あれこれテストする III

前作のNF93-LFを使ったPT2-PCは絶好調だ。省電力低発熱CPUにも拘わらず、前後に120mmファンを取り付け、HDDを収めた消音ボックスにλゲルシートを追加し、更にケース内の配線を工夫したため、CPU温度・HDD温度・ノイズレベルとも極めて良好な結果が得られた。リアファンに手を翳すと涼しい風を受ける。こんな事は滅多にない。

二匹目のドジョウ (2010.8.11)

10日間で映画17本・音楽番組3本、合計45時間程録画した。 収録ミスや再生の不具合は一度もない。某社のカードとは大違いだ。 これを見た家人が黙っている訳はない。案の定、もう一台のPT2-PCを組み立てる羽目になった。ぼったくり価格ではあるがPT2は入手可能。毎度のことながら、問題はケースだ。

手頃なPCIスロット付Mini-ITX M/Bは見当たらないので、手持ちのMicro-ATX M/Bを使うことにしたのだが、 タワーケースやデスクトップケースでは大きすぎて部屋に似合わない。スリムケースではPT2が収まらない。そこで SilverStone SST-SG02B-F を注文した。
 ・寸法は W270xH212xD393 mm。 奥行に不満はあるが致し方ない。
 ・廉価ケースなのでケースカバーはペラペラかもしれない。補強で解決できるだろうか。
 ・電源はpico化する予定。またまたリアパネルを加工して120mmファンを・・・
 ・5"ベイは2段。スマドラ入り3.5"HDDが収まる。

果たして、柳の下に二匹目のドジョウはいるだろうか。

スマドラを改造する (2010.8.11)

これまで、スマドラの性能に対して特に不満もなく使ってきた。ところが、Mini-ITXケースQ08に3.5"HDDを収めるために消音ボックスを自作して以来、スマドラの放熱性能に疑問を抱くようになった。確かに、消音性能は優れているが、HDD温度はやや高めになる。

そこで、その理由を追及するためにスマドラを分解した。
 ・スマドラに使われているゲルシートの熱伝導率は如何に
 ・内部に貼られた銅板の効果は如何に
 ・HDD基板の発熱に対する配慮に疑問
放熱性能が思わしくない要因として三点ほど気付いた。

HDDの表面 (基板の無い方) をよく見ると、決して平面ではなく凹凸がある。 熱伝導率の良い銅板を使用しても、数カ所の点接触では熱の移動に限界がある。ならばHDDと銅板が面接触するように工夫してみよう。方法は二つある。
 ・CPUやGPUと同じようにグリスを塗る
 ・銅板とHDDの間にゲルシートを貼る

広い凹凸面にグリスを塗るのは現実的でない。やはりゲルシートか。手持ちのλゲルシートは2mm厚。そのまま挿入すると蓋が閉まらなくなる可能性がある。解決策は一つ。スマドラ本体と銅板の間に貼られたゲルシートの厚みを調節する他はない。

スマドラに使われているゲルシートは3mm厚。このシートを剥がし 2mm厚のシートを二ヵ所使用すれば4mm。差分は1mmとなる。今回使用するλゲルシートは柔軟性が高く、延ばせば薄くなる。1mmの誤差なら吸収できそうだ・・・

アクリルケースについて (2010.8.13)

2chのMini-ITXスレで、自分宛にアクリルケースの紹介があった。
早速確かめたところ、ASK-TECHのNK-SC400i なる製品だった。
 ・寸法は W216xH332xH420mm (一般的なMicroATXケースの高さを数㎝縮めた大きさか)
 ・5"ベイ5段 内、スライディング式のHDDラックマウンド2個
 ・ATX電源登載可
 ・後ファン・底ファンとも最大120mm可

自分の用途に向くだろうか。
 ・スマドラ入りHDDを3~4台収めるには好都合だが、
  ファンの位置はスマドラ向きではない
 ・剛性不足が心配される(下表参照)
 ・ケースが大きい割には拡張スロット一本だけ
PCIスロット付きMini-ITX M/Bがもう一枚あれば、2台目のPT2-PC用に検討したかも知れないが・・・

では、アクリルケースについて一席

アクリル
アルミ
比重
1.19
2.7
7.8
PCケースに使われる場合の板厚
(平均的な板厚)
3.0~5.0mm
(3.0mm)
1.0~2.0mm
(1.5mm)
0.6~1.0mm
(0.8mm)
面積あたりの重さ
(平均的な板厚の場合)
3.57~5.95
(3.57)
2.70~5.40
(4.05)
4.68~7.80
(6.24)
切断・穴開け
材質によっては
角が欠けやすい
簡単
時間がかかる
切断面の仕上げ
木工用の鉋が
使える
ヤスリとサンドペーパー
接合
剛性を満足させる
取り外し可能な
接合は面倒
簡単
折り曲げ
可能ではあるが
折れやすい
1.5mm厚までなら
簡易折曲機で可能
0.6mm厚までなら
簡易折曲機で可能
剛性
面積が広くなると
剛性が不足する
補強も面倒
折り曲げれば必要な剛性は確保できる
工作性
補助金具を使えば
平板からの製作は
比較的簡単
折曲機、或いは
補助金具を使えば
平板からの製作は
比較的簡単
手加工では
平板からの
製作は難しい
市販ケースの改造
そのまま使う方が無難
比較的簡単
やや面倒
問題点
剛性不足の場合
拡張スロットに
挿したカードが
緩みやすい
特になし
重い

SilverStone SST-SG02B-F (2010.8.15)

SilverStone SST-SG02B-Fが届いた。デザインと仕上げは価格相応。Mini-ITXに見慣れたせいか、やっぱデカイ。早速分解しリアパネルの切断に着手・・・ だが、思いとどまった。このケースの奥行は393mm。 5"ベイにスマドラ入りHDDを収めた時、 スマドラの後端からリアパネルまで凡そ200m。仮に120mmのリアファンを取り付けても、スマドラの冷却には効果が薄い。寧ろスマドラの真後ろに適当なファンを取り付けた方が確実だ。となれば、敢えて電源をpico化する必要はない。

さて、家人の録画ペースは月平均300GB程度。2TBなら半年もつ。ケース内に何台もHDDを積まず、録画したファイルを外部HDDに整理した方が発熱やノイズの点で有利だ。
そこで、
 ・システムは40GBのSSD
 ・録画ファイル以外のデータは 2.5" 320GB HDD、
 ・録画ファイルは 3.5" 2TB HDD
 ・ライブラリーは 外部HDD
との方針を立てた。

よって、2台目のPT2-PCは、
 【CPU】 i5 661
 【CPUクーラー】 Samuel 17
 【M/B】 Asus P7H55-M PRO
 【MEM】 CORSAIR DDR3 2GB×2
 【SSD】Intel X25-V 40GB
 【HDD 1】 Western Digital WD3200BEVT (消音ボックス入り)
 【HDD 2】 Western Digital WD20EARS 3.5" 2TB (スマドラ入り)
 【外部HDD】 Western Digital WD20EARS 3.5" 2TB × N (HDDケースは未定)
 【地デジカード】 PT2
 【ICカードリーダー】 NTT-ME SCR3310-NTTCom
 【サウンドカード】 ONKYO SE-200PCI
 【BDドライブ】 LITEON iHOS104
 【電源】 SilverStone SST-ST45SF
 【ケース】 SilverStone SST-SG02B-F
 【OS】 Win7HP32
以上、PT2とケース以外は手持ちの部品で間に合わせることにした。

計画変更か (2010.8.29)

前回の更新日から2週間経った。その間、別の道楽に・・・ ではなく、実は本業に勤しんでいたのだ。(メールを下さった方には本業を打ち明けていますので、その理由がお判り頂けると思います)
漸く一段落したので、部屋に部品や工具を並べPC工作室に戻したところである。

扠、2台目のPT2-PCを完成させよう。適当なPCIスロット付Mini-ITX M/Bが見当たらずMicroATXで着手したのだが、2ch Mini-ITXスレに気になるレスが上がった。

 170 :Socket774:2010/08/28(土) 22:03:30 ID:NcSNTlml
 例のライザーでSG05にPT2&PT1の2枚挿し
 ttp://2sen.dip.jp/cgi-bin/pt1up/source/up0291.jpg
 これで延長してます
 ttp://www.mtg.co.jp/risercard/KF-PCI-EX1.htm
 DH57JG+i3-550
 とりあえず8TS受信問題なし

M/BはPCIスロットのないDH57JG。PCI-Ex1延長ケーブル + PCI-Ex1-PCI変換ライザーカードを使い、PT2を逆さに据える素晴らしいアイディアだ。そのまま真似したのでは申し訳ない。他のMini-ITX M/Bに応用できないものだろうか。

そこで、J&W MINIX H55-HDを候補とした。1万円を切るLGA1156 Mini-ITXとして登場した新製品だが、果たして思惑通り行くだろうか。PCI-Ex16スロットがビデオカード専用の場合もあるので試すまでは判らない。H55-HDは本日(8/29)到着予定。

ではケースはどうするか。目下計画中のSilverStone SST-SG02B-Fは一時見合わせ、GF9300-D-Eで使っている、同じくSilverStoneのSST-PT09B-120Wはどうだろうか。
 SST-SG02B-F 270x212x393 mm 約22.5L
 SST-PT09B 185x135x240 mm 約6.0L
部屋にはSST-PT09Bの方が似合う。ライザーカードは手元にある。

だが問題もある。現在、まな板組のAsus P7H55-M PROにはCreativeのSound Blaster X-Fi Titanium HD が刺さっているのだが、これがまた良いのだ。決してAuzen X-Fi HomeTheaterHDに負けない清澄で滑らかな音がする。H55-HDではこのカードは使えない。
二兎追うものは・・・ではないが、Mini-ITXの場合、何かを妥協しなくてはならない。ケースサイズを優先するか音質を重視するか、兎に角試す他はない。

出足快調 間もなく頓挫 (2010.8.31)

■ 例のライザーとは 「Ably-Tech GH-EB262-C7 (PCIex X1 - PCI x2ライザーカード)」のことである。PCI Ex1スロットをPCIスロット2本に変換するライザーカードだ。PCIスロットのないM/Bやフルハイトカードが入らないスリムケース等で使われる。レア物だけに値も張る。5980円也。 先日、再入荷した時に求めた。

さて、どう使うか。それが問題だった。 カードを縦向き横向き何れの場合もケースを改造しなくては取付不可、と思っていたら、今回の2ch Mini-ITXスレ >>170氏のアイディアに愕然とした。PT2のスロット取り付け金具を逆向きに付け替え、逆さに収めるとのこと。この方法ならケースに傷を付けずそのままで済む。 よし早速試してみよう。と言ってもPCI Ex1延長ケーブルがなくては実現できない。取り敢えず まな板上で試してみよう。

8/29昼前、J&W MINIX H55-HDが届いた。
 ・MINIX-780Gに較べて化粧箱は幾分簡素にはなったが、それでもなかなか洒落た装丁
 ・All個体コンデンサ仕様
 ・他のLGA1156 Mini-ITX M/Bに較べてCPUの位置が中心に寄っている
 ・電源コネクタは20P

そこで、まな板組の Asus P7H55-M PRO と交換した。SSDとHDDはそのままに電源ON。チップセットが同じH55なので無事に起動した。そうは言っても細部の仕様が異なるため、幾つかのドライバは自動的に更新されて再起動。いとも簡単にM/Bの交換ができた。
次にライザーカード&PT2を挿した。これまた無事に開通した。

■ ところがである。何やら音がするのだ。初めは 例のヒヨドリ かと思ってみたものの音が高すぎる。7000~10000Hzくらいだろうか。エアコンを切り出所を探した。どうもH55-HDのようだ。電源を落とせば止むので間違いない。M/Bの鳴きは何度か経験したことがある。CPUやGPUの負荷が増した時に鳴きだし、アイドル時には鳴き止むのが通例だった。ところが、今回は鳴きっぱなしだ。この時期はエアコンを着けているのでよいが、秋も深まれば今以上に気になるであろう。そこで発生源と思しき個所を当たってみた。H55-HDに使われている2個のインダクタンスコイルを疑い覆ってみたが全く変化なし。他の部品も然り。 未だに発生源は不明。この手のノイズは一度気になりだしたらダメ。かといって修理の対象になりそうもない。

前に述べた通り、このPCは家人用。「マダ~」の声が聞こえてくる。8月中に完成との約束は難しくなった。仕方ない、当初の予定通りMicro-ATXで仕上げよう。何と言ってもSound Blaster X-Fi Titanium HDは音が良い。 ONKYO GX-500HD + YAMAHA NS-SW210で鳴らすのが楽しみだ。

そこで再びAsus P7H55-Mに戻した。やはり静かで良い。ライザーカード&延長ケーブルは沙汰止みになったが、何れ出番もあろう。

MINIX H55-HD (2010.9.4)

なぜ、H55-HDを早々に諦めたか、申し開きをしよう。
その前に、2ch Mini-ITXスレに上げた自分のレポについて述べる。

 210 :Socket774:2010/08/30(月) 21:45:44 ID:j2za5zaP
 >>206
 H55-HDは問題大有りのM/Bです。
 ・何とリテールクーラーの取付け不可。(conecoのレビュー通り)
 ・微かではあるが高周波音の鳴きが入る。未だ原因は特定できない。
 ・DH57JGより消費電力が大きい。
 ・BCLKの調節ができない。BIOSの更新待ちか。
 ・取付け可能な手持ちのCPUクーラーはSamuel 17だけ。
  Dynatron K129も手裏剣もそのままでは×。
 ・AINEXのバックプレートは使用不可。裏面に突き出た1.5~1.8mmある
  コンデンサのリード線を切れば何とかなるかも・・・

 308 :210:2010/09/03(金) 11:30:03 ID:ALM90bTk
 >>302
 CPUソケット回りの固体コンデンサとCPUクーラーのヒートシンクが接触します。
 ところが、CPUによって付属するヒートシンクのサイズが微妙に異なるため、
 全部ダメという訳でもありません。手持ちのヒートシンクを測ったら、
  Clarkdale系は完全に接触する:G6950、i3 530、i5 661
  Lynnfield系はギリギリ:i7 860、L3426
  前者は 1mm厚程度のコア高調節板が必要。
  後者は 0.5mm厚程度の高調節板を挟めば安心。
 固体コンデンサの高さはまちまちなので、M/Bの個体差も考えられます。
 また、CPUの発売時期によるヒートシンクの差異も考えられます。
  (スミマセン レスでは固体を個体と間違えてしまいました)

問題点を整理すると
 ① リテールクーラーのヒートシンクがH55-HDの固体コンデンサと接触する。
 ② 高周波音の鳴きが入る。
 ③ BCLKの調節不可などBIOSに不満がある。
 ④ 消費電力が高め。
の4点。ところがそれだけではなかった。

9/3、>>309さんのレスに
 309 :Socket774:2010/09/03(金) 13:41:37 ID:xU5ZNbjO
 ・・・もっと早くこのスレみつけりゃよかった。。。
 >>302
 H55-HDとi3-530買ってホクホクで組み立てしてたら、
  (中略)
 さらにwindows updateやると画面が砂嵐になって落ちる。
 不明なドライバはわかったけど、最新ドライバでやりなおしても砂嵐は変わらないし、
 電源変えても駄目だった。

よって、
 ⑤ 画面表示に問題がある。
が追加された。

実は、問題⑤はH55-HD導入後間もなく気づいていた。組み立ててから3時間程経過した時、突然クラッシュした。所謂砂嵐とは少し異なり、単色カラー画面の色が次々に変化する症状だった。その後、あれこれ手を尽くしたが一向に改善されず、M/Bの不調を疑ってはみたものの、原因が自分の不手際による可能性もあるので、暫く様子を見ることにした。
そして、>>309氏のレポにより、同じようなトラブルが他にもあることを知った。

この症状には再現性がある。
 ・Windows Experience Index ベンチ中に必ず起こる
 ・HD動画を再生すると数分後に起こる

未だ原因は特定できないが、M/Bに問題がある可能性は濃厚だ。最早自分の手には負えない。販売元に検証依頼を出そう。

Mini-ITX 一覧 (2010.9.5)

MINIX H55-HDを販売元へ送ったところで、過去3年間に組み立てたMini-ITX M/Bについて、使い心地及びトラブル例を纏めて置こう。(一部Mini-DTX)

 ・GPU内蔵のLGA1156タイプのCPUは静音化し易く消費電力も低い。
 ・チップセットに780G・GF9300・GF9400等を使ったM/Bは排熱処理及び静音化が面倒。
 ・Mini-ITXはATXやMicro-ATXに較べて初期トラブルが多いように感じられる。


購入
時期
メーカー
M/B
チップ
セット
CPU
問題点&対策
現況
静音化の
難易度
消費
電力
2010.06
Zotac
G41ITX-A-E
G41
E6600
特になし
Ubuntu-PC
DVDライブラリー
比較的簡単
2010.03
INTEL
DH57JG
H57
G6950
BIOSの初期化に
手間取った
マニュアルをよく読むこと
他に問題点なし
家人用
比較的簡単
2010.02
ZOTAC
H55-ITX
H55
未定
TBの利きが悪い
BIOSに難ありか
未完成
比較的簡単
2010.01
INTEL
D510MO
NM10
D510
CPUの温度表示が?
他に問題点なし
WHS用
比較的簡単
2009.12
DFI
P55-T36
P55
L3426
トラブル例多数あり
我家では無問題
未完成
比較的簡単
2009.11
Foxconn
G41S-K
(Mini-DTX)
G41
E3200
メモリソケット1本
他に問題点なし
職員自宅用
比較的簡単
2009.09
AOpen
nMCP7AUt-V
GF9400
Q8400
NICの初期不良あり
M/B交換後は問題なし
チップセットが熱くなる
大型のチップセット
クーラー必須
Auzentechの
カードを挿して
音重視PC
CDライブラリー
かなり面倒
2009.05
JETWAY
NF93-LF
G45
T9550
初期のBIOSに難あり
現在は問題なし
PT2-PC
かなり面倒
CPUクーラー
を自作した
2009.03
ZOTAC
GF9300-D-E
GF9300
L3110
チップセットが熱くなる
大型のチップセット
クーラーが欲しい
改装計画中
やや面倒
2008.09
J&W
MINIX
780G
9350e
チップセット
及びその回りが熱くなる
ファンの追加は必須
赤蜘蛛に収めた
見せびらかし用
やや面倒
高め
2007.06
Albatron
KI690-AM2
690G
4850e
パフォーマンスが見劣り
すること以外特になし
職員用
比較的簡単

激安サーバー I (2010.9.6)

2台目のPT2-PCはケース(SST-SG02B-F)に収めるだけになったが、HDDを何台積むか未だ迷っている。PT2を導入すると多重録画が簡単にできるためHDDの消費が半端でない。

SSD
&
HDD
SSD
HDD1
HDD2
HDD3
システム
一般データ
録画データ
録画データ
①案
128GB
2.5"320GB
(消音ボックス入り)
3.5"2TB
(消音ボックス入り)
②案
128GB
2.5"320GB
(消音ボックス入り)
2.5"1TB
(消音ボックス入り)
3.5"2TB
(リムーバブルケース入り)
③案
128GB
2.5"320GB
(消音ボックス入り)
3.5"2TB
(消音ボックス入り)
3.5"2TB(eSATA)

①案なら2台とも消音ボックスに入れられるが、直ぐに容量不足となる。
③案は、①案+外部HDD1台だが、eSATA接続はハードに疎い家人向きではない。
 (先日、部屋を掃除中にケーブルが外れ、録画ファイルが消えたと大騒ぎになった)
とすると、リムーバルケースに入れる②案が最適か。

ではどうするか、あれこれ思案の末、2台目のPT2-PCを一時保留し、録画ファイル専用サーバーを検討することにした。
 ・2TB×4台とし、その内の1台をリムーバルケースに入れホットスワップ対応とする。
 ・マルチプライヤー対応のSATAカードを導入し、将来の増設に備える。

そこで、ケースを探していたら「激安サーバー」が目に留まった。
 ・NEC Express5800/GT110b NP8100-1592YP4Y
 ・M/B・CPU・メモリ・HDD・光ドライブ・電源・マウス・キーボード、OS以外全部込み。
 ・販売価格:16,800円 送料:0円 合計:16,800円
CPUはLGA1156 G1101、メモリはECC対応、電源は80Plus Bronze仕様。
部品をバラで集めたら?万円はする構成だ。よし、試してみよう。

9/1、GT110bが届いた。早速Ubuntu LiveCDを使ってテストした。
 ・先ず、CPUクーラーの起動時全開騒音に度肝を抜かれた。
 ・Ubuntuは問題なく起動したが、D-sub接続の画面は長時間の運用には耐え難い。
 ・HDDはEnterprise仕様ではあるが、やはり煩い。
 ・光ドライブも爆音仕様。
 ・ケースの寸法は W175×H367×D430 約27.6L
録画ファイルサーバーとは言え、時には視聴用に使う可能性もあるので静音化したい。

そこで、以下の手当をした。
 ・CPUクーラーをSamuel 17 + Cluster UCCL12に替えた。
 ・リアファンをNoctua NF-B9に替えた。
 ・付属のHDDを外し128GBのSSDを据えた。
 ・Ubuntu10.04をインストールした。
これで俄然静かになった。だが、CPUファンは起動時全開爆音のママ。

更に、次々に部品を替えて試した。
 ・電源を静音仕様の製品に替えた。
 ・100×12mmファンをフロントに取り付けた。(20mm厚まで取付可)
  スリムファンでは風量不足なのでHDDホルダに80×15mmファンを取付けた。
 ・メモリを1GB×1から2GB×2に増量した。
 ・CPUをXEON L3406に替えた。
 ・ビデオカード MSI VN220GT-MD1G/D3 を挿した。
  付属のファンは外し、隣接スロットに80×15mmファンを据えた。
 ・SATAカード Ratoc Systems REX-PE30S を導入し、
  WD20EARS 3.5" 2TB をリムーバブルケースに入れ5"ベイに収めた。

結果は如何に、
 ・付属の電源はノイズ・効率とも比較的優秀であることが判った。
  (電源のサイズはATXより一回り大きい)
 ・L3406のパフォーマンスは良好。G1101とはかなりの開きがある。
 ・フロントファンを取り付けたら、何故か起動時のCPUファンが温和しくなった。
 ・MSI VN220GTも良好。
 ・2TB HDD1台の時、アイドル時消費電力 37W。
 ・更に3台の2TB HDDを追加した。室温30度の時、HDD温度33~34℃、
  アイドル時消費電力 54W。

問題のノイズはどうだろうか。裸の2TB HDD4台としては予想より幾分静かに感じられたが、それはエアコンのお蔭、止めれば我家一番のノイズレベル。かと言って、スマドラが4~5台収まる手頃なケースは見当たらない。スマドラは前後何れかにファンを置かないとHDD温度は裸の時より数度上昇する。その為には奥行500mm以上のケースが要求される。そうしたケースは幾らでもあるが、どれもデカい。

このPCは机の下に置く予定なので、Mini-ITXほど静音に拘らなくともよい。そうは言っても、もう少し静かにならないものだろうか。

そうだ、OSをWin7に替えてみよう。Ubuntuの場合「可能ならHDDをスピンダウンする」なるチェック欄はあっても具体的な休止設定項目は見当たらない。その点、Win7はHDD休止までの時間を細かく設定できる。 抑も4台のHDDが同時に稼働する可能性は低い。 精々2台、多くの場合は1台の稼働で済む。3台のHDDが止まればかなり静かになる。そこで、SSDにWin7HP32を入れた・・・

激安サーバー II (2010.9.10)

Win7HP32を入れた。HDDの休止は至ってスムーズ。HDD4台の内3台休止時、「やや煩いPC」から「比較的静かなPC」となり、静音PCギリギリの線に収まった。リムーバブルケースに入れたHDDのホットスワップも問題なし。全HDD休止時の消費電力は期待した程の減少ではないが、54W→45Wとなった。これで良しとするか。

ところが、Win7のライセンスが底を突いていた。新たに購入するか、Ubuntuでもう一工夫するか・・・。 そこで、別のSSDにUbuntuを入れコマンドラインに必要な記述を入力しHDDの休止を試した。何とか実現できそうだが、Win7に較べてかなり面倒な上、使い勝手物も今一つ。仕方ない、Win7のライセンスを追加しよう。

さて、もう一つ問題点があった。このExpress5800 GT110bはスリープが旨く行かないのだ。できてもS1のみで、S3モードを実現するためにはM/Bを替えるしかない。そうするとGT110bを構成する部品の内、使うのはケースと電源だけになり「激安サーバー」を購入した意味がすっ飛んでしまう。先のことは判らないがM/Bの交換は控えよう。

スリープの件を除けば、決して悪くないM/Bだ。気付いた点を上げて置こう。
 ・全体に極めて安定している。今のところトラブルは一度もない。
 ・L3406も問題なく動作した。
 ・最近、メモリが下落傾向にあるので、ECC対応品も求め易くなった。
 ・OC機能はないが、TBの利きは良い。
 ・5個あるファンコネクタは全てPWM対応で、ファン回転数のコントロールは程良い。

付属電源が良好である点は、前に述べた通り。交換の必要性は感じられない。
ではケースはどうだろうか。
 ・デザインは好み次第だが、ライトグレー仕上げは98時代を思い出させる。
 ・作りは良く、精度も剛性も良好。ビス類は頑丈そのもの。
 ・HDDホルダーの作りが良い。ケース本体とはゴムと制振材で遮断されている。
  4台のHDDを収めても振動や唸りは全くない。
 ・フロントファンがない点は少々疑問。92mmのリアファン1個だけでは心配。
 ・フロントシャーシーとHDDホルダーの間隔が23mm程度のため、標準的な25mm厚ファン
  の取付不可。

写真は後ほどに・・・

MINIX H55-HD II (2010.9.11)

H55-HDの初期不良が認められ交換品が届いた。 シリアルナンバーは前回より3番若い。リテールクーラーが使えない件は、板を替えてもコンデンサの高さに変化はなく、手持ちで安心して使えるクーラーはSamuel 17だけだ。横風仕様のクーラーなら行けそうに思えるがどうだろうか。折をみて試してみよう。

H55-HDをまな板に据え、Win7HP32を入れた。
 ・BIOS Check・・・OK
 ・Win7 Install・・・OK
 ・Win7 Update・・・OK
 ・Everest5.50でTB他動作確認・・・OK
 ・Windows Experience Index・・・OK
 ・3DMark06・・・OK
 ・3DMarkVantage・・・OK
 ・TSファイルの再生・・・OK
 ・Adobe Flash HD Galleryの再生・・・OK
 ・ここまで鳴きは入らない
 ・アイドル時消費電力は32W DH57JGに較べて10Wも多い

次に新BIOS(2010.9.8付)がUpされたので入れてみた。
"Update CPU Core of K0 stepping"とある。特に変化なし。不都合もなし。

Win7インストール後4時間経過。今回は無問題。このまま連続運転してみよう。


半日経過した。何事も起こらず安定している。ならば、PT2を試してみよう。ところが、カードを挿すと起動せず。BIOSをクリアしても×。そこで思案すること数分。そうだ、前の板では使わなかったPCIe x1延長ケーブルを外してみよう。結果は◎。延長ケーブルの不具合か、或いは相性問題か。 う~ん、悩ましい限りだ。あと一歩のところだったのに。

残念ついでにP社の3波対応Wチューナーカードを試した。スンナリ開通。だが、このPCでは使いたくない。P社のカードはサウンド出力に制約があり、S/PDIFやUSBオーディオ機器は×。サウンドカードを挿す空スロットもない。 必然的にアナログ オンボードサウンド一択になる。それだけは受け入れ難い。

H55-HDは別の用途に向けることとし、家人のPT2-PCはMicro-ATXで行くしかないようだ。と言うことで、堂々廻りはこれにて一件落着としよう。

MINIX H55-HD III (2010.9.14)

一件落着としたいところではあるが、どうも釈然としない。
J&W社は、MINIX H55-HDにリテールクーラーが取付不可であることを承知で発売したのだろうか。疑問を解くために以下の通り確認した。

H55-HDにCPUを取り付けた時、CPUのヒートスプレッダ面からCPU回りのコンデンサまでの段差最高値:4.7mm  (木工用の段差測定具を使って計測した。以下同)

LGA1156型CPUに付属するヒートシンクは、銅芯及びアルミ芯の2種類ある。
更に、ヒートシンク底面の中心部、CPUのヒートスプレッダと接する部分の段差が最小4.0mm~最大5.0mmまで製品毎に異なり、前に述べた通り、Lynnfield系は高め、Clarkdale系は低めである。

形式
CPU
芯材
段差部分
の形状
段差
測定誤差
H55-HD
での使用
Lynnfield
i7 860
Cu
5.0mm
±0.1mm
L3426
4.8mm
L3406
4.5mm
×
Clarkdale
i5 661
4.1mm
i3 560
Al
4.2mm
i3 530
4.2mm
G6950
4.0mm

上の表から、MINIX H55-HDがサポートするCPUのヒートシンクは取付不可、サポート外のLynnfield系CPU2種のヒートシンクが辛うじて取付可能であることが判った。つまり、J&W社はサポート外のCPUに付属するヒートシンクを基準にM/Bを設計した可能性がある。

そうした事情を知らずにMINIX H55-HDを求めてしまった場合、適当なクーラーを探さなくてはならない。 i5 860用のCPUクーラーだけを入手できれば一番だが、誰でも可能とは限らない。では、Sumel 17以外に取付可能なCPUクーラーはあるだろうか。手持ちのクーラーで試した。
 ・吹下仕様:なし
 ・横風仕様:Intel BXXTS100H、CoolerMaster Hyper TX3の2種

横風仕様のクーラーは、高さの関係上Mini-ITXでは使い難い。とすると吹下仕様唯一のSamuel 17が最善か。ところがそうとも言えないのだ。Sumuel 17をH55-HDに据える場合、取付方向は一方向のみとなる。 その時、ヒートパイプの先端がPCI Express X16スロット方向に向く。 M/Bを横置きにするなら問題ないが、 縦置きにするとヒートパイプの先端が下向きになり、放熱上好ましくない。その影響がどの程度のものであるかは判らないが、少々気になる。

では、M/B縦置き仕様のケースを使い、CPUクーラーに70~80mm程度の高さ制限がある場合はどうしたら良いか。コア高調節板を使ってリテールクーラーを載せる方法もあるが、プラプッシュピンに最大1mmの誤差を吸収させる方法は強引すぎて好ましくない。
また、自分がよく用いるDynatron K129の段差は2mm、必要なコア高調節板の厚みは3mm。これまた気が進まない。目下のところ良い方法が浮かばない。


Mini-ITXスレに「H55-HDにPCI Express X1仕様のカードを挿すと画面がでない」とのレスがあったので、手持ちのカードで確認した。PCI Express X16仕様のスロットは下位互換性があり、PCI Express X1仕様のカードも使えるものと理解していたのだが、実際には種々の制限があり、必ずしもそうとは限らない。また、一度認識されたカードでもBIOSを更新すると不可になる例もあり、話はややこしい。

MINIX H55-HD(BIOS V1.1)のPCI-Express X16スロットで動作したPCI-Express X1カード
 ・Ably-Tech GH-EB262-C7 + PT2
 ・Pixela PIX-DT096-PE0
 ・Intel PRO/1000GT Desktop Adapter
 ・CREATIVE Sound Blaster X-Fi Titanium HD
動作しなかったPCI-Express X1カード
 ・ROTEC REX-PE30S
画面が出なくなったケース
 ・Ably-Tech GH-EB262-C7 + PT2 + PCI-Express X1延長ケーブル

MINIX H55-HD IV (2010.9.15)

【最後の手段】
「目下のところ良い方法が浮かばない」ではレポにならない。止むを得まい、最後の手段で行こう。 即ち、ヤスリ技法なり。 i3 661のヒートシンクが固体コンデンサと接触する部分をヤスリで削り落とし、サンドペーパーで仕上げた。四辺の内、一辺は1.0mm、鄰辺は0.5mmの切削、残りの二辺はそのまま。所要時間は30分程度。 結果は吉。固体コンデンサとの「触れ合い問題」は解決した。

【木製トレー + 滑り止めシート + 枕木】
現在、まな板を3台駆使してあれこれテストを行っている。ところがテストばかりで中々完成しないため滞りがちだ。かと言ってこれ以上また板を増やしたくない。そこで、木製トレーを使った簡易試験台を試すことにした。トレーの内法は340x240mm。Mini-ITXには十分過ぎる大きさだが、移動時にトレー上の部品を滑り落す可能性がある。(既に実証済み)  トレーに滑り止めシートを敷けば、そうした問題は解決する。picoPSUを使ったPCに最適だ。

如何に簡単とは言え、HDDのベタ置きは憚られる。滑り止めシートには保温性があるため、HDDの温度は直ぐに上昇する。そこで枕木の登場となった。木片は15×7mm角程度、長さは任意。枕木にも滑り止めシートを貼り付けよう。フロントI/OピンヘッダにはPowerSWだけ繋げば十分。以上、ビス留めは一ヶ所もないが、移動時に多少傾けても不都合は起きない。木製トレーの他、プラトレーは勿論、木箱、段ボール箱、プラケースなども可。 回りの縁が邪魔になる場合は適当な高さに切り詰めれば良い。

i5 661に付属するヒートシンクをヤスリで削った
最も狭いところで0.4mm確保できた
【トレーPC】
HDDの下に枕木が見える (M/B下の枕木は見えない)
H55-HDの電源端子は20P、picoPSU160は24Pなので、24P→20P変換ケーブルを使った

その後、Win7HP64に入れ替え、メモリを8GBに増量した 問題なし

もう少しお洒落なトレーを探そう・・・

H55-HDの輸入代理店「FAST」のHP中、対応CPU欄に以下の注意事項が掲載されている。

【対応CPU】 LGA1156 Core i7 Core i5 Core i3

※現在リテールクーラーの一部でソケット周りのコンデンサと干渉するという事例が報告されています。干渉なしで装着可能なLowProfileタイプのCPUクーラーは現在以下のものが報告されております。
 ・Xigmatek Durin D982  ・PROLiMATECH Samuel 17

※Core i7-870、860の動作は確認取れておりますが、熱の問題で長期の使用には向かない可能性がございますのでサポート対象外といたします。Core i7-870、860を使用される場合は、自己責任にてご使用ください。

激安サーバー III (2010.9.21)

MINIX H55-HDに手間取り、延び延びになっていた激安サーバーが、漸く仕上がった。

MSI VN220GT-MD1G/D3のファンを外し、100×12mmファンを取り付けた。
2点留めだが薄手のファンなので問題なし。 
当初、左の自作ファンを隣接スロットに取り付けたが、この仕掛けは試験用に重宝しているので、上のように変更した。冷却能力はこちらが上。

ファンは挟んだだけ。
ピッタリ作ればしっかり留まる。
【HDDホルダー】
HDD固定用の穴を利用して92×25mmファンを取り付けた。
写真左上に電源コネクタが寄るため、3点留めになった。
【HDDホルダーの防振対策】
一辺5個、4辺で20個のゴムブッシュが使われている。良くできたホルダーだ。振動や唸りはなし。
CPUクーラーはSamuel 17 + Cluster UCCL12
リアファンはCluster UCCL9
HDDの冷却はフロント及びHDDホルダーに取り付けたファンで両側から。
電源や付属のケーブル類が程良い長さなので、組み立ては楽だった。
ROTECのリムーバブルケースを導入した。
ホットプラグによる抜き差しは、今のところ問題なし。普段は電源OFF。DVDドライブは飾り。
【NEC Express5800/GT110b】
・「98」を思い出させる色合だ。
・LEDは眩しくない。
・ガラリの有無でノイズの聞こえ方が大分違う。
・外装は樹脂材だが内部は鉄板。
・HDDを4台積んだので結構重い。
・左下のシールはXEON銘、元はCelelon銘。
・16800円はお買い得かと。
激安サーバー IV (2010.9.22)

部品構成

品  目
メーカー
型  番
備  考
CPU
INTEL
XEON L3406
低発熱省電力
CPUクーラー
PROLiMATECH
Samuel 17
使い易い
CPUクーラーファン
ENERMAX
Cluster UCCL12
静かで良い
マザーボード
GIGABYTE
GA-6FASV
サーバー仕様
メモリ
Kingston
KVR1333D3E9SK2/4G ECC
ロープロ仕様
VGAカード
MSI
VN220GT-MD1G/D3
当初Ubuntuの予定だった
のでGFにした
VGAカード ファン
Scythe
KAZE-JYU Slim 1000rpm
PF-Leval Armを使って
固定した
SSD
INTEL
X25-V SSDSA2MP040G
システム領域専用
HDD
Western Digital
WD20EARS ×4
低発熱省電力安価
HDD
リムーバブルケース
ROTEC
SA-RC1A-LGS 内蔵ファンを取り替えた
SATAカード
ROTEC
REX-PE30S
ホットプラグ及び
ポートマルチプライヤ対応
ケース
NEC
Express5800/GT110b
悪くないと思う
HDDホルダーは優れもの
電源
DELTA
DPS-400AB-8
80Plus BRONZE
思いの外良品
その他にDVDドライブ・サウンドカードあり
OS Windows7 HP 32bit DSP版
色表示はExpress5800の元部品

計測データ (室温29.0℃)
 【Win7スコア】 6.2 7.2 6.5 6.5 7.3
 【3DMark06】 6666 (SM2:2823 SM3:2607 CPU:2421)
 【3DMarkVantage】 3024 (GPU:2377 CPU:16539)
 【FF14ベンチ high】 695
 【Yume1024×768最高】 25212
 【Superπ104万桁】 18秒
 【アイドル時消費電力】 56W (HDD休止時:46W)
 【FF14ベンチ時ピーク消費電力】 98W
 【起動時ピーク消費電力】 86W
 【CPU温度】 Core#1:30℃ Core#2:38℃
 【GPU温度】 38℃
 【HDD温度】 32~34℃

ポートマルチプライヤ変換ボード
MAXSERVE NA-910Cを用意したが
またまたケース決まらず

激安サーバーについては 一先ずお終い

MINIX H55-HD IVの補遺 (2010.9.22)
H55-HDに関する新情報です。
Mini-ITXスレ36 >>847氏よりポーランドのサイトが紹介されました。
同情報通り、CPUソケット裏板の反りを確認した。
問題を解決するためには ソケットを外さなくてはならない。 ところが ビスの形状が特殊だ。
この形に合う工具は
「T-20 ヘクスローブドライバー」とか。
幸い手持ちがあった。

裏板を外したら 跡がクッキリ。
かなり深いので影響がでる可能性あり。
 (該当部品のコードは C198 C199 C200 )

一枚目のH55-HDがトラブルに見舞われた原因かもしれない。

二枚目の板は今のところ問題なし。
とは言え そのまま戻すのは忍びない。
対策を考えよう・・・

M/B裏に突き出たコンデンサの高さは約0.7mm。
そこで1mm厚のワッシャを咬ませることにした。
ビスはインチネジなので 3mmビス用の
内径3.2mmワッシャ(左の写真 下の列)では×。
内径4mmのワッシャ(上の列)を使うことになった。
写真の通り コンデンサはクリアできた。
(裏板の反りは矯正しなかった)

動作確認は今晩に・・・

元に戻してSW-ON。 全く問題なし。(2010/9/22 21:15)

5GHzの無線LAN (2010.9.28)

二台目のPT2-PCが中々仕上がらない。ケースやHDDの件はどうにか解決したもののLANの設定が決まらないからだ。このPCは有線LAN端子のない部屋に置く予定だが、手持ちの無線LANアダプタでは、DVDをISO化したファイルは問題なくとも、容量が3~4倍あるFull-HD TSファイルの再生は厳しい。二台のPT2-PCは、それぞれ自己完結した構成になっているが、時には相互にファイルのやり取りをする可能性があるので、LANの接続速度はできる限り確保したい。そこで、
 ① 天井裏にLANケーブルを引き回す
 ② 壁伝いにLANケーブルを張り巡らす
 ③ 最新の無線LAN機器に替える

当初 ①の予定だったが、馴染みの電気屋さんが病の床に伏せ当分無理。②では見てくれが悪い。 とすると③になる。 あれこれWeb上で検索したところ、無線LANの動作周波数を従来の2.4GHzから5GHzに上げると動画の再生品質が向上するとの情報を得て "NEC Aterm WR8700N + PA-WR8700N-HP/NE" を導入することにした。結果は上々。BS hiやWOWOWから収録したFull-HD TSファイルが滑らかに再生できるようになった。

さて、PT2導入から2ヶ月経った。その間に収録したファイルは2TBを超えたが、取捨選択をして1.3TB。このペースでは年間6~7TBか。還暦過ぎのG3が何をそんなに採り貯めるのか。
 ・ハイビジョン特集と映画が主
 ・CM入りの放送は除外
 ・吹き替えの映画も除外
 ・従って BS hiとWOWOW 許り
 ・特に CDもDVDもない海外のコンサート番組は貴重

録画三昧がいつまで続くか、先のことは判らない・・・

 PCG3