あれこれテストする 補遺 I

自作PC以外、その他諸々の話題も取り上げることにした。 (2010.11.27)

FTPSへの移行 (2010.11.27)

本サイトはアドレスの通り、Yahooの 「Geocities」 に置いている。一方、本業用のサイトはドメインを収得し、然るべきサーバーに置いている。そのサーバーが、昨日(2010.11.26)から仕様変更になった。 プロトコルがFTPからFTPSへ変更され、セキュリティーが強化されたのだ。詳しくは他に譲るとして、要点は、
  FTP  :ユーザ名、パスワードの電文が暗号化されていない
  FTPS:ユーザ名、パスワードの電文が暗号化される
である。

サーバーの変更通知は10月の初めにあり承知はしていたが、プロバイダーサイドの処理で済むものと勝手に思い込み、何の対策も講じなかった。ところがそうではなかった。これまで使ってきたWeb作成ソフトGoLiveはFTPSに対応せずサイトアップできなくなったのだ。プロバイダーのサポート嬢の説明によれば、GoLiveだけではなくホームページビルダーやDreamweaverの最新版CS5も未対応とのことで、幾つかのFTPS対応アプリケーションを紹介された。その中から「WinSCP」なるフリーソフトを選び、早速試すことにした。ところが、なかなか繋がらず、再度サポート嬢のお世話になった。躓いた原因は「ホスト名」と「ユーザー名」だった。それぞれ「サーバー名」と「アカウント名」に相当するところを、他の名前と入れ間違っていた。Webソフトの初期設定は滅多に行わないので、次回もまたサポート嬢のお世話になりそうだ。声の綺麗な人だった。

さて、メンテ開始から?時間後、新しいサーバーに繋がりファイルの更新も可能になった。だが一件落着とは言えない。 GoLiveで作ったファイルをそのままアップできないのは甚だしく不便だ。一々WinSCPを立ち上げるのはどうにも歯痒い。それだけではない。WinSCPはバージョンの管理が手薄で、更新ファイルの特定に手間取る。 かと言って、全体を同期コマンドで確認すると時間がかかる。 GoLiveは開発を終了しているのでDreamweaverのFTPS対応に期待する他はないのだろうか。

その後、WinSCPの扱いに慣れ、どうにか使えるようになった。ヤレヤレである。 (2010.11.29)

HDD保管庫 (2010.11.27)

別のページで「ヒョッとすると、HDD保管庫なる製品が出回るようになるかも・・・」と述べた手前、そうした製品が実際に存在するかどうか調べた。ズバリ品は見付からなかったが、使えそうな製品はあるようだ。主にカメラやレンズの保管に使われる「ドライボックス」や「電子制御防湿保管庫」等である。

メーカーの効能書きに寄れば、「カメラ、レンズなどの精密機器は湿気、ホコリに弱いので、専用の電子制御防湿保管庫に保管すれば安心です。電子制御のダイヤル設定自動調整式ですので、防湿庫の中は湿度を簡単に一定に保てます」とのこと。

こうした製品が、HDDの保存に役立つかどうかの情報は見当たらないが、試してみる価値はありそうだ。そこで、電子制御方式の製品は値が張るので、差し当たり簡易防湿保管庫である「ドライボックス」で試すことにした。

HAKUBA ドライボックスNEO 5.5L スモーク KMC-39
 容量 : 5.5リットル
 外寸法 : W330×D220×H135mm
 内寸法 : W250×D175×H105mm
 付属品 : 乾燥剤(15g×2入)

3.5"HDDが8個収まる大きさだ。問題はその効果だが、判るまでには相当な時間がかかる。比較のために同じHDDを「無造作に置かれた」状態で保存しなくてはならない。そこまではできないので、ドライボックス任せになる。見たところ気休め以上の効果はありそうなので、暫く使うことにした。

寒くなったら御難続き (2010.12.1)

猛暑の夏を無事に越したPC達が、このところ御難続きである。

10月9日、WHSを入れ常時稼働していたD510が突然死した。購入から9ヶ月、前日まで何事もなく元気そのものだった。ヒートシンクにファンを載せ、2個のケースファンを回していたので、熱的には安心していた。自分では対応しきれず、検品依頼に販売店へ送ったら、間もなく新品と交換(無料で)になって返ってきた。従って、原因は不明のママである。

11月26日、picoPSU150が動作不良になった。 スリープ中に何やらごそごそ音を発し、やがてCPUファンが全開になり、それっきり。始めM/Bの不調と思い、予備のM/Bと交換してみたが全く変化なし。CPUを交換してもダメ。となればpicoPSU-150以外にない。このPCはAuzentechのサウンドカードを載せていたが、屡々そのカードを他のPCに取り付けて遊んでいたため、側板は取り外してあった。つまり、CPUクーラーやチップセットクーラーは効いていたものの、picoPSU付近のエアフローは芳しくなかった。そのことが原因かどうか断定はできないが、他に思い当る節はない。その後、picoPSU160を取り付け、無事に復旧した。M/BやHDDへの影響はなく一安心した。

数あるM/Bの中でも、取分けお気に入りの 「変態M/B ASRock 4CoreDual sata2」が思わしくない。と言っても使用中のM/Bではなく、予備に求めたもう一枚の方である。手持ちのAGPカードを生かすために2枚購入してあった。先日、遊び心からMatroxのAGPカードを引っ張り出してテストを始めたところ絵が出ない。 あれこれ部品を交換して原因を突き止めたら、AGPスロットの不調が明らかになった。 PCIeスロットは生きているので完全死ではないが、それではこのM/Bを使う意味がない。 販売店に相談してみよう。

原因はACアダプタだった (2010.12.14)

前節で「picoPSU150が動作不良になった」と述べた。てっきりpicoPSUのトラブルと思っていたら、そうではなかった。

nMCP7AUt-V+Q8400sの修理を終え再びPCラックに収めた直後、何やら焦げ臭い匂いが立ち込めた。電源を落して内部の点検をしたら、またまたpicoPSUのコンデンサがパンクしていた。再度picoPSUを交換してみたものの、今度はダメそう。メモリ・CPU・電源を交換してもBIOSは立ち上がらなかった。

トラブルは更に続いた。初代MINIXのHDDをSSDに交換する為に、データの整理とバックアップを取り終えたところで、テスト用のACアダプタをPCラック備付のACアダプタに替えて試した。このACアダプタに繋いだpicoPSU150を2個も頓死させた代物なのだが、その時点では、そうとは知らずに通電してしまった。結果は悲惨。picoPSUとM/Bが即死した。メモリやCPUがどうなったかは未確認。つまり、2週間でpicoPSUを3個、M/B2枚をダメにしてしまったのだ。

原因を突き止めるためにACアダプタの出力電圧をテスターで測った。
 ・動作が正常なアダプタの出力電圧は12.3V一定。
 ・問題のアダプタは 12.0~13.0Vをウロウロするだけではなく、時折30V付近まで針が
  振れた。規定値の3倍近い電圧がかかれば無事で済むはずはない。

悔し紛れにACアダプタを分解した。目視した限りでは問題点は見付からなかった。

【教訓】
 picoPSUが逝った時はACアダプタを疑うべし。
 動作確認を取るまで、そのACアダプタを使っては
 ならない。
 PCG3