i7 4770 を入手した。

ASUS M6I の難点は、M/Bの右方にVRM基板がそそり立ち、120mm Fan横風仕様のCoolerが載せ難い点にある。そこで、吹き下ろし仕様のCoolerとしては比較的Volumeのある "be quiet! Shadow Rock TF 2"を選んだ。また、最近のVideo Cardは動画の鑑賞に関する限り余り恩恵がなく、少し古いIntel iGPUの方が満足度が高いことから取り止めた。つまり、M6I の行かず後家対策は、
 ・「Ryzen効果」の恩恵を受け、消費電力の高さは目立たなくなった。
 ・大型の吹き下ろしCoolerを用い、邪魔なVRM基板を避けた。
 ・Video Card選びから解放された。
 ・USB-DACを繋いだ時の音質に対する不満は、Win10の度重なるUpdateにより
  かなり好転した。

Test機の構成は、
 【M/B】 ASUS MAXIMUS VI IMPACT
 【CPU】 Haswell i7 4770
 【CPU Cooler】 be quiet! Shadow Rock TF 2
 【MEM】 DDR3-1600 8GBx2
 【SSD】 Samsung 860 EVO 250B
 【PSU】 IN WIN IP-P300HF7-2
 【OS】 Win10 Pro Ver.1909 Build 18363.628
結果は、
 【Cinebench R15 OpenGL】 33.10 fps / Max 60W
 【Cinebench R15 CPU all core】 753 cb / Max 81W
 【Cinebench R15 CPU single core】 159 cb / Max 38W
 【Prime95実行時消費電力】 Max 111W
 【Idle時消費電力】 14W
 【WMP音楽再生時消費電力】 17W
 【動画再生時消費電力 Upcon_off】 平均 22W
 【動画再生時消費電力 Uocon_on】 平均 28W
よって、
 ・CinebenchR15の値は、4C8Tの中ではRyzen 5 2400Gに近い。
 ・i7 4770のiGPU Intel HD Graphics 4600の絵は綺麗。
  精細感/発色/Contrast/白の抜け/黒の締まり等、最新のiGPUより好ましい。
 ・USB-DACを繋いだ時の音も悪くない。M6Iとしては最良の結果かも。
 ・中古で約\11,000のCPUとしては、上々の成績と満足感が得られた。

さて、be quiet! Shadow Rock TF 2はCaseを選ぶので、場合によってはNoctuaの92mm Fan横風仕様Cooler Noctua NH-U9をDual Fan構成で使うことにするかも知れない。問題は使い途、どうしよう。

今回のWin10 Installにあたり最新のISO Fileを用いたところ、直ちにBuild 18363.592が得られ、その後のUpdateで同18363.628に達した。特に不都合はなさそう。

行かず後家 II (2020.02.04)
前節では、CPU Coolerとして"be quiet! Shadow Rock TF 2"を選んだが、このCoolerに見合う小型のCaseは手持ちがない。市販のCaseでは"Raijintek METIS PLUS"あたりが候補となるも、なかなか踏ん切りがつかない。
そこで、手持ちの "Windy MC3 Striker"(W219×H280×D239mm)を検討することにした。その場合、CPU Coolerは横風仕様 Noctua NH-U9の方が風通しに無理がなく、Fanの回転数を低めに設定することができそう。けれども i7 4770 に92mm Fan 1丁では物足りず2丁載せてはどうかと考えた。Noctua NH-U9は10年以上前に3丁購入しmini-ITX/Micro-ATX/ATXを問わず我が家の定番だった。その内の1丁が空いている。

先ず、Heatsink全体をCleanupした。そして、Fan取付部分の振動吸収Tapeを貼り直した。Silicon製のTapeは持ち合わせがなく、少し厚手の両面Tape(片面は保護Sealを剥がさず)を2mm幅に切り出して代用した。そして、細身のRadio pliersを用いFinの曲りを修正した。

このところ我が家では、各社のHeatsinkに be quiet! 製Fanを載せる方法を多用している。同回転数ならNoctuaより耳当たりが良く幾分静かに感じるからである。また、10年超経過したNoctua NH-U9のHeatsinkは、しっとり落ち着いた光り具合で印象が良い。

"Windy MC3 Striker"の改造計画はどうなるか。例によって掛声だけで尻すぼみになるか、それが問題だ・・・
La France (2020.02.10)

Siteを5日間も留守にしてしまった。だからと言って、再々入院ではなく、職員用のPCを仕上げていたのだ。今月は例年になく家業が暇である。これでは給与をどう捻出するか悩ましい。そうした現実から逃避するにはPC三昧が最適であるとの理由による。従って、2月下旬に予定していた件は早々に決着した。

職員用のPCはWin10 32bit仕様であり、H/Wも旧製品許りでRepoするまでもないことから、この5日間黙りを決め込んでいた次第である。そうは言っても、本SiteはPC道楽の備忘録でもあり、せめて部品表だけでも掲載し今後の反省材料にしよう。
PC_01
PC_02
PC_03
PC_04
M/B
ASUS H87M-E
ASUS B85M-G
ASUS H81MA
Intel DH77DF
CPU
Haswell i5 4590
Haswell i5 4570S
Haswell i5 4590T
Ivy i5 3570T
CPU
Cooler
Raijintek PALLAS
+ be quiet! 120mm
PWM Fan
Noctua NH-U9
+ Noctua 92mm
PWM Fan
型番失念
+ Noctua 92mm
PWM Fan
Intel Reguler Cooer
+ be quiet! 92mm
PWM Fan
MEM
DDR3-1600 2GB x2
Storage
Samsung 860
EVO 250GB
+ WD 2.5"1TB HDD
Samsung 860
EVO 250GB
+ WD 2.5"1TB HDD
WD Blue 250GB
+ WD 2.5"1TB HDD
WD Blue 250GB
+ Silicon Power
512GB SSD
PSU
SilverStone
SST-ST45SF-G
Kurosiko
KRPW-SX400W/90+
SilverStone
SST-ST45SF
picoPSU-150-XT
Case
型番失念
ANTEC NSK3480
SiverStone SST-PS07
In Win Waby II
OS
Win10 Pro x32
何だかIvy/Haswell時代再来と間違えそう。けれどもWin10 32bit版を仮想ではなく実PCで運用するなら他に良い方法はない。それ許りではない。このところ自作PCを取り巻く環境はGame志向に大きく傾き、非Gamerは見捨てられたのか、殆ど用無し状態にある。
  非Gamer → 用無し → 洋梨 → La France
つまりHaswellは La France様御用達なのだ。
  (但し、洋梨 → La Franceは和製仏語なので要注意とか)

では、4台のPCからPC_04を紹介しよう。
部品を組み合わせるだけでは自作した気分になれないので、何か一工夫するように心掛けている。
左はAC Adaptor取込口と2丁のSSDを連結してLow Pro拡張Slotに収める細工をした。小学生の夏休みの宿題Level以下か。
"In Win Wavy II" は購入以来初使用。
内蔵電源を外しSSD2丁なら広大な空き地が生まれる。
我が家ではこのSeriesは3台目。小型Micro-ATX M/B用のCaseとしても有用。

 右:In Win Wavy II
 左:mini-Box M350
Intel DB85FL + Xeon E3-1225V3 (2021.02.04)

先月に引き続き今月もまたPC関連部品は冬枯れ状態である。そうなると、Old-Partsで遊ぶ他はない。選んだCPUはHaswell世代の Xeon E3-1225 V3。この石は「4C4T」ながら、初期Lotは何故か「4C8T」として動作するため密かな人気があった。Coffeelake以前は、ASUS GRYPHON Z87に載せ、64bit版のMain-PCとして運用してきたが、その後は部品棚の片隅に眠っていた。PerformanceはHaswell i7 4770に近く、まだまだ現役として通用する。そこで、以下の通りTestした。
 【M/B】 Intel DB85FL (処分品 \3,980)
 【CPU】 Xeon E3-1225V3 (3.2/3.6GHz 4C8T TDP 84W)
 【CPU Cooler Heetsink】 Prolima Tech Samuel 17
 【CPU Cooling Fan】 be quiet! 120x25mm PWM Fan
 【MEM】 DDR3-1600 8GBx2
 【SSD】 Crucial V4-CT256SSD2 256GB
 【Sound】 USB-DAC + Noise Filter
 【PSU】 In WIN IP-P300HF7-2 Platinum
 【Graphics Driver】 Intel HD Graphics 20.19.15.5166
 【OS】 Win10 Pro 20H2 Build 19042.789
結果は、
 【Cinebench R20 CPU multi core】 1526 pts / Max 68W
 【Cinebench R20 CPU single core】 312 pts / Max 27W
 【Cinebench R15 CPU all core】 687 cb / Max 64W
 【Cinebench R15 CPU single core】 143 cb / Max 30W
 【Prime95実行時】 Max 77W
 【Super PI 104万桁】 10sec.
 【Idle時】 9W
 【WMP音楽再生時】 13W
 【PowerDVD19Ultra TTHD_OFF】 平均 17W
 【PowerDVD19Ultra TTHD_ON】 平均 23W

 ・DB85FL+i5 4570の時はIdle 7Wだった。Xeon E3-1225V3で9Wは高い。
  これは、4C4TのCPUを4C8T動作させている所為か。
  それでもAMD Renoir Seriesより大分良好。
 ・Cinebenchの値はCometlake i3に劣るもHome-PCとして使う限り不足はない。
 ・DB85FLの既定値動作では、PL1 84W、PL2 105W。
 ・HWiNFO64のReportにASPM関連の記述は見えない。
 ・DB85FLは捨値で購入したが、安定性や信頼性に何等問題はない。
 ・IntelのM/BはUSB-DACを繋いだ時の音質が優れているので、旧製品であっても
  まだまだ使い途はある。

ASUS M6I + Abee C10 (2021.05.16)

部品棚の整理を始めたら、ASUS MAXIMUS VI IMPACTとAbee C10が目に留まった。両者とも決して安物ではない。けれども事情があって中々表舞台に登場することなく、長い間日陰の身に甘んじてきた。
 【ASUS MAXIMUS VI IMPACT (M6I)2015/01/02 購入
  Haswell世代のM/Bとしては消費電力が高く、中々出番がなかった。
 【Abee C10】 2008/09/23 購入
  前Fan92mm x2、後Fan 60mm x2 にも拘わらず、風通しが思わしくない。
  Fan取付穴が充分に切り抜かれていないため、Fanの回転数を上げると
  風切り音が無視できないLevelに増加する。

この際、どうにかしてCaseに収め、少しは実運用しよう。
 ・Abee C10には5"Beyがある。SmartDrive入り3.5"8TB HDDを据えよう。
 ・用途はMini Server。従って、CPUは Haswell i5 4590T で良し。
  具合が良ければ 3.5" 16TB HDDを調達するかも知れない。
 ・ASUS M6I + i5 4590T ならpicoPSU-160-XTでも間に合う。

部品構成は以下の通り。
 【M/B】 ASUS MAXIMUS VI IMPACT (M6I)
 【CPU】 Haswell i5 4590T
 【CPU Cooler】 Noctua NH-L9x65
 【MEM】 DDR3-1600 4GBx2
 【SSD】 Samsung 860 EVO 500GB
 【HDD】 Seagate ST8000DM004 3.5"8TB
 【PSU】 picoPSU-160-XT + 150W AC Adaptor
 【Front Fan】 be quiet! 92x25mm Fan
 【Rear Fan】 be quiet! 92x25mm Fan
 【Case】 Abee C10
 【OS】 Win10 Pro

経過は、
 ・先ず、Abee C10をCleanupした。充分に綺麗。
 ・92mmの前Fanは、直接取り付けると風切り音が無視できず、5mmのSpacerを介し
  固定した。気の所為以上の効果あり。
 ・92mmの後Fanは、昔作ったAlumi板に取り付けた。
 ・SSDは拡張Slotに取り付けた。
 ・M/Bの取付は問題なし。
 ・C10にUSB3.0 Socketはないが、自分の使い方では特に問題なし。
 ・C10とSmartDrive化粧Bezelの色味が微妙に合わず少々残念。

各部の温度/Fan Noise/8TB HDDのNoiseはどうか。合格か否か・・・

ASUS M6I + Abee C10 II (2021.05.17)

前節の部品一式をAbee C10に収めた。

【WMPによる音楽再生時各部温度】

左はAida64による計測値。(室温25.2℃)
これなら全く問題なし。心配されたFan NoiseもHDD Noiseも合格。

SmartDriveに収めた8TB HDDは予想以上に温和しく、60cmも離れれば無音に近い。

Bench結果は以下の通り。
 【Cinebench R15 CPU all core】 412 cb / Max 41W
 【Cinebench R15 CPU single core】 120 cb / Max 26W
 【Prime95実行時消費電力】 61W
 【Prime95実行時CPU温度】 Max 53.0°
 【Prime95実行時CPU Cooling Fan回転数】 Max 1143rpm
 【Super PI 104万桁】 12sec.
 【Idle時】 15W
 【WMP音楽再生時】 19W
 【PowerDVD18Ultra動画再生時 TTHD_off】 平均 24W
 【PowerDVD18Ultra動画再生時 TTHD_on】 平均 28W

 ・寂しいDataではあるが、Mini-Serverとして使う分には充分。
 ・SSD 1丁の最小構成では、Idle時消費電力 11W。
  8TB HDDと92mm Fan 2丁を加えて +4W → Idle 15W。
  8TB HDD休止時 → Idle 12W
 ・Prime95実行時消費電力 Max 61W。picoPSU-160-XTで心配なし。
 ・HDDを16TBに増量するかどうかは暫く運用してからに。
 ・よって、消費電力の点でも合格。

「C10とSmartDrive化粧Bezelの色味が微妙に合わず少々残念」と述べた件、
化粧Bezelを換えて模索中につき、写真は次回に。

ASUS M6I + Abee C10 III (2021.05.17)

では、ASUS M6I + Abee C10 の写真を。
ATX電源取付口にAlumi板を張り付けた。不細工ながら排気は確実。けれどもAlumi生地の儘では写真写りが悪い。
Spacerを介しFront 92mm FanをPanelから5mm引っ込めて据えた。Fan回転数が1000rpmを超えても風切音は僅か。
C10 左側面
SSDは拡張Slotに取り付けた。
内部の空間に大分余裕あり。
SmartDriveにBeige色のBezelを取り付けた。
今一つしっくりしない。
Black Bezelに換えてみた。
これならBeigeの方がまし。
よって、Beige Bezelで決り。

一晩運用した限りでは、
使い心地は上々。

予想以上に静かなので
3.5" 8TB 5400rpm HDDを
3.5"16TB 7200rpm HDDに
換えるかも・・・

と思ったら。昨日HDDは軒並み暴騰した。値下がりする迄このまま様子見に。
ASUS M6I + Abee C10 IV (2021.06.09)

ASUS M6I + Abee C10のRear Fan取付金具をAlumite加工した。
前節の写真に較べて、幾分写真写りが良くなった。
Mini Server完成 (2021.06.13)

Abee C10のUSB Cableは遂に見付からなかった。随分努力して探したのだが、記憶は甦らず。Case附属のUSB Cableは取り外し出来ない例も多いが、Abee C10は簡単に外せるので、前回の解体時にどこかに仕舞い込んだまま行方不明になったのだ。
そこで次善の策を講じた。
Abee C10のUSB Cableの両端は♀仕様。そうしたCableは手元になく、USB2.0延長Cableに汎用の♀♀Jumper Wireを繋いで解決した。何とも不細工に見えるが致し方ない。無線MouseとBluetooth Keyboard用に必要。
Abee C10には作りの良い手回し螺子が附属する。けれども頭が大きく着脱に時間がかかる。その点、通常の3mm螺子ならScrewdriverの軸を回せば済むので直ぐに締まる。
左はNylon Washer付き螺子。

これで"ASUS M6I + Haswell i5 4590T + Abee C10"によるMini-Serverの完成としよう。3.5"HDDの増量計画は保留のままだが、いつか16~18TBの製品が入手できるまで8TBで我慢しよう・・・

久々のWin7-PC (2022.12.29)

我が家では、Adobe PageMaker6.0 / Micrografx Designer4.1等、25年以上前のApplicationを使うことがある。Win10 x32-PCではそのまま動くが、Win11 x64-PCではVMware上で運用している。ところが最近、VMwareの動作Core/Threadに難があり、
 VMware割当Thread 8個 → 1Socket / 2Core
 VMware割当Thread 6個 → 1Socket / 3Core
 VMware割当Thread 4個 → 1Socket / 1Core
となることから、動きが思わしくない。

そこで、久し振りに Win7 Pro x32-PCを引っ張り出した。部品構成は以下の通り。
 【M/B】 ASUS Z97I-PLUS
 【CPU】 Haswell i5 4670T
 【CPU Cooler】 NH-D9L
 【MEM】 DDR3-1866 4GBx2 (動作はDDR3-1866 4GB)
 【SSD 1】 WDS250GB0A 250GB
 【SSD 2】 Samsung 850 EVO 120GB
 【SSD 3】 WDS500GB0A 500GB
 【HDD】 Seagate 2.5"4TB
 【PSU】 picoPSU160-XT + 150W AC Adaptor
 【Front Fan】 be quiet! 120x25mm Fan
 【Rear Fan】 be quiet! 92x25mm Fan
 【Case】 SilverStone SST-SG13B-Q
 【OS】 Win7 Pro x32

 ・Windows Update / Security Soft ESETとも問題なし。
 ・古いApplicationの動作も良好。
 ・最新のCPUとは比べ物にならないが、実用上特に不都合はない。
 ・このPCは解体予定であったが、VMwareが安定するまでもう暫く生き延びそう。

 PCG3