Alder Lake


本頁は Rocket Lake の続きである。(2021/11/05)
Alder Lake解禁 (2021.11.05)

11月4日午後10時、Alder Lakeが解禁された。
ところが、愚かにも時間を11時と間違え、気付いた時はDDR5 Memoryは何処も売り切れ。仕方なくDDR4対応のM/Bを選ぶことになった。予定の部品構成は以下の通り。
 【M/B】 ASUS TUF Gaming Z690-Plus D4
 【CPU】 Alder Lake Core i5-12600K
 【CPU Cooler】 Noctua NH-D15 + NM-i17xx-MP83
 【MEM】 DDR4 3600 8GBx2
 【M.2】 Plextor M10PGN PX-512M10PGN
 【Video】 MSI GeForce GTX 1660 Super Aero ITX OC
 【PSU】 未定
 【Case】 be quiet! Pure Base 600 Window BGW20

 ・先々DDR5対応M/Bが欲しくなるとは思うが、i5-12600KならDDR4でもよかろう。
 ・CPU Coolerは手持ちのNoctua NH-D15を選び、LGA1700 Mounter Kitを調達。
  冷却能力が不足する場合は、360mm簡易水冷Coolerを求めることに。
 ・M.2は高速で値段が手頃なPlextor M10PGN PX-512M10PGNを選んだ。
 ・Video Cardは手持ちのMSI GeForce GTX 1660 Super Aero ITX OCか。
 ・Caseは be quiet! Pure Base 600 Window BGW20。重量 8.45Kg。
  腰痛持ちには辛いところではあるが、360mm Radiatorが載る手持ちのCaseは
  これだけ。
 ・部品が揃うのは11月7日の予定。

Alder Lake II (2021.11.07)

予定より早く部品が揃った。未定だったPSUは Fractal Design Ion+ 2 Platinum 660Wを選んだ。ASUS TUF Gaming Z690-Plus D4は、12V 4pin + 12V 8pinが要るため、予備に買い置きしてあった Kurosiko KRPW-TI500W/94+ではなく、最新のPSUを調達した。

 ・先ず、M/BにNoctua NH-D15 + NM-i17xx-MP83を取り付けた。
  何処にも当たらず無事に収まった。
  CPU Greaseは今回初めてARCTIC MX-5を用いた。評価は使い込んでから。
 ・BIOSを確認の上、Win11 導入済みの2.5"SSDを起動した。
 ・DDR4-3600 Memoryを使用したが、自動設定でもXMP設定でも安定せず、
  結局DDR4-3200動作とした。この件は宿題。
 ・次に、M/B附属のDVDから必要なDriverをInstallした。OK
 ・暫く様子を見た後、2.5"SSDをM.2に差し替えてClean Installした。
 ・どうしたことか、既にLicense認証済み。

結果は下表の中欄に示した。
 ・Idle時の消費電力が高い。
 ・発熱は予想より低く、空冷のNoctua NH-D15で大丈夫そう。
 ・負荷時の消費電力はまあまあか。
 ・PL1/PL2 AUTOとPL1:125W/PL2:180Wの二通りで計測したが、
  それ程の差は見られずAUTOを選んだ。

Idle時の消費電力が高い件、5CH 低消費電力掲示板で、Fractal Design Ion+ 2 Platinum 660Wのじゃじゃ馬振りを知り、Kurosiko KRPW-TI500W/94+ に替えて再計測することにした。ところが、同PSUは 12V 4pin + 12V 8pin が確保できず、Peripheral 4p→12V 4p変換Cableを用い、当座の間に合わせとした。結果は下表の右欄に示した。

Alder Lake Test 1
M/B
ASUS TUF Gaming Z690-Plus D4 (BIOS 0503)
CPU
Alder Lake Core i5-12600K
(10C16T TDP 125W PL1/PL2 AUTO)
CPU Cooler
Noctua NH-D15 + NM-i17xx-MP83
MEM
DDR4-3200 8GBx2
M.2
Plextor M10PGN PX-512M10PGN + 自作Heatsink
Sound
Olasonic USB-DAC + Noise Filter
OS
Win11 Pro 21H2 Build 22000.282
PSU
Fractal Design
Ion+ 2 Platinum 660W
Kurosiko
KRPW-TI500W/94+
Cinebench
R20
multi
6826pts / Max 154W
CPU温度:Max 68℃
CPU Fan:Max 980rpm
6315pts / Max 151W
CPU温度:Max 66℃
CPU Fan:Max 980rpm
single
735pts / Max 55W
737pts / Max 52W
Cinebench
R15
all
2623cb / Max 150W
2593cb / Max 146W
single
275cb / Max 54W
275cb / Max 51W
Prime95実行時
Max 134W
CPU温度:Max 57℃
CPU Fan:Max 800rpm
Max 132W
CPU温度:Max 56℃
CPU Fan:Max 780rpm
Super PI 104万桁
7sec.
Idle時
16W
CPU温度:26℃
CPU Fan:480rpm
9W
CPU温度:26℃
CPU Fan:475rpm
室温
23.5℃
23.0℃

 ・電源を替えて Idle 7Wの差に吃驚。
 ・Noctua NH-D15附属の140mmFanは、Barrack状態では900rpm辺りから
  多少耳障りになるが、Caseに収めれば我慢できそう。
 ・Cinebenchの値はRyzen 5 5600Xを超えて現在我が家の最良値ながら、
  直ぐに慣れて当たり前になるところが恐ろしい。
 ・Alder Lake i5-12600KのiGPU Intel UHD Graphics 770は、PowerDVD21Ultra
  のDeinterlace Algorithmに対応せず、動画の画質にやや不満あり。
その後、Kurosiko KRPW-TI500W/94+ のFanを bequiet! 120x25mm PWM Fanに替えたらIdle 8W。凡そ340rpm。限りなく無音。

Alder Lake III (2021.11.08)

ASUS TUF Gaming Z690-Plus D4には、幾つか不明な点がある。
一つは前節で述べたDDR4-3600動作の件。もう一つはM.2の取付方法である。

同M/BのM.2固定方法は、通常の2mm螺子式ではなく回転式固定具による。初め、その使い方が判らずM/B同梱のScrew Nutを用いたが、それでは4つあるM.2に不足するので、あれこれ弄り回した結果、樹脂製の固定具を90度回転すれば良いことに気付いた。但し、組み上がった状態でM.2を交換する際、手が入らず苦労しそうに思われるが、その時はその時か。

さて、そのM.2 Slot規格は4つともGen4とされ (その内1つはSATA 6Gb/s対応)、ManualにはGen3のM.2に対する記述がなく、果たしてGen3規格のM.2は正常に運用できるかどうか心配されたが、WD Blue SN550 1TBを挿したところ無事に動作し一安心。
Gen4規格のPlextor M10PGN 515GBは相変わらずの快速振り。

CDM7.0実行時M.2温度 Max 38°(室温22.6°)
Gen3規格のWD Blue SN550 1TBは公称値通りの結果が得られた。

CDM7.0実行時M.2温度 Max 37°(室温22.6°)
室温が22~23℃では、CrystalDiskMark7.0実行時のM.2温度は40℃に達せず冷え冷え。これは自作の大型Heatsinkのお陰、として置こう。尚、M.2を増設した時、Idle時消費電力は微増し、8W時々9Wとなった。M.2 x4とすれば、SATA Cable LessでもStorage容量は十分確保できそう。

さてさて、ASUSのM/Bではいつも問題になるUSB-DACを繋いだ時の音質に不満がある件、ASUS TUF Gaming Z690-PlusD4は、比較的良好ではあるが、やや硬質なSoundなので、例によって不要のUSB portを無効化した。結果は良好。気の所為以上に音質は向上した。
5CH低消費電力掲示板Part99の553さんから 「12600Kなら150Wくらいしか食わないので8pinの2つ目は繋がなくても問題なく動きますよ Peripheral 4pin変換を使って用意する必要は皆無です」 と教示され、早速Peripheral 4pin Cableを抜いたところ無事に動作した。つまり、i5 12600Kなら旧来の12V 8pのみのPSUでも問題なく使えることが明らかになった。553さん有難う御座います。

Alder Lake IV (2021.11.09)

では、Alder Lake-PCの写真を。
Noctua NH-D15
  + NM-i17xx-MP83
の取付は全く問題なし。Black Fanに替えるかどうか悩む。

M.2の固定方法は樹脂製回転式固定具による。固定具を90度回せば OK。
(Canon EF-S60mm F2.8 Macro Lensによる接写)

λ Gel Sheetが食み出ているのはご愛敬。(写真左上)
自作のM.2 Heatsinkは、M.2_1とM.2_2/3とではFinの向きが異なる
M.2_1はCPU Cooling Fanの零れ風、M.2_2/3はCase Fanの風を当てにした。

Barrack状態ではM.2_1の方が温度は低い。
Obon-PC = Barrack-PCの全容。(Video Cardは検討中)

Kurosiko Titanium電源の真ん中にbe quiet! FanのLogoが見える。

現在、M.2 SSDを3丁乗せて
Ilde 8W時々9W
Alder Lake V (2021.11.10)

では、Video Cardを挿して見よう。ところが、予定の MSI GeForce GTX 1660 Super Aero ITX OC がどこかに仕舞い込んで見付からないのだ。仕方ない GeForce GTX 1650 AERO ITX 4G で間に合わせよう。補助電源が要らずTestには好都合だ。取付に際し大型のM.2 Heatsinkとの絡みが心配されたが、5mmの余裕が確保できて問題なし。結果は以下の通り。

Alder Lake Test 2
M/B
ASUS TUF Gaming Z690-Plus D4 (BIOS 0503)
CPU
Alder Lake Core i5-12600K
(10C16T TDP 125W PL1/PL2 AUTO)
CPU Cooler
Noctua NH-D15 + NM-i17xx-MP83
MEM
DDR4-3200 8GBx2
Gen4 M.2
Plextor M10PGN PX-512M10PGN + 自作Heatsink
Gen3 M.2
WD Blue SN550 1TB + 自作Heatsink x2
Sound
Olasonic USB-DAC + Noise Filter
PSU
Kurosiko KRPW-TI500W/94+
OS
Win11 Pro 21H2 Build 22000.282
Graphics
Intel
UHD Graphics 770
MSI GeForce
GTX 1650 AERO ITX 4G
Cinebench
R20
multi
6315pts / Max 151W
CPU温度:Max 66℃
CPU Fan:Max 980rpm
6837pts / Max 158W
CPU温度:Max 69℃
CPU Fan:Max 1030rpm
single
737pts / Max 52W
738pts / Max 58W
Cinebench
R15
all
2593cb / Max 146W
2647cb / Max 154W
single
275cb / Max 51W
278cb / Max 57W
Prime95実行時
Max 132W
CPU温度:Max 56℃
CPU Fan:Max 780rpm
Max 153W
CPU温度:Max 59℃
CPU Fan:Max 850rpm
Super PI 104万桁
7sec.
Idle時
8W時々9W
CPU温度:26℃
CPU Fan:475rpm
15W
CPU温度:28℃
CPU Fan:520rpm
計測日、室温
11/7、23.0℃
11/10、25.0℃

 ・前回計測時に較べて室温は2℃上昇したが、CineR20multi実行時CPU温度は
  69℃に留まり。70℃に達せず。
  つまり、i5-12600Kは Noctua NH-D15 + NM-i17xx-MP83で充分のよう。
 ・Cinebenchの結果は、Intel UHD Graphics 770 の時より全般に良好。
 ・Idle時消費電力は GTX 1650 を挿して +7W → 15W となった。まあまあか。
 ・GTX 1650はPowerDVD21UltraのDeinterlace Algorithmに対応するので、
  動画の再生品質は Intel UHD Graphics 770 より好ましい。
 ・けれども、このPCの使い途は未定。その点が最大の悩み。
【お断り】 前節までM/Bの型番を ASUS TUF Gaming Z690-Plus WiFi D4 としましたが、ASUS TUF Gaming Z690-Plus D4の誤りです。遡って訂正しました。

頓挫 (2021.11.11)

ASUS TUF Gaming Z690-Plus D4のBIOSを"0503"から"0601"へUpdateした。
残念ながら、DDR4-3600動作の件は解決せず、DDR4-3200に留め置かれた。
それだけなら兎も角、もう一つの問題が明らかになった。

ASUS TUF Gaming Z690-Plus D4導入当初、Win11 Install済みのSSDを用いた時、Idle時消費電力は 26W だった。Memoryの件以外特に不都合はなく、そんなものかと遣り過ごしたが、SSDをSATAからNVMeに替えたら、Idle時消費電力は10W下がり16W。どこか不審に思いつつもそのままTestを続けた。
 ・その後、PSUを替えて Ilde 9W
 ・PSUのFanを替えて Idle 8W
 ・NVMe SSDを2丁加えて Idle 8W時々9W
 ・GTX1650を加えて Idle 15W

そして本日、SATA問題が明らかになった。
 ・前節の部品構成に加え、2TBのM.2 SATA SSDを増設したら、
   Idle時消費電力は13W増して → 28Wに達した。
 ・2.5" 4TB HDDを加えたら、同じく13W増して → 28W。
 ・つまり、SATA Portを使うと著しく消費電力が増すことが明らかになった。
  この増分はとても無視できない。

先々、BIOSやDriverの更新で是正されるか、或いは自分の過ちに依るものか、暫く様子を見なければならない。できれば、他社の製品と比較したいところではあるが、M/Bの値段を考えればそうも行かない・・・

SATA問題解決 (2021.11.11)

SATA Portを使うと消費電力が10W以上増加する件を検証した。
先ず、ASPMの設定を疑った。
 M.2 NVMe x3 接続時
  【ASPM_on】 できる限り有効にした時 → Idle 15W
  【ASPM_off】 M/Bの初期値(AUTO or Disable) → Idle 25W
  ・ASPMの有効無効により10Wの差が生じた。

 M.2 NVMe x3 + 250GB SATA SSD接続時
  【ASPM_on】 できる限り有効にした時 → Idle 27W
  【ASPM_off】 M/Bの初期値(AUTO or Disable) → Idle 37W
  ・この場合も、ASPM有効無効により10Wの差が生じた。

次にBIOSの細部を見直し、[BIOS詳細] -[PCH Storage Configuration]-[Aggressive LPM Support]項目を有効化した。
  M.2 NVMe x3 接続時 → Idle 15W
  M.2 NVMe x3 + 250GB SATA SSD接続時 → Idle 15W
  M.2 NVMe x3 + 2TB 2.5" HDD接続時 → Idle 16W

つまり [Aggressive LPM Support] は、NVMe SSDには関係なくとも、SATA SSDには10W以上の省電力効果があることが判った。

よって、ASUS TUF Gaming Z690-Plus D4にSATA Storageを接続する場合、必ず [Aggressive LPM Support] を有効にせよ、との結論に至った。

お騒がせして御免なさい。

i5 12600K vs R5 5600X(2021.11.12)

Alder Lake i5 12600K の運用に明るい見通しが立った処で、Ryzen 5 5600X と比較しよう。計測の条件を揃えるために、Video CardとPSUは共通、StorageはSSD 2丁とした。結果は以下の通り。
i5 12600K vs R5 5600X
M/B
ASUS TUF Gaming
Z690-Plus D4
(BIOS 0601)
ASRock A520M-ITX
(BIOS P1.80)
CPU
Alder Lake i5 12600K
(10C16T TDP125W PL1/PL2 AUTO)
Ryzen 5 5600X
(6C12T 3.7/4.6GHz 7nm TDP65W)
CPU Cooler
Noctua NH-D15
+ NM-i17xx-MP83
Scythe Kotetsu II
be quiet! 120x25mm PWM Fanx2
MEM
DDR4-3200 8GBx2
SSD
Plextor 512GB NVMe Gen4
+ WD Blue 1TB NVMe Gen3
WD Red 500GB SATA
+ WD Blue 1TB SATA
Video Card
MSI GeForce GTX 1650 AERO ITX 4G
Driver GeForce 472.39
Sound
Olasonic USB-DAC + Noise Filter
PSU
Kurosiko KRPW-TI500W/94+
OS
Win11 Pro 21H2 Build 22000.318
Cinebench
R20
multi
6783pts / Max 140W
CPU温度:Max 59℃
CPU Fan:Max 840rpm
4402pts / Max 117W
CPU温度:Max 65℃
CPU Fan:Max 920rpm
single
729pts / Max 52W
588pts / Max 54W
Cinebench
R15
all
2593cb / Max 135W
1919cb / Max 117W
single
279cb / Max 53W
256cb / Max 54W
Prime95実行時
Max 138W
CPU温度:Max 52℃
CPU Fan:Max 730rpm
Max 124W
CPU温度:Max 63℃
CPU Fan:Max 910rpm
Super PI 104万桁
7sec.
Idle時
15W
CPU温度:25℃
CPU Fan:480rpm
27W
CPU温度:32℃
CPU Fan:520rpm
WMP音楽再生時
22W
39W
PowerDVD19Ultra
Upcon再生時
30W
44W
計測日、室温
11/12、23.0℃
11/12、23.5℃
・Z690-Plus D4のBIOSを0503から0601へUpdate後、CineR15/R20 multi値は
 1-2%下がったが、single値は然程でない。
・i5 12600Kは10C16T、R5 5600Xは6C12T、CineR15/R20multi値の比較は難しい。
・i5 12600KのCineR20 single値はR5 5600Xの 24%増し
 i5 12600KのCineR15 single値はR5 5600Xの 9%増し
・高負荷時、i5 12600Kの消費電力はR5 5600Xより 17-23W高い。
 けれども、CPU温度は逆にi5 12600Kの方が 6-9℃低い
・Idle時/音楽再生時/動画再生等の低負荷時の消費電力は、i5 12600Kの方が
 12-17W低い。
・CPU Coolerは異なるが、高低負荷時ともi5 12600Kの方がFan回転数は低く静か。
・総じて i5 12600K > R5 5600X となるが、前者はATX、後者はMini-ITXである
 ことを考えれば、総合的な評価はもう少し近付く。

i5 12600K + GTX1660S (2021.11.15)

漸く"MSI GeForce GTX 1660 Super Aero ITX OC (以下GTX1660S)"が見付かった。何と、廃棄予定部品を入れた紙箱の下にあり、危ういところであった。よく、ごみの焼却場から高額の札束が現れるが、とても人事とは思えない。

GTX1660Sは我が家のNVIDIA Cardの中では最も高価である。現在は購入当時の倍以上の値が付いている。けれども、自分にはその性能を生かす場面はなく、将に猫に小判である。i5 12600Kの格に合わせて選ぶだけの話で、実はGT1030でも何等不都合はないのだ。それでもDataだけは録って置こう。
i5 12600K + GTX1660S
M/B
ASUS TUF Gaming Z690-Plus D4 (BIOS 0601)
CPU
Alder Lake i5 12600K (10C16T TDP125W PL1/PL2 AUTO)
CPU Cooler
Noctua NH-D15 + NM-i17xx-MP83
MEM
DDR4-3200 8GBx2
M.2
Plextor 512GB NVMe Gen4 + WD Blue 1TB NVMe Gen3
Sound
Olasonic USB-DAC + Noise Filter
PSU
Kurosiko KRPW-TI500W/94+
Win11 Pro
21H2 Build 22000.346
21H2 Build 22000.318
Video Card
MSI GeForce
GTX1660 Super Aero ITX OC
MSI GeForce
GTX1650 AERO ITX 4G
Graphics Driver
GeForce 472.48
GeForce 472.39
Cinebench
R20
multi
6778pts / Max 145W
CPU温度:Max 61℃
CPU Fan:Max 900rpm
6783pts / Max 140W
CPU温度:Max 59℃
CPU Fan:Max 840rpm
single
738pts / Max 56W
729pts / Max 52W
Cinebench
R15
all
2620cb / Max 141W
2593cb / Max 135W
single
278cb / Max 57W
279cb / Max 53W
Prime95実行時
Max 142W
CPU温度:Max 57℃
CPU Fan:Max 760rpm
Max 138W
CPU温度:Max 52℃
CPU Fan:Max 730rpm
Super PI 104万桁
7sec.
Idle時
19W
CPU温度:26℃
CPU Fan:490rpm
15W
CPU温度:25℃
CPU Fan:480rpm
WMP音楽再生時
26W
22W
PowerDVD21Ultra
Upcon再生時
35W
30W
計測日、室温
11/15、23.7℃
11/12、23.5℃
・8pinの補助電源が要るGTX1660Sの消費電力は、GTX1650に比べて4-6W増した。
・Cinebenchの値はGTX1650と大差なし。
・では、非Gamerの自分にとって何か利点はあるだろうか。それがあったのだ。
 PowerDVD21Ultraで動画を再生した時の画質がGTX1650より好ましく、
 精細感が増し色の階調表現が向上した、ような気がする。

現在、i5 12600KのiGPUはPowerDVD21UltraのDeinterlace Algorithmに対応せず、画質にやや不満があるので、例えGameに関心はなくとも、GTX1660S を挿す意味はどうにか認められよう。

Seasonic TX-650 Titanium (2021.11.16)

前節まで、電源は Kurosiko KRPW-TI500W/94+ を用いた。けれども同製品は既に終息し入手が困難である。広い世間の中には希に我が部品表を参考にする人が居るかも知れず、入手可能な電源でのDataを上げて置きたい。そこで選んだのは、
  Seasonic PRIME TX-650 80+ Titanium (以下Seasonic TX-650)
価格は Kurosiko KRPW-TI500W/94+ の倍以上、我が家の最高価格電源である。
結果は以下の通り。
i5 12600K + Seasonic TX-650
M/B
ASUS TUF Gaming Z690-Plus D4 (BIOS 0601)
CPU
Alder Lake i5 12600K (10C16T TDP125W PL1/PL2 AUTO)
CPU Cooler
Noctua NH-D15 + NM-i17xx-MP83
MEM
DDR4-3200 8GBx2
M.2
Plextor 512GB NVMe Gen4 + WD Blue 1TB NVMe Gen3
Sound
Olasonic USB-DAC + Noise Filter
Video Card
MSI GeForce GTX1660 Super Aero ITX OC
Graphics Driver
GeForce 472.48
Win11 Pro
21H2 Build 22000.346
PSU
Seasonic PRIME
TX-650 80+ Titanium
Kurosiko KRPW
TI500W/94+ Titanium
CinebenchR20multi
Max 145W
Max 145W
Idle
20W
19W
WMP Music Play
27W
26W
PowerDVD21Ultra
Upcon Play
36W
35W
Date
11/16
11/15
・Seasonic TX-650運用時のIdleから軽負荷時にかけての消費電力は、
 Kurosiko KRPW-TI500W/94+の 1W増し。100W超の領域ではほぼ同値。
・今回の計測中、Seasonic TX-650のFanは一度も回らず。
 それでも電源Caseの表面温度は殆ど上がることなはなかった。
・Cable類は比較的しなやかで扱い易い。
・値段の折合いさえ付けば広くお奨めできる良品。

Corsair SF600 Platinum (2021.11.16)

現在、Alder Lake-PCの難点は如何に。
実は、M/B ASUS TUF Gaming Z690-Plus D4 と CPU Cooler Noctua NH-D15 を合わせた重量がかなりあり、電源やCaseを加えたら、腰痛持ちには堪え難い。そこで、電源の軽量化を計った。
  ATX Seasonic TX-650 Titanium : 1.529Kg
  SFX Corsair SF600 Platinum : 0.860Kg
SFX電源に換えれば 0.669Kg 減量できる。結果は以下の通り。
i5 12600K + Corsair SF600 Platinum
M/B
ASUS TUF Gaming Z690-Plus D4 (BIOS 0601)
CPU
Alder Lake i5 12600K (10C16T TDP125W PL1/PL2 AUTO)
CPU Cooler
Noctua NH-D15 + NM-i17xx-MP83
MEM
DDR4-3200 8GBx2
M.2
Plextor 512GB NVMe Gen4 + WD Blue 1TB NVMe Gen3
Sound
Olasonic USB-DAC + Noise Filter
Video Card
MSI GeForce GTX1660 Super Aero ITX OC
Graphics Driver
GeForce 472.48
Win11 Pro
21H2 Build 22000.346
PSU
Corsair
SF600 Platinum
Seasonic PRIME
TX-650 80+
Titanium
Kurosiko KRPW
TI500W/94+
Titanium
CinebenchR20multi
Max 146W
Max 145W
Max 145W
Idle
21W
20W
19W
WMP Music Play
28W
27W
26W
PowerDVD21Ultra
Upcon Play
37W
36W
35W
Date
11/16
11/16
11/15
Corsair SF600 Platinum運用時の消費電力は、高低負荷時とも Seasonic TX-650 Titaniumの 1W増し、Kurosiko KRPW-TI500W/94+の 2W増しとなった。この程度の増分なら許せよう。

更に予定のCase "be quiet! Pure Base 600 Window BGW20" を軽量Caseに替えれば、総重量は10Kg前後に抑えられそう。目下、Noctua NH-D15が収まる最小重量Caseを検討中である。
  be quiet! Pure Base 600 Window BGW20 : 8.45Kg
  JONSBO U4 : 4.8Kg
その差 3.65Kg は大きい。どうしよう・・・

小型軽量ATX-Case (2021.11.17)

その昔 Core2Duo E6600 の時代、14.7KgのCoolerMaster CM Stacker STC-T01-UWKを用いた総重量20Kg超のPCで、ぎっくり腰が再発した苦い経験から、PCの重量はなるべく抑えるように努めてきた。

今回、Alder Lake-PCを予定のCase"be quiet! Pure Base 600 Window BGW20"に収めると、総重量は15Kgを超える可能性があり、これは不味い。そこで、Noctua NH-D15が無理なく収まる最軽量Caseとして4.8Kgの JONSBO U4 を選んだ。

早々に JONSBO U4 が届いた。片手で梱包箱ごと持ち上げても余裕の軽さ。
これなら、総重量10Kg前後に収まりそう。
 Obon-PC状態の目方 → 5.430Kg
 JONSBO U4 → 4.8Kg
 合計 → 10.230Kg
 Obonの重さを差し引けば → 10Kg未満

JONSBO U4は、
 ・寸法は W205 x H428 x D340 mm = 29.8 liter
 ・5"Bayはなく、3.5"Storage x1 + 2.5"Storage x3
 ・前Fan 120mm x2 + 後Fan 120mm x1
 ・CPU Coolerは 170mm高まで
 ・Video Cardは 310mm長まで
 ・PSUは 250mm長まで
 ・裏配線には対応せず
何かと制限はあるが、Micro-ATX Case並みの大きさなので致し方ない。

JONSBO U4はAluminum筐体に左側板強化Grass Panel仕様。Front PanelはLogoだけで至ってSimple。高級感はないが嫌みのない好感の持てるDesign。小型Caseの場合、部品を据える順序によっては偉く手間取ることがある。果たして今回はどうか、暫く眺めてから組み込むことにしよう・・・

JONSBO U4 (2021.11.19)

2節前の部品構成に
 【HDD】Toshiba 2.5"4TB HDD
 【前Case Fan】be quiet! 120x25mm PWM Fan x2
 【後Case Fan】be quiet! 120x25mm PWM Fan x1
を加えてCaseに収めた。
 ・組立時、手が入らず苦労した場面はなかった。
 ・JONSBO U4は裏配線不可ながら、多くのCableは左側面の補助板に隠れて
  ごちゃごちゃすることはなかった。
 ・Video Card MSI GeForce GTX1660 Super Aero ITX OC のFanは
  既に、Noctua NF-A12x15 PWMに交換済み。
 ・2.5"4TB HDDは消音Boxに入れてから据えた。
 ・決して無音ではないが充分に静か。

その結果、消費電力は、
 【Idle時】 22W
 【WMP音楽再生】 29W
 【PowerDVD21Ultra Upcon再生】 38W
Idle時の各Fan回転数は、
 【CPU Cooling Fan】 約460rpm
 【Video Card Fan】 380rpm
 【前Fan】 380rpm
 【後Fan】 480rpm
そして、
 【PCの総重量】 10.45Kg (その内、左側面の強化Grass Panel : 1.66Kg)

これなら、当初の希望はぎりぎり満たされたと言えようか。
 (Grass PanelをAcryl Panelに変更すれば、更に 1Kg程度は減量できそう)
なるべく早く置き場所を決めて常用PCにしたい。
よって、JONSBO U4は "腰痛持様御用達ATX-Case" として、広くお奨めできそう。
 (写真は次回に)

腰痛持様御用達 (2021.11.21)

では、JONSBO U4に収めたAlder Lake 1号機の写真を。
矢張りNoctua NH-D15は大きい。NH-D15の上端と側板の透間は約11mm。

NH-D15を釣りたいのだが、適当な穴がなく思案中。
これが腰痛持様御用達ATX-Case。見て呉れは悪くない。

左側のGrass Panelを軽量化する方法を検討中。
AcrylかAluminumか、或いは竹ひご細工か。
総重量10Kgを実現する為に2g単位で最大50kgまで計量可能な重量計を求めた。

我が家では、これから造るPCは目方が決め手になりそう。
断捨離 (2021.12.30)

ASUS TUF Gaming Z690-Plus D4 + i5 12600K + GTX1660S = 軽量ATX-PCを
組み立ててから40日経った。その間、特に不都合なく動作していたが、昨日BIOSをUpdateした。
  旧BIOS 0601 → 新BIOS 0807

M/B ASUS TUF Gaming Z690-Plus D4 は、組立当初からDDR4-3600動作が不調でDDR4-3200に甘んじてきた。そこで先ず、BIOSの更新により改善されたかどうか確認した。結果は×。矢張りDDR4-3600動作は成功しなかった。できればMemoryを交換したいところではあるが代わりがなく、もう暫くこのままに。

けれども、BIOSの更新とWin11のUpdateにより、僅かな変化が見られた。
 ・Idleから軽負荷時にかけての消費電力が 1W増加した。
  【Idle時】 22W → 23W
  【WMP音楽再生】 29W → 30W
  【PowerDVD21Ultra Upcon再生】 38W → 39W
 ・Cinebenchの値が微増した。
  【CineR20 multi】 6778pts → 6900pts
  【CineR20 single】 738pts → 748pts
  【CineR15 multi】 2620cb → 2675cb
  【CineR15 single】 278cb → 282cb

このPCのVideo Cardは GTX1660 Super である。
他の手持ちの NVIDIA Card GTX 1650 / GTX 1050Ti / GTX 1050 / GT 1030に
較べて明らかに動画の画質が好ましい。120inch ScreenのHome Theatreを復活させ
たくなるが果たして実現できるかどうか。その為には、思い切って断捨離をしなくては
ならない。家中、何処も彼処もPC部品だらけなのだ。

ASRock B660M-HDV + i3 12100 (2022.01.06)

Alder Lake第二段の発売は1月5日と伝えられていた。ところが、直前になっても続報がなく、発表だけで発売は後日かと諦めかけていたら、5日午前、CPU・M/Bとも続々と発売された。なにもそこまで箝口令を敷かなくとも良さそうに思えるのだが。

さて、何を選ぶか。省電力PCを目差し最低Specの製品を選びたい。今回発売された最低価格のM/BはM.2の仕様がGen3なので除外し、Gen4対応のASRock B660M-HDVを選んだ。CPUは i3 12100を決め打ち。予定の部品構成は以下の通り。
 【M/B】 ASRock B660M-HDV
 【CPU】 Alder Lake i3 12100 (4C8T 3.3/4.4GHz TDP 60W)
 【CPU Cooler】 Noctua NH-L12S + Noctua LGA1700 Mount kit
 【MEM】 DDR4-3200 8GB x2
 【SSD】 Samsung 840 EVO 250GB
 【Sound】 USB-DAC + Noise Filter
 【PSU】 In Win IP-P300KF7-2 Platinum
 【OS】 Win11 21H2 Build 22000.376

1月6日昼過ぎ、M/BとCPUが届いた。
 【Cinebench R20 CPU Multi core】 3273 pts / 85W
 【Cinebench R20 CPU single core】 646 pts / Max 37W
 【Cinebench R15 CPU all core】 1233 cb / Max 83W
 【Cinebench R15 CPU single core】 241 cb / Max 34W
 【Prime95実行時消費電力】 102W
 【Super PI 104万桁】 8sec.
 【Idle時】 10W
 【WMP音楽再生時】 14W
 【PowerDVD19Ultra Upcon再生】 22W

 ・実は、IRSTがInstallできないのだ。何度試してもErrorが出て駄目。
  原因は不明。IRSTが効けば Idle 6-7Wになる筈。Updateに期待しよう。
 ・Cinebenchの結果は極めて良好。特にR15 single値 241cbは目を見張る。
  Rocket Lake i5 11600の239cbを上回り、Intel i3 では最高値。
 ・ASRock B660M-HDVのPL1/PL2 AUTO値は PL1:60W/PL2:89W。
  これは i3 12100のBase Clock/Turbo Clockに相当する。
  今回はそのままTestした。
 ・最大消費電力は Prime95実行時の 102W。
  Noctua NH-L12Sでも間に合うので、小型PCに纏めることができそう。
  B660/H610のMini-ITX M/Bに期待がかかる。

Intel VMD (2022.01.08)

前節で IRSTがInstallできなかった件、BIOS中の
  [Advanced] - [Storage Configuration] - [VWD Configuration] と進み、
  [Enable VMD controller] → Enabled
としたら、IRSTは無事にInstallされた。
けれども今のところ省電力効果は見られず、Idle時消費電力は10Wのまま変わらず。これは仕様なのかDriverが未成熟なのか不明。
次に、SATA SSDをWD_Black SN750 NVMe 1TBにClone Copyした。
これも Idle時消費電力は10W。

以上の通り、Intel 600 SeriesからStorageに関する扱いが変更され、VMD controllerの設定に依っては、Install時に問題が生じることもあるとのこと。 何だか面倒が増えたようで気が重い。参照した記事は以下の通り。

 Intel VMD 「次世代ストレージを安心して導入」
 ASCII 「NVMe SSDが認識しない」

さて、WD_Black SN750 NVMe 1TBは、我が家では初登場である。Gen4 1TB NVMeとしては手頃な価格ではあるが、Performanceはどうか。
【CrystakDiskMark7.0】
Gen4 Connectorに挿した時、Read/Writeとも公称値に近い結果が得られた。
NVMe温度 Max 36℃
(室温21℃)
Gen3 Connectorに差し替えた時、Read値は12%減。Write値は微減。
NVMe温度 Max 40℃

Gen3 ConnectorはGen4 Connectorに較べて
CPU Coolerから約70mm遠いため、NVMe温度は4℃上昇した
ASUS PRIME H610M-A D4 + i3 12100 (2022.01.10)

前節の「ASRock B660M-HDV + i3 12100」に対する不満は二つある。
 ① Idle 10Wは高い。
  ASUS TUF Gaming Z690-Plus D4 + i5-12600Kの最小構成時は8Wだった。
  この時 NICが2.5Gbであることを考えれば、1GbのNICを載せた
  ASRock B660M-HDV + i3 12100なら、Idle 6-7Wが適正と考えられる。
 ② PowerDVD19Ultraで動画再生時、画面の上下に鋸刃上のNoiseが混じる。
矢張り ASRock B660M-HDVのVMD/IRSTに対する最適化に疑問が残る。
そこで、Intel 600 Series最廉価M/B ASUS PRIME H610M-A D4 を求めた。
斯くしてまたまた散財である。部品構成は以下の通り。
 【M/B】 ASUS PRIME H610M-A D4 (BIOS 0601)
 【CPU】 Alder Lake i3 12100 (4C8T 3.3/4.4GHz TDP 60W)
 【CPU Cooler】 Noctua NH-L12S + Noctua LGA1700 Mount kit
 【MEM】 DDR4-3200 8GB x2
 【M.2】 WD Blue SN570 NVMe 500GB
 【Sound】 USB-DAC + Noise Filter
 【PSU】 In Win IP-P300KF7-2 Platinum
 【OS】 Win11 21H2 Build 22000.376

BIOSの設定は、
 ・PL1 : 125W / PL2 : 241W ← AUTO値
 ・VMD / IRST / C-State / ASPM等、全て有効。
 ・各部電圧は初期値のまま。

結果は、(室温 21.0℃)
 【CineR20 CPU multi】 3267 pts / 77W
 【CineR20 CPU single】 645 pts / Max 31W
 【CineR15 CPU multi】 1204 cb / Max 73W
 【CineR15 CPU single】 240 cb / Max 30W
 【Prime95実行時消費電力】 Max 88W
 【Prime95実行時CPU温度】 Max 60℃
 【Prime95実行時CPU Fan回転数】 Max 1048rpm
 【Super PI 104万桁】 8sec.
 【Idle時】 7W
 【WMP音楽再生時】 11W
 【PowerDVD19Ultra Upcon再生時】 19W

 ・Idle 7Wなら、まあまあか。
 ・他の消費電力も ASRock B660M-HDV より低目になった。
 ・Cinebenchの結果は、ASRock B660M-HDVと較べて測定誤差程度。
 ・Prime95実行時CPU Fan回転数 Max 1048rpm。低負荷時から高負荷時まで
  充分に静か。
 ・PowerDVD19Ultraで動画再生時、画面の上下に鋸刃上のNoiseが混じる件は、
  ASRock B660M-HDVと変わらず。これはGraphics Driverの更新待ちか。

ところで、我が家の Intel 600 Series 1号機 「ASUS TUF Gaming Z690-Plus D4 + i5-12600K」では、VMDに関する問題は起こらなかった。同M/Bの最新BIOS 0807の付記に 「Intel VMDの問題を修正」 とある。VMDを手動で変更した覚えはないので、最初からVMDは有効であったものと考えられる。

ここまで試した範囲では、Intel 600 SeriesはASRockよりASUSの方が扱い易い。
今後、各社のM/BがVMDやIRSTに対する最適化が進むよう期待したい。

ASUS PRIME H610M-A D4 + i3 12100 II (2022.01.11)

前節の通り 「ASUS PRIME H610M-A D4 + i3 12100」 は良好な動作が得られた。
Intel UHD 730 Graphics DriverとPowerDVD19Ultraとの相性問題を除き、外に不都合な点はないか確認した。 System DriveがSATAとNVMeとでは、これまで転送速度だけではなく消費電力にも差があった。
 ・Comet Lake辺りまでは SATA StorageをSystem Driveに用いた時の方が、
  消費電力は1-2W低い例が多かった。
 ・Rocket Lakeは、SATAとNVMeとの消費電力差が縮まり、
  M/BによってはNVMeの方が低消費電力となる例も見られた。
 ・「ASRock B660M-HDV + i3 12100」の時、VMDやIRSTの如何に関わらず、
  SATAとNVMeとの消費電力差は確認できなかった。

では「ASUS PRIME H610M-A D4 + i3 12100」の場合はどうか。
System DriveをSATA SSDに替えてみた。結果は以下の通り。
ASUS PRIME H610M-A D4 + i3 12100
M/B
ASUS PRIME H610M-A D4 (BIOS 0601)
CPU
Alder Lake i3 12100 (4C8T 3.3/4.4GHz TDP 60W PL1/PL2 AUTO)
CPU Cooler
Noctua NH-L12S + Noctua LGA1700 Mount kit
MEM
DDR4-3200 8GBx2
SSD
WD Blue SN570
NVMe 500GB
Samsung 840 EVO
SATA 250GB
Sound
Olasonic USB-DAC + Noise Filter
PSU
In Win IP-P300KF7-2 Platinum
Win11 Pro
21H2 Build 22000.376 (Power Plan Balance)
Graphics Driver
Intel UHD 730 Graphics 30.0.100.9833
Cinebench
R20
multi
3267pts / Max 77W
3256pts / Max 80W
single
645pts / Max 31W
638pts / Max 34W
Cinebench
R15
all
1204cb / Max 73W
1200cb / Max 77W
single
240cb / Max 30W
239cb / Max 34W
Prime95実行時
Max 88W
CPU温度:Max 60℃
CPU Fan:Max 1048rpm
Max 92W
CPU温度:Max 60℃
CPU Fan:Max 1086rpm
Super PI 104万桁
8sec.
Idle時
7W
15W
WMP音楽再生時
11W
16W
PowerDVD19Ultra
Upcon再生時
19W
23W
計測日、室温
1/9、21.0℃
1/10、21.0℃
・System DriveをSATA SSDに変更したら、消費電力は全体に上昇した。
 特にIdle時は8W増となり、これは受け入れ難い。他の場面でも 3-5W増した。
・矢張り、VMD / IRSTに起因するものと思われ、一層の最適化が望まれる。
・従って、Alder Lakeの場合、System Driveは当面 NVMe SSDを用いたい。
・但し、System以外のDriveにSATA Storageを用いた場合、
 今のところ特に問題はなく、極当たり前の消費電力となった。

Alder Lakeに於けるVMD/IRST動作が熟れるまで、もう暫く待たされそう・・・

ASUS PRIME H610M-A D4 + i3 12100 III (2022.01.11)

5ch 低消費電力 自作PC Part99に 「Z690M-ITX/axでもB660M DS3H DDR4でも、電圧をオフセットで下げると性能低下しました。-50mVでだいたいCinebenchスコアが半分以下になります」 との記事があったので追試した。結果は以下の通り。
ASUS PRIME H610M-A D4 + i3 12100 offset-Test
M/B
ASUS PRIME H610M-A D4 (BIOS 0601)
CPU
Alder Lake i3 12100 (4C8T 3.3/4.4GHz TDP 60W PL1/PL2 AUTO)
CPU Cooler
Noctua NH-L12S + Noctua LGA1700 Mount kit
MEM
DDR4-3200 8GBx2
SSD
WD Blue SN570 NVMe 500GB
Sound
Olasonic USB-DAC + Noise Filter
PSU
In Win IP-P300KF7-2 Platinum
Win11 Pro
21H2 Build 22000.376 (Power Plan Balance)
Graphics Driver
Intel UHD 730 Graphics 30.0.100.9833
CPU Core/Cache
Voltage offset
none
-50mV
-75mV
Cinebench
R20
multi
3267pts / Max 77W
3248pts / Max 71W
3271pts / Max 67W
single
645pts / Max 31W
644pts / Max 29W
643pts / Max 29W
Cinebench
R15
all
1204cb / Max 73W
1204cb / Max 68W
1203cb / Max 64W
single
240cb / Max 30W
237cb / Max 28W
240cb / Max 28W
Prime95実行時
Max 88W
Max 81W
Max 78W
Super PI 104万桁
8sec.
Idle時
7W
WMP音楽再生時
11W
PowerDVD19Ultra
Upcon再生時
19W
・CPU Core/Cache Voltage offset -75mVでは、Cinebench値の減少は見られず。
・CineR15 all/R20 multi/Prime95実行時の消費電力は9-10W減.
・CineR15 single/CineR20 single実行時は2W減。
・Idle/WMP音楽再生時/PowerDVD19Ultra Upcon再生時の消費電力は変化なし。
・今のところ、offset -75mVによる動作への影響は見られず安定性は良好。
・Intel 600 series M/Bは、ASUSが他社に較べて最適化が進んでいるのかも。

Prime95実行時消費電力Max 78Wとなれば、電源はpicoPSUでも安心運用可能。
次回に試そう。

ASUS PRIME H610M-A D4 + i3 12100 IV (2022.01.12)

前節の最後に「Prime95実行時消費電力Max78Wなら、電源はpicoPSUでも安心運用できる」 と述べた件を検証した。

これまでの経験から、手持ちの電源中最も効率の良い In Win IP-P300KF7-2 PlatinumをpicoPSU-160-XTに替えた時の変化は、
 ・Idle時消費電力は -1Wまたは同値。
 ・In Win IP-P300KF7-2で40W以下の場合は殆ど変わらず。
 ・In Win IP-P300KF7-2で40W超の場合は漸増傾向を示す。
 ・In Win IP-P300KF7-2で80W辺りになると、10W以上増加する。
 ・従って、 In Win IP-P300KF7-2で90Wなら、picoPSU-160-XTでは
  100W近辺になる。
と認識していた。

そこで、ASUS PRIME H610M-A D4に用いた電源 In Win IP-P300KF7-2をpicoPSU-160-XTに替えて計測した。
ASUS PRIME H610M-A D4 + i3 12100 offset-Test 2
M/B
Model
ASUS PRIME H610M-A D4 (BIOS 0601)
PL1/PL2
PL1:125W / PL2:241W
PL1:60W / PL2:89W
CPU offset
-75mV
CPU
Alder Lake i3 12100 (4C8T 3.3/4.4GHz TDP 60W)
CPU Cooler
Noctua NH-L12S + Noctua LGA1700 Mount kit
MEM
DDR4-3200 8GBx2
SSD
WD Blue SN570 NVMe 500GB
Sound
Olasonic USB-DAC + Noise Filter
PSU
In Win IP-P300KF7-2
picoPSU-160-XT
Win11 Pro
Build 22000.376
(Power Plan Balance)
Build 22000.434
(Power Plan Balance)
Graphics Driver
Intel UHD 730 Graphics 30.0.100.9833
Cinebench
R20
multi
3271pts / Max 67W
3264pts / Max 83W
single
643pts / Max 29W
646pts / Max 31W
Cinebench
R15
all
1203cb / Max 64W
1209cb / Max 80W
single
240cb / Max 28W
240cb / Max 30W
Prime95実行時
Max 78W
Max 98W
Super PI 104万桁
8sec.
Idle時
7W
6W
WMP音楽再生時
11W
13W
PowerDVD19Ultra
Upcon再生時
19W
21W
 ・Idle時消費電力は 1W減の 6W。
 ・WMP音楽再生時は 2W増。
 ・PowerDVD19Ultra Upcon再生時は 2W増。
 ・CineR15 singlel/CineR20 single時は 2W増。
 ・CineR15 all/CineR20 multi時は 16W増。
 ・Prime95実行時は 20W増。

う~ん、Prime95実行時 20W増は受け入れ難い。 picoPSU-160-XTが劣化している可能性があるので、別のpicoPSU-160-XTに替えてみたが結果は変わらず。そうなると、picoPSU-160-XTがAlder Lakeの電源管理にそぐわず、省電力機能が充分発揮されないのではと想像するが確証はない。

よって、最近のIntel CPUに対するpicoPSU-160-XTの動作は、
 ・Comet Lakeでは picoPSU-160-XT は特に不都合なく動作した。
 ・Rocket Lakeは Core i5 以上のCPU許りで picoPSUの出番はなかった。
 ・Alder LakeはVMD/IRSTの動作が熟れるまで picoPSUは待機か。

Pentium Gold G7400 (2022.01.16)

余り深く考えずに次から次へと最新のPartsを買い込んでいる。一年以上、旅行/外食/Concert等とは無縁な日々を送りながら、通販で安物買いに明け暮れている。

昨日届いた新Partsは2点。
 Alder Lake Pentium Gold G7400
 Scythe SCMK-1700B (LGA1700 Mounting Kit Rev.B)

廉価LGA1700 Mini-ITX M/Bを待っているが、なかなか発売されず、その下準備として Pentium Gold G7400 を求めた。Pentiumと言っても2C4Tで旧 i3並み。そして値段も10K円を超えて一人前。録画File Server用途なら充分なPerformanceが得られよう。部品構成は以下の通り。
 【M/B】 ASRock B660M-HDV
 【CPU】 Alder Lake Pentium Gold G7400 (2C4T 3.7GHz TDP 46W)
 【CPU Cooler Heatsink】 Scythe Big Syuriken III + SCMK-1700B
 【CPU Cooling Fan】 be quiet! 120x25mm PWM Fan
 【MEM】 DDR4-3200 8GB x2
 【M.2】 WD Blue NVMe 500GB
 【Sound】 USB-DAC + Noise Filter
 【PSU】 picoPSU-160-XT
 【OS】 Win11 21H2 Build 22000.466
結果は、
 【CineR20 CPU multi】 1455 pts / 53W
 【CineR20 CPU single】 548 pts / Max 31W
 【CineR15 CPU multi】 543 cb / Max 52W
 【CineR15 CPU single】 206 cb / Max 31W
 【Prime95実行時消費電力】 Max 67W
 【Prime95実行時CPU温度】 Max 51℃ (室温21.0℃)
 【Prime95実行時CPU Fan回転数】 Max 783rpm
 【Super PI 104万桁】 9sec.
 【Idle時】 10W
 【WMP音楽再生時】 15W
 【PowerDVD19Ultra Upcon再生時】 25W

 ・CineR20 single 548、CineR15 single 206 は i5 11400 並み。これは凄い。
  その割に Super PI 104万桁 9sec.は物足りない。
 ・音楽や動画再生時の消費電力が少々高く残念。
 ・Prime95実行時消費電力 Max 67Wなら、小型のCaseでも心配なし。
 ・CPU Cooler Heatsinkに用いた Scythe Big Syuriken III は明らかに過剰。
  もう少し小型化したい。
 ・予定通り、録画File Server用途に不足はない。

LGA1700 Regular Cooler (2022.01.17)

LGA1700 CPUに附属するCoolerは、LGA1200までとは異なる。
 ・取付寸法が違う。
 ・LGA1700型のCooling Fanは4個の螺子でHeastsinkに固定されている。
  つまり、LGA1200型まではFan部分は金鋸で切り取っていたが、
  LGA1700型は螺子を外すだけで分離できる。
 ・Push pinのM/N基板面からの実効的な高さは、
   LGA1700型 = 約34.5mm
   LGA1200型 = 約29.4mm
 ・従って、LGA1700型の場合、Push pinの上端がHeatsinkの上端を超え、
  Fanをそのまま載せると、HeatsinkとFanの間に数mmの透間が生ずる。
  或いは、FanがPush pinに当たらぬよう回転して据えることになる。
 ・LGA1200型の場合、Fan取付具の一部が6mm程残るため、
  HeatsinkとFanの間の透間は避けることができる。
 ・少々ややこしいが、LGA1700型Heatsinkに別のFanを載せる場合は、
  Push pinも外すことになる。

では、Pentium Gold G7400用のCPU Coolerをどうするか、
 ・前節で述べた通り、Scythe Big Syuriken III のHeatsinkでは過剰である。
 ・Noctua NH-L9i 辺りが候補となるが、そうそう毎度では面白味がない。
 ・矢張り、LGA1700型CoolerのHeatsinkだけを用い、
  Fanは別途取り付ける方が、我が家の方針に相応しい。
LGA1700型CPU Coolerから
FanとPush pinを外した。
各種のBisnut/Washer/
Spacerを組み合わせてHeatsinkを取り付けた。

細工は簡単だが小物部品の確保が面倒。
Pentium G7400用として充分な冷却能力が得られた。

LGA1700改造Coolerの高さは37mm。Noctua NH-L9iと同寸。

PL1/PL2 = 46W
CPU Voltage offset -75mV
BIOSのFan制御AUTOの時

Prime95実行時(室温22.0℃)
CPU温度 Max 53℃
Cooling Fan Max 1420rpm
Pentium Gold G7400 II (2022.01.18)

これまで、CPU Core/Cache Voltage offset について、余り関心がなかった。
Bench時は兎も角、通常高負荷になる使い方をしてこなかった為、専ら、Idleから軽負荷時の消費電力に注目してきたからである。少なくとも、Comet Lakeまでは、それでも不都合はなかった。ところが、Alder Lakeは i3 以下のCPUでもPerformanceが大幅に向上し、高負荷時の消費電力を抑えなくては、picoPSUでの安心運用が危うくなってきた。部屋が充分に広ければ、Caseが大振りになってもどうにかなるが、6畳のPC Roomに篦棒な台数のPCを所狭しと並べているので、PCは少しでも小型化したい。

と言うことで、Alder Lake Pentium G7400でも高負荷時の消費電力を抑える為に、CPU Core/Cache Voltage offset 機能を活用することにした。Test運転したところ、G7400は offset -75mVでも問題なく動作することを確認した。結果は以下の通り。
G7400 CPU Core/Cache Voltage offset-Test
M/B
Model
ASRock B660M-HDV (BIOS 3.02 PL1/PL2 = 46W)
CPU offset
none
-75mV
CPU
Alder Lake Pentium Gold G7400 (2C4T 3.7GHz TDP 46W))
CPU
Cooler
Heatsink
Scythe Big Syuriken III
+ SCMK-1700B
LGA1700 Regular Cooler
Fan
be quiet!
120x25mm PWM Fan
Noctua
NF-A9x14 HS-PWM black
MEM
DDR4-3200 8GBx2
SSD
WD Blue SN570 NVMe 500GB
Sound
Olasonic USB-DAC + Noise Filter
PSU
picoPSU-160-XT
Win11 Pro
Build 22000.434 (Power Plan Balance)
Cinebench
R20
multi
1455pts / Max 53W
1455pts / Max 48W
single
548pts / Max 31W
552pts / Max 29W
Cinebench
R15
all
543cb / Max 52W
539cb / Max 47W
single
206cb / Max 31W
204cb / Max 29W
Prime95実行時
Max 67W
Max 60W
CPU温度:Max 51℃
CPU Fan:Max 783rpm
CPU温度:Max 53℃
CPU Fan:Max 1420rpm
Super PI 104万桁
9sec.
Idle時
10W
WMP音楽再生時
15W
PowerDVD19Ultra
Upcon再生時
25W
CPU Core/Cache Voltage offset -75mV により、
 ・CineR15 all/CineR20 multi時は 5W減。
 ・CineR15 single/CineR20 single時は 2W減。
 ・Prime95実行時は 7W減。
 ・Idle時/WMP音楽再生時/PowerDVD19Ultra Upcon再生時は変化なし。

Prime95実行時消費電力 Max 60Wなら、容量 5 liter以下のCaseでも、低Noise運転が可能である。前節で試したLGA1700 Regular Coolerを改造した高さ37mmのCPU Coolerならその希望に添うであろう。但し、実機に仕上げるのは、廉価Mini-ITX M/Bを入手してから。

Intel UHD Graphics 700 Series (2022.01.19)

Alder Lake内蔵のGPUは Intel UHD Graphics 700 Seriesである。
手持ちのCPUでは以下の通り。
 i5 12600K → Intel UHD Graphics 770
 i5 12500 → Intel UHD Graphics 770
 i3 12100 → Intel UHD Graphics 730
 Pentium G7400 → Intel UHD Graphics 710

さて、我が家では動画は主にPowerDVD19Ultraで再生する。他の旧版より使い勝手が良く画質も良好だからである。ところが Intel UHD Graphics 700 Seriesで再生すると、画面の上下に鋸刃状のNoiseが混じり鑑賞に堪えない。Graphics DriverのUpdateにより改善されるものと期待しているが、1月19日現在では不調のまま。或いは 700 Seriesの違いよっては直るかとも思ったが、これもまた同じ結果。

そうなると、PowerDVDの他の版を試さざるを得ない。
 【PowerDVD15Ultra】 鋸刃状のNoiseは現れず
 【PowerDVD16.17.18.20】 License-keyが枯渇しInstall不可
 【PowerDVD21Ultra】 鋸刃状のNoiseは現れず極めて良好
21Ultraの画質は良好で、じっくり見較べれば19Ultraより緻密な画像が得られる。
消費電力は僅かに増すが許せる範囲内。そこで、PowerDVD21Ultraに乗り換えることにした。例年通りなら、4月にPowerDVD22Ultraが発表されるので、Alder Lakeは21Ultraと22Ultraを使い分けることになろう。

窮地 (2022.01.20)

PowerDVD19Ulrtaで動画を再生すると、画面の上下に鋸刃状のNoiseが混じる件、PowerDVD19Ultraから同21Ultraに替えたら問題は解決した、と思ったにも束の間、今度は別の不具合が生じ、前節の結果は糠歓びとなった。

我が家のTest動画は何種類かあるが、その中の Ballet「春の祭典」をかけたら、Ballerinaの動きがぎこちなく、動きの激しい、つまり加速度運動する場面はカクカクになり鑑賞に堪えないのだ。 そこで、PowerDVD19/20/21 3種のVersionで確認した。

Intel UHD Graphics 700 Series + PowerDVD
PoweDVD
画面の上下に
鋸刃状のNoiseが混じる件
加速度のある動きに
追随しない件
19Ultra
Noiseが混じる
動きは滑らか
20Ultra
問題なし
ややぎこちない動き
21Ultra
問題なし
ぎこちない動き

これでは、PowerDVD19/20/21とも動画の鑑賞には向かない。どうすれば良いか。
 ① Intel UHD Graphics 700 Series Driverの更新に期待する。
 ② PowerDVD21Ulrtaの次版PowerDVD22Ulrtaに期待する。
けれども、どちらも直ぐには間に合わない。そこで NVIDIAのCard GTX1050を挿した。結果は○。PowerDVD19/21とも良好な再生画像が得られた。

これは痛手が大きい。Intel UHD Graphics 700 Series + PowerDVD が動画の鑑賞に不向きとなれば、別途Video Cardを挿すことになり、PCの小型化は難しくなる。
況してやpicoPSUでの運用は諦めざるを得ない。下位のAlder Lakeは当面部品棚の肥やしになりそう。Rocket Lakeには i3 / Pentium がないことから、小型軽量省電力PCは、Comet Lakeの独壇場になるのだろうか・・・

 PCG3