あれこれテストする XIX
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現時点で、お手軽HTPCを組むならAMDのF1シリーズが第一候補となろう。パフォーマンスと消費電力はIntelに及ばずとも、絵の綺麗さはIntelのIGPに相当な差を付けている。 更に、AMDのIGP(APU)は、HD4000/HD5000/HD6000と着実に品位を上げてきたことから、HD7000シリーズに期待がかかる。単体のビデオカードでは既に実証済み。 そうなると、HD7560D/HD7670D 登載の「Trinity」の発売が待たれる。ところが、自作er用リテール品の発売は当初予定の8月から大幅に遅れるとのこと。ならば、市販のTrinity登載PCからAPUとM/Bを取り出したらどうだろうか。HPから発売されたTrinity-PC=39.9K円也が気になる。 (2012/7/24) |
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Trinity A8-5500 (2012.7.24)
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AMDの最新APU「Trinity A8-5500」を登載したHPのp6-2210jp/CTがやってきた。 7/14に直販サイトで注文したものの、待てど暮らせど確認メールがなく、申込に手落ちがあったのではないかと心配していたら、7/23の昼前、突然配送されてきた。受注確認から配送通知まで4回もメールがある某ショップに較べたら随分と省力化したものだ。 先ず驚いたのは梱包の軽さ。本体を取り出したらケースだけかと思える程の頼りなさ。 一瞬、DVDドライブも電源もチャンと付いているのかと疑ったが、 付属品を含めて欠品はなく、軽さの割りにペラペラ感もない。こうした軽量化も生産技術向上の賜なのだろうか。デザインについては? 最近流行りの「ピアノ黒仕上げ」はどうにも受け入れ難い。 (p6-2210jp/CTの詳細はHPのサイトを参照) とブツブツ言いながら、フロントの保護シールを剥がし側板を開け、SW-ON。するとHDDの運転音が響き渡った。オー! 懐かしい、一昔前のHDDの音だ。最近多用している3.5" 2TB HDDの方がずっと静か。ノイズの件はさておき、兎に角インストール済みのWin7HP64を起動した。ユーザー名/コンピューター名を入力するだけで設定は終了した。ところが、SSDに慣れた身にとってHDDからの起動は苛つく。シーク音が気になり余計遅く感じられる。Win7のUpdateもまた然り。AMD E350 + SSDにも負けそう。やはりHDDをSSDに替えよう。そこで、製品付属のHDDを外し、C300 64GBにWin7Pro64を入れた。ドライバはHPのサイトに一揃いあった。Install&Updateとも今度は当たり前の速度で完了した。 ・電源SW投入後、ESCキーを押すと起動メニューがでる。BIOS設定はここから入る。 ところが、項目が少なくメモリClockも変更できない。 ・付属のHDDをSSDに転送したら、ガードがかかっているのだろうか、警告表示が出て コピーしたSSDは起動不可。後日、別の方法で再挑戦する予定。 ・CPUクーラーの80mmファンは比較的まとも。 ・92mmmのケースファンも悪くない。 ・問題は電源。内蔵の80mmファンが煩い。効率も悪そう。発熱も無視できない。 ・Main-SWの感触は思わしくない。 ・フロントのUSB3.0ソケットが硬く、押し込むのに苦労する。 ・メモリは4GBx2にしたい。 あれこれ弄りたくなるが、HDDの次は電源を交換することにした。 ケース付属の電源は300W仕様。絢風300Wが似合いそう・・・ |
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HP p6-2210jp/CTからM/Bを取り出しManaitaに据えた。基板上にMS-7778と見える。 M/Bの仕様は「HP Support document」を参照。 注意するべき点は四つ ・CPUクーラーの取付穴はLGA1155と同寸 ・PCI Express x16 スロットはGen 2.0仕様 ・PCIスロットなし ・HDMIコネクタなし その他に気づいた点を上げれば ・M/Bの周囲に白の縁取りあり ・電解コンデンサと固体コンデンサの比率は2:1くらい そこで、以下の最小構成でテストした。(M/BとCPU以外は手持ち品) HD7560D用ドライバは、HPのサイトからDLしたOriginal Driver、及びAMDサイトの CCC12.6を使った。(CCC12.6はHD7560Dの正規ドライバではない)
上の表から、 ・A8-5500の能力は Bulldozer FX-4100 とほぼ同じ。 ・HD7560Dの能力は、ビデオカード HD6570を少し上回る。 ・アイドル時消費電力は CCC12.6、負荷時消費電力は HP Original Driverの方が 好成績だった。 ・正規ドライバではない CCC12.6 に問題はなかった。 ・また、p6-2210jp/CT付属電源使用時の消費電力は、 アイドル時:32W OCCT power supply 実行時:109W となり、絢風300Wに較べて10W以上の増加となった。 |
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前節のテストで得られた部品構成最小アイドル時消費電力22Wなる結果をどう評価するか。 Intel Ivyシリーズと較べれば、その値は凡そ2倍になる。 然しながら、そうした単純な比較は必ずしも公平とは言えない。何故なら、IGPの能力が大幅に異なるからだ。
つまり、3DMark06 のScoreを同程度にするなら、i5 3570TにHD6570を加えなくてはならない。確かに、高負荷時の消費電力はそれでも20W程の開きはあるが、ケースに組み込んだ時の排熱処理やファンのノイズ等を考慮すれば、その差は埋め合わせできる。 本サイトでは、HD7000シリーズの優秀性を繰返し述べてきた。少なくとも独立したカードでは、省電力と動画の画質に関して、HD4000 < HD5000 < HD6000 < HD7000 が成り立つものと評価してきた。では今回のIGP HD7560Dはどうだろうか。結果は◎。期待は裏切られなかった。 さて、 MS-7778 はMicro-ATX仕様。拡張スロットは4本とも未使用。 試しにPT3を挿してみよう。導入は至って簡単。全く問題なし。 そこで、完成が間近になったPT3-PC1号機「DQ77KB + i5 3470T」と較べてみた。 ・パフォーマンスの違いは感じられない。 ・DQ77KB登載のIntel NICとMS-7778登載のAtheros NICとの差も感じられない。 ・サウンドチップの違いによる音質の差も同様。 ところが、動画の品質は大違い。発色・コントラスト・白の抜け・黒のしまりと階調・精細感など、何れもAMDのHD7560DがIntelのHD2500を上回るのだ。AMDのIGPがHD6000シリーズまでなら、Intel IGP HD2000シリーズとの差は許容範囲にあったが、HD7000シリーズに至り、最早見過ごすことはできない。TVTestでのリアルタイム視聴もPowerDVDによる録画視聴も同様。二晩に亘って確認したので、決してプラシボではない。つまり「MS-7778 +A8-5500」ならPT3登載録再機、即ち「お手軽HTPC」として十分な性能&品質であることを認識させられたのである。(兎角年寄りは僅かな違いを大袈裟に表現する傾向があるので十分ご注意を) PT3-PC2号機にはHD7750を載せたので思い残すことはない。 一方、DQ77KBにPCI-Ex16仕様の拡張スロットはない。やはり、PT3-PC1号機は録画専用機に徹すべきか、 と明るい悩みは尽きない・・・ |
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10/2、AMD F2シリーズの一般販売が始まった。既に同型のCPUとM/Bはメーカー製PCに取り入れられ、上記の通り、HP p6-2210jp/CT には、M/B : MSI MS-7778、CPU : Trinity A8-5500 が搭載されていた。 F2シリーズの特徴を上げるなら、CPUの能力はさておき、何と言ってもGPUの素晴らしさにあろう。HTPC用途なら十分。そうなると、ビデオカードを挿さずに小型で高品質なPCを組みたくなる。 ・CPUはシリーズ最廉価の A4-5300 ・Intel NICにしたい ・なるべく Sound Cardを挿したい ・今時 PT2/PT3は必須 なる仕様を実現するためには、Micro-ATX、またはminiPCIeソケット付Mini-ITX M/Bが必要になる。ところが、F2シリーズA85/A75 Mini-ITX M/B の発売はもう少し先とのこと。 そこで、今回発売されたM/Bの中から上の要件を考慮し「ECS A75F2-M2 + A4-5300」を注文した。このM/Bはメモリソケット 2本、寸法は 244 x 210mm と小振り。拡張スロットはCPU側から、PCI Ex16 、PCI、PCI Ex1、PCI Ex1 の順。ファンを抱かせたSound Card + PT3 + Intel Lan Card を挿すのに都合が良い。 ケースは手持ちの「Chenbro PC719 : W300 x H90 x D326 mm = 8.8L 」を考えている。このケースは発売当時「世界最小のμATXケース」と称した。果たして旨く収まるだろうか。注文の品は明日到着予定・・・ |
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ECS A75F2-M2 & A4-5300 が届いた。早速 Win8を入れた。このところ 8 許り。 Install + Update が10~15分程度で完了するので、テストに持って来いなのだ。 初め、2年物のSSDに入れた。ところが、CCC導入後、途端に不安定になった。 「グラフックドライバーは一時停止しましたが、復旧しました」なるサインが頻発するのだ。A75シリーズは、FM1型M/B&APU各4種、FM2型M/B&APU各1種、何れもトラブル知らずだった。どうしたことだろうか。 考えられる原因は、 ① 使用したSSDが古く、プチフリの症状が出始めた ② M/Bのどこかに接触不良個所がある ③ メモリとの合性 ④ 電源との合性 ⑤ CCCの不調 こうした時は、思いつくままに一つずつ試行錯誤する他はない ① SSDを換えても問題解決せず ② M/BをECS A75F2-M2からMSI MS-7778に換えても改まらず ③ メモリを換えても変化なし ④ 電源を換えても同様 ⑤ CCC12.6、12.8、12.9βの三種を試したが、これまた同様 そうなると打つ手なしか。否、最後の手段がある。APUを A4-5300からA8-5500 に換えてみよう・・・、 不安定さは消え失せ、問題は一気に解決した。 推測ではあるが、APU自体の不調とは考え難い。A4-5300 と A8-5500 は同じシリーズではあってもIGPの仕様が異なり、現在のCCC12.8辺りのドライバでは、A4-5300 に不都合な部分が残されているのではないかと考えられる。Win8でダメならWin7ではどうだろうか、Install + Update に時間がかかるので二の足を踏んでいる・・・ |
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予定変更から一晩経った。ECS A75F2-M2 + A8-5500 の動きは良い。ベンチ結果は HD6570 の成績を上回り、とても内蔵GPUとは思えない(下表参照)。ところが、消費電力は全体に高く picoPSUでは厳しい。そうなると、今回もまたAYAKAZE300Wの登場か。8.8LのMicro-ATXケースに収める計画は、早々に危うくなった。また、A4-5300なら薄型のCPUクーラーで間に合うが、A8-5500にするならヒートシンクのボリュームを増したい。現在、高さ93mmのNoctua NH-L12を載せている。高さ75mmのSamuel 17は、手持ちのヒートスプレッダ付 DDR3-1866 メモリの装着不可。 もう一つ問題がある。このECS A75F2-M2は、負荷が増すとM/B上のどこからか虫の鳴き声のようなジリジリ音を発するのだ。(HP p6-2210jp/CT搭載のM/B MSI MS-7778 も同じように鳴く) 従って、遮音性の良いケースに収めたい。 またまた振出しか。毎度のことながらケースの件は先送りにしてテストを続けよう。そこで、Intel Lan CardとPT3を挿した。結果は◎。特に TVTestによる番組視聴時の絵はWin7の時より綺麗に見える。これは贔屓目か。 仍って、部品構成が、 【M/B】 ECS A75F2-M2 + A8-5500 【CPU】 Trinity A8-5500 【CPUクーラー】 Noctua NH-L12 【MEM】 DDR3-1866 4GBx2 【SSD】 m4 128GB 【LAN】 Intel Gigabit CT Desktop Adapter 【TV Tuner】 PT3 【PSU】 AYAKAZE300W 【Case】 Obon の時、 【Windows Experience Index】 7.2 7.3 6.7 6.7 7.8 【3DMark06】 Score:8375、SM2:3068、SM3:3473、CPU:3873 【Superπ104万桁】 25秒 【Yume1024×768最高】 43962 【Full-HD Flash】 極めて良好 【Full-HD TS】 極めて良好 【OCCT実行時消費電力最大値】 151W 【Prime95実行時消費電力最大値】 104W 【アイドル時消費電力】 22W となった。 Sound Cardの件は次回に・・・ |
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■相変わらずWin8の評判は思わしくない。自分は弄り甲斐のある楽しいOSと思っているのだが、発表当初 「 Win8 UI 」 にケチが付いて以来、挽回の兆しは見えない。 そして、Win8の発売日は10/26に迫っている。 ・パフォーマンスはWin7を上回る ・メモリ使用量/消費電力ともWin7より少なめ ・インストールはWin7以上に簡単かつ速やか ・新機能 Storage Pool は使い易い ・Hyper-VやVMwareによる仮想OSのパフォーマンスも良好 そうしたWin8の良い面に目を向けず、「顔」である「UI」だけで全否定の憂き目にあってる。人間は顔が全てではないのと同じように、OSもまた性格で判断したい。 Win8の性格=機能&性能は決してWin7に劣らないばかりか、前述のように多くの利点がある。我家では Win8導入から7ヶ月経った。できることならWin7に戻りたくない心境だ。 但し、Win8そのママではどうにもしっくりせず、幾つかの工夫を重ねてきた。 本サイトで度々述べたように、Classic Shellの導入により、 ①StartMenu復活 ②Windows 8 UI Skip ③CharmsBar機能抑制 が可能になった。そして今回、新たな工夫④を加えた。些細なことだが横着者にはピッタリなので、ご同類のために紹介しよう。 Classic Shellを入れたWin8-PCを起動するには、ロック画面が表示された後、 ・任意のキーを押す ・パスワードを入力する と二手間かかる。時にはこれすら面倒なことがある。 そこで「パスワード省略ログオン」することにした。 ・「スタート」→「ファイル名を指定して実行」→名前の欄に「 netplwiz 」と入力する。 ・「ユーザーがこのコンピューターを使うにはユーザー名とパシワードが必要」欄の チェックを外し「適用」をクリックする。 ・「パスワード欄」及び「パスワードの確認入力欄」にパスワードを入れ、再起動する。 これでWin8は電源投入後、馴染みのデスクトップ画面が表示される。起動途中に現れるWin8のスタート画面は直ぐに切り替わる。初め、その経過画面も嫌っていたのだが、もしそれがなければ起動したOSが何であるか分からなくなるので、受け入れることにした。 ■さて、前節の最後に述べた Sound Cardの件、 ・Auzentech X-Fi Forte 7.1(LP仕様)を挿した時、 → 音は良いが消費電力は12W増加する。 ・ASUS XONAR DSX(LP仕様)を挿した時 → 消費電力は4W増に留まるが音質に不満あり。 従って、結論は保留。 ■では、本PCをどうするか。 ・A8-5500を載せた場合、picoPSU160では厳しい ・絢風300Wを使うとケースが大きくなる 更に工夫を重ねて ・picoPSU160で安心運用したい ・ケースは10L以下にしたい そのためには何をどうすればよいか・・・ |
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A8-5500でpicoPSUは厳しい。A4-5300は動作に難あり。この点について検索していたら、2ch【Trinity】AMD A・E2シリーズ総合スレから以下に導かれた。 → http://www.techpowerup.com/img/12-08-27/132a.jpg 同サイトに依れば、A4-5300の仕様は A10-5700/A8-5500/A6-5400 とは大分異なる。他のAPUにあって、A4-5300だけにない機能は以下の通り。 ① Accelerated Video Converter ② AMD HD Media Accelerator ③ AMD Radeon Dual Graphics ④ AMD Performance Advantage ⑤ AMD Wireless Display ⑥ AMD Eyefinity Technology ⑦ AMD HD3D Technology 何これ、全然駄目ジャン。 CCC12.8のInstallerは、A4-5300ではサポートしない機能の分まで導入してしまうのではないかと疑われる。但し、同表の信頼性を確認するまでは、俄に断定できないので暫く様子見か。然らば当面どうするか。仕方ない、安物買いのナントカ路線まっしぐらを決め込み A6-5400 で試そう。DownClock による対応は最後の手段に残して置こう。 A8-5500からA6-5400に交換した結果は如何に。電源を絢風300WとpicoPSU160+150W ACアダプタの二通り計測した。(比較のためにA8-5500のデータを添えた)
・アイドル時消費電力は picoPSU160の成績が良い。 ・負荷時消費電力は 絢風300Wの成績が良い。 ・A6-5400のCPU能力は A8-5500の凡そ62%。 ・A6-5400のIGP_HD7480Dの能力は A8-5500のIGP_HD7540Dの凡そ77%。 ・A6-5400とA8-5500の能力差は予想以上に大きく、価格差がそのまま表れた。 以上の結果から、A6-5400ならpicoPSUで安心運用できることが明らかになり、8.8LのMicro-ATXケースに収める見通しが開けた。 |
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ECS A75F2-M2にA8-5500を載せて CCC 12.8を Installすると「AMD Quick Stream Technology(以下AQST)」なる見慣れないアイコンが現れる。AMDのサイトに「AMD Quick Stream Technology : PCシステム上でビデオストリーミングの優先順位を設定し、スムーズで中断のないビデオストリームを実現する新しいテクノロジー・・・」とある。 前節のTrinityシリーズ諸元表に依れば、A4-5300は他のAPUに較べて機能が限定されている。然しながら、表中の空欄がサポート外なのか不明なのか俄に判断できない。表では A4-5300はAQSTをサポートしていることになってはいるが、本当に間違いないのだろうか。 CCC 12.8を導入する際、「高速」と「カスタム」の二つのモードを選択する画面が現れる。通常は「高速」モードで問題ないので「カスタム」を選ぶことは少ない・・・ 、 そうだ、CCCをカスタムモードで入れたらどうだろうか。結果は大当たり。AQSTのInstallを外しただけで A4-5300 の動作は見違えるように安定した。それから10時間不都合なし。 ■TrinityシリーズにCCCをInstallする際の注意点 【A8-5500 / A6-5400】 高速モードで問題なし。(A10-5800K/A10-5700/A8-5600Kも同様かと) 【A4-5300】 必ずカスタムモードを選択し「AMD Quick Stream Technology」を除外する。 斯くして、上の「Trinityに手こずる」節で述べた A4-5300問題は取り敢えず解決した。 他の原因による可能性もあるので、まだまだ安心できないが・・・ |
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これまでのテスト結果を踏まえ、FM2シリーズから最廉価 APU&M/B を選び、またまた1台組むことにした。 【APU】 Trinity A4-5300 \4,880 【M/B】 ASRock FM2A55M-DGS \4,980 FM2A55M-DGSはSATA3.0もUSB3.0もサポートしない。それでは今時通用しないのでは。ところがそうでもないのだ。 ・ASRock FM2A55M-DGSの寸法は 226 x 193 mm ・一般的なMicro-ATX M/Bは 244 x244 mm ・因みに、上の方で使った ECS A75F2-M2は 244 x210 mm M/Bの寸法が 226 x 193mmなら、かなり小型のケースに入る。 そうだ、Mini-ITXケースに入れてみよう。手持ちのケースを確認したら、 ① INWIN WAVY (IW-BMR651:初代WAVY) ② Scythe SCY-403-ITX-BK ③ Scythe ACC-ITX の3台が候補に上った。 ② は拡張スロットが1本なので使いにくい。 ③ は現在使用中 そうなると①が残る。 センチュリー 薄 AMDモデル CGU-NK52TZ PT3&Sound Card&etc. を挿したMicro-ATX M/BがMini-ITXケースに収まるとすれば、SATA3.0やUSB3.0がなくとも、少しは面白味のあるPCが出来上がるに違いない。 ところが、FM2A55M-DGSをWAVYに収めるためには、幾つかのハードルがある。中でも難物は M/Bの電源コネクタ裏に突き出た半田付けされたリード線対策だ。Original状態ではケースの底板にモロ接触する。その部分はケース付属の電源を固定するため5mmほど底上げされ除去は困難。仍って解決策は、 ・M/B裏に突き出たリード線を短く切断する。 ・リード線の下に1mm厚のベーク板を貼り付ける。 ・フロント寄りのM/B取り付けスペーサーを1mm嵩上げする。 ・その結果、M/Bは前後に1mm傾斜する。 目論見通り事は運ぶだろうか・・・ |
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残る部品、HDDとスリムBDドライブを取り付けた。 【M/B】 ASRock FM2A55M-DGS 【CPU】 Trinity A4-5300 【CPUクーラー】 センチュリー 薄 AMD Model CGU-NK52TZ 【CPUクーラーファン】 ENARMAX UCCL9 【MEM】 DDR3-1600 4GBx2 【SSD】 m4 256GB (特価品) 【HDD】 WD 2.5" 1TB (氷室mini入り) 【Slim BD】 Panasonic UJ-260 【LAN】 Intel Gigabit CT Desktop Adapter 【TV Tuner】 PT3 【PSU】 picoPSU160XT 【AC Adaptor】 EDAC EA11803A-120 12V-12.5A 150W 【Case】 INWIN WAVY (IW-BMR651:初代WAVY) 【OS】 Win8 Enterprise64 TechNet版 【Windows Experience Index】 6.2 7.2 6.5 6.5 7.8 【3DMark06】 Score:5375、SM2:1911、SM3:2346、CPU:2284 【Superπ104万桁】 27秒 【Yume1024×768最高】 27596 【OCCT実行時消費電力最大値】 113W 【Prime95実行時消費電力最大値】 80W 【アイドル時消費電力】 24W 【OCCT実行時CPU温度最高値】 63.5℃ (室温24.5℃) 【Prime95実行時CPU温度最高値】 58.5℃ 【アイドル時CPU温度】 34~35℃ (温度計測はHWiNFO64を使用。ASRock eXtreme Tunerの計測値と同値) 小型のMicro-ATX M/Bが6.8LのMini-ITXケースに無事収まった。この手法は小型ケースに好みの拡張カードを複数枚挿したい時に有効なので、多くのPC自作erにお奨めできる。 では、気づいた点を纏めておこう。 ・A4-5300のCPU能力は Pentium G620T に近い。 A4-5300のIGP HD7480Dの能力は、ビデオカード HD6450と6570の中間くらい。 ・Trinity 最低ランクのA4-5300でも消費電力や廃熱処理には要注意。 ・初代WAVYはケース内部の風通しに難があり、低TDP向き。 ・本PCで高負荷な使い方をすると、CPUファンは直ぐに全回転し、かなりノイジー。 ・右側板に取り付けた80mmファンは、吸気・排気の何れにするか検討の余地あり。 ・SATA端子6個を生かすならSFXorATX電源を使い、もう少し大きなケースに入れたい。 |
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2ch Mini-ITXスレ総合-63-の 989/990 さんから「WAVY IIではなく初代WAVYでは」との指摘を受けた。初代WAVYもWAVY II も大して変わりないと思っていたらそうではなかった。手持ちの初代WAVYはケースファン1個仕様。現在販売されているWAVY IIはケースファン3個仕様。新たに増設された側面92mmファン(横置きの場合は上面)の効果は大いに期待できる。この際、WAVYとWAVY IIを間違って掲載した責任を取ろう。結局、最後まで「安物買いの銭失い」路線を貫くことになった。 ケース交換後の温度やノイズの変化については、明日以降のレポに・・・ (2012/10/12) |
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Advantech社 AIMB-R4301-03A1E がやっと届いた。注文10/05、到着10/29。 注文を間違えたかと思える程厳重な梱包に驚いたが、中身は161x74mmのPCI Ex4カード1枚、取説はなし。 早速、以下の構成で試した。 【M/B】 ASRock FM2A75M-ITX 【CPU】 Trinity A6-5400K 【MEM】 DDR3-1866 4GBx2 【SSD】 SAMSUNG 830 128GB 【PSU】 picoPSU160 + 150W AC Adaptor 【OS】 Win8Pro64 UpGradeDL版 先ず、M/BのPCI Ex16スロットにPT3を挿し動作を確認した。問題なし。 次に、AIMB-R4301-03A1E + PT3で動作を確認した。問題なし。 これは素晴らしい。PCI Ex16スロットからPCI Ex1カードが3枚使えるようになれば、Mini-ITXの可能性は大きく拡がる。 と思ったのも束の間、複数枚のカードを認識しないのだ。挿す位置を換えたり、BIOSでPCI Ex16の設定を弄ったり、そしてまたM/Bを交換したり。結果は同じ。どう組み合わせてもダメ。考えられる原因は幾つかある。 ①各カードの割り込み設定が適切でない。 FM2A75M-ITXのBIOSに割り込み設定を変更する項目はない。 OS上から変更できるかどうかは未だ試していない。 ②AIMB-R4301-03A1Eのスロットは差込み加減がやや緩め。接触不良の可能性も有り。 ③カードの初期不良。 さて、どうしたものか・・・ |
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AMD Trinity対応のMini-ITX M/Bは、SATA-Port数が多く使い途を選べば重宝する。 価格も手頃で求めやすい。 ところが、Intelの最新CPUに較べて高負荷時の消費電力が高く、picoPSUでの運用は十分注意しなくてはならない。 今年の1月に入手した "ASRock FM2A85X-ITX"はSATA-Portが7個もあり、?台目のFile Server用に考えたものの、前記の理由により組立は先延ばしになっていた。殆ど忘れかけたところ、昨日(5/20)省電力型の新CPU "A4-4000"が発売された。 そこで、以下の構成で試した。 【M/B】 ASRock FM2A85X-ITX 【CPU】 Trinity A4-4000 【CPU Cooler】 Noctua NH-L9a 【MEM】 DDR3-1866 4GBx2 (DDR3-1333で使用) 【SSD】 Intel 330 120GB 【PSU】 picoPSU160-XT + 150W AC-Adaptor 【Case】 Obon 【OS】 Win7 Enterprise64 ところが絵が出ない。理由は二つ考えられる。 ① Memory Typeが合わない。A4-4000はDDR-1333まで。もしかするとA8-5500用に 手動で1866に設定したかも知れない。 愚かにも BIOSの設定を確かめずにCPUを 交換してしまったのだ。 ② BIOSのUpdateが必要。 直ちにCMOSをClearするか迷うところではあるが、Win7のInstallは時間がかかるので、一端A8-5500に差し替え、Win7Enterprise64のInstallとUpdateを終えた後、BIOSを更新し A4-4000 に戻すことにした。 今度は無事に絵が出た。 結局 ① ② 何れの所為か判らず仕舞いになった。度重ねてお粗末な話しだ。 【Windows Experience Index】 5.8 7.3 6.5 6.5 7.9 【3DMark06】 Score:5051、SM2:1828、SM3:2182、CPU:2112 【Superπ104万桁】 31秒 【Yume1024×768最高】 21968 【OCCT実行時消費電力最大値】 67W 【Prime95実行時消費電力最大値】 55W 【アイドル時消費電力】 16W 【OCCT実行時CPU温度最高値】 48.5℃ (室温26.0℃) 【Prime95実行時CPU温度最高値】 48.0℃ 【アイドル時CPU温度】 32~33℃ A4-5300との比較は次回に・・・ |
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SofmapのA4-4000 紹介欄に 「対応BIOS以外は起動できません。事前にマザーボードを対応BIOSにアップデート頂く必要がございます」 とあることから、矢張りBIOSのUpdateは必須だったようだ。と言うことは、今回自分が行った手抜かりな手順も、決して見当外れではなかったことになる。 さて、Dataは比較するものがなければ役に立たない。別のPCからA4-5300を引き剥がすことにしよう。結果は以下の通り。(Celeron G1610T のDataを添えた)
・CPUの能力差は 3DMark Vantage のCPU値によく表れている。 ・A4-4000とA4-5300のGPUは僅差。 ・HD7480D は画質/精細感/Contrastなど良好。Full-HD動画の再生も特に問題なし。 ・Idle時消費電力は、A4-5300よりA4-4000の方が2W低い。 ・Prime95実行時消費電力は14W、OCCT-PS実行時消費電力は22W、何れもA4-4000の 方が少ない。 ・A4-4000はA4-5300に較べて、高負荷時の消費電力が大幅に減少した割には Performanceはそれ程劣らない。 従って、A4-4000は Server用途や小型のCaseに収めたい時などに重宝しそうだ。 我家でどう使うかは未定だが・・・ |
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別頁、Haswellの件で不調があり、M/Bを販売店に送り検証を依頼した。その結果がでるまでの間、話題をAMDに移そう。 では、6/4に入手したAMDの新APU Richland A6-6400KのTest結果を遅ればせながらUPしよう。A6-6400K を選んだ理由は、 ・同Seriesの最低価格だった。 ・picoPSUでも安心して運用できそうだから。 AMDのAPUはIntelに較べて消費電力・発熱量とも高く、Mini-ITXで使うなら十分な配慮が必要とされる。能力目一杯の使い方はATXやMicro-ATXに任せ、Mini-ITXでは欲張らず控えめに運用したい。そうなると A6-6400K が最も無難に思われたからだ。
上の表から、 ・両者のBench結果を較べると、6400Kの方が3~12%良い結果が得られた。 ・消費電力は、A6-6400K/A6-5400Kともほぼ同じ。 ・高負荷時のCPU温度は予想より低めだった。Fanの回転数をもう少し落とせそう。 これは使用したCPU Cooler Noctua NH-L9aの優秀さを示すものか。 ・6/19現在、6400Kの価格は 8430円、5400Kは5920円。 価格差に見合う性能差かどうかは受け止め方次第・・・ |
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昨夜、或る閲覧者から「A6-6400Kを使ったPCで動画を再生した時の消費電力」について質問された。生憎、そのPCに使ったSSDを他に流用したために即答できず、再Installすることにしたのだが、2ch Mini-ITX板に 「AXP-100とFM2A85X-ITXとの組み合わせは各部の干渉を回避するのは困難 試してみた事のあるヤツなら分かるよ・・・」 とみえたので、二つの用件を合わせて検証することにしよう。前に"AXP-100 + FM2A85X-ITX"を試した時は、背の低いMemoryを載せ全く問題なかったが、一般的なSizeのMemoryではどうだろうか。 |
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仍って、AXP-100をFM2A85X-ITXで使う場合、 ・できればHeat spreaderのない形式のMemoryを選ぶ。 ・Heat spreader付きのMemoryを使う場合は、Heat sinkを傷付けずに傾きを修正する のは相当難しそうなので、上に述べた通り、Finの一部を削り取る。 ・なお、Back Plateの取付は問題なし。 Heat sinkの傾き加減は製品毎に異なるものと予想される。案外「少しくらいの接触は気にしない」で済むかも・・・ |
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では、上に述べた閲覧者の要望に応え、動画再生時の消費電力を計ろう。
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との謳い文句に、一瞬我が目を疑った。「径84mm高27mmでTDP120Wに対応」 いくら何でも誇大広告ではないだろうか。仮にそうだとしても、27mm高のCoolerは魅力的。Fanは交換できそうにないが、Heatsinkだけを使い、別のFanを載せる手立てもある。実はこの形式のCoolerは、以前VGA Coolerで使ったことがあり、Fanがへたるまでは底々の性能だった記憶がある。話し半分としても生かす途はあろう。 では、実際に取り付けみよう。そこで先ず、Back Plateがどこにも当たらず工夫要らずのSmall Micro-ATX M/B "ASRock FM2A75M-DGS"を選んだ。 【M/B】 ASRock FM2A75M-DGS 【CPU】 Trinity A6-5400K 【CPU Cooler】 ZALMAN CNPS2X 【MEM】 DDR3-1866 4GBx2 【SSD】 Intel 510 128GB 【HDD】 WD 2,5" 1TB 【PSU】 picoPSU160-XT + 150W AC Adaptor 【OS】 Win8 Pro64 【Case】 Obon |
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測定結果は以下の通り。
感想は次回に・・・ |
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次に、TDPの高いCPUで試してみよう。 【M/B】 P8Z77-I DELUXE 【CPU】 i7 2600K (TDP 95W) 【CPU Cooler】 ZALMAN CNPS2X 【MEM】 DDR3-1600 4GBx2 【SSD】 C300 64GB 【PSU】 AYAKAZE 300W 【OS】 Win8.1 Pro Pre64 CNPS2Xの取付に問題はなかった。結果は以下の通り。
よって、ZALMAN CNPS2XをTDP95Wのi7 2600Kで使うのは厳しく、TDP65W以下のCPUが無難か。では、FanのNoiseはどうか。Idle時1800rpmくらいでも静かとは言えない。但し、Fanの水平方向と垂直方向とではNoiseの聞こえ方に大きな違いがあり、 ・水平方向は比較的静か。 ・垂直方向は軸音/風切音とも確り聞こえる。 ・全回転時はそれなりに煩いが爆音ではない。 との結果から、Caseを選べばNoiseが気にならない程度に押さえ込めるかも知れない。 |
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A10-6700Tが届いた。早速梱包を解いたら "SimCity"と"Far Cry 3 Blood Dragon"のDL券が挟まっていた。自分は使う予定がないので猫に小判か。 さて、手元にFM2対応のM/Bは4枚ある。その内どれにするか。最近"Small Micro ATX"が気に入っているので、先ず 244x174mmの Gigabyte GA-F2A85XM-HD3 から試すことにしよう。残りの3枚も順次登場することになろう。 【M/B】 Gigabyte GA-F2A85XM-HD3(BIOS:F3) 【CPU】 A10-6700T 【CPU Cooler】 Noctua NH-L9a 【MEM】 DDR3 1866 4GBx2 【SSD】 C300 64GB 【PSU】 SST-ST45SF-G(Fan交換済み) 【Case】 Obon 【OS】 Win8Enterprise評価版 初め、Win8.1Pro64 Preview版の入ったSSDをそのまま繋いだ。BIOS上の認識、Win8.1の起動とも問題なし。これは手間いらずで好都合だ、と思ったのも束の間、Win8.1対応のVideo Driverが当たらず、"Microsoft Basic Displey Driver"で代用された。仕方ない、Win8に入れ替えよう。ところがTechnet版のLicenceを使い切り、やむなくWin8Enterprise評価版を入れることにした。Win8のInstallはWin8.1に較べて更新File数が多い点を除けば特に問題なく終えた。 Web情報に依れば、「Radeon HD8650Dの対応DriverはCatalyst13.8Beta2のみとなっており、発売時点でもBeta版での対応になるという。また、13.8Beta2自体は8月19日に公開されたが、23日深夜に更新されており、この更新後のPackgeでのみ対応する。よって23日以前に13.8Beta2をDownloadしたUserは、再度Downloadする必要がある」とのこと。 結果は以下の通り。(UEFIの設定は全て規定値。以下同)
夜も更けたので、上表の評価は次回に・・・ |
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前節では、A10-6700Tにとって格下のA6-6400Kと比較した。できれば格上のAPUと較べてみたいが、生憎手持ちの中ではA8-5500が最上位。少々物足りなくとも、念の為にDataを加えて置こう。(APU以外は前回と全く同じ構成) |
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上の表から、
【CPUの能力】 A8-5500 > A10-6700T > A6-6400K 【GPUの能力】 A10-6700T > A8-5500 > A6-6400K 【総合的能力】 A10-6700T > A8-5500 > A6-6400K 【省電力度】 A10-6700T > A6-6400K > A8-5500 と言えようか。 |
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では次に、FM2A85X-ITXで試してみよう。 【M/B】 ASRock FM2A85X-ITX(BIOS:P1.50) 【CPU】 A10-6700T(CCC13.8 新Beta2) 【CPU Cooler】 Noctua NH-L9a 【MEM】 DDR3 1866 4GBx2 【SSD】 C300 64GB 【PSU】 SST-ST45SF-G(Fan交換済み) 【Case】 Obon 【OS】 Win8Enterprise評価版
A10-6700TをASRock FM2A85X-ITXに載せた時、CPU温度/高負荷時消費電力とも予想以上に良好な結果が得られた。これならpicoPSUで安心運用できそうだ。 |
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前述の通り、A10-6700Tは picoPSU160-XT での安心運用に見通しが立った。 この際だ、以下の三種の電源を較べてみよう。 ① SFX : Silverstone SST-ST45SF-G (80+Gold) ② pico : picoPSU160-XT + 150W AC Adaptor ③ TFX : IN WIN IP-P300HF7-2 (80+Platinum)
・SST-ST45SF-G は低負荷時の成績が見劣りする。 ・picoPSU160-XT は高負荷時の成績が見劣りする。 ・IP-P300HF7-2 は低負荷時/高負荷時とも良好な成績。 消費電力だけを考えれば、"IN WIN IP-P300HF7-2"で決りか。ところが、俄に結論は出せないのだ。SFX電源やTFX電源の最大の難点は、搭載されたFanのNoiseにある。既にSST-ST45SF-Gは "XINRUILIAN RDL8015S(80x15mm)" に交換済み。では、"IN WIN IP-P300HF7-2"のFanは如何に。同型の80+Gold電源"IP-P300GF7-2"はFanを交換する必要のない極めて静かな製品だったのに、一体全体どうしたことか。Fanは無負荷時から全開仕様で、そのままではとても使用に堪えないのだ。初期不具合の一種と思われるが販売店に送るのも面倒、Fanを交換しよう。結局、ここでもまたXINRUILIAN RDL8015Sの登場となった。 案の定、Fanの回転数を制御する機能が発動せず、200Ωの巻線型可変抵抗器を挿入することになった。これでは人に勧められない。 |
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では、手元に4枚あるFM2対応M/Bの内、残りの2枚も試そう。 ・ASRock FM2A75M-ITX(BIOS:P2.70) ・ASRock FM2A75M-DGS(BIOS:P2.60) 二枚ともUEFIは無事に起動し、前節で使ったSSDがそのままでOK。結局、手持ちのFM2仕様のM/Bは全て苦労なしで動作した。つまり、A85仕様2枚+A75仕様2枚を試したことになるが、当然のことながら、消費電力/Bench結果とも近い値が得られた。 敢えて差を上げるなら、 ・Performanceは A75仕様のM/BよりA85仕様のM/Bの方がやや良好。 ・消費電力は A75仕様のM/BよりA85仕様のM/Bの方がやや低め。 と言えよう。よって、買い換える程ではないが、新規に求めるならA85-M/Bがお勧めか。 三日間に及ぶ試運転の結果から、A10-6700Tに対する印象を纏めると、 ・消費電力は予想以上に低かった。SSDx1+AC Adaptorによる最小構成時、 OCCT4.4.0 PS実行時の消費電力は100W未満。 ・CPU温度も低め。室温が26~27℃の時、ASRock AsrXTUで計測した限りでは 50℃を超える場面はなかった。 ・CPU Coolerは Noctua NH-L9aで試したが、能力的に余裕があった。 これまでAMDのAPUは、たとえTDPが65Wであっても、消費電力と廃熱の点で慎重な対応を求められた。今回の新APU A10-6700Tは、そうした条件が厳しいMini-ITXでも安心して運用できるものと期待される。 では、FFXIV Benchの結果を上げておこう。 |
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現在、手持ちの "AMD FM2対応Mini-ITX M/B" は2枚ある。ところが、何れも曰く付き。やれ火が出たの煙が立ち上ったのと些か評判は思わしくない。従って、8月に入手した Richland A10-6700T は未だに身の振り方が決まらない。 2013/10/18、GA-F2A88XN-WIFIが発売された。最新のChipset"A88X"を搭載し、付属の無線LAN Cardは 802.11ac対応のIntel Dual Band Wireless-AC 7260。 このCardを単独に求めると5~6K円する。GA-F2A88XNは10K円程度。これは遣り過ごせない。 届いたGA-F2A88XN-WIFIを確認したら、 ・確りしたBackplate仕様。(最近のAMD Mini-ITX M/BはBackplateが省略される例が多かった) ・基板は黒味勝ちで値段の割には高級感がある。 ・Noctua NH-L9aのBackplateはそのまま使えた。但し、CPU Socketは稍拡張Slot寄り にあるので、大型のCPU Coolerは取り付けが難しいかも。 ・無線LAN用のAntennaは卓上型で扱い易い。 ・HDMI端子2個、SATA端子4個。 では、試運転しよう。取り敢えずASRock FM2A85X-ITXで使用したSSDをそのまま接続したら別段不都合なし。 【M/B】 GA-F2A88XN-WIFI 【CPU】 A10-6700T(CCC13.10) 【CPU Cooler】 Noctua NH-L9a 【MEM】 DDR3 1866 4GBx2 【SSD】 C300 64GB 【PSU】 picoPSU160-XT + 150W AC Adaptor 【Case】 Obon 【OS】 Win8.1Enterprise64 RTM版
Bench結果を見る限り、GA F2A88XN-WIFI もFM2A85X-ITX も大差ない。 敢えて違いを上げれば、 ・Chipsetが異なる。 ・Intel Dual Band Wireless-AC 7260の有無。 ・Backplateの有無。 ・SATA及びHDMI端子の数。 ・そして、GA F2A88XN-WIFI は次期APU"Kaveri"対応予定とか・・・ |
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今年一年のPC Sceneを振り返った時、真っ先に思い至るのは 「元気のないAMD」 と言えようか。CPUの能力はIntelに大きく水を開けられ、頼りのGPUも今一つ。特に 「絵が綺麗なRadeon」は過去の話。TS Fileの再生に関する限り、Intel内蔵GPUにも負けそうな為体。このままではCEOの首が飛ぶだけでは済まず、会社の存立すら危ぶまれる。 現在使用中のFile Serverは3台。その内2台はAMDのAPUを使っている。Performanceは底々ながら絵が綺麗でSATA端子が多いことから、それなりに重宝してきた。File Server内の動画Fileを削除する時、Network上から実行すると"ごみ箱"に入らず一気に消滅するため、なるべくFile ServerのExplorer上で行ってきた。その際必ず視聴するので、画質の良いAMDのAPUを選んできたのだが、最近のCCCはどうも思わしない。最早これまでか、とAMDに見切りをつけるべきかどうか検討していたところ、"ATI Catalyst 13.12"が発表された。 起死回生とまでは行かなくとも"ATI Catalyst 13.12"の画質はかなり良い。 Contrast/発色/白の抜け/黒の締り/色階調/Edgeが立ちすぎず適度な精細感等、 最良時の画質に近い印象を受けた。これならまだまだAMDを使い続けることができそう。確認したPCの構成は、 【M/B】 ASRock FM2A85X-ITX 【CPU】 A6-6400K 【CPU Cooler】 CPU付属品 【MEM】 DDR3 1866 4GBx2 【SSD】 C300 64GB 【SATA Card】 ASRock SATA3 Card 【PSU】 M3-ATX 125W 【OS】 Win8.1Enterprise64 ASRock FM2A85X-ITXのSATA3端子は7個、ASRock SATA3 Cardの2個を加えてSATA3端子9個なら、相当強力なFile Serverが出来上がるはず・・・ |
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