あれこれテストする XVIII
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AMD Opteronの廉価版 3280/3260/3250 が発売された。 これまでOpteronのソケットは Socket G32/34が用いられ、対応するM/Bはサーバー用に限られていたために中々手を出せずにいた。今回の3200シリーズはSocket AM3+仕様。一般的なM/Bでの動作が期待される。敢えてOpteronを選ぶ必要性は見当たらないのだが、新しい低TDP CPUとなれば放って置けない。 (2012/7/4) |
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Opteron3250 (2012.7.4)
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新Opteronシリーズ3種の中から 3250 を試すことにした。ところがAM3+対応のMini-ITX M/Bはなく、Micro-ATXからASUS M5A88-Mを選んだ。Opteronに関する情報は少なく、無事に動作するか少々心配。 先ず手持ちのAthlon II X2 250eを載せた。無事に起動し BIOS Ver.1101と表示された。2012.03.30付ではあるが最新版。 よし、Opteron3250に差し替えてみよう。 結果は不調、ウンともスンとも言わない。COMSをクリアしても変化なし。M/Bをよく見ると、電源ソケットの脇に「DRAM_LED」なるボタンSWがあったので、メインSW投入後に押してみた。結果は吉、無事にBIOS画面が現れた。SATAをAHCIに替えた以外は初期値のママWin7Pro64を入れた。部品構成及び結果は以下の通り。
・アイドル時消費電力は高いが、OCCT実行時ピーク消費電力 97W は好ましい。 ・今回はCPU付属のクーラーを使った。アイドル時1700rpm程度で比較的静か。 ・初めOnboardのHD4250で試したが、画質・パフォーマンスとも余りにも見劣りするので LP仕様のHD6570を挿した。サーバーとして使うなら不要。 さて、問題は使い途 ・・・ |
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Opteron3200シリーズに続いて Sempron X2 190が発売された。これもTDP45W。価格は洋画BD1枚分程度。そこで、M5A88-M からOpteron3250を外し、Sempron X2 190を取り付けた。 ・前節と同じく「DRAM_LED」ボタンを押すことで簡単に認識した。 ・Sempron X2 190は DDR3-1066メモリ対応とされるが、BIOS設定 AUTOの時、 DDR3-1600で動作した。 ・Opteron3250付属のCPUクーラーをそのまま流用した。発熱等問題なし。 ・アイドル時 CPUファン回転数:約1700rpm。 ・アイドル時 CPU温度:36℃、GPU温度:37℃ (室温 29.0℃)
3DMark06のCPU値を除けばそれ程の違いはなく、3者ともFull-HD FlashやTSファイルの再生に問題はない。ならば最廉価のSempron X2 190で十分か。 ところがそうではない。DVDやSDファイルをアプコン再生すれば直ぐに判る。PowerDVDのアプコン再生はCPUに依存するため、低スペックな2Core CPUではカクカクになり、使用に堪えない。その点、4CoreのOpteron3250は無難にこなす。 CPUの諸元をHWiNFO64から判る範囲で上げれば、 【Opteron 3250 HE】 ・4Core 2500MHz(TB時 3500MHz) L2 Cache:4096KB TDP:45W ・サポートする拡張命令セット:MMX SSE SSE-2 SSE-3 SSSE-3 SSE4A SSE4.1 SSE4.2 AES-NI AVX DEP EM64T SVM 【Sempron X2 190】 ・2Core 2500MHz(TBなし) L2 Cache:1024KB TDP:45W ・サポートする拡張命令セット:MMX 3DNow! 3DNow!-2 SSE SSE-2 SSE-3 SSE4A DEP EM64T SVM Opteron 3250をサーバーに使えば、能力の差は一層明らかになるであろう。今のところ、そうした予定はないが・・・ |
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M5A88-M + Opteron3250 + Win7Pro64 が底々のパフォーマンスで動くことは判った。 次なるテストは如何に。WHS2011は飛ばしてWin8RP64を入れてみよう。 Win7Pro64で使ったSSDにWin8RP64を上書きした。Installは問題なし。恒例に従い、 Classic Shell + Quick Launch + Task Scheduler を導入し、Win2Kライクなデスクトップに仕上げ「Metro UI」を実質無効にした。相変わらずHD6570のドライバに難があり、Event Viewerにエラーログがゾロゾロ現れるが、今のところ動作に問題はない。 さて、昨夜(7/4)PT3の「SDK」と「FPGA 回路更新ツール」がUpdateされた。現在、サイドテーブル上にPT3-PCはなく、本機がその場所を占有している。折角だ、Win8RP64でPT3を試そう。 ・先ず、必要なソフトを入れた。 Microsoft .NET Framework 3.5 Service Pack 1 Microsoft Visual C++ 2005 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ Microsoft Visual C++ 2008 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ ・PIT3及びICカードリーダーを繋いだ。 ・ICカードリーダーのドライバは自動的にInstallされた。 ・「PT3-Driver-092.exe」を管理者権限でInstallした。 ・FPGA 回路更新ツール「PT3-Update-095」を管理者権限で実行した。 ・ここで Shutdown し、更に電源コードを抜く。(これ重要事項) ・電源を投入し「PT3-SDK-095.exe」を管理者権限でInstallした。 ・ここで念のために再起動した。 ・TVTest + TvRock + RecTask をInstallした。 ・BonDriver_PT3-STは(Hitobashira-1)を入れた。 ・目下設定途上ではあるが、視聴に関する限り問題は起きていない。 よって、Win8RP64上でPT3が動作することを確認した。無問題かどうかは検証中・・・ |
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上で「TVTest + TvRock + RecTaskをInstallした」と述べた。ところが、TvRock+RecTaskではEPGの取得不可。 pt3Timerは動作不可。 かと言ってTVTestでの録画は面倒至極。さて、どうしたものか。 PT3の発売以来、仕事の早い人が多い。早々に「FPGA 回路バージョン 0x04」に対応する「BonDriver_PT3-ST」の制御プログラム「PT3Ctrl_r3mod2」がUpされた。結果は吉。 pt3Timerが無事動作するようになった。奥の手を使った自動スクランブル解除もOK。 Win8RP64上で TVTestとpt3Timerが動けば御の字だ。2senの作者さんに感謝感謝・・・ (残念ながら、この時点でもTvRock + RecTaskはEPGの取得不可。もう少し試行錯誤してみよう) |
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